関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
千葉北部は産直人気!
野菜求めて朝から行列ができる駅にビックリ
千葉/茨城県編

2002年11月17日

日中でもかなりの寒さを感じるほどの季節になってしまった11月後半、ここからは南関東を中心に廻る計画だ。千葉方面は夏場の場合、海沿いを中心に混雑することが多いため、スタンプラリーにおいては毎年後回しにしてきたのだが、いやはや、涼しさを通り越して寒さに震えながらのスタンプ巡りとなってしまいそうだ。

今回は、まず千葉の北部に位置する道の駅を数カ所廻ってから、そのまま茨城県南部の駅へと北上していく予定である。我々が駅巡りを始めた2000年頃といえば、千葉県北部にはほとんど道の駅も存在しておらず(当時はなんと「やちよ」だけだったのだ)房総方面に偏っていた道の駅だったが、いつの間にやら北部にも駅が幾つも存在している。まぁそのおかげで、千葉北部を中心とした1日コースも組みやすくなったといえよう。しかしながら、本日廻る駅はとにかく集客力が高い駅ばかり。人ごみが苦手な我々の場合、各駅であまりの人の多さに恐れをなして退散しかねないが、行かないことには何も始まらない。

さぁ、とにかく出発だ。朝7時前のどんより曇り空の下、雨に降られないことを祈りつつ、そそくさと走り出すのであった。


【東京都下出発時刻】06:50【東京都下到着時刻】20:13
 色は千葉県の道の駅 色は茨城県の道の駅
  中央道/首都高速/常磐自動車道 -柏IC/
国道16号/(県)282号/(主)8号
しょうなん
07:57
(主)8号/国道16号 やちよ
10:00
国道16号/(主)4号/(県)263号/(主)64号/
国道296号/(市道)/国道296号/(主)74号/
(町道迷走)/国道296号
多古
11:48
町道/(主)79号/(県)113号/(主)44号BP くりもと
12:37
(主)44号/(県)113号/国道51号/
東関東道 大栄IC-潮来IC/(県)101号
いたこ
14:16
(県)101号/国道51号/(主)50号/
国道354号
たまつくり
15:43

▼道の駅「しょうなん」へのルート:
自宅から中央道/首都高速/常磐自動車道 -柏IC/国道16号/(県)282号/(主)8号 (距離:約80.7km)


まず最初に向かうは、千葉県の沼南町にある道の駅「しょうなん」である。売店自体は9時半からの営業だが、施設内にあるレストランが8時から営業している。ということは、スタンプも8時過ぎには押せるだろう、と現地到着目標時刻を「8時半前後」に決定、いざ中央道 都内方面へと向かいだした。

ところが、中央道は早くも混雑の兆しが見え、おまけに今にも雨が降り出しそうである。あぁ、幸先悪いスタートに早くも憂鬱な気分になりながら永福料金所からそのまま首都高速へと進めば、意外や意外、路上に設置された道路情報掲示板には何も表示していない。

時刻は既に7時を過ぎているため、混雑のメッカである首都高速6号(千葉方面)あたりは渋滞の赤い帯が掲示板を輝かせているだろうと思っていただけに、それこそ狐につままれた気分である。

そんな時、「いや、これはきっと掲示板が壊れているに違いない」と思ってしまう我々も救われない。しかし、どうやらその表示は決して間違っておらず、首都高速6号を経由して常磐自動車道に至るまで、目立った渋滞に巻き込まれることなくスムーズに走り、あっという間に柏ICにさしかかる。

柏ICからは一般道を利用、ということで国道16号八千代方面へと進むと、これまた片側2車線の流れの速い道であり、「こんなに順調で良いのだろうか」と逆に不安になるほどだ。幸先が悪いスタートだなんて少しでも感じたことを後悔しながら、尚も走れば、ようやく徐々に混雑しはじめ、何故かほっとしたりも。いやはや、順調すぎても混雑していても結局文句を言うとは、なんとも我が儘な話である。

さて、柏市から沼南町にさしかかるとまもなく国道16号から県道282号へとそれる。この県道、若干ではあるが、道の駅「しょうなん」の沿線である主要地方道8号へのショートカットになるのだ。ほどなく8号手賀沼方面に出れば、交通量もかなり少な目のまま、道の駅に向かえそうだ。

そうして、そのまま1,2kmほど走れば左手に道の駅「しょうなん」が見えてきた。「ちょっと早すぎる到着だよ」と時計をみれば、まだ8時にもなっていなかったのである。
 

 
 
しょうなん」開店前から並ぶ並ぶ長蛇の列にビックリの直売コーナー (千葉県沼南町)
到着時刻:07:57 スタンプ設置場所:インフォメーションホールの裏手
前回訪れた時には丁度昼時とも重なってか、駐車に苦労した記憶があるが、さすがに直売所がまだ開いていないせいか、場内はまだまだ余裕がある。といっても、営業時間前にしては割と多めだ。車中泊な面々もいるのだろう、そんな駐車場を1回りしながら停める場所を選ぶ。

道の駅「しょうなん」は農産物中心の直売所とレストラン、休憩スペースを兼ねたインフォメーションホールからなる、オーソドックスな構成の駅、それでいて多くの客に恵まれるのは、やはり直売所人気の影響だろうか。
時計をみれば、丁度8時を過ぎたところだ。車を降りた我々は、さっそうと建物入口に近づくと、自動ドアがほんの少し隙間が開いているものの、それ以上開かない。「あれ?まだ開いてないのかな」とドアの前でウロウロ。我々の後からやって来た男性も「ん?」と首を傾げながらドアの前で右だ左だと歩いてみたが、やはりドアは開かない。諦めて去っていく男性を横目に見ながら、しばし途方に暮れる我々。

