関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
栃木では早くも冬の訪れ?
白銀広がる風景に季節の移り変わりを感じる日
栃木/埼玉県編

2002年11月10日

そろそろ、11月も中旬にさしかかろうとしている。関東の南部に住んでいるせいか、タイヤをスタッドレスに履き替えるにはまだ早いこの時期、ノーマルタイヤでも安心して走れるうちに北関東の駅は全て廻っておきたい。というわけで、今回は栃木北部の駅を全て廻ってしまおう。

例年、栃木北部を廻る際には、東北エリアの「たじま」(福島県田島町)に立ち寄ってから「湯の香しおばら」(栃木県塩原町)へ向かっていたのだが、残念ながら東北のスタンプラリーは既に終了しているため、今回は「湯の香しおばら」からのスタートとなる。幸い、関東全域にわたって天候もそこそこ良さそうだ。少々季節はずれではあるが、那須のリゾート気分を味わいながら、楽しい駅巡りをするとしよう。


【東京都下出発時刻】06:05【東京都下到着時刻】21:04
 色は栃木県の道の駅 色は埼玉県の道の駅
  中央道/首都高速/東北道 浦和IC-
西那須野塩原IC/国道400号
湯の香しおばら
08:51
(主)30号/(主)53号/市道/(県)369号 明治の森・黒磯
10:32
(県)369号/(主)30号/(主)17号 那須高原友愛の森
11:46
(主)17号/(県)178号/(主)60号/
国道294号
東山道伊王野
12:43
国道294号/(主)60号/(主)72号/
(主)34号/(県)303号/(主)17号/
東北道 那須IC-佐野藤岡IC/国道50号/
(主)9号/(主)16号
どまんなかたぬま
15:50
(主)16号/(県)270号/(主)7号/
(主)57号/国道354号/(市道)/国道407号
めぬま
17:26

▼道の駅「湯の香しおばら」へのルート:
自宅から中央道/首都高速/東北道 浦和IC-西那須野塩原IC/国道400号 (距離:約207.5km)


栃木最北部といえば、関東と東北とのちょうど境に位置する、ということは、決して近い距離とはいえない。朝、6時過ぎにさっそうと自宅を出れば、空は朝焼けが広がろうとしていた。と共に、広がってほしくないものまで広がろうとしている。そう、それは渋滞。なんと、首都高速は早くも渋滞エリアを広げようとしているのだ。

特に混雑のメッカである首都高速6号線は江戸橋JCT先から東北道方面にかけて、既に車の流れはほぼ停まっているような状態である。「これは早くも予定総崩れか」とぼやきの言葉も飛び出す始末だが、両国JCTを過ぎた辺りからようやく少しずつ流れ出した。

その後、東北道へと進んだものの、やはり交通量は多いままであり、どうやら秋の行楽渋滞シーズンは終わりを迎えていなかったようだ。
 
▼青空から一転?塩原町で雨×雪に遭遇だ

交通量は多いものの、青空の下を爽快に東北道を北上していた我々であったが、矢板IC(栃木県矢板市)を過ぎた辺りから道路状況を示す掲示板に「雪 80km規制」なる文字が輝いているではないか。「えっ?雪なんて降ってないのに・・・」とその掲示板に首を傾げながらも尚も走ると、塩原町にさしかかったところでいきなりの雨。

「おいおい、どういう事だ?」とあっけにとられながらもそのまま西那須野塩原ICの出口料金所を通過すると、前方に見えるはうっすらと雪化粧をした木々。どうも昨晩から雪が降ったらしく、周囲の風景を銀世界へと変えてしまったようなのだ。

まさか11月中旬になるかならないかのこの時期に、関東圏内で雪に遭遇するとは思ってもいなかった我々は、「雪だよ雪・雪!」とまるで犬のごとく大はしゃぎ。幸い、先ほど降っていた雨も既にあがっており、ほっと一安心しながら国道400号を塩原温泉郷方面へ。

ところが、道の駅「湯の香しおばら」手前の交差点で、青信号になるのを今か今かと待っていると、とある乗用車が一台、交差点の向こうから我々が停まっている側の車線へ突っ込んでくるではないか。そこは中央分離帯がある割と広めな交差点、どうやら我々が停まっている横の右折レーンを反対車線と勘違いしたらしい。

その乗用車は右折レーンを逆走したことにようやく気づき、ばつが悪そうにUターンしている。まだ1駅も駅巡りをしていないうちから事故に巻き込まれるのは勘弁願いたいものだ。

交差点を越えると、右手には道の駅「湯の香しおばら」が見えてきた・・・が?

