関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
秋の終わりを感じる雨の箱根には
寒さ負けじと車中泊組がいっぱい
神奈川/山梨県編

2002年11月24日

11月も最終週、ということは翌週はもう12月、つまり着々とラリー開催期間も終わりが近づいてきているのだ。そろそろ気合いを入れて廻りたいところだが、ふと今シーズンの未訪問駅を確認していると、神奈川の2駅を残したままになっているではないか。ついつい箱根方面については、行楽シーズンを避けたいという意識が働いていたのか、今の今まで避けていたのだ。

しかし、既に冬が始まろうとしているこの季節、いくらなんでも混雑に泣かされることはないだろう、と重い腰をあげた我々は、ようやく今回の旅に箱根方面を選ぶことにした。更に、我々にとってはワンパターンではあるが、神奈川の2駅を廻った後は山梨と静岡の県境にある「とみざわ」も廻ってしまおう。「それにしても、今回の旅で押せるスタンプは、たった3駅か・・・」と、今更ながら今シーズンの廻り方が非効率きわまりないことを思い知らされる。

おまけに当日は無情にも雨、あぁ、どうして日曜日になると毎週のように雨が降るのか。


【東京都下出発時刻】06:52【東京都下到着時刻】20:18
 色は神奈川県の道の駅 色は山梨県の道の駅 (赤文字はラリー外の駅/場所)
  東名高速道路 川崎IC-厚木IC/
小田原厚木道路-小田原西IC/国道1号/
国道1号(箱根新道)/国道1号
箱根峠
08:13
国道1号/(主)75号/国道138号/
国道246号/(主)76号
山北
10:14
(主)76号/国道246号/(県)394号/(県)401号/
東名高速御殿場IC-富士IC/市道/(県)396号/
(主)10号/(県)190号/国道52号
とみざわ
12:46
国道52号/(県)306号/(主)10号/(主)9号/
国道52号/(主)39号
しらね
14:15
(主)39号/(主)5号/国道20号/国道137号 河口湖
オルゴールの森
美術館

15:37

▼道の駅「箱根峠」へのルート:
自宅から市道町道を経て東名高速道路 川崎IC-厚木IC/小田原厚木道路-小田原西IC/国道1号/国道1号(箱根新道)/国道1号 (距離:約103.9km)


フロントウィンドウに水玉模様のように描かれる雨を眺めながら、「まぁこんな天候だし、箱根方面も今日はそれほど混雑していないよね」なんて勝手な予想のなか、まず最初に向かうは道の駅「箱根峠」。芦ノ湖等の箱根ドライブでこの駅を利用する人はかなり多いのではないだろうか、お馴染みの駅である。

自宅を出た我々は、まず東名高速の川崎ICから厚木方面へ。朝7時を過ぎると東名高速も交通量はかなり増えてくるのだが、順調に流れてはいるため、とりあえずは一安心である。そうして、他の車にまぎれるようにのんびりと走っていれば、後ろからなにやら派手な車が近づいてくる。「ん?あれは・・・」、我々の車と同車種ながら、華やかにステッカーで車を演出、更には車のオーナーのWebサイトだろうか、なんとURLまで貼られている。

「うちも道の駅マークで車を演出するか」、その後の沈黙な空間が、すなわち却下であることを物語っていた。結局その話題は何時の間にやら自然消滅し、目の前には厚木ICが現れた。どうもこの厚木IC付近も混雑することが多いのだが、今日は実にすんなりと通過だ。

「気味が悪いな」、あいかわらず、渋滞していようが空いていようが、何か一言いわずにはいられない性分なのは、"こあ"氏も、そして"ほし"も同様である。
 
▽有料道路のETC通過初体験?小田原厚木道路料金所

これまで、高速道路の料金所では当たり前のようにETCレーンを通過してきた我々、しかしながら、有料道路にはETCは無いものだと思いこんで、そろそろ現れるであろう料金所のために財布を用意していた。小田原厚木道路には、厚木から小田原へ向かう際、数カ所にわたって料金所が存在するのである。

