北陸道の駅スタンプラリーダイアリー
海から山へと迷走だ!これもほんとに道の駅?
面くらい尽くしの越後紀行
新潟中越/上越編

2002年09月29日

さぁ、北陸道の駅スタンプラリーに本格的な参加をするにあたって、手始めに何処から行こうかと地図を広げてみる。石川や富山の道の駅は既に訪れたことがあるため、今シーズンは新潟を中心に行ってみることにしようかと、まずは地図上であれやこれやと旅を思い浮かべる。

それにしても、新潟の道の駅といったらその数も30以上(といってもラリー参加駅は当時29駅)、いやはや、県別の駅数でいえば「非常に多い」部類である。まったくもってどんな駅が待ちかまえているか、期待と不安が入り交じるばかりだ。

というわけで、今回は新潟の中越から上越辺りを廻ってみようか、と勢い良く家を出たのは、まだ朝5時前であった。


【東京都下出発時刻】04:59 【東京都下到着時刻】翌00:40
 色は新潟県の道の駅
  中央道/環八/関越道 練馬IC-長岡JCT
北陸道 中之島見附IC/(県)498号/
(主)20号/国道403号/(県)274号/
国道116号/村道
良寛の里わしま
08:27
村道/国道116号/(県)192号/国道402号 越後出雲崎天領の里
09:57
国道402号/(主)48号/国道116号 西山ふるさと公苑
12:12
町道/(主)23号/北陸道 西山IC-米山IC/
国道8号
風の丘米山
13:13
国道8号/市道/国道252号/(主)12号 じょんのびの里高柳
14:25
(主)12号/国道252号 瀬替えの郷せんだ
15:10
国道252号/農道/国道253号/国道403号/
(主)13号/通行止めにつき迂回/国道403号
雪のふるさと
やすづか
16:30

▼道の駅「良寛の里わしま」へのルート:
自宅から中央道 高井戸IC/環八/関越道 練馬IC-長岡JCT 北陸道 中之島見附IC/(県)498号/(主)20号/国道403号/(県)274号/国道116号/村道 (距離:約294.6km)


空はまだ夜の闇をうっすらと残しており、朝焼け雲も見えていたというのに、なにやら雲行きが怪しい。練馬ICから関越道に入った辺りからはポツポツと雨まで降り出す始末だ。しかし、まだ朝早いせいだろうか走る車も少なく、順調に関越道を北上していくだけである。

心配された雨も、何時の間にやら上がっており、どんよりとした空の下、遠くの山々を眺めながら群馬県を通過していく。関越道を利用した人ならばご存じのとおり、群馬県と新潟県の境には実に長々と続くトンネル、その名も関越トンネルがあり、これを越えると北陸圏へと突入である。
 
▽関越トンネルを越えるとそこは・・・・

ところが、それまでどんよりとしていながらも明るい空だった関東圏に対し、トンネルを越えて新潟県に入った途端、すさまじい土砂降りに遭遇することとなってしまった。まさしく、トンネルの入口と出口では世界が違っていると言いたいくらいだ。「えぇ?今日はこんな土砂降りの雨の中を駅散策しなければならないのか」と、思わず予定を変更して関東に戻ろうかと思ったくらいである。「一応、関東のスタンプラリー帳も持ってきているよ」と"ほし"が鞄からゴソゴソとスタンプ帳を出そうとすると、おいおい、ここまで来ておいて本気か、と"こあ"氏の鋭い視線が突き刺さる。

 
▽道の駅は何処?看板は無いの?

そんな土砂降りの雨も、どうやら山の上だったからなのか、六日町辺りまで北上すると、どんより曇り空が広がるだけで、雨の気配はみられない。その後も、順調に走りながら長岡JCTから北陸道へ。そして中之島見附ICから一般道へと出ると、のどかな田園風景が広がる道を走りつつ、和島村へさしかかる。

県道274号はしばし山あいの道が続き、国道116号に出てくれば道の駅「良寛の里わしま」が近いはずだ。しかし、何時まで経っても道の駅の案内看板らしきものは見当たらない。「そういえば北陸の道の駅って案内看板が無い駅が多いよね」と少々愚痴っぽくなりながらも、ようやく「良寛の里」の看板を発見。"道の駅"とは明記されていないにせよ、この看板に従って走れば間違いない、とカーナビの案内と看板を照合しながら国道116号から細い道へと入り込む。

 

 
 
良寛の里わしま」観光物産館は既に廃業 ここは歴史巡りと割り切ろう (新潟県和島村)
到着時刻:08:27 スタンプ設置場所:観光案内所及び良寛の里美術館
しばし細い道を迷走しながら、ようやく次の「良寛の里」なる看板を見つけ、案内に導かれるように走っていくと、なにやら美術館らしき建物が見えてきた。更に進むと今度は物産館らしき建物、そして広い駐車場がある。それこそが道の駅「良寛の里わしま」だ。

開館時間は午前9時、それに対し我々は30分近く前に到着してしまった。そのせいだろうか、駐車場には車が1台もいない。そのあまりの静けさに、ここは本当に道の駅なのだろうか、と己の目を疑ったくらいである。しかし、確かに入口には道の駅と大きく書かれているから、間違いはないようだ。
道の駅といえば割と幹線道路沿いに配置され、ドライバーが気軽に休憩できる場所として造られているところが多いなか、この駅は明らかに「良寛の里」を目指して来ない限り、通りそうもなさそうな道ゆえ、たまたま偶然通りがかって休憩するという場所ではなさそうである。