 

 
 
湯の香しおばら」敷地内は新そば祭りの準備中?今日こそ見ようからくり時計 (栃木県塩原町)
到着時刻:08:51 スタンプ設置場所:アグリパル塩原内 インフォメーションカウンター付近
朝9時前に到着したというのに、なにやら駐車場は大賑わい。一体何があったのか、とよくよく敷地内を見れば「新そば祭り」の看板が目にとびこんでくる。なるほど、それで朝から誘導員たちが忙しそうに車を整理しているのか。

幸い、すぐに車を停めることは出来たのだが、かんじんの「新そば祭り」はまだまだ準備中のようだ。まぁイベント目的で訪れた訳ではないのだが、ちょっぴり残念と思いつつもいざ敷地内を歩こうとすると、駐車場入口に見慣れぬ建物を発見「これは何だ?」
その正体は「道の情報館HOT塩原」なるものであった。2001年訪問時には見かけなかったこの建物、いつの間にか新設されたらしい。館内は小さめだが、情報端末が数台、そしてちょっとした休憩スペースが用意されている。てっきり、アグリパル塩原内の観光案内カウンターが、この役目を果たしていると思っていただけに、この新たな出現に少々ビックリ。

道の駅「湯の香しおばら」は、農産物直売所の他、加工所や売店、食事処、観光案内所等から構成されており、特に直売所は朝早くから訪れる客も多いようだ。毎度、大きな袋に野菜をたっぷり詰めて車に戻る人々を見かけると、産直ブームは既にブームではないと確信している。
まずはインフォメーションカウンターで本日最初のスタンプを押すと、売店内をぐるりと歩く。ここの人気は、なんといっても手作りまんじゅうなのだが、訪れたのが早すぎたのか、まだ棚にはほとんど並んでいない。

喫茶コーナーのケーキも心そそるものの、今は甘いものよりも何か軽い食事のようなものがとりたい。
結局、その場を後にした我々が向かった先、それは3年目にしてようやく念願叶うか、からくり時計見学である。「からくり時計」とは、アグリパル塩原の敷地の向かいにある「水と電気の探検館」横にある、紅葉が目印の時計だ。2000年も、そして2001年も「からくり時計を見よう」と言っておきながらついつい見るタイミングを逸し、結局今日に至っている。「今日こそは、何が何でもみるのだ」と決意も固く、アグリパル塩原散策もそこそこに、からくり時計の前へと向かった。

時計の近くには稼働時間の案内が掲示されており、もともとは10時からのスタートだったものが9時半と書き替えられている。「9時半まであと10分程度待たないといけないな」と寒さに震えつつ、時計の前でしばし待つ。時計の周囲には、赤く染まった紅葉が雪の上にハラハラと落ち、それがなんともいえぬ情緒深い。「こういう風景を楽しんでいれば、10分なんてあっという間だよ」なんて口では言うものの、本日は涙も凍る程の冷たい風が吹きあれ、とても耐えられそうにない。しかも、9時半になってもからくり時計は、びくともしない。いや、時計だけは虚しく9時半を指し示すものの、華やかなからくりが展開されることはなかった。
「やっぱり当初の予定どおり、10時からなのかもしれないね」とすごすごとその場を立ち去ると、その足で「水と電気の探検館」へと向かう。「はぁ、身も心も凍り付いたよ」なんて言いながらいざ館内へと足を踏み入れると、職員さんたちが「やっぱり9時半からの部は誰もいないね」と話している声が聞こえてきたではないか。「9時半からの部?それってもしかしてからくり時計?」と慌てて職員さんに駆け寄ると、「あ、今やってますよ。まだ始まったばかりですから、大丈夫ですよ」・・・おいおい、そのままあと10秒ほど待っていれば良かったのだ。

慌てて外に出ると、再びからくり時計の前へ。からくり時計の円盤状の物体が上へスライドすると、中では映像と、そして人形たちが現れた。祭りの風景をしばし表現すると、最後には「もみじ」の唄を合唱する人形たちが現れ、なかなか可愛らしい演出である。塩原訪問3年目にして、ようやく円盤状のからくり時計の仕組みが分かったというわけだ。
ほっと一息つくと、「水と電気の探検館」に再び入る。と、入口にいた職員さん「時計は見られましたか」とニコリ。「おかげさまで無事に見ることが出来ました」と我々も照れながら頭を下げる。すると、「よろしければアンケートにご協力ください」と1枚の紙を手渡された。ちなみにこの水と電気の探検館、実は東京電力が運営している施設である。館内では、塩原発電所やダム等の仕組みを映像等で紹介したり、クイズ形式で楽しんだり、はたまたちょっとしたアトラクションがあったりと、楽しみながら学習できるのだ。これで入館料は無料というのだから、かなり嬉しい。