すると、建物内に動く影を発見。しめたっ、とドアの隙間からその影に声をかける。「すみませーん」、その影の正体は清掃中の職員さんであった。「まだ中に入れませんか」「どうぞ、いいですよ。開けて入ってきてください」と、あまりにあっさりした返答に拍子抜けしながらドアを力一杯開けるとそのまま中へ。
開館してまもなくの館内はまだ暖房入れたてなのか、肌寒さを感じる。「うぅ、寒い寒い」と言いながらも、とりあえずスタンプを押すべくインフォメーションホール内を歩き回ると、昨年と同様の位置にスタンプが置かれていた。早速、本日最初のスタンプを押すとそのまま退散するでもなく、我々が向かった先、それは朝8時から営業しているレストランであった。

本来、中華中心のレストランだが、パスタやパン等のメニューもあり、朝はモーニングメニューが用意されている。というわけで、我々はここらでのんびりと朝食をとることにした。旅でもしない限り、朝食をとることもない我々ではあるが、旅はなんといっても体力勝負、しっかり食べておくに限るのだ、と"ほし"はモーニングセットを、"こあ"氏はサンドウィッチとコーヒーを注文する。
モーニングセットの方は、クロワッサン1個と卵、サラダとドリンクがついて400円、"ほし"的にはクロワッサンがもう1個程欲しかったりもするが、400円という値段ではこれが限界なのだろう。また、メニューには「半熟卵」と掲載されており、ゆで卵のつもりで殻を割ってみると、なかは温泉卵状になっており、一緒についてきただし汁と一緒に頂くタイプであった。

こうして腹八分目なところで、完食。
それに対し、"こあ"氏のサンドウィッチは野菜がサンドされた楕円状のパンが2個、皿に並んでいる。トマトとチーズが挟まれた方はトマトにややジューシーさが欠けるものの、トマトとチーズの相性はやはり良いものだ。また、野菜とペッパーがきいたハムの組み合わせもこれまたなかなか食欲を増進させてくれる。増進させ過ぎたのか、食べ終わった"こあ"氏が言った一言は「まだ何か食べたい」であった。

どちらにしても、売店が開くまでにはまだ1時間ほどの時間の余裕がある。もう少しのんびりしていようか、と店内を見渡せば「手作り肉まん」の貼り紙が目にとまる。
しかも、1日限定50個の肉まんである。いや、決して「限定」という文字に弱い訳ではないのだが、もう少し何か食べたい我々の胃には丁度良さそうなものではないか。

こうして、限定50個のうちの2個の肉まんを入手すると、まるでデザートのごとく食べ始める。さすが中華レストランの肉まんだけあってか、「あぁ、中華屋さんの肉まんだ」という実感をさせてくれるものだ。皮自体は割と固めなのだが、一口食べてみると肉汁たっぷりの具がたまらない。そう、それは小龍包を思い出させる感覚なのだ。アツアツの肉まんをフーフー言いながら食べていると、あぁ、そろそろ冬なんだなぁということを実感したりもするのだが、個人的には年中食べたい一品だ。って、ここの肉まんは年間通じて販売しているのだろうか。
楽しい朝食タイムを終え、レストランを出たは良いが、売店の開店まで時間を潰すのは容易ではない。しかも、レストラン内は程良い温度が保たれていたのだが、ホール内は依然として寒い。じっと座っていればいるほど、寒さが身に沁みるのだ。それでも、ただただじっと我慢するしかない。

ところが、9時を過ぎたあたりから、ホール内にはだんだんと人が集まりだしている。そして、いつの間にか売店の入口前には列が発生、その列は時間が経つとともにズラリとのびているのだ。「これってもしかして開店を待つ人々の列?」と呆然とその列を眺める"ほし"、"こあ"氏も「すごいね」と絶句。これまでなんだかんだと道の駅を訪れてきた我々だが、まさか開店を待つ列に遭遇するとは思いも寄らなかったのだ。
そうして9時半、開店と共に長蛇の列の人々は吸い込まれるように店内へ。店員さんたちは客に買い物籠を手渡し、中へ誘導している。我々としては売店そのものよりも、朝のその凄まじい光景に遭遇することが出来たことに、ある種の感動をおぼえていた。勿論、我々も後からその列に加わり、店内へと進む。

売店内の印象は昨年と変わらず、新鮮野菜たちがズラリと並んでおり、狭い通路には野菜を物色する客・客・客がひしめきあっている。といっても、やはり冬が近いせいか、思いのほか野菜の値段はやや高め。それでもこれだけの客たちが押し寄せるのだから、改めて人気の高さを思い知らされる。

しばらく店内をさまよい野菜と客に翻弄されたものの、ようやく混雑から解放されると、大きな深呼吸をしながら車に戻るのであった。しかしまだまだこれで弱音をはくわけにはいかない。というのも、次に向かう「やちよ」も同様の状態に見舞われるであろうことは、容易に想像できたからである。
 
 

▼次なる道の駅「やちよ」へのルート:
しょうなんから(主)8号/国道16号 (距離:約15.7km)