我々は9時の開館時間までの間、あっちをウロウロ、こっちをウロウロ、少々時間を持て余していた。といっても、散策路があり、朝の散歩には丁度良さそうだ。

道の駅「良寛の里わしま」がある和島村は、江戸時代末期に生きた歌人であり、また禅僧であった「良寛」が晩年過ごした土地。敷地内には、観光物産館てまりの他に良寛の里美術館、歴史民俗資料館、更に菊盛記念美術館等、歴史や芸術を鑑賞する施設がいっぱいだ。しかもそれらは皆、点在しているため、散策路を歩きながら各施設群を廻っていかなければならないのだが、各所に歴史を感じさせる空間に触れていると、慌ただしい日常とは別世界を味わえる。
散策路を歩いていくと、やがてひとつの建物が視界に入る。それは、「歴史民俗資料館」なる施設だ。そういえばこの手の施設、道の駅にとっても割とお馴染み的な部類だが、その土地の歴史に触れたいならばこういう施設を利用してみるのも良いだろう。

少々珍しいといえば、この施設は有料施設ではあるが、なんと無人の料金箱制だったりする。利用する皆さん、くれぐれもごまかさないように。
そして道をはさんだ向かい側にあるのは、菊盛記念美術館、そしてその隣に良寛の里美術館がある。「折角、良寛の里なる場所に来ているのだから、ここはひとつ良寛の里美術館に入ってみようか」と建物へ近づく。すると、入口には我々が探していたもの、そう、スタンプが設置されているではないか。

まずはスタンプを押しておこう、と早速本日1駅目のスタンプを押す。しかし、事件はその直後起こった。スタンプを押してほっと一安心の我々はそのまま館内へと進み、チケットを購入。すると、我々の後から若い数人の男女組が館内へと入ってきた。そして、その中の一人の手にはデジタルカメラが。「あの人が持っているカメラ、私のと一緒だな」、"ほし"はぼんやりとその人物を眺める。更に「おや、ストラップまで同じだ・・・」、どこまでも呑気なのだ、"ほし"。と、その時、デジタルカメラを手にした人物が「入口でカメラを忘れた人はいませんか」と叫んだではないか。

そこでようやく気付いたのだ、己の手にあったはずのデジタルカメラが無いことに。「す、すみません、私のです」と慌ててその人物に近づき、「ありがとうございます」と深々と頭を下げる。いやはや、"ほし"の間抜けさ加減にも程がある。"こあ"氏はその様子を見ながら「まったく・・・、あの人たちが良い人たちで本当に良かったね。注意力散漫なんだから、気を付けなさい」と呆れ顔である。

確かにそうだ、世の中今回の人たちのように良い人たちばかりではないのだ。もし、その人たちでなく、別の人物がカメラを発見したとしたら、手元に戻ってきたかどうかは定かでない。この場を借りて、あらためて「ありがとう」と言いたい。

さて、美術館内では良寛に関するビデオ上映や彼の作品の数々が展示されており、良寛の人柄を感じる良い空間だ。美術館からは庭に出ることもでき、茶室等もある。そうしてしばし良寛の世界に浸りながら、おごそかな時を過ごしていると、早くもスタンプラリーを忘れてしまいそうになったりも。
再び駐車場に面した建物、つまり観光物産館「てまり」と掲げられた建物へと戻る。既に9時を大幅に過ぎているため、扉も開いており、営業していることは確かのようだ。館内に入れば、道路情報コーナーと称した案内カウンターの上にもスタンプが置かれている。

「でも、観光物産館という割には、物産コーナーは何処にも見当たらないよ」"ほし"も、そして"こあ"氏も呆然と立ちすくむ。確かに、館内には広々としたフロアに「良寛の里ギャラリー」なる作品コーナー、そして休憩スペースがあり、その奥に見えるは食事処のみ。どこをどう見ても売店らしきものは無い。「うーむ、看板に偽り有りだよ」としかめっ面をしながら、まだ準備中の食事処内を覗き、事の真相を聞くことにする。

すると、「この物産館、実は2001年に一旦やめてしまったんですよ。で、2002年の4月に食堂だけオープンしたので、現在は売店は無いですねぇ」と店員さんは語る。集客力や人件費等の面でも商売を続けていくのは難しかったのだろうか。まして、それほど交通量がみこめないこの場所では、ふらりとやって来て土産を買っていくという人も多くないのだろう。
実はこの和島村を訪れるにあたって、"ほし"にとってはひとつのある楽しみがあったのだ。和島村といったら漫画「夏子の酒」のモデルとなった酒蔵があり、それにちなんだ酒「夏子物語」が販売されている。漫画「夏子の酒」はフジテレビ系のドラマにもなり、"ほし"は毎週楽しみに見ていたものだ。それだけに、是非ともこの土地で入手したい。

しかし、売店が無いこの道の駅では、そんな"ほし"の望みも虚しい。と思いきや、事情を聞いた店員さんの厚意により、無事に「夏子物語」を入手出来たのであった。オンラインショップ等でも買える酒ではあるのだが、気が付いた時には完売していることが多く、なかなか手に入らなかったので、それだけに嬉しさも倍増だ。本当にありがとう、店員さん。
 
