北海道 道の駅スタンプラリー体力勝負だ!ダイアリー
北の大地でオイル交換?
おまけに駅巡りを早々にきりあげて夕暮れの美瑛へ
道北・道央編

2002年07月09日

「うわっ、久々の青空だ!」、本日の朝の第一声はこれである。北海道に来て1週間、思い起こせば、朝から太陽を見た日は一度も無かったではないか。どうやら今日一日はなんとか良い天気の中、道の駅巡りが出来そうだ。喜び勇んで準備を整えると、早々にチェックアウトを済ませ、宿を出発だ。

本日は、滝川市の南に位置する駅を数カ所廻り、その後は一気に旭川まで北上だ。そして旭川近辺の駅を廻りつつ、"こあ"氏のたっての希望により、適当なカーショップを探さなければならない。2週間とにかく車を酷使し、総走行距離も自宅へ戻るまでに6,000km弱は走るのではないか、と考えると、どうしても途中でエンジンオイルを交換をしておきたい、と"こあ"氏は旅の間、ずっと言い続けていた。旭川市内であれば、国道沿いにその手のショップも存在するだろう。「オイル交換するならば、時間的にも場所的にも今日が最適だよ」、"ほし"は、本日廻る駅を地図上で再確認する。

それにしても、旅の途中でオイル交換をするはめになるとは、いやはやそれだけ2週間の間、ただひたすら走り続けているということか。


【宿出発時刻】07:29 【宿到着時刻】18:50
 色は北海道(道北)の道の駅 色は北海道(道央)の道の駅
  国道38号/国道452号/国道275号 つるぬま
07:51
国道275号/(道)278号/
(主)139号/国道12号
ハウスヤルビ奈井江
09:00
国道12号 三笠
10:01
国道12号 (ハウスヤルビ奈井江)
11:20
国道12号/(主)114号/
道央道
奈井江砂川IC-旭川鷹栖IC/
国道12号/国道237号
あさひかわ
13:03
国道237号/(オートバックス)/
(JR旭川駅前西武)/国道39号
とうま
15:20
国道39号/(道)1122号/
(主)140号/(主)37号/
国道452号/町道
美瑛
16:50
国道237号/国道38号/市道 宿泊地(富良野市)
18:50

▼道の駅「つるぬま」へのルート:
宿泊地(滝川市)から国道38号/国道452号/国道275号 (距離:約13.9km)


さて、本日最初に向かう道の駅は浦臼町の「つるぬま」である。滝川市街地から国道38号,国道458号を経て国道275号に出れば、、あとはひたすら南下だ。

やがて滝川市から新十津川町へさしかかると、民家や店等が建ち並び、市街地とはまた違ったのどかな、どこか懐かしさを感じる道が続いている。また、国道12号ほどではないが、新十津川町内を走る国道275号もひたすら真っ直ぐな道であり、小さな感動に浸りながら田園風景の中をさっそうと走れたりも。え?日本一の直進道を誇る国道12号はこんなものではないって?

宿から14km弱ほどの距離ゆえ、それこそ20分程で道の駅に到着だ。
 

 
 
つるぬま」ここのトイレはちと違う!間違えて入らないようにね (浦臼町)
到着時刻:07:51 スタンプ設置場所:ふれあいプラザ内
道の駅「つるぬま」の開店時間は嬉しいことに8時からだ。だいたい、9時から開店する箇所が多いなか、実に貴重な存在である。8時開店を見越してやや早めに到着すべく宿を出てきたので、店が開くまで敷地内を散策していれば、時間はすぐに経過するだろう。

鶴沼公園の向かいに位置する純日本風な外観をもつ道の駅「つるぬま」は、観光案内所や軽食堂、売店等を含む「ふれあいプラザ」、そして豆腐や厚揚げ等が人気の「ヘルシー食品物産館」から構成される。この駅の屋外トイレは男女別に棟が異なる、というちょっと珍しい形態。慌ててトイレに駆け込むのは危険ゆえ、くれぐれも建物を確認のうえ入ることをお勧めする。
と、まぁ前置きにも書いたとおり、トイレが男女別で完全に別棟というのはなかなかユニークだ。実は、"ほし"も、更には"こあ"氏まで、危うく間違えて入るところだったのだ。だいたい、通常の場合は、ひとつの棟の左右を男女別に分けて設置しているものが多いだろう。この駅のトイレにおいても、建物の柱には男女別を示すマークこそ掲示されているのだが、習性とは怖いもので、左側に異性側のマークが掲示されていたら、つい右側に回って入ろうとしまいそうに。おいおい、左から入ろうが右から入ろうが、同じだろうに。

