関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
山間部から房総の海へ!
温暖な印象の房総も今日ばかりは寒さに震える
千葉県編

2002年12月08日

さぁ、我々のスタンプラリーの旅もあと2回、残された駅はすべて千葉県、それも中部から南部の駅に集中している。本来、ラリーに参加している7駅のみを廻るならば、過去の走行実績からもわかるように1日で十分廻れる距離だ。しかしながら、前回の日記の最後でチラリと漏らしたように、2002年に新たに追加された道の駅にも立ち寄ってみたい。となると、どうしても1日では廻りきることは出来そうにない。「しかし、そうなると、来シーズンも何度か千葉の往復をしなければならない、ということかな」と今から来シーズンのラリーを心配するとは、少々気が早い。

というわけで、あいかわらずどんより曇り空の下、千葉に向けて出発だ。今回は、市原市から大多喜町を経て外房へと抜けるコースをとりながら各駅を廻っていきたい。


【東京都下出発時刻】06:50【東京都下到着時刻】20:21
 色は千葉県の道の駅 (赤文字はスタンプラリー未参加の駅)
  中央道/首都高速/京葉道/
館山道 市原IC/国道297号(BP)
あずの里いちはら
08:11
国道297号BP/市道/国道297号 たけゆらの里
おおたき
11:17
国道297号/町道/国道465号/
市道/(主)24号
ふれあいパーク・
きみつ
12:19
(主)24号/鴨川道路/(主)24号/国道128号 鴨川
オーシャンパーク
13:05
国道128号/(県)297号 ローズマリー公園・
丸山町
13:51
(県)297号/国道410号/町道 ちくら・潮風王国
15:01

▼道の駅「あずの里いちはら」へのルート:
自宅から中央道/首都高速/京葉道/館山道 市原IC/国道297号(BP) (距離:約92.8km)


さて、いきなり最初に廻るのは、2002年に新たに道の駅として登録された市原市の「あずの里いちはら」である。何度も思うことだが、初めて訪れる駅というのは、様々な意味で妙に緊張したりもする。「あぁ、どんな駅だろう」「期待以上の駅だったら良いな」「あまりに広くて体力消耗してしまうような駅だったらどうしようかな」、そんな余計な心配やら不安が次から次へと頭に浮かんできてしまうのだ。

空を見上げれば、今にも雨が降ってきそうである。結局、11月以降の旅はほとんど天候に恵まれずじまいだ。といっても、幸い首都高速道路は順調に流れており、とりあえず憂鬱な渋滞に遭遇することはなさそうである。両国JCTから首都高速7号に入っても、その順調さはかわらずじまい、「こんなに順調だと、8時過ぎに着いてしまいそうだよ」、そんなセリフを先週も言ったばかりのような気がする。

ところが、首都高速からそのまま京葉道路へと進むと、それこそ「いきなり」と言いたくなる程、突然に車の量が増えだし、一体何事かと思わず周囲を見回す我々。そんな多くの車たちと共にしばし千葉市方面へと走れば、続いて館山自動車道へバトンタッチである。館山自動車道は、今までの混雑がそのままそっくり消えてしまったが如く、ほとんど走る車もおらず、そんな状態のまま市原ICまでやって来てしまった。
 
▼ん?道の駅はどこだろう

市原ICから一般道に出た我々は、国道297号市原バイパスを南下する。実は、"ほし"愛用のツーリングマップル(地図)は、2000年版と少し古めであり、そのせいか、国道297号バイパスが途中で寸断されている。しかも、今、目の前に表示されているカーナビの画面も、国道297号バイパスは途中で切れている。

「確か、この国道297号バイパスと称した道をそのまま南下していけば道の駅があるはずなのだが・・・」と自信なさげに"ほし"が呟くと、「そのうち、道の駅の看板も出てくるだろうから大丈夫だよ」と、"こあ"氏は特に心配していないようだ。

国道297号バイパスは、バイパスという名にふさわしく、片側2車線が確保された道であり、車の流れも早めだ。周囲をキョロキョロ見回しながら南下していくと、やがて大きく分岐している点にさしかかる。信号で停まった我々は、「道なりはどうみても左に曲がっているように見えるけれど、方向的にはこのまま直進だよね」、と新生十字路なる交差点をそのまま直進する。

すると、左手にいかにも真新しい建物が見えてきた。それこそが道の駅「あずの里いちはら」である。


 
 
あずの里いちはら」冬はちょっと寂しい駅後方の植物公園 (千葉県市原市)
到着時刻:08:11 スタンプ設置場所:館内の情報端末横
首都高速を走りながら、ふと脳裏によぎった「早すぎる到着」は現実となってしまった。渋滞を考慮して朝も早々に出発しただけに、渋滞がなければ当然早すぎる到着になるであろうことは分かっていたのだが、さすがにこの雨の中、開館時間まで待つのはあまりに寒すぎる。そう、いつの間にか雨が降り出しており、車の外にほんの少し出るだけでも、全身が凍るほどの寒さなのだ。

「千葉といえば、関東内では暖かなところだと思っていたのに、この寒さは一体どういうことなのだ?」とついつい泣き言が出る始末である。更に、駐車場にはまだ1,2台の車しか停まっておらず、実に静寂に満ち満ちているのだ。