 

▼次なる道の駅「越後出雲崎天領の里」へのルート:
良寛の里わしまから村道/国道116号/(県)192号/国道402号 (距離:約10.4km)


さて、次に向かうは「越後出雲崎天領の里」、出雲崎町の道の駅だ。実は、この出雲崎町こそ、良寛が生まれた土地だったりする。ということで、出雲崎町にも良寛記念館は存在する。興味がある人はそちらも立ち寄ってみてはいかがだろうか。

我々はといえば、「良寛の里わしま」を出てからまたしても村道を迷走、ひょっこりと国道116号に出てきた。そして国道116号を南下しようとしたその時、反対車線側に今更ながら道の駅「良寛の里わしま」の案内看板を発見。柏崎方面から国道116号を北上すれば、駅へたどり着く前にこの案内看板にも遭遇していたのか、と苦笑い。しかし、我々のように国道116号を南下しながら向かった場合、果たして案内看板はどこかにあったのだろうか。未だに謎である。

気を取り直して、次なる駅に向かいだした我々は、国道116号から県道192号へと右折し、日本海へと出るべく走り続ける。この県道192号がなかなか快適な道であり、更に嬉しいことに交通量も少ない。そうして出てきた日本海、ここからは国道402号を南下だ。しばし海岸線沿いを走りながら、どことなく荒々しさが見え隠れする海を堪能する。

県道192号に引き続き、交通量も実に少なく、快適な海沿いドライブが楽しめたりも。やがて、道の駅案内看板も現れ、そろそろ見えてくるだろう、道の駅「越後出雲崎天領の里」。
 

 
 
越後出雲崎天領の里」時代館で時間忘れてタイムスリップだ! (新潟県出雲崎町)
到着時刻:09:57 スタンプ設置場所:観光物産センター内インフォメーションコーナー
ほどなく右手に見えてきたは日本海に面した日本情緒たっぷりの道の駅「越後出雲崎天領の里」。閑散としていた前駅とは異なり、こちらの道の駅は朝10時前ながら駐車台数も多めだ。といっても、空車待ちという程ではなく、建物から遠い場所であればまだまだ余裕がある駐車場だ。

早速、車を停めて建物へ。道の駅「越後出雲崎天領の里」は江戸幕府の直轄領、つまり「天領」として賑わいをみせた土地であることから、駅名も「天領の里」と名付けられたのだろう。敷地内には、物産センターや食事処、そして江戸時代の出雲崎を再現した時代館、日本海を望める公園があり、歴史色をたっぷり味わえる駅だ。時代館は有料施設だが、一歩足を踏み入れてみれば、江戸の街並みに巨大な船などの凝った造りになるほど納得。

丁度我々が建物に近づいたその時、団体客がゾロゾロと時代館へと入る姿が目に入った。バスツアー等では、この手の施設があると、コースに組み込みやすいのだろう。我々は団体客が見学を終える頃を見計らって時代館へ入ることとし、まずは売店のほうから覗いてみることにする。
店内はそれほど広くはないが、海の幸だけではなく米や菓子類などがところ狭しと並んでいる。その中でも我々の興味をひいたのは、紙風船。実は、出雲崎といったら紙風船の生産量が全国一なのである。

幼い頃、紙風船を膨らませてはよく遊んだものだ。しばし展示物を眺めながら、「紙風船って、ただ丸いものだけでなく、金魚の形をしたような可愛らしい風船もあるんだ」と感心。
さて、売店を出た我々はインフォメーションコーナーのカウンターでスタンプを押すと、ちょっぴり遅めの朝食か、いや、早めの昼食をとることにした。売店の2階が食事処になっているのだが、食事時間には少々早すぎるのか、まだ誰もいない。「食事は出来ますか」と店員さんに聞いてみると「10時半から出来ますけど」とチラリと時計を見る。ただいま10時27分、微妙な時間だが、食事のオーダーを受け付けてくれるようだ。

日本海を望みながら食事が可能な食事処「陣や」では、主に海鮮料理やそば・うどん等のメニューが並ぶ。特に「出雲崎ならでは」といったアピールはないようだが、海鮮好きな我々としてはメニューを食い入るように見ながら、あれやこれやと悩んでいる。結局、"こあ"氏は「海老天重」、そして"ほし"は「鮭イクラ親子丼」に決定だ。
料理がやって来るのを待っていると、空腹度は一層増すばかり。やがて、"ほし"が注文した「鮭イクラ親子丼」がやってきた。鮭の量は少々少な目だが、その分イクラがたっぷり入っている。丼を覗いた"こあ"氏「え?イクラがそんなにたっぷり入っているようには見えないよ」と笑うと「いやいや、ご飯の上に平たくのせているのではなく、イクラをこんもりとのせてあるんだよ」と"ほし"が注釈しながらイクラの層を見せる。

とにかくイクラの味が食欲をそそり、ご飯が進む進む。あれよあれよという間にご飯を平らげてしまった"ほし"。
鮭イクラ親子丼に遅れるほど約5,6分、"こあ"氏が注文した「海老天重」の登場だ。大きめの海老2尾に茄子とししとうが添えられている。また必ず食べたいという程の感動は無いものの、十分美味しく頂いたようだ。

