関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
道の駅の付帯施設をじっくり楽しんでみよう!
新たな発見があるかも
群馬/埼玉県編

2002年12月01日

とうとう12月がやってきた。本日を含め、我々に残された駅巡りのチャンスは3回しかない。関東の平野部ではまだ雪の心配こそないものの、山間部はそろそろ心配である。実は、まだ群馬県の駅を数カ所残したままになっていたのだ。しかも、群馬から埼玉に南下する際、山間部を利用するため、いまだノーマルタイヤな状態の車では少々不安がつきまとう。

ところがこの1週間、こまめに天気予報を確認していたところ、とりあえずまだ群馬南部の山間部は雪に降られていないようだ。これは今しかない、というわけで今回は群馬から埼玉を南下するコースをとりながら、駅巡りをすることにしよう。

おっと、先週も同じ愚痴を言ったかもしれない、しかしまたしても言わざるを得ない、それは「あぁ、どうして日曜日になると雨なのか」、空を見上げれば霧吹きでシュッとされたがごとく、霧雨が降っている。


【東京都下出発時刻】07:03【東京都下到着時刻】18:44
 色は群馬県の道の駅 色は埼玉県の道の駅 (赤文字は押印済み)
  中央道 高井戸IC/環八/
関越道 練馬IC-本庄児玉IC/国道462号
上州おにし
08:51
国道462号 万葉の里
10:14
国道462号/国道299号 上野
11:26
国道299号/(主)37号 両神温泉薬師の湯
12:47
(主)37号/(町道)/(主)37号 龍勢会館
13:38
(主)37号/(県)270号/国道299号/
国道140号
ちちぶ
15:03

▼道の駅「上州おにし」へのルート:
自宅から中央道 高井戸IC/環八/関越道 練馬IC-本庄児玉IC/国道462号 (距離:約110.4km)


さて、本日最初に向かうは、群馬県の鬼石町にある道の駅「上州おにし」である。関越方面に向かう場合、だいたい朝6時台に出発することが多い我々ではあるが、今回は珍しくのんびりと7時過ぎに出発。しかし、中央道 高井戸ICまでの区間にしても、その後、練馬ICへ向かう環八通りにしても、不気味な静けさがただよっている。やはり行楽シーズンを過ぎた日曜日というのは、こういうものなのだろうか。

そして、この静けさは練馬ICから関越道 本線へと入っても続いている。「7時過ぎに出発したから、上州おにしに到着するのは間違いなく9時半前後になると思っていたけれど、こんなに順調ならば9時には着いてしまいそうだね」と余裕の発言も飛び出すほどだ。そうして、よく混雑に悩まされる川越や花園IC付近も全く混雑がないまま、通過してしまったのであった。

しかしその直後、前方の掲示板をみればなにやら文字が輝いている。「えっなになに?本庄児玉IC-上里SA 事故渋滞」おいおい、本庄児玉ICといえば我々が降りるインターチェンジではないか。あぁ、やはり甘い期待をした途端に災難はふりかかるというジンクスは、またしても発動するのか、と上機嫌から一転、憂鬱な空気が車内を包み込む。

それが早合点であったことに気づくのは、そう遅くはなかった。というのも、本庄児玉IC出口まで何の渋滞もないまま、やってきてしまったのだ。そう、その渋滞というのは丁度、本庄児玉IC先から発生しているらしく、現在のところ出口には何の影響も与えていないらしい。「よーし、今日は快調に行けるぞ」、まったくもってこんな些細なことに一喜一憂しているようでは、先が思いやられる。
 
▽鬼石町は三波石のふるさと

本庄児玉ICから国道462号に出れば、あとは群馬県の鬼石・万場町方面へと道なりに走るだけである。国道462号は、片側1車線ののどかな道がしばらく続いている。一旦、児玉町の商店街にさしかかると、周囲の風景は少し華やぐが、通過してしまえば再び静かな畑や民家の風景が広がっているのだ。

更に群馬方面へと走れば、風景は徐々に山間部へと変化していき、やがて鬼石町にさしかかる。

あぁ、ここは鬼石町なんだということを実感させる風景、それが右や左に見えてくる、とある看板だ。そう、「三波石」である。一度でも道の駅「上州おにし」を訪れた人ならばわかるだろう、鬼石町は三波石のふるさとなのである。駅の館内に設置された三波石の展示室を訪れた記憶が頭に残っているせいか、我々も町行く風景の中でその文字を見る度に「おぉ、まさしくここは鬼石町だ」と納得させられる。

