関東道の駅スタンプラリー 制覇狙いダイアリー
今年こそは桃を買うのだ!フルーツとワイン王国山梨から埼玉へ
山梨/埼玉編

2002年08月03日

「今日も暑い!」、朝からどうにもうだるような暑さである。この分では昼間はまたしても猛暑となり、車室内は地獄と化すに違いない。早くも不吉な予感をかかえながらの出発となるわけである。

さて、関東編第2回である本日は、例年関東編スタートの地として選んでいる「どうし」等を含む山梨・埼玉コースである。今年は何故か山梨県からのスタートを避けた訳だが、今になって思えばどうやらこれが旅のペースを乱してしまったのではないか、と思う程である。いやはや、習慣とは恐ろしい。来年はまた山梨からのスタートにしよう、と今から心に固く誓っている己がいるのだから。

というわけで、過去何度となく旅日記にも登場してきた山梨編ではあるが、また今シーズンも飽きることなく走り回ることにしよう。


【東京都下出発時刻】06:39 【東京都下到着時刻】23:42
 色は山梨県の道の駅 色は埼玉県の道の駅
  地方道数々/国道413号 どうし
08:51
国道413号/(県)729号/村道/
東富士五湖道路 山中湖IC-富士吉田IC/
国道139号
なるさわ
10:36
国道139号/(県)714号/(県)710号 かつやま
11:21
(県)710号/(県)714号/(県)707号/
国道139号/中央自動車道 河口湖IC-大月IC/
国道20号
甲斐大和
12:22
国道20号/国道411号/市道/(主)38号/
国道140号
花かげの郷
まきおか
13:23
国道140号 みとみ
14:03
国道140号 大滝温泉
15:42
国道140号 荒川村
16:17
国道140号 ちちぶ
17:14

▼道の駅「どうし」へのルート:
自宅から地方道数々/国道413号 (距離:約68.4km)


さて、本日1駅目は、我々にとって最も訪問回数が多い駅である山梨県の道の駅「どうし」。自宅が東京西部にあるせいか、何かと山梨方面に行きたがる習性がある我々だからこそ、特に「どうし」は馴染み深い駅のひとつとなっているのだろう。

朝からさんさんと降り注ぐ太陽のシャワーは、早くも車室内を温室化しはじめている。"ほし"が「今日も1日過酷な旅になりそうだな」と呑気そうに呟く横で、既に"こあ"氏の表情は夜中の海の如く、暗い。しかも、夏の中央自動車道ときたら、朝7時前からはやくも渋滞発生中だ。まぁ、都内から直接道の駅「どうし」に向かうということは、高速道路を利用したとしても、都留ICから少々きつい山越えが待っているのだ。何時だったか、都留ICから主要地方道24号にて国道413号を目指したところ、過酷な山越えに耐えられず、"ほし"がすっかり車酔いに陥った哀れな事実があるため、出来ることならば避けたい。

「とりあえず相模原から津久井町を経て道志に抜ける国道413号お馴染みルートで行こう」、そう、それにこしたことはない。
 
▽高速混んでいれば一般道も混雑は免れまい、国道413号西へGO!GO!

というわけで、上記のごとく相模原市街をしばし走りながら国道413号にやってきた。あとはこのまま国道413号を西へひたすら走れば道の駅「どうし」に到着、のつもりでいたのだが、どうやらそれは甘い考えのようであった。相模原市から隣の城山町へ向かうにあたり、前方には過積載ではなかろうかと思われるトラックがヨロヨロと走り、それを先頭に大渋滞が発生しているのだ。といって、とても追い越しが可能な箇所は見当たらず、我々を含む長蛇の列は、ただひたすらそのトラックが別方向へと入っていくのを待つしかなかったのである。

ようやく解放されたかと思いきや、まだまだ次なる渋滞が待ちかまえており、結局、津久井町を抜ける辺りまではただただ流れに身を任すだけの我々であった。

国道413号が本格的な山道へと入れども、一旦は「おっ、車が減ったか」と快調に走ればすぐにまた前方の団体においつく、といった繰り返し。そんな状態がどのくらい続いただろうか、ようやく道の駅「どうし」の案内看板が見えてきた時には、早くも疲れが生じている始末だ。


 
 
どうし」ここでの朝食も既に定番化?次は昼過ぎに・・・ (山梨県道志村)
到着時刻:08:51 スタンプ設置場所:館内観光案内所横
あれだけの渋滞に巻き込まれながら、なんとか無事に開館前に到着、しかしながら既に駐車場には車・バイク・人で大賑わい。我々のように津久井方面から山中湖方面へ抜けるにあたり、この道の駅「どうし」は丁度良い休憩スポットでもあるのだ。それは、我々だけでなく、きっと多くの人たちが同じように感じていることだろう。だからこそ、まだ開館前だというのに、うんざりする程の人が集まっている訳だ。

道の駅「どうし」といえば、とりたてて派手な施設がある訳でもなく、売店や軽食堂、そしてちょっとした休憩スペースがある、きわめてシンプルな駅なのだが、この駅の人気も既に定着しているようだ。この駅の利用率が高い我々としても我が事のように嬉しいものである。
それにしても、店先の直売所は先に営業を開始しているものの、建物内は9時になるまで開く気配がない。外のベンチでただひたすら扉が開くのをじっと待っていると、訪れた人々がかわるがわる売店の入口の扉を開こうとして「あれ、まだなのか」と舌打ちしながら去っていくのが妙に印象的である。つい5分前、己も同じ行為をしていただけに、そんな風景についつい苦笑い。

ようやく9時になり、売店の扉が開くと、ドヤドヤと人が流れ込んでいき、あっと言う間に大賑わいの店内に、朝一番から店員さんも大忙しだ。我々も売店内を一周ぐるりと歩きながら、道志定番のクレソン製品を物色。しかしながら、どうしても道志名物のクレソンまんじゅうに出逢うことが出来ずじまいなのだ。あぁ、いつ行けばクレソンまんじゅうに遭遇することが出来るのか、誰か教えて欲しい。
本日一駅目のスタンプを押しながら、「いつもはこの駅でスタンプ帳を貰って、まさしく1駅目のスタンプをここで押していたのにね」と、妙にしつこい"ほし"。まぁ、些細なことではあるが、道の駅「どうし」でスタンプ帳を貰うと、背表紙に道の駅どうしのゴム印が押印されているのだ。このゴム印を見る度に「どうしからスタートしたのだ」と思い出したりも。