結局、"ほし"も"こあ"氏も米一粒残すことなく平らげ、これから廻るパワーの源を十分身体に蓄えたのであった。
さぁ、いよいよ次に向かうは「時代館」だ。入口で入館料500円を支払い、いざ館内へ進もうとすると、職員さんがわざわざ事務所から出てきて、エントランスで概要を説明してくれるではないか。ここのところ、有料施設を見て廻る機会も多いのだが、料金を払ったら後はお好きにどうぞ的な施設が多いなか、なかなか親切である。

そうしてエントランスである代官所をくぐるといよいよ時代館に突入だ。佐渡の金を運ぶ黄金の道をミニチュア模型で表現したり、御奉行船の運搬模様を音と光で演出する等、なかなか凝った展示紹介である。
更に進めば、妻入りの町並み(出雲崎でみられる同じ形をした家々が建ち並ぶ町)が現れ、当時の時代を思わせる造りにどことなく懐かしさすら感じたりも。その中では、紙風船を作る職人さんの手さばきを見ることも出来、更には手作り体験も可能らしい。不器用な"ほし"には、ただただ見ているだけしか出来ないのだが、実に見事な早さで紙風船を造っていく職人さんにしばし見とれる。

「ところでスタンプラリーはどうなったんでしょう?」、それは"こあ"氏の鋭い一言であった。どうも最近脱線ばかりで時間を忘れて施設を楽しむ傾向がある"ほし"には、この一言がまさしく必要なのである。まるで"こあ"氏の呪文で目が覚めたか如く、現実に引き戻された"ほし"、「よーし、次行ってみよう」・・・って時は既に昼12時になろうとしていた。
 
 

▼次なる道の駅「西山ふるさと公苑」へのルート:
越後出雲崎天領の里から国道402号/(主)48号/国道116号 (距離:約14.7km)

当初の予定では、「越後出雲崎天領の里」を11時過ぎに出るつもりだったのだが、気が付けば約1時間遅れとなっている。「今日じゅうに廻るべき予定数を廻りきれるだろうか」と不安はよぎるものの、本日の後半は過去に訪れたことがある駅ばかりなため、とりあえず時間調整はできそうだ。

というわけで、次に向かう駅は「西山ふるさと公苑」。距離にして約15km弱なため、それほど遠くもないはずだ。「越後出雲崎天領の里」を出るとしばし国道402号を南下。西山町は出雲崎町の南隣に位置するため、国道402号を走っているとまもなく西山町へさしかかる。道の駅「西山ふるさと公苑」は北陸道 西山ICのすぐ側にあるため、とりあえず西山ICを目指していけば間違いないだろう。

そうして、国道402号から内陸部へと進むべく主要地方道48号に入ると、しばし山の中へ。やがて出てきたは国道116号だ。流れにのりながら、北陸道 西山IC方面へと南下すれば、道の駅の案内看板が見えてきた。しかし、その先に道の駅らしき建物は見当たらない。「ま、まさかまた1本細い道に入った先にあるのか・・・」とよぎった予感は的中、道の駅「西山ふるさと公苑」は国道116号から細い坂道をあがったその先にあったのだった。

 

 
 
西山ふるさと公苑」駅はまさしく中華風味! (新潟県西山町)
到着時刻:12:12 スタンプ設置場所:西山ふるさと館内入口付近
どうも新潟の道の駅の場合、最寄りの沿線から奥まった位置にある駅が多いような気がしてならないのは、我々だけだろうか。坂道を上がっていくと、なにやら中華な風景がいきなり繰り広げられている。これぞ、道の駅「西山ふるさと公苑」だ。

道の駅「西山ふるさと公苑」がある西山町といえば、田中角栄元首相の生まれ故郷。田中元首相が日中国交回復を政策として掲げ、成功させたことは有名な話だろう。西山町では、その当時中国の周恩来元首相の生まれ故郷である中国淮安市との友好を結んでおり、この場所はいわば日中の友好のシンボル的な存在のようだ。敷地内は、西山町のみならず淮安市の文化等を紹介している西山ふるさと館、そして中国建築が目をひく西遊館(売店等)、更に田中角栄元首相の遺品等が展示されている田中角栄記念館から構成される。初めて訪れると「ここは中国のテーマパークだろうか」と驚かれる人もいそうだ。
それにしても、敷地内を見渡すと公園を含む一部が極端に中華であり、視界を更に動かすとごく普通の公民館風な建物があったりと、まさしく日中が合いまった様子だ。西遊館なる物産館の前には、西遊記の面々の石像がズラリと並んでいるのもなかなか印象的である。

この石像は記念写真の良いターゲットになるらしく、外人さんがいきなり石像によじ登っているのを見た時は、唖然。「旅の恥はかき捨てか・・・」
さて、西遊館に入ってみると、館内もまさしく中華三昧な雰囲気がいっぱいだ。といっても、置いてある土産品は中国工芸品の他に、新潟土産も多数並んでいる。