というわけで、次に向かうは八千代市の道の駅「やちよ」である。「しょうなん」を出た我々は、主要地方道8号を逆戻りしながら国道16号に近づく。

国道16号、特に千葉県内といえば、どうしても「混雑」のイメージが強いのだが、いざ国道16号を南下し出した我々はここでも予想外のスムーズ走行に面食らっていた。一体今日はどうしたというのか、首を傾げながらも片側2車線が続く道をしばらく南下していくと、右手に道の駅「やちよ」が現れた。
 

 
 
やちよ」地元住民も観光客も大集合?こちらの売店もしょうなんに負けじと大盛況だ (千葉県八千代市)
到着時刻:10:00 スタンプ設置場所:施設内道の駅インフォメーションの向かいカウンター
駐車場へと入る"こあ"氏の表情は暗かった。そう、やはり予想していたとおり、道の駅「やちよ」は大混雑だったのである。国道に面した駐車場は既に満車状態につき、残るは建物裏手の未舗装の駐車場しかないのだ。まぁ、それでも停められるだけ、まだましではあるのだが、もう少し訪れる時間が遅ければ未舗装駐車場も満車になりかねない勢いである。

車を停め、道の駅「やちよ」のメイン施設である八千代ふるさとステーション内へと足を踏み入れれば、売店の方向には人・人・人の山が右だ左だと動いているのが見える。どうしてこんなにも人が集まってくるのか、店にとっては嬉しい悲鳴だろうが、客にとっては少々恐怖の悲鳴をあげたくなる。

道の駅「やちよ」といえば、スーパーを感じさせる売店とレストラン、休憩スペースやジェラートコーナー等、ちょっとした休憩に良いスポットだが、やはり成田空港が近いということもあってか、フライトインフォメーションが表示されるあたりが特徴的といえよう。しかし、ここへ訪れる者の多くの目的は、やはり売店にあるようだ。レストランや休憩スペースは割と閑散としていても、売店だけはとにかく常時大賑わいなのだ。
そんな混雑の店内をぐるりと1周しながら、しばし駅巡りを忘れて野菜を物色、地ビールや豆腐等の陳列にフラフラと引き寄せられながら、やっとの思いでレジへとたどり着く。まったくもって買い物も体力勝負なのだ。

くたくたになりながらレジを通過すると、その足でスタンプの設置場所へ向かう。牛がデザインされた「やちよ」のスタンプは結構"ほし"好みだ。どっと疲れながら、スタンプを該当ページに押すと、今度は「牛」から連想されるもの、そう、ジェラートコーナーへと進む。
昨年、この「やちよ」でジェラートを食べて以来、そのまろやかながらさっぱりとした食感が忘れられない"ほし"は、またしてもここでジェラートを購入、疲れを甘いもので癒すかのごとく、早速一口パクリ。

"こあ"氏はその美味しさこそ理解したものの、寒さには勝てないらしく、最初の一口を食べるとすぐに"ほし"にジェラートを返却する。
今回選んだのは、正統派ともいうべきバニラジェラート。「牛乳と卵がまろやかに調和して、いやぁやっぱり美味しいよ、これは。」と満足げに次から次へと口の中へ入っていく。売店で体力を使い果たした"ほし"にとっては、このジェラートが活力復活剤となったようだ。

さぁ、体力も復帰したことだし、元気なうちにとにかく次に行こう。といっても、次なる駅も混雑との闘いになることは間違いないだろう。あぁ、千葉北部はまさしく産直元気なエリアらしい。
 
 

▼次なる道の駅「多古」へのルート:
やちよから国道16号/(主)4号/(県)263号/(主)64号/国道296号/(市道)/国道296号/(主)74号/(町道迷走)/国道296号 (距離:約49.7km)

というわけで、次に向かうは「やちよ」から距離にして約50kmほど東へと走った先にある道の駅「多古」である。これまで順調なペースで走ってきた我々ではあったが、そろそろ運も尽き果てるのではなかろうか、という一抹の不安を抱えながら、「やちよ」を出発、国道16号を一旦南下だ。

南下といっても、ほどなく主要地方道4号へとそれると印旛沼がある東の方面へと向かうのだ。ここからは民家や田園風景が周囲に広がる、いわゆるのどかな空気の中をしばらく走ることになるのだが、幹線道路とは異なるため、交通量は実に少ない。実のところ国道16号は、直接次の駅の沿線である国道296号へ進むことが可能であり、多分"ほし"がナビをしていたとしたら、間違いなくそのルートを選んでいただろう。

今回のような裏道を選ぶとは、「おぬし、なかなかやるな」とカーナビを誉めてあげざるを得ない。こうして、印旛沼横の静かな道をせっせと走りながら、ひょっこりと国道296号に出てきたのは佐倉市内の中心街にさしかかろうといった箇所であった。

しかし、ここで国道296号に出てきたのは失敗だったのではないか、それは、市街地へ進めば進む程、ひしひしと全身に伝わってくる。そう、行き交う車の量はみるみるうちに増えていき、結局渋滞と化していたのだ。結局、再び国道から裏道にそれ、渋滞を回避したつもりにはなってみたのだが、無駄なあがきだったようだ。

そんな渋滞も市街地を抜けると解消、周囲も穏やかな風景と変わっている。そんななかをひたすら東へ東へと走っていればまもなく多古町だ。ところが、このまま国道296号を走っていれば何の問題もなかったはずなのに、カーナビはそんなにすんなりと我々を導いてはくれないらしい。国道296号から主要地方道74号へと入り込むと町内の超極細道をひたすら迷走させるばかりで、一向に道の駅に向かおうとしないのだ。

