北陸道の駅スタンプラリーダイアリー
駅巡りもしばしお預け?能登・金沢・白川郷 ひたすら観光な旅
新潟/富山/石川編

2002年10月14〜16日
1日目:2002年10月14日

まさしくタイトルのとおり、今回の2泊3日の旅は北陸道の駅スタンプラリーの追い込み時期だというのに、何故か駅巡りはお預け状態、観光中心な旅である。というのも、今回は実家の母に遅ればせながら誕生日のプレゼントということで、日頃の労をねぎらう旅なのだ。さすがに道の駅中心という訳にはいかないだろう。

常日頃からアクティブに行動する母は、旅行自体も数多く行っているようだが、「そういえば能登金剛って行ったことが無いわねぇ」とぽつりと一言呟いたため、必然的に能登半島を中心に廻ることに決定だ。"ほし"が内心「これは道の駅も数カ所立ち寄れるに違いない」と思ったのは言うまでもない。

さて、今回のコースだが、さすがに年老いた両親を乗せての車旅となると、目的地めざして一気に爆走という訳にもいかない。となれば、とりあえず1日目は移動日と割り切って、能登半島の和倉温泉あたりでゆっくりと温泉三昧といこうではないか。2日目は、お目当ての「能登金剛」を堪能しながら金沢へ、更に3日目は岐阜へと南下し、白川郷の合掌造り集落を見てから帰途につくという、おおまかなプランだけを組んでみた。宿泊地さえ確保していれば、あとはなんとかなるだろう、結局毎度の行き当たりばったり的な要素を含んだ旅になりそうだ。

ちなみに、今回は何カ所か道の駅に立ち寄っているのだが、いずれも「小休憩」にとどまっているものばかりなため、道の駅中心な旅をお望みの皆さんにはかなり物足りない紀行になっていることを、あらかじめ言っておこう。なんといっても、旅をしている本人(特に"ほし")が、それを最も強く感じているのだから(旅の1日目こそ、数カ所の駅に立ち寄ったものの、2,3日めはなんと各日1箇所ずつしか立ち寄っていなかったりする、我々としてはあまりに珍しい旅のパターンだ)。


【埼玉中部出発時刻】05:30 【宿到着時刻】16:44
 色は新潟県の道の駅 色は富山県の道の駅 色は石川県の道の駅
赤文字は道の駅以外の場所
  関越道 東松山IC(藤岡JCT)-
上信越道(上越JCT)-北陸道 能生IC/
(県)246号/国道8号
能生
09:20
国道8号 親不知ピアパーク
10:27
国道8号 日本の道100選
天険親不知線

10:52
国道8号 越後市振の関
11:17
国道8号/北陸道 朝日IC-小杉IC/
国道472号/(主)58号/国道156号/
国道160号/市道
氷見
13:00
市道/国道160号 いおり
14:50
国道160号/国道249号/(主)47号 能登島
15:51

▼道の駅「能生」へのルート:
埼玉実家から関越道 東松山IC(藤岡JCT)-上信越道(上越JCT)-北陸道 能生IC/(県)246号/国道8号 (距離:約289.4km)


おっと、冒頭で物足りない旅だなんていっておきながら、一番最初に立ち寄る場所は、道の駅「能生」だったりするから、ちゃっかりしたものである。前日に埼玉の実家に泊まっていた我々は、両親を車に乗せ、朝5時半に出発だ。我々と違い、両親は早起きに慣れているためか、「当日は4時過ぎに起きるよ」と言っても特に苦痛は無いようだが、なにぶん朝が弱い我々にとっては、旅でもない限りは朝4時過ぎに起きるなんてことはないだろう(いや、4時過ぎに寝ることはあっても)。

少々眠い目をこすりながら、実家から比較的近い位置にある関越道 東松山ICの料金所を通過すると、さぁ、北陸に向けてひたすら走るだけだ。普段は、練馬ICから関越道を北上するせいか、新座料金所やら川越あたりでどうしても渋滞に巻き込まれることが多い。しかし、今日は埼玉中部に位置する東松山ICから北に向かう分、時間的にも車の量にしても余裕に違いない。と思ったら、もう一箇所の混雑ポイントは通過せざるを得ない。そう、花園IC付近である。