そうして、出口でアンケートを職員さんに渡すと、それと引き替えに500円分の図書券を頂く。「えぇ?館内を楽しんだうえに図書券まで貰えてしまうだなんて、今日はなんて運が良いのだろう」と思わずにんまりの我々。からくり時計も無事に見ることが出来たことだし、今日は満足な「しおばら」散策だったといえよう。
 
 

▼次なる道の駅「明治の森・黒磯」へのルート:
湯の香しおばらから(主)30号/(主)53号/市道/(県)369号 (距離:約12.8km)


さて、次に向かうは「明治の森・黒磯」。2001年と同様、主要地方道30号を北上したうえで主要地方道53号を右折し、更に県道369号に出るべくショートカット的な市道を走るといったルートをとることになる。

周囲を見れば、雪に覆われた風景が実に眩しく、「いきなり雪国に来てしまったようだ」と思わずにはいられない。「湯の香しおばら」から「黒磯」へ向かうルートは交通量も少なく、気分も爽快のまま何時の間にやら県道369号、つまり「明治の森・黒磯」の沿線に出てきた。

しかし、こんな爽快な気分を一転させる事態が待っていた。それは・・・
 

 
 
明治の森・黒磯」今日の栃木はイベント三昧?青木まつりで大混雑! (栃木県黒磯市)
到着時刻:10:32 スタンプ設置場所:ファームレストラン入口左側情報コーナー
いざ敷地内に入ったはいいが、駐車場を求めてさまよう車たちが行ったり来たり。諦めて出ていく車、はたまた意地でも停めようとただひたすら待っている車、ただただぐるぐると場内を廻っている車、とにかく凄まじい混雑なのである。過去何度かこの駅へ訪れたものの、こんなに大賑わいな状態に遭遇するのはこれが初めてだ。

その混雑の要因、それは「湯の香しおばら」同様、この駅でも丁度イベント(青木まつり)を開催していたためである。「まいったなぁ」と一旦敷地から出たものの、周囲に車を停められるような臨時駐車場は設けられておらず、結局駅内に戻るしかない。
「駐車場は探しておくから、先にスタンプだけでも押してきてよ」と"こあ"氏は"ほし"を促す。こうして、しょんぼりとしながら"ほし"だけが車を降り、建物へと走っていった。

道の駅「明治の森・黒磯」の、ヨーロッパの高原ムード漂う可愛い建物たちは"ほし"的にかなりお気に入り。中でも特にお薦めはパン屋さんと軽食コーナー。"こあ"氏的には、ここのゆとりたっぷりの駐車場が好みらしいが、今日だけはそうも言っていられないようだ。

ファームレストラン内の情報コーナーでまずはスタンプを押し、直売所内を散策しているとようやく車を停められたらしく、"こあ"氏がパタパタと駆け寄ってきた。「後から後から車がやって来て、すっかり混乱状態だよ」と言いながらもとりあえず停められたことにほっと一安心。すると、忘れていた空腹感が急激にやってきた。昨年に引き続きではあるが、ここらで軽く食べていこうか。
ファームレストラン内の喫茶コーナーはどちらかといえば狭めではあるが、森の小さな喫茶店を感じさせる可愛らしい造りだ。

イベントのせいか、割と混雑気味な館内ではあるが座れない程ではなく、そそくさとテーブルに向かう。数あるサンド類の中から、我々が今回選択したのはクロワッサンサンドとベーグルサンド。
クロワッサンサンドのほうは、以前"ほし"が食べてその美味しさは実証済みだ。"こあ"氏はパンの中に挟まれた野菜類をこぼすまいと、必死に大口を開けながら食べている。そして、ベーグルサンド(写真)はそのパンの性格上、噛みごたえたっぷりである。ここではハムと野菜類が挟まれているが、ちょっとした肉類なども合いそうである。

