関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
終わらぬ梅雨だって関係なし?
箱根の観光バス行列に旅のブームを感じる旅
長野県編

2003年07月27日

「うぅ、片耳が聞こえづらい」、そういえば以前もそんな言葉を旅日記のどこかで書いた記憶がある。どうも、"ほし"は耳が弱いらしい。その横で「うぅ、湿気のせいかなぁ、ちょっと吐き気が・・・」というのは"こあ"氏。"こあ"氏の場合、どうやら梅雨の時期は昔の古傷のせいで体調を崩しがち。もしかしたら、我々はとんでもない軟弱体質同士なのだろうか。そんな状態でも、今日もせっせと旅の準備をしているとは、いやはやまったくもって始末におえない。「家でじっとしている方が逆にストレスがたまる」、これがとりあえずの旅の口実だったりもするのだが、果たして旅でリフレッシュしているのだろうか、我々は。

と、いきなり妙な前置きから始まった今回の旅、何故、湿気うんぬんの話題が出てきたかといえば、実は7月もそろそろ終わりだというのに、関東はまだ梅雨明けしていないのだ。といっても、7月27日の関東地方の天気は「曇り」一色、翌日辺りには梅雨明け宣言も出されそうだという天気予報を信じ(実際にはもう少し先延ばしになったらしいが)、今回向かう先は神奈川方面である。

なお、今回は神奈川の2箇所の道の駅を訪問すると共に、山梨県最南端の駅である「とみざわ」に向かうにあたり、一部、中部エリアに足を踏み入れるため、旅日記も変則的に関東・中部と2本立てとなる。


【東京都下出発時刻】06:11 【東京都下到着時刻】23:13
色は神奈川県の道の駅 色は山梨県の道の駅 色はエリア外
  東名高速道路 川崎IC-厚木IC/
小田原厚木道路-小田原西IC/国道1号
箱根峠
08:00
国道1号/(主)75号/国道138号/
国道246号/(主)76号
山北
10:30
(主)76号/国道246号/(県)394号/
(県)401号/東名高速御殿場IC-富士IC/
市道/(県)174号/国道1号
富士
11:53
国道1号/(県)396号/(主)10号 富士川楽座
12:39
(主)10号/(県)190号/国道52号 とみざわ
14:39
国道52号/国道469号/(主)75号/
国道139号
朝霧高原
15:51
国道139号/国道300号 しもべ
16:57

▼道の駅「箱根峠」へのルート:
自宅から市道を経て東名高速道路 川崎IC-厚木IC/小田原厚木道路-小田原西IC/国道1号 (距離:約96km)


どんよりとした空の間から朝陽が顔を覗かせている、そんな朝の風景の中、我々が最初に向かったのは、神奈川県の道の駅「箱根峠」である。東京西部に住む我々にとっては、渋滞を考慮しなければ、高速道路の走行を含めてそれこそ1時間半前後程度で着いてしまう距離のはずだ。「箱根峠」の9時開店から逆算すれば、もっと遅い時間に出発しても良いのだが、ついつい箱根周辺には渋滞があるものだ、と考えてしまい、早めに出発するクセがついてしまった。

というわけで、朝6時過ぎに出発すると、市道だ県道だを走り抜け、川崎ICから東名高速へと進む。道路状況は至って順調そのもの、これは嬉しい限りである。ところが、今、我々の頭上でかすかに輝く太陽と青空とそして黒い雲、これらのうち、我々の行く手に待っているのは黒い雲だけらしい。厚木ICから小田原厚木道路へと進めば進むほど、その黒い雲は辺り一帯を覆い尽くし、大磯を越えた辺りからついにはぽつりぽつりと雨粒が落ちてきた。

「今日は雨なんて話は聞いてなかったぞ」、結局、予報は予報に過ぎないのだ。現実を受け入れなければ、といよいよ強くなっていく雨の中をとにかく走るだけである。

そうして、箱根口出口から一般道である国道1号へ入ったところで、"こあ"氏はぽつりと一言。「今日は箱根新道を通るのはやめようか」、そう、このまま走れば間違いなく8時前に道の駅「箱根峠」に着いてしまう。「そうだね、なにも無理して有料道路を走ることは無いのだしね」、まったくもってそのとおり。