そんななか、左手に見慣れた屋根が見えてきた。道の駅「上州おにし」である。

 

 
 
上州おにし」3D映画で太古の歴史にタイムスリップ (群馬県鬼石町)
到着時刻:08:51 スタンプ設置場所:体験学習館MAGの入口付近
時計をみればまだ9時前、やはり予定到着時刻よりも早めに到着してしまった。そのせいか、駐車場には車がほとんど停まっていない。過去何度かこの駅を訪れているが、営業時間内はいつも混雑しており、車を停めるのも一苦労という記憶が植え付けられている。それだけに、誰もいない駐車場が妙に新鮮に見えるのだ。

建物は9時にならないと開かないらしく「しかたがない、とりあえず車で待ってるか」と、車内から建物の様子を伺っている。
すると、ほどなく1台の車がすっと駐車場に入ってきた。その車からバタバタっと降りてきたのは、小学生くらいの男の子とそのお父さんらしき人物である。彼らはなにやら早足で駐車場の一角に走り寄ると、シャッターをパチリ。そしてまるで「撤収」のごとく慌てて車に戻ると、嵐のごとく去っていったのであった。

「な、なんだ今のは?」と興味をもった我々は、彼らが撮ったであろう被写体へと向かって歩いていく。すると、駐車場の一角にひっそりと「校舎新築記念碑」なるものがたたずんでいるではないか。昼間に訪れた時には、駐車場に多くの車が停まっていて、その存在に気づきもしなかったのだが、今去っていった彼らのおかげでこのような記念碑があった事に今更気付かされたのである。
ちなみに「校舎?記念碑?なんだそれ」と思った皆さん、実はこの敷地内には「譲原小学校」跡があるのだ。明治7年に設立され、昭和9年に現在地に移転、昭和50年の廃校までの長い年月、この校舎で多くの人たちが学んでいたのかと思うと、妙に感慨深い。"ほし"が通っていた小学校は既にコンクリート校舎だったが、市内の別の小学校は当時木造校舎、廊下を歩くとキュッキュッと木がないていたことを、ふと思い出したりも。と、感傷にふけっていると、いつの間にか9時になり、メイン施設である体験学習館の扉が開かれた。

道の駅「上州おにし」は前述のとおり、体験学習館MAG(マグ)がメイン施設。3D映画が楽しめるシアターがあったり、体験工房や三波石の展示室、売店や食堂等、その名のとおり体験学習とちょっとした休憩が可能な場所である。
我々は早速、本日1駅目のスタンプを押すべく、例年スタンプが設置してある事務所カウンターの方へと歩いていこうとすると、入口でいきなりスタンプを発見。「あれ、とうとうスタンプの場所が移動したのか」と新たなるスタンプ場所でスタンプ帳を広げる。

過去2年間は、1階の事務所カウンターにスタンプが設置されていたのだが、あの狭いカウンターで押すよりは、場所的にも現在の位置の方が断然押しやすい。
続いて向かうは、3D立体映画コーナー。ここは時に普通の映画館になることもあるのだが、主たる上映はCGを駆使した立体映画である。「今日はまだ時間的に余裕もあることだし、この映画を見ていこう」と事務所カウンターで入場券を買うと、職員さんの案内にしたがってシアター内に入る。

「もしかして貸切状態かな」、そのとおり、まだ時間的にも早いせいか、我々の他には誰も客がおらず、シアターは我々の独占状態ではないか。すると、「あ、そのあたりの席が良いですよ」と職員さん、とっておきの場所まで教えてくれ、我々は優雅に3D映画を楽しむこととなったのである。

「緑の石の伝説」なるタイトルのこの3D映画は、専用メガネをかけての視聴であり、太古の時代から日本の地形をなすまでをCGで表現している。恐竜や縄文人が登場したりと、子供たちにウケそうな場面構成だが、「おぉ、立体感にあふれている」と思わず手をたたいて喜ぶ"ほし"(いやはや、これでは子供と変わらない)。たまには童心に戻って、純粋な気持ちでこのような上映を楽しむのも良いものだ、と思わせる映画であった。
上映後、2階にあがった我々は売店を一回り。ここに来る度に「あぁ、三波石焼のコーヒーカップが欲しい」と魅惑的な緑のカップを手にとるのだが、また今回も買えずじまいである。しかしそんななか、気になる一品を発見、それは鬼石の銘菓「長井屋まんじゅう」だ。