しばらく車から出ることも出来ず、ただただじっと窓から外の様子を伺っていた"ほし"だが、意を決したように「よし、雨にも負けず風にも負けず、とにかく散策開始だ」と外に出る。すると、後ろから背中を丸めて小さくなった"こあ"氏がコソコソとついてきた。その顔には「うぅ、こんな寒い日に勘弁しておくれよ」なる言葉を発したくても発せない、そんなゆがんだ表情が浮かんでいる。

さて、道の駅「あずの里いちはら」は、市原市農業センター・アズ植物公園に隣接する形で設置された交流施設。広いフロアに農産物の直売コーナーや特産品販売、軽食コーナー等を配置し、館内の構造も外光をうまくとり入れた明るい印象を受ける。また、建物裏手から階段を上がっていくと、バーベキューやピクニックが可能なアズ植物公園へと続いており、晴れた日には弁当を持って訪れたい場所だ。
というわけで、まだ準備中である駅の建物を外から眺めながら、そのまま裏手へと歩いていくと、長い階段が現れた。雨で、地面は滑りやすくなっているものの、気を付けて上がれば大丈夫だろう。そのうえ、駅の開館時間までにはまだ時間はたっぷりあるのだ。

雨のなかを歩くのは少々辛いのだが、まぁ散歩がてらちょっと散策してみるのも良いか、といざ階段をのぼっていく。
すると、目の前に広がるは広々とした芝広場。しかしながら、芝生を始めとした周辺の木々はすっかり冬支度を始めているのか、寂しげな枯れ葉色の風景が広がっている。それを見た"こあ"氏、「ここには、春以降に来た方が良かったかもよ」と口に出して言わずにはいられなかったようだ。そう、精一杯の嫌みである。広場には、バーベキューが出来る設備や屋外休憩所、ハーブ園等もあるのだが、公園を十分に堪能するのであれば、やはり各植物たちが華やぐ季節に訪れたいものだ。

それでもフラフラとしばらく公園内をさまよい続け、そのせいかすっかり身体は冷え切ってしまった。時計をみれば、既に9時を過ぎている。「とりあえず、直売所の方に戻ろうか」、こうしてすごすごと階段を降りるとそのまま道の駅の建物へ入っていったのであった。
農産物の直売所側の入口から入った我々、「広々とした、ゆとりある直売所だね」と買い物籠を片手に歩く。館内には市原市内で生産された新鮮野菜や手作り加工品等が豊富に並び、しかも直売所内の通路も広々としているため、ゆったりと歩きながら買い物が出来る。入口にカートが用意されているのも嬉しい配慮だ。

そして、直売所と軽食コーナーをつなぐ通路には市原市内の特産品が並ぶ他、あのサッカーの「ジェフ市原」グッズも置いてあるのも、市原の道の駅ならではだろう。更に嬉しいのは、11月にオープンしたばかりではあるが、なんとスタンプも既に設置されているのだ。だいたいオープンしたての道の駅の場合、スタンプはなかなか設置してもらえず、来シーズンのスタンプラリーまで待つことになってしまうこともあるため、オープン早々に用意してくれる駅に思わず拍手を送りたい。

「ところでちょっと小腹が空いたような気がするのだけどね」、珍しくそう切り出したのは、"ほし"であった。館内には本格的なレストランこそ無いものの、軽食コーナーで特製のパン類が食べられるのだ。勿論、持ち帰りも可能である。ところが、軽食コーナーの営業は10時から、それまでしばし待たなければならない。「そういえば、この駅には屋内の休憩施設は無いよね」と何する訳でもなく、ただ館内をウロウロするのは少々気が引ける。こんな時には、やはりちょっとした休憩スペースが欲しいものだ。
しばらく待っていると、ようやく軽食コーナーが開き、我々は本日第1組目の客として入場する。軽食コーナーの一角に各種サンド等の手作りパンたちが並び、これがまた実に美味しそうではないか。早速、各人1個ずつパンを選ぶと、トレイにのせてレジへ。席について、モグモグと食べ始めると、やがて他の客たちもゾロゾロとやってきた。

その中の1組の中年の男女がパンの陳列テーブルの前で賑やかな会話を繰り広げている。「ここのパンって本当に美味しいのよ。特にこれ(とあるパンを指さしている)なんかがお薦めよ」「ふーん、そうなんだ」「ほら、トレイにのせて。1個じゃなくて2個2個」「あ、はいはい」、どうやら女性のほうがここのパンは何度か食べて、それ以来このパンのファンらしい。男性にしきりにその美味しさを語っているのだ。
その女性が指をさしたパン、それこそ、"ほし"が今かぶりついているクロワッサンサンドであった。とにかく具がたっぷり入っており、ボリュームも満点、勿論パン自体も、そして具も実に美味である。そのあまりの美味しさに、「やっぱりもう1個ずつ買おうか」とまたしてもパンをトレイにのせると、再びレジへ直行する始末である。

ふたりともパンを2個ずつ食べただけだというのに、すっかり満腹になっている。気候が良ければ、パンを買ってアズ植物公園のピクニック広場で、それこそピクニック気分で頬ばりたいものだ。そんなことを考えながら、館外に出るとあれほど降っていた雨も小降りになっている。
 
 

▼次なる道の駅「たけゆらの里おおたき」へのルート:
あずの里いちはらから市道/国道297号 (距離:約28.9km)