一旦はあがっていた雨も、箱根の山をあがるにつれ、またしても降り始め、更には霧まで発生、どうも我々が箱根を訪れる時は毎度こんな天候のような気がしてならないのだが、気のせいだろうか(いや、気のせいではない、2002年度秋もこんな状態であった)。

更に、箱根新道と比較すればかなり遠回り、且つ幾つもの細かなコーナーが続く無料の国道1号は、朝から早くも何台もの車が走っており、しかも、前方には山道にあまり慣れていないらしい車がビクビクしながら走っている。そんな車の後を見守りつつ静かについていけば、いつの間にか前方の車たちも、思い思いの場所へと消えていく。いつの間にか芦ノ湖付近まで来ていたのだ。おや、我々と同じ場所を目指す車はいないのだろうか。

そんななか、箱根関所跡を過ぎ、更に南下すればほどなくそこは箱根峠。国道1号のコーナーをぐいっと越えれば、道の駅「箱根峠」が現れた。

 
 
箱根峠」建物の後ろに広がる霧の芦ノ湖 (神奈川県箱根町)
到着時刻:08:00 スタンプ設置場所:売店入口の観光案内コーナー
「また今日も朝早くから混雑しているのかな」、道の駅「箱根峠」といえば、箱根ドライブがてら立ち寄る車も多い場所。昨年訪れた時には、車中泊な車の多さに今更ながら驚いたものだ。ところが、今日は何が起きたのか、と思わず言いたくなるほどに車の数が少ない。まぁ、開店1時間前に到着しておいて、「今日は少ないなぁ」なんて言うのも失礼な話だが、覚悟して来ただけに少々拍子抜けである。

それにしても、あまり早すぎる到着に、早くも時間をもてあまし気味な我々、途方に暮れながら、車に閉じこめられている。というのも、ただいま土砂降り中につき、外に出たくても出られないのだ。「頼むから、9時までには雨もやんでくれ」、そう願ったのは言うまでもないが、そんな願いが通じる訳もなく、9時が近づいても相変わらずの雨・雨・雨。
我々は観念したように雨の中を飛び出していくと、一目散に建物へ走り込む。すると、いつもは9時丁度にならなければ開館しない売店が、なんと珍しく9時5分前にシャッターが開きだした。「これはありがたい」と早速店内へ。

道の駅「箱根峠」はまさしく峠の茶屋、例年どおり、何ら変わることなく、小さな売店コーナーとちょっとした軽食コーナーが視界に入ってきた。特に、厨房から漂ってくるそば汁の香りがなんともいえぬ食欲をそそるのだ。「朝食代わりにここで蕎麦を食べていこうか」、"ほし"の提案に"こあ"氏も賛同の意を示す。
と、その前に本日1駅目のスタンプを押しておこう。スタンプは昨年と同じく、観光案内コーナーのパンフレットと共に置いてある。パンフレットを物色する客の横で、ゴソゴソとスタンプを押すのは少々はばかられるのだが、ここに置いてあるのだから仕方がない。

そして、売店内をぐるりと一周歩くと、そのまま軽食堂の発券機の前に立つ。
「なに食べようか」「うーむ」、しばし悩んだ結果、"こあ"氏は天ぷらそばである「上二子山そば」、そして"ほし"はなめこそばである「駒ヶ岳そば」を選択してみた。7月終わりだというのに、箱根の山の気温は17度といったかなり肌寒い状況、そんな時はやはり暖かなそばを食べて身も心も温まりたいという訳だ。

野菜のかき揚げが入った"天ぷらそば"「上二子山そば」は、かき揚げのサイズがちょっと小さめ。麺は細く、程よいコシといった感じだが、特に強い印象を受けるといった味わいではなかったらしく、"こあ"氏は少々残念そうな顔をしている。
"ほし"が口にしている"なめこそば"である「駒ヶ岳そば」は、麺などの印象は"こあ"氏が感じたものと同一、つゆも濃すぎず薄すぎずといったところか、ひとつ気になる点があるとすれば、「なめこが冷たい」ことである。暖かいそばの場合、なめこは暖めておいて欲しいと思う"ほし"は我が儘だろうか。

