関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
信州おやき食べ歩きの旅になるはずが
体調不良で昼寝付きの旅に?
長野編

2002年09月14日

気が付けば9月も中旬、おいおいどうしたっていうのだ。いや、決してやる気が無い訳ではないのだ。それにしてもペースが上がらずじまいの今シーズンの関東ラリー、今日こそはテンポを上げて廻らなければならない。というのも、今回廻るのは関東道の駅密集地帯とも言われる("ほし"が勝手に言ってるだけかもしれないが)長野の道の駅たちなのである。各駅間が近いということもあってか、一気に数が稼げることでも知られている。しかし、油断は禁物だ。どこでどんなハプニングが待っているかわからないのだ。

ところで、9月14日から16日といえば3連休の会社も多いだろう。ということは本日は連休初日、かなりの混雑が予想されるはずである。渋滞に巻き込まれる前に出発してしまおう、と朝5時半過ぎに景気良く玄関の扉を開けたは良いが、もわっとした空気が顔にまとわりついてきた。なんと、雨であった。

この3連休は天候に恵まれないことは分かっていたのだが、こういう時に限って天気予報というものは当たるものだ。「ちっ」と舌打ちしながら車に乗り込むと、いざ中央道に向かって走り出した。


【東京都下出発時刻】05:31 【東京都下到着時刻】23:41
 色は長野県の道の駅
  国道20号/中央自動車道 調布IC-
長野自動車道 松本IC/国道158号
風穴の里
08:31
国道158号/(県)278号/(県)315号/
安曇広域農道
アルプス安曇野
ほりがねの里
10:51
安曇広域農道/(主)25号/国道147号/
(県)329号/(県)306号
安曇野松川
11:35
(県)306号/(県)329号/(主)51号 池田
12:09
(主)51号/国道19号/国道403号 さかきた
13:08
国道403号/(主)55号通行止めに付
き(主)12号/(県)395号/国道19号
大岡村
14:41
国道19号 信州新町
15:53
国道19号/白馬長野道路(有料)/
(主)31号
中条
16:16
(主)31号 ぽかぽかランド
美麻
16:57
(主)31号/(主)33号/国道148号 白馬
17:30
国道148号 小谷
18:25

▼道の駅「風穴の里」へのルート:
自宅から国道20号/中央自動車道 調布IC- 長野自動車道 松本IC/国道158号 (距離:約244.1km)


予想していたとおりであった。何がって、中央道を走る車の量である。まだ6時前だというのに、どうしてこんなに車が走っているのか、と感心したくなるほど、周囲は車・車・車だらけである。道路情報掲示板に渋滞の文字はまだ登場してはいないものの、その代わりに出ているのは80km規制の文字だ。この雨のせいだろう。

相模湖IC付近までやってくると、更に車の流れは悪くなり、拍車をかけるように50km規制にまでなっている。「そんなに雨は激しくないというのに、50km規制とはこれいかに・・・」と苦々しく思いながらも車の流れに任せるしかない。やがて、大月IC辺りを越えるとようやく正常な流れを取戻し、その後はただただ長野道 松本ICを目指して、どんより空の下を走る。
 
▽皆どこへ行く?連休の国道158号をあなどるな!

松本ICから国道158号上高地方面へ出ると、前方にはズラリと並ぶ車の列。やはり連休ともなると、上高地・乗鞍辺りへ遊びに行く車が多いのだろうか。しかしながらあいにくの雨、それもかなり大粒の雨が降ってきている。そんなことなど構うものか、というが如く車の列はいよいよのびていくばかりであり、いやはや、連休おそるべしである。

ようやく道の駅「風穴の里」が見えてきたものの、やはり雨はやみそうにもない。


 
 
風穴の里」職員さんがつきっきりで説明してくれる安曇野村資料館 (長野県安曇村)
到着時刻:08:31 スタンプ設置場所:売店入口付近
結局道の駅「風穴の里」に到着したのは8時半過ぎであった。売店が開くであろう9時には少々早すぎたか、その割には駐車場は朝から大賑わいである。この駅には観光バスもよく立ち寄るせいか、よくトイレの入口が長蛇の列となっている風景を目撃するため、まだ列を成していないタイミングでトイレに行っておこうと、なにはともあれトイレへ。

ほっと一安心してトイレから出てくると、道の駅「風穴の里」のメイン施設である売店はシャッターが固く閉ざされている。「昨年来た時には、8時半前には営業していたような気がするのだけどな」と、しばらく売店の前でウロウロするしかない。しかし、一向にシャッターが開く気配はなく、散歩がてら売店裏手から情緒あふれる橋をわたり、安曇村資料館とみやま織りの体験施設、そして駅の名称にもなっている「風穴」へ。

駐車場に面した売店前あたりは、多くの人で賑わっているのだが、さすがに橋をわたってまで訪れる人は少ないのか、静寂に満ちている。資料館のほうは既に開館しているようにも見えるのだが、ひとまずスタンプを押さないことにはどうも落ち着かない我々は、結局すごすごと売店側へと戻ってしまった。
と、再び売店へ戻ったところで、丁度シャッターが開き、まさしく今から営業開始らしい。時計をみると8時40分過ぎ、そそくさと館内に入ろうとすると、すぐにスタンプを発見。早速、本日1駅目のスタンプを押していると、いつの間にか後ろにはスタンプを待つ人々がいるではないか。関東のスタンプラリーも認知度がアップしたのか、はたまた連休でいつもよりもラリー絡みで訪れる人が多いのか、なんとも嬉しい気分になったりも。

そのまま売店へと進むと、まだ開店してまもないせいか客足はまばらのようだ。「風穴の里」といえば稲こき菜が特産なのは有名であり、特に稲こき菜漬け物は歯触り・味的にも非常に美味しい。その他にも、「風穴の里」ブランドのジャムやジュース等もお土産に良さそうだ。工芸品といえば、やはり深山織りだろう。草木染めもなかなか美しく、昨年はここでスカーフを買って母親にプレゼントしたことをふと思い出した。

そうしているうちに店内もだいぶ賑やかになってきたので、我々は混雑を避けるように外へ出る。すると、入口の外でなにやら美味しそうな「いねこき菜おやき」を販売している姿が目に飛び込んできた。といっても、まだ蒸かし始めて間もないのか、店員さんに「まだ買えないのですか?」と声をかけると、「そうだねぇ、あと10分くらいはかかるかも。」と残念な回答を頂く。名残惜しそうにその場を立ち去り、再び橋をわたって次に向かうは「安曇村資料館」だ。
細い通路沿いにある「安曇村資料館」は、安曇村の歴史や昔の暮らしぶりを数々の物品や写真等で展示紹介している施設だ。どことなく年代の古さを感じさせる建物は、国道に面していないせいか、ひっそりとたたずんでいるようにも感じられる。早速館内に足を踏み入れると、入口の窓口で職員さんにお金を払い、靴を脱いでいざ先へ。と思ったその時、職員さんが事務室からひょっこりと出てきた。

