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| 昨日に引き続き、本日も道の駅巡りはサボり気味な1日になりそうだ。というのも、現在いる場所は富良野。富良野といえばラベンダー。"ほし"は数ある花木の中でも、ラベンダーを非常に好む。だから、北海道に限らず、関東地方でも各地のラベンダーを見に旅をしたものだ。しかしながら、やはり日本におけるラベンダー集大成といえば、富良野ではないだろうか。 というわけで、駅巡り記を期待している皆さんには非常に申し訳ないが、午前中は我々の「ラベンダー訪問」に少々お付き合い頂きたい。まぁ、そう言いながらも駅巡りをおざなりには出来ない。午後には道の駅巡りを再開、富良野を南下しつつ札幌方面へ向かいながら各駅へ立ち寄っていこう。 |
【宿出発時刻】09:17 【宿到着時刻】18:29 ■色は北海道(道北)の道の駅 ■色は北海道(道央)の道の駅 |
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| 市道/国道237号/町道 | ファーム富田 09:35 |
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| 町道/国道237号/国道38号 | 南ふらの 12:06 |
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| 国道38号/(道)465号/国道237号 | 自然体感しむかっぷ 13:19 |
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| 国道237号/国道274号 | 樹海ロード日高 14:07 |
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| 国道274号 | マオイの丘公園 16:37 |
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| 国道337号/道東道
千歳東IC- 道央道 朝里IC/(主)1号 |
宿泊地(小樽市) 18:29 |
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| ▼「ファーム富田」へのルート: 宿泊地(富良野市)から市道/国道237号/町道 (距離:約11.2km) ラベンダーを見るべく富良野を訪れるとしたら、やはりこの場所はおさえておきたい、それが「ファーム富田」だ。しかし、6〜7月あたりは最も混雑する時期なため、決して土・日曜日には近づきたくない場所だったりも。今回は幸い平日なため、恐ろしい人込みに遭遇することはないだろうと思っていたものの、宿の人の話では「この時期は平日・休日は全く関係ありませんよ」とのことだ。あぁ、どうなることやら。 宿を出発した我々は、市道から一旦国道237号に出るとまたしてもすぐに町道へ。名も番号もわからぬまま、この町道と思われる道をしばし北上、田園風景を楽しみながら走っていく。JR富良野線の西隣を平行して走る道は、ファーム富田へ向かう道路としては、お決まりな道のようである。気が付けば、前方には何台もの車が走っており、どうやら、前方の車たちも皆、目的地は同じようだ。 案内看板に従って、いざ駐車場に向かうと、そこは・・・ |
| ▼「ファーム富田」富良野のラベンダーといったらまずはココか 到着時刻:09:35 「えっ?なに、この混雑は・・・」と"こあ"氏の目はまんまる状態。なるほど、宿の人が休・平日関係無し、といった意味を今まさしく全身で実感している最中といった感じだ。以前、北海道の知人に案内されて訪れた経験がある"ほし"は、ある程度の覚悟こそしていたものの、朝からこれほど、人・人・人の嵐を見ることになるとは思いもよらなかった。 |
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| 我々がラベンダーを心ゆくまで堪能していると、丁度そこにはファーム富田の従業員さんたちが花の手入れをしている姿に遭遇。彼らの毎日の世話があってこそ、ラベンダーの花々は今日も綺麗に咲いているのか、と思うとやはり感謝せずにはいられない。それにしても、従業員さんたちのエプロンも「ラベンダー色」、あれはやはり景観を損なわない配慮なのだろうか。 | ||||
