道の駅をたずねて何千キロ
関東 道の駅スタンプラリー2004参戦記 2004/07/04 千葉編
 
さぁ、今年もいよいよ始まった関東の道の駅スタンプラリー2004。我々が初めて参戦してから今年で5回目となる2004年、一体今シーズンはどんな出来事が待ち受けているのか、楽しみでもあり不安でもある。関東のスタンプラリーに既に参戦している人も、そうでない人も、これから繰り広げられるであろう珍道中を呆れることなく笑って読んでやって欲しい。

さて、参戦にあたって、ひとつ残念なことといえば、関東の道の駅(既に供用している駅 全102駅)のなかで、4駅がラリー参加を見合わせるということだろうか。2003年度は長野の「みまき」が未参加だったが、これに加え、「マルメロの駅ながと」「池田」、そして群馬の「くろほね・やまびこ」が未参加なのだ。参加を見合わせる理由は駅によって様々であろうが、利用者のマナー低下も含まれているようだ。

利用者側としても、スタンプを押してそのまま立ち去るのではなく、道の駅をもっと楽しく利用してみてはいかがだろうか。夕食の食材物色から楽しいランチ、はたまた、子供の夏休みの宿題のネタまで、道の駅はあれこれ楽しさが詰まっているのだ。

というわけで、さっそく本題に入ることにしよう。我々が今シーズンのラリースタートの地として選んだのは、房総半島である。いつもは夏の海渋滞を恐れて冬に廻るのが「我々的スタンプラリーの廻り方」なのであったが、なにをどこで間違えたのか、「よし、今シーズンは房総の夏を経験するのだ」・・・おいおい、大丈夫か。早くも不安を抱えてのスタートの予感だ。また、今シーズンからは"こあ"氏も撮影隊(ってたった二人の隊だが)に加わってくれるので、ようやく"ほし"の負担も少しは軽くなりそうである。
 
本日のルート
自宅(東京)発06:43→
中央自動車道/首都高速/東京湾アクアライン/館山自動車道 木更津南IC/国道127号→
道の駅きょなん(千葉)08:25着
国道127号/(主)89号→
道の駅富楽里とみやま(千葉)09:12着
(主)89号/国道127号→
道の駅とみうら(千葉)10:12着
国道127号/(県)185号→
道の駅おおつの里(千葉)10:53着
(県)185号/国道127号/県道296号/(主)88号→
道の駅三芳村(千葉)11:22着
(主)88号/(県)296号/村道/市道/(県)187号/国道410号/町道→
道の駅ちくら・潮風王国(千葉)12:23着
町道/国道410号/(県)297号→
道の駅ローズマリー公園・丸山町(千葉)14:03着
(県)297号/国道128号→
道の駅鴨川オーシャンパーク(千葉)15:25着
国道128号/(主)24号/鴨川道路/(主)24号→
道の駅ふれあいパーク・きみつ(千葉)16:31着
(主)24号/市道/国道465号/町道/国道297号→
道の駅たけゆらの里おおたき(千葉)17:35着
自宅着 20:35
2004/07/04のルート

道の駅「きょなん」
到着時刻:08:25 スタンプ設置場所:きょなん観光案内所内

道の駅「きょなん」 外観房総の道の駅巡りといえば、スタートの地はやはり道の駅「きょなん」。朝6時半過ぎに都内を出発した我々は、首都高速からアクアラインを介し、館山自動車道 君津ICまでそれはそれは快調に走る走る。「日曜朝の首都高速は流れが良い」というのは我々が過去何年間かにわたった統計的なものではあるが、それにしてもすんなり過ぎる。

更に君津から一般道を南下する道中も、「房総の夏はまだ本番ではない」ことを実感させる交通量だ。ややかすんだ青空の下、国道127号を気持ちよく南下していけばあれよあれよという間に道の駅「きょなん」に到着である。