いまだに原因は不明だが、まぁ機械ばかりに頼っているからこんな羽目に陥るのだ。結局、車を停止させると改めて「多古」の位置を確認し、液晶モニタを眺めながら「この道でいこう」と指をさす。そうして、ようやく極細道から脱出、田園風景の中を突っ走り、やっとの思いで道の駅「多古」の横にまでやってきたのであった。

あぁ、きっとカーナビが「たまには労をねぎらえ」と反乱をおこしたのではないか、と今でもそう信じている。

 

 
 
多古」多古といったら大和芋!きっと次回もまた買うぞ (千葉県多古町)
到着時刻:11:48 スタンプ設置場所:休憩コーナー
それにしても、千葉北部の道の駅はみんな元気だ。今日はあえてそんな場所ばかりを選んでしまっているのではないか、という程、全ての駅において駐車場の混雑に悩まされる。メイン施設である「あじさい館」前の駐車場は、相変わらず停められるようなスペースは残されていないため、我々はそのまま建物横の小さな駐車場へと進む。

丁度1箇所の空車を発見、すぐさま車を停めていると、その後からも次から次へと車が駐車場へと流れ込んでくる。いやはや、タイミングが少しずれていれば、しばらくは停められないところであった。まぁ何にしてもあまり長居はしない方が良いか、と急ぎ足で「あじさい館」へ。

道の駅「多古」は、「あじさい館」と称する売店・軽食・休憩コーナー等から構成される建物がメインの駅。本日既に廻った2箇所の駅と共通し、遊戯・文化施設等は無く、とにかく「買い物」と「ちょっとした休憩」に特化した駅に思える。だからこそ、「買い物」に賭ける客パワーは半端ではない。

またしてもそんな熱きパワーみなぎる客たちの中へと入り込んでいかねばならないのか、と思うと"ほし"以上に"こあ"氏はそろそろ限界らしい。「外で待っていても良いんだよ」と"ほし"が気を利かせて言ったとしても、"こあ"氏は「スーパーで買い物に夢中になっている奥さんを、ただひたすらぼんやりと待っている旦那さん」風に思われるのが嫌なのか、意地でもついてくる。
と、まずはスタンプを先に押しておこう、と休憩コーナーの隅に設置されたスタンプの元へ急ぐ。すると、既に先客がおり、1組の男女が仲良くスタンプを押している。今日初のラリー参加者遭遇に、「あぁ、まだまだ頑張っている人もいるのだ」と勇気づけられ、我々も後に続く。

スタンプを押した後は、いよいよ売店に突入だ。
どんなに混雑してようが、この売店だけはどうしても立ち寄りたい、それには理由がある。そう、それは多古町特産の「大和芋」、ここに来たら絶対に買いたいものベスト1なのだ。第2位は「多古米」なのだが、ここのところの駅巡りが米買い出しツアーと化していたため、米の在庫にはまだまだ余裕がある。というわけで、今回はグッとこらえて次回に見送ろう。その代わりといってはなんだが、多古米を揚げた「しんこ揚げ」を手にする。

その他にも多古町で生産された野菜類や加工品、惣菜、菓子類、更にユニークなものといえば「たこ」にちなんで「タコピザ」等、思わず笑いを誘うようなものまで並び、ついつい長居をしてしまいたくなるのだ。
ちなみにこの駅、以前は館内撮影禁止だったはずなのだが、いつの間にか撮影禁止と書かれた紙の上からペタリと目隠しされている。「あれ、何時の間に撮影OKになったのだろう?」と首を傾げながらも、この活気ある売店内をパチリ。

そうして、買ったばかりの大和芋をどう調理するか、頭に浮かべながらにんまりと館外へと出るふたりであった。
 
 

▼次なる道の駅「くりもと」へのルート:
多古から町道/(主)79号/(県)113号/(主)44号BP (距離:約10.1km)


さて、ここらでスタンプラリーを少しだけ中断して、2002年新たに追加された道の駅に立ち寄ってみよう。というのも、「多古」から本来向かう駅である茨城県潮来市の駅「いたこ」との間に、新たな駅が完成したのだ。その名も「くりもと」、多古町の丁度北に位置する町にある。

「多古」から「いたこ」へは、東関東自動車道 大栄ICを利用している。その大栄ICへ向かう道からほんの少しだけそれれば、「くりもと」があるのだ。これは何が何でも寄ってみたくなるってものだろう。

というわけで、「多古」を出た我々は再び多古の町役場周辺の極細道をさまよいながら、主要地方道79号に合流。ほどなく県道113号に進めば、あとはしばらく畑が広がる風景の中を北上すれば良い。

やがて主要地方道44号との交差点にさしかかると、道の駅「くりもと」の案内板が「右折」の誘導をしている。いかんせん、カーナビには新しい道の駅の位置情報は入っていないので、ここからは案内看板だけが頼りなのだ。こうして、主要地方道44号を栗源町方面へと曲がれば、またしても案内板が「くりもと」へと誘い込んでいる。

「これならば迷子になることなく、くりもとに到着するね」といった言葉はまさしく正しく、ほどなく左手に道の駅「くりもと」が見えてきた・・・が。
 

 
 
くりもと」イベント効果?それともこの人気は常時?"いも"パワーにたじたじ (千葉県栗源町)
到着時刻:12:37 スタンプ設置場所:情報コーナーのカウンター
「な、なんだこれは!?」、いや、決して道の駅の施設自体に対して叫んだのではない。施設に対してならば、もう少しましな感嘆詞が出ることだろう。しかし、今の我々にはただただその言葉しか発する元気はなかったのである。まぁ、ここらでだいたい予想はつくと思うが、なんと、駅の前の道にはズラリと並んだ車の列が増殖中、それも皆どうやら駐車場待ちらしい。一体何事か、と思いきや、今日は栗源町内で「ふるさといも祭り」なるイベントを開催中、その影響で道の駅までが溢れんばかりの混雑となってしまったのだ。