こうして、少々遅めの朝食を満喫すると、パンコーナーでトレイいっぱいにパンを買い、満足げに外に出る。
すると、森の向こうで何やら賑やかな声が聞こえてくる。どうやら隣接の青木邸側の広場でイベントが開催されているようだ。「ちょっぴりだけ覗いていこうか」と活気ある空気の方へと誘われるまま歩いていくと、人・人・人であふれかえった祭り会場が見えてきた。特設舞台の上では民芸踊りのようなものをやっていたり、蛇のような長い行列の先頭に何があるのかと目でおえばおにぎりを配っていたり、フリーマーケットらしきものをやっていたりと、なかなかの盛況ぶりである。

前日に雪が降ってしまったせいか、ぬかるみが多いものの、そんなことは何のそのとレジャーシートを敷いて張り切っている祭りの風景に熱いものを感じながら、しばし眺めるばかりの我々であった。
 
 

▼次なる道の駅「那須高原友愛の森」へのルート:
明治の森・黒磯から(県)369号/(主)30号/(主)17号 (距離:約8.2km)

さて、次に向かうは約8km先にある道の駅「那須高原友愛の森」。「明治の森・黒磯」を出た我々はほどなく県道369号からそれて、しばし林の間を走ると主要地方道30号に出てきた。那須町方面へと走っていけば左手には雄大な山々が見えてくる。「あれは茶臼岳なのだろうか」、うっすらと雪化粧した山々と周囲の雪まみれな風景を眺めていると、秋というよりは既に冬がやってきたことを実感せずにはいられない。

那須町に入るとまもなく広谷地交差点にさしかかる。この交差点から主要地方道17号 東北道 那須IC方面へと入ればすぐ右手には道の駅「那須高原友愛の森」が見えてくるはずだ。

 

 
 
那須高原友愛の森」雪の工芸館はすっかり冬の装い (栃木県那須町)
到着時刻:11:46 スタンプ設置場所:工芸館内
この辺りはかなり雪が降ったのだろうか、道の駅「那須高原友愛の森」はすっかり雪に覆われた冬の装いへと変わっていた。

心配していた駐車場の混雑もなくすんなりと車を停められ、ひとまずほっと安心した我々は雪の広場をサクサクと足跡をつけながら歩いていく。
敷地の最も奥にある工芸館の中へと入ると、ストーブの暖かい空気がこれまた冬を感じさせる。関東のスタンプラリーといえば、暑い夏の間に走り回ることが多かっただけに、妙に不思議な気分に陥ったりもしながら、まずはスタンプを押す。

例年、この工芸館の工房を訪れると職人さんがその技を披露しているのだが、今日は誰もおらず、どこか寂しげ。というわけで、今回は各作品群をしばらく見て歩きながら、静かな時間が過ぎていく。それにしても木工芸室の名前がなかなかユニークだ。その名前というのが「木の実木のまま」、いやはや、実に記憶に残りやすい名前ではないか。
敷地内には、売店や軽食堂等が建ち並び、我々はその中のひとつである「ふるさと物産センター」へと足を運ぶ。ここは、那須土産があれこれ並び、農産加工品や漬け物から地酒、菓子類まで一通り揃っているのだ。今回は、那須高原のチーズケーキなるものを選び、レジで支払をしようとすると、小さな女の子がレジを手伝っているではないか。ケーキが崩れないように配慮しながら袋に入れる様子をみながら、"こあ"氏が「えらいね。お手伝いしてるの?」と声をかける。するとその女の子は照れくさそうに袋を差し出した。なかなか微笑ましい風景であった。

様々な工芸体験が出来る人気の駅のひとつではあるのだが、我々的に少々気になる点といえばトイレが古く、且つ狭いことだろうか。まぁ必要最小限で良いとはいえど、割と集客力の高い駅ならばもう少しトイレの規模が大きい方が良いように思えるのだが、我が儘な要望だろうか。

結局、トイレは覗いただけでそのまま立ち去ると、すごすごと車に戻っていった。
 
 

▼次なる道の駅「東山道伊王野」へのルート:
那須高原友愛の森から(主)17号/(県)178号/(主)60号/国道294号 (距離:約20.3km)


次に向かうは、「那須高原友愛の森」と同様、那須町にある道の駅「東山道伊王野」である。同じ町内といっても約20km程離れた場所に位置し、決して近いとはいえない(だからこそ、同じ町内に駅が存在するのだろうが)。

というわけで、いざ「那須高原友愛の森」を出ようとした我々ではあったが、実は主要地方道17号を右折方面で出るのは至難の業だったりもする。というのも付近の交通量はそこそこ多く、右から来る車がいなくなったかと思いきや、左から怒濤のごとく車がやって来たりと、なかなかタイミング良く出るのが困難なのだ。