ところが、「幸先良いぞ、この旅は・・・」と思ったのもつかの間、我々の目の前には暗雲立ちこめる一枚の貼り紙が。それは海産物販売所の前に貼られた「本日、臨時休業です」の文字であった。道の駅「きょなん」といえば、海産物売店や食事処、菱川師宣記念館が建ち並ぶ駅であるが、売店がお休みとあっては、スタンプを押すだけで立ち去らねばならないのか、と複雑な思いで敷地内を歩く。
マルダイ水産は臨時休業
▲ショック・・・
情報館
▲黄色いお屋根の情報館
情報館内
▲開いてて嬉しい情報館内
きょなんのスタンプ設置場所すると、大きな朗報が目の前に飛び込んできた。黄色の屋根がまぶしい「情報館」(現 観光案内所)、この扉が開いているではないか。しかも、なにやら中に入っても良い様子である。そう、この黄色の屋根の建物は、情報館という名でありながら平日のみ開館しており、土日祝日は閉館という、旅人を極めて無視したといってよい施設だったのである。職員さんに聞いてみれば、5月の連休からこの情報館が鋸南町管理になったことで、土日開館になったらしい(もともとは国土交通省管理の施設だったのだ)。ありがとう、鋸南町。"ほし"は、思わず職員さんに「ここが土日に開いてくれて、本当に本当に嬉しいです!」と強く力説してしまったのは言うまでもない。

というわけで、スタンプもこの観光案内所内に設置されている。職員さんたちも皆、「おはようございます」と声をかけてくれるなど、道の駅「きょなん」に対する印象がグッとアップだ。

道の駅「富楽里とみやま」
到着時刻:09:12 スタンプ設置場所:館内2Fインフォメーション

道の駅「きょなん」 外観さて、次に向かうは富山町の道の駅「富楽里とみやま」、距離にして約5kmといった実に近距離に位置する道の駅だ。房総の道の駅のなかでもかなり「好み」の部類であるこの駅は、とにかく売店も食事処も海の幸満載であり、それだけに朝早くに訪問するのは勿体ない。というのも、折角魚を購入したとしても、この暑い時期に車中に乗せておくのはかなり不安なのである。

「どうしてこの駅を夕刻廻るようにコース設定してくれなかったのか」と、"こあ"氏から文句を言われるのは必須であるが、夕刻に訪れれば訪れたでお好みの鮮魚類は完売しているのではなかろうか。そう思うと、訪れる時間帯は悩ましい。

鮮魚コーナーで恨めしそうに刺身の盛り合わせを眺める"こあ"氏を突きながら、菓子コーナーへ向かえばそこには「生クリーム大福」が待っている。富山町定番土産「高山製菓の生クリーム大福」は我々の間でも定評がある。今回は、奮発して8個パッケージを手にすると、魚うんぬんですねていたことなど忘れるようにいそいそとレジへ。

そういえば、以前は売店レジで販売していた「道の駅きっぷ」も、何時の間にやら2階のインフォメーションに移動している。やはり、日付印を入れたりで手間がかかるため、混雑しがちな売店レジには向いていないのか。そうしてインフォメーションのカウンターでスタンプを押すと、なにやら腹の虫がグゥ。
生クリーム大福8個入り
▲生クリーム大福!美味しい
富楽里とみやまのスタンプ場所
▲スタンプ
惣菜屋の人気商品たち
▲2Fの惣菜屋の人気品たち
「そうだ!2階の惣菜屋さんもかなり美味しいってメールで教えてくれた人がいるよ」(メールをくださった人、感謝!)と"ほし"が思い出したように、軽食コーナーが並ぶ2階の奥へと歩き始める。「えー? 丼食べたいよー」とごねる"こあ"氏だが、惣菜屋で店員さんに「どうぞ」といわしのハンバーグの試食品を貰うと、パーッと顔が明るくなる。「美味しい美味しい!」

"ほし"はその隣に並ぶ「伏姫さんが」が気になる様子、すると店員さんは「こちらもどうぞ」と促す。いや、決して催促した訳ではないのだ。と、まぁ食べてみるとこれも美味い。これはまるごと食べなければ気が済まない、と「いわしハンバーグと伏姫さんが、1個ずつくださいな」と我々の遅い朝食が決定した。

