関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
「そして今日も"みとみ"は雨だった」
ジンクスやぶれぬ梅雨の甲州・武蔵ラリー紀行
山梨/埼玉県編

2003年07月06日

さぁ、とうとうやってきた!待ちに待った道の駅スタンプラリー関東編。今回で関東地区のスタンプラリーへの参加も4回目、そろそろ関東の道の駅も馴染み深い場所ばかりとなってきたが、まだまだ探求しきれていないところは多数残されている。今シーズンはそんな数々を堪能しつつ、また今年も思い切り楽しんでしまおうではないか。

それにしても、毎度毎度、今シーズンの日記こそは長文からの脱出を心がけているのだが、また今年も長々文におつきあい頂くことになってしまいそうだ。「長い文章はちょっと・・・」と感じる皆さんは、適当にかいつまんで読んで頂ければ幸いである。"ほし"としても、なるべく「新たに発見したもの」や「今回の"珍"事」等に焦点を当てて掲載していくつもりであるが、後で読み返してみると、なにやら例年同じことを繰り返して語っていることが多いではないか。あぁ、恥ずかしい。

ところで、今シーズンは何処をスタートにしようか。例年、山梨県内からスタートしていた我々も、昨年は珍しく別の県からスタートしたせいだろうか、どうも最初から最後まで調子はいまひとつのままであった。ここは、特に縁起担ぎをする訳ではないのだが、結局山梨県をスタート地に選ぶことにした。大和村から北上、国道140号沿いに走り、雁坂トンネルを経て埼玉へ向かうというお決まりのコースである。


【東京都下出発時刻】06:09 【東京都下到着時刻】22:19
 色は山梨県の道の駅 色は埼玉県の道の駅
  市道/国道16号/国道413号/
国道412号/国道20号
甲斐大和
08:26
国道20号/(県)214号/国道411号/
(主)38号/国道140号
花かげの郷まきおか
10:13
国道140号 みとみ
10:52
国道140号/(雁坂トンネル)/国道140号 大滝温泉
11:59
国道140号/村道 荒川村
13:28
国道140号/(主)37号 両神温泉薬師の湯
14:00
(主)37号 龍勢会館
14:41
(主)37号/(県)270号/国道299号/
国道140号
ちちぶ
15:27
国道140号 はなぞの
16:34
国道140号 かわもと
17:42
国道140号/(主)69号/国道17号/
(主)14号/国道17号BP
おかべ
18:20

▼道の駅「甲斐大和」へのルート:
自宅から市道/国道16号/国道413号/国道412号/国道20号 (距離:約85.8km)


さて、本日最初に向かう道の駅は「甲斐大和」だ。これから夏から秋にかけては、休日の中央道といったらそれなりに混雑することが多々あるので、ここは早めに出発してせっせと一般道で向かうことにした。ここ数日、蒸し暑い日々が続いたが、今日は気温も低め、どんより曇り空である。

市道や県道を走りながら、八王子市内そして相模原市を経て津久井湖に至るまでは順調すぎる程に順調だったのだが、津久井湖を抜けようとしたその時、前方の車の列はパタリと停まってしまった。「な、なんだ?」、確かに津久井湖周辺の国道も割と混雑することはあるのだが、まだ朝7時を少し過ぎたところである。「混雑するにはちょっと早すぎるな」と目を細めて前方を見ると、反対車線側で何かが起きている。

そう、それはまぎれもない交通事故であった。それも、つい数分前に発生したばかりらしく、警察も救急車もまだ到着していなかったのである。現場は、2台の車が潰れ、更に人が倒れている。「あぁ、なんということだ」、もしかしたらあと数分早く通過していれば、事故に巻き込まれていたかもしれないのだ。そうしたら、ここでこのような文章を書いているどころではない。何が原因だったかは分からないが、とにかく気を引き締めて行かなければ、とその場を後にした。

その後、国道412号を相模湖方面へと走っていけば、国道20号に合流である。実は、なにも都内から市道や県道をさまようなんてことをしなくても、直接国道20号を利用して道の駅を目指せば良いはずだったのだが、ドライバーの"こあ"氏は国道20号があまりお好みではないらしい。

そうして、相模湖から国道20号に出た我々は、そのまま西へ西へと走るばかりだ。幸い、その後は渋滞に遭遇することもなく、順調に大月を越え、やがて笹子トンネルにさしかかる。この長きトンネルを越えればすぐ右手に道の駅「甲斐大和」があるのだ。

 
 
甲斐大和」朝一番訪問だと うらじろまんじゅうは買えないのね (山梨県大和村)
到着時刻:08:26 スタンプ設置場所:観光案内窓口
いくらなんでも都内から3時間も余裕をみていれば、道の駅「甲斐大和」の開館時間には間に合うだろうと思っていたのが正しすぎたのか、到着したのは開館時間の30分前。当然、建物のシャッターは固く閉ざされている。

久々にピラミッド屋根が印象的な道の駅「甲斐大和」に来た訳だが、あいかわらずトラックの駐車が多い。大型駐車場を見れば、トラックがひしめき合うように停まっており、既に満車状態である。その反面、小型車用の駐車スペースは開館前ということもあってか、まだまだ余裕たっぷり。実は、甲斐大和といえば昼間は割と混雑気味なのだ。
既に何度も訪れた経験がある「甲斐大和」、それゆえ、特に散策する内容もないまま、ふらりふらりと外を歩くしかない。と、公園の奥には、紫陽花がまだまだ咲いているではないか。ここはのんびりと紫陽花でも見ながら、朝の散歩といこう。

気が済むまで、公園散歩を楽しむと、ようやく建物の前に戻ってきた。しかし、入口のシャッターはまだ開かない。入口付近では、スタンプ帳を片手にウロウロ歩く人の姿も見受けられる。「あぁ、みんな開館をひたすら待っているのか」と時計を見ながら9時を確認したところで、シャッターがザザザッと開きだした。
おっと、まずはスタンプ帳を入手しないことには、我々のラリー旅は始まらない。2002年度は売店にスタンプが設置されていたので、まずは売店内に行ってみたのだが、スタンプらしきものは見当たらない。ということは、観光案内所か。そう、今年度は、観光案内所の窓口にスタンプ帳とスタンプが置いてあるではないか。