一見、温泉まんじゅうにも見えるその外観だが、何故だろう、どことなく心そそられるオーラがまんじゅうから湧き出ている。すると店員さん、"ほし"があまりにじっとそのまんじゅうに釘付けになっているものだから、「あら、そのまんじゅう、本当に美味しいんですよ」とポンっと後押し。「でも、賞味期限が短いのですね。1個単位では販売していないのですか」と賞味期限を気にする"ほし"。店員さんは「これは箱売りしかしていないのですけど、冷凍で保存しておけば大丈夫ですよ。」と嬉しいアドバイスをもらう。

「よし、このまんじゅうから出ているオーラと店員さんの言葉を信じて、買っちゃおうかな」と1箱手にする。さぁ、帰ったら早速このまんじゅうを堪能することにしよう。
 
 

▼次なる道の駅「万葉の里」へのルート:
上州おにしから国道462号 (距離:約21.3km)


さて、次に向かうはお隣の万場町にある道の駅「万葉の里」だ。国道462号を道なりに西へ西へと走れば次の駅に到着である。というわけで、「上州おにし」を出ると、ひたすら山と川にはさまれた心地よいワインディングを走っていく。

ほどなく左手には乳緑白色っぽい湖面が広がる神流湖が車窓から見え、これがなんとなくもの悲しく感じるのは、やはり冬のはじまりのせいだろうか。しばらく車窓からみえる風景を楽しんでいると、湖はいつのまにか川へと姿を変えている。更に、のんびりとしたワインディングをしばらく堪能すれば、やがて左手に見えてくるは道の駅「万葉の里」だ。
 

 
 
万葉の里」ここの素朴さに惹かれて立ち寄りたくなる (群馬県万場町)
到着時刻:10:14 スタンプ設置場所:休憩コーナー付近
秋の行楽シーズンの際にはかなり混雑していただろう、この道の駅をはじめとして周辺の各立ち寄り処も、寒さを実感する12月ともなればひとまず落ち着いているようだ。それでも「万葉の里」の駐車場には車が多数停まっており、シーズンオフなんぞなんのその、といったところか。

道の駅「万葉の里」は外観的にも、そして内容も実に素朴であり、直売メインな売店と食事処、加工体験室等から構成されている。休憩スペースも小さいながら囲炉裏風な演出が、なんともいえずほっとさせる。内容的には割と地味目ではあるものの、我々は結構この駅の素朴さが好きだったりする。
早速、館内に入るとまずスタンプを発見。本日2駅目のスタンプを押し、そのまま奥へ歩けば直売コーナーだ。この直売コーナーに来ると、ついつい「まんば名物」の文字が踊るまんじゅうややきもちが気になる。昨年に引き続き、陳列棚の一角にズラリと並んでおり、すっかり定番土産になっているようだ。

野菜のなかには、自然薯も多数置いてあり、「あぁ、冬だなぁ」ということを妙に実感したりも。
さて、当初は次に立ち寄る駅「上野」で昼食をとろうと考えていた"ほし"であったが、"こあ"氏が食事処の前で「いも煮定食が美味しそうだな」とメニューの貼り紙から動こうとしない。「どれどれ」と"ほし"も貼られたメニューの前で「ほほぉ、寒い日にピッタリなメニューだね」とついつい同意している。実は昨年もここで食事をしたため、今回は別の駅で、と考えていただけに、しばし悩まずにはいられないところだったが、"こあ"氏の意向を汲んでまたしてもここの食事処ののれんをくぐることとなったのであった。