「それにしても腹が空いたな」、"こあ"氏の毎度の一言にニンマリとする"ほし"、「その言葉、待ってました」といわんばかりに食堂へ引っ張っていく。しかしながら、どうも朝一番にこの食堂に入ることが多い我々は、どうしても食べるメニューが限定されてしまう。そう、いまだに"ほし"が目をつけている、あの野菜いっぱいのスープ煮を食べることが出来ずにいるのだ。
「よし、今日もふるさとうどんだ」と"こあ"氏が言いかけたその時、"ほし"が「面白い名前の料理があるよ」と指をさす。その指の先に書かれた料理は「ワサビdeクレソン」、まさしく道志な味が楽しめそうな料理ではないか、と"こあ"氏も納得、早速今回はそのユニークな料理を食べてみることにした。いや、食べる役目は"こあ"氏に託し、"ほし"はちゃっかりと野菜のパイに心躍らせている。

さぁ、いよいよやって来たは、まるで富士山を表現したのか、と言いたくなる程の山状の大根細切りが上にのせられた「ワサビdeクレソン」。実は、この名前からは全くもって内容を想像できずに、ただただ道志の味が堪能できるか、と勝手に思いこんで頼んだのだが、予想以上の迫力である。「ワサビdeクレソン」とは、つまり、クレソンうどんのワサビ正油和えのことであり、夏にピッタリな冷やしうどんといったところである。胡麻とワサビがよく効いたしょう油汁とうどん、そしてその上には大根の細切りと海苔が山盛りにのせられたもの、というば想像がつくだろうか。

しかしここで重要な事を忘れていた。"こあ"氏はざる蕎麦やつけうどんの類はあまり得意としないのだ。「さっぱりしているけれど、これだけ大根が多いと、少々飽きてしまいそうだな」と内心、ふるさとうどんを食べれば良かったと後悔しているのか、黙々と食べている。
それにひきかえ、"ほし"が食べている野菜のパイ(今回はポテトパイ)、これがまたアツアツの具満タンなパイであり、すっかり満面の笑みを浮かべている。夏の暑さには少々似合わないと思われがちだが、美味しいには変わりない。ホクホクのポテトに甘めの玉ねぎが入っており、軽食にはもってこいである。

と、ここで"こあ"氏がギブアップ、あとは"ほし"に受け継がれ、今まで食べていたパイを"こあ"氏に渡すと、"ほし"がズルズルとうどんを食べ始め、「さっぱりしていて美味しいよ」とあれよあれよという間に平らげてしまった。

気がつけば周囲の席にも客が目立ち始め、朝食時間を楽しんでいたり、これから何処に行こうか相談している客たちが視界に入る。ここを起点に出掛けていく者もきっと多いのだろう、本日の我々の旅もここから始まるのだ、と気合いを入れ直して外に出た。

しかし、外のあまりの暑さに、気合いの固まりもすっかり溶けてしまうようであった。こんなことで今日1日大丈夫か。
 
 

▼次なる道の駅「なるさわ」へのルート:
どうしから国道413号/(県)729号/村道/東富士五湖道路 山中湖IC-富士吉田IC/国道139号 (距離:約38.2 km)


さぁ、次に向かうは道の駅「なるさわ」。例年、「どうし」の次には「かつやま」に廻るクセがあったのだが、ほんの少しの気まぐれにより、コース変更をしてみたのである。まぁ、「なるさわ」や「かつやま」を廻った後に、山梨北東部(甲斐大和〜まきおか、みとみ等)の駅へ向かうとなれば、どちらの駅を先に廻ろうとも、さほど変わらないだろう。

というわけで、とりあえず国道413号を山中湖方面へと走り出した。
 
▽梅雨の花アジサイがまだ咲く?ここはアジサイ街道と名付けたい国道413号 道志から山中湖

国道413号山中湖方面は、まだまだ山あいの道が続き、ツーリング中のライダーたちが気持ちよさそうにビューンと抜いていく。そういえばこの道沿いは特にツーリング中のオートバイをよく見かける。やはり、この国道413号はオートバイが好みやすい道なのだろうか。

更に走っていくと、8月だというのにアジサイの花々が道沿いを華やかにしているではないか。「アジサイといえば、梅雨の代名詞ともいえるのに、こんな暑い中でもまだまだアジサイが咲いているのか」と思わず感心するやら見とれるやら。その後もしばらくアジサイの列は続き、そのおかげだろうか、ほんの少し涼しい気分を味わったような気がするのだが、やはり車室内にまで降り注ぐ陽の光に早くもぐったり。

 
▽暑さも和らぐ山中湖畔の道から富士吉田へ

そんな国道413号もやがて山道から民家等が建ち並ぶ風景へと変わると、そろそろ山中湖畔が近い。やがて県道729号に入れば、山中湖の北側の湖畔側を走りながら国道138号へと向かうのだ。

この県道729号は、それこそ道の駅巡り等をする更に数年前から何度となく走った記憶がある、まさしく馴染み道だったりする。あれから何年もの年月が経ったが、ここから見る風景は四季の変化こそあれ、その他は何ら変わることなく、何時でも迎えてくれるのだ。皆さんにもそんな場所がひとつやふたつ、あるのではないだろうか。

 
山中湖の穏やかな湖面を眺めながら、更には緑の木々に覆われながらも葉の間から細い糸のようにみえる光の中を走っていくのは、やはり気持ちよい。といっても、今日はこの県道を走る人も多く、さっそうと走ると言うわけにはいかないのが残念なところだ。

まぁ、その分、よけいに湖を堪能する時間も増える、と考えるのも良いだろう。
 
しかし、その後、我々を待っていたのは国道138号の「大」渋滞であった。国道138号河口湖方面へ向かう車が多いのだろうか、これは通過にかなりの時間を要しそうだ、と判断した"こあ"氏、「東富士五湖道路を使おう」と慌てて山中湖ICから有料道路へ。

ところが、一般道が混雑していれば、当然、有料道路もそこそこ混雑していることは予想していたのだが、それをはるかに上まわる混雑ぶりに思わず絶句。「皆さん、避暑ですかねぇ」「まぁ、スタンプラリーの旅ってことはないでしょう」「参りましたなぁ」とここまできたらドンと構えるしかない。ようやく富士吉田ICまでたどり着くと、国道139号にて向かうは鳴沢村だ。

国道139号は、富士吉田市内から鳴沢村にかけて片側2車線の快適道だが、鳴沢村にさしかかろうとしたところで、1車線になる。国道138号ほどの混雑は無いが、車の量が多いことは確かだ。

 
 
なるさわ」相変わらずの大人気!駐車場争奪合戦? (山梨県鳴沢村)
到着時刻:10:36 スタンプ設置場所:観光案内所内
ようやく到着した道の駅「なるさわ」は、今日も混んでいた。なにしろ、閉館後であっても、駐車場に停まっている車の台数は多いのだ、営業中ならば尚更だろう。