ようやく主要地方道17号を東北道 那須IC方面に出ると、例年よりは交通量が少ないことに今更ながら気がつく。やはり行楽シーズンを過ぎれば那須の道も走りやすいのか。那須ICからこの主要地方道17号を北上するラインは、特に夏場になるとうんざりする程の混雑ゆえ、あまり好まない道のひとつなのだ。それでも、所々にあるレストランやアミューズメントスポットの類は混雑気味である。そんな風景を横目に那須ICを越えると、いつの間にか周囲は森林浴が楽しめそうな道へと変化している。

そんな心地よい道も、県道178号へと進むと共にまたしても変化し、次に現れるは田園風景である。と、ここで我々はあることに気付いたのである。そう、那須ICを過ぎたあたりから雪らしきものがひとつもないのだ。塩原町や黒磯市の西部を走っていた時にはあれほど銀世界が楽しめたというのに、これは局所的なものだったのだろうか、と驚くくらいである。

その後、延々と田園風景が続く中、県道178号から主要地方道60号を経て、国道294号に至るまで、雪が降った形跡もない。「ここまでくると、冬から秋へと逆戻りといった感じだね」とキツネにつままれたような気分のまま、ふたりは顔を見合わせるしかない。

そうして国道294号を北に走ればすぐ右手に大きな水車が目印の駅が見えてきた。「東山道伊王野」に到着である。
 

 
 
東山道伊王野」大混雑のそば処!体験加工施設までもが臨時食堂に? (栃木県那須町)
到着時刻:12:43 スタンプ設置場所:伊王野まつり伝承館入口
「東山道伊王野」の沿線である国道294号、特にこの周辺は交通量も少なく、実に静かな道である。ところが、駅の魅力につられてやって来る者が多いのか、駐車場はいつ訪れても混雑気味なのだ。特に今日は昼時と重なってか更に多く、建物からかなり離れた位置にようやく空車を発見、すぐさま車を停める。

駅の規模としては決して大きくはなく、直売中心の売店やそば処、加工体験施設やまつり伝承館等、幾つかの建物が点在する構成だ。敷地内で特に人気といえば「そば処」、我々も昼食をとろうと中を覗いたものの、人・人・人で溢れかえっている。これはとても食事なんぞにありつけるどころではないか、と退散しようとしたその時、店員さんが「こちらへどうぞ」といきなり店の外に案内し、隣の加工体験施設へとスタスタと歩いていく。
「えっ、どこへ連れていかれるのだろう」と不思議に思いながらも、加工体験施設へ誘導されるがままに入ると、中にはそば処に入りきれなかった客たちが、ここで食事をしていたのである。なるほど、混雑時はこの体験施設を開放し、食事が出来るようにと店員さんがその都度案内していたのか。

どうやら昼食にありつけることができそうだ、とほっと一安心の我々は、「かきあげそば」と「水車そば」を注文。この駅が新装開店の頃、早々にこのそば処でそばを食べた記憶があるのだが、今日は更に味わって食べてみることにしよう。それにしても人気の高さを物語っているのか、次から次へと客がやってきては、この臨時食事処へと誘導されてくる。オープン以来、蕎麦の美味さも定評となったのだろう。
というわけで、しばらく待たされたものの、暖かな湯気をたてながら「かきあげそば」がやってくるのを見ると、そんな気持ちもどこかへふっとんでいき、早速ズルズルと食べ始める"こあ"氏。細いながらそばのコシは強く、更に野菜のかき揚げの食感も実に良い。

「やはり初めて食べた時の印象のまま変わりなく、美味しいよ」と"こあ"氏は語る。
そして、"ほし"が初めて挑戦するは「水車そば」。地元で採れた蕎麦の実を使用し、巨大水車の石臼でひいたこの蕎麦は、限定食ということもあってか人気が高い。青みがかった蕎麦の強力なコシに思わずビックリである。量的にもかなり多めであり、とにかく食感・量・味的にも存在感高い蕎麦なのだ。横から"こあ"氏が「どれどれ」と水車そばに手をのばすと、思わず一言「うわっ、すごいコシだね」、やはり誰もが認めるコシの強さである。

「明治の森・黒磯」で食べたパンで腹はある程度満たされていたはずだが、残してなるものか、と次から次へと胃の中に流し込まれていく蕎麦で、更に"ほし"は「満足感」を越えて満腹感にはちきれんばかりであった。
食後は、直売所で恒例の夢まんじゅうを買い、そしてそのまま「まつり伝承館」に向かうと入口でスタンプを発見。先客もいるようだ。