花園ICといえば、ここから国道140号を走りながら秩父方面へ向かう車が多いのだ。結局、我々も早朝渋滞に耐えながら、まもなく群馬県へ突入。藤岡JCTから上信越道へと入れば車の量もグッと減っている。これ以降、上越JCTを経て北陸道 能生ICに至るまで、渋滞に巻き込まれることなく、それこそ順調すぎるほど順調であり、逆に「何かハプニングでも無いかな」と思ったりも。ふと後部座席をみれば、両親は気持ち良さそうにコックリコックリ。まぁ、特に変化もない道が続く高速道路と適度に暖かい車室内のせいで眠くなるのは仕方がないだろう。

能生ICから一般道に出ると、「あぁ、この道も何度と無く通ったっけ」と思い出しながら、どことなく漁港を感じさせる風景を眺める。やがて左手に広がる日本海の風を堪能しながら国道8号を走れば、前方に見えてくるは道の駅「能生」だ。
 

 
 
能生」ベニズワイガニの試食についついニンマリ (新潟県能生町)
到着時刻:09:20 スタンプ設置場所:観光案内カウンター上
この道の駅を訪れるのも3度目だ。特にカニ好きな"こあ"氏は、この駅へ訪れたら必ずカニの試食をせずにはいられないらしい。新潟の道の駅のなかでは、お気に入りな駅のひとつだったりする。

道の駅「能生」は、売店やレストランの他に目玉的存在といったらなんといってもカニ屋横丁。カニを中心とした魚介類の販売は、朝早くから活気に満ちているのだ。車を降りて、"ほし"が慌てて観光案内所へ走り、スタンプを押している間に、やはり"こあ"氏はカニ屋横丁に並ぶ各店舗のおばちゃんたちに捕まっては、カニを食べさせて貰っていたようだ。
しかも、"こあ"氏は両親や"ほし"の分までカニの試食を貰ってきて、「はい、どうぞ」と差し出したり。すると、母は一言「あら、こっちの方が美味しいわね。」・・・って、知らぬ間にどうやら両親もカニの試食をしていたらしい。

この駅へは2002年の3月にも訪れたばかりゆえ、特に新たな発見はなかったのだが、カニ屋横丁の人の話によると、各店舗の位置はある一定期間毎にローテーションするのだとか。なかなかユニークである。また、1,2月がカニ禁漁なことや日本海大漁浜汁まつりの事など、それはもうあれこれ教えてもらったのか、"こあ"氏は自慢げに語る。更に、また今回もしっかりと名刺を貰ったのか「なかなか長旅だと持ち帰るのも難しいからね。地方配送もできるって」とニッコリしながら"ほし"に手渡す。

こうして、今回はカニ屋横丁を堪能した「能生」散策であった(いや、これは毎回の話だが)。
 
 

▼次なる道の駅「親不知ピアパーク」へのルート:
能生から国道8号 (距離:約33.1km)


さて、次に向かうは青海町の道の駅「親不知ピアパーク」。国道8号を日本海に沿って富山県方面へと走るだけなのだが、「能生」にしても「親不知ピアパーク」にしても高速道路のIC付近に位置するため、ついつい高速道路の誘惑に負けそうになる。事実、これが本来の道の駅巡りであれば少しでも時間短縮を願い、高速道路に頼ってしまうのだが、今日はそれほど時間に追われた旅でもあるまい。

「このまま国道8号を走り、日本海を満喫しようではないか」、そうして「能生」を出発した我々は、穏やかな日本海を眺めつつ国道8号を西へ西へ。ところが、予想以上に車の流れは悪く、しかも糸魚川市にさしかかると更に混雑度は増してくる一方だ。一般道を利用したのは失敗だったか、としばし前方を心配そうに眺めるばかりだが、青海町に入ってようやく流れ出してほっと一息。

実は、能生から親不知まで高速道路を利用すれば、ほとんどトンネルばかりの道が続くのだが、国道8号はトンネルというよりはシェッドが多い。特に国道8号青海町付近は断崖絶壁の上を走っているため、難所といわれる親不知を実感できる。間違ってもここで事故には遭遇したくない、そんな思いを抱きながら数々のコーナーを通過していくと、ひょっこりと高速道路が見えてきた。そう、親不知ICがすぐそこである。

そして、それと同時に見えてきたのは道の駅「親不知ピアパーク」だ。
 

 
 