「あれ、どうしたのかな」とその職員さんのほうを見ると、職員さんはおもむろに喋りだしたではないか。それこそ、すべてのコーナーにおいて、職員さんの説明付きなのである。これにはビックリ仰天の我々だ。なにしろ、いままで資料館の類には幾つも訪れた記憶があれど、職員さんがずっとつきっきりで説明してくれるような経験は全くなかったのである。

こうして我々は、資料館の隅から隅まで職員さんと共に歩き、しみじみと安曇村の歴史と生活について語って頂いたのであった。先を急がなければ、こうしたのんびりとした時間を過ごすのも良いものだ。・・・って、おいおい、先を急ぐのではなかったのか。
資料館でたっぷり時間を使用したうえに、先ほど見かけた「稲こき菜おやき」が気になってしかたがない。「ええいっ、遅くなりついでに、おやきも食べていこう」とちょっぴり遅い朝食がわりだ。早速、おやきを手にすると売店前のベンチでモグモグ。皮は少々固めではあるが、稲こき菜がいっぱい詰まったボリューム満点なおやきである。

しかし空腹時に中途半端な量を口にすると、よけいに腹が減るらしく、"こあ"氏は小声で「しまった、もっと食べたい気分になってきた」と囁く。とそんな時、我々が停まっている駐車エリアの横で不穏な動きをしている車が一台いるのを、ベンチから目撃。

その車、出発しようとして一旦動き出したは良いが、パタリと停まり、急にドライバーが車から出てくると我々の車の前でなにやらキョロキョロ。これはかなり怪しい。「まさか、当て逃げか」と"こあ"氏がいきなりベンチを立つとその車に向かって走り出した。すると、そのドライバーは再び車に乗り込み、慌てて走り出した。一目散に"こあ"氏は己の車に掛けより、とりあえず車体に凹み等が無い事を確認。

ということは、あのドライバーは一体何をしていたのだろう。慌てておやきを口いっぱい頬ばった"ほし"が、"こあ"氏のもとに掛けよる。「車には何の問題も無いみたいだ。何していたのだろう」と首を傾げる"こあ"氏。

まぁ何事もなかったため、このまま旅を続けよう。
 
 

▼次なる道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」へのルート:
風穴の里から国道158号/(県)278号/(県)315号/安曇広域農道 (距離:約24.1km)


さて、次に向かうは堀金村にある道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」だ。国道158号を再び松本方面へと戻る形で走ると、少々ショートカットをすべく県道278号へ。国道158号とやや平行して走るこの県道は、全体的に道幅が狭く、車線すら無い箇所が多いうえに、丁度工事中に重なってか、至るところで停められたりも。といっても、交通量自体は国道と比較すればグッと少ないため、やはりこちらの道を選んでおくにこしたことはないだろう。

やがて県道278号から県道315号を経て安曇野広域農道に出ると、あとは北上するだけだ。
 
▽そばの花の白い絨毯が美しい 三郷村から堀金村へ

安曇野広域農道を、三郷村から堀金村へと北上していくと、左右に広がるはそばの花による真っ白な絨毯だ。いつもはもう少し早い時期にこの地を訪れていたため、このような風景を目にすることは出来なかったのだが、信州の秋といえば、やはりそばの花の季節なのだろうか、あちらこちらに白い絨毯が広がっているのだ。

最初に訪れた時には触れることも出来なかった風景も、何度も訪れていると思わぬ出逢いが待っているものだ、としみじみと思いつつ、やがて左手に見えてきたは道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」だ。

 

 
 
アルプス安曇野ほりがねの里」今日も賑やか!直売所 (長野県堀金村)
到着時刻:10:51 スタンプ設置場所:情報交流館内
それにしても、農産物直売が充実している道の駅というのは、どうしてこんなに人気が高いのだろう。朝から野菜を買いにやってくる客の多いことといったら、既に訪れたことがある人ならば分かって貰えるだろう。

売店や情報館に面した駐車場側はいつもほぼ満車状態なのだ。それが分かっているから、我々は毎度、情報館横の駐車場側に停めることにしている。やはり、建物群から遠ければ遠いほど駐車場は人気が無いのか。
まずは一番の目的であるスタンプを先に押しておこう、と情報交流館へ。例年同様、スタンプは奥のカウンターの上に置かれている。そういえば、昨年はここで中部キーワードラリーの応募用紙にスタンプを押している人を見かけた事を思いだした。

長野県は中部と関東に分かれているため、特に道の駅を詳しく知らない者には少々混乱の元なのかもしれない。
続いて隣の物産センターへと向かうと、やはり活気に満ち満ちている。まぁ、午前中といっても既に11時を過ぎているため、更に訪れる人が膨れ上がっているようだ。そんななか、店内を歩いていると「あれ、これって昨年あったっけ」というコーナーを見つけた。それが、「おかあさんの手作り加工品コーナー」。いわゆる手作り菓子類が多数並んでいるこのコーナー、昨年は確かレジ付近に並んでいた菓子群だったと記憶している。なるほど、かなり大々的にコーナーを新設し、ここに皆集結したのか、としばらく菓子類を眺める。饅頭やおこわ等、既に陳列棚には売り切れてしまっているものも多く見られる。

やはり道の駅も試行錯誤しながら進化しているのだ、とまじまじと実感しながら外に出た我々であった。
 
 

▼次なる道の駅「安曇野松川」へのルート:
アルプス安曇野ほりがねの里から安曇広域農道/(主)25号/国道147号/(県)329号/(県)306号 (距離:約14.3km)

さて、次に向かうは道の駅「安曇野松川」。この駅は、我々にとって道の駅「どうし」(山梨県)と並び、道の駅巡りの原点的な駅である。そう、まだ本格的に道の駅巡りをするなんて思いも寄らなかったその昔、長野へ旅した我々が最初に立ち寄った道の駅、それがこの「安曇野松川」なのだ。まだ、道の駅中心の旅ではなく、旅のついでに幾つかの道の駅へ立ち寄る、というごく普通の旅のスタイルだったのだが、そんなスタイルが妙に懐かしい。もしかしたら、我々は再び原点に戻る必要があるのではないか、と最近強く感じていたりも。