「いわしハンバーグ」も、そして「伏姫さんが」も、魚のすり身を焼いたものだが、まさしく漁港の味わいといった感じであり、思わず「食」が進んでしまいそうだ。特に「さんが」は大葉をのせて焼いてあり、これがまた風味を一段と良くしているのだ。魚は生が一番!と思っていた"ほし"の心をひっくり返したのがこの「伏姫さんが」である。ちなみに、この「さんが」、もし焼かなければ「なめろう」というのは知っている人も多いだろう。

こうして、満足な時間は過ぎていった。

道の駅「とみうら」
到着時刻:10:12 スタンプ設置場所:館内インフォメーション

道の駅「とみうら」 外観次に向かうは富浦町の道の駅「とみうら」。駅に向かうにあたって、少々不安な点があった。というのも、道の駅「とみうら」は休日ともなれば駐車場の混雑はある程度覚悟しなければならないのだ。この暑さのなかで、その覚悟は相当辛いものがある。

ところが、そんな心配は無用であった。「えっ?混んでないぞ」、狐につままれたような顔の我々の前には、静かな駅の風景が現れる。そんな道の駅「とみうら」通称 枇杷倶楽部は、とにかく枇杷尽くしな売店が楽しい。訪れる度に枇杷商品の新作が並んでおり、訪れるのが毎度楽しくなるのだ。というわけで、今回発見したのが「枇杷(ホイップ)クリーム」である。つまり、枇杷ブッセの間にはさんであるあのクリームが単体で販売されているのだ。パンに塗っても美味しいだろうし、スポンジケーキの間にはさんで枇杷ケーキなるものを作ってみるのも良さそう。
オリジナル枇杷クリーム
▲新発売!枇杷クリーム
とみうらのスタンプ場所
▲スタンプ
裏庭風景
▲夏の裏庭風景
入口のインフォメーションでスタンプを押すと、建物の裏手に廻ってみた。春や冬の風景は何度か楽しませてもらった道の駅「とみうら」だが、初めてみる夏の風景はまた違った魅力があり、季節の花々、そして川の流れ、緑の芝生に「夏らしさ」を実感させられる。

そういえば、富津竹岡ICから鋸南富山ICまで開通している富津館山道路も、2004年5月29日に富浦ICがオープン、つまり全線開通となり、富浦町へ容易に行けるようになったのも特筆すべき事項だろう。

道の駅「おおつの里」
到着時刻:10:53 スタンプ設置場所:売店入口付近

道の駅「おおつの里」 外観続いて訪れたのが、同じく富浦町の道の駅「おおつの里」(花倶楽部)だ。もともと、枇杷倶楽部の姉妹施設であった花いっぱいの温室である「花倶楽部」は、道の駅「とみうら」から4km弱離れた位置にあり、特に花摘みシーズンになると「枇杷倶楽部」→「花倶楽部」といった具合に一緒に廻る人も少なくないのではないだろうか。

「おおつの里」へ向かう県道185号は交通量も少なく、道の駅「おおつの里」の看板がないと迷子になりかねない箇所もあるのが難点だが、看板をしっかりとチェックしながら訪れれば無事にたどりつけるのでご安心を。そうしていざ駐車場に目を向けると、観光バスが停まっている。どうやら花摘み体験中らしく、温室内は花を手にした人で賑わっている。

ところが、一般車両はほとんどおらず、これまた拍子抜けである。夏の房総はもしかして穴場なのか、それとも夏本番でない点が我々に幸運をもたらしたのか、いまだに不思議な感覚にとらわれながらも、売店入口に設置されてスタンプを押印すると、花倶楽部内をぐるり一周だ。
おおつの里のスタンプ設置場所
▲スタンプ
温室内
▲夏の温室
芝生広場の黄色い花
▲芝広場の癒し・・・
それにしても、夏の温室は暑い。その暑さに耐えられぬか、"こあ"氏はそそくさと外の芝生で涼んでいる。アジサイも水分を失いグッタリしており、それがまるで我々の今の姿のようにも見えたりも。また、夏の花なのか、名は分からぬが黄色の花が疲れた我々に癒しを与えているようでもある。そこでふと思ったことといえば、「この暑い時期に花摘みをした場合、車に花を置きっぱなしにする訳にもいかないだろうし、結局観光もせず帰らざるを得ないのだろうか」という疑問である。花摘み体験歴が極めて少ない"ほし"ゆえに、浮かんできた疑問だが、皆さんはどうされているのだろうか。