ところが、前方に見えてきた平塚料金所を見ると、なんとETCの文字が踊っているではないか。これにはビックリの我々、きょとんとしながらそのまま通過する。これから本格的に普及への道を走り出したかに思えるETC、やがて多くの有料道路でも利用可能になって欲しいものだ。

 
▽雨雲に向かって走れ、霧の箱根新道

小田原厚木道路を走行中、一旦は雨もあがり、太陽すら顔を出していたはずなのに、我々が向かう箱根方面は真っ黒な雨雲で覆われている。やはり、雨は避けられそうにないのか。そんななか、やがて小田原西ICから国道1号に出ると、既に行く手は渋滞が始まっている。

今日は雨だから交通量も少ないだろうなんていう考えは、甘かったのだ。だいたい、折角前々から計画していた旅を、雨だからやめようなんて人はあまりいないのではないか。我々だってその1組なのだ。渋滞はある程度覚悟して行くしかないか、とそのまま箱根新道を上がっていく。

しかし、渋滞が一段落ついたと思ったら、辺りはみるみるうちに白いカーテンが車に覆われるがごとく、真っ白な霧に包まれていく。これでは箱根の美しい景色を満喫するどころではない。ただただ白く霞んだ山道を走るだけである。こうして霧と雨の中、ようやく箱根峠にさしかかると、ここからは国道1号で芦ノ湖方面へと進めば、すぐそこに道の駅「箱根峠」が見えるはずだ。


 
 
箱根峠」雨の箱根に集う車中泊な面々 (神奈川県箱根町)
到着時刻:08:13 スタンプ設置場所:売店入口の観光案内コーナー
霧は深く、建物の存在も霞んで認識しづらいのではないか、と心配したものの、茶屋風の小さな建物である道の駅「箱根峠」はしっかりと確認出来た。ところが「よし、いざ駐車場へ」と場内に進むと、まだ開店前だというのになんたる車の多さか。どうやらこれらの車たちは皆、車中泊な面々らしい。キャンピングカーやらワゴン車から降りた人々は、歯ブラシを手にしてトイレへと歩いている。朝8時現在でも、かなりの寒さということは、夜の寒さは半端ではないだろうなと思うと、感心するやら驚くやら。

というわけで、朝の箱根峠は開店前にも関わらず、立ち寄る人々で大賑わいである。我々はかろうじでなんとか停める場所を確保出来たものの、後から後から来る車たちは停める場所がなく、そのまま去っていく者、はたまた、駐車スペース外に停める者等、実に様々だ。「箱根峠」といえば訪れる車も多いだけに、この駅の規模ではやはり限界があるらしい。

道の駅「箱根峠」は、ドライブの名スポット箱根峠にありながら規模は実に小さな、まさしく茶屋のような存在の駅。建物内はちょっとした軽食堂と観光案内コーナー、そして実にこじんまりとした売店コーナーがある。まぁ、周囲には大きなドライブインがあったりもするので、あえて素朴さを前面に出したのかと勝手ながら思いこんでいる。
それにしても、早々と着き過ぎてしまったのか、開店の9時までには45分も待たなければならない。ここにはスタンプの押印済みの用紙が売店入口に置いてあるものの、あと45分待てば直接スタンプ帳にスタンプが押せるのだ。ここは待つしかないだろう。結局、時間を大いに持て余しながらも、建物裏手にある展望所からしばらく霧の中の芦ノ湖を眺める。

「ほとんど何も見えないに等しい・・・」、やはり箱根は晴れた日に来るに限るのか、そんなことを実感させられる時間となってしまった。
そうしてようやく時計の針が9時をさし、売店入口のシャッターがガラガラと開く。それと同時に外で待っていた人々がどやどやと売店へ。

「ふぅ、寒い寒い」と慌てて蕎麦・うどんのメニューが並ぶ軽食コーナーへ直行する人も少なくない。「うむ、あの気持ちはわからんでもないな」と言いながらもまず我々は入口付近の観光案内コーナーでスタンプを押す。
そして売店を一回りすると、前回気になっていたあるものを買いに軽食コーナーの食券売場に立つ。それは「峠だんご」なるものだ。ほんの少し胃の中に何か入れておきたい、そんな時にピッタリの峠だんごは、まるでだんご三兄弟のごとく、串に3個のだんごがささっている。色が緑色ということからわかるように周囲はよもぎ餅、そしてその中にあんこが入っており、アッツアツである。このようなだんごを食べていると、妙に「和」の風情を感じたりもするから、不思議なものだ。