寒い日にはピッタリ、なんて言っておきながら、"ほし"は「そうだな、手打ちそばセットにしよう」と、おいおい、こんな寒い日に冷たい蕎麦を食べるのか、といった"こあ"氏の視線を背にせっせと食券を買っている。そして、座敷の席に座ると、昨年抱いた印象と変わらず、明るい雰囲気の店員さんが水を持ってきた。ここはいつ来ても店員さんの接客態度に100点をあげたくなる。だからこそ、"こあ"氏もここでの食事を望むのだろうか、とふと思ってみる。
やがて"ほし"が注文した「手打ちそばセット」がやってきた。手打ちそばの他に、山菜の天ぷらや小鉢、漬け物、白飯がついている。朝食抜きの我々にとっては、待ちに待った食事、さぁ、早速食べてみよう。

まず最初に食べた手打ちそばは、実にコシが良く、食べていてなかなか心地良い。そのせいか、ズルズルと次から次へと胃の中におさまっていく。更に、そばの他に白飯がついており、このご飯がなかなか美味い。「ボリューム的には多めだけど、残すのが勿体ないよ」と忙しく箸を動かしている。
すると、"こあ"氏が楽しみにしていた「いも煮定食」がやってきた。この「いも煮定食」は9月中旬から12月下旬の季節限定料理らしいのだが、いもや野菜類がたっぷり入った煮込み料理は、1月や2月などの間でも是非扱って欲しいものだ。味もよくしみており、「あぁ、よく煮込まれているな」と嬉しくなる味わいである。"こあ"氏もすっかり満足の様子、やはりここで食べて良かったと思わせてくれた料理であった。

さぁ、胃も十分に膨れたことだし、気合いをいれて次の駅へ行こう。
 
 

▼次なる道の駅「上野」へのルート:
万葉の里から国道462号/国道299号 (距離:約13.7km)

次に向かうは、万場町から更に西へと走った先にある上野村の道の駅「上野」である。「万葉の里」を出た我々は、依然として続く川沿いの国道462号をしばらく西へ西へと進んでいく。そして、中里村へとさしかかると、急に道幅が狭くなりだした。それはそろそろ国道299号に合流するポイントが近い、ということを意味している。

国道299号に合流して、更に上野村方面へと向かうその道はまだまだ細い状態だ。しかし、そんな道もやがて再び走りやすい状態へと変わると、いよいよ上野村である。

ふと気付けば、またしても雨が降っている。どうやら今日1日は雨と仲良くせざるを得ないらしい。深い溜息をつきながら、左手をみれば道の駅「上野」がそこにあった。


 
 
上野」今日は森林科学館に行ってみよう (群馬県上野村)
到着時刻:11:26 スタンプ設置場所:道の駅上野の直売所内
道の駅「上野」は一見こじんまりとした印象を受ける、山あいの駅。敷地内には、道の駅上野の看板を掲げた直売所、そして隣に少々大きめな売店と食事処、敷地の奥には工芸館、そして国道をはさんだ向かい側には森林科学館とそば処が並んでいる。

初めて訪れた時には、てっきり直売所側の敷地のみが道の駅なのかと思っていたのだが、よくよくスタンプ帳やら国土交通省の情報をみてみると、道の反対側にある森林科学館も駅の施設のひとつということに気付いたのは1年ほど前だった。「よし、今回の上野訪問のテーマは森林科学館散策だ」とそそくさと駐車場に車を停める。
まずはスタンプを押しておこう、と「道の駅 上野」の看板を掲げる直売所に入ると、隅に設置されたテーブルの上にさりげなく置かれたスタンプに近づく。この直売所は実にこじんまりとしていながら商品が所狭しと置いてあるので、その一角でスタンプを押すのは他の客の邪魔になりかねない。我々は小さくなってコソコソとスタンプを押すと、そのまま直売所内をぐるりと一周。

「森林が多いだけあって、きのこ類が多いね」などと舞茸やムキタケを物色だ。
さて、次に道の向かい側に位置する「森林科学館」へ行ってみよう。森林科学館は、敷地奥から坂道を上がっていったところに配置されている。森林に囲まれて建っているこの科学館、通りからはかなり目立たないような気がするのだが、それって我々の注意力が散漫なだけか。まぁ、それはさておき、てくてくと坂を上がっていくと、建物内の照明がついていないように見える。

