-フロント編-
フロントスピーカシステムはあなたの音のベースを決める!


スピーカの取付位置による特徴

車輌によってフロントスピーカの取付位置はまちまちである。その取付位置によって音の特徴もまた左右されるのはだいたい想像がつくであろう。なにしろ物理的にスピーカを取り付く口径の限界というものがあるだろうし、無理に取り付けても決してそれが音質改善には結びつかない場合も生じるからである。

さて、まずはその特徴なんぞを列記してみよう。

取付位置 スピーカの口径(例) その特徴は
インスト上部 4〜5inch
特徴
場所的な制約により、小型スピーカが搭載されることが多い。
良い点
スピーカが上向きに搭載されている事から、中〜高い周波数域の再生はOK。それでも高域不足ならば、それはスピーカ自身を改善する必要があるかもしれない。
問題点
低い周波数域の再生はのぞめない。デッキ側で無理にBASSをブーストしても、効果は低い。
工夫としては
この位置で低音を求めるよりは、別のスピーカにて低音を出す工夫をした方が良いであろう。本位置のスピーカでは中〜高域にポイントをおいた音作りをした方が早道かな。
インスト下部 4〜5inch
特徴
インスト上部と同様、小型スピーカが搭載されることが多い。
良い点
特記するような内容はないかもしれない。
問題点
この位置は、スピーカが下向きである為に高い周波数域の再生には工夫が必要。低音についても、スピーカの口径や取付方法の制限により、期待はできない。
工夫としては
高域の再生についての工夫は、スピーカの形状をコアキシャル型にしてみるとか、高域再生をポイントにしているスピーカを選定する等も良いかも。
低音の改善については、インスト上部で記載した工夫ポイントと同様。
ドア 5inch,4×6inch,
5×7inch,6.5inch
6×9inch
と、まぁ様々。
特徴
フロントドアに搭載可能なスピーカの口径は幅広く、小型から大型まで搭載可能。その取付方法によっては音質も大きく左右されるから、ほんと面白い。
良い点
大口径のスピーカと、それなりの取付方をすれば手軽に低音再生が可能。(すべては取付方法にもよるといっても良いかも??)
問題点
フロントドアという位置の特徴として、乗車している人の足近くにスピーカが搭載されていることにより、音像定位が下方に沈んだ感じになってしまうことが多い。それがひどい場合は、ほんと足下で音が鳴っているという状態になる。
工夫としては
詳細についてはまた別途掲載する。音像を上方にもちあげる簡単な方法としては、ツィータをピラー部やインスト上部あたりに設置することで改善される場合もある。
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スピーカは取付条件で音が変わる!(Front編)

スピーカはその取付の方法だけでも十分に音が変わる。お金をいーっぱいかけてどんなにすごいスピーカを搭載したとしても、取付方法がずさんではそのパフォーマンスは引き出せない。そこで、自分の車輌をちょっと覗いてみてほしい。フロントスピーカはちゃんと車輌に取り付けられているだろうか。

スピーカ、しっかと車輌にとめられてるか
スピーカ取り付け部まわりは、十分に強度がとれていること。ごくたまにネジとめされているはずのスピーカが、一カ所程度とまっていないとか、ほんとにあるのだ。これでは折角スピーカが頑張って鳴ろうとしてもビビリ音が生じたり、パンチのきいた音が得られない。
あらら、スピーカ取り付け周囲は隙間や穴があるの?
車輌のドア内張りをはずしてみたことがあるだろうか。鉄板剥き出しのその姿を一度見てみると判ると思うが、スピーカ取り付け部の周囲に作業穴がある場合、適切なバッフル効果が得られない。つまりスピーカ背面の音が前面に回り込み、スピーカからの音圧が下がってしまうのだ。おまけに低音再生にだって影響がある。これでは本来のスピーカ性能が得られない。ということで、スピーカ取り付け付近の作業穴は塞いだ方が良い。同様にスピーカ取り付け付近に隙間がある場合も塞ぐことで改善される。

しかし、作業穴から出る背圧の音を防ぐといってもすべての作業穴を塞ぐというのには限界がある。鉛シートやブチルゴムなどでふさいでいくとそれだけドアの重量はどんどん増えていってしまう。あまりに重くてドアしまりのフィーリングが変わってしまったという話だって現実にはあるのだ。

ということで、手軽にスピーカの背圧を前面側に出す量を減らす対策として、スピーカの背圧側に吸音材を貼っておくと良い。といってもスピーカ背面を覆う形で貼ってはいけない。車輌側のちょうどスピーカの奥行き面に貼るようにするのだ。(本当ならば、スピーカの背面というのは十分な奥行きが必要なのだがなぁ)
フロントドアスピーカブラケットのレインカバーを見てみよう
ドアスピーカの水滴防止の意味も含めて、スピーカを車輌に取り付ける樹脂製のブラケットには、スピーカのマグネットを覆う形状で設計されていることが多い。これが実は、音質を劣化させるひとつのポイントであったりもする。スピーカの背面をほとんど覆ってしまう形状、そう、それはスピーカが要する背面容量を奪ってしまうことがあるのだ。それにより、低音域不足を生じる場合がある。この内容は、その手の業界では昔からよく言われてきている内容でもある為、音質を検討されているショップやメーカではスピーカの背面容積に対して考慮した設計をしているようであるが、そうでない場合はブラケットのレインカバー部分を切りとるような作業を施すことで、音質が変化する。しかし、この手の作業をすることで、スピーカの寿命を短くしたり、スピーカのコネクタ部分を破損させることがあるので、その点を了承したうえで作業してほしい。なにしろ、スピーカだってかびることがあるのだから。

スピーカグリルの開口率で変わる高音域
スピーカの前面にはグリルが存在する(まさか、スピーカ剥き出しのままってひとはそんなにいるまい)。そのグリルを一度取り外して観察してみよう。グリルの内側に不織布といわれる布が被さっている車輌もあれば、そうでないものもある。グリルの材質も金属製のものもあれば、樹脂製のものもある。まぁこれだけいろんな種類があるグリルなのであるか、このグリル開口率によって高音域の再生力が大きく変わってくる。
とあるデータによれば、開口率は60%以上が望ましい
ということなのだが、高音域がいまひとつ物足りないなぁと思われるひとは、グリルを一度取ったうえで再生してみると良いかもしれない。ちょっと聴いて確実に違うようであれば、このグリルに手を施すことで改善される。

しかし、グリルを覆っていた不織布をはずす程度であれば、容易なことなのであるが、グリル自身を加工するとなると、工作に自信があるひとでないとちょっと難しいかもしれない。
 
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ということで、まだまだ続くフロント編、今日はここまで。さすがに一気に全部はまとまらないなぁ。


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最終更新日: 2000/06/28