ここらあたりに注意力散漫な性格が見え隠れしたりもするのだが、そんな我々と同様の性格の皆さんはご注意を。
何時の間にやら8時が過ぎている。まずは「ふれあいプラザ」から入ってみよう。

開店してまだ間もないのか、訪れる客はほとんどおらず、おまけに店内を見渡せど、売店等があるというのに店員さんまでいない。「おいおい、不用心だな。大丈夫か」と思いながらしばし店内を歩く。
ふれあいプラザ内の売店は非常に小規模、いわゆる食堂のおまけ的な存在だが、売店だったら隣に「ヘルシー食品物産館」があるので、こちらも併せて利用した方が良さそうだ。

そんなことを思いながら、軽食堂のメニューを眺めているとユニークな食事を発見。それが「厚揚げ正油ラーメン」だ。道の駅ラーメンやそば、定食等もあるのだが、この厚揚げ正油ラーメンは、ヘルシー食品物産館自慢の手づくり厚揚げがたっぷり入っているとか。しかし、ラーメンに厚揚げって合うのだろうか、なかなか不思議な一品だ。
店を出ると、次に向かうは「ヘルシー食品物産館」。何がヘルシーかって、やはり豆腐や厚揚げ等を中心に扱うあたりからちなんだ名前なのではないだろうか。店内には手づくり豆腐の他に、浦臼ワインあたりが気になる商品だったりも。スタンプデザインに「ブドウ」が採用されていることからも分かるように、ブドウの生産地としても有名だ。

「やはりここはワインを買わねば・・・」とあれやこれやとワインを物色し、いざ、レジへと向かうと、店員さんが皆、朝からせっせと清掃に励んでいる。「随分、朝から熱心に清掃する駅だな」と感心しながらも、清掃は出来れば営業時間前にやって欲しかったりも。と、店員さん「いやぁ、すみません、バタバタしていて。」と苦笑いをしながらそれでも屈託のない表情で言われてしまうと、こちらも思わず和まずにはいられない。話を聞いてみると、どうやら今日は何処からか監査が来るらしい。まぁ、何時もきちんと清掃をしていたとしても、何処でどんなチェックが来るかもわからないものだ。というわけで、本日は念入りに清掃しているのだろう(と、駅の名誉のために言っておこう)。
おっと、ここへ来たら豆腐アイスなるものを食べてみたかったことを思いだし、店員さんに「豆腐アイスはありますか」と聞いてみる。すると、店員さん「豆腐アイスもありますけど、ここは断然、豆乳ソフトの方がお薦めですよ」と力説。そのあまりの力説ぶりに「そ、そうですか、それでは是非豆乳ソフトをお願いします」と、"ほし"。

豆乳ソフトを片手に店を出た"ほし"は、外のベンチでぼんやりと座っていた"こあ"氏に「ほら、豆乳ソフトだよ」と突き出す。そういえば、幼い頃には豆乳をよく飲まされたものだ。あの頃は、豆乳独特の味がなかなか馴染めなかったものだが、年を重ねると味覚自体も変わってくるものだ。

早速、一口頬ばると、普通のバニラ、いや、ミルキーな味のソフトにも感じるのだが、いやはや、後味がまさしくあの豆乳味である。だからこその豆乳ソフトなのだが、どうやら"こあ"氏にはやや苦手な味らしい。口あたり自体、非常に滑らかでまったり目。口に入れている間はミルク的な味が強く、それでいて口の中に豆乳の感覚だけが残るというなかなか不思議な味わいは、クセになる人もいるはずだ。

そうして朝からソフトクリームに舌鼓を打つと、満足げに車に戻っていくのであった。
 
 

▼次なる道の駅「ハウスヤルビ奈井江」へのルート:
つるぬまから国道275号/(道)278号/(主)139号/国道12号 (距離:約9.1km)


さて、次に向かうは奈井江町内の道の駅「ハウスヤルビ奈井江」だ。国道275号沿いの「つるぬま」に対し、1本東側を走る国道12号沿いの「ハウスヤルビ奈井江」は、それこそ「つるぬま」からほぼ東に位置し、しかも距離的にも10km以内はかなり近隣な駅なため、それこそあっという間に到着しそうである。

「つるぬま」を出ると、とにかく国道275号から国道12号に出るべく、東へのびる道道278号を走る。これまたのどかな風景が続く静かな道だ。やがて主要地方道139号と合流し、尚も東へ走ればパッと目の前の風景が変化する。国道12号へと出てきたのだ。