しかしなんといっても、芦ノ湖を眺めながらの蕎麦というのは、旅の醍醐味のようなものを感じる。混雑している時は、外でそばをすする人だっているのだ。
我々が外に出る頃には、あれほど降り続いていた土砂降りはいつの間にかあがり、館外には大勢の客たちが芦ノ湖を眺めながら休憩中だ。

雨はあがってくれたものの、残念ながら芦ノ湖は霧につつまれており、もの悲しさすら感じたりもする、そんな風景であった。
 
 

▼次なる道の駅「山北」へのルート:
箱根峠から国道1号/(主)75号/国道138号/国道246号/(主)76号 (距離:約42.5km)


さぁ、次なる駅「山北」へ向かって出発だ。神奈川県内の道の駅はこれら2箇所しかないため、「山北」を立ち寄れば神奈川県内の道の駅は制覇したことになる。

というわけで、国道1号を芦ノ湖に沿って走り、再び箱根関所跡の横を通過しながら北上だ。そして途中から主要地方道75号に進めば、更に芦ノ湖に沿って北へ北へ。ところが、さすが観光スポットというだけあってか、前方には観光バスやら路線バスが何台も連なり、なかなか前に進まない。この主要地方道75号は途中、少々狭いコーナーがあるため、どうしてもバスの類が走れば、ペースは遅くなってしまうのだ。

秋の終わりにこの道を走ったときには、それほど感じなかった観光バスの存在、これは先をいそぐ我々に重くのしかかることとなる。「あのバスはどこで曲がるかな」「あのバスはどの駐車場に入っていくかな」、車室内はしばらくそんな会話で盛り上がり、そうしているうちに本当にバスたちは箱根内の各施設の駐車場へと入っていった。

いやはや、梅雨時だろうが天候が悪かろうが、"旅行"ブームには影響はないらしい。って、己を棚に上げていまさら何を言うか、バスの後ろ姿を眺めながら国道138号に合流である。
 
▽もう少し早い時期に走りたかった 御殿場のあじさいロード

国道138号御殿場方面へと走れば、やがて乙女高原へとさしかかり、御殿場の市街地へと続くのだが、この乙女峠を越えたあたりから、山を下りながら御殿場の市街へと向かう道路脇には、なんと色とりどりの紫陽花が咲いているではないか。

残念ながら、最も綺麗な開花時期は逃してしまったようで、そろそろ紫陽花も終わりを迎えた様子ではあるが、それでも遠くからみれば充分に華やかである。
 
かなり長い区間にわたって紫陽花が植えられているので、走りながら癒されたような気分になるのだ。「あぁ、こんなことならば、もう少し早めに来れば良かった」、まぁ今年の場合は、いつもよりもちょっと長めな梅雨だからこそ、こうして充分に楽しめた風景なのかもしれない。

御殿場の市街地までやってくると、国道138号から国道246号へバトンタッチ、山北・厚木方面に向かいながら毎度のように思うのは、国道246号も御殿場から山北辺りは実に快適に走れる、ということだ(国道246号といったら、都内でも混雑が目立つ路線なのである。それだけにこの快適さが嬉しい)。

山北町へ入れば、ほどなく主要地方道76号丹沢方面へと進み、1kmも走らないうちに道の駅「山北」が現れる。
 

 
 
山北」夏はやっぱり大盛況!川辺の小さな道の駅 (神奈川県山北町)
到着時刻:10:30 スタンプ設置場所:売店入口外にある自動販売機コーナー付近
そういえば、我々は「これからこの駅へは川遊びやキャンプのオフシーズンに訪れることにしよう」なんて言っていたような気がする。それほどまでに、この駅の夏の混雑は恐怖に値するのである。なかでも、特に混雑するのが、駐車場だ。「山北」の駐車場はもともと駐車可能台数が少ないほうなのだが、その割には立ち寄る車は実に多い。だから、すぐに満車状態と化してしまうのだ。