親不知ピアパーク」鮮魚求めて今日も朝から大混雑だ!(新潟県青海町)
到着時刻:10:27 スタンプ設置場所:レストピア入口
道の駅「親不知ピアパーク」は「能生」と同様、人気が高い道の駅のひとつ。やはり、新鮮魚介類を買い求める人がそれだけ多いということか。親不知の海岸沿いに位置するこの駅は、鮮魚が豊富のおさかなセンターや売店、レストラン等がたち並び、また、海辺へ降りることも出来るのだ。

やはり本日も駐車場はほぼ満車状態、タイミングこそ良かったため、すぐに駐車できたのだが、後から後から車がやってくる。いざ車を降りた我々は、まず目の前に広がる海を望む。ここがあの親不知・子不知海岸か、としみじみと眺めていたその時、父はとんでもない一言をぽつり。そう、その一言とは、「なんだ、景観的にはいまひとつだな」。
割とはっきりと思ったことを口にする性格の"ほし"だが、多くの観光客がいる前で何の躊躇もなく言ってのける父には、さすがの"ほし"もビックリ。まぁ、この広場からみる親不知は、穏やかな海辺の風景が広がっており、「これぞ親不知」といった険しさは感じられないことは確かである。勿論、これが冬の荒々しい海の時期に来ていればまた印象は違っていたのかもしれない。

とりあえず、シンボル的な存在であるウミガメの像「ミリオン」の前で記念写真を撮ると、皆が売店等を見ている間に"ほし"はまたしても慌ててスタンプを押しに走る。
前回訪れた時には、「おさかなセンター」にいた元気な店員さんとカニ話で盛り上がったのだが、今回覗いてみるとその店員さんは見当たらない。といっても、前回と変わらず新鮮魚がズラリと並んでおり、そこで、ふっと重要なことに気がついた。

そう、それは「鮮魚センターに立ち寄るならば、旅の最終日の方が良かったのではないの?」、さすが鋭いところをつく"こあ"氏だ。まだ旅は始まったばかりなのだから、新鮮魚を買う訳にはいかないのだ。
 
 

▼次なる場所「日本の道100選 天険親不知線」へのルート:
親不知ピアパークから国道8号 (距離:約3.0km)

さて、今日はあくまでも「移動日」と称してはいるのだが、やはり1,2箇所くらいは見どころを押さえておきたい。こんなとき、いつも道の駅中心な旅をしている我々としては、とことん情報量が少ないのが悔やまれる。ところが、いざ「親不知ピアパーク」を出発してまもなく国道8号上に「日本の道100選」なる看板が目に飛び込んできた。

「この近くに日本の道100選に選ばれた道があるらしいよ。行ってみようか」、まさしく行き当たりばったりではあるが、急遽立ち寄ってみることにした。

それは、国道8号を更に富山方面へと3kmほど走ったところにある。それこそ、通り過ぎないように目を凝らしながらの走行だ。と、その時、右手にホテルらしきものと一緒に小さな駐車場を発見。「もしかして、あれだ!」

 

▼「日本の道100選 町道天険親不知線」これぞ絶景 親不知 (新潟県青梅町)
到着時刻:10:52

そこは小さめな駐車場ではあるが、屋外トイレも設置されており、ちょっとした休憩も可能だ。更に、駐車場に面して親不知観光ホテル、そしてレストランも並んでいる。ホテルはかなり規模が小さく、また年代を感じさせたりも。そして、日本の道100選に選ばれたのは、この駐車場から続く細い小道「町道天険親不知線」。

早速、車を停めてその小道を歩いてみるとまもなく四阿があり、その前には「日本の道100選」を示す案内板が設置されている。その看板をみれば、確かにこの道が日本の道100選に選ばれたことが記載されている。

 
そして、その四阿の横に人影を発見。その正体は、日本近代登山の父と呼ばれているウォルター・ウェストン氏の銅像だ。

彼は明治27年にこの地を訪れており、それを記念して建てられた像である。
 
それにしても、この小道からみる親不知はまさしく絶景である。昔から親不知を題材に唄った詩は幾つもあるというが、確かにこのような息を飲むような風景をみれば、詩にその情景をえがきたくなる気持ちは分かる。そんなことを考えながら、しばらく親不知を眺める。

ここは我々的にも、そして両親も納得の風景を堪能できる、そんな場所であった。
 

▼次なる道の駅「越後市振の関」へのルート:
天険親不知から国道8号 (距離:約5.0km)

