関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
雨ニモマケズ ラベンダーに逢いたい夏一歩手前の信州紀行
長野県編

2003年07月13日

7月もそろそろ中旬にさしかかろうとしている日曜日、空を見上げれば相変わらずのどんより空。どうやら、梅雨はまだまだ終わりそうにないということか。といっても、夏の炎天下の中をフラフラとしながら廻るよりは、まだ楽かもしれない、と今日もいそいそと旅に出る。

というわけで、関東 道の駅スタンプラリー参戦第2回は、信州駅巡りである。我々の場合、7月中はといえば山梨方面か、はたまた茨城・栃木方面を廻ることが既に定着化していたのだが、今シーズンは珍しく夏が始まる前に信州方面を訪れてみることにした。

実は、風穴の里にはじまり、信州の道の駅を立ち寄りながら北上していくコースは、既に何度も何度も使用しているため、たまには訪問する季節を変えてみるのも良いかと思い立ってのことである。更に、7月中旬であれば、信州のラベンダーを見ることも出来るかもしれない、そんな淡い期待もあったのだ。


【東京都下出発時刻】06:03 【東京都下到着時刻】22:34
 色は長野県の道の駅
  国道20号/中央自動車道 調布IC-
長野自動車道 松本IC/国道158号
風穴の里
08:42
国道158号/(主)25号/(県)278号/
(県)315号/安曇広域農道
アルプス安曇野
ほりがねの里
09:36
安曇広域農道/(県)432号/国道147号/
(県)329号/(県)306号
安曇野松川
10:24
(県)306号/(県)329号/(主)51号 池田
11:35
(主)51号/国道19号/国道403号 さかきた
12:58
国道403号/(主)55号/国道19号 大岡村
13:37
国道19号 信州新町
14:15
国道19号/白馬長野道路(有料)/
(主)31号
中条
14:56
(主)31号 ぽかぽかランド
美麻
15:33
(主)31号/(主)33号/国道148号 白馬
16:16
国道148号 小谷
18:15

▼道の駅「風穴の里」へのルート:
自宅から国道20号/中央自動車道 調布IC- 長野自動車道 松本IC/国道158号 (距離:約244.1km)


夜中じゅう降り続いていた雨も一旦あがり、それを見計らったかのように出発した我々は、毎度お馴染みの調布ICから中央道へと進む。「こんな悪天候な日は、渋滞なんかも無いだろうね」、それは実に甘い考えであった。そんな言葉を口にしたせいだろうか、府中国立IC手前で事故渋滞に巻き込まれ、また今週も幸先が悪いスタートとなってしまったのである。2週も続いて事故渋滞に遭遇するとは、よほどついていないらしい。

八王子料金所を通過した頃には、またしても雨が降ってくるわで、更に気分は深く深く落ち込んでいく。おいおい、こんなことで今日の旅は大丈夫なのか。まぁ、そういいながらも、山梨方面へと走れば走るほど、交通量は減っていき、笹子トンネルを越えれば雨もあがり、これでひとまずほっとひと安心である。

その後は、目立った混雑もないままに山梨を抜け、長野県へと入れば岡谷JCTから長野道へバトンタッチ、松本ICまで何事も無いまま、無事にやって来た。ところが、国道158号を上高地方面へ向かう車は予想以上に多いではないか。

「やはり、天候に左右されるほど、軟弱な観光客はいないのか」、確かに今日の我々だってその1組に過ぎない。ここは観念しておとなしく前方の車についていくしかない、と一路 安曇村に向かって走る我々であった。それにしても、この国道158号、バスが非常に多い。やはり、上高地がマイカー規制対象だからだろうか、特に朝の時間帯は上高地に向かうバスを何台も見かけるのだ。

ただ、この国道158号、先へ進めば進むほど、山道へと変わっていき、バスには少々きつい路線だったりするため、ペースは落ちる一方である。短気なドライバーだったら「せめて制限速度くらいは出してくれー」と吠えてしまいそうな、それはある意味笑い事ではないほど、バスを先頭に長い車の列が出来てしまうのだ。

というわけで、我々もその列に並びながら、のどかな山道をのんびりと上がっていけば、やがて左手にとんがり屋根と水車が見えてきた。それこそが「風穴の里」、道の駅である。

 
 
風穴の里」売店の隣に新たな施設 これは一体なに?(長野県安曇村)
到着時刻:08:42 スタンプ設置場所:売店入口付近
敷地内に入ると、既に観光バスが何台も停まっている。我々の前方を走っていたバスも例に漏れず、「風穴の里」へと入っていく。やはり、風穴の里は、上高地へ向かう小休憩の場所としては最適な場所なのかもしれない。

ところが、敷地内に駐車している乗用車は、日曜の朝としては珍しく少なめ。これ幸いとそそくさと車を停めると、時計をみる。「8時42分か、もう売店は開いているかな」と売店の方へと視線を向けると、これぞ観光バス効果とでもいうのか、既に売店は開いている。

車を降りた我々は、早速メイン施設でもある「風穴の里」物産施設へと歩いていくと、なにやら物産施設の入口付近が工事中である。そういえば、5月にこの風穴の里の前を通過した際にも、売店周りを工事していたことを今更ながら思い出す。
実は、物産施設の入口前に新たな建物が建設されているのだ。「なんだろう?これは」とその建物入口に設置された工事物件の看板を見ると、それには「砂防情報表示提供システム増設工事」と書かれている。

豪雨や噴火等による土砂災害から守るための情報提供システムのひとつなのだろうか、と固く閉ざされたシャッターの前でしばし考え込んでいた"ほし"だが、ふとなにげなく見た文字に、今更ながら小さな驚きを発見。看板には事業主体が「国土交通省北陸地方整備局」と掲示されていたのだ。長野県といえば、てっきり関東管轄とばかり思っていたのだが、砂防に関しては、長野県の一部は北陸地方整備局の管轄なのだろうか(解釈が間違っている可能性もある点、ご了承願いたい。管轄話はあまり得意としないため)。
さて、売店内へと足を踏み入れるとまず最初に遭遇するのがスタンプだ。「風穴の里」は常に4種類の凝ったデザインのスタンプが設置されているのだが、そのうちのひとつには「スタンプラリー用」とシールが貼られている。

ここで新たな発見、このスタンプラリー用と書かれたスタンプは、今年度から新たにお目見えしたスタンプなのだ。まだ訪れていない人は、どうぞお楽しみに。
更に奥へと進めば、既に観光バスの団体客たちで売店内は大賑わい。右をみても左をみても「まぁ、これ美味しそうだわ」「これ、買っちゃおうかしら」、そんな声が客の購買意欲を更に盛り上げているようにも思える。