さて、次に向かうは千葉の山間部に位置する大多喜町の道の駅「たけゆらの里おおたき」である。市原市内から内陸部に向かってひたすら南下するコースだが、ふと思い返してみれば、昨年そして一昨年もこの逆のコースは既に走った記憶がある。というのも、だいたい房総方面の道の駅を廻る場合、「きょなん」をスタートとして内房から外房へと廻り、「たけゆらの里おおたき」を終点としていたのだ。その後、都内へ帰るには、大多喜町から市原市へと北上するというお決まりのパターンである。

というわけで、今回はいつもと逆の風景を眺めながら「たけゆらの里おおたき」を目指そう。「あずの里いちはら」を出た我々はそのまま南下、小湊鉄道の光風台駅手前あたりで国道297号 本線に合流する。

あとはこのまま国道297号を南下していけば良いのだ。この国道297号は、基本的に片側1車線ののどかな道が続くのだが、途中、牛久(市原市内)周辺は周囲に店等が集中して建ち並んでいる。そしてその一帯を過ぎれば、再びのんびりとした山あいの風景が戻ってくる。

「それにしてもゴルフ場が多いね」、そのとおり、市原市から大多喜町へ向かうアップダウンが続く道沿いには、幾つものゴルフ場があるのだ。確かにこの周辺の土地だったら、ゴルフ場に向いているのだろうが、それにしても一体幾つあるのだろうか。周囲はゴルフ場の看板が各所に目立つようにたてられている。

そんなゴルフ場密集地帯を横目に、尚も南下すればそこは大多喜町だ。道の駅「たけゆらの里おおたき」は大多喜町の中心街から更に南下した右手に位置している。

 
 
たけゆらの里おおたき」たけの子カレーがレトルトパックに変身? (千葉県大多喜町)
到着時刻:11:17 スタンプ設置場所:観光情報コーナー
「たけゆらの里おおたき」はいつも混雑していることが多く、今回もまた例に漏れずの大盛況ぶりである。

施設は、農産物の直売メインの売店と軽食堂、そしてガラス越しに見学が可能な乳製品工房等、オーソドックスな構成なのだが、それでもこれだけ多くの客をひきつける魅力は、やはり新鮮野菜と乳製品なのかもしれない。
入口でまず牛のモニュメントにご挨拶だ。ところが、「こんにちは」とふと牛を見上げてみると、牛の鼻の部分が一部欠けてしまっているではないか。物珍しげに触る人も多いのか、それとも風などで何らかの物体が当たって欠けてしまったのか、可哀想な状態となってしまっている。次に訪れる時には、その怪我も治っていると良いのだが、と余計な心配をしてみたりも。

そうして館内へと足を踏み入れると、あぁ、やはり売店はなかなかの賑わいをみせている。れんげの里の乳製品群は勿論健在、アイスやヨーグルト、牛乳はもとより、チーズも販売している。
そして、大多喜の代表的な特産といえばやはり「たけのこ」。そのたけのこを使ったカレーを販売しているのは、以前も確認済みである。ところが、以前は缶詰であったたけの子カレー、いつの間にかレトルトパックで販売しているではないか。缶詰状のカレーは見当たらないのである。確かに缶詰の場合、一度あけてしまったら早めに食べなければならず、また、一人で食べたい人には不向きな商品だ。その点、レトルトパックは1人分なため、安心して食べられる。

と、そこに"こあ"氏が近づいてきてポツリとささやく、「例の米、あと1袋しかないよ」と。実は、新鮮野菜類も多数並んでいるが、我々にとっての大多喜ヒット商品はやはり大多喜のミルキークィーンなる米。その後、各地のミルキークィーンを買っては試しているのだが、やはりここ大多喜町のミルキークィーンは粘り・つやが良く、美味しい。「よし、その1袋を確保だ」とまた今回も買ってしまった、ミルキークィーン。
さて、本来の目的を忘れてはならない、と休憩スペースを兼ねた観光案内コーナーでスタンプを押す。時計をみれば、既に昼の12時近くだというのに、本日はまだ1箇所(ラリー参加駅としては)しか押印していないではないか。

そう言いながらも、ついつい軽食コーナーのソフトクリームに目を奪われたりも。れんげの里の乳製品が美味しいのは既に定評があるように、同じ乳製品であるこのソフトクリームも人気が高い。その美味しさは、我々も前回食べて既に実証済みだ。
結局、今回は美味しそうにソフトクリームを頬ばる子供の姿を羨ましげに眺めるだけに終わったが、またいつの日かその味を再確認しに来よう。

と、ぼんやりと駐車場を歩いていると、後から後からやってくる車たちを見て、はっと我に返ったように慌てて駐車場に戻っていくのであった。
 
 

▼次なる道の駅「ふれあいパーク・きみつ」へのルート:
たけゆらの里おおたきから国道297号/町道/国道465号/市道/(主)24号 (距離:約27.6km)

次に向かうは君津市の道の駅「ふれあいパーク・きみつ」だ。「たけゆらの里おおたき」に続き、山間部に位置している駅である。国道297号を南下する形で駅を出ると、ほどなく久我原交差点で右折、これから国道465号に出るまでの間は、所々、車がやっと1台通れるかどうかほどの極細道をしばし走らねばならないのだ。

「本当にここでいいの?」と怪訝そうな顔をする"こあ"氏に「この道も以前通ったよ」と"ほし"は動じることなく頷く。やはり、一度でも通った実績がある道というのは、どんな性格の道であろうと、ある種の安心感があるものだ。