更に、ここの嬉しいところは、日本茶と中国茶の試飲サービスがあるのだ。ここらで休憩がてら、お茶でも飲んでほっと一息つきたいところである。
次に向かうは「西山ふるさと館」。実はスタンプもこの西山ふるさと館に置いてあるのだ。というわけで、まずはスタンプを押すと、そのまま館内の奥へと進む。ここでは、西山町と中国淮安市の歴史や風土、祭り等について紹介しており、その展示の数々も実に充実している。「こういう民俗資料的な展示室って場所によっては有料だったりするけれど、ここは無料だというのに有料以上の充実ぶりだね」と思わずポロリと漏らす"ほし"に、"こあ"氏も思わず苦笑。

今回は「田中角栄記念館」は見ることなく、車に戻ってしまったのだが、またいずれここへ来る機会があったとしたら、覗いてみることにしよう。
 
 

▼次なる道の駅「風の丘米山」へのルート:
西山ふるさと公苑から町道/(主)23号/北陸道 西山IC-米山IC/国道8号 (距離:約26.7km)

さぁ、次に向かうは西山町から更に南に位置する柏崎市の道の駅「風の丘米山」である。ところが、ここで我々は一般道で国道116号及び国道8号を南下して向かうべきか、それとも少しでも時間短縮を狙うべく「西山ふるさと公苑」から約3km程先にある西山ICから北陸道を利用するべきか、しばし悩む。

時間に余裕があれば、一般道でせっせと向かいたいところだが、時間切れで次回に持ち越しなんてことはなるべく避けたい。そう考えた我々は結局2区間ではあるが、高速道路を利用して米山ICまで向かうことにする。これが正解だったのかは分からないのだが、北陸道はほとんど走る車もおらず、快適そのものだ。「ということは一般道もそこそこ流れているのでは?」という疑問はあえてここでは避けておこう。

米山ICから国道8号へと出ると、海岸線に沿って若干北上、すると道の駅「風の丘米山」が見えてくる・・・はずだ。

 

 
 
風の丘米山」静寂に満ち満ちた風香る小さな駅に少々困惑気味 (新潟県柏崎市)
到着時刻:13:13 スタンプ設置場所:休憩所内
「風の丘米山」は国道8号沿いであることは確かだが、実際には国道8号から細い道に入り、坂道をぐぐぐいっと上っていった先に駐車場が広がっている。というわけで、坂道を上がってみると、「静かだ・・・静かすぎる・・・」とあまりの静寂さにしばし呆然。

いやはや、今日廻っている道の駅を振り返ってみると、駅によって集客力の差がありすぎて困惑せずにはいられない。日曜日の昼過ぎといえば、割と多くの客が訪れやすい時間帯のはずである。しかしながら駐車場にはポツポツと車が停まっているだけであり、道の駅「風の丘米山」と堂々と掲げられた米山山荘(宿泊施設)のレストランには誰もいない。国道に直接面していないため、車中泊には良さそうな道の駅ではあるものの、活気という点では少々辛い。
道の駅「風の丘米山」は、その名のとおり丘の上に位置し、風車が目印の道の駅だ。敷地を見渡す限りは、宿泊施設である米山山荘がメイン施設なのだろうか。駐車場の奥にはいっぷく茶屋なる小さな売店や休憩所等もある。また、少し離れた敷地には、柏崎コレクションビレッジと称し、各種展示館が建ち並ぶ。どことなく地味な印象を強く感じる駅だ。

というわけで、メイン施設と思われる米山山荘には、宿泊者でもない我々が覗いてみる訳にもいかず、まして食事をする訳でもないとなると、外から「ここが宿泊施設か」と眺めるしかできず、あまりジロジロ見ていると不審者と間違えられそうだ。
次に、駐車場奥のいっぷく茶屋を覗いてみよう。こちらは売店の横に小さな休憩所があり、スタンプはこの休憩所に置いてある。そこで、スタンプや休憩所そのものよりも特に目をひいたのが、風力発電の各種値の掲示である。風速とそれに対する風力発電の値が表示されるらしい。これをみていると、「あぁ、風の丘ならではだね」なんて勝手に納得したりも。

続いて隣の売店へ。柏崎市は日本海に面した土地なため、海産物あたりが並んでいるかと思いきや、酒類やちょっとした菓子等が並ぶ、実に小規模な店である。といってもいっぷく茶屋特製の豆菓子があったり、柏崎ワイナリーのワインがあったりと、さりげなく名産品が並んでいる。ただ、本格的に土産品を求めている人にはかなり物足りない感があるため、そういった人は、国道をはさんだ向かい側にある日本海フィッシャーマンズケープ(鮮魚センター)をお勧めしたい。但し、鮮魚センターの駐車場は「超」をつけたい程の混雑なので、ある程度の覚悟が必要そうだが。
なんとなく物足りなさを感じるまま、車に乗り込むと更に奥へと続く道を進み、やがて見えてきたはコレクションビレッジなる、個人収集家たちのコレクション美術館。今回は館内には入らなかったのだが、歴史色や民芸色が強い各種コレクションが展示されているらしい。

それにしても、「休憩」という面では実に道の駅の役割を果たしているのだが、なかなか印象に残りづらい駅である。屋外トイレの規模も小さく、また、かなり古さを感じさせるので、適当な時期に改装等を考えて貰えると嬉しいものだ。
 
 

▼次なる道の駅「じょんのびの里高柳」へのルート:
風の丘米山から国道8号/市道/国道252号/(主)12号 (距離:約30.6km)