結局、我々が行き着いた結論、それはここ「花倶楽部」を訪れるならば、春をオススメしたい、ということである。

道の駅「三芳村」
到着時刻:11:22 スタンプ設置場所:鄙の里 情報コーナー

道の駅「三芳村」 外観さて、そろそろ1日の前半戦が終わりにさしかかろうとしている。午前中、最後に訪れるのは道の駅「三芳村」だ。「おおつの里」から国道127号に復帰し、南国風景をほんの少しだけ楽しみながら南下すれば、再び民家や畑などが広がる県道へと進んでいく。

そうして、行き交う車も少ないままに到着した道の駅「三芳村」。直売所やレストラン、みるく工房などから構成されるこの駅は、特に直売所の野菜とみよし乳業の乳製品が人気である。折角、野菜が安価で手に入る場所に来たら買わずにはいられない、というわけで買い物籠をひっさげて、直売所内を物色だ。
とろぶたのポスター
▲とろぶたポスター
安房麦酒のポスター
▲地ビールのポスター
三芳村のスタンプ場所
▲スタンプ
三芳村で飼育された「まほろばポーク とろぶた」あたりもかなり気になるが、さすがに夏の炎天下をこれから走る身としては、購入を断念せざるを得ない。生肉・生魚を購入したいならば、やはり寒い時期の訪問に限るか、としょんぼりしながら、野菜だけを買うと隣の「鄙の里」へ。こちらは売店やレストラン、情報コーナー等が1フロアに配置されているのだ。

豚は買えなかったがビールは買うぞ、といきなり売店に突進した"ほし"は、陳列ケースから安房麦酒 季節限定「ブルーベリーエール」と蛍米を使用した「蛍まいエール」を手にとる。安房麦酒といえば、その昔は紫芋エールやレモンエール等のユニークなビールもあったらしいのだが、いつの間にかラインナップから消えてしまい、飲めなかったことをいまだに後悔している。次は新作が出たらすぐに買おう。って、"こあ"氏に言わせれば、それはただの「ビールを買う」口実に過ぎないのだとか。そのとおりである。

というわけで、情報コーナーに設置されたスタンプを押印し、これにて午前中の駅巡りは終了だ。特に焦って廻っている訳でもなく、それでいて午前中に5駅も廻れるとは、なかなか快調ではないか、と満足気味な我々であったが・・・

道の駅「ちくら・潮風王国」
到着時刻:12:23 スタンプ設置場所:観光案内所

道の駅「ちくら・潮風王国」の外観さぁ、再び海岸線沿いに戻り、南房の暑き、いや、熱き夏の道の駅を楽しもうではないか。そんな我々が次に向かうはお花畑で有名な千倉町の道の駅「ちくら・潮風王国」である。ところが、内陸から海岸線沿いに出るべく、せっせと南下した我々が千倉の町に入って目にしたものは、山車と人の群れであった。そう、本日7月4日は千倉町の夏祭りだったのである。

そんなこととは全く知らずに、山車が練り歩くコースに入ってしまった我々は、「よしよし、こういうハプニングを待っていたのだ」とニンマリ。しかし、我々が走る先には特に交通規制がある訳でもなし、御輿が移動する横を片側通行しただけで街並みを脱出し、あっさりと海岸線沿いに出てきてしまった。

しかも、道の駅「ちくら・潮風王国」も特にうんざりする程の混雑模様ではなく、逆に「今日って本当に日曜日だっけ、しかも昼時だよね」と首を傾げたくらいである。何にしてもゆったりと駅巡りが出来るのにこしたことはない、と青い芝生をまぶしそうに眺める。