まぁその話はいずれじっくりと語ることとして、とにかく「安曇野松川」に向けて出発だ。そば畑が広がる農道をしばし北上し、まもなく主要地方道25号を右折、のどかな道を走ればやがて国道147号に出てくる。といっても特に車の行き来が激しい訳ではなく、のどかな空気は続いたままだ。

町中を走りながら国道から県道329号へと進み、高瀬川が見えてくればこの川に沿って北上、道の駅「安曇野松川」はすぐそこだ。


 
 
安曇野松川」アルプスまんじゅうを食べよう! (長野県松川町)
到着時刻:11:35 スタンプ設置場所:物産店レジ横
また今年もやってきた「安曇野松川」は、駐車場が混雑しており、なかなか停める場所が見つからない。大型車用はガラガラだというのに普通車用は車・車・車がズラリと並んでいる。「まいったなぁ」といって大型車用に停めるのはモラルに反するため、車が出ていくのを待つしかない。

と、丁度一台の車が駐車場を出ようとしている。これ幸い、と出ていった後のスペースにそそくさと車を停めると、ちょうどそこに我々同様に空車待ちなのか、場内を迷走する車が横切った。あぁ、彼らもしばらく待たざるを得ないのか、とチラリと視線を送る。
道の駅「安曇野松川」は売店コーナーと食堂からなる実にシンプルな構成の道の駅だが、いつもここへ来るとほっとするのは、木の温もりを大切にしているからだろうか。建物の外では小規模ではあるが新鮮農産物を直売しているのが目に入ってきた。

前駅の「アルプス安曇野ほりがねの里」の物産センターほどの盛り上がりは無いにしても、なんともいえぬほのぼのとした直売コーナーだ。通りすがりの客たちも、足をとめる人が多い。
さて、建物内に入ると、売店の一角にも農産物直売コーナーがあるではないか。「あれ、こんなところに直売コーナーがあるぞ」と言いながら必死に過去の記憶を辿ってみる。

もともとこの駅の売店は、農産物というよりは農産加工品類やグッズ類などを多数扱っている印象が強かったのだ。

やはりどの駅でも「農産物」を扱うことが必須になってきているのだろうか。そんな事を考えながら、レジ横に設置されたスタンプを押すと、再び店内を散策だ。冷凍そばおやきの他、今年も「おやき」そして「アルプスまんじゅう」は健在である。特に我々は蒸したタイプの「アルプスまんじゅう」のファンであり、あのフワフワッとした真っ白なまんじゅうを見ると買わずにはいられない。

どうやら「風穴の里」でおやきを食べてから、更に空腹度を増した腹を抱えたまま、ここまでやって来たせいか、いつもならばまんじゅうを買って帰り、自宅で食べることが多い我々も、ついついその場でまんじゅうを食べることにした。
"こあ"氏が選んだのは「そぼろ」味、そぼろと言うとどうしても挽肉たっぷりのまんじゅうを思い浮かべるのだが、ふたつに割ってみると、飛び出してきたのは切り干し大根。そう、「そぼろ」味とは、甘めに味付けされた切り干し大根がたっぷり入っているまんじゅうであった。

それに対して、"ほし"が選んだ「おな」味(写真)、いわゆる野沢菜漬けなのだが、菜っ葉のコリコリとした歯触りがなかなか心地よい。個人的にはもう少々塩気が欲しいところだが、それは好みの範囲だろう。我々としては、「そぼろ」よりも、「おな」のほうが好みだ。

「よし、また来年も買おう」、訪れる度に買いたくなる商品を見つけるのは嬉しいものだったりも。
 
 

▼次なる道の駅「池田」へのルート:
安曇野松川から(県)306号/(県)329号/(主)51号 (距離:約5.7km)

道の駅「安曇野松川」と「池田」といったら直線距離にして約1.9kmと実に近いのだが、川にはばまれてどうしても遠回りしなければならない。実は両駅を訪れる度に毎度そんな愚痴を言ってしまうのだが、実際に走ったとしても6km以内とかなり近いため、信号のタイミングさえ良ければ、それこそ10分以内で着いてしまうはずである。

安曇野松川から県道306号を再び逆戻りする形で走っていくと、高瀬川を越えるべく橋(右写真)をわたる。川の向こう岸へと移動した我々は再び北上、こんな近距離のなか、どんな特記事項を探せというのか、と言いたくなるほどあっけなく「池田」に到着だ。


 
 
池田」ハーブの香りに包まれた道の駅 (長野県池田町)
到着時刻:12:09 スタンプ設置場所:池田町ハーブセンター入口
道の駅「池田」といえば、ハーブセンター。そう、ここはハーブの香りに包まれたハーブ尽くしな道の駅なのである。

メイン施設である「池田町ハーブセンター」に面した駐車場はいつも混雑していることが多いのだが、今日は珍しく空車が目立つ。「おやおや、珍しいこともあるものだ」と言いながら車を停めた我々は、早速ハーブセンターへ。
昨年はそのあまりのハーブの香りに"こあ"氏は早々と退散した館内だったのだが、今年はそれほど香りもきつく感じない。そんななか、すぐに向かった先はスタンプ置き場だ。昨年と変わらず出入口付近に設置されているが、心配事がひとつあった。前年度に引き続き、またしてもインク切れではなかろうか、ということだ。

その予感は見事に的中してしまった。ここのスタンプは、赤・青・緑の3色使用のシャチハタ型スタンプ、ということは1色でもインク切れがあると折角のデザインも台無しだ。しかも前年同様、緑のインクのみが切れている。こんな時、スタンプマニアな皆さんならばきっと苦心しながら押印していることだろうが、ごく普通にスタンプラリーを楽しんでいる人には、どうにも手出しが出来ない。事実、我々の後に押していた男女組が、「このスタンプ、まともに押せないわぁ」とぼやきながらスタンプ帳を残念そうに見つめている姿を、ついつい眺めてしまったのだ。
続いて館内を散策していると、池田町ハーブセンターオリジナルの入浴剤が目に入る。実はこれ、昨年も気になっていた商品なのだが、普段は「にごり湯」入浴剤を好む"ほし"としては、いまひとつ悩ましい。しかし、ハーブに包まれた風呂なんていうのもやはり気持ちよさそうではないか。

しばしその場を行ったり来たりと、おいおい、怪しまれそうな行動ではあるが、結局購入決定だ。さぁ、お風呂でリラックスリラックス。
全国の池田町コーナーも健在、ハーブティーの試飲等もあり、ひととおり見て回ると外へ。