まもなく国道465号に出ると、ここからはしばらく本格的な山道が続く。幸い、交通量はほとんどなく、快調なペースを保ちながら西へ西へと向かってはいたのだが、内陸へ向かえば向かうほど、すれ違い困難な道が待ちかまえている。しかし、それはそろそろ君津市が近い事を意味していた。

君津市に入ってからもしばらくは山道が続くが、やがて広い道に出てくると、ここらで国道465号とは別れを告げ、亀山ダムを経て主要地方道24号を南下だ。この辺りも山あいの道ではあるが、さきほどの国道465号の山深い道とは異なり、広々としたのどかな山道である。

そんななか、左手に見えてきたのは「ふれあいパーク・きみつ」だ。


 
 
ふれあいパーク・きみつ」冬でもやっぱり直売所は人気なのだ (千葉県君津市)
到着時刻:12:19 スタンプ設置場所:直売所内
「たけゆらの里おおたき」同様、この駅の混雑ぶりも今に始まったことではない。「ふれあいパーク・きみつ」は、主要地方道24号をはさんで東側に直売所等を含む物産館、そして西側には片倉ダム記念館があり、その両側にそれぞれ駐車場が設けられているのだ。ところが、記念館側の駐車場はいつも空いているというのに、物産館側の駐車場はほとんど停める場所もないほどに混雑している。それも、今日だけでなく、毎度のことなのだ。

といっても、物産館側にある施設は直売所と喫茶コーナーのみなので、駐車場の回転率は高いほうではあるが、それにしてもこの盛況ぶりには感服である。
寒さと雨の冷たさに震えながら、物産館に近づけば、こんな寒い日だというのに店先で元気に野菜や惣菜を販売している。勿論、客たちもこんな寒さに負けてはいない。

せっせと買い物にいそしむ人々を見ながら、「背中を丸めて歩いているどころではないな」と己を反省しながら館内へ。
農産物メインな直売所は、とにかくところ狭しと様々な野菜たちが並んでいる他、君津市内で製造されたこんにゃくが多数並ぶ風景も昨年同様であり、君津産の自然薯入りのこんにゃくや、健康薬草と称する明日葉入りのこんにゃく等が目につく。特に、その中のひとつであるの明日葉こんにゃく麺は、八丈島の特産品としても扱われている商品だ。「こんにゃく麺といえば、群馬の道の駅こもちのこんにゃく麺は美味しかったよね」と、あの味を懐かしむように、気が付けば明日葉こんにゃく麺を手にしている。

本来、君津の特産といえば米や大豆製品・地酒等があげられるのだが、またしても地酒は買えずじまいであった。あぁ、次回こそはきっと買おう、そう心に誓うのであった。
さて、スタンプはやはり今年も直売所内の通路上に設置されている。いつもここでスタンプを押す際には、他の買い物客に邪魔にならぬよう、小さくなってスタンプを押すものだが、本日は店内がそれほどごった返していなかったため、少し安心しながらそれでも手早くスタンプを押し、慌てて立ち去った。

そういえば、「ふれあいパーク・きみつ」は我々にとって、道の駅というよりも「雨の駅」といった印象が強い。というのも、一昨年も、そして昨年も雨に降られ、今年こそはと祈るような気持ちで訪問したものの、祈りも虚しく、また今年も雨の中の訪問となってしまったのである。あぁ、来年もまた雨なのだろうか、今から楽しみのような憂鬱のような、複雑な思いである。
 
 

▼次なる道の駅「鴨川オーシャンパーク」へのルート:
ふれあいパーク・きみつから(主)24号/鴨川道路/(主)24号/国道128号 (距離:約19.1km)


次に向かうは、君津市の南に位置する鴨川市の道の駅「鴨川オーシャンパーク」である。ようやく山間部から外房の海岸線沿いへと出るのだ。というわけで、「ふれあいパーク・きみつ」を出た我々は、主要地方道24号を南下すると、まもなく前方に見えてきたのが鴨川有料道路である。君津市内から効率良く鴨川市に向かうには、どうしてもこの鴨川有料道路を通らなければならず、毎回必然的に利用しているのだが、それまでの主要地方道24号と道の性格は何ら変わらない。

「うむ、無料と有料道路の差がなさすぎるとありがたみを感じづらいな」なんて不届きな言葉もついつい言ってみたくもなる。そんな山道をしばらく走れば、前方の視界がぱっと開け、鴨川の市街地が見えてきた。

そうして主要地方道24号を更に南下していくと、やがて外房の海岸線に沿って走る国道128号に出てきた。この国道128号を館山方面へと走れば、次なる駅「鴨川オーシャンパーク」に到着である。「そういえば、この周辺は雨が降った形跡が無いね」と乾いた路面を見ながら苦笑、どうやら雨は山間部のみ降っていたらしい。

 
 
鴨川オーシャンパーク」夏の賑やかさから一転 冬の静けさに満ちたコンクリート噴水建物 (千葉県鴨川市)
到着時刻:13:05 スタンプ設置場所:館内1階の観光案内所
いざ駐車場に入った我々は、思わず辺りを見回した。いつもは大賑わいの駐車場が、今日に限ってなのか、冬のせいなのか、ぽつぽつと数台が停まっているだけの静かな場内なのである。その昔、冬にここを訪れた時には割と混雑気味だった記憶が頭をよぎった"ほし"は「今日の天候が大きく影響しているみたいだね」としか言えない。それほどまでに、今日はほとんど車が停まっていないのだ。