我々は1冊ずつ手にすると、そそさくと甲斐大和の欄にスタンプを押す。さぁ、また今年も過酷?なラリーが開始された。と、ここで腹ごしらえでもしておこう。
嬉しいことに、甲斐大和の軽食コーナーは、朝9時から食事も可能なのである。食事は10時や11時から、といった箇所が多いなか、この手の配慮は嬉しいところだ。

早速、朝一番からずっしり重めな食事をすることになった我々はといえば、"こあ"氏は牛丼を、そして"ほし"は前回食べ損なった道の駅定食を注文だ。
牛丼は、肉の量こそ少なめだが、道の駅としてはリーズナブルな500円、お味の方は特に特徴といったものは無いようだが、"こあ"氏は美味しそうに頬ばっている。

"ほし"にささやいたその言葉はといえば、「牛肉の量をもう少し増やしてご飯の量をもう少し減らしてくれるともっと嬉しいのだけどな」と、まぁなんとも我が儘な感想である。
そして"ほし"の目の前に現れた「道の駅定食」、これは大和村産のマイタケを使用した舞茸ごはん、そして虹鱒の甘露煮、漬物、一品(しじみのしぐれ煮のような料理)、そして半そば(うどんも選択可能だ)である。

実はこの「道の駅定食」、最初の年はここでその存在を確認、その次の年には完売で食べられず、そして本年、ようやく食べることが出来る定食なのである。いずれの料理も素朴感たっぷりの味わい、"ほし"的には、舞茸ごはんはもう少し濃い味の方が好みだが、この辺りは人それぞれではないだろうか。
食後の軽い運動のごとく、売店を歩いていると、"こあ"氏がぽつりと一言。「あれ?うらじろまんじゅうがまだ置いてないよ」、うらじろまんじゅうとは、よもぎによく似た草餅なのだが、これがなかなか美味しい。ところが、どうやら朝一番に訪れてしまったせいか、まだ道の駅の売店にまで運ばれてきていないらしい。それでも諦めきれない"こあ"氏は、レジで「うらじろまんじゅうは、今日は無いのでしょうか」とそそくさと聞いている。

すると、店員さんから返ってきた言葉は「作っているところに行って買ってくださいっ」、そう、語尾は「ください」ではなく「くださいっ」と冷たく言い放ったのである。これにはさすがの"こあ"氏も、思わずたじろぐ。道の駅の売店でしか購入したことが無い我々にとって、「作っているところに行け」と言われても何処に行ったら良いか分かるはずもない。

店員さん、何か虫の居所でも悪かったのだろうか、そのまますごすごと買い物と道の駅記念きっぷを購入すると、その場を後にする。というわけで、朝一番に訪問すると、うらじろまんじゅうに出逢えない可能性があるので、購入したい人は昼前後あたりに訪れる方が良いかもしれない。
 
 

▼次なる道の駅「花かげの郷まきおか」へのルート:
甲斐大和から国道20号/(県)214号/国道411号/(主)38号/国道140号 (距離:約20km)


さて、次に向かうは牧丘町の道の駅「花かげの郷まきおか」である。既にこのコースもお決まりなパターンではあるが、勝沼のぶどう畑を抜けて塩山市へと北上するルートは、特にぶどうの成長期ゆえ、「あぁ、山梨を走っているのだ」と実感させられる。ついつい山梨=ワインと連想してしまう己は、今更言うまでもないがつくづく飲兵衛なのかもしれない。

国道20号から勝沼町内に入り、県道214号にてぶどう畑の間を走りながら、しばしぶどうを堪能、更に国道411号を北上し、塩山市市内からは主要地方道38号へバトンタッチ。いわゆる「信玄みち」を走れば、武田信玄の菩提寺である「恵林寺」が見えてきた。この寺が見えれば国道140号はすぐそこだ、と覚えていたとおり、目の前の信号を進めば国道140号に合流だ。
それにしても、今日は行き交う車の量が少ない。いや、不安になるほど静かである。まさか、夏休みに向けて7月前半の日曜日は体力温存期間なのだろうか。そんなことを言っている間にも、国道140号左手に道の駅「花かげの郷まきおか」が見えてきた。
 

 
 
花かげの郷まきおか」駅の裏手に公園が出来ている? (山梨県牧丘町)
到着時刻10:13 スタンプ設置場所:情報コーナーの一角
駐車場は大混雑とまではいかないが、午前中にしてはかなり盛況な方だ。というのも、今日は道の駅内でフリーマーケットが開催されているらしい。なるほど、それで人の出入りが激しいのか、と思いつつ建物に近づいていく。

道の駅の施設前では、明日が七夕の日ということもあってか、飾り付けされた笹が飾ってある。残念ながら今日明日は天気はいまひとつということもあってか、関東の空では天の川を見ることは出来そうにもないが、笹を見ているだけでも七夕を感じられるのは良いことだ。
そうして敷地内を歩いていると、建物の裏手になにやら公園らしきものがあるではないか。まだ立ち入り禁止の状態であるが、丘の上に芝生が広がり、ちょっとした遊戯施設があるらしい。

そして、駅の施設から最も近い場所には、牧丘郷土文化館なるものもあるのだ。まだまだ駅の周囲も進化を続けているということか。次に訪れる頃には、足を踏み入れることも出来るだろう。今回のちょっとした発見であった。
さて、メイン施設内に入ると、まずは情報コーナーでスタンプを押印だ。ここの駅のスタンプは初めて訪れた2000年からずっと同じデザインである。

文字等が潰れている様子も無いことから、時々新調してくれているに違いない。そう思いながら、本日2駅目のスタンプを押す。
そして売店コーナーに足を踏み入れれば、やはりここで買いたいのが、さくら工房のパンである。訪れるタイミングによってはパンの種類も残り少なくなっていたりもするのだが、今日はまだ10時を少し過ぎたところ、パンも沢山並んでいる。あれやこれやとパンを物色すると、トレイにのせてそのままレジへ。