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更に園内には、売店や資料館等、ただ花を楽しむだけでなく、ファーム富田とラベンダーとの関わり等を知ることが出来る場所もあったり。昔はラベンダーオイル用の栽培として富良野の地でも実に多数の農家が手がけていたらしいのだが、やがて合成香料等の登場により事態は急変、ラベンダーオイルはすたれてしまい、ほとんどの農家が栽培をやめなければならなくなってしまった。ファーム富田の富田忠雄氏は、そんな苦難な中でなんとかラベンダー栽培を続けてきたのだ。富田氏の辛い葛藤が、パネルを通して心に突き刺さる部分もあり、"ほし"は思わず目頭を押さえずにはいられない。いや、これは"ほし"だけではないはずだ。って、目をキュッキュッとこすっているのは"ほし"だけであった。全くもって涙もろい奴である。また、世界のラベンダーの香りを体験できる「香りの体験室」もなかなか興味深い。ラベンダーにも実に様々な種類があり、香りもそれぞれ異なるのだ。ケースの中のラベンダーに鼻を近づけながらクンクン、「この香りはちょっときつめだな」「あぁ、リラックスできそうな香りだ」等と比較しながら、しばしラベンダーと戯れる。 おっと、すっかりのんびりしてしまった。昼までには本日1箇所目の道の駅へ着くつもりで時間配分をしていたのだが、なかなか予定どおりにはいかないものである。駐車場に戻ってみると、どうやら入口の観光バスもそろそろ出発しそうな気配である。あのバスが出発する前に、我々も出発だ。 |
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| ▼道の駅「南ふらの」へのルート: ファーム富田から町道/国道237号/国道38号 (距離:約59.4km) さて、本日最初に廻る道の駅は、南富良野町の「南ふらの」である。距離にして約60km弱とかなり遠いうえに、午前中の観光ですっかり気が抜けてしまった我々は、これから時間に追われるラリーの感覚に復帰出来るのか、大いに不安なところだ。 そういえば、宿の従業員さんとの会話の中で、「北海道に観光に来られる方々は、皆どこか表情に焦りがあるんですよねぇ。2泊3日くらいでこちらに来られると、それはもう殺気だっている感じですよ。」、確かに少ない日数の中でとにかくあれもこれもと見て廻らねばならないため、自然と顔つきも変わってしまうのだろう。 「お客さんたちは長い期間かけての旅行でしょう。顔つきにゆとりがあるもの」その従業員さんの言葉に、"ほし"は心の中で「我々も道の駅でスタンプを押している時は、かなり殺気だっているような気がするっけ」と、ふと考え込む。いや、まてよ、従業員さんは、「富良野に訪れた客にしては、寝坊助だな」と言いたかったのではないだろうか。その証拠に、チェックアウト後、いざ駐車場をみると、あれほど大混雑だった車たちが、皆揃っていなくなっていたのだ。おそるべし、富良野の旅人たち。 さぁ、とにかく気合いをいれて向かおうではないか。 |
| ▽中富良野から富良野の街並みを感じつつ南下だ 町道〜国道38号/237号 ファーム富田を出発した我々は、中富良野町内を碁盤の目のようにはりめぐらされた小麦畑の間の道を右へ左へと走りながら、やっと国道38号(国道237号重複)に出てきた。実のところ、ファーム富田から国道237号へはあっという間に出られるはずであった。ところが、どこをどう間違えたか、その国道を更に越えていたらしい。行き止まりに泣かされるわ、のんびりなトラックの後ろをただひたすらジッと我慢しながら走ったりと、早くもアクシデントの香りが漂ってくる。 |
| ▽富良野は続くよどこまでも 富良野市から南富良野へ 国道38号 市街地を過ぎればやがて山の中へとさしかかり、やがて国道237号と38号との分岐点にやってきた。我々は国道38号南富良野方面へと進み、しばし山々と畑が続く雄大な風景を楽しみながら走ることに。この国道38号、実は南富良野町を越えればやがて帯広の方まで続いている道である。帯広といえば、旅の前半で既に通過している場所だ。「今回の旅って本当に効率的に廻っているのだろうか」とふと首を傾げたくなったりもするのだが、とりあえず順調にここまで来られたのだ。まぁ、良しとしよう。 |
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| ▼次なる道の駅「自然体感しむかっぷ」へのルート: 南ふらのから国道38号/(道)465号/国道237号 (距離:約40.1km) さて、次に向かうは、南富良野から南下した位置にある占冠村の「自然体感しむかっぷ」。「南ふらの」からJR幾寅駅(映画鉄道員(ぽっぽや)の舞台になったところらしい)を越え、道道1030号や主要地方道136号を経由して国道237号に出るルートも考えられるのだが、いかんせん、道道1030号は途中ダートが12km程続くらしい。いくら、ダート好きといえど、速度的にはかなり不利である。まぁ、逆に好んでこのルートを通る人もいるかもしれないが、我々は今回、道道465号でかなやま湖の横を通りながら国道237号に復帰、延々と南下する「安心安全安直、いわゆる3安」ルートをとることにした。 |
| ▽見えそうで見えない「かなやま湖」の湖畔を走れ!