さぁ、そろそろ出発だと車に乗り込み、再び国道8号を富山方面へと走り出す。親不知ICの横を通過すると、ここからはしばし山あいの道が続くのだが、このまま走ればほどなく新潟県と富山県の境付近にさしかかる。ということは、道の駅「越後市振の関」の横を通過するはずである。

しかし、車の乗り降りがこれほど頻繁に続くと、逆に疲れも増すのではないか、と両親の顔をチラリと見ながら不安になってきた。このあたりで、"ほし"は今回の旅で道の駅のスタンプを押すことを諦めざるを得ない、と考え始めていた。そんなことをあれこれ頭の中で巡らせていると、いつのまにか前方に道の駅が見えてきた。

 

 
 
越後市振の関」今回は小休憩のみで申し訳ない!(新潟県青梅町)
到着時刻:11:17 スタンプ設置場所:食堂のカウンター上
幸い、母がトイレに行きたいと言いだし、その言葉に救われるように道の駅「越後市振の関」に入る。この道の駅はまさしく小休憩型道の駅であり、コンビニタイプの売店と小さな食堂、休憩所とトイレ等からなる、実にオーソドックスなタイプだが、休憩所の上階に親不知に関する展示コーナーがあるあたりが、ポイントだったりも。

また、この駅には特にトラックの駐車率が高いことも特長のひとつだ。前回訪れた時も、そして今回もやはりトラックがズラリと並んでいた。確かに駐車場自体、トラックが停めやすいレイアウトになっている。
"ほし"はパタパタと「市振の関」(売店&食堂)へ向かい、前回の記憶をもとに食堂へ駆け込む。やはり、スタンプはカウンターの片隅にポツンと置かれていた。

しかし食事をせずにただスタンプを押しに食堂へ入るのは、どうも気が引けてならないのだが、ここでスタンプを押した皆さんはいかがだろう。
スタンプを押し終えた"ほし"は、食事中の皆さんの邪魔にならぬよう、そそくさと退散。"ほし"が抱いていた「町の定食堂」という印象は変わらずそのままだったが、庶民的な定食メニューが豊富にそろっているのは確かだ。

おっと、車には「早く戻ってこい」といわんばかりに皆が待っている。慌てて車に走り戻る"ほし"であった。
 
 

▼次なる道の駅「氷見」へのルート:
越後市振の関から国道8号/北陸道 朝日IC-小杉IC/国道472号/(主)58号/国道156号/国道160号/市道 (距離:約95.2km)

さて、ここからは少々長旅となる。というのも、次に目指すはいきなり石川県と富山県の境に位置する氷見市の道の駅「氷見」。本日の昼食はここでとろう、と前々から考えていたのだ。氷見といえば、勿論お目当ては新鮮海鮮料理。実は、以前訪れた時には、「貸切」により食事処に入ることすら出来なかったため、再挑戦といったところだ。

というわけで、「越後市振の関」を出た我々は、まず最寄りのICを探す。ここからは少々時間短縮のため、高速道路を利用したい。幸い、10km程富山方面へ走ったところに、朝日ICがあるので、北陸道にて小杉ICまで向かおう。いざ、北陸道に入ってみると交通量もほとんどなく、嬉しいほどに快適だったのだが、世の中そんなに甘くはなかった。

小杉ICから国道472号新湊方面に出た途端、それまでの快適さから一転、思わず逆戻りしたくなる程の渋滞ではないか。それまでが良かっただけにそのギャップは更に大きく感じるから始末が悪い。このまま国道472号を走っていても埒があかない、と判断したのは"ほし"よりもカーナビであった。コースを変更するべく、横道へそれるよう指示してきた。

これはとにかく指示どおりに行くしかないだろう、と国道472号から抜け出すと、そこは主要地方道58号、高岡市方面であった。確かに、この地方道(写真)の方が車の量はありながらも流れはスムーズである。結局そのまま高岡市の市街地(まさしく市の中心地ゆえ、出来れば避けて通りたかったところだ)を抜けて国道156号、更に国道160号に出てきた。

この国道160号に出れば、車の量こそ多めではあるが、とりあえず片道2車線の快適道である。ここまで来れば、既に走った記憶がある道なため、安堵感からか、ふっと気が抜けたりも。こうして、国道160号から市道を経て、いよいよ見えてきたは道の駅「氷見」だ。

 

 
 