「しかし、土曜日の午前中からこんなに混雑しているとは、おそるべし"なるさわ"だな」って感心している場合ではない。とにかく車を停めなければ、と場内をウロウロしたものの、大型車用が少し空いているだけで、普通車用のスペースはほぼ満車状態である。「な、なんてこった」としばらく車が空くのを待つしかない。真夏の車室内はいくらエアコンが作動しているとはいえ、容赦ない暑さ、いや、熱さが我々の体力を一気に奪っていく。

そんななか、1台の車が駐車場から離脱しようとしているところを目撃、やっと車が停められたのである。そこに、駐車場を探しながら迷走している車が我々の前を通過した。「これはあまり長居してはいられないな」と感じた我々は、慌てて建物の方へ走っていく。

道の駅「なるさわ」も山梨周辺の道の駅群の中では、人気の高い駅のひとつ、物産館では朝から買い物にいそしむ人も多数みられ、軽食コーナーにも朝食とも、昼食ともいえないこの時間帯であろうが、多くの人々がなにやら食べている姿が目立つ。休憩施設もゆったりとしているため、ちょっとしたくつろぎの時間をとるのにも、もってこいといったところではないだろうか。

「今回は富士山博物館は見なくていいの?」と敷地内を歩きながら建物を指さす"こあ"氏、「いやぁ、昨年見たでしょうに」と、たった1年前のことをそんな簡単には忘れはしない、といわんばかりに"ほし"がキッと睨む。まぁ、富士山好きを自称するならば、あの富士山博物館は押さえておきたい場所だったりするのだ。
物産館内は大賑わい、野菜を買ったり、富士山・甲州土産を買ったりと、皆それぞれ物色中だ。そんななか、やはり目につくのは特産といわれるキャベツワインに富士桜ワイン、"ほし"はあまり得意としない味ではあるが、こうして並んでいる姿をみると、やはり根強い人気があるのかと思ったりも。

更に、物産館奥には桃の菓子類がズラリと並んでいる。山梨といえばなんといっても桃やらブドウ等で知られるフルーツの里、そろそろ桃があちこちで見られるか、としばし桃菓子を眺めながら早くも「桃は何処で買おうか」なんて考えているのであった。
次に向かうは観光案内所、勿論スタンプを押すためである。館内どこも人・人・人ではあったが、ここ観光案内所は比較的静かなため、妙にほっとしながらスタンプに向かう。と、後ろにスタンプを待つ人がいるではないか。そうか、土日の場合はスタンプラリー参加者に遭遇する率もかなり高いというわけだ。"ほし"なりに手早くスタンプを押すと、ばたばたとその場を後にする。

建物の外に出ると、前回訪れた時にはその存在に気づかなかったのか、それとも新たに設置されたのかは定かではないのだが、敷地内の案内看板を発見。それによると、富士山博物館の横になにやら温泉施設があるではないか。「あれ、温泉施設といえば、道の駅の横にある富士眺望の湯ゆらりだけだったような気がするのだが」と言いながら指をさしたその先に書かれているのは「鳴沢いきやりの湯」、確かに温泉施設のようである。
「とりあえず行ってみようか」と富士山博物館の横に続く細い道をせっせと歩いていく。すると、まるで別の道の駅がそこにあるような、そんな雰囲気の建物が見えてきた。確かに入口の看板には「いきやりの湯」と書かれており、温泉施設であることは間違いなさそうだ。ところが、いざ建物の前まで歩いていって、ある事に気づいたのだ。そう、それは「村民専用の温泉」だったのである。

ということは、村民にならない限り、この施設には縁は無いのかと、すごすごと去るしかないのであった。鳴沢村の村民であれば大人300円で温泉が利用らしいので、利用資格がある人は一度訪れてみてはいかがだろう。

車に戻り、いざドアを開けると、中は熱気で満ち満ちている。「うわっ、すぐ車には乗りたくないぞ」まだ午前中だというのに、なんてザマだ。
 
 

▼次なる道の駅「かつやま」へのルート:
なるさわから国道139号/(県)714号/(県)710号 (距離:約6.5 km)


さて、次に向かうは道の駅「なるさわ」からほど近い位置にある道の駅「かつやま」だ。両駅間は6.5km程しか離れていないため、あっという間に到着するつもりでいるのだが、それだけでは味気ない。少々、周囲の風景に目を向けてみよう。

鳴沢村から勝山村へと向かう国道139号沿いには、様々な畑等があり、なかでもキャベツ畑は存在感たっぷりの畑だ。つい、頭の中に鳴沢村の「キャベツワイン」が印象に残っているせいか、キャベツ畑を目で追ってしまう"ほし"だが、畑いっぱいにキャベツたちがひしめき合っている姿は、なんともいえない美しさのようなものを感じる。

「道の駅なるさわでキャベツ等の野菜を買いたかったんだけどなぁ」と言いながらなぜか車室内を見渡す"ほし"、するとそれに気づいたか"こあ"氏が「車室内に野菜を置いておくと、温野菜になってしまうんじゃないか」、するどい、今、それを言おうとしたのだ。

そうして、ところどころに野菜畑が広がる国道139号から県道にそれると、あとは道の駅「かつやま」に向かって、少々狭めの道を走っていくだけである。
 

 
 
かつやま」またしても駐車場争奪戦第二弾かと思いきや第2駐車場もあったのだ (山梨県勝山村)
到着時刻:11:21 スタンプ設置場所:直売所前
県道710号に出るとやがて目の前に広がるは河口湖。この河口湖に面した絶好なロケーションに道の駅「かつやま」はあるのだ。割と観光色強い河口湖ではあるが、道の駅「かつやま」を見る限りは観光色豊かというよりは、こじんまりとしたマイペースな雰囲気漂う駅だったりする。

まぁ、敷地内にあるのが、ちょっとした休憩所と直売所といったシンプルなものだからこそ、そう感じるのかもしれない。それでも、この駅の駐車場はいつも満車に近い状態ばかりなのだ。
そして本日も例に漏れず、敷地内の駐車場は満車・・・と思いきや、丁度我々の目の前を一台の車が出ていくのを発見、前駅の「なるさわ」に引き続き、なんともいえぬ良いタイミングである。しかし、前回訪れた時には全く気づかなかったのか、いや、あまりの駐車場の混雑に見かねて新たに設置したかは定かではないのだが、道の駅から少し離れたところに第2駐車場があるではないか。これで少しは空車待ちに時間を費やさずに済みそうである。

さて、休憩所内をウロウロしながら"ほし"はある一点に目がとまる。なにやら道の駅「かつやま」ではオリジナルワインを販売し始めたらしいのだ。どうやら直売所で販売中らしく、それを知った"ほし"は一目散に直売所へ走る走る。
確かにそこにオリジナルワインが並んでいる。「おぉ、道の駅かつやまでもとうとう登場したか」と感慨深げにワインを手にとる"ほし"。横から「さすが山梨ならでは、だね。」と"こあ"氏が笑う。確かに、山梨県内の道の駅には多くのオリジナルワインが存在するのだ。また、この駅に寄ったら必ず買っている豆餅も健在である。