道道465号
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| ▽ただひたすら山道を走る国道237号 占冠村へ 国道237号に復帰してからは、ただひたすら山道を走ることになる。南富良野と占冠の境には金山峠なる箇所があるが、とりたてて険しい峠道という訳でもなく、さっそうと走れる快適道が続く。そんな山道を下っていくと、ちょっとした街並みが見えてきた。そろそろ近いのか、次の駅。 |
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| ▼次なる道の駅「樹海ロード日高」へのルート: 自然体感しむかっぷから国道237号/国道274号 (距離:約15km) 次に向かうは、日高町内に位置する道の駅「樹海ロード日高」である。ここまでやってくると、「あぁ、随分太平洋寄りに来た」ということをしみじみと実感させられたりも。そう、日高町といえば日高管内、日高管内といえば旅の前半に立ち寄ったあの「サラブレットロード新冠」がある新冠町等も含まれるのだ。「あぁ、戻ってきたな」、そんな感覚すらわいてくる。 「自然体感しむかっぷ」を出た我々は、国道237号を南下だ。次の「樹海ロード日高」までは約15kmと近いため、なだらかで非常に快適な山道を走ること、ほんの10数分、前方をみれば再び街並みが現れてきた。 |
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| ▼次なる道の駅「マオイの丘公園」へのルート: 樹海ロード日高から国道274号 (距離:約87km) 本日最後の道の駅は、長沼町にある「マオイの丘公園」。国道274号にて札幌方面へ向かう途中にある駅だ。但し、「樹海ロード日高」から一般道を延々と90km近く走ることになるため、それなりに時間もかかるだろう。 |
| ▽長々と続く山道、何が心配かって・・・ 国道274号
日高〜夕張へ さぁ、もたもたしている場合ではない。国道274号を夕張市方面へ向けて走り出した我々は、小雨が降る中、数々のトンネルを越えていく。ここからは本格的にしばらく山間部を走ることになるのだが、そんな時、特に心配になるのがトイレだったりする。人間の身体とは面白いもので、一度「この道沿いにトイレはあるかな」なんて心配し出すと、途端にトイレに行きたくなり出す。そんなことはない、考えなければいいのだ、という人も多いだろうが、一度考え出したらとまらない、中にはそんな厄介な体質な人もいるのだ(全くもって自慢にならないが、"ほし"もそのひとりだ)。 |
それは、穂別町営キャンプ場の管理棟であった。山小屋風の建物をみると、ふと中頓別町にある道の駅「ピンネシリ」を思い出したりも。確か、あれもキャンプ場の管理棟を兼ねた道の駅だ。「とにかく入ろう」と心の奥底からほっとすると、キャンプ場管理棟の駐車場に車を停める。平日のせいか、駐車場には数台の車しか停まっていないのだが、どうやら棟内にも入れるようだ。まずは第一の目的を果たし、その後にお礼を兼ねて何か買い物でもしようか、と中を覗くが、売店らしきものはやっていないようだ。「じゃぁジュースだけでも買っていこう」と入口でジュースの自動販売機に向かう。付近の交通量が少ないため、敷地内は静けさを保っているが、このキャンプ場管理棟では棟内で食事も可能、更に裏手に進めばパークゴルフ場もある。平日こそ人の出入りもほとんど無いのだが、夏場の休日はかなり混雑しそうな予感だ。近くには樹海温泉「はくあ」と称する温泉施設もあるので、キャンパーや温泉巡りな人たちには既に知られた場所かもしれない。 そうして、「本当に助かりました、穂別キャンプ場さん」と深々と建物に頭を下げた我々は、再び国道274号を走り出したのであった。 |