さて、これから廻る駅はいずれも2002年の春に訪れた記憶がある場所ばかりである。たった一度、過去に訪れたことがある、というだけでも親近感はわいたりするから、不思議なものだ。というわけで、次に向かうは内陸部に位置する高柳町の道の駅「じょんのびの里高柳」だ。

国道8号を柏崎の市街地方面へと走り出すと、しばし海が広がる風景を楽しめるのだが、なにやら交通量は多めである。更にJR柏崎駅に近づけば近づくほど、車の量は増えるばかり。このまま国道8号から国道252号へと分かれる交差点もあるのだが、ここはショートカットと混雑回避を兼ねて、枇杷島交差点(柏崎市内)から市道へと入り込む。懐かしさを感じる商店街風な町並みを通過すると、田園風景が広がる道へと続いている。そんなのどかな空気の中を走っていけば、ひょっこりと国道252号に出られる。

国道252号を南下していきながら、ひたすらのどかな田園風景は続くのだが、割と見通しが良い道ながら何故か追い越し不可車線だったり。まぁ交通量自体が少ないのがせめてもの救いである。

そうして、十数キロにわたって延々と南下していくと、高柳町にさしかかる。あとは、国道253号からそれ、主要地方道12号を走れば道の駅「じょんのびの里高柳」・・・のはずであった。ところが、前回、迷いに迷ってようやくたどり着いただけに今回は迷わずすんなりと到着かと思いきや、今回もまたしても迷走である。進歩の無い我々ではあるが、ようやく「じょんのびの里」が見えてきた。

 

 
 
じょんのびの里高柳」豆腐やがんもなどの素朴な特産品に釘付け! (新潟県高柳町)
到着時刻:14:25 スタンプ設置場所:温泉施設フロント
以前訪れた時にはまだ敷地内には雪がたっぷり残っている時期であった。あの時も「ここは盛況だなぁ」としみじみと感じたものだが、今回もその印象は変わることなく、大盛況である。やはり温泉付きの道の駅の人気は不動の地位を獲得しているのか。

道の駅「じょんのびの里高柳」は温泉施設の他に物産館や食事処などが点在しており、温泉だけでなく物産館の方も多くの客で賑わう人気スポットだ。車を停めると、すぐに向かった先は物産館「百菜館」である。
春に訪問した際にも、ここの豆腐工房で作られた豆腐に心惹かれたのだが、今回は新たに「豆乳かん」なるものを発見。どうやら豆乳寒天のようだ。「今回は豆腐ではなく、この豆乳かんを買ってみよう」と早速手を伸ばす。他にも、米やそば、オリジナル菓子など、あれもこれも目移りしてしまい、"ほし"にとってのじょんのびの里メイン施設は、ここ百菜館だと勝手に思っている。

さて、スタンプはといえば、温泉施設である「萬歳楽」のフロントに置いてある。フロントの職員さんによれば、この駅のスタンプは四季それぞれでデザインが異なるらしい。しかも、秋のスタンプとして使用しているインクの色が「茶色」とこれまた珍しいのだ。前回訪れた時にはまだスタンプが未設置だったため、押せなかったのだが、また別の季節のスタンプを期待しつつ訪れてみたいものだ。
車に戻ろうとすると、駐車場の奥に吊り橋らしきものを発見。しかも、その吊り橋の横にある立て看板を見て、思わずクスッと笑わずにはいられない。「この散策路(吊り橋を含む)はスリルのあるように設計されています」、だからこそ気を付けなさい、という注意を促している看板なのだが、この情緒深い風景のなかに、わざわざスリルが味わえることをアピールした散策路があるのも、かなりユニークだ。

結局、高所が苦手な"ほし"は、吊り橋を1/4程歩いただけで恐れおののき、逆戻りする羽目となってしまった。あぁ、見知らぬ子供が吊り橋を揺らすのがいけないのだ、と責任転嫁してみたものの、少々情けない。結局、負け犬のごとくすごすごと車に戻るしかない"ほし"であった。
 
 

▼次なる道の駅「瀬替えの郷せんだ」へのルート:
じょんのびの里高柳から(主)12号/国道252号 (距離:約7.4km)

次に向かうは高柳町の東に位置する川西町の「瀬替えの郷せんだ」だ。道の駅「じょんのびの里高柳」とは距離にして8km以内と、かなり近隣に位置するため、10数分で着いてしまいそうだ。主要地方道12号から国道252号に出れば、あとは山あいの道を南下、そして少々長めのトンネルを抜ければ川西町(正確には、トンネルの途中から川西町)である。

交通量も少なく、快適な走行のまま、あっという間に道の駅が見えてきた。「うーん、順調すぎる、こんなに順調で良いのだろうか・・・」、こんな言葉を発したのがいけなかったのか、後々になって後悔することになろうとは。

 

 
 
瀬替えの郷せんだ」大会議室がギャラリーに大変身? (新潟県川西町)
到着時刻:15:10 スタンプ設置場所:仙田体験交流館外公衆電話コーナー横
付近の交通量が少ないせいか、駐車場は混雑していないようだ。すぐに車を停めると、建物の前ではテントの下で農産物の直売をしている。