まぁ、ちょっと外に出るだけでも身が凍る程の寒さゆえ、房総をドライブしようなんて車は少ないのかもしれない。今日、これまで廻ってきた内陸部の駅とは性格上も異なるため、仕方がないのか、と思いつつ車を降りると、あまりの寒さに涙まであふれてくる。

道の駅「鴨川オーシャンパーク」は建物全体が噴水というコンクリート状の不思議な建物が目印だ。初めてその外観を見た時には「古代遺跡のモニュメントか、これは」と度肝を抜いたものだが、さすがに何度も訪れていればその外観も見慣れてきた。館内は、売店やレストラン、展望所等、見た目に反してオーソドックスな施設群である。
早速、ブリッジを渡り、館内へと進むとまずは1階の観光案内所でスタンプを押す。

ここには鴨川市内をはじめとして房総各地のスポットの割引券やパンフレット等が多数置かれているので、美術館や各スポット等を訪れる前に立ち寄っておくと良さそうだ。我々も、ここで道の駅「きょなん」に隣接している菱川師宣記念館の割引チケットを頂き、次週に使おうとそそくさと鞄に入れる(しかしながら、かんじんの当日にその割引チケットを家に忘れてしまった・・・という情けない後日談があったりも)。
そして、その足で売店の方へと歩いていくと、やはり今年もイカや鯨、魚類等の海産物や貝殻等の小物等は健在であった。しかし、それ以上に今回我々が目をつけたのは、「鴨川ポテト」なる菓子(スィートポテト)だ。これは千葉県内にある亀屋本店の菓子であり、鴨川のためのオリジナル菓子らしい。

更に、その隣には「鴨川倶楽部」なるレアチーズケーキも並んでいる。パッケージには「南房総が日本酪農発祥の地である」ことをアピールする文字が踊っており、それだけに気になる商品ではある。
展望所から見える海は、まさしく冬の海と化していた。寒々しく見えるのは、やはり今日のこのどんよりとした厚い雲と灰色に満ちた海のせいだろう。

そういえば、この展望所からは日の出が綺麗に見えそうだ。年中無休なので、正月には初日の出も拝めるだろう、そんなことを考えながら、しばらく海を眺めていた。
 
 

▼次なる道の駅「ローズマリー公園・丸山町」へのルート:
鴨川オーシャンパークから国道128号/(県)297号 (距離:約12km)


さて、次に向かうは丸山町の道の駅「ローズマリー公園・丸山町」、外房の海岸線に沿って走る快適ルートである。ところが、海沿いとはいっても道路の両脇には建物がたっており、海自体はたまに顔を出す程度、ほとんど海沿いを走っているような気分にならないのが少々物足りないところではある。

そうして和田町内にさしかかると、県道297号との分かれ道にやってきた。次の駅に向かうには、ここで国道128号からそれ、県道297号側を走るのだ。どことなく南国を感じさせるこの道沿いには、冬の寒さなど負けてられるか、といわんばかりにサーフィン目的の車が多数路上駐車している。

「サーフィンを楽しみたい気持ちはわかるが、路上駐車はちょっと頂けないな」と、それらの車たちの横をすり抜けながらチラリと視線を送るが、彼らはそんなことは気にしていないらしい。そんななか、丸山町に入るとほどなく「ローズマリー公園・丸山町」の看板が見えてきた。

 
 
ローズマリー公園・丸山町」このヨーロッパ情緒深い建物群のBGMが演歌とはこれいかに・・・ (千葉県丸山町)
到着時刻:13:51 スタンプ設置場所:ときめきプラザの交流施設内
本日のこの駅における主たる目的は、「シェイクスピアカントリーパーク裏手の敷地に設置された"ときめきプラザ"を覗いてみること」である。というわけで、県道沿いの小さな駐車場が珍しく空いているにも関わらず、そのまま奥の大駐車場へと更に走る。

道の駅「ローズマリー公園・丸山町」は、中世ヨーロッパを感じさせる建物群が印象的な場所。道の駅であることを意識せずに、美しい公園として立ち寄る人も少なくないのではないだろうか。美しい庭園が広がる「ローズマリーガーデン」とシェイクスピアの生家等を復元した有料施設である「シェイクスピアカントリーパーク」が駅の主な施設群として構成されていたのだが、そのほとんどが有料施設群なため、2000年に初めて訪問した際には「これが本当に道の駅なのだろうか」と首を傾げたものである。

ところが、2002年1月に「ときめきプラザ」なる地場産直売所がオープン、ちょっとした軽食や喫茶コーナー、案内所等もあり、我々の中で感じていた「異色な道の駅」というイメージが、ここにきてどうやら変わりそうである。

鴨川オーシャンパークに引き続き、この駅も今日ばかりは静けさが漂っているそんななか、車を降りると目の前には、シェイクスピアカントリーパークと同様の景観を保つためか、ヨーロッパ調な可愛らしい建物が客を出迎えている。「ここがときめきプラザか・・・」と感慨深げにその建物を見上げていると、建物のどこからかその景観とはあまりにかけ離れている音楽が流れているではないか。そう、ニッポン人の心の唄「演歌」である。いや、決して演歌が悪いと言っている訳ではないのだ。だが、さすがにこのヨーロピアンな建物に演歌の組み合わせは、強烈すぎた。