そして今年こそは、と食べてみたのがハーブソフトクリームだ。一口食べるとまさしくハーブの香りと味が口いっぱいに広がり、実に爽やかな気分にさせてくれる。クリームはなめらかだが、重たい感じはせず、さらっと食べきってしまったのであった。この手の変わり種ソフトクリームの場合、どうしても"こあ"氏は拒絶する率が高いのだが、珍しく美味しそうに食べている、ということは万人受けするソフトクリームということは確かだ。
 
 

▼次なる道の駅「さかきた」へのルート:
池田から(主)51号/国道19号/国道403号 (距離:約25.5km)


さてさて次に向かうは道の駅「さかきた」。昨年の時点では月・木・日曜日が休館日という、道の駅としてはかなり異端児的な存在だったのだが、いつの間にか日曜日も営業するようになったらしい。まぁ、スタンプだけが目的の場合だったら、店の休館日は特に気にしなくても良い。というのも、スタンプは屋外トイレの前に設置されており、24時間押印可能だからである。

しかし、"ほし"はどうしても店が営業している日に立ち寄りたかったのだ。その理由は・・・のちのち語ることとしよう。というわけで、まず「池田」を出発、次なる道の駅「さかきた」に向かって走り出す。国道19号に出るべく、一旦主要地方道51号を南下するとまもなく国道19号。商店街を通りながらしばし北上だ。更に国道403号に入り込めばしばらく山道が続く。この国道403号という道の性格は、結構好きだったりする。交通量も少なく、適度になだらかなコーナーが続く山道は実に快適道なのだが、制限速度は時速40km、うむ、気をつけよう。

そうしているうちに、左手に見えてくるは道の駅「さかきた」だ。
 

 
 
さかきた」もえぎどうふを買おう! (長野県坂北町)
到着時刻:13:08 スタンプ設置場所:屋外トイレ前
初めて「さかきた」を訪れた人は、この駅がトイレしか無い駅かと思われる人も少なくないのではないだろうか。何を隠そう、我々も一瞬困惑した駅がここ「さかきた」である。

しかしながら、実際には国道に面したところに、こじんまりとした直売所と食堂があり、これらも道の駅の施設群のひとつだ。
まずは駐車場に車を停め、トイレへ向かおう。すると、トイレの扉の向かいにスタンプが設置されていることに気づくだろう。24時間押印可能なスタンプというのは、とかく悪戯されやすいのだが、ここはスタンプに頑丈なチェーンが取り付けられているので、とりあえずは無事なようだ。絶対的に交通量が少ないのも幸いしているといって良いのかもしれない(いや、人が少ないからこそ危険という説もあるのだが)。

こうしてスタンプを押すとそのままトイレへ。ここのトイレはいつ来ても立派な造りである。なんといっても、この重厚感あふれる扉が良い。勿論、トイレ自身も清潔を保っており、実に感心である。
続いて向かったのは、直売所だ。実は、"ほし"が何故この直売所が営業している日に限って訪れたかったかといえば、坂北名物である「もえぎとうふ」を買いたかったからなのである。

昨年はその存在だけは知っていたが、店頭で見つけることができずじまいでその場を後にしてしまったため、今年こそは買うぞ!という意気込みがあったのだ。え?「とうふ」ひとつに何をそんなにムキになっているのかって?日本人たるもの、やはり美味い豆腐に出逢いたいではないか。しかも、坂北の自信作とくれば気にならないはずがない(ちなみにこの「もえぎとうふ」とは、休耕田を利用して栽培した青豆を使用した豆腐)。
というわけで、店内をウロウロしてみたものの、やはり豆腐らしきものは見当たらないため、店員さんに「もえぎとうふは何処にありますか」と聞いてみると、冷蔵ケースまで案内してくれ、「これですよ。美味しいですから、是非どうぞ」とニコッと笑う。

「実はもえぎとうふを買いに来たようなものなんですよ」(ってスタンプラリーが主目的だろうに)と、もえぎとうふを手にする。確かに、実物をみると薄緑っぽい色をした豆腐である。
これは帰ってから食べるのが楽しみだ、とニコニコしながら支払を済ませると、続いて隣の食堂へ。と、そこで直売所内から食堂へ続く扉を発見。「あれ、昨年もあったかな、この扉」と言いながら食堂「もえぎ亭」に入ってみると、あらあらビックリ、昼時をはずしたつもりではいたのだが、店内には食事を楽しんでいる人が多数みられる。

何故我々が食堂にやってきたのか。なんといっても本日の旅のお題目は「おやき食べ歩きの旅」である。「よし、おやきを食べよう」と本日3個めの挑戦だ。食券を買うと早速店員さんに「お願いします」と券を差し出す。すると、「ここで食べていきます?」と聞かれ、とっさに「はい、そうです」と答えてしまったのだが、ということはテイクアウトもあったのだろうか。

まぁ、何にしても昼食代わりだ、といわんばかりに、おやきを待つこと・・・何分だ?おやきはなかなか出てこない。ようやく出てきたおやきは、ほっかほか、を越えてあっつあつである。籐籠に盛られ、更には漬け物まで付いてきたのは嬉しい。しかも、ここのおやきは実に厚みがあり、皮は固め。中に具がいっぱい詰まっており、ボリューム的にはかなり満足だろう。"こあ"氏が食する茄子入りは、細かく刻んだ茄子がたっぷり、そして"ほし"が食する野沢菜入りも、半分に割った途端、具が飛び出してくるほどの量が入っている。前述のように皮が固めなため、皮と具が相まった旨みというよりは、皮が具を引き立てているといった不思議な味わいである。

おのおののおやきを平らげると、すっかり満足顔になって店を出たまでは良かったのだが、その後全く予想していなかった事態が我々を待っていたのであった。
 
 

▼次なる道の駅「大岡村」へのルート:
さかきたから国道403号/(主)55号通行止めに付き(主)12号/(県)395号/国道19号 (距離:約18.7km)


次に向かうは道の駅「大岡村」。例年通りに走るならば、国道403号から主要地方道55号へと進み、北上しながら国道19号に出るというのが、最も単純明解なルートである。勿論、今年もそのつもりであった。ところが、国道403号から主要地方道55号へ入る箇所に、なにやら工事中らしき看板がたてられているのが、チラリと目に入ったのである。

