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| 旅のなかで、最も恐れていた事態がやってきた。そう、日本各地に被害をもたらした、あの台風6号である。この台風6号、東海地方やら関東地方に大きな被害を出しながら、なにやらこちら北海道に向かっているのだとか。しかも、どうやら途中で熱帯低気圧に変わる様子もなく、北海道をも襲おうとしている。我々を苦しめた風邪もやっと回復の兆しが見えてきたかと思いきや、間髪いれずにやってきたのがこの台風、まったくもって「風」にたたられっぱなしの我々ではあるが、さぁ、今日の旅は無事に最後まで廻れるのか、朝から重苦しい空気が流れる。 「今日は台風に備えて1日じっとしていた方が良いのでは?」と慎重派の"こあ"氏に対し、「でもどうやら今は風も雨もひどくはないみたいだよ」と強行派の"ほし"。結局、あれこれ悩んだ末、ニュースを逐一チェックしながら台風の動向を見守り、身の危険を感じたらその時点で本日の駅巡りは終了しよう、という結論に達する。天気予報を信じる限り、北海道の日本海側はとりあえず台風の影響を強く受けることはなさそうなのだ。しかし、台風の気まぐれでいつ進路を変えるかは分からない。そんな重い不安を抱えながらの出発である。 もし、今日じゅうに予定数を廻りきれなかった場合、翌日以降のスケジュールにも支障は出てくるだろう。まぁ、ある程度覚悟しておかねばならない。それにしても、どうして7月に台風が日本に上陸するのか、いやはや、世界の気象も年々変化していることを実感せざるを得ない状態だ。 |
【宿出発時刻】08:45 【宿到着時刻】19:18 ■色は北海道(道央)の道の駅 |
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| (主)1号/市道/国道5号/ (市道)/国道5号/国道229号 |
スペースアップル よいち 09:41 |
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| 国道229号/(道)569号/ (道)998号/国道229号 |
オスコイ!かもえない 12:00 |
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| 国道229号/(道)270号 | いわない 13:26 |
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| (道)270号/国道276号/ 国道5号 |
ニセコビュープラザ 15:07 |
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| 国道5号/(道)934号/国道5号 | くろまつない 16:23 |
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| 国道5号/(道)265号/(主)9号/ (道)523号/国道229号 |
よってけ!島牧 17:59 |
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| 国道229号 | 宿泊地(北檜山町) 19:18 |
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| ▼道の駅「スペースアップルよいち」へのルート: 宿泊地(小樽市)から(主)1号/市道/国道5号/(市道)/国道5号/国道229号 (距離:約28.9km) まず本日最初の駅は小樽市の隣に位置する余市町の「スペースアップルよいち」だ。この道の駅は、宇宙記念館がメイン施設らしく、我々としてはかなり楽しみな場所だったりする。 そんな期待を胸に、いざ宿を出ると、その期待を溶かしてしまわんばかりの雨。あぁ、一体今回の旅で、何度この雨に泣かされてきたことやら。"こあ"氏が言うには、「雨をうまく避けながら駅巡りをしているような気がするのだけどなぁ」というのだが、まさしくそれは気のせいである。こうして、あれこれ思い返してみれば、いつも朝から雨に遭遇してばかりではないか。ラベンダー目当てで選んだ「7月」の旅、これはもしかして失敗だったのか、と思うばかりだ。 |
| ▽小樽市街は朝の大渋滞、これは毎度のこと? 国道5号小樽から余市へ そんなことにはお構い無しと降り続ける雨、更には小樽市街地の渋滞まで加わり、憂鬱度は急上昇中。朝、余市に向かうのであれば、小樽市街地を抜けなければならない場所に宿をとるべきではなかったのだ。といっても、一度身をもって経験してみなければ分からないことは多い。観念したように、しばし国道5号を余市方面へと向かいだしたは良いが、「こんな渋滞に並んでいられるか!」とでも言いたいのか、カーナビが突如、国道5号から逸れろ、と言い出す始末。 |
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| ▼次なる道の駅「オスコイ!かもえない」へのルート: スペースアップルよいちから国道229号/(道)569号/(道)998号/国道229号 (距離:約53.6km) 次に向かうは、日本海沿いに位置する神恵内村の道の駅「オスコイ!かもえない」だ。時間に余裕があれば、この国道229号を走りながら積丹半島をぐるりと廻るのもまた良いかと思われるが、いかんせんこの天候では折角の景色も堪能できそうにも無い。ここは駅巡りを優先させる意味も含め、山越えをしながら神恵内村へショートカットをしよう。 国道229号にて古平町内へと進み、沢江(地名)から道道569号へと入り込むといよいよ本格的に内陸部へと突入だ。しかしながらこの道、交通量こそ少ないのだが、どうにもペースが遅い。おまけに追い越し不可路線なため、ただただのんびり走る車の後についていくしかないのだ。 |