「あれ、今日は開いていないのかな」「休館日なんてあったっけ」「いや、この手の館って土日はだいたい開いているでしょうに」我々はしばし扉の前でオロオロ。すると、"こあ"氏が意を決したように扉をそっと開ける。「おっ、開いてる」・・・って泥棒じゃないのだからそんなセリフはやめてくれ、と苦笑いをしながら、"こあ"氏の後ろについていく形で"ほし"も中へ潜入する。
すると、暗かった館内がカチッカチッカチッと音がしたと思うと、パッといきなり照明がついたのだ。そう、ここはセンサーで照明がつく方式だったのである。つまり、我々が訪れるまで、誰も中にいなかったために、照明が消えていたという訳だ。更に奥へ進むと、これがまたなかなか立派な展示コーナーではないか。「この手の内容で入場料をとるようなところもあるというのに、ここは無料なのか」と感心しながら歩いていく。

森林科学館は、どのようにして森林を育てていくかを順を追って分かりやすくパネル等で紹介している。木のカットモデル等の展示を含め、木の構造や日本の林業、森林に住む生物たち、更には上野村の木工芸品等がズラリと並び、予想以上に見応えある展示館なのだ。
「大人でも十分見応えある展示だが、小中学生の夏休みの自由研究あたりに参考になりそうな展示だ」、館内を歩きつつ、そんなことをぼんやりと考えながらしばらく森林の世界に入り込む我々であった。

というわけで、群馬県の駅はこれにて全て廻ったことになる。あと、残すは埼玉県と千葉県のみだ。とりあえず、埼玉県内のスタンプ未押印の駅を今日中に廻ってしまおう。
 
 

▼次なる道の駅「両神温泉薬師の湯」へのルート:
上野から国道299号/(主)37号 (距離:約34.3km)


次に向かうは、埼玉県の両神村にある道の駅「両神温泉薬師の湯」である。本来、埼玉の「大滝温泉」や「荒川村」あたりと一緒に廻るのが我々のパターンであったのだが、今シーズンは廻るルートを変えたせいか「両神温泉薬師の湯」に立ち寄るには時間的な余裕がなく、結局、本日のコースに組み込まれたのであった。

しかし、「上野」から両神村へ向かうには、途中に割とタイトな峠道が待っている。といっても、両神村から上野村へ向かう逆コースならば既に数回走った経験があるため、「大丈夫、国道299号のこの区間ならば車酔いを引き起こすこともないよ」と"ほし"も力強く頷く。

「上野」を出た我々は、国道299号を万場町方面へと逆戻りする形で走り出し、国道462号との分岐点で国道299号側へ。すると、いよいよ始まるは本格的な山道である。なだらかなコーナーが続いていると思いきや、先に進めば進むほど、道は細くなり、更にコーナーもきつくなりだした。「そろそろ埼玉との県境が近いのだな」、そう、丁度群馬と埼玉との境辺りから本格的な峠道が始まり、埼玉県側に入るとしばらくタイトなコーナーが続くのだ。

幸い、交通量はほとんどなく、マイペースに峠を越えていくと、やがて再びなだらかな道へと変わっている。「それにしても、これほど誰も走っていないと、逆に不安になるよ。」と"こあ"氏は辺りをキョロキョロ、"ほし"は苦笑い。これも、そろそろ年の瀬が近づいたことを意味しているのだろうか、そんなことを考えながらのどかな山あいドライブを堪能するのであった。

さて、山のふもとまで降りてくると、主要地方道37号両神村方面へ進む。そして、民家や店がポツポツと現れるなか、南下していくと右手に見えてきたは道の駅「両神温泉薬師の湯」だ。

 
 
両神温泉薬師の湯」薬師の湯の隣に地域資源活用センターが登場 (埼玉県両神村)
到着時刻:12:47 スタンプ設置場所:薬師の湯の入口
「おっ、完成してる」、駐車場に入るなり、敷地の右手を指をさす。そう、2001年に訪れた時には工事中であった一角が、堂々と「地域資源活用センター」として完成していたのである。

駐車場にも多数の車が停まっており、付近の交通量に対してあまりに差がありすぎるその光景に「うむ、温泉付きの駅はやはりどこも人気なのか」とお馴染みの言葉が出てくる始末だ。確かに、ここへ向かうまでの交通量は、寂しい程に少なかったのだ。それでいながら、駐車場にこれだけの車が停まっているとは、いやはや、これは感心せずにはいられない。
というわけで、ここ「両神温泉薬師の湯」は、その名からも容易にわかるように温泉施設付きの道の駅。農産物直売所と、そして各種体験施設がある地域資源活用センターも敷地内に建ち並ぶ。これまで温泉施設内にしかなかった食事処だが、活用センター内で食事が可能になったのは嬉しいことだ。