しかし、その時はあまり気にも留めず、そのまま主要地方道55号へと入ってしまったのだ。これがいけなかった。「さっき、チラっと見えた看板、通行止めって文字が書いてあったような気もするのだけどな」と"ほし"がぽつりと呟く。すると、「えっ?これから通るところに影響しているのかな、それって」と"こあ"氏。結局、引き返して看板をよくよくみれば、まさしくこれから我々が行こうとしている主要地方道55号生坂村・大町方面は「道路崩落により通行止め」ではないか。

「これは困った・・・」としばらく呆然と看板と向き合う我々、しかもその看板によればその方面に行きたければ、国道403号を南下し国道19号まで戻れとまで書いてあるのだ。

他に道は無いのか、とカーナビの画面と地図を照らし合わせながら探すと、主要地方道55号より北側に一本平行して走る主要地方道12号なる道があるではないか。「これで行こう」、いや、これで行くしかなかった。
 
▽その選択は誤ったのか正しかったのか、悪路と極細道の連続にげっそり (主)12〜(県)395号 大岡村へ

結局、国道403号をしばし北上し、主要地方道12号へ。民家の間を走りながらやがて山道へとさしかかったが、予想に反してなかなか走りやすい道路ではないか。実は地図を眺めながら、一抹の不安を抱いていたのだ。何がって、行く手にあるクネクネな道の性格にである。ところが、いざ走ってみると片側1車線が確保された快適道であり、交通量も少ない。

しかし、麻績村から坂北村(このあたりは土地がいりくんでいるのだ)へとさしかかると一転、そんな気の緩みを一気に緊張させる極細道へと変わってしまったのだ。ほどなく大岡村に入ったは良いが、進めば進むほど暗い森の中へと入り込んでいく。やはり予感的中だったのだ。路面からの突き上げと度重なるコーナー、これが組合わさると途端に"ほし"の気分は悪くなっていく。

といっても、まだまだ峠道は続くばかりだ。そんな道は、県道395号に入ってからも変わることなく、胃の中は引っかき回され、"ほし"はすっかり黙りこくってしまった。さすがに"こあ"氏も「だ、大丈夫?」と言いながら、「いやぁ、妙に睡魔が襲ってきたよ」なんて言い出すではないか。こんな緊張連続の道を走りながら、眠気がやってくるとはなんたることだ、と思いながらも、言い返す元気も出ない"ほし"はただただ苦笑するだけだ。

ようやく国道19号に出てきた時には、"ほし"も、そして"こあ"氏もすっかりげんなり状態に陥っている。

 

 
 
大岡村」予定外?ここらで体力回復すべく昼間から仮眠だ (長野県大岡村)
到着時刻:14:41 スタンプ設置場所:売店奥
国道19号に出てから、ほどなく道の駅「大岡村」が見えてきた時には、心の奥底からほっと一安心であった。"ほし"の体調はとことん絶不調に落ち込み、"こあ"氏も急激にもうろうとしてきている。これでは、信州おやきの旅どころか、不本意ながら昼寝付きの旅、とお題目を変更しなければならないではないか。

駐車場内のほとんど車の出入りが無さそうな端に車を停めると、互いに「ごめん」と言い合いながらしばし深い眠りについたのであった。

・・・どのくらいの時間が経っただろうか。"こあ"氏は悪夢の中でもさまよっているのか、しかめっ面で眠っている。ようやく体調が回復した"ほし"は、"こあ"氏を起こさないようにそっと車から出ると、ひとりで散策を開始。道の駅「大岡村」はメイン施設である物産センター内に売店と食堂がある、といったシンプルな構成の駅。ひとりでひととおり廻ったとしても、それほど時間は要さないだろう。
というわけで、物産センターに入った"ほし"は、まずスタンプを探して店内をウロウロ。昨年は、食堂側の一角に置いてあったのだが、いざ同じ場所に行ってみると、スタンプは見当たらない。スタンプは売店側、それもレジから最も離れた端に置いてあったのだ。

いや、この場所は確か、2000年に訪れた際に置いてあった場所ではないか。まぁ、確かに食堂側に設置されているよりも、この売店の隅に置かれている方が気兼ねなくスタンプが押せそうだ。
売店内は山の幸の乾物や農産加工品等、そしてレジ付近に野菜類が並んでいるなか、やはり"ほし"的に最も好むのが、道祖神菓子類たちである。

クッキーやブッセ、最中等が揃っており、その美味しさも己の舌で体験済みだ。甘いもの好きであれば、大岡村土産におひとついかがだろう。
そういえばここの食堂にも「おやき」があるはずだ。「よし、おやきを食べるぞ!」といざ食堂に向かったはいいが、体調は回復したといえど、まだ胃の中に何かを入れるのは少々危険。こんなことならば、多少遠回りでも悪路を避けるべきだったか、と今更後悔したが、後の祭りだ。結局、"ほし"は、泣く泣く「おやき食べ歩き?の旅」を断念。しかし、他にも手打ち蕎麦等のメニューが踊り、腹は空いても食べられないこの身を恨むばかりだ。

車に戻ってみると"こあ"氏はいまだに爆睡中、まずい、このまま放置していくと夜になってしまうと危惧した"ほし"、「ちょっとちょっと、そろそろ起きてくれませんかねぇ」と"こあ"氏を揺り動かす。ようやくお目覚めの"こあ"氏、「あれ、もしかしてひとりで駅内を廻っちゃったの?」と寝ぼけ声。そう、"こあ"氏が起きるのを待っていたら、それこそ本日の予定数はとても廻れないと判断したのだ。

時計をみれば、既に15時半を過ぎている。この分では、本日最後の予定である「小谷」に着く頃には既に夜空へと変わっているのではないだろうか。しかも、呑気に散策していると、「白馬」の営業時間にすら間に合わない羽目に陥りそうだ。「は、はやく出発しよう」
 
 

▼次なる道の駅「信州新町」へのルート:
大岡村から国道19号 (距離:約14.8km)


急に慌ただしい空気と化した車内ではあるが、急ぐといっても限界はある。間に合わなければまた来れば良いではないか、というには少々遠いだろう。まぁ、ある程度緊張感を抱えていた方が気合いも入るってものだ。急いで次なる道の駅「信州新町」へ向かおう。

道の駅は信州新町と長野市の境である、いわゆる町の北部に位置する。道の駅「大岡村」を出た我々は国道19号を北上、川に沿って走る山あいの道はいつ走っても気持ちよいものだ。交通量が少ないと、15km弱の道も近く感じたりも。

 
 