| ▽トーマル峠で遭遇 フラフラ走る超低速車に"こあ"氏の怒り爆発か 道道998号
神恵内村へ 神恵内村へ向かうには、道道569号
古平町 廻り淵辺りから道道998号へ進む必要がある。この道道998号、途中「トーマル峠」なる箇所があり、丁度この辺りから神恵内村へと突入だ。本格的な山道が続く道道998号だが、なだらかな高速コーナーが続く非常に走りやすい峠道だ。いわば、山の中の中央自動車道でも走っているような気分、と言えば分かる人もいるのではないだろうか(それはいくらなんでもオーバーな表現か)。 |
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| ▼次なる道の駅「いわない」へのルート: オスコイ!かもえないから国道229号/(道)270号 (距離:約29.1km) さて、次に向かうは道の駅「いわない」、地図でみれば両駅間は近くも感じられるのだが、実際には約30km弱程南下したところに位置している。「オスコイ!かもえない」を出た我々は、海に沿って国道229号を南下していく。ふと海をみれば、とても台風が来ているとは思えないほど、穏やかだ。おまけに雨もただ静かに降り続けるばかりである。 ところが、岩内町にさしかかった途端、それまで小降りだった雨がいきなりバケツをひっくり返したような土砂降りへと変わったではないか。「・・・!」、それこそ言葉も出ない程の凄まじさである。あぁ、とうとうやって来たのだ、本格的な台風が。 おまけに道の駅の案内看板は見つけたものの、かんじんの建物は・・・どこだ? |
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| ▼次なる道の駅「ニセコビュープラザ」へのルート: いわないから(道)270号/国道276号/国道5号 (距離:約38.8km) さぁ、次なる駅を散策することは果たして出来るのだろうか、そんな不安が重くのしかかったまま、我々は出発した。向かう先は、ニセコ町にある道の駅「ニセコビュープラザ」である。ニセコといえばリゾート地としてもその名は有名だ。そんな中にある道の駅もきっと洒落たリゾート感覚な駅に違いないと、勝手な妄想を頭の中で展開させていると、いよいよもってこの台風が憎らしく感じられる。 道道270号を迷走しながら国道276号、更には国道276号と国道5号の重複路線へと突入すると、徐々に山道へ。交通量は少なく、前方には妙に景気良いスピードで走っていくトラックを目撃。「この土砂降りの中をよくあれだけの速度で走っていくなぁ」と"こあ"氏が感心する程、ということは、相当とばしているのだろう。お願いだから前方で事故を起こすことだけはやめてくれ、と半ば祈るような気持ちだ。 そんな国道276号の山道も、倶知安峠を越えるとちょっとした賑やかな街並みへと変化する。すると、交通量まで増えてきたではないか。倶知安の町中へと入ってきたのだ。ところでこの倶知安、北海道の人ならば勿論読めるであろう文字だが、北海道長旅初体験の我々には、お恥ずかしながら全く読めない。「くちあん、かな」とよくよく地図を見ると、そこには「くっちゃん」と書かれている。「くっちゃん?これでどうしてくっちゃんと読めるのだ?」と頭を悩ませる我々、やはりまだまだ"北海道旅人"への道のりは遠そうだ。 JR倶知安付近からとにかく交通量は増える一方、街並みから再び山道へと戻ったはいいが、この交通量は減ることなく、ただダラダラと走らざるを得ない。「まずい、このままでは間違いなく眠くなる」と"こあ"氏がうなり声をあげるが、それで状況が変わる訳でもなく、ただただ山あいの道を走っていくと、ようやく見えてきたは道の駅「ニセコビュープラザ」。ところが・・・ |
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| ▼次なる道の駅「くろまつない」へのルート: ニセコビュープラザから国道5号/(道)934号/国道5号 (距離:約39.9km) 雨もひとまず小降り状態が続いている。この分ならば、本日は予定どおり残りの駅を廻ることが出来そうだ。道の駅「ニセコビュープラザ」を出発した我々が次に向かう先は、この国道5号を西へと走った先にある黒松内町の道の駅「くろまつない」である。 「ニセコビュープラザ」に引き続き、町の加工センターで作られたパンが美味しいという「くろまつない」も"ほし"にとっては期待大の道の駅だったりするのだが、さぁ、その期待どおりの駅だろうか。 |
| ▽小雨のなかを西へ走れ ニセコ〜蘭越〜黒松内 国道5号 さて、国道5号を西へと走り出すと、延々と山道が続いている。時折、合間から牧草地帯が広がることもあるのだが、ほとんどは木々に覆われた山の中を走るばかりだ。しかも、交通量も多めだったりする。交通量が少なく、更に天候も良ければかなり快適な道のひとつではないかと思われるのだが、いかんせんこの小雨状態と車の列続きでは、とても快適とは言い難い。 |