レジで支払いをしながら、「そういえば、ここには道の駅の切符ってあります?」とそれとなく聞いてみる。すると店員さん、「あぁ、あれはうちには置いてないんですよ。この辺りの道の駅だと、大和村さんにはあったはずですよ」と教えてくれる。「甲斐大和、さきほど行って購入したのですけど、なかなか置いている駅ってありませんね」と"ほし"。店員さんも続けて「ああいうのは、足並みそろえてやらないと、あんまり意味が無いんだよねぇ。なにしろ、最初がごたついたから」とちょっぴり愚痴。どうやら発行元が各道の駅に了解もとらずに始めてしまったことに根本的な問題があるらしい。思わず、"ほし"もふむふむと頷いてしまう。

やはり、多くの道の駅が切符を販売するまでは、遠い道のりなのかもしれない。
 
 

▼次なる道の駅「みとみ」へのルート:
花かげの郷まきおかから国道140号 (距離:約14.1km)


さぁ、次の道の駅へ向かおう。次は牧丘町の北に位置する三富村の道の駅「みとみ」である。牧丘町から国道140号をそのまま北上するだけのお気楽な道ゆえ、我々は「みとみ」にまつわるジンクスについて話し始めた。

昨年度のラリー日記を読んで頂いても分かると思うのだが、我々が「みとみ」に向かう時にはきまって雨が降るのである。今年で一体何回目だろうか、青空の下の「みとみ」に出逢いたいというその思いは、また今年もはかなき夢に終わってしまいそうだ。

晴れてなくてもいい、せめて曇りのままでいてくれ、という ほんの少しの期待をかかえながら我々が国道140号を北上しているというのに、今までなんとかもちこたえていたどんより曇り空から、最も歓迎したくないものが落ちてきた。あぁ、またしても今年もジンクスは破られぬまま、道の駅「みとみ」に到着である。「そして今日も"みとみ"は雨だった」
 

 
 
みとみ」向かいのキャンプ場のサウンドに駅の客も呆然 (山梨県三富村)
到着時刻:10:52 スタンプ設置場所:観光案内カウンター上
道の駅「みとみ」は休日になるといつも混雑しているため、我々は毎度、なるべく施設から遠い位置を選んで停めるようにしている。ところが、今日は一体何があったのか、と驚くほど、駐車台数が少ないのである。「今日って臨時休業じゃないよね」と心配になるくらいだ。

どうやらその心配はなさそうだが、それにしても敷地内を歩く客の姿もまばらである。と、ちょうどその時、何処からか凄まじい音量の音楽が鳴り出した。「なんだなんだ?」とその音の方向を振り向けば、その音源はどうやら道をはさんだ反対側にあるキャンプ場かららしい。駅の敷地内にいた客たちも、皆一斉に、その音の方向を見ている。

「これはとてもゆっくりくつろいだ気分で休憩という訳にはいかないな」、思わず出てしまった本音であるが、まさかそのせいで客足が少ないなんてことはないだろう(と信じたい)。
その音から逃れるように慌てて観光案内所に入ると、どうも向かいのキャンプ場利用者だろうか、明らかに駅の利用者とは異なる香りをぷんぷんと漂わせた外人のお兄さんが案内所で熟睡している。いつもは割と混雑気味の案内所も、この日はほとんど誰もいないのだ。

とにかくさっさとスタンプを押してしまおう、手早くスタンプ帳を広げた我々はスタンプをぐいっと押すと、そっと案内所を出る。
売店を歩いていると、道の駅「甲斐大和」や「花かげの郷まきおか」の店先でも販売していたプラムを発見、どうやら山梨はプラムの生産量日本一を誇るのだとか。丁度、6月から8月あたりに出回るらしく、そのせいかあちらこちらでプラムの販売に遭遇するわけだ。

「プラムといえば、秋田県の岩城町ではプラムの発泡酒やプラムワインがあったよね。ああいうものを山梨でもプロデュースしてくれないかな」なんて我が儘な発言をする"ほし"。加工品を食する前に、まずは果物そのものを味わえ、と多くの皆さんからお叱りを受けそうだ。
次に、食堂をチラリと覗いてみることにする。多くのコンビニエンスストアが、春になると豚まんの類の販売は終了するゆえ、この食堂でももう猪豚まんは売ってないだろう、と思いながらも、やはり確認せずにはいられないのだ。すると、肉まんケースの中にあるではないか、猪豚まん。

慌ててレジに駆け寄ると、「す、すみません、猪豚まん、ください」。こうして、もうすぐ夏になろうとしている今の時期ではあるが、無事に猪豚まんを口にすることが出来たのである。
アッツアツの猪豚まんを半分に割ると、我々はおのおのの口に放り込む。そのお味はといえば、横浜中華街の肉まんを思い出す味わい、ギュッと引き締まった肉がつまっているのだ。ここで"こあ"氏がユニークな感想を一言言い放つ、「これって、肉汁のない小籠包みたいだ」。肉汁が命の小籠包ゆえ、想像がつきにくい感想だが、確かに一理あるかもしれない。

こうして、我々の昼食はいのぶたまん半分で終わったのであった。

館外に出ると、あいかわらず凄まじい音楽が鳴り響いている。それは、道の駅「みとみ」にまでもおどろおどろしい低音域が響き渡るばかりだ。駅の店員さんも「なんか向かいのキャンプ場でイベントをやっているみたいですよ」と多くは語らなかった。
 
 

▼次なる道の駅「大滝温泉」へのルート:
みとみから国道140号/(雁坂トンネル)/国道140号 (距離:約27.4km)


さぁ、ここらで山梨県に別れを告げ、埼玉県へと進むことにしよう。次に向かうは、埼玉県大滝村の道の駅「大滝温泉」である。

道の駅「みとみ」を出ると、ほどなく雁坂トンネルが目の前に見えてきた。この長きトンネルの中間あたりで埼玉県入りなのである。既に何度もこのトンネルを利用させて貰っている者としては、しみじみと便利さをかみしめるばかり。埼玉・山梨間を車で行き来可能な現在に至るまでは、きっと両村同士は遠すぎる隣村だったのだろう。

トンネルを出ると、しばらくは山あいの道が続き、そして前方に現れるのは大滝大橋なるループ橋、更に続く山道を東へ東へ。交通量はかなり少なめであり、静かに広がる町並みを感じながら走っていれば、右手に道の駅「大滝温泉」が現れた。

 
 