ところが今日はたまたまタイミングが良かったのか、すんなり車を停められ、心の奥底からほっと一安心。これで、"こあ"氏を待たせておいて、"ほし"だけが散策に出かけるだなんて不本意なことをせずに済むのだ。我々の後からも続々と車がやってくるが、やはり駐車スペースを求めて右へ左へオロオロと迷走している。
そのような車たちためにも、あまりのんびり散策している訳にはいかない、と慌てて売店施設へ。すると、例年は売店入口の通路に置かれていたはずのスタンプが、なんと入口の外に引っ越しているではないか。確かに、こちらに設置してくれていた方が数倍も押しやすい。とにかく押してしまおう、とスタンプをグイッと押す。

道の駅「山北」も「箱根峠」に負けず劣らず、こじんまりとした規模な駅。売店が主な施設だが、小さな軽食堂があるあたりも「箱根峠」と共通している。初めて訪れた時には「なんて小さな売店なのだろう」と思ったものだが、ここも4度目ともなれば、すっかり慣れてしまっている己自身の姿に、苦笑せずにいられない。
漬物や川魚等が並ぶなかで、毎度のように気になっていたパンコーナーから、7月のおすすめパンのひとつである「チーズパン」を実際に買ってみることにした。このパンコーナーでは、「森のパン屋さん」なる山北町内のパン屋さんのパンたちが並んでいるのだ。コーナー内には店主さんからのメッセージを掲げる、といった購買意欲をかきたてる演出も忘れていない。

更に、この駅にはさりげなく道の駅オリジナルグッズがあるのは、随分以前に紹介したとおりだが、ステッカーにはじまり、キーホルダーやマグネット等々、今年もまだまだ健在である。
館外に出れば、川向こうではテント・テント・テントだらけのキャンプ場の風景が広がっている。あぁ、やはり夏はキャンプを楽しむ家族やグループが多いことを、改めて実感させてくれる風景だ。

道をはさんだ駐車場から川岸に降りることも出来、そのために立派な階段が取り付けられている。
 
 

実は、この後、我々は例年どおり、山梨県の道の駅「とみざわ」に向かうのだが、それにあたり、静岡の道の駅を2箇所ほど廻ることとなる。まぁ、関東ラリーの際に立ち寄る機会が多い我々は、従来、関東のラリー日記中に中部エリアの駅の立ち寄り記を盛り込んでいたのだが、今シーズンのラリー日記は中部編を独立してお届けする。

関東圏内にこだわりたい人はこのまま読んで頂いても良いし、中部編にも興味があるという方は、別ページも参考にして欲しい。

というわけで、道の駅「山北」を出た我々は、例年どおり御殿場ICから東名高速を西へ西へと走り、富士ICへ。その後、中部エリアである国道1号沿いの道の駅「富士」と、主要地方道10号沿いにある「富士川楽座」に立ち寄ると、つまみ食い的に中部のキーワードラリーに参加してみる。毎度、中部キーワードラリーといえば、これら2箇所と「とみざわ」の後に向かう「朝霧高原」の3箇所のみ参加という寂しい状態だったりもするのだが、果たして今シーズンは?

▼次なる道の駅「とみざわ」へのルート:
富士川楽座から(主)10号/(県)190号/国道52号 (距離:約21km)


まぁそれはさておき、道の駅「富士川楽座」を出発した我々は、主要地方道10号を北上、「この道もすっかりなじみ深いねぇ」ってラリーシーズン以外はほとんど走らないはずの道なのに、妙に親近感がわいてしまうのは、この道に限ったことではない。富士川に沿ってのどかな風景を楽しみながら走れば、県道190号を経て国道52号だ。

国道52号に入ればそこはもう山梨県富沢町、いや、2003年の3月1日をもって、富沢町は南部町と合併し、「南部町」である。そういえば、道の駅が設置されている町や村も、既に幾つかは他の町と合併している。そのうちに、駅の名称のような、昔の町名を付けた施設名からのみ、昔の町村名の名残を感じるようになるのだろうか。町民でもないというのに、"ほし"はついついそんな感傷にふけっていると、前方の車が次々と停まり始める。

道の駅「とみざわ」付近では、あいかわらず道路工事により1車線規制を行っている。しかも、その距離はかなり長いため、停められている側の車線にも車がズラリと並び、にわか混雑状態となるのだ。
 

 
 