といっても、ラーメン屋や地場産野菜等が並ぶ直売所群に、バロック音楽も不釣り合いといえばそれまでである。逆に、ここは日本なんだから演歌を流して何が悪い、と関係者から怒られてしまいそうだ。まぁ、この手の感性については人それぞれといってしまえばそれぞれなのかもしれない。
そうして、ときめきプラザの中で交流施設らしき広いフロアをもつ建物の中に足を踏み入れてみると、入口付近の事務所のカウンターにスタンプが置かれているではないか。「おっ、昨年まではシェイクスピアカントリーパークのエントランスに置かれていたスタンプが、こちらに移動してる」と慌ててスタンプに近寄る。

(後にシェイクスピアカントリーパークのエントランスに立ち寄ってみると、スタンプが移動した旨が貼り紙にて掲示されていた)
スタンプを押したのち、フロアを見渡すとなかなかゆとりある空間が広がっている。入口から向かって左手には売店コーナーが、そして右手はカフェになっている。木の壁が暖かみを感じさせる、なんとも雰囲気の良い場所ではないか。カフェでは、コーヒーや紅茶、ハーブティーがメインだが、オープンサンドやクッキー等のちょっとした喫茶・軽食が頂けるのも嬉しい。

その後、このカントリーパークから少々離れた位置にある、リバーサイドプラザにも行ってみることにした。カントリーパークの店員さんに詳しい場所を聞いてみると、「歩いても行けますけど、駐車場がありますから、車で行った方が良いですよ」とアドバイスを受け、いざ行ってみたは良いのだが・・・
リバーサイドプラザ側の駐車場に車を置き、傘を片手に歩き出した我々を待っていたのは、ぬかるみだらけの小道であった。この泥に満ちた小道を歩かないと、リバーサイドプラザにはたどり着けなかったのである。「なにもこんな天候の日に来なくても良かったのではないかな」、"こあ"氏の鋭い指摘が耳をさす。「うぅ・・・」反撃の言葉も見つからず、無言で歩く"ほし"。

ようやくたどりついたリバーサイドプラザは、ギリシャの12の神々が描かれた像がたつ厳かな空間だ。ここも、春以降に訪れれば美しい景観が楽しめたのだろうが、やはり冬は寂しい。

すごすごと今歩いてきた道を戻り、駐車場に着く頃には、靴はすっかり泥だらけになっていた。結局、雨の日は避けた方が無難である、といった小さな収穫?だけが得られたような気もする。
 
 

▼次なる道の駅「ちくら・潮風王国」へのルート:
ローズマリー公園・丸山町から(県)297号/国道410号/町道 (距離:約10.1km)


実は、「ローズマリー公園・丸山町」に到着した時点で、ここで本日の予定を終了にするか、それとも本日中に残りのラリー参加駅(「三芳村」「とみうら」「きょなん」)を廻れるだけ廻るか、内心決めかねていた。"こあ"氏はあくまでも「ラリーを優先させた方が良いのではないか」と考えていたようだが、結局は新しい駅も廻りたいという"ほし"の我が儘を通す形となり、本日のラリーはとりあえず終了。残りの「三芳村」「とみうら」「きょなん」の3駅は、ラリーの応募を含めて次週、つまり開催最終日に廻ることとしたのであった。

というわけで、これから向かうは丸山町の南に位置する千倉町の新たな道の駅「ちくら・潮風王国」である。潮風王国自体はかなり昔から多くの人に親しまれている施設であり、それがようやく道の駅として登録されたのだ。

ローズマリー公園のリバーサイドプラザ側の駐車場を出た我々は県道297号を南下し、千倉町にさしかかろうとしたところで国道410号と合流する。ここからはところどころチラリと海が見え隠れしながら、どこか懐かしさを感じる街並みが続いている。しかも、南に進めば進むほど、道幅は細くなっていき、しかものんびりと走る自転車の横を慎重に通過しなければならない。

ちなみに「ちくら・潮風王国」の最寄り路線は国道410号となっているのだが、実際には国道より更に海岸線沿いを走る町道海岸線沿いにあるため、「潮風王国」の案内板が各所に見えてきたところで左折し、海岸沿いの町道へと出る。すると、広々とした敷地とともに見えてきたのは、道の駅「ちくら・潮風王国」だ。

 
 
ちくら・潮風王国」道の駅として登録される以前から道の駅的な存在として知られた場所 (千葉県千倉町)
到着時刻:15:01 スタンプ設置場所:2002年12月現在未設置
実はこの「ちくら・潮風王国」、道の駅として登録される以前より多くの人に「道の駅」と思われていた、いわゆる道の駅的存在な場所だったりする。以前、千倉町役場に「潮風王国が今後道の駅になる可能性はあるのですか」なる問い合わせをした事があったのだが、その際には千倉町にも道の駅は検討中だが潮風王国とは別の場所だという話を聞いていたのだ。ところがところが、いざ時が経ってみれば、しっかりと潮風王国が道の駅として登録されているではないか。

立ち寄る人も多く、混雑はある程度覚悟した方が良さそうな「ちくら・潮風王国」ではあるが、どうやら今日のような悪天候な日には訪れる人も少ないらしい。駐車場も余裕たっぷりな状態ゆえ、すぐさま車を停めることが出来た。