2002年の春に訪れた時には、季節柄かそれとも雪のせいだったのか、通路にポツンと野菜が置かれていただけだったのだが、今回は本格的に農産物の直売風景に遭遇だ。
道の駅「瀬替えの郷せんだ」といったら、町の自治会館的な雰囲気が強く感じられ、その一部を道の駅として一般の人にも開放してあげているように見えてならないのだが、訪れた皆さんはどう感じられるだろう。

といっても、建物内には休憩コーナーもあり、ちょっとした休憩にはもってこいである。
そして、今回館内を歩いてみると、「大会議室」がギャラリー風になっており、こちらも自由に閲覧出来るようである。もしかしたら、会議が無い時にはこのようにオープンギャラリーにしているのだろうか、と思ったりも。ただ、そのギャラリーに展示されていたのは、何かのイベントのスナップらしく、観光客が見て楽しいというものではなかった。

結局、長居することなく再び店先の直売を覗くと、スタンプを押して、車に戻っていったのであった。
 
 

▼次なる道の駅「雪のふるさとやすづか」へのルート:
瀬替えの郷せんだから国道252号/農道/国道253号/国道403号/(主)13号/通行止めにつき迂回/国道403号 (距離:約36.9km)


さて、次に向かう道の駅「雪のふるさとやすづか」を廻れば、本日の予定数はとりあえず達成である。営業時間も18時までなので、何の問題もなくたどり着くであろう。

国道403号から国道253号に出れば、まもなく「まつだいふるさと会館」のはずであった。ところが、いざ国道403号に入ろうとすると、丁度道路工事だったのか通行止めにつき、やむなく国道252号から農道を経て国道253号へと出ることに。かなり遠回りにはなるのだが、これはもう仕方がない。
 
▽おっ、新潟で牧草ロールの類似品を発見!

しかし、国道253号へ向かう農道で、我々は思わぬものを発見したのである。そう、それは北海道でお馴染みの「牧草ロール」である。だだっぴろい丘の上にゴロンゴロンと置かれたあの牧草ロールが、今でも目に浮かぶ。ところが、サイズは北海道のものに比べるとかなり小型ではあるが、確かによく似ているのだ。

「本州では、あの形態の草ロールをなかなか見る機会がなかったけれど、まさかここ新潟で牧草ロールの類似品を見ることになるとは・・・」とあまりの嬉しさについつい農道を往復してしまった我々であった。

 
▽通行止めとカーナビ距離表示の落とし穴にまんまとはまる

国道253号に出ると、先週通ったばかりの道をまたしてもせっせと走ることになる。そして、まもなく「まつだいふるさと会館」が見えてくると、"こあ"氏は「立ち寄りますか?」と苦笑い。「いや、今日は結構です」とそのまま通過だ。

実は、先週「まつだいふるさと会館」から新井市の道の駅「あらい」に向かうべく、安塚町を通過したばかりである。その時は既に営業時間を過ぎていたため、どちらにしてもスタンプを押すことは出来なかったのだが、今日は営業時間内にたどり着けることは確かだ。

そんな安堵感を胸に、国道253号からやがて国道403号へ。国道403号は高速コーナーやらすれ違い不可な山道まで、まんべんなく楽しめる道である。そうして安塚町のお隣である大島村へさしかかったところで、主要地方道13号との分かれ道にやってきた。ここから主要地方道13号に入れば、道の駅へのショートカットにもなる。ところが、そこで我々が見たものは「上越安塚柏崎線((主)13号のことである) 7km先 通行止めのお知らせ」なる看板である。

「えっ7km先、通行止め・・・?」、おいおい、ここまで来て通行止めとは、とふとカーナビの画面をみれば、道の駅「雪のふるさとやすづか」までの距離は約6.2kmと表示されている。「ということは、道の駅やすづかの先が通行止めなのでは?」、我々は互いの顔を見合いながら、ふむふむと頷く。実に都合良い考えではあるが、ここはカーナビを信じてあげよう、とそのまま主要地方道13号に入り込んでしまった。

行けども行けども、周囲には特に通行止めっぽい雰囲気は見られない。やはり、道の駅の先に違いない、とそう確信した時、我々の前に立ちはだかる一本のバー、それは無情にも「通行止め」のバーであった。しかも、道の駅は1.5km先に見えるという、そんな位置に来て、我々は途方に暮れる羽目になってしまったのだ。どうやら通行止めの工事は限りなく道の駅の沿線に近い位置で行われていた、というわけだ。

あぁ、延々と戻るしかないのか、と半ベソ状態になりかけたその時、"こあ"氏が一本の未舗装路、それもかなり細い道を発見。「よし、あの道を行ってみよう」、既にやけくそ、もとい、これぞ野生の勘が働いたのかもしれない。とにかく車1台が通るのもやっとのダートを走りながら、しばし迷走状態が続く。すると、暗い山道の先に明るい光が見えてきた。どうやら道の駅の沿線は、すぐそこらしい。

こうして、通行止めのお知らせの看板まで戻ることなく、無事に国道403号、道の駅「雪のふるさとやすづか」のすぐ側に出てきたのであった。ドッと安心した我々は、安塚町側の主要地方道13号入口で、再び通行止めの看板を見る。やはり、看板のいうことは素直に聞くべきである。今回はカーナビの距離表示を都合良く信じ込んでしまった我々が全て悪かったのだ。