とみざわ」鉄腕DASHにも登場!巨大タケノコモニュメント (山梨県南部町)
到着時刻:14:39 スタンプ設置場所:売店内の案内コーナーカウンター
道の駅「とみざわ」といえば、NTV系で放映中である「鉄腕DASH」にも登場した道の駅。実は、2003年4月放映「日本全国 御当地のドライブインメニュー 1日でいくつ食べれるか」のテーマで、出演メンバーのTOKYOが甲州・東海道方面を訪問した際に、道の駅「とみざわ」へ立ち寄っているのだ。残念ながら、既に閉館後だったので、画面に登場したのは巨大なタケノコモニュメントのみだった。

静岡から山梨へ抜けるドライブ中にブラリと立ち寄りたいこじんまりとした駅ゆえ、休日の昼間は割と多くの車で賑やかである。特に今日は、観光バスも停まっており、ちょうど土産物色を終えた団体が売店からドヤドヤと出てきたところだ。
その横を足早に通り過ぎ、我々は売店内へ。売店レジ付近に掲げられた案内コーナーの下に設置されているスタンプを押しすと、「おぉ、シャチハタのインクもたっぷり入っているから、綺麗に押せるな」と今押したばかりのスタンプをほれぼれと眺める。

そういえば、本日廻ってきた関東内の駅スタンプは、皆インクがきちんと補充されており、駅に設置されているインクでも綺麗に押せているのだ。利用者側も、スタンプを押した後にインクのふたを開けっ放しで去っていくといった不届きな行為が見受けられるゆえ、一方的に道の駅に対して「インクが無いぞ、もっときちんと管理して」とは言えない部分もある。といっても、やはり綺麗に押せるスタンプというのは、気持ちの良いもものだ。
さて、売店内は特に変わった様子もなく、タケノコ製品や工芸品、茶などが並んでいる。そんななか、昨年買って好評だった、たけのこ入りのユニークなまんじゅう「たけのこまんじゅう」をまた今年も買おうと手にすると、"こあ"氏が「あれ?その横にも、似たようなパッケージがあるよ」とその横に並んでいる商品を手にとる。そう、それは姉妹商品の「たけのこパイ」であった。「よし、今年はこれだ!」

本来、この「とみざわ」にはたけのこが旬の季節に訪れたいものだが、どうしてもスタンプラリーを兼ねての訪問となると、7月以降になってしまうのが残念なところ。たけのこ好きな人は、やはり旬な時期に訪れてみよう。
なお、建物出入口に掲げられている看板も、「富沢町生産物直売場」から「南部町生産物直売場」に変わっており、今更ながらここが富沢町でなく、南部町になってしまったことを実感するのであった。

さぁ、長々と感傷に浸っている場合ではなかった。前日たてた計画よりも遅れ気味なのである。この分では、本日の予定数を廻りきれないかもしれない。
 
 

「とみざわ」の後には何処へ行くべきか、これが今回最も悩むべきところであった。このまま国道52号を北上し、あくまでも関東にこだわり、「しもべ」→「とよとみ」と向かうべきか、それともここまで来たらどうしても立ち寄りたいという欲望のまま、静岡の「朝霧高原」に立ち寄るか。

結局、我々が選んだのは、再び中部エリアである「朝霧高原」へ向かうことであった。特に"ほし"的には「朝霧高原」が好みの駅であるゆえ、やはりここまで来たら寄らずにはいられなかったのである。(再び中部編の詳細日記はこちらへ)

というわけで、国道52号を再び南下すると、国道469号の峠道をせっせと走る。いやはや、山梨入りをしたり静岡に戻ってみたりと忙しい1日だが、再び静岡県の芝川町を経て富士宮市にさしかかる。道の駅「朝霧高原」はこの富士宮市内の国道139号沿いに位置し、今日もまた相変わらずの人気ぶりを発揮していたのであった。

道の駅「朝霧高原」でのんびりと休息を楽しむと、急に我に返ったように車に戻る我々、まだ旅は終わった訳ではなかったのである。「こんなことでは、次に向かう"しもべ"すら間に合わない羽目に陥るかもしれない」

▼次なる道の駅「しもべ」へのルート:
朝霧高原から国道139号/国道300号 (距離:約21.7km)