代表的な特産である稲核菜をはじめ、安曇村内のパン屋さんの手作りパンも並んでいたり、お総菜コーナーでは若笹寿司あたりも心そそられる。
そして、食堂入口には道の駅「風穴の里」ワインもズラリと並び、あらためて風穴の里の土産パワーに脱帽である。

おっと、食堂入口といえば、食券売り場では道の駅記念きっぷも販売中だ。新スタンプとの遭遇といい、道の駅記念きっぷを無事に購入出来たことといい、朝から嬉しい駅散策となった訳である。
 
 

▼次なる道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」へのルート:
風穴の里から国道158号/(主)25号/(県)278号/(県)315号/安曇広域農道 (距離:約24.1km)


さぁ、次に向かうは堀金村の道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」だ。「風穴の里」を出た我々は、一旦今走ってきた道を戻りながら、安曇村のお隣である波田町へ。例年、ショートカットのごとく国道158号からほどなく県道278号へと入り込んでいた我々だが、今回は国道158号をそのまましばらく走り、松本電鉄 波田駅付近から主要地方道25号へと左折する。

結局は県道278号と合流する訳だが、例年走っていた国道158号の裏道的な県道278号は、かなり道幅も狭いため、速度的には不利だったのだ。「前方にバスがいない場合は、今回のルートの方がペース的にも有利だね」としみじみと走りながら、県道315号を経て安曇野広域農道を北上だ。

昨年度は秋にこの道を通過したため、真っ白なそばの花の絨毯を堪能しながらのドライブだったのだが、今年は緑の田園風景が広がっている。この緑色の絨毯は梅雨空にも映えるので、憂鬱な気分を少しだけ癒してくれるのが嬉しい。

そんな風景を堪能していると、あっという間に「アルプス安曇野ほりがねの里」に到着だ。
 

 
 
アルプス安曇野ほりがねの里」おにぎり食べようと思いきや開店は11時から? (長野県堀金村)
到着時刻:09:36 スタンプ設置場所:情報交流館内
「やっぱりここは毎度毎度混んでるね」、いや、決して文句を言ってるのではない。この駅は、悪天候なんぞには全く左右されない元気いっぱいな駅なのである。

駅が産直センターメインな構成という点も、観光に左右されないひとつの理由なのかもしれない。建物入口には、大きな買い物袋をもった家族連れの風景が多数みられるのだ。我々はあいかわらず建物からかなり離れた位置に車を停めると、まずはスタンプを押すべく、情報休憩施設へ。
奥のカウンター上に設置されたスタンプは、もともとシャチハタ型だったのだが、インクは補充されておらず、その代わりにスタンプ台が一緒に置いてある。

どうやら、このスタンプは既にインク要らずなスタンプという使われ方を終えてしまったらしい。少々複雑な思いを抱えながら、とりあえずはスタンプ帳にポン。
続いて、大賑わいの物産センターへ。堀金村産の野菜類を中心に(勿論、そうでないものも並んでいるのだが)、新鮮な商品が安価で販売されているとあっては、皆、買わずにはいられないのだろう。"ほし"が「おっ、キャベツが安いや」とツヤツヤのキャベツを籠に入れようとしていると、隣の客も「どれどれ」とキャベツを手にとっている。と、丁度そこに、どこからかコソコソと"ほし"の後ろに立った"こあ"氏、その手にはジャガイモの袋が握られている。どうやら、"こあ"氏なりに安い野菜を探してきたのだろう。

こうして、しばし駅巡りを忘れ、野菜物色に時間を費やしていると、急に"ほし"は腹を押さえた。「ぐぅ・・・」、まずい、人に聞こえたら恥ずかしいぞ、と慌ててレジで支払いを済ませると隣の食堂をチラリと覗く。実は、そろそろ空腹も限界に達していたのだ。「ここでおむすびでも食べたいな」

物産センターの一角には「かあさんのおむすびの店」なる食堂があるのだ。「ここは10時から開店しているはずなんだけど」いざ食堂を覗いてはみたのだが、そろそろ10時になろうとしているのにもかかわらず、開店する様子がみられない。"こあ"氏は「本当に10時から開店するの?」と半信半疑な顔。そうしているうちに10時は過ぎ、それでも店は開かない。

「ちょっと聞いてくるよ」と、"ほし"は事務所窓口に向かって歩いていく。「すみません、食堂って何時から開きます?」、すると職員さんから返ってきたのは「11時からですよ」といった、残念な回答であった。冬期は11時からと聞いていたのだが、まさか今の時期もこの時間帯で営業しているとは思いもよらず、結局、"ほし"は空腹の胃を抱えたまま、この駅を立ち去らねばならなかったのである。

あぁ、おむすび定食、食べたかった。
 
 

▼次なる道の駅「安曇野松川」へのルート:
アルプス安曇野ほりがねの里から安曇広域農道/(県)432号/国道147号/(県)329号/(県)306号 (距離:約14.3km)


こうして、ちょっぴりの後悔を残したまま、道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」を出発した我々は、広域農道を更に北上を続ける。次に向かうは松川村の道の駅「安曇野松川」である。既に何度も走った道ゆえ、季節感以外には特に物珍しさもないがまま、周囲の風景をぼんやりと眺めながら走るだけの我々だったが、カーナビがここで突如「次の信号を右折です」と言い出した。

「あれ、いつもここで曲がっていたっけ?」「いや、違うぞ」、もしかしたら、たまには異なる道を通らせてあげよう、といったカーナビのニクイ演出か、なんて冗談を言いながら曲がった道は、穂高町内の県道432号である。田園風景と民家が続くのどかな道の風景は変わらぬまま、やがてJR大糸線 穂高駅前を通過し、国道147号に至る。

そうして、静かな空気が漂う国道147号を北上、更に県道306号をも北上すれば、左手に道の駅「安曇野松川」が現れる。余談ではあるが、大町市へ抜ける場合は、国道147号を利用するよりも、平行して走る県道306号の方が、景観的にもそして走りやすさの面からもお薦めであることを付け加えておこう。
 

 
 
安曇野松川」新たなる名物発見!その名もこんにゃく餅 (長野県松川町)
到着時刻:10:24 スタンプ設置場所:物産店レジ横
特に華やかな施設があるという訳でもなく、売店と食事処といった至ってシンプルな構成なのに、とにかくほっと出来る道の駅、それが「安曇野松川」だ。この駅の場合、駐車場は割と混雑していることが多いのだが、今日は珍しく比較的余裕がある。