早速、資源活用センターを覗いてみると、奥のフロアでそば打ち体験をしている最中らしい。
さすがに体験参加者でない我々がズカズカと奥に入って行くのは気が引けたため、ロビーで少し様子をみただけでその場を後にしたのだが、まだ建物自体が新しく、明るい雰囲気が漂っていた。

食事も可能なのだが、既に団体客が限定のそばを食べ尽くしてしまったのか、「本日の受付は終了しました」とのことであった。
次に直売所を覗いてみようと入口に向かって歩いていると、「あれ?」、見慣れぬ入口があるではないか。確か、昨年はこんな入口はなかったような気がする。直売所の右隣には、「道の駅案内所」なるフロアがあるのだ。

しばらく来ないうちに様々なものが変わっているものだ、ということをしみじみと実感しながら、その扉を開けてみる。
すると、中にはちょっとした観光案内コーナーと休憩所があり、その休憩所はまるで食事処のような椅子とテーブルが並べられているのだ。椅子に座っていると、それこそ本当に蕎麦でも出てきそうな雰囲気である。更に座敷もあるので、足をのばしての休憩も可能だ。「やはり屋内休憩所が充実していると、ドライブ中にちょっとここらで休憩したくなるよね」と"こあ"氏がゴロリと座敷に寝ころぶ。

最初に訪れた時にはあまり印象に残らなかったこの駅も、年々訪れる度に良い意味で印象に残る駅になってきた。勿論、温泉好きな人には元々印象的な駅のひとつだったのだろうが、「温泉」だけに頼った駅構成になって欲しくないのだ。そんな意味からも、今回立ち寄ったことは良い収穫となった気分である。

スタンプもこの案内所に移動したのか、と館内をぐるりと見回したが、やはりスタンプは「薬師の湯」に置いてあるらしい。我々は「薬師の湯」に足を踏み入れると、入口の棚の上に置いてあるスタンプを発見、すぐさま押したのであった。
 
 

▼次なる道の駅「龍勢会館」へのルート:
両神温泉薬師の湯から(主)37号/(町道)/(主)37号 (距離:約11.2km)


次に向かうは両神村からほど近い、吉田町の道の駅「龍勢会館」である。「両神温泉薬師の湯」から主要地方道37号を再び北上すると、一旦37号からはずれるものの、すぐに37号に復帰、とにかく道なりに北上していく。周囲はいつのまにか街並みから山間部へと変わり、そんな風景の中に道の駅「龍勢会館」が現れた。

 
 
龍勢会館」本当ならばこの目で見たい?龍勢ロケット (埼玉県吉田町)
到着時刻:13:38 スタンプ設置場所:龍勢会館入口
道の駅「龍勢会館」、ここは吉田町の最大の祭りである「龍勢祭り」を知る場として設けられた施設。隣には龍勢茶屋なる直売メインな売店と軽食堂があり、こじんまりとした構成ながらどこか威厳のようなものを感じる。

さて、駐車場に車を停め、いそいそと建物へ向かって歩くと、なにやら先ほどまで賑やかだったような空気が残っている。朝市でもやっていたのだろうか。各所にテントがはられ、その下であれこれ販売していたようだ。いや、正確に言えば、そろそろ在庫がつきようとしているものの、吉田の特産品の販売や"お買い得品"と貼られた商品たちがほんの少しだけ並んでいる。
すると、"こあ"氏が早くもテントの店員さんとなにやら話し込んでいる。「なになに?どうしたの?」と"ほし"が覗き込むと、どうやら"こあ"氏はテントに並ぶ古代米大福に興味をそそられたらしい。年輩の店員さんがふたりがかりで、古代米の良さを熱く語ってくれ、思わず「うむうむ」と聞き入る我々。"ほし"も友人から「古代米って美味しいんだよ」という熱き言葉を聞いていただけに興味津々である。ところがその大福、5個パックでしか販売していないのだ。上州おにしでまんじゅうを買い、上野であんドーナツを買い、今日は甘いものばかり買いすぎてはいないか、"ほし"は己の腹をつまみながらしばし悩む。甘いものを目の前にして、"こあ"氏は既に我を忘れているらしく、ここで冷静に判断できるのは"ほし"しかいないのだ。