何度訪れてもついついのんびりと過ごしてしまう「朝霧高原」を、名残惜しそうに見つめながら出発した我々は、再び山梨県に戻り、下部町の道の駅「しもべ」に向かう。

国道139号を北上、本栖湖に沿って国道300号へと進むと、幸い交通量はかなり少ないまま、山道へ突入だ。そう、本栖湖から離れると、いよいよコーナー続きの山道が待っているのだ。特に道幅が狭いという訳ではないので、ある意味走りやすい山道だが、後半はとにかくヘアピンコーナーが続くのである。

夏一歩手前の現在は緑が映える山の風景も、秋になれば美しい紅葉も楽しめ、更にはメリハリがあるこの道は、何度走っても楽しい。そうして、山を越えればやがて右手に見えてくるのは道の駅「しもべ」である。

 
 
しもべ」鴨さんお引っ越しでちょっと寂しい池の風景 (山梨県下部町)
到着時刻:16:57 スタンプ設置場所:振興館内売店コーナーの一角
ようやくたどり着いた「しもべ」だが、時刻をみれば17時ではないか。あぁ、つくづく夏の間に訪問して良かったと安堵の表情を浮かべる"ほし"、それもそのはず、10月から3月までは17時で閉まってしまうのだ。夏の間は18時まで営業しているので、安心して駅内散策が出来る。

といっても、駐車場には3,4台しか車が停まっていないという、少々寂しい状態。まぁ、既に17時を過ぎようとしているゆえ、それも仕方がないだろう。
まずはメイン施設である「下部ふるさと振興館」に入ると、売店コーナーの入口付近に置かれたスタンプを押すべくインクに視線を移す。すると、昨年とは異なる色のインクが設置されているではないか。

「おっ、今年のインクは黒か」、やはり、道の駅「しもべ」では年によってインクの色を変えているらしい。ただ、以前は何種類も置かれていたスタンプも、2002年度あたりから数を縮小、2種類しか置いていない。
そうして、売店内をぐるりと一周。すると、"ほし"のすぐ横にいた年輩の男性が、下部の小梅漬けを何袋もむんずとつかむとそのままレジへ走っていく。

「そ、そんなに美味しいのか、下部の小梅漬け」としばし呆然とその風景を眺めていると、"こあ"氏の「下部温泉まんじゅう 買って」なる声が後ろから響いた。"こあ"氏にしてみれば、梅漬けよりも甘い菓子の方が興味の対象らしい。
買い物を済ませ、外に出ると、一足先外に出ていた"こあ"氏が振興館前の池の前でなにやら騒いでいる。その姿に、何事かと近づいていくと「いないよ、鴨が全然いないよ」と"こあ"氏は大騒ぎ。確かに、昨年訪問時までは、あれほど沢山の鴨たちがいたというのに、今、目の前にある池にいるのは、餌を求めて大口を開けている鯉たちだけである。

もしかしたら、バーベキュー施設横にある池の方に移動しているかもしれない、そう思って緑広がる公園内の池の方にも行ってみたのだが、やはりいない。「うぅ、何処に行ってしまったのか、鴨たちは」、"ほし"以上に悲しんだ表情をしている"こあ"氏は、更にそば処の木喰庵横の水車まで探す始末だ。そういえば、昨年訪れた時には、鴨たちに餌をあげながら"こあ"氏もすっかり癒された気分になっていたことを、ふっと思い出す。

「駅の人に聞いてくるよ」、そう言い残して"ほし"は振興館に戻っていった。そして、レジに立っていた店員さんに「あのぉ、外の池にいた鴨たちなんですけど、いなくなってしまったのですか」と聞いてみる。すると店員さん「そうなんですよ、実は2,3日前に、鴨の糞が池の底を汚すので、池の清掃がてら鴨たちを別の場所に移してしまったのですよ」と教えてくれた。なんとなく予想はしていたことだが、こうして店員さんから事実として聞かされると「毎年、あの鴨たちと遊んでいただけに、残念です」とショックを隠せない"ほし"。