| ▽とうとう雨も本降りに メロン販売所を横目にひた走る 夕張〜長沼へ やがて国道274号は夕張市にさしかかり、雨も本格的に降りだしている。これはどうやらしばらく降り続けそうな雨だ。憂鬱度もおのずとアップしていく。この憂鬱に満ち満ちた車内にほんの一瞬の盛り上がりがあったとすれば、ほとんど車が通らない静かな国道274号で速度取り締まりをしていたことだろうか。交番の駐車場で計測しているため、見かけ的にはただパトカーが停まっているようにしか見えないのだが、車内にはしっかりと2名の警官が乗っている。え?そんなに詳しく知っているということは、まさか捕まったのかって?、いやいや、我々はその前をスッと通り過ぎていっただけである。しかし、じっと車の中で待機しているパトカー、バッテリーは上がったりしないのだろうか、いやはや、余計なお世話であった。 |
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| というわけで、本日の駅巡りは妙にあっけなく終わってしまったような気がする。いや、既に時刻は17時半近いため、今から新たな道の駅を探して廻るにはやや時間不足である。今日の駅巡りはもともと午後のみと決めていたため、あっけなかろうが、物足りないだろうが、これでおしまいだ。 後は、ただ宿に向かうだけである。といっても、本日の宿はここ「マオイの丘公園」から約70kmほど離れた小樽だ。夕刻の帰宅時間に札幌を通過しなければならないため、ある程度混雑に巻き込まれる可能性もありそうだが、道の駅と違って閉館時間を気にして向かう訳ではない分、気が楽だ。 「マオイの丘公園」を出た我々は国道337号を南下し、道東道の千歳東ICを目指す。閉館時間を気にせず向かえるなんて言ってはいるが、ここはやや安直に高速道路を使用して小樽方面へ向かおうと考えたのだ。国道337号を南下しながら周囲を見ると、見事なパッチワーク状の畑が広がっており、これがまた実に感動的だ。雨さえ降っていなければ、写真に残しておきたいくらいであったが、やはり雨は無情にも降り続ける。 |
| ▽久々にETCの設置問題に向き合う 千歳東IC〜札幌南料金所 千歳東ICから高速道路に入ると、まもなく千歳恵庭JCTから道央道札幌方面へ進み、周囲も徐々に賑やかな風景へと変わってきた。ところがETC搭載車の我々にとって、非常に憂鬱な出来事が待ちかまえていたのである。というのも、我々が利用した千歳東IC料金所には、ETCレーンは存在していなかった。泣く泣く通行券を貰い、本線へと合流したのだが、道央道
札幌南料金所で一旦料金を払う際、目の前に見えてきたのは幾つものETCレーン。結局、ETC車載器を搭載しているにも関わらず、一般レーンを並ぶはめになったのだ。まったくもって、ここまでぞんざいな扱いを受けるとは、いやはやETCに未来はないのかと、この場でも何度言い続けてきたような気がする。 |
| ▽夕刻の道央道はやはり混んでいた 札幌〜朝里IC
そして宿へ それにして札幌周辺を走る道央道は、家へ帰る車、はたまた出先から会社へ戻る車等でごった返している。北海道の国道は整備されて非常に走りやすいという印象が強かったため、高速道路は利用率も高くないのかと勝手に思いこんでいたのだが、どうやらそんなことは無いらしい。 |
| 皆さんにも教えたい宿シリーズ5:朝里クラッセホテル | ||||||||