大滝温泉」歴史民俗資料館で大滝村の歴史にふれてみよう (埼玉県大滝村)
到着時刻:11:59 スタンプ設置場所:郷路館売店側の入口付近
「おや?」、敷地内に進入した我々は首を傾げる。日曜日の昼間ともなれば、道の駅「大滝温泉」の駐車場はうんざりする程の大混雑、これが常に当たり前と思いこんでいた。ところが、今日に限ってなのか、駐車場はまだまだ余裕がある状態である。そういえば、交通量もいつもにも増して少ないことも影響しているのか。いずれにせよ、空いているうちに散策してしまおう、と車を降りる。

そういえば、大滝温泉という名から分かるように、敷地内には温泉施設「遊湯館」があるのだが、この営業時間が従来の17時までから大幅に延長されて20時までとなったらしい。各所に貼り紙でアピールしている。確かに温泉施設としては17時までの営業時間は短すぎると思っていただけに、嬉しい配慮だろう。

まずは、JA特産品販売センターで野菜等の買い物を済ませる。残念ながら、大滝村特産の中津川いもコーナーは、空の箱があるだけであった。「うーむ、残念」と言いながら、そのまま食事処と売店がある郷路館へ。スタンプはこちらに設置されているのだ。
ところが、いつもは郷路館の食事処入口に設置されているはずのスタンプが何処にもないではないか。

「あれ?何処に行ったのだろう」と売店側を覗いてみると、スタンプはその一角に設置されていたのである。しかも、いざスタンプを手にとると、「スタンプが新しくなったよ」と新たな発見にニンマリ。そう、この道の駅ではそれまでずっと道の駅共通のデザインスタンプが使用されていたのだが、デザインも一新し、オリジナルデザインのスタンプとして登場だ。
さて、本日のこの駅における我々の目的は、歴史民俗資料館見学、というわけで郷路館の隣の資料館へ足を踏み入れてみる。

入口で入館料を支払い、まずは大滝村周辺の立体地図を見ていると、職員さんが事務所から出てきた。そして、我々に大滝村の歴史について、それはそれはたっぷりと話してくれたのである。雁坂トンネルが無かった頃の交通の話や、甲斐武田氏が設けたという栃本関所の跡、はたまた大滝村に生息する野生動物、三峯神社や大陽寺の信仰話など、とにかく話はつきない。
館内では、大滝村の暮らしぶりや農業・林業、大滝村で出土された古銭等が展示されており、歴史深い村の姿をたっぷりと感じさせてくれる資料館であった。先を急がない人は是非立ち寄ってみてはいかがだろう。このような場所にふれると、ふと駅巡りは中断して、村内の神社や寺、関所跡等にも訪れてみたくなるものだ。

そう思いつつも、結局館外に出ると、「次の道の駅は・・・」と考えてしまう己の意志の弱さに少々恥ずかしさを感じたりも。何時の日か、更に視野を広げたのんびり旅でもする時には、村内をゆっくりと廻ってみたい。そう思うことにしておこう。
 
 

▼次なる道の駅「荒川村」へのルート:
大滝温泉から国道140号/村道 (距離:約12.5km)


次に向かうは大滝村のお隣荒川村にある道の駅「荒川村」。距離にして約12.5kmと近めであるゆえ、それこそ20分以内に到着してしまいそうだ。

「いやぁ、運転中の方が休憩している気分だよ」とのたまう"こあ"氏、しまいには「もう少し1区間が長い駅の方が楽だな」とまで言うではないか。確かに駅間が近ければ近い程、乗ったり降りたり歩いたりで体力消耗もうなぎのぼり。休憩するはずの道の駅で疲れていては何の意味も無いではないか、とふと思ったりもするが、まぁそれは心の中にとどめておこう。
やがて、前方に巨大なアーチと共に看板が見えてきた。この看板に従い、国道140号から一旦それると踏切をわたった先に見えてきたのは道の駅「荒川村」である。

 
 
荒川村」訪れる度に感じる 線路が似合う列車の駅風な道の駅 (埼玉県荒川村)
到着時刻:13:28 スタンプ設置場所:売店入口付近
国道140号という幹線道路沿いではない場所のはずだが、多くの車が立ち寄る道の駅「荒川村」は、いつ訪れても素朴感あふれる道の駅。

皆さんはどう思うかはわからないが、"ほし"はこの駅を見る度に、思わず列車の駅を感じてしまう。多分、横に線路が走り、更にこの施設の外観がそう思わせているのかもしれない。
そんなのどかな建物を目でおいながら、そそくさと駐車場に車を停めると、スタンプを押すべく売店へ。

スタンプは例年同様、入口付近のテーブルの上に設置されている。スタンプ押印後、売店内をぐるりと周りながら、あれやこれやと商品を物色。
荒川村は、とにかく蕎麦処が多数存在する「そば」の村でもあるのだ。だからだろうか、売店内にも荒川村産の蕎麦や蕎麦粉が販売されており、これでお好みの蕎麦を作ることが出来る。勿論、蕎麦クッキー等の菓子類も健在だ。こうして、しばし売店散策を楽しむ。

今回は隣接のビジターセンターには立ち寄らなかったせいか、短時間の散策に終わってしまったが、また何時の日か遊びに来よう。
 
 

▼次なる道の駅「両神温泉薬師の湯」へのルート:
荒川村から国道140号/(主)37号 (距離:約10.3km)


さて、次に向かうは両神村の道の駅「両神温泉薬師の湯」。「荒川村」から向かう場合は、主要地方道37号の極細道エリアを通過しなければならないのが、このルートの難点である。しかも、昨年度は豪雨のせいでしばらく通行止めになってしまった場所でもあるのだ。

ここを避けては通れない、意を決した我々は、国道140号に復帰すると一旦大滝村方面へと戻る形で走り出す。ほどなく主要地方道37号へと鋭角に入り込むと、いよいよ細い細い主要地方道37号の始まりだ。

ところが、今日は行き交う車が極端に少ないせいだろうか、いつもは憂鬱に感じる狭路続きのこの道も、特に気になることなく、ぐんぐんと北上していくではないか。多分、すれ違い不可区間で、逆方向から走ってくる車と出逢うことなく走っているからこそ、狭さを感じるに至らなかったのかもしれない。