というわけで、鴨たちは引っ越してしまい、戻ってくる確率はかなり低いらしい。それでも、何時の日かまた鴨たちがスイスイと泳ぐ姿が見られる日が来るかもしれない、勝手ながらそんな期待をしている我々であった。

道の駅「しもべ」の広々とした公園は、そろそろ夕暮れ色に変わろうしている。
 
 

▽営業時間内にたどり着けなかった道の駅「とよとみ」

実はこの後、営業時間に間に合うかどうかわからぬまま、豊富村の道の駅「とよとみ」を目指してせっせと北上を続けたのだが、たどり着いたのは17時57分。車を降りると、「直売所は午後6時で閉館させて頂きます、ご利用ありがとうございました」といった館内放送が流れているのが、外にも聞こえてきた。

「やっぱり間に合わなかったか」、もともと直売所の営業時間には間に合わないということは覚悟していたのだが、万が一車の流れも良く、快調に走れれば間に合うかもしれない、そんなひとすじの望みを抱えてここまで来てしまったのだ。

実は、18時を過ぎてもスタンプは押印可能である。というのも、併設のレストランは20時まで営業しているため、レストラン側の施設内に置かれているスタンプも押印可能なのだ。しかし、売店の営業中にたどり着けなかったことにより、我々は本日のスタンプ押印を諦め、改めて別の日にこの駅を訪れることにしたのである。あぁ、結局今シーズンも要領の悪い旅が続きそうだ。


こうして、多少物足りなさを感じたまま、帰宅の途についた我々であったが、早くも中央道では、談合坂を過ぎた辺りから相模湖付近まで20km前後の渋滞が発生しているらしい。しばらく高速道路は避け、一般道で行けるところまで行こうと走り出せば、国道140号から国道20号に出た途端に車の量はグッと増えている。

「これは先が長いな」、深々とため息をつきながらノロノロと走り、ようやく勝沼町までやってきた。
 
▽渋滞回避が口実、ぶどうの丘で夕食を

すると、急に"こあ"氏が「ぶどうの丘で夕飯を食べていかない?」と嬉しい提案だ。勿論、賛同しないはずがない"ほし"は、「夕飯を食べているうちに渋滞も緩和されるかもしれないしね」ともっともらしい理由を述べてみたものの、いやはや、それはただの口実に過ぎない。

こうして、国道からそれ、勝沼のぶどう畑の間を走りながら勝沼町営の「ぶどうの丘」へ。このぶどうの丘は勝沼町内のワインがズラリ並ぶカーブやショップ、そしてレストランの他に宿泊施設まで揃っている。これまで何度となく訪れた場所だが、ここのところ、道の駅に重点を置くばかりですっかりご無沙汰状態であった。
 
それから約1時間以上もの間、ゆったりと食事を楽しめば、自然と昼間の疲れもリフレッシュだ。ここではコース料理を頂くことが多い我々、今日も「勝沼」にちなみ、勝沼コース(そのままだが)を味わったのだが、いやはや、どれも絶品料理揃いである。ワインを楽しみたいドライバーの皆さんは、ここで宿泊するという手段もあるのでご安心を。しかも、町営だから宿泊料金も安いのだ。
 
 
その後、ワインショップで本日最後の買い物をし、館外に出た時には既に21時を過ぎていた。「そろそろ渋滞も少しは緩和されただろうか」

渋滞20kmの列はなんとか緩和されたものの、それでも上野原から小仏トンネルまで13kmの渋滞が続いている。折角、勝沼ICから高速道路に入ったは良いが、結局、上野原ICで再び一般道に戻った我々は、のんびりと国道を走りながら都内に戻っていくしかなかったのである。といっても、夕食に胃が破裂するほどの食事をしたというのに、珍しく睡魔が襲ってこないから不思議だ。

津久井湖周辺で、夜祭り渋滞があったものの、それも裏道に入ってしまえば特に気にならず、23時過ぎには無事に都内へと戻ってきた。

というわけで、本日は中部地区に3箇所ほど立ち寄ったという理由もあってか、関東圏内は4箇所を廻ったところで終わってしまう、少々物足りない結果となってしまった。更に、これから暑い時期になればなるほどペースが乱れそうな気がしてならない。さぁ、今年の夏は乗り切れるか。

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最終更新日:2003年08月05日