潮風王国は海産品を多数扱う店舗群や喫茶、そして海の幸たっぷりな食事処等から構成されているメイン施設と、広々とした公園があり、房総の海を見ながらのんびりひと休みが似合う道の駅だ。広場内には見学可能な漁船があったりと、海の駅を感じさせる演出も十分である。

それにしても、こんな冷たい雨が降りしきる中を散策するのは、やはり無理があったのか、公園に立っているだけですっかり体温を奪われた我々は、早々に建物内に逃げ込む羽目となってしまった。館内も思った以上に客足も少なく、「これがあの混雑していることで有名といわれている潮風王国なのか」と思ってしまった程である。
さて、館内の各店舗は海産物が多数並ぶ他、中央には巨大な水槽が設置されている。

ここには、カニや魚たちが泳いでおり、丁度店のおじちゃんが威勢良くカニを水槽からすくいあげるところが目に飛び込んできた。どうやらカニを買って帰る人がいるらしい。客たちも満足げにそのカニを眺めていた。
店舗群の奥には、海鮮料理が楽しめる食事処が2軒ほどあり、一軒は定食屋風、そして通路奥にかまえる店のほうは、和食レストランといったところだろうか。「そういえば、朝にパンを食べただけで昼食はまだだったような気がするな」とわざとらしく"ほし"が遠回しに言うと、「最初からここで食べる気まんまんだったんでしょうに」と、"こあ"氏はすっかり"ほし"の意図を見透かしていたらしい。

結局、本日の遅すぎる昼食は和食レストランの「はな房」に決定、そそくさとレストランへ。「ところで、こんな中途半端な時間に行っても食事は出来るのかな」、それは重要な問題だ。このようなレストランの場合、昼食時を過ぎると夜までの間、準備中になっていることがある。ここで食事ができなかったら、またしても空腹のままさまよう羽目になるのか、と不安にかられながらレストランの扉を開けると・・・

「食事はできますか」「大丈夫ですよ」店員さんのその一言ですっかり安心しきった我々は、早速席につく。しかし、なんとこの日は我々以外にひとりも客がおらず、「もしかしてこれから大雪でも降るのではないだろうか。だから皆、警戒して外に出ていないのかもしれない」なんて突拍子もない事を考えてしまったり。確かに今日は12月初旬にしてはあまりに寒すぎる。こんな日にフラフラとドライブなんぞしている者はいないのか、よくよく考えてみれば、房総の海沿いの道の駅はどこも客入りが少なすぎるような気がする。
とりあえず今は食事をすることだけを考えよう、とメニューを食い入るように見る。海の幸の丼ものの他、様々な寿司、更には鯨やあわび料理など、まさしく海の幸満載なメニューである。海の幸フリークな我々としてはかなり嬉しい料理ばかりがゆえに、逆にどれを選んだら良いか悩ましい。そんななか、"こあ"氏は「うーん、まぐろ丼もいいなぁ。でもすっかり冷え切っちゃったことだし、暖かいものも食べたいなぁ」としばし悩んだあげく、「大海老天丼」を選択。"ほし"はといえば、あれやこれやと贅沢に詰め込まれた「海鮮丼セット」を選択だ。

そして更に「今日のおすすめ」と書かれたホワイトボードの中から、ビントロとタチウオのあぶり寿司なるものも頼んでみることにした。

少々荒れてはいるものの、海を見ながら海鮮料理を食べる、なかなか幸せなひとときになりそうだ。
まずは"こあ"氏が注文した大海老天丼がやってきた。巨大な海老がドーンとのせられたこの丼、名前に偽り無しと強く言いたい。まずその海老の大きさに驚かされた"こあ"氏だが、すぐに幸せそうな顔をしながら食べ始める。

更に、本日のおすすめに掲示されていたキンメとタチウオの刺身の小鉢付きというのも嬉しい。「これだったら、また次回も食べたいな」
つづいて「海鮮丼セット」がやってくると、一同(ってふたりだけだが)思わず「ほぉ・・・」。見た目的にもボリューム感たっぷり、しかも海鮮丼の横には白身魚のフライまでついている。「完食できるだろうか」と思わず心配したものの、いざ食べ始めるととまらない。

ネタの種類も豊富なうえにひとつひとつのネタが大きく、また、身がプリップリとしている。
更にテーブルの上に「あぶり寿司」が置かれると、早速箸をのばす我々。「うーん、美味しい(ハートマークなんぞをここに挿入したい気分である)」、身がプリプリとしたタチウオに、脂がのったビントロ、そしてあぶりゆえの香ばしさが口いっぱいに広がり、すっかりパラダイス気分である。

というわけで、満足なランチタイムを終え、上機嫌な"こあ"氏は出口でしばし店員さんとあぶり寿司についてなにやら語り合っている。どうやら、あぶり寿司がかなり気に入ったらしい。また機会をみつけて食べに来ることにしよう。
さて、外に出るといつの間にか辺りは暗くなっている。時刻はまだ16時半を過ぎたところだというのに、空は今まさに夜色へ変わろうとしているのだ。

今日は、駅の散策というよりは食事に来ただけに終わってしまった感はあるものの、満足な時間を過ごせたのだから、まぁ良しとしよう。
 
 

こうして本日は、千葉のほぼ南端に近い位置でラリーを兼ねた駅巡りも終了、あとはただひたすら北上しながら都内に向けて帰る訳だが、距離的に有利な内陸部ではなく、内房の海岸線に沿って帰るルートを選択。つまり、「とみうら」や「きょなん」の横を通過しながら帰ることになる。

「ちくら・潮風王国」から国道410号に復帰した我々は、千倉町の中心街へと北上、JR内房線 千倉駅の横辺りを通過しながら県道187号を走り、やがて国道128号に出てきた。そして館山市内で国道127号にバトンタッチすると後はひたすら北上が待っている。館山の市街地を抜ける頃には、すっかり空も暗くなっており、外の寒さは一層厳しい。
 
▼「とみうら」はまた次週のお楽しみ!