「こんな道だったかなぁ」なんて、まるで狐につままれたような表情をしながら、気がつけば前方にはセンターラインが現れた。そうして、両神村の静かな町並みを感じつつ、更に北へと走れば左手に道の駅「両神温泉薬師の湯」が見えてくる。
 

 
 
両神温泉薬師の湯」ついに購入か?5個入り両神まんじゅう (埼玉県両神村)
到着時刻:14:00 スタンプ設置場所:薬師の湯入口
道の駅「両神温泉薬師の湯」といえば、温泉施設付きの道の駅、それだけに立ち寄る人も多い場所である。勿論、それだけではない。早速、足を踏み入れた売店も本日はかなりの盛況ぶりなのだ。

両神村の特産といえば、なんといっても「こんにゃく」。売店では沢山のこんにゃくたちが客たちを出迎えてくれた訳であるが、そんななかでもユニークな商品を発見、その名も「こんにゃくゼリー」だ。
どうもこんにゃくゼリーというと、某健康食品を思い出すのだが、今、目の前に並ぶこんにゃくゼリーは勿論両神村製造の商品。思わず、手をのばそうとする"ほし"だったのだが、ふと横の"こあ"氏の顔をみると「・・・」、どうやらあまり気が進まないらしい。

やはりここはごく普通の刺身こんにゃくを買っておこうと、こんにゃくコーナーへ移動。その後ろになにやら強いオーラを感じる。そう、毎度毎度その前を通る度に「あぁ、買いたい、でも量が多すぎて食べきれない」と、ぐっと涙をのんで諦める商品、「両神まんじゅう」である。
そんな小さな悩みを抱えた"ほし"の目の前では、訪れる客たちが次から次へと両神まんじゅうをごっそりと手にし、レジへ向かっている。「1パックを買う買わないで悩んでいるその目の前で3,4パックを平気で買って帰る客って・・・」、実は両神まんじゅうの賞味期限は買ったその当日なのである。あぁ、こういう時は大家族がうらやましいとしみじみと思うのである。

ええいっ、太ったっていいじゃないか、買ってしまえ、とうとう5個入りパックの両神まんじゅうを手にとると、こんにゃくと共にレジへ向かったのであった。今思えば、両神まんじゅうを買うまでにこれだけの葛藤をする奴も珍しいのかもしれない。(勿論ひとつも残さず、美味しく頂いたことをあえて付け加えておくことにしよう)
その後、隣の休憩所を覗いてみたが、スタンプは見当たらない。やはり、スタンプは例年どおり、温泉施設に設置されているのだ。というわけで、薬師の湯を覗いてみると、スタンプが待ちかまえていた。おまけに、この道の駅では道の駅記念きっぷも販売しているではないか。

こうして、本日2枚目のきっぷを購入である。
 
 

▼次なる道の駅「龍勢会館」へのルート:
両神温泉薬師の湯から(主)37号 (距離:約11.2km)


さて、次に向かうは吉田町の道の駅「龍勢会館」、これまた約11kmほどの距離だ。主要地方道37号を道なりに走っていれば、町中からやがて山あいの道へと変化していく。そんな道をただただ黙々と走りながら、我々は「もしかしたら、今日はおがわまちも廻れるかもしれない」なんて欲が飛び出してきた。

「龍勢会館からちちぶを廻って、おがわまちに行ってみてはどうだろう」「でも、おがわまちって開館時間は16時半までってスタンプ帳に書いてあるよ」「いや、開館時間自体は17時までじゃなかったっけ?」「もしかして閉館時間が変わったのか」「う・・む」、"ほし"がしばし考え込んだところで、道の駅「龍勢会館」に到着だ。おいおい、周囲の景色を楽しむ間もなかったということか。

 
 
龍勢会館」七平とうふを買ってみよう! (埼玉県吉田町)
到着時刻:14:41 スタンプ設置場所:龍勢会館入口(外)
「龍勢会館」の駐車場に着いた我々は、そそくさと売店である龍勢茶屋へと急ぐ。先程あれやこれやと話していた今後の予定のことも頭にあって、ついつい足早になってしまったものの、それ以上に我々を急がせた理由、それは前回この駅で購入した古代米の大福を是非とも購入したかったからである。

そうしてバタバタと売店へ駆け込んだ我々であったが、古代米の大福は何処にも見当たらない。売店の一角には「古代米餅」の貼り紙もあり、これにひとすじの望みをかけて"こあ"氏が店員さんに聞いてみたものの、「申し訳ありません、今日は無いんですよぉ」と店員さんが申し訳なさそうに応える。意気消沈した"ほし"は、それに代わる新たなるマイブームを探すべく、フラリフラリと売店内を迷走していると、突然、「もしかして、ふゆのほしさんですか?」といきなり現実に引き戻される声がした。

そこに立っていたのは、見知らぬ人であった。"ほし"のことを「ふゆのほし」ということは、やはり道の駅関連な人だろう、と思ったとおり、某道の駅サイトの管理人さんたちであった。そういえば、以前も道の駅の掲示板で知り合った人にいきなり声をかけられたことがあり、びっくり仰天したことがあったのだが、これまた驚きの再来である。ここはゆっくりと話をしたかったところだが、早々に失礼してしまい、申し訳なかったと思っている。
その後、新たなるマイブームとなりえる商品を発見、その名も吉田町内の豆腐屋さんがつくる「七平とうふ」である。"こあ"氏は「豆腐を車に乗せていると、慎重な運転をしなければならないからなぁ」と少々不満げだが、"ほし"は既に買う気まんまんである。見た目にも、まさしく田舎豆腐であるが、なんともいえぬ美味そうなオーラが漂っている。

さぁ、どんな味なのだろうか、楽しみだ。
さぁ、かんじんのスタンプだが、これは例年同様、龍勢会館入口に設置されている。
スタンプを押印した我々は、豆腐をかかえて慌てて車に戻るのであった。
 
 

▼次なる道の駅「ちちぶ」へのルート:
龍勢会館から(主)37号/(県)270号/国道299号/国道140号 (距離:約11.6km)