だんごを頬ばり、ほっと一息ついた我々は、神奈川県内のもう1箇所の駅を目指すべく、館外に出る。
 
 

▼次なる道の駅「山北」へのルート:
箱根峠から国道1号/(主)75号/国道138号/国道246号/(主)76号 (距離:約42.5km)


さて、次に向かうは「箱根峠」から北に位置する山北町の道の駅「山北」だ。そろそろ、このコースもワンパターン化しているため、何か変化をもたせたいところだが、仮に「山北」から「箱根峠」へと廻る順序を逆にすると、丁度昼前後に箱根峠に立ち寄ることになってしまう。ということは、もしかしたら多大なる混雑に巻き込まれるのではなかろうか、という恐怖がつきまとう。結局それを恐れて、毎度「箱根峠」→「山北」の順に廻ってしまうのだ(まぁ、一種の食わず嫌い的なところはあるため、一度は逆コースも経験してみるのも良いのかもしれないが)。
 
▽あれ、スヌーピーバスが走る?

「箱根峠」を出た我々は国道1号から芦ノ湖にそって主要地方道75号へと進む。すると、前方に走るはどこかで見かけたバス、そう「スヌーピーバス」である。神奈川中央交通バスでは、路線バスや貸切バスに一部スヌーピーバスを採用しているのだ。スヌーピー好きな"ほし"は、以前も偶然スヌーピーバスが停車しているのを見かけ、思わず我を忘れてバスに近づいていって「すみませーん、バスの写真を撮らせてください」と運転手さんに声をかけたことがある。

さすがに、今回はただただスヌーピーバスの後方をせっせと走るだけであったが、スヌーピーバスの運転手さんは途中で「先に行きなさい」とウィンカーを出して左に寄ってくれた。バスによっては、後方が渋滞になっていようが全くお構いなしの場合もあるゆえ、スヌーピーバスであることに加えて嬉しさ倍増である。

 
▽紅葉も見納めか、秋の終わりを感じる道に深い溜息を

芦ノ湖を過ぎ、主要地方道75号を更に北上すれば、まもなく国道138号、箱根仙石原である。ここから乙女峠を抜けて東名高速 御殿場IC方面へと走るのだ。このあたりはひたすら山あいの道が続くのだが、ふと周囲に目を向ければ木々の紅葉がそろそろ終わりの時を迎えようとしている。中には、まだまだ紅葉真っ盛りだと言いたげに、赤やオレンジの彩りを見せつける木々もあるのだが、山の木々は赤みをすぎて黒ずんだ茶色へと変わっている。

「秋も終わりなんだね」、そう思わざるを得ない風景だ。そんな山あいの道を越えれば、そこは御殿場の賑やかな街並みが広がっている。

御殿場といえば静岡、つまり、一旦ここで静岡県に入るのだが、国道138号から国道246号を右折してしばらく走れば再び神奈川県である。この国道246号、季節柄なのか、たまたまなのか、ほとんど交通量もなく、それがかえって不気味なくらいだ。そうしてそんな快適過ぎる状態が続いたまま、主要地方道76号に進めば丹沢方面へと北上、まもなく道の駅「山北」である。

 

 
 
山北」夏を中心に大混雑のこのエリアも冬が近づけば静かなのか (神奈川県山北町)
到着時刻:10:14 スタンプ設置場所:売店入口
道の駅「山北」に夏期間に訪れたことがある人ならば、わかってもらえるかもしれない、あの恐ろしい程の混雑を。もともと駐車可能な台数が少ないため、すぐに満車状態になってしまううえに、車を置いたまま、河原へ遊びに行ってしまう人も多いのか、駐車場の回転率が悪いのだ。