氷見」さぁ!海鮮料理を満喫だ (富山県氷見市)
到着時刻:13:00 スタンプ設置場所:海鮮館観光案内カウンター付近
前回、雪にも関わらず多くの客でごったがえす道の駅「氷見」を見て、ある種の感動すら覚えたのだが、秋の香りがする10月はそこそこの天候ではあるものの、予想に反して落ち着いている。いや、それでもごく標準的な道の駅の集客力以上は保っているから、やはり根強い人気であることは確かだ。

我々は、敷地内の駐車場ではなく、敷地の向かい側にある、少し離れた駐車場に車を停めると、信号を渡って建物へ。道の駅「氷見」のメイン施設は「海鮮館」と称する氷見フィッシャーマンズワーフである。漁港の近くには、この手の施設が見られるのをご存じの方も多いとは思うが、新鮮魚を安価で入手したいならば、覗かずにはいられないだろう。
旅の初日に廻ってしまったことをまたもや後悔しながらも、「今日は新鮮魚を買うのではなく、食べるのだ」と苦しまぎれの言い訳をする"ほし"。早速、海鮮料理が堪能できるレストラン「さかな工房 鮮」へ向かうと、店内に入る前で思わず足を停める。そう、店内は大混雑、しかも空席を待っている人もこれまたズラリと並んでいるのだ。「はやくも海鮮料理堪能の夢は破れたり・・・か」、いや、こんなことで断念してなるものか、と結局我々も空席待ちをすることに。

だいたいここで諦めたら、次は何時ここへ来られるか分からないのだ。といっても、空席待ちな人々は徐々に席に案内され、ほどなく我々も無事に店内へと進むことが出来たのであった。どうやら、席自体は空いているものの、片づけが追いついていないらしく、店員さんが必死に走り回っている。
さぁ、何を食べよう。メニューを開くと、海の幸中心の定食が目立つ。刺身盛り合わせあたりも魅力的だが、ここは皆、それぞれ定食を食べようということとなり、数ある料理のなかから「氷見港定食」「城山定食」「海賊丼」「刺身丼」を選択。定食は、お造りに焼き魚かまたは煮魚の組み合わせで、定食の名称が異なっている。そして、海賊丼はウニやイクラ等の海の幸を丼に、そして刺身丼はなんと丼と海の幸たちが分かれている。小鉢や汁物はどの料理にもついているのだが、みそ仕立ての汁物には白身の魚が入っており、これがまたホッと心を暖かくさせる。刺身たちはそれぞれ身がキュッっと引き締まっていながら、プリプリッとした歯ごたえが気持ち良い。
▲氷見港定食 ▲城山定食
▲海賊丼 ▲刺身丼

こうして満足の食事を終える頃には、周囲の混雑も一段落してきたようだ。昼時から1時間遅らせて入った我々ではあったが、それでも空席待ちが多数発生する程の混雑だったということは、昼の12時前後は一体どの程度の混雑だったのだろうか、あまり想像したくない風景である。

レストランを出た我々は、しばし売店内をさまよいながら、海産物や氷見の加工特産物等をあれこれ物色。歩けば歩くほど、どうして最終日に立ち寄れるようなコース取りが出来なかったのか、と悔やまれてならない。そうして、母がなにやら土産物を前に悩んでいる隙に、そそくさとスタンプを押しに行く"ほし"。

再び"ほし"が売店に戻ってくると、母はようやく「これ」といった土産物を見つけたのか、レジで支払をしているところであった。
 
 

▼次なる道の駅「いおり」へのルート:
氷見から市道/国道160号 (距離:約23.2km)

館外に出て駐車場に戻ると、どうしても敷地横にそびえ立つ橋の存在が気になってしかたがない"ほし"、「あの橋を通っても、国道160号に出られるかな」とぼそっと呟く。どうやら、その言葉を予知していたのか、"こあ"氏は「そういうと思ったよ、地図をみる限りは、国道160号に復帰できるみたいだよ」と間髪入れずに言う。

あの橋、というのは道の駅「氷見」に隣接している「比美乃江大橋」なる斜張橋だ。夜間はライトアップもするらしいが、残念ながら今はまだ日中、さすがに夜になるまで待ってはいられない。というわけで、今回は走るだけである。

 
▼思いがけず「阿尾城跡」の横を通る

更にそのまま走ると、今度は右手前方に白い岩肌が見えてきた。「あれは何だ?」と思わず目を奪われずにはいられない風景に、"ほし"は声をあげる。しかも、城らしきものもあるではないか。そう、それこそが菊地武勝の居城と伝えられている「阿尾城跡」なのだ。