さて、海の幸満載の売店巡りは後回しにするとして、とりあえずランチタイムといこう。いつもは海鮮レストランで食べる我々だが、今日は漁協直営の「磯笛」なる定食堂に入ってみることにした。敷地内を見る限りはそれほど混雑していないと感じたこの駅ではあるが、いざ食堂の扉を開ければ、やはり昼時とあってかなかなかの盛況ぶりである。
磯笛の入口
▲磯笛入口
天ぷら定食
▲天ぷら定食
さしみ定食
▲地魚刺身定食
そんな我々が今回選んだ料理は、"こあ"氏が「天ぷら定食」、そして"ほし"が「地魚刺身定食」、更に本日のオススメの一品である「岩がき」、以上3品だ。漁協直営というと、白飯はどんぶり茶碗で盛られているのかと思いきや、割と上品な器であり、"こあ"氏は少々量的には不足気味だったようだが、味は満足だと頷いている。それ以上に特記すべき事項といえば、なんといっても「岩がき」だろう。ホワイトボードに書かれた「岩がき(大)700円」、しかし、それがどんな大きさなのか、岩がきを食べた経験がない我々は想像するよしもなかったのだ。
そして、我々の目の前に現れたその岩がきの姿に、思わず「えっ」と声をあげたのは"ほし"だけではなかった。冬に見慣れたあの牡蠣と比べるとそれはあまりに巨大だったのである。「これ、大サイズというよりは、特大サイズだよね」と"こあ"氏が耳打ちするが、実は、夏に食べられる「岩がき」は冬に食べる牡蠣よりも全体的に大きいと言われているのだ。殻も大きければ当然、中身も大きいというわけで、とても一口で食べられるサイズではない。 岩がき
▲岩がきをタバコと比較してみる
ちくら・潮風王国のスタンプ設置場所
▲スタンプ
牡蠣といえば、一口でちゅるっと食べるのが醍醐味だと思っていた"ほし"は、「うぅ」とうなるしかない。味のほうは、磯の香りが実に強く、しかもずっしりとした濃厚な味わいである。

あぁ、ついつい牡蠣話で長々と語ってしまったが、その後、食堂の向かいの観光案内所でスタンプを押した我々は、売店巡りをしながら結局購入したのは、定番土産「さざえ釜飯の素」であった。我々の間ではヒット商品のひとつだったりするのだ。

道の駅「ローズマリー公園・丸山町」
到着時刻:14:03 スタンプ設置場所:交流・体験センター入口及びシェイクスピアカントリーパーク等計4箇所

道の駅「ローズマリー公園・丸山町」の外観1日のうちで最も暑い時間帯にさしかかろうとしている。いや、強い日差しではあるものの、風は予想以上に爽やかであり、湿気もそれほど多く感じないのがせめてもの救いである。しかし、散策を終えていざ車に乗り込もうとする、その瞬間が地獄なのだ。しかも、各駅間の距離が短ければ短いほど、ようやく車内が涼しくなったかと思った途端に次の駅に到着、という羽目に陥るのだ。本日はその繰り返しである。

千倉町から和田町、そして丸山町へと走るなか、春はあれほど数々の花で華やかな風景だったというのに、夏は花の直売所も閉まっており、逆にもの悲しさすら感じる。房総の旬は「夏」よりも「春」なのだろうか、そんなことを考えていたら、ヨーロッパ調の建物が見えてきた。道の駅「ローズマリー公園・丸山町」に到着である。
ローズマリー公園・丸山町のスタンプ場所
▲スタンプ
テラス席でティータイムはいかが
▲テラス席でティータイムはいかが
ローズマリーガーデン
▲夏のローズマリーガーデン
数年前まではシェイクスピアカントリーパーク(有料施設)とローズマリーガーデンがいわゆる道の駅であり、道の駅らしくない道の駅として名を知られていたこの場所も、交流センターや売店・食事処が出来たことで、道の駅らしさがプラスされたのではないだろうか。

それでも、美しい風景を満喫できるローズマリーガーデンには、ついつい足を運んでしまうのだ。有料施設のシェイクスピアカントリーパーク内の公園を無料で散歩が出来る点も、2003年度から現在までずっと続いている。更に、敷地内の4箇所(交流センター、カントリーパークのエントランス、パーマーズファーム、ローズマリーガーデンのホール)に設置されたスタンプもこれまた2003年度から変わっていない。