ところが川遊びのシーズンを過ぎた今、駐車している台数こそ多いものの、車で溢れる程ではなさそうだ。我々が心の奥底からほっとしたのは言うまでもない。前回なんて"こあ"氏を車に残したまま"ほし"だけが慌てて車から飛び降り、慌ただしくスタンプを押すとほとんど散策する時間の余裕もなく、泣く泣く出発してしまったのだ。

「これからはシーズンオフを狙って来ることにしよう」、どうやらそう感じたのは"ほし"だけでなく、"こあ"氏も同様だったらしく、「今日は安心して散策できるね」と共に建物へ入る。すると、まず最初に目に入るは、スタンプ。なにはともあれ、本日2駅目のスタンプを押しておこう。
さて、道の駅「山北」はちょっとした売店と軽食堂からなる、先ほど廻ってきた「箱根峠」と同等規模な駅。こじんまりとした売店の奥に軽食堂があり、食堂規模も実に小さいため、昼時は空席争奪戦が勃発しそうだ。「次に廻る駅の"とみざわ"は既に以前食事もしたことだし、今回はここで早めの食事をしておこうか」と食堂のほうへと視線を向けると、幸いまだ1組の客が席を埋めているだけだ。まぁ、まだ10時半ゆえ、昼食には早すぎる時間だろう。

というわけで、「何を食べようかな」と食堂のお品書きを眺める。すると、店のおすすめなる料理を発見、その名も「不老天重」だ。「よし、これに決めた!」とお薦めやら限定なる文字にとことん弱い"ほし"は早々に決定、"こあ"氏はしばらく悩んだあげく、「うむ、チャーシューメンにしよう」・・・散々悩んでおいてラーメンとは、いやはや、マイペースな"こあ"氏らしい。
そうしてしばらく待っていると、先に登場したのは"ほし"が注文した「不老天重」であった。この不老天重、実はヤマメ(またはイワナの場合もあり)の天ぷらがドーンとのせられた天重なのである。他にサラダとなめこ汁までついて900円、それでいてボリューム満点なのだ。それにしても、ヤマメが一匹まるごと天ぷらになっている姿は、なかなかの迫力ではないか。

いざ、魚に箸を入れてみると、身が厚く、実にふっくらとしている。小骨が少々口に残るのは仕方がないにしても、このふっくら感がなんともいえぬ美味しさだ。そして、衣はどちらかといえばふわっとしたものではなく、しっかりとカラっと揚げられた感じである。「美味しいけれど、いやぁ、食べきれるかな」と心配になる程だ。
"こあ"氏が注文したチャーシューメンは、特に特産色にあふれている訳ではないのだが、脂がのったチャーシューは厚みもあり、"こあ"氏を満足させたようだ。麺は卵麺っぽい感覚であり、このあたりは好みが分かれそうなところである。

ズルズルとスープを飲み干した"こあ"氏は、「うん、満足満足」と言いながらもほんの少し物足りない顔をしていた。やはり、不老天重とチャーシューメンとでは、ボリューム的に差がありすぎか。
食事を終えた我々は、店先の農産物直売のテントを覗いてみると、これがなかなかの盛況ぶり。客の多くが野菜や果物を物色し、レジへと向かっている。"ほし"も、「そうだ、白菜を買っておこう」と巨大な白菜を手にする。すると、隣の老人が「白菜の影にはよく虫が隠れてるのよね」とぼそっと言うではないか。おいおい、今まさに白菜を買おうとしている者の隣で、その一言は聞き捨てならない。いや、とりあえず聞かなかったことにしよう。"ほし"はそのまま白菜をかかえてレジへ向かったのであった

(後日談:勿論、白菜に虫はとりついていなかった、と付け加えておく)。
 
 

▼次なる道の駅「とみざわ」へのルート:
山北から(主)76号/国道246号/(県)394号/(県)401号/東名高速御殿場IC-富士IC/市道/(県)396号/(主)10号/(県)190号/国道52号 (距離:約86.7km)

さぁ、本日は残る1駅でスタンプ巡りの旅はおしまいである。山梨の他の駅は、夏の間に既に全て廻ってしまい、「とみざわ」だけが今の今まで取り残されていたのだ。毎回、山梨県最南端の駅である「とみざわ」をどのようにコースに組み入れるかが、悩みの種だったりする。