いやはや、「比美乃江大橋を通ろう」なんて言わなければこの道は通らなかったかもしれないと思うと、これは嬉しい誤算である。阿尾城の正確な築城時期は不明とされているが、16世紀辺りとも言われている。遠くからその姿を見ると、それはまるで海の上に建てられたような城であり、実に珍しい形態のものである。

なんとも得した気分になりながら、その横を通過していくと、まもなく国道160号に復帰。さぁ、あとは北上しながら石川県へ向かおう。前回この道を走った時は天気が良ければ実に爽快、なんて言葉を呟いた記憶もあったりも。今日は嬉しいことに天候も良く、右手に富山湾、そして左手にはどことなく懐かしさを感じさせる家並み、その間をさっそうと走るのは、実に気持ち良い。

石川県七尾市にさしかかっても、周囲の風景はそのまま変わることなく海の香りを楽しみながら走っていると、やがて左手に道の駅「いおり」が見えてきた。
 

 
 
いおり」今回は小休憩のみで申し訳ない!(石川県七尾市)
到着時刻:14:50 スタンプ設置場所:サービスステーション内レストラン入口付近
さて、ここらで小休憩をしておこう。そう、当初の予定ではここを最後の休憩ポイントとし、次は宿へ直接向かうつもりであった。ところが、実に順調にここまでやって来てしまった。しかも、まだ15時前である。「うーむ、これからすぐ宿(和倉温泉)に入るのも、どうも勿体ないような気がする」と頭を悩ませながら、カーナビの地図を意味もなくスクロールさせてみる。

そこで、時間に余裕があるならば、能登島辺りまで行ってみるのも悪くないのではないか、と"ほし"は考えた。すると、"こあ"氏が「でも、能登島まで行くと、今度は宿に入る時間が遅くなるのではないかな」とあくまでも慎重派だ。
「いおり」に着いたは良いが、駅の散策をするでもなく、すっかり今後の予定を話し合う場となってしまったのである。まぁ、これも一種の道の駅の利用法ということで許してもらおう。というわけで、両親は小休憩に、"こあ"氏は次なる場所をカーナビに入力、"ほし"は相変わらずスタンプを押しに、となにやら慌ただしい。

今日の道の駅「いおり」は、かなり混雑気味だ。敷地内には直売所、そしてサービスステーション内にレストランや観光案内、トイレ、更に山側へと進めばオートキャンプ場やケビンが建ち並ぶ多目的広場がある。今日は天候も良かったため、ドライブを楽しむ客も多かったのだろう。我々同様、ちょっとした小休憩に立ち寄る人も多いようだ。

今回は小休憩のみの利用となってしまい、少々後ろ髪を引かれる思いのまま「いおり」を後にすることとなってしまったが、ここのケビンは凝った造りだということなので、今度こそは多目的広場あたりも覗かせてもらうこととしよう。
 
 

▼次なる場所「能登島」へのルート:
国道160号/国道249号/(主)47号 (距離:約25km)

というわけで、結局「能登島」へ行ってみることにした我々は、国道160号を引き続き北上、そして一旦海岸線から離れて山道へと入り込む。この山道を越えれば七尾の市街地にさしかかるのだ。そうして国道249号にバトンタッチすると、まもなく和倉温泉。「おぉ、和倉温泉といえば本日泊まる宿があるところか」なんて言いながら、まずは主要地方道47号に進むと目の前に見えてくるは「能登島大橋」だ。

この能登島大橋こそ、七尾と能登島を結ぶ橋であり、この橋がない時代は能登島はまさしく離島だったのである。現在は、この能登島大橋の他に、中島町と能登島を結ぶ「ツインブリッジのと」も開通しており、能登島とのアクセスは更に楽になったのだ。

さぁ、いよいよ能登島大橋を渡ろう。「この橋は有料なのかな」と財布を用意した"ほし"だったが、なんと無料らしい。「こんな立派な橋を無料で渡れるとは、す、素晴らしい」、思わず感嘆の声も出てしまうくらいである。というのも、この全長1,050mの橋はなんともいえぬ曲線の美なるものを感じるのだ。おまけに、橋を渡りながら見えてくる能登島の風景は、言葉に表現できないほどの美しさ。