店等が建ち並ぶ賑やかな街並みをほんの少しだけ北上すれば、左手に見えてくるは道の駅「ハウスヤルビ奈井江」である。"こあ"氏、「えっ?もう着いちゃったの?、道を堪能する間も無かったよ」と妙に落胆している。というのも、この国道12号、前日の旅日記でも少しお話したが、美唄市から滝川市までの29.2kmの間、ずっと直進道が続く、いわゆる「直線道路日本一」の国道なのだ。

「直線道路は、次の道の駅三笠へ向かう間に十分堪能できるよ」と"こあ"氏の肩を叩きながら、とにかく駐車場に入るよう促す"ほし"。
 

 
 
ハウスヤルビ奈井江」開館時間と営業時間の時間差に困惑 (奈井江町)
到着時刻:09:00 スタンプ設置場所:ハウスヤルビ奈井江正面入口付近とトイレの前付近の2箇所
駐車場に入ると、敷地内にはまだ数台の車しか停まっていない。北海道道の駅連絡会のWebサイトの情報によれば9時から開館しているとのことなのだが、外から覗く限りは、館内は静まり返っているようにも見える。「あれ、9時から開館・・・って、まさか正面入口が開いただけの話ではなかろうか」と首を傾げながらも車を降りる。

館内を覗くと、そこにあるのは開店準備中のそば処、そしてまだ人の動きが全く無い喫茶店だけである。他にトイレがあるだけで、他に施設らしきものはなさそうだ。売店らしきものが9時から営業しているのか、と勝手な希望的憶測をもって立ち寄っただけに、予想と全く異なった形態に困惑気味の我々。「まいったなぁ」と言いつつもしばし、そば処の前で様子を伺う。そば処の奥では本日の仕込みをしているのだろうか、店員さんが忙しそうに動いているのがみえる。
スタンプは、正面入口に設置されているが、トイレ側の入口から入れば、24時間押印可能な設置場所もある。そのため、スタンプだけが目的であれば、特に開館時間を気にすることなく、立ち寄ることは可能だが、道プレ購入となるとそういう訳にいかない。今更ながら、早々と9時なんぞに立ち寄ってしまった己を後悔するしかなく、「次の道の駅に寄ってから、またここへ戻ってくるしか無いね」という結論に達したのである。

せめて、先に建物の外観等を堪能しておこう、としばらく駐車場内を行ったり来たり。すると、トイレ休憩をすべく立ち寄ったと思われるトラックのドライバーが車両に戻ってきた。トラックが発進するのか、と慌てて"ほし"がトラックの近くから離れると、トラックのドライバーが窓からひょこっと顔を出して、"ほし"に話しかけてきた。「おーい、足、どうしたの?」、その声に周囲をキョロキョロする"ほし"、どうやらあのドライバーは"ほし"に向かって話しかけてきているのだ、と認識すると、己の足をみる。そういえば、約1週間、駅内散策をすべく歩きっぱなしであったせいか、左足の小指が巨大な水膨れを起こし、無意識に片足を引きずりながら歩いていたのだ。人に心配されるほど、悲惨な歩き方をしていたのだろうか。

「ずっと北海道を廻っていて、ちょっと歩きすぎてしまったようです」と頭をかきながら"ほし"が答える。「へぇー、どこから来たの?」「東京です」「東京から歩いてきたの?」っておいおい、まさか東京から歩いてきたにしては"ほし"の姿はどう見ても軽装だろう。「いえいえ、車で。フェリーに乗ってきて、2週間かけてぐるっと廻ってます」「なるほどー。良いネェ。気を付けて頑張ってね」とトラックのドライバーは手を振って駐車場を出ていった。

そういえば、北海道は旅行者も多いせいか、結構気軽に話しかけてくる人も少なくない。道の駅で出逢う店の人も割と気さくな人が多かったりも(勿論、中には例外も存在するのだが)。そんなことを思い返しながら、更に敷地内を歩く。

おっと、この道の駅の概要を説明するのを忘れるところであった。道の駅「ハウスヤルビ奈井江」は、木をふんだんに使ったログハウス的な外観が印象に残る暖かな道の駅。駅の名称も、奈井江町と友好都市関係にあるフィンランド ハウスヤルビ町からちなんだもののようである。この駅は、蕎麦処と喫茶店といった喫茶・食事処のみから構成されており、他の駅とは少し形態が異なる珍しいタイプだ。といっても、どちらの店舗でも多少土産品を扱っている。建物自体は9時から開いているが、駅を満喫したいならばやはり各店舗の開店時間に合わせて訪れるに限る、ということを実感する。

というわけで、結局この駅でしたことといえば、まだ開いていない店の営業時間を確認したこと、そしてスタンプを押しただけであった。
 
 