結局、「おがわまち」に行く行かないが決まらぬまま、まずは道の駅「ちちぶ」に立ち寄ることにする。主要地方道37号から県道270号へと進めば、秩父市内に向かうべく山道を走る走る。それにしても今日は、朝一番の事故渋滞を除けば、混雑という混雑にはほとんど遭遇することないまま、今に至っている。しかも、道中ハプニングらしい事件にも遭遇しないまま、あれよあれよという間に国道299号に合流、まもなく秩父の町並みが見えてきた。

市街地にさしかかっても、渋滞らしきものはまだ発生していないのは、もしかしたらまだ夕刻の帰宅時間帯には早すぎる時間といったところか。それもそうだ、まだ15時半にもなっていないのだ。国道140号に出れば、ほどなく左手にとんがり屋根の道の駅「ちちぶ」が見えてきた。

 
 
ちちぶ」餃子ドックから秩父コロッケに変わった軽食スタンド (埼玉県秩父市)
到着時刻:15:27 スタンプ設置場所:休憩・情報コーナー一角
秩父ドライブの途中にはついブラリと立ち寄りたくなるのがこの道の駅「ちちぶ」。ピンク色の外壁と洋館風な建物が実に印象的な道の駅は、いつ訪れても多くの立ち寄り客で賑わっている。

今日のこのどんより曇り空は、あまりドライブ日和とはいえなかったのか、全体的に行き交う車が少ないものの、駐車場内はまずまずの駐車量、いや、いつもの大盛況ぶりに比べれば、それでも少ないのかもしれない。そんななか、車を停めると、早速建物へと近づいていく。
「今日あたりは軽食スタンドで販売している餃子ドックが食べたいぞ」、"ほし"はいそいそと軽食スタンドに足が向いている。ところがところが、目の前の看板には「餃子ドック」の文字が消え、「秩父コロッケ」に変わっているではないか。

しかも「本日は完売しました」の貼り紙付きである。あぁ、あれほど何度も立ち寄っておきながら食べる機会に恵まれないどころか、メニューも変わってしまったのか、と"ほし"はすっかり脱力感である。
がっかりしながらそのまま館内へ、まずはスタンプを押そうと案内カウンター周辺を見回すと、カウンター奥の観光パンフレット等が置いてあるテーブルの一角に設置されているのを発見。

そそくさと押すと、その近くに掲げられているホワイトボードが目にとまる。
そこには「あじさい咲いてきてます」なる、今日現在の紫陽花開花情報が書かれているのだ。こういうホットな情報を掲げてくれるのは、多くの観光客にとっても嬉しいのではないだろうか。そのボードを見ながら"こあ"氏が一言、「紫陽花って今頃の時期だって、まだまだ咲いているはずだよね。でも多古の紫陽花ときたら・・・」と言葉を濁らせる。そう、6月下旬に、千葉県の道の駅多古を訪れた際、我々はほとんど枯れかかってしまった紫陽花を目の前に、呆然としたばかりなのである。同じ関東圏内ではあっても、地域によってこれほどまでに違うのか、と思い知らされながら、そのボードに背を向ける。

売店もあいかわらずの盛況ぶり、地酒や菓子類、漬物類がズラリ並ぶなか、客たちがあれやこれやと土産物色中である。ところが、前回は見かけたはずの道の駅ちちぶの巾着袋は、既に店頭には並んでいなかった。あぁ、これももう完売してしまったのだうろか。
 
 

▼次なる道の駅「はなぞの」へのルート:
ちちぶから国道140号 (距離:28.5km)


道の駅「ちちぶ」を出た我々は、なにはともあれ道の駅「おがわまち」に向かって走り出した。ところがよくよく冷静に考えてみれば、道の駅「ちちぶ」から「おがわまち」へは、約41km程も離れているのである。これは何をどう考えても閉館時間である17時、いや、スタンプ帳に書かれた閉館時間の16時半を信じるならば、到底間に合うはずもない。

「やめたやめた!そんな危険な賭けをするのは」、"ほし"は突如、カーナビのリモコンを手にすると、行く先を「はなぞの」に変更する。その姿に"こあ"氏が「あれ、おがわまちは行かないの?」、「折角たどり着いたと思ったら、はい閉館時間です!じゃ、あまりに悲しいでしょう。」、こうと決めたら譲らない"ほし"、「おがわまちは後日改めて行くことにしよう」という結論に落ち着いたのであった。

というわけで、国道140号をひたすら花園町へ走り出した我々であったが、しばらくすると"こあ"氏の様子に変化が現れた。「ど、どうしたの?」と"ほし"、すると"こあ"氏「まずい、眠くなってきた」、夕暮れの国道140号は16時を過ぎて、ようやく少しずつ混雑の気配がみられるのだ。そのせいで、変化のないノロノロペースに"こあ"氏の思考回路もスローペースになりつつあるのである。これはまずい、なんとか覚醒させなければ、と"ほし"は下手な歌を歌ってみせるわ、ラジオDJのごとく、ペラペラとしゃべりたてるわ、一通りの手段をとってみる。その労力の甲斐あってか、なんとか「はなぞの」まではもちこたえてくれた"こあ"氏であったが・・・

 
 
はなぞの」次は食事に来ますね!とレストランでしばし歓談 (埼玉県花園町)
到着時刻:16:34 スタンプ設置場所:物産館アルエットの入口付近
道の駅「ちちぶ」以上に毎度毎度駐車場の混雑に悩まされるのが、ここ「はなぞの」。関越道 花園ICのすぐそばという立地条件から立ち寄る車もグンと多いのである。

ところが、今日は珍しく駐車場をウロウロ探すこともなく、すぐに車を停めることに成功、と同時に"こあ"氏は「少し寝るよ」とあっという間に深い眠りについてしまった。勿論、ここでぐっすり寝て貰うにこしたことはない、と"ほし"はひとりで駅内散策である。といっても、この駅は過去何度も訪問しているお馴染みな駅、気楽にいこう。
まずメイン施設である物産館「アルエット」に入れば、入口でスタンプに遭遇、これは例年どおりである。