信州新町」お土産に蕎麦はいかが? (長野県信州新町)
到着時刻:15:53 スタンプ設置場所:蕎麦打ち実演コーナーの前
まもなく右手に見えてきたは道の駅「信州新町」だ。相変わらずの盛況ぶりに思わずたじたじの我々ではあるが、すぐに車を停めると建物内へ。

純日本風な外観をもつこの駅は、直売所や物産館、食事処といった旅の途中にブラリと立ち寄るに相応しい構成のせいか、訪れる人も多い。
ここのスタンプ設置場所も過去2回と変わらず、そば打ち実演コーナーの前である。スタンプを押しながらそば打ちの実演が見られるのだ。

と、丁度スタンプを押していると、ガラス越しにそば打ち職人さんがせっせと作業を進めている姿が視界の端にうつる。そばづくりの中で、あの「伸ばし」作業とならんで「蕎麦切り」作業を見るのが好きだったりするのだが、丁度ただいま蕎麦切りが終わったところらしい。
この実演コーナーでうった蕎麦を隣の食堂で食べることが出来るのだが、ここで食事をすれば、間違いなく道の駅「白馬」の営業時間内にはたどり着けなくなるだろう。ここはグッと我慢するしかないのか、と寂しげにメニューを眺める我々。

そば中心のメニューではあるが値段も比較的安く、種類も多め。と、その横に「持ち帰り用生そば」を発見。ここで食べられぬならば、持って帰って食べれば良いではないか、とニンマリとした"ほし"、「すみませーん、持ち帰り用そばってありますか」とカウンターから店員さんに声をかける。
「ありますよー。何人前ですか」「二人前でお願いします」、実はここの持ち帰り用蕎麦は、二人前から購入可能である(つまり、一人前では購入できない)。

こうして無事に持ち帰り用蕎麦を入手すると、隣の売店をぐるり一周し、外へ出た。さて、どんな味だろう、信州新町の蕎麦。それは帰ってからのお楽しみだ。
 
 

▼次なる道の駅「中条」へのルート:
信州新町から国道19号/白馬長野道路(有料)/(主)31号 (距離:約5.2km)


次に向かうは、道の駅「中条」。信州新町からはそれこそ目と鼻の先である。道の駅「信州新町」を出た我々は、国道19号を再び北上し、ほどなく見えてきた「白馬長野道路」の案内看板に従って進むと料金を支払い、トンネルへ。このトンネルを越えれば、まもなく左手に道の駅「中条」が見えてくる。

 
 
中条」ようやく笹おやきに出逢う (長野県中条村)
到着時刻:16:16 スタンプ設置場所:館内情報コーナーの一角
「おっ、珍しく混んでないよ」、こんな第一声は失礼かもしれないが、この「中条」も毎度停める場所に苦労させられてばかりの駅、ということは盛況である喜ばしき証拠だったりする。ところが今日は駐車場の1/4ほどはまだ停められる余裕があるのだ。まぁ、既に16時も過ぎており、客の波も一段落したところに違いない。

道の駅「中条」は前駅の「信州新町」同様、買い物や食事が楽しめる、いわゆるちょっと立ち寄り型道の駅だが、中条の場合は広場もあるため、何かとイベントも開催しやすそうである。そんな時は、怒濤の混雑が予想されるであろう。
そそくさと車を停めると、建物のほうへ歩いていく。すると、昨年は自動販売機がズラリと並んでいた店先の一角が、そば・うどん屋ややきもち・おやき屋に変わっているではないか。そのせいか、祭りの屋台にも似た華やいだ雰囲気に見える。やはり約1年訪れないうちに駅も変わっていくものだ、としみじみと眺めながら、そこで見つけたのは「笹おやき」だ。

笹おやきといえば、過去2年間、店内をいくら探せど見つからなかった商品、ようやく3年目にして笹おやきに出逢うことが出来たのだ。
なにはともあれ、笹おやきを食べてみよう。確かに「笹おやき」という名前からも想像がつくように、おやきが笹にくるまれており、ほんのりと笹の香りがおやきの皮にうつっている。

"ほし"は「野菜ミックス」を、そして"こあ"氏は「にら茸」なるものを買ってみたのだが、特記すべきはやはり「にら茸」だろうか。どうやらニラと茸のミックス味なのだが、とにかくニラ味が強く、一口食べれば口の中いっぱいにニラの香りが充満する。そのなかに、茸のプリプリッコリコリッとしたような不思議な食感が相まり、ニラ臭さが気にならない人ならばお薦めの一品なのだ。
こうして、笹おやきを堪能した我々は、ニラの香りをプンプンさせながら店内へ。変わっていたのは店先だけでなく、売店内も大きく配置変えをしている。今まで売店内の一角にあった軽食カウンターが移動し、その分、売店内の陳列にも一部手を加えられたようだ。

今まで観光チラシなどと共にテーブルの上に置かれていたスタンプも見当たらない。
スタンプや観光チラシたちは、まとめて売店隅に配置された情報コーナーなるエリアに引っ越ししていたのである。このコーナー、ちょっと狭めなのは気になるが、昨年のようにただ無造作にテーブルの上に置かれていたチラシ群も、こうして整頓されていると気持ち良いものだ。

スタンプを押して店内をぐるりと一周まわると、我々は店を出た。「あぁ、また今年もぶっこみ(中条の郷土料理)が食べられなかった」、いや、きっといつか食べられる日も来ることであろう。
 
 

▼次なる道の駅「ぽかぽかランド美麻」へのルート:
中条から(主)31号 (距離:約12.2km)

さて、次なる道の駅は「ぽかぽかランド美麻」。主要地方道31号をせっせと西、つまり白馬村方面へ走れば良いだけだ。交通量も少なく、また、道自体も非常に整備されていて走りやすいせいか、何のアクシデントもないままに到着である。

 
 
ぽかぽかランド美麻」温泉付き道の駅は今日も元気だ! (長野県美麻村)
到着時刻:16:57 スタンプ設置場所:ぽかぽかランド美麻(温泉施設)1階フロント及び美遊側ラーメン屋入口
「ぽかぽかランド美麻」はその名前からも容易に想像がつくだろうが、温泉施設付きの道の駅。温泉施設付きの道の駅の場合、よほどのことが無い限りは混雑していることが多く、ここも例に漏れず、駐車場は多くの車で埋め尽くされている。