といいつつ、やはり大福の魅力には勝てなかった。「よし、買おう」、あぁ、結局買ってしまった、古代米大福。(後日談ではあるが、あえてここで公開しておこう。5個パックをふたりで一気に食べてしまった、ということは、つまり不味いはずがない、ということだ)
古代米の大福を手に、すっかり満足げの我々はここでの使命を忘れるところであった。慌てて龍勢茶屋に入ると、売店をぐるりと一回り。特に代表的な特産品という訳ではないのだが、"ほし"はここで販売している「吉田のきゅうりの漬け物」が大好物だったりする。そしてまた今年も手にしてしまったのであった。きっとまた来年も買うであろう。勿論、龍勢まんじゅうや、吉田町産の野菜等も人気である。

次に我々が向かったのは、スタンプが設置されている龍勢会館である。スタンプは会館の入口外に設置されているため、まずはスタンプを押し、そのまま龍勢会館内へと進む。なんといっても今回の旅の大テーマは「駅の付帯施設を楽しもう」、そのタイトルのとおり、龍勢会館を堪能しよう、という訳だ。
早速、入口で入場券を買うと、受付のお姉さんがパタパタと事務所から出てきた。「ん?もしかして・・・(案内してくれるのかな)」、そのとおりであった。受付のお姉さんは我々を連れだって館内を細かく説明しはじめたのである。「龍勢」が代々受け継がれてきた神事として作られた「手作りロケット」であること、打ち上がった際のその姿が龍が天に駆け登るようにみえることから龍勢と呼ばれること、龍勢にも流派があること等、展示されている各品々を指しながら語ってくれ、その度に「ほほぉ」「なるほど」と深々と頷く我々。

また、館内のビデオでは、龍勢祭りの様子が上映されており、龍勢を手がける面々の熱い1日が実にうまく伝わってくる。これをみていると、「あぁ、一度実際に見てみたいものだな」と思わずにはいられない。しかし、龍勢祭りの当日は凄まじい混雑らしく、とても車では近づけそうにないのだとか。
この龍勢会館を見学するまでは、会館自体に少々近寄りがたいものを感じていたのだが、いざ実際に覗いてみると「あぁ、見学して良かった」と思わせる展示の数々だ。時間に余裕がある人は一度覗いてみてはいかがだろう。

というわけで、これで埼玉県の駅のスタンプも全て押印し、残るは千葉県のみ。しかし、さすがに今から千葉へ向かう訳にもいかず、本日はこれにて駅巡りも終了せざるを得ない状態となってしまった。
 
 

▼次なる道の駅「ちちぶ」へのルート:
龍勢会館から(主)37号/(県)270号/国道299号/国道140号 (距離:約11.6km)


15時前に本日訪問する予定数の駅を全て廻りきってしまった我々は、帰りがてら道の駅「ちちぶ」に寄ってみることにした。既に、スタンプは押印済みではあるが、丁度「ちちぶ」の横を通るのであれば、ついつい立ち寄りたくなってしまう、そんな駅なのだ。

「龍勢会館」を出ると主要地方道37号を皆野町方面へ走り、ほどなく県道270号へと入る。この県道で山越えをすればまもなく国道299号に合流するのだ。合流後もしばらくは山道は続くのだが、秩父市街地へ近づくにつれ、徐々に賑やかな街並みへと変化していくと交通量も増え始めている。そろそろ快適な走行とは別れを告げなければならなそうだ、と流れの悪い市街地に突入すると、まもなく見慣れた道が交差しているポイントに近づく。交差している道、それは国道140号であった。

国道140号に出れば、まもなく道の駅「ちちぶ」が見えてくるはずだ。

 
 
ちちぶ」荷車屋で小腹を満たしてから帰ろう (埼玉県秩父市)
到着時刻:15:03 スタンプ設置場所:売店と休憩スペースの間付近
毎度混雑気味な「ちちぶ」、やはり本日も大混雑とまではいかないにせよ、駐車場には多数の車が停まっている。それでも、夏場に比べれば少な目、駅には失礼と思いつつもついついほっと安心しながら駐車場に入ってしまう己をちょっぴり反省(本音を丸出しである)。