そういえば、昨年は駐車場に停まっている車の台数の割には敷地内を歩く客の数が少ない、と感じていたのだが、今年になって訪れてみると、敷地内を歩く客の数も随分見受けられる。我々がほっと安心することではないのかもしれないが、そんな風景を見ながら「良かった」とつぶやいたのは、"ほし"だけでなく"こあ"氏も同様であった。
 
 

▼次なる道の駅「甲斐大和」へのルート:
かつやまから(県)710号/(県)714号/(県)707号/国道139号/中央自動車道 河口湖IC-大月IC/国道20号 (距離:約45.5km)


さて、次に向かうは道の駅「甲斐大和」、しかし問題はどのようなルートで向かうべきか、である。一般道のみでいくならば、県道から国道137号に出て一宮町方面へと北上したうえで国道20号で向かうという手段も考えられるのだが、時間は短縮出来るところで短縮しておきたいところだ。というわけで、少々安直且つかなり遠回りではあるが、高速道路を利用して大月ICまで出て国道20号で向かうこととした。

道の駅「かつやま」から県道を経て国道139号に出ると、やはり交通量はグッと多い。さすが、幹線道路ならではである、と感心している場合ではない。さっさと河口湖ICから高速道路に入ろう。
 
▽ETCゲートに裏切られる 中央自動車道 河口湖ICにて

いざ河口湖IC入口までやってきた。やってきたは良いが、前方の料金所を見ると、もともとはETCレーンと思われる箇所が「一般」掲示、しかも赤信号、ということは通過不可状態ではないか。「な、なんてこった」とふてくされながら"こあ"氏がもう片方の一般レーン入口に入ったその時であった。

「あっ、隣のレーンがETC掲示に今、まさしく変わった」、既に進路変更不可状態にまで進んだその時に、それこそ絶妙なタイミングで、赤信号(通行不可レーン)からETCレーンと成り変わったのだ。結局、我々は泣く泣く通行券を取りながら本線へと進むしかなかったのである。

まぁ、こんなトラブルも旅ならではこそ、と思えば悔しさも半減するだろう。

 
▽山あいの道をひた走れ! 大月〜大和村

河口湖ICから中央自動車道を利用して大月ICまで走るのは、それこそ快調そのものであった。まぁ、河口湖から大月方面といえばいわば観光地から帰る方向であるため、さすがにまだ昼前後は交通量も少ないのは頷ける。

大月ICから国道20号に出れば、あとはひたすら勝沼方面へ走るのだ。この国道20号、普段は夜中に中央道の混雑から逃れるべく走ることが多いため、周囲の風景等を楽しむことは無いのだが、こうして昼間に走ってみると、普段気がつかない風景に出逢えることが出来るのが嬉しい。

特に大月から隣の大和村にかけて、国道20号は山あいの道を笹子川に沿って走るため、時折車窓から見える川の流れがキラキラと眩しい。

ふと横をみれば、笹子峠を示す看板が目に入る。笹子峠といえば、甲州街道の中でも最大の難所といわれるところらしく、それを好んで走る人も結構いるようだが、よくよく看板をみると「通行止め」と書かれている。それもかなり強烈に掲示されているため、よほどのことがあってのことかと看板を凝視すると、どうやら路肩崩落しているらしい。地図を見ただけでも道幅は狭く、また、険しいコーナー続きの道なのだろうと想像がつくのだが、笹子峠に行かれる人は現在の状況を確かめてから行かれた方が良さそうだ。

さて、いよいよ笹子トンネルを越えればそこは道の駅「甲斐大和」だ。
 

 
 
甲斐大和」うらじろまんじゅうが1個単位でも買えた!(山梨県大和村)
到着時刻:12:22 スタンプ設置場所:売店レジ横
道の駅「甲斐大和」の三角屋根が見えてきた。あの華やかな三角屋根がなんといってもこの駅の目印的な存在である。この駅も比較的混んでいることが多い駅のひとつではあるが、本日はどうやらまだ余裕があるようだ。ほっと胸をなで下ろし、すぐに車を駐車場に停めると、いそいそと建物に近づく。

甲州と東京を結ぶ幹線道路である国道20号沿いということもあってか、様々な車が行き交う中、トラック等も多く見受けられ、そのせいか駐車場には大型車が停まっている事も多い。しかも、入口付近に大型車用の駐車場があるため、入口でぼんやりと建物でも眺めていようものならば、かなり危険だ。

敷地内には売店、休憩所やレストランの他、軽食コーナーも充実していることから、これぞまさしく一般道路のサービスエリア、しかもこの駅のトイレも非常に清潔且つ広々としているのだ。国道20号を利用して自宅へ帰る場合等、この駅へ立ち寄る事も多かったりする。
早速我々が向かうは売店だ。特産のうらじろまんじゅうは今日も特等席に陳列されているが、やはり6個入りパッケージのものしか並んでいない。毎度気になるのにどうしても食べる機会が得られないうらじろまんじゅう、あぁ、いつ食べられるのだ、と名残惜しそうに別のコーナーへ。この駅の売店は、ワインコーナーも充実している、というのは過去2度のラリーにおいてもレポート済みだが、ついつい話題として語らずにはいられない。なんといっても隣町は勝沼町、勝沼といえばワインの郷としてあまりに有名すぎる。だからこそ、この売店でもワイン等が多数並んでいるのだ。

前回、ここの売店で買った大和葡萄酒(株)の「紅の露」、"こあ"氏はこの名前を忘れてはいなかった。普段はほとんど飲まない"こあ"氏が非常に気に入ったワインがこれ、「紅の露」なのだ。このワインは、「赤」なのだが、特有の渋み等がほとんどなく、実にまろやかな甘味が広がる、特に酒を好まない人が好みやすいワインだったりする。
そうして会計を済ませると、レジ横付近でスタンプを発見、しかもかなり派手な演出付きである。スタンプラリーのチラシを何枚もテーブルの周囲に貼り、遠くからでも「ここがスタンプ場所ですよ」とわかる演出なのかもしれない。

"ほし"がスタンプを押していると、その近くにいた実演販売の店員さんが"こあ"氏をつかまえて、なにやら熱く語っている。「ま、また捕まってるよ」と苦笑いしながら何のフォローをすることなく、"ほし"はそそくさと隣の軽食コーナーへ行ってしまった。
しばらくしてやっと戻ってきた"こあ"氏とともに、「今日はここで昼食です」とメニューを眺める。うどんや蕎麦、定食等のメニューが中心だが、その中に「道の駅定食」なる郷土食豊かな定食があるのを記憶していた"ほし"は、店員さんに「てんぷらそばと、道の駅定食をお願いします」と注文。