ところが、昨年度のように駐車エリア外に無理矢理停めている車はほとんどおらず、1,2台の空車があったりも。そのうちの1台分のエリアにそそくさと車を停め、早速建物へ。
団体客と思われる人々でロビーは大賑わい。そんななか、ふと入口付近の一角をみると、昨年あったはずの食事処は別のレストランへ変わっていた。やはり年月の移り変わりで、駅内に入っているテナントも諸事情により変わっていくのも仕方がないことなのだろうか。といっても、レストランは変わりはしたものの、和食・そば中心といったメニューは変わらないようだ。

続いて売店コーナーも覗いてみよう。ここは宿泊施設や温泉施設にありがちな、小規模な売店。ここを訪れる客層は、買い物にいそしむというよりは、温泉でのんびりする、という目的がほとんどだろうから、それも仕方がないだろう。ただ、そばの里といわれる美麻村ならば、もう少し蕎麦商品が置いてあっても良いのに、と感じたのは"ほし"だけだろうか。
というわけで、フロントのカウンター上に置いてあるスタンプを押すと館外へ出る。天候が良くないせいだろうか、空は既に薄暗くなってきた。隣接の「ぽかぽかランド美遊」側の駐車場にも行ってみたものの、やはりこちらは停まっている車も少な目。まぁ、施設も、室内多目的広場とラーメン屋のみなので、仕方がないかと、よくよく目を凝らしてみると、屋内広場の外に「農産物直売所」の看板があるではないか。残念ながら商品は既に片づけられてしまっているが、確かにここで直売をしていた様子は伺える。

「もう少し早く着いていれば直売風景も覗けたのかな」と時計をみれば、既に17時をかなり過ぎている。といってもあと2駅、なんとか無事に「白馬」「小谷」ともに営業時間内にたどり着けそうだ。
 
 

▼次なる道の駅「白馬」へのルート:
ぽかぽかランド美麻から(主)31号/(主)33号/国道148号 (距離:約8.8km)

さぁ、道の駅「白馬」に向かおう。周囲はかなり暗くなってきた。1日じゅうどんよりとした空だったせいか、更に暗く感じられるなか、白馬村方面へ走り出す。「ぽかぽかランド美麻」から「白馬」までは10km以内と距離的にも近く、おまけに交通量も少ないせいか、何のトラブルもなければすぐに着いてしまいそうだ。

やがて左手には黄金色の田園風景が見えてきた。秋の収穫時期が近いのか、としみじみと感じさせる。そんな黄金色の絨毯に白い帯が流れる。ここにもそばの花が咲き乱れているのだ。やはりそばの郷 信州ならではの風景だろう。そうしてしばらく周囲の風景に目を奪われていると、いつのまにか国道148号にやってきた。

道の駅「白馬」はすぐそこだ。
 

 
 
白馬」あら残念!かたくり饅頭も白馬おやきも売り切れ (長野県白馬村)
到着時刻:17:30 スタンプ設置場所:売店内の案内カウンター上
道の駅「白馬」に着いた時には、街灯の明かりが建物をぼんやりと照らすまでに暗くなっていた。いつもは停める場所に苦労する駐車場も、ぽつぽつと空車が目立つ。3連休の初日ゆえ、車中泊組もいるかと思いきや、就寝するにはまだ早すぎる時間ゆえ、丁度空いている時間帯なのかもしれない。

すぐに車を停めて外に出ると、建物の前へ。さすがに夕刻ともなると、建物中央にあるステンドグラスも光を失って寂しげだ。しかし、どこかヨーロッパの山小屋を感じさせる建物「夢・白馬」の白い外壁は暗い中でもとても映えている。
館内へ入ると、木の温もりいっぱいの雰囲気の中、白馬土産が多数並ぶ売店コーナーが視界に飛び込んでくる。しかし、今日は訪れた時間が遅かったせいか、「白馬おやき」も、そして特に楽しみにしていた「かたくり饅頭」も既に完売していた。諦めきれない"ほし"は、店員さんに「かたくり饅頭ってもう残ってないです・・・よね?」と聞くと、「あぁ、今日は売り切れてしまいましたねぇ」と空の陳列ケースをチラリと覗く。

よもぎ餅に白馬の特産である紫米のおこわとあんが入った「かたくり饅頭」は、味といい食感といい、実に美味であり、一度口にして以来すっかり虜となっているのだ。
まぁこんな遅い時間に来たのだ、それも仕方がない、とその代わりに手にとったのが、夢白馬オリジナルワイン。結局なんだかんだ言いながらワイン系に目が無い"ほし"。

更に、陳列ケースの中にポツンとひとつ残されていた「紫米おこわ」、これは丁度夜食に良さそうだ、とそそくさと手を伸ばす。
さて、スタンプを押そうと、前年置かれていたレジ横あたりへと視線を動かすと、あるはずのスタンプが無い。いや、正確にいえば、スタンプが別の場所に移動したらしい。周囲を見渡すと、レジの横に案内カウンターが設置されており、そこに観光チラシ等と共に置いてあったのである。やはり、スタンプも店内の配置換え等とともに設置場所が異なる場合も生じるのだろう。

スタンプを押して外に出ると、空はすっかり夕闇へと変わっている。
 
 

▼次なる道の駅「小谷」へのルート:
白馬から国道148号 (距離:約24.9km)

本日最後に廻る道の駅は「小谷」。温泉付きの道の駅ということで、夜遅くまで営業しているため、スタンプラリー参加者としてはかなり助かる存在である。過去2回参加時には「小谷」を廻った後に「しなの」へと向かったのだが、どうやら今回は時間的に無理そうだ。というわけで、焦らずのんびり行くしかない。

焦らずのんびりとは言ったものの、あまりにのんびり過ぎるぞ、と前方を見れば国道148号は混雑気味。これから更に北上する車は少ないと思われたのだが、前方には何台もの車がいるではないか。まさか、皆も小谷方面へ行くのだろうか、と恐れおののきながら走っていくと、白馬の中心街を過ぎるにつれて少しずつ車は減っていく。3連休を利用して白馬に遊びに来た人が多かったのだろう。

ほっと一安心の我々は、更に北へ北へと進むとやがて暗い山道へと入り込んでいく。昼間走る分には、緑いっぱいの快適な道なのだが、夜はただただ暗闇が広がるばかりだ。おまけに本格的に雨まで降ってきた。「ついてないな・・・」

そして小谷村の北部にまでやって来ると、ぼんやりと建物の灯りが見えてきた。
 

 
 
小谷」野豚カツ頬ばり身も心も最高! (長野県小谷村)
到着時刻:18:25 スタンプ設置場所:売店と食堂の間の入口付近の公衆電話横
山あいの暗闇に浮かび上がる建物と、そして目印ともいえる入口の看板は、どことなく魅惑的である。1日の疲れを温泉で癒そうという客も多いのか、温泉施設に近い位置に面した駐車場はかなり混雑しているようだ。