やがて館山市を抜ければ、そこは富浦町、そう、道の駅「とみうら」が見えてきた。しかも、まだ営業中である。「丁度トイレに寄りたかったんだ」と"こあ"氏がスーッと駐車場に入っていく。そして「スタンプは押していく?それとも・・・」、その後に続く言葉に対して"ほし"は頷いた。どちらにしてもまた次週、この周辺までやって来るのだ。そんなことを考えながらも、「来シーズンはもう少し効率的に廻れるように、計画を組まないと・・・」と早くも頭を悩ませている。

小休憩を済ませた我々は「また来週来るからね」と駅の建物に別れを告げ、再び国道127号を北上。更に、鋸南町の「きょなん」を通過し、ようやく館山自動車道 木更津南ICがみえてきたのは19時近くであった。さぁ、あとはアクアラインを利用して川崎を経て都内に戻れば良いだけである。

 
▼念願かなって「海ほたる」お立ち寄り

「そうだ、海ほたるPAに寄っていこうよ」、そういえば、これまで何度もアクアラインを利用してきたのに、海ほたるPAは一度も立ち寄ったことがなかったのだ。といっても、海上のPAであることを実感するならば、昼間のほうが良さそうに違いない。そう思いつつも、このアクアラインを通るのは朝か夜、しかも朝は先を急ぐ身ゆえ、なかなか立ち寄る機会も無いのだ。

結局、小休止がてら、海ほたるPAを覗いてみることにする。やがて前方に見えてくる海ほたるPAは、一言でいえば「巨大」だ。巨大というよりも「でっかい」という言葉がピッタリな海の上の休憩スポットは、まるで成田空港の駐車場を思い出す造りだ。早速、その建物に飲み込まれるようにして入っていくと、人気休憩スポットのわりには、駐車している車が少ないように感じられる。「やはり今日は全体的に"走る"車が少なかったのかな」、そう思わずにはいられない。

さて、海ほたるPA内を歩いてみると、お土産コーナーやコンビニエンス、軽食コーナー、レストラン数店が並んでおり、ちょっとした休憩、そしてショッピング等が楽しめる。お土産コーナーには千葉特産の他、海ほたるのオリジナルグッズ等も多数あるのだ。

そういえば以前、海ほたるに行った友人からオリジナルグッズのお土産を貰ったことがあるのだが、まさかこれほど多種多様に揃っているとは思いも寄らず、あらためて「名所」であることを感じさせられる。

 
そしてパノラマデッキからは東京湾が一望でき、更にデッキの美しいイルミネーションに思わず溜息がもれたりも。

さすがに冬場は寒いため、長々と外にいるのは辛いのだが、春以降だったらのんびりと東京湾の夜景も楽しめそうだ。また、デッキから建物側を見上げるのもこれまた幻想的であり、今日1日の疲れをいやしてくれるようでもある。

トイレも清潔で広々としていたし、そういった点でも安心して利用できるPAだ、と満足しながら車に戻っていった。

海ほたるPAを出た我々は、長々と続くアクアラインのトンネルを越えると、川崎浮島JCTを経て首都高速に合流だ。続いて都内方面へと北上、丁度渋滞が気になる時間帯と思いきや、ここでも不思議と何の渋滞もないままに都内を通過してしまい、拍子抜けである。「一体、今日はどうしたっていうのだ」、この言葉を何度言ったことやら。

こうして20時半前には自宅に到着、無事に本日の旅も終了である。

余談ではあるが、この翌日の12月09日の朝、目を覚ましたら外は一面の銀世界。「な、なんだこれは・・・」、そう、この日は関東地方で記録的な大雪に見舞われたのである。しかも、東京都心部では平年よりも24日早い初雪だとか。こんな日に限って、夜、車で出掛ける用事があった我々は、ふと重大なことに気が付いた。「タ、タイヤがまだノーマルなままだよ」、おいおい、このままでは出るに出られない。しかも、タイヤは自宅近くのカーショップに預かってもらっているのだ。

結局、カーショップでタイヤの交換をして貰うのに要した時間は、5時間以上であった。スタッドレスタイヤに交換するのは、関東のラリーが終わってから、と思っていただけに、この予想以上に早く訪れた大雪にすっかり困惑状態の我々、「12月8日があれほど寒かったのは、雪が降る前ぶれだったのか」、そう思わずにはいられなかったのであった。

さて、関東ラリーも次週で最終回、いよいよ完結である。次回の予定は、勿論、今回の旅で廻りきることが出来なかった、千葉の内房の駅たちである。

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最終更新日:2003年03月08日