そんな話をしていると、目の前に巨大な雪だるまが見えてきた。道の駅「雪のふるさとやすづか」に到着である。

 

 
 
雪のふるさとやすづか」今日も雪だるまがお出迎えだ (新潟県安塚町)
到着時刻:16:30 スタンプ設置場所:雪だるま物産館入口
道の駅「雪のふるさとやすづか」は、いわゆる雪だるま物産館。決して規模が大きい訳ではないのだが素朴でどことなく暖かさを感じる駅だ。なんといっても、敷地内にドーンと構えている、あの雪だるまが「あぁ、雪のふるさとをアピールしているのか」と思わせる。

車を停めてすぐに物産館へと足を踏み入れると、入口でいきなりスタンプに遭遇。2002年春に訪れた時には、スタンプは館内の奥に設置されたインターネット無料コーナー横に置いてあったはずである。どうやら、スタンプラリーシーズンに合わせてこちらに引っ越してきたのか、と思いつつ本日最後の駅のスタンプを押す。
そして館内に入ると、売店と食堂が見渡せる。前回訪れた時には気が付かなかったものといえば、やすづか名物の「雪おろしそば」が夏期のみ食べられるということだろうか。食堂のメニュー黒板にも「夏のおすすめメニュー」として書かれていたのだが、はて、今はまだ夏期にあたるのだろうか。

雪だるまグッズも増えており、タンブラーやフェイスタオル等も置いてあったり。町をあげて雪だるまをアピールしている様子が非常によくわかる。
外に出ると、雪に埋もれてその存在すら分からなかったハーブガーデン、そして物産館の新たな仲間なのか、ヤギとニワトリが建物裏手で飼われている。

ヤギの方が愛想が良いかと思いきや、それ以上に愛想が良かったのは、ニワトリだったりも。人間が近づくと、バタバタとこちらに一斉にやってきた。こうして、しばし動物たちと戯れながら時は過ぎていったのであった。
 
 

というわけで、本日のスタンプ巡りはここまでである。「雪のふるさとやすづか」にたどり着く一歩手前で、ちょっとしたハプニングにも見舞われたものの、なんとか無事に本日の予定数は達成出来、ほっと一息。周辺にまだ訪れていない道の駅があったら、まだ立ち寄れる余力すら残っていたものの、いざ地図を広げてみたところ、周辺に道の駅が無い。

これは諦めて帰るしか無いと言いながら、とりあえず上信越道方面へ向かって走り出した。いや、まてよ、これって先週も走ったばかりではないか。結局、安塚町から山道を経て向かった先は新井市方面であった。

山は丁度夕暮れ時であり、これまた先週に引き続き、幻想的な空が広がっている。この夕暮れの時間帯が最も事故率が高いというが、個人的にはこの時間帯が最も好きである。まぁ、あくまでもこれは同乗者"ほし"の言葉に過ぎないが。そんな風景をしばらく楽しみながら、車は一路新井市へ。

結局この後、我々は道の駅「あらい」の回転寿司屋で寿司をたらふく食べたのだが、やはり先週同様、寿司屋は待ち行列が出来る程の混雑であった。ただただ食べることに集中してしまい、味的なレポートはすっかり忘れてしまったので、これはいずれまた食べにいくことにしよう。って、実はまた次回も寿司屋で満足いくまで食べたいがゆえの口実だったりする。

その後、車にもご飯を食べさせなければ、とガソリンスタンドを探しているうちに、毎度利用する中郷ICを越えていた。更に国道18号を南下していくと、妙高高原IC手前でスタンドを発見。ガソリン補給もして車も満腹、さぁ、もう少し頑張って貰おう、と妙高高原ICから上信越道に入る。
 
すぐそこは長野県、関東圏である。不思議なもので、長野に入った途端、すぐ近くまで帰ってきたような感覚になったりも。しかし、実際にはまだ数百キロ走らねばならないのだ。しかも、寿司の食べ過ぎで"こあ"氏はまたしても眠くなるのではないだろうか、という不安も抱えている。その予感は見事に的中、長野自動車道の梓川SA(右写真)で、ついに"こあ"氏は「ごめん」の一言を残し、パタッと眠りについてしまった。

"ほし"はひとり取り残され、しばしSA内の売店やら休憩所をウロウロ、それでも時間を持て余し、結局車に戻ると一緒になって爆睡する羽目になる。・・・次に目が覚めたのは、なんと約2時間後、「げっ、もうこんな時間だ」と慌てて"こあ"氏を起こし、出発を促す。どうやら眠気もすっかりとれたらしく、「よーし、あと一踏ん張りだ」と景気良く車を発進させた。

その後は渋滞もなく、無事に都内に戻ってきたのだが、18時半過ぎには道の駅「あらい」を出たというのに、八王子料金所を通過したのは既に夜中の0時を大幅に過ぎていたとは、いやはや、長過ぎる旅であった。

新潟は、遠いようで案外と近い場所だったような気がするが、それは我々が中越あたりまでしか走っていないから言える言葉かもしれない。下越あたりまで走れば、すぐ隣はなんと、東北圏の山形県だったりするのだ。実際に新潟県内を走っていると、細長く縦にのびた地形を実感せずにはいられない。あぁ、次はどこに行こう。

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最終更新日:2002年12月21日