すると店員さん、しばらく考えて「道の駅定食は、もう終わりました」とそっけなく答える。「えっ?まだ昼過ぎだというのに?」と驚きを隠せない"ほし"、「それじゃぁいいです、てんぷらそばもキャンセルしてください」と慌てて注文をひっこめる。まだ12時40分程だというのに、もう完売してしまったのか、道の駅定食。

そんなショックから立ち直れそうもない"ほし"の視界に、あるひとつの物体が入ってきた。それは、なんと「うらじろまんじゅう」、それも1個単位で販売しているのである。「えっ、軽食コーナーには1個単位でうらじろまんじゅうが売られていたのか」と声を上げると、後ろから「良かったね、2つ買って帰ろうよ」と"こあ"氏が背中を押す。それにしても、軽食コーナーをまじまじと見なければ、今回も気がつかなかったかもしれない。いやはや、6個単位でしか買えないのか、なんてぼやいていた己が少々恥ずかしくなったのであった。

こうして食事のタイミングを逸してしまった我々は、次に食事が可能な駅を頭の中で巡らせながら車に戻っていく。
 
 

▼次なる道の駅「花かげの郷まきおか」へのルート:
甲斐大和から国道20号/国道411号/市道/(主)38号/国道140号 (距離:約20.0km)


さて、次に向かうは道の駅「花かげの郷まきおか」だ。勝沼各地にあるブドウ園を抜けて北上していくルートではあるが、ブドウ狩りの時期は避けたい道だったりも。なんといっても、ブドウ狩りに訪れる車・車・車で過去にとんでもない渋滞に巻き込まれた経験があるのだ。

道の駅「甲斐大和」を出た我々は国道20号から国道411号塩山方面へと走ると、周囲のブドウ園を眺めながらしばし北上だ。国道沿いには、数々のブドウ園があるが、この周辺の県道や町道ならば、更に広いブドウ畑を見ることが出来る。また、ワイナリーも多数存在するので、別途ワインの旅などをまたやってみたいものだ(駅巡りをする以前は、1,2度そんな旅をしたこともあるのだ)。

更に北上するにつれて、ブドウ園の風景から店や民家がたちならぶ風景へと変化し、「信玄のみち」(主要地方道38号)なる名称の細い道を走りながら国道140号に近づいていく。

国道140号は数台の車の往来はあるものの交通量は少な目で、特にストレスを感じることなく道の駅に到着できそうだ。

 
 
花かげの郷まきおか」念願の桃を買おう! (山梨県牧丘町)
到着時刻:13:23 スタンプ設置場所:情報コーナー横カウンター
国道140号のトンネルを越えると左手に屋根の一部らしきものがチラリと見えてきた。それこそが道の駅「花かげの郷まきおか」である。

付近の交通量が少ないせいだろうか、駐車場はそれほど混雑しておらず、すぐに車を停めることが出来、ほっと一安心。なんといっても本日廻っている駅はどこも混雑気味、しかもこの暑さで早くも疲労が全身に充満しているらしい。しかしながら、午前中はあれほど晴れていたというのに、ここにきて雲行きが怪しくなってきた。駅巡りも少しテンポを上げないと、雨に遭遇しそうである。

道の駅「花かげの郷まきおか」は、売店と軽食コーナー、そして直売所からなる、道の駅としてはこじんまりとした規模ではあるが、売店隣の直売所に並ぶ数々のフルーツたちには、毎度心そそられる。そういえば、昨年ここで桃を買うだ買わないだで大喧嘩をやらかし、その後しばらく車室内は暗雲がたちこめたことが頭に浮かんできた。あぁ、また今年も第二戦かと思いきや、"こあ"氏は「桃、買っていこうか」と言い出したのである。やはり一人旅でもない限り、己の意見を曲げなければならない時もある、ということを実践しているに違いない。
にんまりと頷いた"ほし"は、とりあえず先にスタンプを押しておこう、と売店の方へと足を運ぶ。と、スタンプは昨年と同様、情報コーナーに設置されたテーブルの上に設置されている。なにはともあれスタンプだ、とスタンプに飛びつくと手早く押し、折角だから売店内も散策だ。

道の駅「花かげの郷まきおか」に置かれているパンや饅頭が美味しいというのは、知ってる者も多いと思うが、いざ、饅頭コーナーに行ってみると「な、なにも残っていない・・・」、そう、見事に完売だったのである。というわけで、ここの饅頭が美味しいことだけ、強くここで言っておこう。
がっかりしながら外に出た我々ではあるが、ここで落ち込んでいる場合ではないだろう。楽しみにしていた「桃買い」が待っているのだ。そそくさと直売所に足を踏み入れると、ズラリと並んだ桃たちが視界に飛び込んできた。

「でも、どの桃が美味しいかなんて、見た目だけではなかなか判断つかないなぁ」と、そこで"こあ"氏は店員さんに「桃を買いたいのですけど、どれが美味しそうですかねぇ」と聞いてみた。きっと店員さんが「これぞ」といった桃を推薦してくれるに違いない、と思いこんでのことである。ところが年輩の店員さん、少々困った表情になりながらしばし考えたあげく、「まぁどれもお薦めなんですけどねぇ」とオドオドと答える。何かまずいことでも聞いたのだろうか、とこちらが心配になってしまうほどだ。結局あれこれ悩んだあげく、とある1箱を選び、無事に桃を買ったのであったが、出来ればこんな時に桃の選び方等を教えて貰えれば良かった、と思ったりも。

そうして念願の桃を手に車に戻る頃には、空は一層暗くなってきている。
 
 

▼次なる道の駅「みとみ」へのルート:
花かげの郷まきおかから国道140号 (距離:約14.1km)


どうして我々が道の駅「みとみ」に向かう時に限って、毎度、雨が降るのだろうか。初めて道の駅「みとみ」を訪れた時も、土砂降りであった。そしてその次の年も、そして更にその翌年も、曇りかと思いきや、きまって雨がポツポツと降り出すのだ。

よほど我々と道の駅「みとみ」の間には、雨にまつわる因縁があるに違いない。そんな事を考えながら、次に向かうは雨のジンクスにつきまとわれる道の駅「みとみ」である。「花かげの郷まきおか」から国道140号をただひたすら北上していけば良いだけの、いわばお手軽ルートであるが、空を見上げれば、チラチラと太陽も見えるのに、今にも雷でも鳴るのではなかろうか、といった雲まで登場している。