「悪天候だと、全体的に混雑していなくて嬉しいよね」と、「アルプス安曇野ほりがねの里」で語った言葉とは正反対ではあるが、とりあえずプラス思考な我々は、車を停めると早速建物内へと足を踏み込む。
すると、入口に入った途端、いきなり目に飛び込んできたのは「寄って停名物 こんにゃく餅」の垂れ幕である。2002年に訪問した時にはこのような垂れ幕はなかったと記憶しているため、昨年秋以降に登場したものだろうか。この垂れ幕、売店入口だけでなく、食堂入口にも同様のものをドーンと掲げている。名物と聞けば食べずにはいられない"ほし"、「よし、やっぱりここで朝食兼昼食にしよう」とあっさりと決定だ。

"こあ"氏も「おっ、待ってました」と言わんばかりにそそくさと食堂入口の食券売り場の前に立っている。入口で食券を購入する形式は今も昔も変わらないのだが、食券を買うと自動的に厨房に注文が入る仕組みに変更されており、いちいち食券を渡す必要が無いのだ。
結局、名物料理の食体験に非協力的な"こあ"氏はカレーうどんを、"ほし"はといえば、道の駅という名前に惹かれて「道の駅定食」を注文。更に、純粋な好奇心から、名物と掲げられた「こんにゃく餅」をデザート代わりに食べてみることにしよう。

それにしても、昼食にはまだ早すぎる時間帯のせいか、我々の他にはほとんど客がいないのが少々寂しい。といっても、料理ができるのを待っている間には、この駅の名物であるふじりんごソフトを食べにやってくる人が何組か見受けられる。"ほし"的には少々酸味が強いソフトだったのだが、これからの暑い季節にはピッタリなソフトだったことを思い出しながら、ソフトを頬ばる客の姿をぼんやりと眺めている。
まもなくお待ちかねの料理が出来上がったようだ。早速、各料理に箸をつける我々。まぁ、"こあ"氏が食べるカレーうどんは、特に強い印象を受ける味という訳ではないのだが、汁は最後の一滴までアッツアツのままだったようだ。

「いやぁ、カレーうどんって、時々無性に食べたくなるんだよね」と満足気味な"こあ"氏だったが、量的にはもう少し欲しかったらしい。
そして"ほし"がただいま食べている「道の駅定食」、こちらは山菜とイカのかき揚げ、刺身こんにゃく、山菜の水煮(小鉢)、漬物、古代米、みそ汁がついて嬉しい値段の800円。

ひとつひとつの品は量的に決して多い訳ではないのだが、料理点数が多いとそれだけでも満足感が増すから不思議である。特に、刺身こんにゃくは、実にプルプルッとした心地よい食感が美味しく、酢みそとの相性もピッタリだ。古代米のご飯といい、全体的にヘルシーな印象を受けるが、イカと山菜のかき揚げが満腹度を増してくれる。
さぁ、次にデザート代わりに「こんにゃく餅」を食べてみよう。この「寄って停まつかわ」名物のこんにゃく餅は、宣伝の貼り紙によれば、松川村産のこんにゃく芋と上質のくず粉を使用した見た目にも涼しげな一品。トッピングにはこれまた松川村産の黒豆が原料であるきな粉、更には特注の黒蜜をかけて頂く。さて、一口食べてみると、こんにゃく餅の食感は、「餅」のモチモチ感というというよりも、先程食べた刺身こんにゃくのプルプルプルルンといったなんともいえぬ心地良い食感に似ている。餅ときなこはかなり淡泊な味ゆえ、ふくよかな甘みをもつ黒蜜が決め手となっている。

ただ、一皿250円(1人前)という値段にしては、量は割と多めだ。これはあくまでも個人的な意見だが、お試しサイズとして、1/2人前150円あたりで販売してくれると、嬉しかったりする。

というわけで、今回この駅で食事をすることすら、予定外だったのだが、更に予期していなかった名物に出逢え、かなり嬉しい我々であった。「ふぅ、満腹だ。そろそろ行こうか」
おっと、このまま駅を出る訳にはいかない。どうも食事を堪能すると、かんじんなことを忘れがちになってしまう悪いクセである。慌てて売店へ引き返すと、レジ付近のカウンターにてスタンプを手にとる。すると「おや?」、風穴の里に続いてこの「安曇野松川」においてもスタンプの新デザインが登場なのだ。古いバージョンのスタンプも一緒に設置されているが、やはり新しいスタンプは綺麗に押せるから嬉しい。「うーむ、満足」、ついそんな言葉を口にしてしまう。

何度訪れても、こうした新たな発見は嬉しいものだ。来年はどんな発見があるのだろう。そういえば、ここの駅を訪れたら必ず購入する、ふわふわっとした皮の感触とバラエティーに富んだ具が美味しい「アルプスまんじゅう」、なんと今回は完売であった。あぁ、残念。
 
 

▼次なる道の駅「池田」へのルート:
安曇野松川から(県)306号/(県)329号/(主)51号 (距離:約5.7km)


さて、次に向かうは道の駅「池田」、池田町ハーブセンターである。実は本日の旅の主目的は次に向かう「池田」である。というのは、旅のお題目を見れば一目瞭然だろうが、"ほし"は昔からラベンダーに目が無い(そんなことを言っておきながら、駅巡りをするようになってからはラベンダー巡りをする機会もほとんど無いまま、現在に至っている)。

というわけで、今日こそは池田ハーブセンターの向かいにあるハーブ園でラベンダーを堪能しようではないか。幸い、今は雨もあがっている。このタイミングを逃してなるものか、と道の駅「安曇野松川」を出た我々は、県道306号を逆戻りしながら川向こうへ渡るべくせっせと走る。

橋を渡り、主要地方道51号へと進めば、再び北上だ。すると、道の駅「池田」はほどなく現れる。

 
 
池田」今年のラベンダーは池田町で堪能だ! (長野県池田町)
到着時刻:11:35 スタンプ設置場所:池田町ハーブセンター入口
主要地方道51号は、普段からそれほど交通量が多い路線ではない。しかし、ラベンダーな時期はもしかしたら交通量も増えているのではないだろうか、そんな一抹の不安もあったのだが、それはどうやら取り越し苦労に終わったようだ。主要地方道51号は特に混雑もみられぬまま、無事に道の駅「池田」に到着してしまったのである。

それでも、ハーブセンター側の駐車場は相変わらずの混雑ぶりだ。「今日は、ハーブセンターではなく、その向かいのハーブ園をメインに見学するつもりだから、ハーブ園側の駐車場に停めようか」と右手の敷地を指さす。
ハーブ園側の駐車場はまだまだ余裕たっぷりな状態ゆえ、ひとまず安心だ。早速、車を停めた我々はラベンダーが咲き乱れるハーブ園へ。