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| ▼次なる道の駅「よってけ!島牧」へのルート: くろまつないから国道5号/(道)265号/(主)9号/(道)523号/国道229号 (距離:約44.2km) さて、本日最後の道の駅は日本海側に面した島牧村にある道の駅「よってけ!島牧」である。台風接近に伴い、海沿いは危険かと考えていたのだが、どうやら日本海側はほとんど影響無いらしく、ひとまず安心だ。 そうして「くろまつない」を出ると、国道5号からすぐに道道265号寿都町方面へ。山あいの道を走りながら島牧村に向かうべく走っていると、どうやら雨もあがったようだ。道道265号、そして主要地方道9号から町道を経て道道523号へ進むと、牧草地帯から山道に突入、更に霧まで出てきた。「雨の次には霧か・・・」と苦笑いを浮かべつつ、先へ先へと急ぐしかない。 しかし、島牧村にさしかかると真っ白だった霧も晴れ、今度は山道を下りながら海沿いへと近づいていくのだ。この道道265号、実に見晴らしが良く、ところどころ日本海が非常に綺麗に見える。晴れていれば、一層素晴らしい風景が目の前に広がっていただろうが、曇っていても日本海の雄大さは伝わってくるようだ。「でも、曇っていると、雲なのか海なのかいまひとつ分からないね」、おいおい、それを言ってしまったら身も蓋もないではないか。そんなことを言っているうちにやっと国道229号、つまり海沿いに出てきた。国道229号といえば、神恵内村から岩内町内へと向かうルートとして昼過ぎに走ってきた道である。あの時は、海こそ荒れてはいなかったが、土砂降りになり始め、とても海を満喫するどころではなかったのだ。 穏やかな海を右手に見ながら国道229号を走っていくと、右手になにやら目立つ建物が見えてきた。「おっ、あれが道の駅か」 |
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途中、本日の道の駅巡りは断念せざるを得ないかと覚悟していたのだが、無事に予定どおり、本日の最終駅までたどり着いた我々は、とりあえずほっと一安心。あとは宿に向かうのみだ。実は、本日の宿は、海沿いに位置しているため、台風の影響によっては宿入りすら危ぶまれたのだが、どうやら取り越し苦労に終わったようである。というわけで、これから向かう先は、島牧村から国道229号を南下した位置にある北檜山町だ。海沿いを走りながら幾つものトンネルを越えていくのだが、車窓から見える奇岩の数々はどこか神秘的だったりもする。更に、厚い雲の間から一筋の光が見えたりと、台風の不安をしばし忘れさせてくれるような風景が広がっている。 島牧村から瀬棚町、そして北檜山町にさしかかり、海沿いから内陸部に入ると、本日の宿も近い。 |
| 皆さんにも教えたい宿シリーズ6:温泉ホテルきたひやま | ||||||||||
実はこの名称を耳にした時、勝手ながらかなり古い建物ではないかと思いこんでいたのだが、実際には非常に近代的な外観をもつホテルだったりする。また、宿泊施設だけでなく日帰り温泉も可能なため、休日・平日問わず駐車場には多くの車が停まっているのだ。温泉ホテルという名称からもわかるように、ここは温泉施設がメインであり、広い浴場の他、歩行浴や露天風呂、寝湯、泡沫浴等、入浴施設も豊富だ。食事も、地場産の食材にこだわり、海の幸あり山の幸ありと暖かみある料理が楽しめる。 |
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| 上記でもチラリと漏らしたが、本日の宿について"ほし"以上に心配していたのが"こあ"氏だったりする。出来れば、明日のスタート駅である大成町に近い位置に泊まっておきたい。しかし、ガイドブック等を見る限り、その周辺の宿についてはほとんどクローズアップされていないのだ。「この付近で宿を見つけることが出来なかったら、計画も練り直しになってしまう」、躍起になって"ほし"が探し回ったところ、やっと1軒の宿を見つけた。それが「この温泉ホテルきたひやま」である。 ガイドブックに掲載されていないからといって、その宿の善し悪しは泊まってもいない我々が言えるはずもない。どうやら、"こあ"氏は名称がもつ印象から勝手に古い温泉旅館を想像していたのだろう。「今日泊まるところって、大丈夫かな」としきりに呟く"こあ"氏を横目に見ながら、ニヤリと笑うだけの"ほし"。実は、なかなか泊まる箇所が見つからない場所については、"ほし"が独断で決めてしまっていたのである。その際、"ほし"だけは宿の外観も含めて写真で確認していたため、何の心配もしていなかったのだが、"こあ"氏は宿の住所と電話番号しか知らされていなかった。まぁ、"こあ"氏が心配するのも無理はないだろう。 いざ、宿の前に着き、"こあ"氏の顔を覗くと、心なしか安堵感に包まれている表情を確認。「ねっ、良いところでしょう」、"ほし"が意地悪く笑う。「ちっ、分かってるならば前もって言ってくれよ」と言いたげな"こあ"氏は、きっと心の中で"こういう奴だけは相棒にしたくない"、そんなことを思ったに違いない。 その後、"こあ"氏は部屋、食事、温泉いずれも申し分ないと満足げな表情を浮かべている。そんな顔を見ながら、改めてこの宿にして良かった、と深々と頷く"ほし"であった。 さて、明日7月12日は北檜山町から更に南下しながら道南の駅を巡る予定である。いよいよ駅巡りも終盤を迎え、廻る駅も後9駅となった訳だ。さぁ、どんな駅が待っているのか、期待を超える駅があるのか、はたまた・・・、とにかく楽しみであることには変わりない。 |
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最終更新日:2002年09月19日