そんな雲の中に突き進む形になりながら、せっせと北上だ。しばらく続く山あいの道と、やがて左手に見えてくる広瀬ダムをみると、雁坂みちを走っている実感で満たされる。と同時に、もうすぐ道の駅「みとみ」に到着だ。と、ふとフロントウィンドウに小さな水滴が。あぁ、またしても雨である。

 
 
みとみ」ランチタイムの猪豚料理に少々困惑な我々 (山梨県三富村)
到着時刻:14:03 スタンプ設置場所:観光案内所カウンター上
道の駅「みとみ」に到着したは良いが、今回もジンクスを破ることは出来ないのか、雨が降ってきた。午前中の時点では、どう考えても雨が降るようには見えなかったはずだというのに、こうして雨という現実を突きつけられ、呆然とするしかない。

駐車場はといえば、やはり建物に近い側のスペースはほぼ満車ではあるが、少々離れた箇所ならば、まだまだ余裕がある。これはだいたい毎度なことなため、最初から意識的に離れた箇所に停めるようにしている。

道の駅「みとみ」も集客力が高い駅のひとつであり、休日ともなれば多くの客で賑わう駅だ。特に、埼玉県と山梨県を結ぶ雁坂トンネルの山梨側口にほど近いということもあってか、小休憩に立ち寄る人も少なくないのだろう。売店や食事処数カ所、ちょっとした休憩所といったシンプルな構成であるものの、建物自体の規模は割と大きめなので、全体的にゆったりとした気分が味わえるのも、この駅の嬉しいところだ。
まずはスタンプを押しに、毎度設置されているであろう場所である観光案内所のカウンターに一目散に向かうと、やはり例年通り、スタンプはカウンター上にちょこんと設置されていた。

せっせとスタンプを押せば、次に向かうは「とにかく食事だ」、そう、道の駅「甲斐大和」で食事のタイミングを逸した我々は、食事処第2候補としてこの地を選んだのである。
入口にあるメニューを眺めながら「何食べようか」としばし悩み、ふとあることを思い出す"ほし"。「そういえば、いのぶたラーメンは以前食べたけれど、写真を取り損ねたな」と、チラリと"こあ"氏の方をみる。「いのぶたラーメンってどんな味だったっけ」「そうねぇ、ただの醤油ラーメンって感じではあったかな」「仕方ないなぁ、それじゃぁそれを食べるよ」、さぁ、食べるよ、と言ったのは、"ほし"と"こあ"氏のどちらであろう。実は、"こあ"氏は「食べるよ」と言ったものの、それほど乗り気ではなかったのである。しかし、そんな優しさに甘え、"ほし"が選択したのは「いのぶた定食」(いのぶたの焼き肉定食)、これまたボリューム満点そうなメニューである。

そうして入口で食券を買おうとし、"ほし"が「いのぶたラーメンといのぶた定食をお願いします」と申し出ると、店員さん「いのぶた定食は25分くらいかかりますけど、それでもいいですか」と、妙にそれを頼んで欲しくないような素振りを見せる。しかし、ここでメニュー変更は面倒だ、と「いいですよ、それでお願いします」と押し切り、食券を買うと席につく。

ここの軽食堂は、窓が実に広くとってあり、そのせいか明るく、更に木の温もりも豊かで雰囲気の良い館内だ。初めて訪れた時にも思ったことだが、ちょっとしたカフェテリアといった印象を受ける。
さて、しばし待つことどのくらいだろうか、まず「***番でお待ちのいのぶたラーメンのお客さま」の声が聞こえてきた。やはり、ラーメンは早々と出来上がるのだ。"ほし"は「さ、のびないうちに早く食べないと」と"こあ"氏をせかし、遠慮がちに"こあ"氏が食べ始める。

ところが"こあ"氏「スープが塩っ辛いよ」とぽつりと一言。前回食べた時には、それほど塩辛さは感じなかったのだが、改めて「とことん味わってやる」という勢いで食べると、少々味覚も鋭くなるのだろうか。「いのぶたって、こんなに脂分のない、スカスカっとした感じだったっけ」、どうした"こあ"氏、今日はかなり手厳しいぞ、と"ほし"もラーメンを一口貰ってみる。「・・・」、前回は珍しさばかりが強く、それほど感じとれなかったことだが、今、口にしているいのぶたラーメンはお世辞にも美味しいとはいえない。いや、いのぶたチャーシューはもともと脂分が少なく、さっぱり目の食感だった記憶があるため、こんなものだろう、とは思っていたものの、これは幾らなんでも「さっぱり感」を越えて「スカスカ感」になってはいないか。どうしたのだ、みとみ。
注文してから30分程が経過し、ようやく「いのぶた定食」が出来上がったようだ。いのぶた定食は、いわゆる「いのぶた焼き肉」と半そば、ご飯、といったかなりボリュームがある定食である。ボリューム満点、匂いも美味そう、これはかなり期待の料理だ、とワクワクしてはいるものの、内心「どうしてこれが25分もかかるのだろう」と少々不思議に感じたり。

いざ一口パクッ「おや、こちらの猪豚は脂分もあるし、プリップリの歯ごたえでなかなか美味いよ」、味付けはまさしく焼き肉定食にありがちの醤油ベースの甘辛いタレがからめられているのだが、確かにこれは食が進む。といっても、半ソバにライス、そしてこの焼き肉の量は嬉しいぐらいに多い。

調理時間こそかかったものの、こちらはそこそこ満足でほっと一安心、しかし、"こあ"氏のほうは途中で食べるのを断念してしまい、少々気まずい食事時間となってしまったのであった。
さて、気を取り直して売店をブラブラと歩いてみよう。以前訪れた時に「三富の郷」なる和菓子を買った事を思いだし、今年もあるかと探してみたところ、何処にも見当たらない。少々金額は高いのだが、"美味しい"ということは己の舌で確認済みなため、現品があればまた買いたいと思っていたのだ。しかし、やはりそれらしきものは影も形もない。甘い菓子のことになると妙に積極的な"こあ"氏は、店員さんのところへ行き「三富の郷という菓子はありませんか」と聞いている。すると、「今はちょっと置いていないんですよ」と店員さんに言われたらしく、悔しそうにスゴスゴと"ほし"の横までやってきた。

その代わりに新たな三富の特産品、しかも特に"ほし"が好む商品を見つけた。それが赤ワイン「雁坂の夢」である。見本展示されていた商品の横には新聞記事が掲示されており、それによれば猪豚料理に合う程良い酸味が美味しいらしいとか。三富村が開発したものとなれば、これはかなり気になる商品ではないか。

更に、道の駅「みとみ」でも桃が山のように並んでいる。「これから本格的な桃シーズンだ」ということを実感させられながら、多くの客が桃を物色している姿を眺めていると、一時はやんでいた雨がまたポツポツと降り出してきた。