11月も中旬にさしかかり、そろそろラリーも追い込みの時期なのだろう。といいながらも、本日初のラリー参加者遭遇である。
館外に出ると、我々は直売所の横に「東山道伊王野茶屋」なるものが新設されていることに気がついた。「これって2001年に来た時には無かったよね」等と話しながら近づいていくと、なんとそこに「そばソフトクリーム」があるではないか。甘いものは別腹という言葉は、"ほし"には当てはまらないものと思っていたのだが、どうも今日の"ほし"は違うらしい。すぐに店に近づくと、ほどなくソフトクリームを手にしている。

ちなみにこの茶屋では、ソフトクリームの他にフランクフルト等のちょっとした軽食も扱っており、小腹がすいた時には丁度良さそうである。
さて早速この「そばソフトクリーム」を食べてみよう。一口食べてみると、どこかで食べたことがあるような味、そう、それはまるでチョコレートが混じったような味なのである。量的に多いという訳ではないのだが、口あたり的に重量感があるソフトクリームだ。

外で食べるにはかなり寒い季節になってきたのだが、ふと周囲をみれば同じようにソフトクリームに舌鼓をうっている人たちがいる。既にソフトクリームは夏だけの食べ物ではなくなった、ということを妙に実感させられながら、寒さに震えつつも味わい続けるのであった。
 
 

▼次なる道の駅「どまんなかたぬま」へのルート:
東山道伊王野から国道294号/(主)60号/(主)72号/(主)34号/(県)303号/(主)17号/東北道 那須IC-佐野藤岡IC/国道50号/(主)9号/(主)16号 (距離:約121.2km)

すっかり冷え切って緊張しきった身体も車に戻れば少しずつほぐれていく。そんななか、地図をぼんやりと眺めながら「これで栃木の北部の駅は全て廻ったことになるね」と、今いる場所である「東山道伊王野」を指さす。しかし、栃木県内でまだ廻っていない駅がひとつ残っている。そう、それは栃木県の南に位置する道の駅「どまんなか たぬま」だ。

距離にして約120km以上、これから一気に南下していかなければならない。幸い、東北道を利用すればある程度時間短縮は可能だが、交通量的に時間が読めない不安が残されている。とにかく悩んでいる時間も勿体ない、ということで、我々は「東山道伊王野」を出ると、再び東北道 那須ICに向かって逆戻りである。

その際に、「那須高原友愛の森」から「東山道伊王野」へ向かう逆ルートをそのまま走れば良かったのだが、何を血迷ったのか、JR黒磯駅の付近を通ってしまったがために、信号は多数あるわ、ペースは遅いわで、思うように前に進まない。那須ICに向かうならば、駅前の道を走るようなルートを選ぶのはやめた方が良い、としみじみと実感しながらノロノロと走っていく。

そうして、やっと那須ICにたどり着くと、いざ東北道を南下開始だ。そろそろ15時になろうかといった時刻ゆえ、早くも帰る車が増えてきたのか、交通量はかなり多めである。このままでは予定到着時刻を大幅に過ぎてしまうのではないか。そんな不安を胸に抱いたままただひたすら南下を続けていると、ようやく佐野藤岡ICが見えてきた。

佐野藤岡ICから一旦国道50号に出ると、あまりの流れの良さにそのまま足利市方面へと行ってしまいそうになったが、ふと我に返り、慌ててすぐに主要地方道9号に入り、今度は北上である。南に行ったり北に行ったりと、効率が悪い走り方をしているようにも思えるが、佐野藤岡ICのひとつ北側の栃木ICから一般道を利用したとしても、効率的に向かえたとは言いにくい(というのも、以前栃木ICから国道293号にて佐野・足利方面へ向かった際にとてつもない渋滞に巻き込まれて以来、どうも苦手ラインなのである)。

さて、様々な店舗が建ち並ぶ主要地方道9号を直進していくと、やがて主要地方道16号へと変わり、尚も北上。片側2車線の交通量多いこの道は、右車線を走っていると前方で突如右折する輩がおり、何度「もっと手前から右折ウィンカーを出してくれ」と文句を言いたくなったことやら。更に、この通りはどうも右折レーン無しの交差点が多いらしい。

そんな悪い意味でメリハリのある道を走っていると、主要地方道16号自体が右へと曲がっている。そのとおりに我々も右へと曲がれば、左手に道の駅「どまんなか たぬま」が見えてきた。

 

 
 