道の駅「鴨川オーシャンパーク」
到着時刻:15:25 スタンプ設置場所:1階観光案内窓口

道の駅「鴨川オーシャンパーク」の外観さて、本日残り2駅か、はたまた、3駅かはこれから次第という訳だが、国道128号 海岸線沿いに出てみても特に混雑はみられないまま、鴨川市にさしかかる。やがて古代遺跡のような建物が見えてきたら、それは道の駅「鴨川オーシャンパーク」だ。

冬に見ると寒々しい噴水状の建物も、夏は涼しげな様子で、思わず水に手を伸ばしてしまいたくなるが、そんな衝動を抑えて館内へ。2階のレストラン前でお品書きを眺めながら、「海鮮丼もいいな。鉄火丼もいいな。いや、鴨川に来たならばやっぱり鯨のステーキ?」と、ブツブツとつぶやいている"ほし"のことなどお構いなしの"こあ"氏は「ほらほら、1階の売店へ行くよ」と"ほし"を階段へ引っ張っていく。我々の場合、「鴨川オーシャンパーク」は午後から夕刻にかけて訪れてばかりゆえ、食事の機会に恵まれないまま、数年が経過しているのだ。
1階の観光案内窓口でスタンプを押すと、その横に飾られた笹の葉に視線を向ける。そうか、もうすぐ七夕なのか、と短冊を眺めるその横で若いお兄ちゃんたちがせっせと願い事を書き連ねている。高校生くらいになると、七夕など目もくれぬものかと思っていたのだが、願い事には年は関係ないらしい。 鴨川オーシャンパークのスタンプ場所
▲スタンプ
短冊に何を書く?
▲短冊に何を書く?
向日葵売店で買い物後、外に出てみると建物の裏手に黄色い一角がみえる。「あれはなんだ?」と指さしながらその方向へと歩いてみれば、花直売所のすぐ側に小規模ながら向日葵畑があるではないか。思わぬところで、夏の風景を目にした我々は、しばらくの間、向日葵相手に語り合いの時間を楽しんだのであった。

あぁ、花ってやっぱり良いものだ。

道の駅「ふれあいパーク・きみつ」
到着時刻:16:31 スタンプ設置場所:物産館レジの近くのテーブル

道の駅「ふれあいパーク・きみつ」の外観16時を過ぎると、空もそろそろ夕暮れ色に変わろうとしている。いや、あれは雨雲ではないか。本日はここまで天候に恵まれたままやって来たため、当然次の「ふれあいパーク・きみつ」も雨に遭遇することなく向かえるものと思っていたのだが、またしても雲行きがあやしくなってきた。

あぁ、「きみつに寄れば雨が降る」、我々のジンクスはここでまたしても生まれてしまうか(2000年から2002年に至るまで、君津訪問時は全て雨・雨・雨)、と憂鬱に感じながらも、鴨川市内から北上し、山の中へと進んでいく。鴨川有料道路を通過するあたりでは更に雨雲に覆われ、気持ちまでがどんよりしていくなか、なんとか雨に降られずに「ふれあいパーク・きみつ」に到着である。

直売メインな道の駅「ふれあいパーク・きみつ」は、夕刻であっても毎度混雑気味。ところが、これまた珍しく駐車場はゆとりある状態であり、「今日って参議院選挙の日じゃないよね?」とカレンダーを見直してしまう始末だ。

さて、入口に道の駅きっぷのポスターが貼られているので、それに従って事務室を覗いてみると数名の職員さんが暖かく迎えてくれ、椅子まで勧められた。そしてきっぷに日付印を入れて貰っている間、横に座っていた年輩の職員さん(あの貫禄はもしかして駅長さん?)には、房総のスタンプラリーの廻り方を熱く語られ、「道の駅ふれあいパーク・きみつ、うぅ、まさしくふれあいパークだ」なんて思ってしまった"ほし"は単純だろうか。

更に物産館内のレジ付近に設置されたスタンプをせっせと押していると、さきほどの職員さんが再びやってきて、全駅制覇を目指して頑張れ!とエールまでおくられてしまった。それにしても、あの職員さん、かなりスタンプラリー、しかもコースの組み方に詳しい・・・ということは、職員さん自らラリーに参加しているのだろうか、と思ってしまったりも。