ここで皆さんは「そんなに道の駅が混雑している、ということは、その"いも祭り"とやらは駅の敷地内で開催しているの?」と思うかもしれないが、それは違う。道の駅から数kmほど離れた場所でそのイベントは開催しているのだが、道の駅から会場までの往復バスが出ているため、道の駅に車を停めて会場までバスで向かう人が多いのだ。

そういえば、さきほど「多古」の休憩コーナーで老人と職員さんがなにやら「ふるさといも祭り」の話をしていたことを思い出した。そのご老人は「さっき、やきいも祭りに行ってきたんですけどねぇ、それはもうすごい混雑で大変でしたよ」と職員さんに愚痴をこぼしていたのだ。しかし、横で聞いていた"ほし"には「くりもと」と「やきいも祭り」が結びつかなかった。なるほど、この事だったのか、と今更思い出してももう遅い。

"こあ"氏は「ねぇ、本当にこの駅に立ち寄るの?」と明らかに"今回は見なかったことにしよう"と言いたげな表情だ。しかし、ここで負けてなるものか、「いや、丁度"芋"の旬な季節ということだし、さつまいもだけでも買わせてよ」と"ほし"はねばる。ここで"ほし"がねばれば、大抵のことでは"ほし"が勝つのだ。仕方がないな、と小さな溜息をついた"こあ"氏は、敷地内の駐車場を通り過ぎ、向かいの臨時駐車場へ。そう、なにも敷地内に無理矢理停めることはないのだ。建物から多少遠ければ、その分歩けば良いだけの話だ。
というわけで、臨時駐車場に誘導され、無事にすんなりと車を停めた我々は、いまだに敷地内の駐車場に入るべく並ぶ車の列をみて苦笑。

道の駅「くりもと」は通称"紅小町の郷"、紅小町といえばさつまいもの品種のひとつであることはご存じだろう。駅の施設は農産物中心の売店、食事処、情報コーナー、公園、体験農園からなり、規模的には割とこじんまりとしている方だ。紅小町の郷ということもあってか、売店内には、沢山の紅小町たちが客を待ちかまえているように並んでいるのが実に印象的である。
建物の前には、イベント開催のパワーがここまで伝わってくるような店先販売の数々だ。鮎の塩焼き辺りは定番だが、ピザやパンの屋台販売に少々ビックリ、といっても食事処に入りきれない客たちの昼食代わりにピッタリである。そんな元気な店先販売を横目に、売店内に足を踏み入れてみると、これがまた人・人・人の嵐。恐れおののいた"こあ"氏は、店内を足早に1周しただけで慌てて外に退避してしまった。

ひとり取り残された"ほし"は、人の荒波に負けじと店内をウロウロ・・・したくても出来ない。
なにぶん、人だらけで通路が狭くなってしまい、容易に通れないのだ。ゆっくり売店を見たければ、このような日に来てはいけなかったのだ、と"こあ"氏の先ほどの恨めしげな目が頭をよぎる。が、"ほし"はとにかく紅小町の山の中から、好みの1袋をつかむとおもむろにレジへ。

しかし、レジには既に長蛇の列が発生しており、なかなか支払にまでたどり着けない。しかたがなくレジの列に並びながらぼんやりと立っていると、"ほし"の少し前に並んでいた主婦の横に気弱そうな男性、多分、旦那さんではないだろうか、が近づいてきて「これでいいの?」と1本の大根を差し出した。どうやらその主婦は大根を買い忘れたため、旦那さんに大根を陳列棚から持ってきて貰ったらしい。すると主婦は「だめよーこんな大根じゃ!」と大声をあげる。

おいおい、旦那さんに大根の選別を頼むのはちょっと可哀想じゃないかい、と思わず喉からでかかったその言葉をグッと飲み込む。もしかしたら、他の数名もそう思ったのではないだろうか。気の毒そうに旦那さんを見ていた。「世の奥様、旦那さんに野菜の選別を頼むくらいならば、旦那さんにレジの列に並んでおいてもらって、自分で取りに行きましょう。」

いやはや、直売所を散策していると様々な光景に遭遇するものだ。と、そんなことを気を取られていると時間が経つのも早いのか、ようやく紅小町の代金を支払い、外に出た。すると、どこからともなく"こあ"氏が近づいてきて「いやぁ、店内は大変だったみたいだね」と紅小町が入った袋を覗く。
今回は、「紅小町を買う」が主目的となってしまった「くりもと」散策だが、売店の隣の情報コーナーも覗いてみたところ、既にスタンプが設置されているではないか。「あらまぁ」と喜び勇んでスタンプを押したのはいうまでもない。ちなみに情報コーナーから休憩コーナーへと広がるこのエリアは、モダンな雰囲気が漂う空間、その一角に食事処やトイレ等も配置されている。

というわけで、一通り見て廻った我々は、人ごみから逃げるように駐車場に逃げ帰った。
 
 

▼次なる道の駅「いたこ」へのルート:
くりもとから(主)44号/(県)113号/国道51号/東関東道 大栄IC-潮来IC/(県)101号 (距離:約29km)