道の駅「小谷」は前述のとおり、温泉施設付きの道の駅。しかしながら、売店や食事処等にも非常に力を入れているせいか温泉利用者以外にも親しみやすく、我々的にもお薦め駅のひとつである。小雨が降る中、慌てて館内に入ると、その足で売店へ。
残念ながら軽食コーナーは既に終わっていたのだが、売店は21時まで営業していてくれるのは嬉しい。なんといっても多岐にわたる土産ジャンル、更にはプライスカードに小谷産商品、道の駅小谷オリジナル等をきちんと表記する点など、これはかなり評価できるところだ。

「おやき、売ってるよ」と"ほし"が指さすと、"こあ"氏は半ベソ状態になりながら「そろそろ、普通の食事がしたいなぁ」と本音をポツリ。そういえばそうだ、今日はおやき尽くしで昼食すらとるのを忘れていたのだ。「じゃぁここでディナーにでもしますか」とそそくさと食事処へ移動。
食事処は小谷の特産である野豚を中心としたメニューが並び、特に豚好きな我々には嬉しさいっぱいである。

ショーウィンドウを見ながら料理を選択し、いざ店内へ。"こあ"氏はここ数ヶ月ほどカツカレーがマイブームらしく、注文の品も「野豚カツカレー」、そして"ほし"は少々珍しい料理を発見、その名も「野豚の温玉カツ丼」だ。すると、"こあ"氏が一言「あいかわらず、おすすめ料理を頼みたがるね」と苦笑いを浮かべる。そう、この温玉カツ丼はこの店のおすすめ料理らしいのだ。
しばし待つこと10数分、良い香りと共にやってきたは「温玉カツ丼」、続けて「野豚カツカレー」。さぁ、まずは温玉カツ丼のほうだが、「温玉」とはいわゆる温泉玉子のことであり、これを崩し割り、カツがのった丼のうえにかけて食べるというものだ。つまり、一風かわったカツ丼といったところだろう。

プルプル玉子は思わずそのまま食べてしまいたくなるのだが、折角の食べ方を無視してはならぬと、カツの上に崩した玉子をかけてみる。そしていざパクリっ。「う、うまい!!」トロトロ玉子と柔らかカツがたまらなく美味しいのだ。ご飯は少々多めであり、ボリューム満点の丼だが、昼食とらずに間食だらけの1日だったせいか、ペロリと平らげてしまったのであった。
"こあ"氏が食する「野豚カツカレー」も美味しさでは負けていない。そう、どこにでもあるカツカレーなんて失礼なことを言ってはならないのだ。その美味しさのポイントといえば当然「野豚」なのだが、脂がのった柔らかカツがカレーとあいまり、これまた美味い。カレーはやや辛目ではあるが、どちらかといえば和食屋のカレーを連想させる味だったりも。

というわけで、我々はすっかり野豚に魅せられ、その美味しさを堪能したのであった。そういえば、いつもは次の駅に向かうべく「小谷」を早々に出発していたのだが、本日はちょっとしたアクシデントから、無理して「しなの」へ向かわなかったことが、逆に幸いした気分だ。
こうして満腹な腹を抱え・・・ってまだスタンプを押していなかったではないか。食事を済ませた我々はレストランを出るとスタンプを押すべく入口付近の公衆電話横へ直行。毎度思うことだが、スタンプが公衆電話と同化しており、なんとも目立たないような気がしてならないのは"ほし"だけだろうか。もう少し、目立つ演出が欲しかったりもする。

外に出ると、雨は更に強く降りだしていた。これからこの雨の中をひたすら帰らねばならないのだ。
 
 

道の駅「小谷」を出ると、国道148号を南下。つまり、今まで走ってきた道を逆戻りしなければならない。長野の北(西)部まで来てしまうと、高速道路もなくただただ一般道を南下する他ないのだ。そうして暗い山あいの道をせっせと走っていると、再び道の駅「白馬」が見えてきた。

「長野道の豊科ICまで後1時間程度はかかるだろうから、ここで小休憩をしておこうか」と、本日2度目の「白馬」訪問である。といっても、時は既に20時半、勿論店は閉まっていた。というわけで屋外のトイレに寄ると、すぐに車に戻る。やはり、高速道路と違い、一般道ではなかなかトイレ施設を探すのもままならない中で、道の駅の存在は実に助かるものだ。

さぁ、あとは豊科ICまで一気に南下するだけである。国道148号は大町市内から国道147号へとバトンタッチし、更に南下していけば豊科町だ。「白馬」を過ぎると国道148,147号豊科町に至るまでに道の駅がひとつも無いのが少々寂しいが、実は国道147号の東西に走る道沿いには「池田」や「安曇野松川」「アルプス安曇野ほりがねの里」等、本日廻ってきた駅が点在している。

ようやく豊科ICまでやってきた頃には雨もあがっている。幸い、長野道・中央道共に渋滞らしきものはひとつもなさそうだ。ほっと一安心の我々の視界の端に、ピカッと光るものがあった。

いや、決してオービスでは無い。既に21時半を過ぎているというのに空には巨大な花火が上がっているのだ。丁度、松本IC付近での出来事である。花火大会といえばだいたい21時でおしまい、というところが多いと思いこんでいたのだが、華やかな花火が秋の夜空を舞っている。あれは一体何の花火だったのだろうか。

そうして、その後は何のアクシデントも無く、無事に都内まで戻ってきた。そう、渋滞もなければトラブルも無し、珍事も無ければ、それこそ腹を立てるようなこともなく、自宅に到着である。って無事にこしたことはない。でなければ次回の旅へと繋がらないではないか。

というわけで長野道の駅密集地帯、計11駅を廻り、本日の旅は終了だ。昼間の時点で、今日は予定数は廻れないのではないか、と心配していたものの、各駅間の距離が短かったおかげでなんとかなったようなものである。しかし、次回は途中で仮眠する羽目にはなりたくないものだ。

前の日記を読む?(2002/08/31) 次の日記を読む?(2002/09/16)


 スタンプラリー参戦日記インデックスへ 関東スタンプラリー2002インデックスへ

総合案内ページに戻る

ご意見・ご感想・ご要望は、ふゆのほしまで。
Copyright(c)2000-2004 ふゆのほし All rights reserved
本サイトに掲載されている全ての内容の無断使用を禁じます。
最終更新日:2002年11月25日