車室内はしばし前方をみとれるばかり、そして誰もが深い溜息をつく。この橋を渡れただけでも能登島に来た甲斐があったというものだ。そうして、橋を通り過ぎた後でも「いやぁ、あれは美しかった、あれは素晴らしかった」と橋から見た風景が頭から離れない。

「ところで、とりあえず、のとじま臨海公園を目的地にしてあるけれど、それで良かったのかな」、あぁ、これぞ、行き当たりばったりな我々の旅らしい一言だ。

 

▼「能登島」 〜能登島マリンパーク海族公園へ〜 (新潟県能登島町)
到着時刻:15:51

特に「ここに行きたい」という目的地も無いまま、能登島のゲートをくぐると、交差点には植物で描いた「のとじま」の文字が視界に入る。予想以上に「能登島」に対して好印象を持った我々は、ただ走るだけでも楽しい気分になってきた。

と、"こあ"氏が急に「能登島マリンパーク海族公園って看板があるけど、行ってみる?」と前方の看板を指さす。能登島マリンパーク海族公園は、のとじま臨海公園へ向かう道から少し外れるが、もともと目的地が無い我々には丁度良い立ち寄り場所に思えた。「よし、行ってみよう」

 
そうして案内看板に従って入ってみると、すぐに広大な駐車場が見えてきた。この「能登島マリンパーク海族公園」はどうやらマリンパーク海水浴場併設の公園のようだ。さすがに時期外れなせいか、海辺にはほとんど人もおらず、静かな夕暮れ時を迎えている。

更にすぐ近くには温泉施設まであり、その名もなかなかユニークな「ひょっこり温泉 島の湯」。温泉施設前の駐車場は比較的多くの車が停まっているため、やはりこの手の施設は人気が高いことを実感させられる。海水浴や能登島巡りの帰りにのんびり温泉につかりたいという人には、覚えておきたい場所のひとつではないだろうか。
 
しばらく夕暮れの海を堪能すると、「そういえば、のとじま臨海公園にも行ってみるつもりだったのだ」と思い出したように車に乗り込み、いざ向かったは良いのだが、時既に遅かったのか、のとじま臨海公園の駐車場にはほとんど車が停まっていない。

園内には「のとじま水族館」があり、何時まで開館しているのだろうか、と入口を覗いてみると17時までであった。時計をみれば16時15分過ぎ、残り1時間を切ったような状態ではほとんど何も楽しめないだろう、と一同苦笑。辺りを見渡せば、遊戯施設も幾つかあるのだが、既に動いている様子はない。「うーむ、水族館を見るつもりだったら、もっと早く来ないとだめだったね」、"こあ"氏のその言葉は、実に耳が痛い一言であった。

能登島には、他にもガラス美術館やガラス工房等、興味をそそられる施設があるが、どちらかといえばキャンプ場や海水浴場が多い町と感じられたりも。
 

さぁ、空もすっかり夕暮れ色に染まっている。そろそろ、宿に向かいたいところだ。車に乗り込んだ我々は、再び「能登島大橋」を渡り、七尾市へと戻っていく。橋は、先ほどとはまた違った趣があり、またしても小さな溜息をついたりも。本当ならば、中島町に抜ける「ツインブリッジのと」も通ってみたかったのだが、これから和倉温泉に行くならば、「能登島大橋」を渡るのが順当ゆえ、今回は断念。

というわけで、橋を渡るとすぐそこは和倉温泉。我々が泊まるのは団体客等も多く利用しそうな温泉ホテルである。予約時の対応等は非常に良く、また、駐車場もホテルの敷地内に案内されてほっと一安心な我々は、温泉三昧な時間を過ごし、旅の疲れを癒したのであった。ただひとつ難点といえば、温かければもっと美味しかっただろうに、といった料理が何点か並んでいたことだろうか。まぁ、比較的大きなホテル、しかも部屋食の場合は一度にほとんどの料理を並べてしまうせいか、中には冷えきった料理が並ぶこともあるようだが、そのせいで美味しく頂けないというのは、料理に対して失礼なような気がしてならない。

さて、旅の2日目は能登金剛を中心に1日を過ごす予定だ。本当ならば、珠洲市の禄剛崎あたりも廻りたかったのだが、2日目の宿泊地が金沢ゆえ、慌ただしい1日になってしまいそうと判断し、あえて今回は欲張らないコースを設定だ。明日は道の駅に立ち寄るタイミングも得られそうにないだろう。(翌日へ続く)

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最終更新日:2003年01月14日