実は「くりもと」の駐車場を出た後、「ふるさといも祭」の会場に行ってみようとしたのだが、結局会場がわからずじまいで断念、気を取り直して次なる道の駅「いたこ」に向かって走りだした。主要地方道44号から県道113号に復帰すると再び北上、目指すは東関東自動車道 大栄ICである。

このコースは以前「多古」から「いたこ」に向かう際に既に走った実績があるゆえ、緊張感のかけらも消え、ただただのほほんと人参や大根畑が広がる風景を眺めるばかり。車室内は心地よい暖かさで、そのままスーッと眠りたい気分にさせられるなか、国道51号にひょっこり出た。さぁ、大栄ICはすぐそこである。

そうして、東関東自動車道に入ってからも快適な走行は続く。日中だというのに、前を見ても後ろを見ても誰も走っていない道路はある意味「怖さ」を感じたりもするのだが、それと共にまるで道路の貸切状態のような気分にもなったり。いやいや、油断は禁物である。

大栄ICから終点の潮来ICまでは約18kmの距離だが、快調すぎる18kmはそれこそあっという間だ。しかも、道の駅「いたこ」自体が、潮来ICから2km以内という近距離なため、料金所を通過した時点で既に到着したような気分になっていた。

 

 
 
いたこ」"こあ"氏も満足!何故ならば情報棟に椅子が設置されて屋内休憩が可能に (茨城県潮来市)
到着時刻:14:16 スタンプ設置場所:情報棟内
前回訪れた時には「いたこ」の混雑にも面食らったものだが、本日これまで廻った駅全てにおいて、大混雑との闘いを強いられてきた我々にとっては、「いたこ」が至って平和に感じられたりする。いやはや、どの駅も尋常な混み方ではなかったのだから、それも仕方がないだろう。「いたこ」の駐車場も3/4程は車で埋め尽くされていたのたが、それが妙に余裕ある風景に見える。

道の駅「いたこ」は、"ほし"的には関東圏内でも特に好んでいる駅のひとつである。施設的には売店とレストラン、情報コーナーと至ってオーソドックスなのだが、駅のオリジナル色を強くアピールしているところがなんとも印象に残るのだ。まぁ、個人的に最も重視している点が駅のオリジナル色ゆえ、見事に"ほし"の心をつかんでしまった駅といったところだろう。
さて、まずは情報棟から覗いてみることにしよう。いざ館内へと足を踏み入れたところ、同年5月に訪れた時とでは何かが違ってみえる。そう、あの時は館内に「椅子」が無かったのだ。この椅子をめぐって、"ほし"以上に強く語ったのが"こあ"氏、「やはり屋内に座って休憩できる施設が欲しいものだ」と駅に対する印象を率直に述べていた。そう、特にこれから冬を迎えるにあたって、屋外のみの休憩場所は少々辛すぎる。

ところが今回情報棟内に入ってみると、しっかりと椅子が設置されているではないか。これには驚いた。まさか、我々の呟きに耳を傾けてくれたとは、とてもおこがましくて言えたものではないが、もしかしたら「情報棟に椅子が欲しい」と思ったのは我々だけではなかったのかもしれない。いずれにしても、これは嬉しい発展だ。
更にスタンプも情報棟に引っ越して来ている。前回は、売店やレストラン等から構成されている「うるおい館」内の案内カウンター上に置いてあったのだ。

しかし、丁度通路に面しているため、混雑時はスタンプも押しづらいだろうと感じていたのだが、こちらの情報棟に置かれていれば、そんな心配も無い。早速、スタンプを押すと、嬉しい気分になりながらそのまま「うるおい館」へ。
ここには、潮来市及び周辺の土産品が多数並び、そして道の駅いたこのオリジナルグッズも実に豊富な品揃えである。今回新たに発見したオリジナル品といえば、潮来市の花である「あやめ」にちなんだオリジナル化粧品の類。

ボディーソープや香水、化粧品お試しセット等が並び、綺麗なディスプレイに女心がくすぐられるのか、若い女性たちが手にとりながらあれやこれやと物色している。
我々はといえば「食い気」の方が勝るのか、奥の虹工房のどらやき「虹どら」の前で「えっと、あれと、これと」と選ぶのに必死だ。と、その工房のガラス窓に「毎週土日はパイの日」なる貼り紙を発見。

「パイの日?」、しばしその貼り紙を凝視、そして"ほし"はハッとした。「今日は日曜日、ということはパイの日だ」と工房の奥に視線を動かす。実はこのパイの日とは、手作りりんごパイ販売、そしてパイバイキングを開催しているのだ。それぞれ1日2回のみの限定販売、しかも個数にも限りがあるため、競争率は高そうである。アップルパイ好きな我々は、この機会を逃してなるものかと、いきなり先に動き出したのは"こあ"氏であった。
すかさず、レジ横にいた店員さんに「このりんごパイというのはその場で買えるのですか、それとも予約をしないとだめなのでしょうか」と聞いている。「いえ、丁度焼き上がりましたから、これから販売しますよ。」と店員さん、"こあ"氏の勢いにニコリとしながら返答、そしていきなり「りんごパイが焼き上がりましたから、購入を希望されます方はこの列に並んでくださーい」と"こあ"氏がいる場所に皆を誘導したではないか。