どまんなかたぬま」えっ?1周年感謝フェアのくじで大当たり! (栃木県田沼町)
到着時刻:15:50 スタンプ設置場所:道の駅ホール(情報コーナー)内
既に夕暮れ色の空の下、久々にやってきた「どまんなか たぬま」は丁度1周年感謝フェアの真っ最中。確かにオープンしてから丁度1年が経過し、訪れる客たちの間でも定着した人気を保ったままらしい。今日も駐車場には多くの車が停まっている。

駅の施設自体は直売所や売店、軽食や食事処、ホールの類、と割とオーソドックスな内容が揃っているのだが、ここの駅の場合は特に直売所の人気が高く、訪れる度に多くの客でひしめきあっている風景を目にする。
今日も例に漏れずといったところか、野菜類をあれこれ物色する客の多さに、しばしの感動をおぼえたりも。

更に、この直売所では野菜類の他に、蕎麦類や手作り菓子・惣菜の類も並んでおり、なかでも手作り「いもフライ」あたりが気になる存在だ。
おっと、本来の目的を忘れるところだった、と慌てて隣の建物へ。道の駅ホールと称した情報コーナーの案内カウンター上にスタンプが設置されているのは、昨年と変わりない(って、昨年はまだスタンプラリー未参加駅だったのだが)。

スタンプを押し、そのまま売店へと歩いていくと、今年も「どまんなかまんじゅう」は健在らしく、目立つところに並んでいる。昨年は箱売りだったと記憶しているが、よくよく見れば2個袋入りも売られており、「ちょっと食べてみよう」といったお客さんにも嬉しいパッケージングだ。
そして、飲兵衛の"ほし"がここへ来たら必ず買うもの、そう、田沼の地ビール「麦香寿」である。これも駅で買うものの定番として位置づけられている。そうしてあれこれ店内を物色した後にレジへ向かい、支払を済ませようとすると店員さんが「1周年感謝フェアで、ただいまくじをやっているんですよ。レシートの裏に当たりが書いてあれば・・・」と我々の方を見ながら言いかけてしばし沈黙、そしていきなり「あらっ、当たりです!」とカラカラカラーンと鐘をならすではないか。

事態が飲み込めていなかった我々は、「えっ?なになに」と呆然。そんな我々に、店員さんが「まぁおめでとうございます。この駅で利用可能な500円の金券を差し上げます」と封筒を手渡す。「もし、遠くから来られていらっしゃるならば、今日のうちに使われたほうが良いですね」と他の店員さんも一緒になって当たりの感激の輪に参加している。
それにしても、まさかいきなり500円金券が当たるとは思いも寄らなかった我々、「湯の香しおばら」での図書券といい、今のこの金券といい、今日はなんて恵まれた1日なのだろう。このまま運を使い果たしてしまうのではなかろうか、と心配になるほどだ。

こうして「いやぁ、どうもありがとうございます」と我々の方が恐縮気味に会釈をしてその場を立ち去る。この1周年感謝フェアでは、このようなくじの他にも、ジェラートがシングルの値段でダブルが食べられる等の楽しい企画をしていたのであった。2周年感謝フェアではどんな企画があるのだろう、今から楽しみだ。
 
 

▼次なる道の駅「めぬま」へのルート:
どまんなかたぬまから(主)16号/(県)270号/(主)7号/(主)57号/国道354号/(市道)/国道407号 (距離:約31km)


さぁ、本日最後の駅に向かうとしよう。しかし、ただいまの時刻は既に16時20分、次なる道の駅「めぬま」の営業時間内に果たして間に合うのだろうか。約30kmの距離ゆえ、時速30km/hで単純に計算すれば約1時間かかる。ということは、17時20分には次の駅に着くはずなのだが、これから夜にかけて車の量も増えることは必須だろう。

「めぬまの営業時間って何時までだっけ」「18時まで」「・・・もしかしたら営業時間内にすべりこみで到着ってところかな」、まぁ覚悟はしておこう。というわけで、「どまんなか たぬま」を出た我々は駅前の交差点から県道270号へと進む。これで佐野市内を南下し、群馬県入りをして館林市に近づくという訳だ。

更に、館林市内から国道354号を西へと走り、太田市内から国道354号と交差する国道407号を利根川方面へと南下すれば、埼玉県妻沼町にさしかかる。と、この言葉通りにサラリと妻沼町に行くことが出来れば言うことはないのだが、実際には館林の市街地、更に国道354号に入ってからも混雑はひどくなる一方で、手に汗握る思いが続くばかり。「営業時間内の到着は無理かもしれない」、言いしれぬ不安感が襲ってきたものの、ここでただじっと我慢しているのはしゃくにさわる。