| 実は、ここではなるべくリーズナブルな宿を中心に紹介してきた。ビジネスホテルや割と大きめなリゾートホテル等は、いざ実際に泊まってみると、値段の割にはがっかりさせられる点が多く、ここでの紹介は差し控えることが多い。そんななかで、このホテルはリゾート色が強い質感漂うホテルながら親しみがわく場所だったりする。 というわけで、この「朝里クラッセホテル」は朝里川温泉に位置し、日帰り温泉も可能なリゾート色満載の洒落たホテル。緑に囲まれたホテル内には、露天風呂の他に露天風呂付き客室なども用意されている。洋室もシックなインテリアにほっとくつろぎを感じ、とても10年の年数が経過(2002年でホテル10周年だとか)したホテルとは思えない。ホテル内には食事処も数カ所あるため、素泊まりでも安心して食事が楽しめる。夜にはホタルをイメージした照明がホテルの周囲を包み、華やいだ空間が演出されている。 ホテル裏手には自然いっぱいの散策路もあり、本来ならばのんびり滞在して自然を満喫したいところだったりも。日帰り入浴も可能だが料金は若干高め。 |
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| これ以降はホテル内での出来事ゆえ、お時間がある方のみお読み頂ければ嬉しい。(読み飛ばす人はこちら) ▽ホテルでのアクシデントその1:フロント編 というわけで、予想以上に豪華なホテルを目の前にして「なんだか場違いなところに来たのか」と困惑気味な我々であったが、予約時に確認した宿泊料金は、そんなにべらぼうに高いという訳でもなかったはずだ。ただ、日帰り温泉客もいるため、予想以上に駐車場は混雑気味だったらしく、"こあ"氏は空車探しに手間取ったようだが、ようやく"ほし"が待つフロントに戻ってきた。 さぁ、部屋に移動である。2週間分の荷物をズリズリと持って歩く我々はまるで民族大移動のような状態だが、このホテルでは従業員さんが荷物を運んでくれるサービス付きだ。しかしながら、部屋でほっと一息ついたのもつかの間、「あれ、デイパックは?」"こあ"氏の一言に、「あっ、チェックインした時に肩から降ろして足元に置きっぱなしだ」、"ほし"は血相をかえて慌ててフロントに急行。すると、フロントの人も血相変えて走ってくる"ほし"の表情にすぐ気づいたのか、「デイパックをお忘れですね」と間髪入れずにデイパックを出してきた。ほっ、良かった、あの中には西興部で買った松茸焼酎が入っていたのだ、って、おいおい、"こあ"氏の大事なデイバッグそのものを心配してくれ、と鋭い視線が後ろから突き刺さる。後ろから"こあ"氏が付いてきていたのだ。 「ご、ごめん!」頭をかかえて謝る"ほし"に、まったくもう、といった表情の"こあ"氏、フロントで保護して貰えていたから良かったものの、このご時世、盗まれる可能性だって高いのだ。皆さんも、チェックイン時の荷物の置き忘れにはご注意を。 |
| ▽ホテルでのアクシデントその2:レストラン編 しかし、このホテルでのアクシデントはこれだけではなかった。食事時、"ほし"がワインを飲みたいとだだをこね、ハーフボトルを頼んだ。ところがボトルを持ってきたお姉さん、もしかしたらワインを開けた事が無いのではないか、と首を傾げる程、危ない手つきで必死に開けようとしている。それはもう危なっかしくて見ていられない。見かねた"ほし"が、"こあ"氏に「ねぇ、開けてあげたら?」と思わず耳打ちする。が、それはお姉さんに失礼ってもんだ。 その時、お姉さんが小さな叫び声をあげた。「ん?」と我々もお姉さんの手に視線を動かす。すると、モギッ・・・、コルクが半分もぎとられている。いや、コルクを開けようとして割ってしまったのか、コルクは哀れな姿となって目の前にさらされている。ところがお姉さんはそれでも尚もこじ開けようとしているのだ。どのくらいの時間が経っただろうか、お姉さんは無理矢理開けたワインをグラスに注ぐと、ほっとして立ち去っていく。 これがどういう意味だかわかるだろうか。