まさしく偶然が偶然を呼び、"こあ"氏はりんごパイの列の先頭となり、"こあ"氏の後ろにはあれよあれよという間に列が増殖していく。"ほし"はといえば、遠巻きにその列をただただ眺めるだけであった。そして、焼き上がり予定時刻15時と書かれていたものの、15時には既に完売していた、という凄まじい光景を目撃できたことに満足している。
レジで支払を済ませた"こあ"氏は「丁度、りんごパイの焼き上がり時刻付近に、虹工房に立ち寄れて本当に良かったね」と満面の笑みを浮かべながら、既に頭の中ではりんごパイにかぶりついているらしい。

あぁ、もうこのまま自宅に帰って、パイを食べようか。
 
 

▼次なる道の駅「たまつくり」へのルート:
いたこから(県)101号/国道51号/(主)50号/国道354号 (距離:約29.2km)


後部座席にいるりんごパイの誘惑に負けてはならぬ、と「いたこ」を出た我々は次なる道の駅「たまつくり」に向かうことに集中する。そして、国道51号に出たはいいが、潮来の市街地のせいかどうにも車の流れはいまひとつ。まさか、このままこんな状態が続くのではあるまい、と不安がよぎったものの、国道から逃れるように主要地方道50号へと入れば、再び平和が訪れる。

この主要地方道50号で玉造町まで一気に北上するのだが、ここは何度走っても気持ちが良い。交通量も少ないうえに、周囲の風景はどことなく北海道風な畑が広がっているのだ。折角、霞ヶ浦の近くを走っているのだから、湖に近い道を選ぶのも良いのだろうが、習慣とは怖いもので、ついついこの主要地方道50号を利用してしまう。

さて、そろそろ国道354号との交差点にさしかかる頃だ。この交差点を左折し、霞ヶ浦大橋方面へと向かえばその手前に道の駅「たまつくり」が見えてくる。それにしても、どうも力が出ないのは何故だろう。そうだ、朝食こそしっかり食べた我々ではあったが、昼食を取り忘れているではないか。しかも、もう16時近いというのに。
 

 
 
たまつくり」かなり遅めの昼食に舌鼓を! (茨城県玉造町)
到着時刻:15:43 スタンプ設置場所:休憩所内
本日最も落ち着いた空気をかもしだしているは、この「たまつくり」。今にも雨が降り出しそうな空ゆえ、観光客たちも早めの帰宅をしているのか、「たまつくり」の駐車場も静かである。

我々は、売店がある側の駐車場ではなく、直接 道の駅の休憩所がある側の駐車場に向かうと、車を停めてすぐに休憩所内に飛び込んだ。何をそんなに焦っているのか、いや、そろそろ空腹も限界点に突入しようとしているのだ。おまけに、「いたこ」でりんごパイを買ってから、空腹度に拍車がかかったらしく、そろそろ立ちくらみもしそうである。
「何がなんでもここで遅すぎる昼食をとろう」と、「たまつくり」に多大なる期待をよせてやってきたというわけだ。そのためには、まず先に本来の目的であるスタンプを押しておこう、と休憩所に足を運んだのだが、いざ所内に入ると隅の方でコソコソと弁当を広げている年輩の男性がいる。あぁ、いつもはほとんど誰もいない休憩所だというのに、どうしてこんな時に限って「弁当をひろげている」姿になんぞ遭遇してしまうのだ。

スタンプを押す手もかすかに震え、それでも押さないことには先に進めないと、スタンプ帳にしっかりと押すと、すぐさま休憩所を脱出。トイレから出てきた"こあ"氏の手をひっぱり、そのまま道をはさんだ向かい側の建物「玉水苑」へと走る。
道の駅「たまつくり」のメイン的な施設はこの「玉水苑」、売店やレストラン、直売所からなり、前述のとおり、道をはさんだ向かい側に休憩所とトイレが設置されている。霞ヶ浦大橋のたもとに位置するため、この橋を利用する人ならば無意識にこの駅の前を通っていることだろう。

さぁ、「玉水苑」に入った我々は一目散にレストランへ。しかし、レストラン内には客の姿が一人も見られない。「ま、まさか、この時間帯は準備中なのでは・・・」という、考えたくない事実を嫌でも考えてしまう。と、そこに店員さん、我々の悲壮な姿に気がついたのか「どうぞ」と声をかける。

この「たまつくり」のレストランでは、霞ヶ浦の郷土料理である鯉料理が楽しめ、"ほし"も前々からかなり気になっていたのだ。しかし、郷土料理に全く興味が無い"こあ"氏はあいかわらずのマイペース、「うーん、かにちらし重にしようかな」とメニューの写真に指をさす。まぁ折角の食事なのだから、本人が食べたいものを食べるのが最も幸せか、と思いながらも、"ほし"はしっかりと鯉料理の中からすぐに「鯉のあらい定食」を選択。まぁ、生魚が好きな"ほし"らしい選択というべきだろう。

ところが、まもなく店員さんが我々の席に近づいてきて「申し訳ありません。鯉のあらいは本日もう終わってしまいました」なる、残念な言葉を"ほし"に伝える。「あ・・・(しばし沈黙)・・・そうなんですか」、"ほし"が途方に暮れようとしたその時、「代わりに、鯉の刺身でもよろしいでしょうか」、なんだそれを早く言ってよ、と店員さんが友人であれば思わずそう突っ込むところであった。「はいはい、勿論良いですよ」と地獄から天国へと持ち上げられたような笑みで"ほし"が答える。