「よし、裏道で行こう」、国道354号からいきなりそれると、なるべく国道と平行して走りながら市道を迷走だ。渋滞のなかをじっと待っているだけの国道と違い、細い道ではあっても確実に前に進んでいるのは、やはり気持ちが良いものだ。

こうして方角だけを頼りに市道・町道を走っていると、前方に見えてきたは国道407号、道の駅「めぬま」の沿線である。
 

 
 
めぬま」特産の大和芋を使用した菓子に舌鼓 (埼玉県妻沼町)
到着時刻:17:26 スタンプ設置場所:観光案内(めぬぱる1F)
国道407号に出たと思ったらすぐに利根川が前方に見えてきた。ところが17時を過ぎた国道407号、それも県境付近は混雑気味。利根川を越えればほどなく「めぬま」だというのに、時間だけがむなしく過ぎていき、イライラ度も増していく。

ようやく橋を越えて埼玉県に入ると、少しずつ車は流れていき、まもなく左手に道の駅「めぬま」が見えてきた。なんとか17時半前に到着したものの、空は既に真っ暗である。いつもは割と混雑気味な駐車場も、閉館30分前のせいか、停まっている台数もかなり少な目であり、まさか本日は既に閉館なのではないか、という不安すら抱く程だ。
車から降りると慌ててメインの建物である「めぬぱる」に走り込む。残念ながら、隣の物産センターは既に閉館しており、建物の照明も消えている。「めぬぱる」に入れば、すぐ入口に案内カウンターがあり、その上にスタンプが置いてある。このスタンプを押すことによって、本日の予定数は無事に達成である。もし、何らかのトラブルによって、「めぬま」のスタンプを押し損なったとしたら、この「めぬま」だけのためにまた来なくてはならないところであった。

あぁ、余裕をもったスケジュールを組むに限る、なんて言葉は今更言っても今回の旅には通用しそうにない。
続いて階段を上がり、2階の売店内を歩いていると、新たなるお菓子を発見、その名も「やまいもタルト」。これは妻沼特産のやまいもを使用したもので、見た目にも非常に美味しそうではないか。

これはもう買って帰るしかない、とすぐさま手にするとそのままレジへ。すると店員さん「今日はイベントで昼間はかなり賑わっていたのですよ。もう少し早く来て頂けたら良かったのに」となかなかフレンドリーだ。それにしても、「湯の香しおばら」といい「明治の森・黒磯」、更にここ「めぬま」でもイベントを開催していたとは、いやはや、今日はイベント日和だったようだ。
そうして隣の軽食堂も覗いてみると、中には1組の客がいるだけで、そろそろ店じまいの空気が流れてきている。しかし、まだ18時までには10数分残されている。

さすがに今から食事は失礼かと思い、本日最後の締めくくりとして選んだのが、「チョコ大和」味のジェラートであった。
名前からも想像がつくと思うが、チョコと大和芋が調和したコクがあるジェラートである。実際に食べたことがある人ならば分かるだろうが、なんともいえぬどっしりとした甘いチョコ味が口の中で広がるのだ。とにかく強烈な甘さとねばり気があり、食べ終える頃にはすっかり満腹な気分になっていた。

この食堂では是非とも麦とろ定食を食べてみたいものだが、休日の昼間は混雑していてなかなか食べる機会が無い。入口のメニューを眺めながら「次こそは麦とろだ」と決意をしながら本日の「めぬま」散策を終えたのであった。
 
 

こうして、なんとか無事に今日の予定数をクリアした我々は、夕刻の最も交通量の多い時間帯の中をただひたすらに南下しながら、自宅へと走る。しかしながら、埼玉県内を南下すればするほど交通量は増えていき、ペースは遅くなる一方である。といっても、残念ながら皆さんにお伝えしたくなるようなハプニングは発生せず、そのままダラダラと3時間の時間をかけて、ようやく自宅にたどり着いたのであった。

これで北関東は全て制覇したか、と思いきや、まだ群馬県南部の道の駅が幾つか残っている。更に南関東、特にここのところ一気に駅数が増えた千葉県はラリーシーズンが到来してから一度も訪れていない。数えてみれば、まだ後20駅もの道の駅を廻らなければならないのだ。あぁ、こんなことで本当に終わるのだろうか、我々のスタンプラリー。

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最終更新日:2003年02月11日