そうして館外に出た我々は、これから「たけゆらの里おおたき」に向かうか否かでしばし悩むこととなった。

道の駅「たけゆらの里おおたき」
到着時刻:17:35 スタンプ設置場所:食堂前の観光情報コーナー

道の駅「たけゆらの里おおたき」の外観時は既に17時になろうとしていた。これから山を越えて28kmほど先の大多喜町の道の駅「たけゆらの里おおたき」に向かうのは、時間的に厳しいだろうか。それは全て交通量次第だが、付近を走る車はかなり少なめ、ゆえに「時間内に到着する」方に賭けてみるのも悪くない。というわけで、結局、君津から大多喜町へと続く国道465号、いや、「酷道」という文字がふさわしいその道をグイグイと進んでいく。

途中、すれ違い不可な箇所が幾つもあり、しかもそんな時に限って対向車に遭遇するのだ。あぁ、そろそろ運も尽きたかと言いながらも、いざ到着してみれば17時半過ぎであった。これが冬期訪問であれば、既に閉館(冬期は17時半まで)していたのだが、あぁ、夏で良かったとじわりじわりと実感がわいてくる。

さて、道の駅「たけゆらの里おおたき」といえば、売店や食堂、休憩所といったオーソドックスな道の駅だが、買い物客を中心に立ち寄る人も少なくない、そんな場所である。
米
▲大多喜の米は美味い
たけゆらの里おおたきのスタンプ場所
▲スタンプ
願い事を笹の葉に
▲願い事を笹の葉に
食堂は17時で閉店なので、食堂側の自動ドアは開かない。しかし、スタンプは食堂側の入口付近に設置されているため、その自動ドアから入ろうとする人は少なくない。そんなとき、開かないドアに「あれ?」と首を傾げる、そんな人の姿を何度見たことか。しかし、売店側のドアから入って中の通路から食堂へ行けるので、ご安心を。こうして、我々は本日最後のスタンプを押印し、ほっとひといきだ。

もしかしたら「たけゆらの里おおたき」は間に合わないかもしれない、そう思って、別の駅で米を調達してしまった我々だが、実は「たけゆらの里おおたき」で販売している白米はかなりのお気に入りである。ただ、暑い時期はどうしても痛みやすいため、ここは購入をグッと我慢するしかない。

その代わりといってはなんだが、「筍ワイン」なるものを買ってみた。大多喜町といえばなんといっても「筍」。それを使用したワインなのだ。あいかわらず、変わり種なものがお好みの"ほし"である。そのお味のほうはまた別途紹介するとして、本日の駅巡りはこれにて終了だ。

本来は、「たけゆらの里おおたき」から北上していけば、市原市の道の駅「あずの里いちはら」もあるのだが、18時で閉館ゆえ、今から向かってもなにをどう考えても間に合う訳がない。あぁ、「あずの里いちはら」が20時まで開館していてくれれば、1日で千葉南部〜中部の駅に立ち寄れただろうに。そう思ってしまう我々は、かなり我が儘だろうか。

実際のところ、1駅の滞在時間をもう少し短縮すれば、「きょなん」に始まり「あずの里いちはら」に終わる、それは可能であろう。しかし、道の駅の様々な誘惑に負けてしまう我々の場合、なかなか困難な壁である。昨年度もそれがゆえに、「あずの里いちはら」だけのために再び千葉の地を踏んだのであるから。今シーズンはそんな無様な廻り方をしないように、もう少し綿密な計画を練ることにしよう。

というわけで、たけゆらの里おおたきを出た我々は、そのまま北上、袖ヶ浦ICからアクアラインを経て浮島ICへ、そして一般道をせっせと北上しながら都内へと戻っていったのであった。

関東スタンプラリー参戦第1回、皆さんはどんな旅を繰り広げただろうか。まだまだラリーは始まったばかりだ。気合いを入れすぎると息切れすることもあるので、ペースをうまく作って楽しい旅にしよう。さて、次回は何処に行こうか。

次の日記を読む?(2004/07/11)


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最終更新日:2004年07月13日