気がつけば既に15時を過ぎているではないか。そろそろ出発しなければ廻れるはずの駅まで時間切れになってしまいそうだ。
 
 

▼次なる道の駅「大滝温泉」へのルート:
みとみから国道140号 (距離:約27.4km)


さぁ、いよいよ山梨県に別れを告げ、次は埼玉県入りだ。その為には「雁坂トンネル」なる有料トンネルを通過しなければならない。しかし、通る度に思うことは、このトンネルのありがたさだ。少々料金は高いが、このトンネルを通らなければこの三富村から埼玉県に抜けることは出来ないのだ。

というわけで、次に向かうは国道140号沿いにある埼玉県の道の駅「大滝温泉」だ。
 
▽長い長い雁坂トンネルでいざ埼玉へ 国道140号

道の駅「みとみ」と雁坂トンネルまでの間の道は、山々と鉄橋の風景が非常に雄大であり、中には車の速度を落としてまでその風景を堪能しようとする者も出るくらいだ。そんな風景のなかを進むと、まもなく見えてくるのが、雁坂トンネルの料金所である。

まぁこんな話をしてはバス旅行の者に失礼かもしれないが、前方にバスがいる場合は、「あぁ、運が悪い」とつい呟いてしまう。というのも、長いトンネルの場合、すぐ前方にバスがいる場合は、バスの排気ガスの凄まじさに目も鼻も覆いたくなることが多いのだ。しかも、黒煙をまき散らすバスもまだまだ少なくない。「バスに乗って渋滞公害減らそうよ」という標語があったと記憶するが、黒煙いっぱいのバスの後部に貼っているその標語ステッカー、あれは単なる飾りか、と毎度怒りをあらわにするのは、他ならぬ"こあ"氏である。

そうして本日もまた、トンネル内では延々とバスの後方を走らねばならない羽目になってしまったのであった。といっても、本日前方を走るバスは速度こそのんびりではあるが、黒煙をまき散らすことはないようだ。ほっと一安心である。

 
▽大滝村を走る国道140号にループ橋あり

やがてトンネルを抜けるとしばらく山道が続き、そして見えてきたは巨大なループ橋だ。実は国道140号の中で最も楽しみな箇所がこのループ橋だったりする。まぁ、ループ橋といえば、ついつい伊豆のループ橋を連想していた己であったが、ここ数年こちらのループ橋の方が馴染みが深いせいか、ついつい子供のように大はしゃぎだ。

しかし、これほど巨大なループ橋ともなれば、完成まで実に大変だっただろうに、建設中の秘話等もたっぷりありそうだ。そんなことを考えながら巨大なループ橋を下っていく。

ループ橋を過ぎても国道140号の山道はまだまだ続き、どのくらい走っただろうか、ようやく右手に見えてきたは道の駅「大滝温泉」だ。
 

 
 
大滝温泉」温泉人気はゆるぎない! (埼玉県大滝村)
到着時刻:15:42 スタンプ設置場所:郷路館(食事処側)入り口付近
坂を降りていくと、ある程度の覚悟はしていたが、やはり駐車場は混んでいた。しかし、満車という程ではないためか、待つこともなく車を停め、急いで建物へと走る。

道の駅「大滝温泉」は温泉施設メインな道の駅なためか、駐車場に多数の車が停まっている割には敷地内を歩く客の数は多くない。温泉施設の他にも、歴史民俗資料館、売店や食事処等があるのだが、食事をするには少々中途半端な時間帯ということもあってか、実に静かである。

しかし、日帰り温泉施設の場合、だいたい21時前後までは営業している箇所が多いなか、ここ大滝温泉は17時まで、とかなり早めの閉館時間だ(一説には18時までという話もあるらしいが、それにしても少々早いような)。温泉施設といえば遅くまで営業していると考えるのは、少々偏っていたのかと反省。
実は、この場所へは今年(2002年)の5月に訪れたばかりなため、周囲を見渡せど、ほとんど変化はない。いや、確か5月に訪れた時には、ラリー時期に置いてあるはずの場所にスタンプが置いていなかったような気がする。

いや、記憶違いか、と首を傾げながら食事処がある郷路館に足を踏み入れる。と、入口の公衆電話横にさりげなく設置されたスタンプを発見。「あぁ、定位置にある」と言いながらスタンプを押すと、そのまま食事処横の売店へ。
売店内には秩父定番土産である「おなめ」、そして大滝名物のおやき風な「大滝平」等、既に我々にとってもなじみ深い商品が多数並ぶ。更に、「中津川いも」も定番中の定番だろう。しかし、折角の「大滝平」は持ち帰り用しか販売していないため、「その場で食べられるように、電子レンジ等、温められる装置でも置いたら、ちょっとした軽食代わりに良さそうなのに」と思ったりも。まぁ、素人の戯言に過ぎないが。

というわけで、今回はあまり長居せず、次なる駅に出発だ。次回訪問時には、敷地内にある歴史民俗資料館を訪れる予定だ。っていつのことだ?
 
 

▼次なる道の駅「荒川村」へのルート:
大滝温泉から国道140号 (距離:約12.5km)


さて、次に向かうは道の駅「荒川村」、このまま国道140号を東へ12km程走り、あとは道路沿いに掲示される駅の案内板に従って走れば到着である。

交通量もさほど多くないのが幸いしてか、あれよあれよという間に荒川村に入ると、巨大な看板が見えてきた。そう、その巨大な看板こそが道の駅を導く矢印看板なのである。おまけに今更ながら気づいたのだが、その看板と共に設置されている信号(交差点)の名称は「道の駅荒川村入口」だったりする。ここまでアピールされたら、間違いようもないか。
 

 
 
荒川村」ビジターセンターで童心にかえって遊ぶのだ (埼玉県荒川村)
到着時刻:16:17 スタンプ設置場所:売店入口付近
そうして細い道へと入り、更に看板に従えば踏切を渡り、道の駅「荒川村」に到着だ。道の駅「荒川村」の場合、国道140号に面していないため、ちょっとブラリと立ち寄る場所ではなさそうだが、今日訪れてみると予想以上に車が停まっているではないか。

道の駅「荒川村」は何時見ても、ついつい鉄道の駅のように見えてしまう。というのもすぐ横に線路があるからかもしれない。こじんまりとした駅舎の中に入っていくと、売店ではなく、キップ売り場や待合所があるように感じられてならない。いやはや、先入観とは怖いものだが、いざ駅舎に入れば中にあるのは、農産物や特産品、秩父周辺の土産等が並ぶ売店だ。
訪れる人も、観光客ばかりでなく、地元の常連客らしき年輩の人が目立っている。