しかし、その時、"ほし"は恥ずかしくてその場では聞けなかったことがひとつある。「鯉のあらいと刺身の違いって、ところで、何?」、きっと、これを読んでいる多くの皆さんが「鯉のあらいと刺身の違いもわからん奴が、刺身なんて食べてるんじゃない」とお怒りかもしれない。"ほし"だって恥をしのんで素直に告白しているのだ。まぁ、唯一の救いといえば、"こあ"氏も知らなかった、ということくらいか。
そうしてしばらく待っていると、我々の前にやってきたは「かにちらし重」と「鯉の刺身定食」だ。

さぁ、まずは"こあ"氏が「かにちらし重」を頬ばる。関東で食べるかにちらし重といえば、かにが申し訳程度にのせられていることが多いのだが、ここは大きめなカニの身がゴロゴロとのせられており、ちょっとビックリ。酢飯自体も酸っぱすぎず、飽きがこない味に食欲もそそられる。「うん、美味しいよ、これ」と満足そうに食べる"こあ"氏を見て、"ほし"もとりあえず満足だ。
そして鯉のあらい、いや、もとい刺身定食は、刺身を一切れ食べて「あぁ、食べて良かった」幸せ感に包まれる。どうしても一般的に泥臭いイメージがつきまとう鯉なのだが、そんなことはひとつもなく、身がプリプリッとして実に心地よい食感が楽しめるのだ。鯉には、酢味噌が合うという人は多いようだが、醤油でも実に美味しく頂ける。「美味しい、美味しすぎるよ」と"ほし"は食べ終わるまで一度も箸をおくことなく、せっせと食べ続け、気がつけば白飯もすっかりなくなっていた。

こうして互いに「次もまた食べたい」という気持ちをしっかりと頭に焼き付け、レストランを出た我々は売店内を散策する。
すると、冷凍の陳列ケース内に他の駅で見かけたことがあるものを発見、そう、それは道の駅「さとみ」で見たベジタブルチーズケーキだ。

カップ型のチーズケーキの上にはベジタブルパウダーで絵が描かれているのだが、なんとここに置かれているケーキには「道の駅たまつくり」とデザインされているではないか。「おぉ・・・ある意味オリジナルだ」、と訳の分からぬ感動をしている"ほし"に、"こあ"氏が「こいつは道の駅と書かれているものは、なんでも買うからなぁ」と苦笑いしながらもケースの中から2個ほど手にする。
直売所では、そろそろ野菜の在庫がつきかけている。今日1日、様々な売店で野菜の値段を眺めてきたが、そんななか、ようやく"ほし"が求めていた「量」vs「値段」がつりあったキュウリを発見、そそくさと手をのばし、本日最後の買い物を済ませる。

外に出ると、空は今にも夜になろうとしている。無事に予定数こそこなせたものの、とにかく人ごみに疲れ果てた1日であった。
 
 

「たまつくり」を出ると、是非とも目の前に見える「霞ヶ浦大橋」を渡ってみたいという"ほし"の我が儘から、いざ橋を通過だ。しかし、こうして渡ってみると「やはり渡るならば日中が良かったね」って、そんなことは渡る前から分かっているだろうにと"こあ"氏の鋭い視線が"ほし"を突き刺す。

そして、桜土浦ICから常磐自動車道を利用すべく、国道354号を西へと走るとまもなく土浦市にさしかかる。丁度、夕方の混雑時間帯のせいか、交通量は多めであり、更に高速道路も既に渋滞が各所で発生しているようだ。それでも今日はどうしても高速道路で楽に帰りたい、という"こあ"氏の切なる願い(我が儘か)を聞き入れ、いざ渋滞の波に自ら身を投じることとなる。"ほし"は「この渋滞にどこまで耐えられるのだろうか」なんて少々意地悪い笑いを浮かべていたのだが、都内に近づけば近づくほど、渋滞の赤い帯は更にのびていく。

そんな状態を見た"こあ"氏、「首都高速に入るのは危険だな」と急遽、東京外環道を経て和光IC方面へ向かい出す。どうやら楽なルートを諦め、和光ICから一般道でせっせと帰ることにしたらしい。ところが、"こあ"氏はここでも我が儘言いたい放題、「夜の環八通りは走りたくない」「国道20号以外でどこか適当なルートは無いかな」。しかし、カーナビは何がなんでも環八通りを走らせたいらしい。結局、"ほし"が液晶モニタを見ながら、右だ左だと案内する羽目になり、それだけですっかり疲れ切ってしまったのであった。

カーナビも購入当時は、"ほし"の役目を取られたとかなり反発したものだが、今ではとりあえず共存の道を歩いている(いや、すっかり頼り切ってるかもしれない)。なんとか途中までは"ほし"の手動ナビで帰り道を選択していたものの、環八通りに誘導されない場所まで走れば、あとはカーナビの案内にバトンタッチ、ようやく"ほし"はただの同乗者に戻る。

こうして無事に自宅に到着、時計をみればまだ20時過ぎではないか。こんなに早々と自宅に着いてしまうと、どうも途中で何か大切なことを忘れてきた気がしてならないものだ。まぁ間違いなく今回の予定数は全て廻ったのだから良しとしよう。

というわけで、茨城県の駅は全て廻ったものの、千葉県の道の駅はまだかなりの数を残したままになっている。千葉県の駅も2002年の新規登録で数もグッと増えたため、全て廻るには数日を要してしまいそうだ。来年はどう廻ろうか、今からあれこれ悩む日々だ・・・ってまだ今シーズンも終わっていないのに、なんたる気の早さだ。

次回は神奈川県の2駅と山梨県、というよりはほとんど静岡県ではなかろうか、といった位置にある「とみざわ」を廻る予定である。


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最終更新日:2003年02月22日