安心して駅内散策をするためには、まずは最初にスタンプを押してしまおう、とすぐさまスタンプに近づく(たまに散策に夢中になり、スタンプ押印を忘れてしまうことがあるためである、特に一人で散策の際には危険有り。過去何度か実証済)。
次に売店内を一周しようと一歩足を踏み入れたところで、「ちょっと待てよ」と足をとめる。"こあ"氏をもう少しゆっくり寝かせておいてあげるにはどうしたら良いかと、ふと上を見上げるとそこにはレストランの文字が。「そうだ、ここらでゆったりとティータイムといこうか」と自問自答、足取りも軽く2階へ駆け上がっていく。

夕方のレストランは、夕食時にはまだ早いのか、ほとんど客もおらず静かな状態、入口にある「花時計弁当」の見本が実に心をそそる。が、さすがに一人で呑気に食事をするのは気が引け、ここは初心どおりコーヒーでも飲んで時間をつぶすとしよう。
こうして、優雅なティータイムを気取った"ほし"は、ケーキを幸せそうにつつきながら、今日貰ってきたパンフレット等を眺めて、時を過ごす。

どのくらいの時間が経っただろうか、少しは"こあ"氏も体力回復しているだろうか、と思いつつ席をたつと、"ほし"は会計へ。そこで店員さんにそれとなく「ここのメニューにあるカツカレーってやっぱり花園黒豚なんですか」と聞いてみる。すると店員さん「はい、勿論そうですよ」と返答、続けて"ほし"「花時計弁当のカツ、あれも?」「そう、あれは花園黒豚のヒレカツなんですよ」「おぉ・・・」、顔がほころぶ"ほし"は「実は、あの弁当、かなり気になっていたので、次は是非とも食べたいんですよ」と思わず熱い口調になっている。と、店員さんも「まぁありがとうございます。平日はランチもやってますので、是非ともまたおこしくださいね」とニッコリ。次は是非食べよう、花時計弁当。
その後、売店内を散策、先ほど花園黒豚の話をしたせいだろうか、無性に花園黒豚が買いたくなった"ほし"は、いそいそと冷蔵棚へ。すると隣で年輩の男性も棚を前に、うーむ、と悩んでいる。きっと今晩の夕食のおかずにと、精肉をあれこれ物色しているのだろう。そんな横で、"ほし"は「細切れ肉にしようかな。いや、バラ肉にしよう、おっ、みそ漬けも買っちゃえ」とかなりうるさい。

こうして、花園黒豚も入手してにんまり顔の"ほし"が車に戻ると、はっと"こあ"氏が目を覚ます。そして時計を見ながら「随分長々といたね、何してたの?」「いや、ちょっとでも休ませてあげようと時間をつぶしてたんだよ」、優しいフリした"ほし"、実はただただ己が休みたかっただけなのかもしれない。
 
 

▼次なる道の駅「かわもと」へのルート:
はなぞのから国道140号 (距離:約7.3km)


実はこの後は、道の駅「おかべ」へ向かうつもりであった。ところが、予定より早めに「はなぞの」まで来てしまった我々は、急遽道の駅「かわもと」にも立ち寄ってみることにした。「はなぞの」から「かわもと」ならば、同じ沿線上であるうえ、距離も7km強とかなり近め。「はなぞの」を出発したのが17時半ゆえ、充分間に合うだろう、と考えてのことである。

事実、国道140号は交通量がやや多めというだけであって、混雑に至ってはいない。ほどなく、関越道 花園ICを越え、更に東へと走れば、前方に道の駅「かわもと」を示す案内看板が見えてきた。

 
 
かわもと」えっ?まだ18時前なのに早くも野菜撤去作業に忙しい風景 (埼玉県川本町)
到着時刻:17:42 スタンプ設置場所:休憩所内
無事に17時40分過ぎに到着した我々を待っていたのは、閉館時間である18時を前にして、早くも直売所内から野菜を撤去する作業風景である。

「えっ?まだ18時まで15分は残されているというのに・・・」という客なんぞお構い無しである。「こんなことならば、いっそ開館時間は17時半までとしてくれた方が良いのに。」
といっても、地元客たちは慣れたものなのか、逆に撤去作業なんかもお構いなしに店内を練り歩く。「そうか、郷にいっては郷に従え・・・ということか」、よくよく考えてみれば我が地元スーパーも、閉館前30分になれば精肉等も撤去作業にとりかかっているのだ、これと同じということだ。

とにかく駅のメイン施設である直売所内を一周慌てて走り回ってみたのだが、野菜はみるみるうちに撤去されつつあり、これはのんびり見ているどころではない。
そんななか、はっと思い立ったように、はる工房パンコーナーへ急ぐと、マドレーヌの袋をむんずとつかみ、そのままバタバタとレジへ直行だ。

ほっと一安心で館外に出たところで、"こあ"氏と合流、「なんだかもう本日の営業は終わりました的な空気ムンムンだったね」と"こあ"氏が苦笑、すると"ほし"は「そんななかで、これだけでも買ってきたよ」とマドレーヌが入った袋を持ち上げる。
そうして休憩所へと足を運ぶと、例年どおり、テーブルの上に置いてあるスタンプがすぐ視界にとびこんできた。

いそいそとスタンプに近づき、スタンプ帳を開いていると、いつの間にか後方にはスタンプを待つ人々がいる。はたまた、日が暮れるまでのラストスパートのごとく、売店ですれ違った家族もスタンプ帳を持っていた。よくよく考えてみれば、今日は関東のスタンプラリーが始まって最初の日曜日なのだ、元気に走り回っているスタンプラリー参加者をみると、思わず嬉しくなる。
 
 

▼次なる道の駅「おかべ」へのルート:
かわもとから国道140号/(主)69号/国道17号/(主)14号/国道17号BP (距離:約11.7km)


さて、本日最後の道の駅は岡部町の道の駅「おかべ」である。「かわもと」から約11.7kmと距離的にも近いので、気分的にもかなり楽だが、渋滞のメッカである国道17号、しかも市街地を走らねばならない点においては少々憂鬱を隠せない。

ところが、国道140号から主要地方道69号を北上、JR深谷駅付近を越えながら国道17号に入っても、さほどの混雑はみられない。深谷の市街地も日曜日の夕刻ともなれば、そこそこの混雑がみられるはずなのだ。きっと、今日は我々にとってのドライブ日和だったのかもしれない、そんなささやかな喜びを語りつつ、主要地方道14号を経て国道17号深谷バイパスに出る。