「山北」を出発した我々は、再び主要地方道76号から国道246号に出ると、御殿場の市街地に向けて走り出した。これも毎度のワンパターンではあるが、御殿場ICから富士ICまで東名高速を利用し、静岡の道の駅である「富士川楽座」を経由して「とみざわ」へ向かうのだ。本来、一般道だけで向かうならば、御殿場市内から国道469号を走り、富士宮市を経て「とみざわ」へ向かうのが距離的にも効率的であるが、習慣とは怖いもので、無意識に御殿場ICを目指していたのであった。

これで「富士川楽座」に寄っていれば、富士ICまで高速道路を利用した言い訳にもなるだろうが、今回は珍しく「富士川楽座」を通過してしまった。そう、丁度昼時で駐車場は車であふれかえっていたのが、チラリと見えてしまったのだ。道の駅の横を通りながら、そのまま通過するのは実に惜しい気がする、そう思うこと自体、既に普通ではないのかもしれない。

富士川町内から更に主要地方道10号を北上、そして県道190号を経て国道52号に出れば、道の駅「とみざわ」は近い。既に紅葉が終わってしまった木々の下を走りながら、妙にもの悲しい気分になっていると、まもなく左手に巨大タケノコのモニュメントが見えてきた。


 
 
とみざわ」タケノコにちなみ、竹の子まんじゅうを発見? (山梨県富沢町)
到着時刻:12:46 スタンプ設置場所:売店内の案内コーナーカウンター
道の駅「とみざわ」は、売店と軽食堂といったこじんまりとした規模ながら立ち寄る人が多い駅のひとつ。静岡から山梨へ(はたまたその逆)向かうにあたり、位置的にも丁度良い休憩スポットなのだろう。

タケノコの里である富沢町を象徴している巨大タケノコのモニュメントを横目に見ながら、早速建物内に足を踏み入れる。
売店内の案内コーナーに設置されたスタンプを押し、売店内を散策すると特産色あふれる土産品を発見、その名も「竹の子まんじゅう」。竹の子の形をしているだけではなく、なんとあんの中に竹の子が入っているのだ。竹の子入りのあんってどんな味なのか、という純粋な興味から結局買ってみることにした。

他にタケノコの水煮や富沢の茶等、定番商品も健在である。なお、この駅の軽食堂では竹の子いっぱいの「こわめし」を頂けることは有名な話、富沢の竹の子を堪能したい人は是非食べてみよう。前回、「とみざわ」を訪れた際に我々も「こわめし」を食べてみたのだが、実に美味しかった。現在は、テイクアウト可能な弁当が用意されている(食堂でも食べられる)が、更に手軽に食べられるように、おにぎり状なものもあれば良いのに、と思ったりもしたのは、"ほし"だけだろうか。
 
 

▼次なる道の駅「しらね」へのルート:
とみざわから国道52号/(県)306号/(主)10号/(主)9号/国道52号/(主)39号 (距離:約51km)


これにて本日の予定は全て終わってしまった。しかし、時計をみればまだ13時を少し過ぎたところではないか。このままま自宅に帰るのは、あまりに寂しすぎる。そこで、ふと考えた。「そうだ、このまま北上すれば、建設中の道の駅しらねに行けるのではないかな」、そう、白根町に2003年3月にオープン予定の道の駅があるのだ。

きっと、本日訪れても遠目に建物を見るだけに終わるだろう。しかし、一度気になり出したらもうとまらない。結局、「とみざわ」を出ると、大雑把な位置だけを頼りに、まだ見ぬ道の駅「しらね」に向けて走り出した。

距離にして約50km以上はありそうだが、「とみざわ」からほぼ直線上に北に上がっていくだけのお気軽なルートとなりそうだ。と、呑気に構えていたら、カーナビはいきなり国道52号からそれ、富士川の向こう岸に行けと言い出した。「え、このまま国道52号を北上していくのではだめなのか」と慌てて地図をみれば、国道52号と平行して北上する主要地方道10号の存在を確認。この10号の方が、短距離で北上できそうなのだ。