ワインを開けている最中にコルクが割れた場合、ワインにコルク片が入ってしまうことが多々ある。"ほし"のグラスに注がれたワインには幸いコルク片は見あたらなかったのだが、"こあ"氏のグラスにはコルク片が幾つも入っている。 結局、我々は従業員さんを呼び止め、「このワイン、コルク片が入ってますよ」と一言いうと、「あ、申し訳ありません」と従業員さんは慌てて奥へ走っていく。ほどなくして戻ってきたのは先程ワインを開けたお姉さんではなく、今度はソムリエを思わせるお兄さんである。そしてその手には新しいワインボトルが握られていた。「ただいま新しいものとお取り替え致します」と、今度は慣れた手つきでササッと開ける・・・予定であった。 しかし、ハーフボトルというのはコルクが細いせいか、フルボトルと比較すると開けづらいらしく、お兄さんも苦労している。(おいおい、どうしたっていうのだ・・・)、"ほし"はワインを目の前にしながらお預け状態をくらった犬のようだ。それでも開かない、焦ったお兄さん、力を入れすぎたか、なんと手を滑らせてワインのボトルを倒してしまった。 ガタガタッ・・・、一同「えっ・・・」、事態はそれだけで終わらなかったのだ。テーブルの上にはアルコール製のランプが置かれており、ワインボトルが倒れた拍子にランプまで倒れる始末。テーブルクロスに引火し、フワッと一瞬火が立ったのである。これにはさすがの我々もビックリ仰天。慌てて火は消し止められ、事なきを得たのだが、この騒ぎに他のテーブルの客も気づき、何もしていない我々まで恥ずかしくなってきた。 我々は別の席に移され、慌てて支配人らしき人がやってくると、平謝り状態。ここは心優しい"こあ"氏がフォローすべく「いえ、怪我のほうはありませんでしたか」と従業員さんに声をかけている。その後、またしても新しいワインがやって来た。あぁ、全て飲まずして3本目とは、なんとも勿体ない話だが、3度目はこれまでのアクシデントが嘘のごとく無事にコルク栓が抜かれ、やっとワインを飲むことが出来たのであった。 食後、「ごちそうさまでした」とレストランを出ようとした時にも支配人さんと従業員さんが「本日は本当に申し訳ありませんでした」を連発、いやはや、ヒヤッとするアクシデントこそあったものの、何事も無かっただけにこうして笑い話となった訳である。 これを読んで「こんなアクシデントに遭いながら、それでもこのホテルが気に入ったのはどうしてか」と思われる人も多いだろう。確かに普通ならば従業員さんの勉強不足(ワインの開け方等)に怒りさえ感じるのかもしれない。しかし、不思議なことに、そんな出来事を微笑ましく見てしまいたくなる従業員さんたちの人徳か。ホテル自体、くつろぎの空間として非常に好印象であることも理由のひとつだろう。 |
| 食事を済ませて部屋に戻ると、やはり気になるのは台風情報だ。台風6号が本州に被害をもたらしているニュースを見る度に、いずれ北海道にもやってくるのか、と不安は増すばかりである。果たして台風の影響のなか、明日立ち寄る予定である道の駅は全て廻りきるのだろうか。しかも、海沿いの駅も幾つか存在し、更に明日は海沿いの宿だったりも。「あぁ、どうして7月に台風が上陸するのか・・・」、ぼやきのひとつやふたつ言っても罰は当たるまい。 というわけで、明日7月11日は余市からスタート、天候が良ければ積丹半島に行きたかったのだが、どうやらそれどころではなさそうだ。海沿いやら山間部を行き来しながら、北檜山まで向かう予定である。但し、何事もなければ・・・の話であるが、さぁ、どうなるのか、明日の旅。 |
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最終更新日:2002年09月10日