道の駅「ちちぶ」は売店やレストラン、そしてちょっとした休憩スペースがあるオーソドックスな構成だが、不思議と「また立ち寄りたい」気分にさせてくれるオーラがたちこめている駅だ。そのオーラに引き込まれるように、今まで何度この駅へ立ち寄ったことだろう。
そしてまた今日もやって来てしまった我々は、売店内を散策しながら、美味しそうな一品を発見、それは奥秩父名物「岩魚すし」である。

秩父市内の寿司屋さんが作っているこの「岩魚すし」は、かなり人気があるらしく、寿司好きな我々としても非常に気になるところだ。6個で900円という値段が高いのか安いのかは分かりかねるところではあったが、ここは奮発して2箱買おうと手にする。「この岩魚すしは今日の夜食代わりに食べよう」
「ところでちょっと小腹が空いたな」と"こあ"氏の一言に"ほし"も「空いたね」とにんまり。10時半過ぎに早すぎる昼食をとったため、そろそろ腹が空いても不思議ではないはずだ。しかし、ここでしっかりと食事をするほどでもない。「何か軽いものでも食べてから帰ろうか」と、我々が向かった先は、レストラン荷車屋であった。

このレストランでは、炭焼きハンバーグやチキン料理などの食事の他、スパゲッティやピザ等の軽めの料理もあるのだ。"ほし"が迷うことなく「秩父市のピザ」を選択する一方で、"こあ"氏は「うーむ、スパゲッティって気分ではないしな・・・」とメニューの上から下までなめるように見ている。そして結局選択したのは、「アルペンチキンカレー」であった。それは、以前"ほし"が食べて「美味しい」と実証済みの料理である。「カレーって結構ボリュームあるよ」と"ほし"が意地悪く言うと、「メニューを見ているうちに、お腹がいよいよ空いてきたんだよ」と"こあ"氏も負けてはいない。
そうして、しばらく待っていると、"ほし"の注文した「秩父市のピザ」がやってきた。秩父みそと挽肉を使用したこのピザはチーズもたっぷりのっており、更に大根や海苔、大葉等がちりばめられた和風仕立てである。「チーズと味噌って、結構合うんだね。美味しいよ、これ」とピザにかぶりつきながら、"ほし"は満面の笑みを浮かべる。

と、そこに"こあ"氏が注文したアルペンチキンカレーがやって来た。そして、店員さんはテーブルの横に立ち、手早く飯ごうからご飯を皿にパカッと移すと、空の飯ごうと共に去っていった。「うぅ、やっぱり美味しいねぇ、チキンカレー。特にこのチキンの柔らかさがたまらない」と"こあ"氏は美味しそうにカレーを頬ばっている。

こうして、軽食のはずがしっかりと「遅すぎる昼食」、いや、「早すぎる夕食」となってしまった午後のひとときであった。
 
 

その後、「ちちぶ」を出たのは、16時半だっただろうか、そろそろ自宅へ帰る車も増えてくる夕方の時間帯ゆえ、ある程度の渋滞は覚悟しなければならない。そうして、国道140号から国道299号に入ると、しばらく山あいの道を南下していく。飯能や入間方面へと走るにつれ、徐々に車の量は増えていったものの、うんざりするほどの渋滞はどうやらなさそうだ。そうして、入間市から更に南下すれば、まもなく東京都下西部である。

自宅に着いたのはなんと19時前という、我々にしては実に早すぎる帰宅であった。しかも、夕刻に一般道のみで帰ってきた割には、特に目立った渋滞もなく帰って来られたというのは、やはり今(冬)の時期だからだろうか。

さぁ、あとは千葉県の駅を廻るだけである。残り2週、つまり後2回で全88駅+アルファを廻りきれることは確信しているものの、とりあえずラリー参加駅だけを廻れば後1週だけでも十分完走可能なはずである。それでいながら、2002年に新たに登録された数カ所の駅も含めて廻りたいと思ってしまう"ほし"は、我が儘なのだろうか。どうやら"こあ"氏は、ラリーに専念した方が良いのではないかと思っているようだが、結局、"ほし"の意見を通させてもらうこととなった。

というわけで、次週は千葉県内陸から房総へ向かう旅である。

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最終更新日:2003年03月02日