ここは素直にカーナビの指示に従うに限る、と富士川を渡り、主要地方道10号に入ると富士川を左手に見ながらしばらく北上。JR身延線 身延駅を過ぎたあたりで再び国道52号に復帰する。
 
▽黄色鮮やかな「さかさ銀杏」に見とれて思わずUターン

更に身延町内を北上していくと、左手に見事な銀杏の木を発見、そのあまりの巨大さに思わず「あれは一体何だ?」と車室内は大盛り上がり。しかし、あれよあれよという間に、銀杏の木の前を通り過ぎてしまった。あの銀杏の木が気になってしかたがない"ほし"、「もう一度見たいな」とついつい我が儘が飛び出す。「車を停めるところがあったかな」と、とりあえず"こあ"氏は次の交差点で横道にそれ、適当な場所でUターンをすると、再び銀杏の木の前に戻ってきた。幸い、ちょっとした駐車スペースを発見、すぐに車から降りると銀杏の木に駆け寄る。

この「さかさ銀杏」は上沢寺にある天然記念物に指定されているもので、樹齢700年の大銀杏だ。寺をお参りしてじっくりと見るべきだったのだが、結局その日は銀杏の大きさに圧倒されながらも思わず一礼して、その場を後にする。全国の銀杏好きな皆さん、一見の価値ありな銀杏であることは確かだ。

 
▽どんより雲の隙間から青空も現れるなか、まだまだ北上だ

身延町を過ぎると、今にも降り出しそうな雨雲の隙間からチラチラと青空が現れてきた。朝、箱根峠で憂鬱な雨に遭遇し、今日1日はそんな天候につきまとわれるのかと思っていただけに、少し嬉しい瞬間である。

それまで山あいの道が続いていた国道52号も、幾つもの小さな町を通り過ぎていくごとに、徐々に市街地の空気が周囲に漂ってきた。それと共に交通量も加速度的に増え始めている。更に、国道52号も本線とバイパスに分かれるところで、道の駅「しらね」に向かうならばバイパス側に行くべきだったはずなのに、ついつい本線側へと進んでしまった我々は、軌道修正することなく、そのまま国道52号本線をまだまだ北上するしかない。

結局、白根町にさしかかったところで、主要地方道39号をすかさず右折、すると国道52号バイパスと交差するその角に道の駅「しらね」があるはずだ。


 
 
しらね」清楚なイメージの可愛い駅が完成するのか (山梨県白根町)
到着時刻:14:15
確かに、国道52号のバイパスと主要地方道39号との角にただいま建設まっただ中の道の駅「しらね」があるではないか。外観はほとんど完成しており、駐車場の整備等の途中らしい。工事現場の期間をみれば「平成14年10月18日〜平成15年2月28日」となっており、ということは当初の予定どおり、3月1日からオープンできるのか、と期待も膨らむばかりだ。

駅の施設としては、どうやら売店がメインであり、建物自体の規模もそれほど大きくはない。可愛らしい外観が、「あぁ、"今"風な道の駅だな」と思わせる造りだ。

※この駅に立ち寄った時には知らなかったことなのだが、この白根町は2003年の4月1日から周辺の町村(白根町,八田村,芦安村,櫛形町,甲西町,若草町)と合併して名前も新たに「南アルプス市」として生まれ変わるらしい。「しらね」という名前は、道の駅として生き残るのだろうか。それとも、オープンしてすぐに名称変更されてしまうのだろうか、興味深いところである。
 
 

さて、日が暮れるまでにはまだ時間がある。このまま帰るのは勿体ない等と考えるあたりが少々せこいのだが、ここからは道の駅から離れて、「前々から行ってみたかった場所」を訪れてみることにしよう。実は、某テレビ番組がきっかけとなり、河口湖クラフトパークを訪れてみたいと考えていたのだ。

河口湖クラフトパークはその名のとおり、ガラス細工やとんぼ玉等の各種製作体験が可能な施設、作るのはちょっと苦手といった"ほし"のような人は完成品を購入することも可能らしい。しかしながら、カーナビや手元の地図を見ても場所の特定が出来ないため、とりあえず河口湖畔まで行ってみることにした。そう、結局我々の旅は行き当たりばったりなのである。