我々は入口付近に設置されているスタンプを押しながら、売店内を見回していると、店員さんと常連のおばあちゃんが楽しく世間話をしている姿が視界に入り、なんとものどかな気分になったりも。
この駅には食事処が無いのだが、敷地の向かいにはそば処があり、更にはブドウ園も経営しているらしく、店の入口や横にはブドウのツルが元気良く成長している。どうやらブドウ狩りも出来るらしい。

といっても、既に本日の営業は終わっていた。荒川村は「そばの里」としても有名なため、一度は荒川村のそばを食べてみたいものだが、どうも縁がないのか、単にルート設定が悪いのか(いや、どう考えても後者だろう)。
道の駅隣には、あらかわビジターセンターがあり、荒川村の自然に触れ合いながら自然学習する場所、入館料も無料なので気軽に入れるのだ。

2年ぶりビジターセンターの中を覗いてみよう、と早速館内へ。荒川の歴史や荒川村の動植物等について様々な展示がある他、フロアの床には、川に見立ててビニールシートを設置し、川で泳ぐ魚等を紹介している。
木に触れたり、オナモミダーツ(幼い頃、そういえばオナモミの実のトゲトゲが洋服等にくっつくのが面白くて、ダーツっぽい遊びをした記憶がある)コーナー等、ついつい童心に返って遊ぶのも楽しい。

そうしているうちに、時間はまたたく間に経っていき、「もう、両神温泉薬師の湯に向かうのは諦めた方が良いね」という結論に達する。スタンプが設置されている温泉施設自体は20時まで営業しているため、スタンプは押せるだろうと分かってはいたのだが、その近隣にある「龍勢会館」(17時閉館)はどう考えても間に合うはずがない。ということは、また後日改めて訪れた方が落ち着いてゆっくり散策もできるだろう。
 
 

▼次なる道の駅「ちちぶ」へのルート:
荒川村から国道140号 (距離:約9.8km)


ところが車に戻り、いざ走り出して数分後、"こあ"氏が変調を訴え始めた。やはり今日の暑さにも耐えられなかったのか、と困り果てた"ほし"は、「次の道の駅ちちぶまでは10km以内だから、そこに着いたら少し仮眠をとったら」と提案。"こあ"氏もそれに同意し、次なる道の駅「ちちぶ」に向かうべく、国道140号を走り続ける。

しかし、この周辺を夕刻に走ったことがある人ならば分かるだろうが、夕刻の国道140号花園方面は、どうしても観光地からの帰宅渋滞で交通集中が起きやすい。秩父市に近づけば近づくほど、車の量は増えていき、秩父市街地に入れば一層車の動きが悪くなっていった。

幸い、道の駅「ちちぶ」は市街地にあるため、本格的な渋滞が発生したと同時に、まるで道の駅へ逃げ込むような形で到着。

 
 
ちちぶ」次回はまた秩父ディナーをしたいものだ (埼玉県秩父市)
到着時刻:17:14 スタンプ設置場所:売店と休憩スペースの間付近
道の駅「ちちぶ」は売店やレストラン、そば処や軽食カウンター等、ちょっと立ち寄り型としては十分な構成の駅であり、我々としても好きな駅のひとつである。

そんな駅ではあるが、"こあ"氏はすっかり疲れ果てており、車から出てくることすら出来ない。「スタンプを押してくるから、車の中でしばらく寝ていてね」と"こあ"氏を車に残し、"ほし"のみが道の駅「ちちぶ」の建物内へと走っていく。といって、スタンプだけを押してすぐ車に戻れば、逆に"こあ"氏をすぐ起こしてしまうことになる、それならば少しゆっくり寝かせておいてあげようと考え、しばらく売店内をウロウロ。
道の駅「ちちぶ」の売店は実にバラエティに富んでおり、まさしく秩父土産が勢揃いといったところだ。これをみるのが楽しくて、ついつい道の駅「ちちぶ」に立ち寄りたくなってしまうのだが、それとともに、ここはレストランも心惹かれるメニューがいっぱいである。

「あぁ、元気だったら今日はここでディナー、なんて考えていたのにな」と思うと少々悔しい。しかし、まぁ二度と来られないという訳ではないのだ。次回の楽しみにとっておこうと思いながら、しばしレストランの前のメニューや見本品をぼんやりと眺める。

「アルペンカレーは前回食べたから、今度は秩父市のスパゲッティっていうのも良いな。いや、秩父市のピザというのもなかなかユニークだぞ。あれ、いつの間にか和食まであるな。秩父夜祭り御膳?これも食べたい。」、あぁ、考えていると今度は虚しくなってきた。
しょんぼりとしながら館外に出ようとしたところで、かんじんのスタンプをすっかり忘れていたことに気づき、慌てて引き返す。ラリーシーズン以外は、案内所のカウンターにスタンプが置いてあったはずなのだが、ラリーシーズンゆえ、目につきやすい通路沿いに設置されているらしい。「今日最後のスタンプになってしまったな」とこれまた寂しくポツンとスタンプを押すと、再び館外に出る。

そっと車に戻ると、途端に"こあ"氏がパチリと目を覚ます。どうやら体力のほうも少々復帰したらしい。それでもまだ本調子には戻っていない様子、そんな"こあ"氏をみて、さすがの"ほし"も、この後に道の駅「はなぞの」に寄りたいだなんて我が儘は言えず、ここはグッと我慢するしかない。いやはや、なんにしても健康第一、これに尽きるのだ(毎回、同じ事を言っているような気がするが)。
 
 

というわけで、本日の駅巡りはこれにて終了となった訳である。この後、我々だけではとても食べきることは出来ないであろう「まきおか」で買った桃の詰め合わせを持って、埼玉県内の実家に立ち寄ることにする。県内、しかも国道140号花園方向に走りながら実家に向かうため、必然的に道の駅「はなぞの」の横を通過することになるのだが、泣く泣く素通り。折角道の駅があるというのに、立ち寄ることなく素通りするこの寂しさ、分かって貰える人もきっといるだろう。

その後、実家で夕飯を御馳走になり、食べ終える頃には"こあ"氏もすっかり元気を取り戻していた。やはり、我々にとって夏の間はラリーの休止期間なのだろうか、と頭を悩ませる"ほし"であったが、ここのところの異常気象で暑さは更にパワーアップしているようである。この分では数年後、日中は平気で外気温40度を超える日々が続くのではないかと本気で心配してしまう程だ。

結局、埼玉の実家を22時過ぎに出ると、ひたすら一般道でせっせと東京西部に戻り、無事23時過ぎには自宅にたどり着いたのだが、今日の旅はどうも疲れたようなそうでないような、中途半端な1日であった。「真夏なラリーは少々控えるべきか」、毎度そう思うのだが、ついつい日曜日が近くなると計画をたてずにはいられない悪い習性、あぁ、旅中毒だ。

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最終更新日:2002年10月25日