ところが、ラベンダーガーデンの約2/3は既に開花時期を終え、ほとんどが枯れてしまっているではないか。本気でラベンダーが見たければ、もっと早めに訪れるべきだったのである。
ショックを隠せない"ほし"だが、奥へ進めば、まだまだ咲いている一角も存在する。どうやらラベンダーガーデン内でも、微妙に開花時期が異なる品種があるためか、ガーデン奥に植えられていた部分はただいま開花真っ最中な状態だったのである。

早速、その一角でラベンダーに顔を近づけた"ほし"は、とある生物のあまりの多さに思わず後ずさり。
「働き者の蜂が多いのだから、気を付けなくちゃだめだよ」、横で"こあ"氏の声が響く。そう、ラベンダーの花々にまとわりついているのは、蜂・蜂・蜂、それもかなりの数である。これは呑気に写真を撮ってるどころではなさそうだ。

ラベンダーを堪能するだけ堪能すると、蜂から逃れるように慌ててガーデンの外へ出たのであった。
ハーブ園の敷地内には、ラベンダーガーデンの他にも「ハーブ見本園」なる様々なハーブが植えられた庭園がある。

園内は、開花時期を終えてしまったハーブやらこれから開花を迎えるもの、すっかり枯れてしまったものなどが混在しているため、見た目に美しい庭園という訳にはいかない。
しかしながら、「ほほぉ、これがあのカモミールか」等と、聞きかじりな知識と照らし合わせながらひとつひとつの花を見ていくと、これが結構楽しい時間を過ごせるのだ。

こうして、スタンプラリーをしばし忘れて花とのふれあいのひとときを楽しんでいた我々であったが、ハーブセンターの外観が目にとまったところで、はっと現実に引き戻された。
「いかん、スタンプを押しに行かねば・・・」、そうしてハーブセンター入口にやってくると、例年同様、スタンプは入口付近に設置されている。

「また今年もインク切れなんてことは無いだろうか」、実は道の駅「池田」のスタンプはシャチハタの3色スタンプなのだが、2000年から2002年に至るまで、必ずどれかの色がインク切れ状態で、なかなか綺麗に押せずじまいだったのである。したがって、駅には申し訳ないが、あまり期待せずにスタンプ帳にスタンプを押す。ところが、いざスタンプ帳を見ると、思わず「えっ?」と小さな叫びが漏れる。そう、綺麗に押印できるではないか。赤・青・緑のいずれのインクもたっぷり充填されており、ようやく満足のいく押印が得られたのである。

そんな喜びの気持ちを抱えたまま店内を散策、ハーブ製品を物色するとレジで支払いを済ませ、気分良く館外に出る。ハーブセンターを訪れると、ついつい何かしらハーブ製品を買いたくなるのは、今にはじまったことではない。

「ラベンダーも堪能したことだし、今日の旅はこれでおしまいか」、そんな訳はないだろう。まだ、旅の予定の半分もこなしていないのだ。
 
 

▼次なる道の駅「さかきた」へのルート:
池田から(主)51号/国道19号/国道403号 (距離:約25.5km)


さて、次に向かうは坂北町の道の駅「さかきた」。以前、まだ「さかきた」が道の駅として登録されていなかった頃は、「池田」から国道19号に出たらそのまま「大岡村」へと北上するといった、割とスマートなコース選びが出来ていたのだが、「さかきた」が出来てからは、国道19号から一旦国道403号にそれ、「さかきた」へ立ち寄ってから再び国道19号に復帰するといった、いわゆる「ちょっと横道にそれる」コースを選んでいる。

このコースも、上田市に道の駅がオープンしたらまた組み直さなければ、と思う今日このごろだが、それにしても上田市の道の駅は駅名やら場所までは確保されている(川の駅はあるらしいが)というのに、一体いつ「道の駅」として供用開始するのだろう。

おっと、話まで横道にそれてしまった。というわけで、まずは「池田」から「さかきた」へ向かうことにしよう。「池田」を出た我々は、主要地方道51号を南下し、国道19号に合流、更に国道403号へと進むとしばし山道を走る。この国道403号は、昨年走った時の印象のまま、あいかわらず交通量が少ないうえに快適な山あいな道なため、ついつい気分よく走ってしまう。

左手を見上げれば、遠方に長野自動車道がみえる。そういえば、長野自動車道を走っていると、道の駅「さかきた」の屋根がしっかりと見えることをご存じだろうか。いや、だから、何なんだと言われてしまえばそれまでなのだが、長野自動車道は「さかきた」のすぐそばを走っている、ということだ。

 
 
さかきた」今年も買うぞ!もえぎどうふ (長野県坂北町)
到着時刻:12:58 スタンプ設置場所:屋外トイレ前
今年もやってきた、静かな山あいの道の駅「さかきた」。最初はある意味、かなり面食らった駅でもあるのだが、この駅を訪れるのも今年で3回目、この駅が決してトイレのみの駅でないことは当然ながら分かっている。実に小さいながらも直売所と軽食堂だってあるのだ。

更に、我々にとって「さかきた」は、必ず買いたい商品が存在する駅でもある。小さいからといって侮ってはいけない。特に混雑嫌いの"こあ"氏はこの駅をえらく気に入っているらしい。
屋外トイレもしっかりと清潔を保っているし、スタンプもトイレの入口に設置されているのは例年どおり。

しかし、なんとスタンプが従来のものに加えて更に追加されているではないか。これは喜ばしいことだ、と早速スタンプ帳に押印し、満足げにその場を後にする。
そして、足早に向かった先は勿論直売所だ。そう、この駅へ来たら必ず買いたいものとは、昨年(2002年)購入して好評であった「もえぎとうふ」である。店内を見回すと早速「もえぎとうふ」を発見。

すると、店員さんが「もえぎとうふですか?とってあげますよ。何丁いりますか」とレジから出てきてくれた。"ほし"は「一丁お願いします」とペコリと頭を下げ、店員さんに豆腐をとってもらう。もしかしたら、客のなかにはまとめて買いに来る人も少なくないのではないだろうか。
こうして今年も無事に「もえぎとうふ」を手にすると、親子連れの客が店の入口でなにやらモグモグと食べているではないか。「な、なんだ?」とその様子に注目すれば、店頭の一角に「放し飼い地鶏ゆで玉子」販売コーナーを発見。つまり、地元で放し飼いされているニワトリのゆで玉子を販売、その場で食べられるよう、たまごのから入れまで用意されているのだ。