ここまでくれば、道の駅「おかべ」まではすぐそこである。国道17号バイパスを群馬県方面へと走ればすぐ左手に道の駅「おかべ」が見えてきた。

 
 
おかべ」漬物と菓子と地酒が豊富な駅といったらやっぱりココだ! (埼玉県岡部町)
到着時刻:18:20 スタンプ設置場所:館内インフォメーションカウンター
いつ訪れても混雑度120%の道の駅「おかべ」だが、これまたビックリ、今日は珍しく駐車場内はかなり余裕たっぷりな状態である。というわけで、好きな空き駐車エリアを選んで車を停め、早速館内へ向かうべく車のドアノブに手をかけたその時。"こあ"氏がぽつりと一言、「うーむ、どうしてかなぁ、また眠くなっちゃったよ」、どうやら日頃の運動不足から体力低下を伴っているのか、散策の持続力も欠けてしまったらしい。ここは無理に歩かせるのは危険だ、と"ほし"はまたしてもひとりで駅内散策をする羽目となる。

道の駅「おかべ」を含む今日訪れた駅はどれも既に馴染み深い場所ばかり、それだけに新たなる発見を探すのが目的だ。そんな点では、"ほし"の方が得意分野ゆえ、"ほし"ひとりでの散策でも何ら問題はない。
まぁ、まずは散歩がてら、隣の中宿歴史公園内をブラリブラリと歩いてみる。遊歩道沿いの紫陽花は既に終わりを迎えようとしていたのだが、木陰の紫陽花はまだまだその美しさを保っている。そんな紫陽花をしばし眺めながら、しばし夕涼みだ。と、公園の一角では飲めや歌えやの大騒ぎ中、これは邪魔はしてはならぬか、と早々に退散した"ほし"であった。

さて、メイン施設である物産センターに入ると、いそいそと和菓子コーナーへ急ぐ"ほし"。ここでは、岡部町の特産である未来(とうもろこし)やブロッコリー等を使用した菓子類が並んでいるのだ。そのなかでも、"ほし"的にお薦めなのが「未来まんじゅう」、ところがところが、未来まんじゅうは既に売り切れ状態、"こあ"氏的なお薦めである「酒まんじゅう」すら残っていない。
そんなショックを隠せない"ほし"の目に、ひとすじの光的なお菓子が目にとびこんできた。その名も「未来ドーナツ」。「これだ、今回はこれを食べよう!」、何の迷いもなく手をのばした"ほし"は、満面の笑みをうかべ、漬物コーナーへ。

現在の一番人気は、"ほし"も以前購入した"道の駅漬け"。ところが、"ほし"が今回目をつけたのは、4番人気の「ねぎしば」である。深谷ねぎを使用した柴漬けらしく、柴漬け好きな"ほし"はかなり心そそられる漬物である。
その後、インフォメーションのカウンターでスタンプを押印した"ほし"は、まだまだ何か買い足りないとばかりに、隣の直売センターにも足を運んでみる。こちらは、いわゆる直売所+スーパー的な場所だが、実はこちらにもしっかりと岡部町特産品が並んでいるのだ。

そんななか、見つけた一品が「ブロッコリー生めん」、その摩訶不思議な商品にすっかり心奪われた"ほし"は、結局これもお買いあげとなったのであった。

外に出ると、周囲はすっかり暗くなっている。"こあ"氏はまだ寝ているのだろうか、と慌てて車に戻ってみると、やはり熟睡していた。まぁ、これでなんとか自宅まで帰る体力くらいは回復してくれただろう、と「もしもし、もしもし」と揺り動かすと、ようやく"こあ"氏は目を覚ました。

「まだ眠いような気がするなぁ、いや、すっきりしたような気もするなぁ」って、こんなことで無事に自宅に帰れるのだろうか。
 
 

そんな状態のまま、道の駅「おかべ」を出た我々であったが、その後、まもなく強制的に目が覚める事態が発生する。駅を出て5分くらい経過した時だろうか、ゴソゴソと荷物を確認していた"ほし"が突如、「財布がないっ!」と叫んだのである。鞄の中をみても、車の床をみても、後部座席をみても、財布は一向に出てこない。頭の中では、井上陽水、もとい、斉藤由貴の「夢の中へ」のフレーズが繰り返して流れている。

「ま、まさか、道の駅で落としてきたのだろうか」、まずい、財布の中には現金だけでなくETCカード等も入っていたのだ。思わず背筋が寒くなる"ほし"は、「ごめん、今すぐ道の駅おかべに戻って」と半ベソ状態。これは確かに厄介な事態だ、と"こあ"氏も慌ててUターン出来る場所を探し、急遽道の駅おかべに戻る。

ところが、我々が今まで停まっていた駐車場には、財布らしきものは何も落ちていない。「もういっぺん、よく探してみな」と"こあ"氏も車を降り、後部座席をゴソゴソ。"ほし"は再度助手席のシートの下やら己の鞄の中をひっかき回してみる。
と、まもなく"こあ"氏が、くっくっくっと妙な笑い声をさせながら「これ、なぁんだ!」、手にしていたのは、まぎれもなく"ほし"の財布である。「えっ?何処にあった?後部座席も探したのに」「荷物の下に押しつぶされてたよ。」、そう、どうやら、"ほし"自身が、野菜等が入った袋に荷物を入れながら無意識に財布まで押し込んでしまったらしい。哀れ、財布はジャガイモの下敷きになっていた訳である。

この後、"ほし"は"こあ"氏に散々怒られたというのは言うまでもない。「無意識に財布なんて扱うもんじゃありませんっ」・・・と。ごもっとも、何の異論もないまま、"ほし"は小さくなってお小言を聞いているしかなかったのであった。

というわけで、その後は"こあ"氏も眠気に襲われることなく、一般道を右へ左へ走りながら無事に自宅へと帰り着いたのだが、折角の旅ゆえ、笑って1日を締めくくりたいものである。皆さんもくれぐれも無意識な行動にご注意を。

関東道の駅スタンプラリー初回は11駅、まずまず好調な始まり・・・だろうか。

次の日記を読む?(2003/07/13)


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最終更新日:2003年07月16日