「しらね」を出た我々は、とりあえず甲府市に出ると国道20号を東へ。更に御坂町から国道137号に進み、河口湖方面へとただひたすら走り続ける。国道137号を走る頃には、夕暮れの青空へと変わり、周囲には秋の終わりの紅葉が美しく広がっている。そんな風景をしばらく眺めながら、「これで秋の風景も見納めなのだ」ということを実感しながら御坂の山を越えていくと、そこはもう河口湖だ。

それにしても、「河口湖クラフトパーク」は一体どこにあるのだろう。あてにしていた案内看板も一向に現れる様子はなく、どうにもたどり着けない。そんな情けない我々の前に「河口湖オルゴールの森美術館」の案内看板がとびこんできた。「予定変更して、あのオルゴール美術館に行ってみようか」

看板に従って「河口湖オルゴールの森美術館」にいざ行ってみると、なんと偶然にも「河口湖クラフトパーク」はその美術館の駐車場の隣に位置していたではないか。それでも我々は誘導員に導かれるように、オルゴール美術館の駐車場へと入っていってしまったのであった。

▼「河口湖オルゴールの森美術館」

河口湖に一際異国情緒をかもし出すスポットがある、それが「河口湖オルゴールの森美術館」である。その外観はまるで中世ヨーロッパを感じさせ、庭を歩いているだけでもクラシック音楽が似合う空気が流れている。「オルゴールの森」という名称からもわかるように、ここには様々なタイプのオルゴールがあり、実際に説明を受けながら聴くことが可能だ。

そして、敷地内の中心的な施設であるオルゴールミュージアムには、あの悲劇の豪華客船タイタニック号に搭載されるはずであったオーケストラオルガンがある。このオルガン、実は完成が間に合わなかったがためにタイタニック号に載せられることなく、難を逃れたというエピソードを持つ。また、ホールでは弦楽四重奏の生演奏を楽しむことも出来たり、と音楽を心から楽しめる演出がいっぱいだ。

河口湖には何度も足を運んでいたというのに、何故今まで立ち寄らなかったのだろう、と今更ながら思わせてくれた、そんなスポットである。

ヨーロッパを感じさせる風景 オルゴールミュージアムへ
タイタニックモデル含むオルゴールたち 弦楽四重奏の生演奏
城の舞踏会をオルゴールで再現 中庭とショップ
住所 山梨県南都留郡河口湖町河口3077-20
電話番号 0555-20-4111
入館料 大人1,300円、中高生1,100円、小中学生800円
開館時間 9:00〜17:30 年中無休

というわけで、閉館時間である17時半までをオルゴール美術館で存分に堪能し、館外に出た時には空はすっかり真っ暗であった。本来訪れるつもりであった場所とは異なってしまったが、期待以上の満足感を得て車に戻った我々は、ようやく現実に引き戻される。

これから約100kmの道のりを都内にむけて帰らねばならないのだ。といっても、すっかり気分を良くした"こあ"氏は「まぁ一般道でのんびり帰ろうよ」と元気が良い。あぁ、音楽は人をここまで癒すものなのか、と思いつつ"ほし"も頷く。こうして、河口湖から山中湖を経由して国道413号に出ると、道の駅どうしを横目にみながらそのまま津久井方面へ。そしてそのまま東京西部へと続く、つまりのところ我々的には既にパターン化された道を走っていく。

その間、特に渋滞することは無かったのだが、やはり丁度多くの車が帰宅の途についていたのか、本格的な山道が続く国道413号も車の量は多めであった。

自宅に着いたのは20時を過ぎていただろうか、先週に引き続き、割と早めな自宅到着だと、旅に物足りなさを感じるから始末に負えない。しかし、翌日は平日なのだから、少しでも早めに自宅に着いて身体を休めることも少しは考えないと、旅も息切れしてしまうだろう。最近、我々の年に応じた旅のスタイルを模索している最中である。といいつつも、今シーズンのラリーが終わるまでは気が抜けそうにない。

次回は、群馬県南部から埼玉県北西部の駅を廻る予定だ。それをクリアすれば残すは千葉県のみである。

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最終更新日:2003年02月25日