その親子があまりに美味しそうに食べているので、思わず"ほし"も・・・と思ったものの、さきほど食べた料理がまだまだ胃の中で踊っていたため、ここはぐっと我慢だ。なにしろ、「さかきた」から「大岡村」に向かうには、ちょっとしたデンジャラスな峠が待っている(かもしれない)のだ。
 
 

▼次なる道の駅「大岡村」へのルート:
さかきたから国道403号/(主)55号/国道19号 (距離:約18.7km)


次に向かうは道の駅「大岡村」。つまり、再び国道19号に復帰する必要がある。ここで一抹の不安が頭をよぎる。というのも、「さかきた」から「大岡村」へ向かうルートとして、主要地方道55号を利用する人は多いと思われるが、2002年訪問時はその55号が道路崩落により通行不可、よって主要地方道12号+県道395号を利用して山越えをしたのだ。その道が、"ほし"の身体とはとことん相性が悪かったらしく、すっかり体調を崩してしまったのである。

「今年は主要地方道55号が通行止めではありませんように」、そう願ったのは言うまでもない。

「さかきた」を出た我々は国道403号を北上、するとほどなく主要地方道55号への分かれ道にさしかかる。「どうかな?通れるかな」とキョロキョロと辺りを見回したが、どうやら無事に通行できるらしい。こうして、主要地方道55号を利用して国道19号に出るべく、山道を走っていく。

ライダーのお供的な存在である地図「ツーリングマップル」によれば、この主要地方道55号よりも、"ほし"との相性が悪かった主要地方道12号の方が好景観道路として位置づけられているようだが、"ほし"的にはこちら主要地方道55号も景観的に充分お薦めと思ったりもしている。途中、差切峡の岩群と山々の緑が非常に心に染みわたるのだ。

そうして、国道19号にひょっこり出てくれば、あとは北上するだけである。
 

 
 
大岡村」1年毎にスタンプ場所が移動する駅 (長野県大岡村)
到着時刻:13:37 スタンプ設置場所:食堂と売店の間
「大岡村」が左手に見えてきたと同時に、ぽつりぽつりと車のフロントウィンドウに雨粒らしきものが落ちてきた。

なんとかこれまでもちこたえてくれていた天候も、そろそろ我慢も限界なのか、本格的な雨の兆しがチラリと見え始めている。
道の駅「大岡村」も物産センターメインな駅、乾物や新鮮野菜が並ぶなか、"こあ"氏はまたしてもジャガイモの袋を抱えている。「だって、安いんだよ。これ」、おいおい、毎日芋づけな生活を強いるというのか。それでも、日々の食生活に関心をもつというのは良い傾向である。

おっと、道祖神菓子たちも我々にとっては既に定番的な土産だ。
さて、スタンプは何処だろう。2002年度は売店奥にひっそりと置かれていたスタンプだったのだが、2003年、再びスタンプは売店と食堂の間付近に設置されているではないか。

「何故再び?」と思われる人もいるかもしれないが、この位置、実は2001年度の設置場所と同位置なのである。ちなみに2000年度は2002年同様に売店奥に設置されていた。ということは、1年毎に売店奥と食堂通路を交互にスタンプ設置場所としているということか。
結局、また今年も「おやき」や「そば」を食べることが出来ずじまい。

こんなことならば、昨年、「おやきの旅」と称して信州スタンプラリー駅巡りをした際に食べておけば良かったと後悔しつつ、おやきの販売コーナーの前で地団駄を踏んで悔しがる"ほし"の姿があった。
 
 

▼次なる道の駅「信州新町」へのルート:
大岡村から国道19号 (距離:約14.8km)


次に向かうは道の駅「信州新町」、国道19号を犀川に沿って北上する爽快なルートだ。交通量も少ないので、更に快適度を増しているのも例年どおりである。しかしながら、快適過ぎてここで語るべき内容が無いというのもちょっと寂しい感はあったり。それほどまでに何事もなく、次なる駅「信州新町」に着いてしまったという訳だ。

 
 
信州新町」蕎麦打ち実演に注目だ! (長野県信州新町)
到着時刻:14:15 スタンプ設置場所:蕎麦打ち実演コーナーの前
「この駅はいつ来ても大賑わいだね」、それは駐車場に停まる車の列が物語っている。建物前にズラリと並ぶ車・車・車たちをみると、その盛況ぶりが分かるのだが、駐車スペースは数台分残されており、ほっと一安心。

早速、車を停めた我々は建物内へ入っていく。横広がりな建物群は、直売所や土産コーナー、食事処が建ち並び、特に土産コーナーを中心に客が集まっているようだ。
そんななか、まずはスタンプを押そうと、そば打ち実演コーナー前に設置されたスタンプの前に立つ。ここ「信州新町」の道の駅では、駅内で打ちたて生そばを食べられることでも有名なのだ。

すると、ちょうど目の前の実演コーナーで年輩の女性職人さんが蕎麦をのばしているではないか。「蕎麦切りをするまで、ここで見ていこうよ」と、慌ててスタンプを押印すると、その場から立ち去ることなく、目の前で繰り広げられる蕎麦打ち風景をしばし見学だ。
さて、職人さんは、蕎麦を薄くのばすのばす、これでもかというほどのばすのばす。

そして、たたんでたたんで、再びのばしてのばして、そんな風景をじっと眺めていると、いつの間にか周囲にも人だかりが出来ている。
さぁ、いよいよ蕎麦切りだ。職人さんはまな板の上にたたんだ蕎麦を置くと、リズミカルにトントントンと蕎麦を切っていく。それにしても、あのトントントンというリズムにのって、思わず己の首も上下にブンブンと振れてしまうから困ったものだ。こうして、蕎麦を全て綺麗に切り終えると、職人さんはその蕎麦を入れた箱を抱えて、そそくさと奥へ消えていってしまった。

「よーし、あの蕎麦を買おう」、結局昨年に引き続き、またしてもここで蕎麦を買ってしまったのであった。
そういえば、ここの生そばは持ち帰り用の他に、全国発送も出来るらしい。宿泊の旅をしている人にとっては、発送可能というのはかなり嬉しいのではないだろうか。我々が蕎麦を購入している隣でも、丁度発送手続きをしていたようである。

蕎麦も良いが、この駅の「おやき」も気になるところだ。あぁ、「おやきの旅第二弾」なんぞを決行したくなる、今日このごろだ。
 
 

▼次なる道の駅「中条」へのルート:
信州新町から国道19号/白馬長野道路(有料)/(主)31号 (距離:約5.2km)


「信州新町」で購入した蕎麦を大切そうに抱えて車に戻った我々ではあったが、雨がいよいよ本格的に降り出し、少々憂鬱気分上昇中である。「さぁ、とにかく次の駅へ行かねば」と向かったその先、それは道の駅「中条」である。

「信州新町」と「中条」はまさしく近隣の道の駅。両駅間は約5kmほどなのだ。交通量も少なく、更には有料道路を利用すれば、それこそあっという間の到着である。たまには、有料道路ではないルートを利用してみようかとも思うものの、かなりの遠回りを強いられそうなので、結局そんな勇気はないまま、こうしてまた今年も200円の通行料金を支払うのだ。

トンネルを抜け、主要地方道31号を西へ走れば、左手に道の駅「中条」が見えてきた。

 
 
中条」雨に濡れながら"紫陽花"なひとときを (長野県中条村)
到着時刻:14:56 スタンプ設置場所:館内情報コーナーの一角
付近の交通量が少ない割には、集客力が高い駅のひとつである「中条」、ところが、今日は珍しく"混雑"とまではいかないようだ。やはり、この悪天候のせいだろうか。

それでも、直売所には雨にもかかわらずせっせと買い物にいそしむ人の姿が多数見受けられる。
そんな風景を横目に見ながら、雨を避けるように慌てて売店に入ると、まずは店内をぐるりと一周だ。道の駅「中条」といえば、売店・食事処がメインのオーソドックスなタイプの駅だが、ドライブ中の土産探しには丁度良いせいか、客足も多いほうだ。

というわけで、昨年は長年?の念願であった名物「笹おやき」を食べて満足の中条散策、今シーズンは何か新たな発見はあるだろうか、と右だ左だとキョロキョロ。
すると、ここ数年よく見かける「道の駅中条 黒ごまにんにく」の横に新たなる道の駅手作り珍品を発見、その名も「野沢菜つくだに」である。実際に試食してみたのだが、これが甘辛過ぎず、野沢菜の風味を大切にしたご飯が進む一品だ。「しかしなぁ、漬けものの類は、先週道の駅"おかべ"や他の駅でも買って、たんまり備蓄してるかなぁ」と今回はぐっと我慢。

その代わりといっては失礼、いや、お薦めと強く言っても良い一品を手にする。
それは中条村の「なめこ」だ。スーパー等で購入するなめこよりもサイズ的に大きめだが、なんともいえぬ色つやではないか。これは買わずにはいられないと、確信したのは、"ほし"ではなく"こあ"氏であった。

「なめこがあるよ、なめこが」とわざわざ"ほし"を呼びにきた"こあ"氏が、なめこを指さす。「うむむ、たくましげな"なめこ"だね」と"ほし"も陳列ケースをのぞき込む。その後、勿論そのなめこを買ったのは言うまでもない。
そして、売店の隅にある小さな観光案内コーナーに設置されているスタンプを手早く押すと、そのまま館外へ。すると、屋外トイレの裏手に、梅雨の憂鬱な空気をぱっと明るくしてくれる風景に遭遇、その正体は「紫陽花」であった。山の斜面に沿って咲く紫陽花の風景に、思わず足をとめる人も少なくない。「わぁ、紫陽花だ」「綺麗だよね」、そんな会話があちらこちらから聞こえてくる。

そんな紫陽花な風景を見ていると、この時だけは雨が降っていてくれたことに感謝したりも。なんといっても、紫陽花には雨がよく似合う。

「ところで、もう7月も中旬だというのに、まだまだ梅雨まっただなかって感じだね」、確かにそろそろ夏の兆しが見えてきても良いはずなのだが、一体どうしたというのだ?今年の天候は。空を見上げれば、どうみても6月の空に思えてならない。
 
 

▼次なる道の駅「ぽかぽかランド美麻」へのルート:
中条から(主)31号 (距離:約12.2km)


さて、次に向かうは中条村の西に位置する美麻村の道の駅「ぽかぽかランド美麻」だ。ルート的にも、ただただ主要地方道31号を西へ12kmほど走るだけといった、至って単純明快な道であるうえに、なんといっても交通量は少ないわ、道自体も立派に整備されているわで、ついついアクセルもグイッと踏みたくなってしまいがちだ。(毎年、何もなさ過ぎてコメントに困る我々だったりも。いや、何も無いにこしたことはない、と思って欲しい)

 
 
ぽかぽかランド美麻」おや?ぽかぽかランド美遊横のラーメン屋さんが閉店だ (長野県美麻村)
到着時刻:15:33 スタンプ設置場所:ぽかぽかランド美麻(温泉施設)1階フロント
というわけで、あっけなく次なる駅「ぽかぽかランド美麻」に到着してしまった我々は、敷地内に入るやいなや、「えっ?」と驚きを隠せない。

ぽかぽかランド美麻の温泉側駐車場はいつもいつも混雑に見舞われ、車を停める場所に苦労させられるのだ。それが今日は一体どうしてしまったのか、と思うほどに停まっている車が少ない。
温泉施設メインな駅はいつでも混んでいる、といった持論を見事に崩されてしまった感があるものの、とにかく中へ入ろう。

いつもは大賑わいのロビーも、今日ばかりは静けさが漂い、小さな売店コーナーも閑散としている。
とにかくスタンプを押さなければ、とフロントに近づき、カウンターの上に置かれたスタンプを押すと、ふとレストラン入口の「美麻そば」に視線がとまる。そこではっと思いついたように、フロントの係員さんに「美麻そばって販売しているのですか」と聞いてみる。すると「販売していますよ。2人前1パックで1,000円になります。ただ、今日中に召し上がって頂かないと・・・」と係員さんの言葉が濁る。もしかしたら、我々がそこそこ遠方からやって来たということを、係員さんは察知したのかもしれない。

よくよく考えてみれば、我々はつい先程、信州新町でも生そばを買ったばかり、さすがに生そばを何人前も買い込む訳にはいかない。「うーむ、買って帰るよりも、レストランで食べた方が良さそうですね」とペコリと頭を下げてその場を後にした我々は、ロビーの椅子に座りながらひとやすみ。

というのも、次に向かう「白馬」で本日の夕食を、と考えていたのだ。ところが、ただいまの時刻はまだ16時にもなっていない。「白馬のレストランって17時にならないと食事出来ないよ」「美麻から白馬って10数分で着くよね」「あまり早く着きすぎても、休憩施設がある訳ではないから、売店内をウロウロしているしかないよね」「こ、困った・・・」、この会話からもわかるように、我々はすっかり時間をもて余してしまったのである。
天気が良ければ、隣にあるぽかぽかランド美遊の遊戯施設で童心に戻って遊び回っただろうに、この雨ではそれもままならない。しばらくロビーでぼんやりと観光チラシ等を見ていたが、どうも時間を無駄に使っているように思えてならない。「雨は降ってるけれど、とりあえず隣の美遊側に行ってみよう」

温泉施設である「ぽかぽかランド美麻」の隣には、前述のとおり「ぽかぽかランド美遊」と称する屋外遊戯施設・屋内多目的広場があり、多目的広場前では時々農産物直売も行われているのだ。しかしながら、こんな雨の日は、農産物の直売はおろか、1台も車が停まっていないではないか。
更に、屋内多目的広場の横で営業していたはずのラーメン屋には「都合により閉店させて頂きます」の貼り紙が掲げられている。

次に訪れた時には、何か新しい店舗が営業しているのだろうか、それはまだ何もわからない。
 
 

▼次なる道の駅「白馬」へのルート:
ぽかぽかランド美麻から(主)31号/(主)33号/国道148号 (距離:約8.8km)


時間をもてあまし気味な状態のまま、結局すぐに「ぽかぽかランド美麻」を出発してしまった我々は、そのまま道の駅「白馬」に向かって走り出した。

主要地方道31号から33号へと進むとしばし北上、のどかな田園風景の中を走れば、ほどなく国道148号である。どうやら、今日はもう雨があがることはないらしく、雨の音はいよいよ強くなる一方だ。行き交う車もほとんどなく、妙な寂しさすら感じたりも。いやはや、我が儘な感覚である。

そして、国道148号をほんの少しだけ南下すれば、すぐ左手に道の駅「白馬」が現れる。

 
 
白馬」やっぱり白馬紫米は美味い! (長野県白馬村)
到着時刻:16:16 スタンプ設置場所:売店内の案内カウンター上
「ぽかぽかランド美麻」に続いて「白馬」の駐車場も、今日は何故か静かすぎる。写真では施設前に車が何台も停まっているため、混雑度はいまひとつ分かりづらいかもしれないが、この写真に写っていない部分の駐車スペースは、かなりの空車が目立つのだ。我々の場合、これまで混雑が目立つ夏や秋に訪れることが多かっただけに、ついついギャップを感じてしまう羽目となる。いや、今日の場合は、特に梅雨時の雨の夕刻のせいもあるだろう。皆、早めに帰宅の途に就いたと思われる。

雨のせいで、16時過ぎといった時間帯の割にはかなり薄暗く、華やかなイメージがある道の駅「白馬」の施設外観も今日ばかりは寂しげな印象が強い。「やはり道の駅白馬には青空が似合うなぁ」、雨に濡れながら建物を見上げる"ほし"。
おっと、ここでぼんやりとしている場合ではない。折角、早めにこの駅へ来たならば、やはり買っておかねばならぬものがある、と我に返ると急いで売店へ駆け込む。

道の駅「白馬」訪問も4年目ともなれば、当然ながら我々的な定番土産もひとつやふたつは存在する。そのひとつが、「かたくりまんじゅう」。実は昨年訪れた際には既に売り切れ状態、かなり悔しい思いをしたことを、はっと思い出した。さて、今日はあるだろうか、陳列棚をみれば、"白馬おやき"と共に"かたくりまんじゅう"もあと4個ほど残っているではないか。「あった!!」、その声に"ほし"の横にいた男性もビックリ。そうして、"ほし"はそのうちの2個を買い物籠に入れると、後からやってきた"こあ"氏に「かたくりまんじゅう、今日はあったよ!」とVサイン(ちょっと古いが)。
もしかしたら、こういう声というのは、知らぬうちに店内宣伝になってしまうのだろうか。更に店内を1巡して戻ってきた時には、残りの2個のかたくりまんじゅうもなくなっており、完売状態となっていた。

そうして、籠を大切そうに抱えた"ほし"がレジに並んでいると、その籠の中を覗いた"こあ"氏「あれ買ってないじゃないのっ!」とムッとしてその場を離れる。「えっ?」、何か忘れただろうか、と"ほし"が首を傾げているところに、慌てて"こあ"氏が何かを手にしてレジへ戻ってくる。それは「白馬紫米おこわ」であった。

そう、これを忘れていた。「かたくりまんじゅう」と並び、我々的白馬土産の定番品でもある「白馬紫米おこわ」が、陳列棚で1個だけ残されていたのである。
スタンプも忘れてはならぬ、と売店一角に設置された観光案内カウンターで本日10駅目のスタンプをポンと押す。「ここのスタンプは、デザインがずっと変わらないままだね」、確かに2000年訪問時から白馬の山々を描いたデザインのままである。

さぁ、おまちかねの夕食タイムだ・・・と時計をみればまだ16時40分、食事はまだ出来そうにない。こんな時は、「お茶でも飲みながら待つとしようか」、そうだ、休憩施設がないならば、いっそのこと、レストラン内でコーヒーでも飲みながら食事の時間を待つという手があるではないか。
こうしていそいそとレストラン内に入ると、"こあ"氏はコーヒー、そして"ほし"はといえばあいかわらずソフトクリームを注文している。「食事前にソフトクリームなんて食べて、かんじんの食事はできるの?」、今日の"こあ"氏はよく怒る。「ふふふ、甘いものと食事は、べ・つ・ば・ら」、この言葉、あまり好きではないのだが、こんな時にはとりあえず活用しておこうと、"ほし"はソフトクリームにかぶりつく。「まったりしていて、美味しいよ」と言いながら食べる"ほし"を、ソフトクリームよりも冷たい視線で見守る"こあ"氏であった。

時計をみれば17時を1分過ぎたところ、すると"こあ"氏がすかさず店員さんを呼び、「もう、食事って出来ます?」と聞いている。どうやら"こあ"氏は、目の前のメニューで空腹度が加速していたらしい。店員さんの「できますよ」の言葉に、すぐさま「野豚の肩ロース定食、お願いします」と注文している。続いて"ほし"も「夢白馬定食、お願いします」とメニューを指さす。

注文後、料理が出てくるまでの時間はかなり早かった。よくよく考えてみれば、夜の食事時間が始まって我々が第1組目の客だったのである。
というわけで、まずは"こあ"氏が頼んだ「野豚の肩ロース定食」、この料理は「本日のシェフのおすすめ」に掲示されていた料理のひとつだ。もともと、"こあ"氏は次の駅である「小谷」での野豚料理を楽しみにしていたのだが、"ほし"が「今日は白馬で夕食だ」と宣言したため、少々ふくれっ面をしていたのだ。しかしながら、そのふくれっ面も一口食べたところで、笑顔に変わっている。肉は軟らかく、また、肉自身もコクがあって味わいたっぷりなのだ。

実は、この「野豚の肩ロース定食」を食べた後に、道の駅「小谷」でも「野豚のカツカレーを食べるぞ」と息巻いていた"こあ"氏、その勢いは消え失せたようだ。
一方、"ほし"が注文した白馬の味を堪能できる「夢白馬定食」、さぁ、こちらの味はどんなものだろうか、と箸をつける。白馬の紫米おこわをはじめとして、岩魚の煮付け、揚げだしそば豆腐、みそ汁、野沢菜の漬物がセットになった、見た目にも実にヘルシーな定食である。紫米の美味しさは既に経験済みではあるが、あらためて食べるとやはりこのモチモチッとした感覚がたまらない。それでいて健康的にも良いというのだから、嬉しさも倍増である。岩魚の煮付けもご飯が進む味、更に普通の豆腐とはひと味ちがう揚げだしそば豆腐あたりは、日本酒に合いそうだ。

こうして、すっかり満腹状態となってしまった我々は、ついつい「今日はこれでおしまいだっけ?」なんて言葉まで飛び出す始末。しかしながら、まだまだ我々の旅は終わっていない。これから更に北上し、小谷村まで行くのだ。ところが、レストランの窓から外をみれば、「うわっ、土砂降りだ」、雨はいよいよ激しくなっていた。
 
 

▼次なる道の駅「小谷」へのルート:
白馬から国道148号 (距離:約24.9km)


さて、本日最後は小谷村の道の駅「小谷」である。昨年に引き続き、駅巡りの締めくくりは「小谷」というパターン、どうやら我々にとってはこれが定着化しそうだ。

土砂降りのなか、「白馬」を出発した我々は国道148号を北上、交通量も少ないまま、JR大糸線 白馬駅前を通過だ。この辺りまでは周囲の風景もレジャーリゾート地を感じさせる風景だが、北上すればするほど、山あいの静かな道へと変わっていく。

車はいよいよ少なくなる一方、それでも前方には数台の車が走っており、「あのキャンピングカーはきっと道の駅小谷に立ち寄ると思うよ」と予想してみたり。確かにそのとおり、前方数台の車たちはいずれも皆、道の駅「小谷」の駐車場へと入っていった。・・・って、おいおい、我々も一緒に入らねばならないだろう。

 
 
小谷」温泉・売店・食事処、どこも活気に満ちたこの駅が好き! (長野県小谷村)
到着時刻:18:15 スタンプ設置場所:売店と食堂の間の入口付近の公衆電話横
白馬で遭遇した土砂降りも、小谷村まで来れば少しは弱まってくれたものの、雨は一向にあがる気配もない。駐車場に車を停めると、急いで建物に駆け込んだ我々は、今度は外に出るに出られずぼんやりと建物入口に佇んでいる。

温泉施設がメインの道の駅「小谷」は、いつも多くの車で賑わう駅のひとつ。いつもよりはやや少なめな客足であるが、売店に足を踏み入れれば、レジにはズラリと並ぶ客の列だ。
あまりに長い列に、客の一人が「待ってられないから、もう行こう」と、買うはずだった商品を陳列棚に戻して立ち去るなんていう風景にまで遭遇してしまった。

いやはや、その客はタイミングが悪かったに過ぎないのだ。"ほし"が店内をブラリブラリと散策しているうちに、レジに並ぶ客は一人もいなくなっている。更に、18時を過ぎてしまったため、軽食スタンドは既に閉まっており、久々に食べたかった「とちの実ソフトクリーム」にも出逢えずじまいであった。
小谷の売店といえば、温泉メインな道の駅にしてはかなり力を入れており、多岐にわたる商品たちもみな健在である。

手作りの漬物類や山菜などは試食も出来たり、キノコ類等が豊富に採れる山あいの小谷村ならではの、ユニークな「まいたけクッキー」等々、あれやこれやと目移りしながらの売店散策は楽しい。
買い物を済ませた"ほし"が売店を出て、食事処の前にやってくると、なんと"こあ"氏がショーケースの前にへばりついている。「あぁ、野豚が食べたい・・・でも今はとても食べられそうにない」と腹をたたいてなにやらブツブツとショーケースと会話中らしい。

それほどまでに食べたかったのか、小谷の野豚(みっともないので、"こあ"氏をショーケースから引っぱがしてから写真をパチリ)。
さぁ、本日最後のスタンプを押すとしよう。スタンプは例年同様、入口の公衆電話横に設置されている。2000年訪問時からずっとこの位置に置かれているため、既に「スタンプはここにある」ことを認識してしまっている我々だが、初めて訪れた人には、スタンプが公衆電話に同化してしまっており、少々分かりづらい(と言い続けて早何年?)。

こうして、本日予定していた駅は、無事に全て回り終えたのであった。スタンプ帳を鞄に入れながら館外に出ると、あいかわらず雨は降り続いている。
 
 

「小谷」を出ると、国道148号をひたすら南下しながら、60km先の長野道 豊科ICを目指す。1時間以上もの間、一般道をせっせと走り続けなければならないのだが、特に渋滞はみられないまま、快調に豊科町まで戻ってきた。いや、戻ってきたという表現をあえて使ったのは、今日の昼間に立ち寄った幾つかの道の駅のすぐ近くを通過してきたからである。特に、豊科ICのすぐ近隣には、「アルプス安曇野ほりがねの里」があるのは、ご存じの方も多いだろう。

豊科ICから長野道に入ってしまえば、あとは流れにのって帰るだけだ。ところが、前方に輝く電光掲示板には「事故 通行止め」の文字が躍っているではないか。「えっ?どこが?」「中央道 飯田−園原間だって」「飯田って何処だっけ?」「岐阜方面に向かう側の中央道だったかな」、結局、我々の帰り道には影響は無いらしい。

そうして、雨のために速度規制はあったものの、長野方面から山梨を経て都内に至るまで渋滞らしきものは一切無く、返ってそれが不気味に感じながらも、何事もなく帰ってきた。

それにしても、いつまで続くのだろう、梅雨の季節。その昔、関東の道の駅スタンプラリーが7月中旬から開催された時期は、既に夏の空が広がり、炎天下に悩まされたものだが、今年は(この日記を執筆している)7月下旬になろうとしている現在もいまだ梅雨が居座っている。

こうなったら、天候と相談しながら次の旅の計画でもすることにしよう。

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最終更新日:2003年07月24日