▼次なる道の駅「三笠」へのルート:
ハウスヤルビ奈井江から国道12号 (距離:約26.8km)


当初の計画では、「ハウスヤルビ奈井江」へ二度立ち寄るなんていうことは全く考えていなかった。それが急遽事情が変わり、ハウスヤルビ奈井江へ二度立ち寄るとなると、本日廻る駅に対する時間配分も変わってくる。それどころか、今日は道の駅以外にも立ち寄りたい箇所があるのだ。「とにかく今は、一刻も早く次の駅へ行こう」と慌てて出発。

さぁ、"こあ"氏には日本一の直線道路を存分に堪能して頂こう。本来ならば滝川市内から国道12号をひたすら南下すれば、直線29.2kmを思い切り堪能出来るはずだったのだが、道の駅「つるぬま」を経由して奈井江町まで来てしまったため、堪能出来る距離が短いのは仕方がないだろう。
 
▽実感しづらい直線道路 国道12号奈井江町〜美唄市 そして三笠市へ

いざ国道12号を三笠市方面へと南下し始めたはいいが、どうにも交通量が多い。しかも、トラック等の大型車も実に多く走っており、まさしく札幌と旭川を結ぶ幹線道路であることを実感させられる。ところどころ、快適な流れを取り戻すこともあるのだが、気が付けば混雑状態に陥っていることも多々あったり。そのせいか、直線道路を走っている実感を得られることが少ないのが、正直な感想だ。「うーん、これだったらオロロンライン(7月7日分旅日記参照)の方が、走っていて楽しい気分になるね」と"こあ"氏の言葉に、"ほし"も深々と頷く。

写真は、今回直線道路を実感した数少ないポイントだったりも。平地における直線道路の場合、前方に車がいるとなかなか直線を実感しづらいのも事実だ。

美唄市までの直線道路をとりあえず堪能すると、やがて三笠市へさしかかる。と、それは道の駅「三笠」が近いことを意味する。

 

 
 
三笠」出店の活気が伝わる駅 (三笠市)
到着時刻:10:01 スタンプ設置場所:ファームセンター正面入口奥
左手に見えてきた、なにやら賑やかそうな建物群、それこそが道の駅「三笠」。メイン施設と思われる建物の他にも、出店風な建物たちがズラリと建ち並び、昔ながらの元気なドライブインにもみえる。駐車場内も、休日ほどでは無いだろうが平日の割に多くの車が停まっているのは、幹線道路沿いという理由だけではなさそうだ。

道の駅「三笠」は記念すべき北海道の道の駅登録第一号の駅。メイン施設である「サンファーム三笠」ファームセンターを中心に、新鮮農産物直売やソフトクリームショップ、軽食カウンター等からなるフリーマーケットが建ち並ぶ、活気に満ち満ちた施設群が揃っている。また、敷地の奥には巨大な水車と共に「農の館」なる農業資料館があり、農業の歴史を感じさせる様々な農機具等を紹介。産直人気も定評があるが、ソフトクリームの人気が高いことでも有名だ。
まずはファームセンターに足を運んでみよう。正面入口から中に入ると、視界の端にスタンプが見える。

なにはともあれ、スタンプは先に押しておこう、と周囲の様子を伺いながらスタンプ帳を広げる。館内は、中華レストランと売店、事務所から構成されており、レストランは今まさしく開店準備中といった様子だ。
売店を覗いてみると、あっさり目の陳列棚に商品が整然と並べられており、やや殺風景に感じたりもするのだが、さりげなく三笠特産の「みわの里」と称するりんごジュース等が目についたりも。ところがこの売店では道プレを発見できずじまい。「はて、ここに無いということは・・・」と過去の記憶をあれこれ辿りながら、売店に無い場合は観光案内所等で扱っていることもあることを思い出し、館内奥にある事務所へ。

「あのぉ、道プレはここで販売していますか」と"ほし"が窓口から職員さんに声をかけると、職員さん「あぁ、道プレはね、東山ファームで扱ってますよ。」と顔を覗かせて言う。「あ、あちらですか。ありがとうございます」とペコリと頭を下げると館外に出る。
東山ファームとはファームセンター横に建ち並ぶフリーマーケットのひとつ、ソフトクリーム等を扱う店舗だ。実は、人気が高いといわれるソフトクリームはここ東山ファームで販売されている。「しかし、どうして道プレは東山ファームで扱っているのだろう」と少々不思議に思いながらも東山ファームを覗いてみることに。

ソフトクリーム販売カウンターの横に入口があり、中に入ると軽食の販売コーナー、そしてテーブルと椅子が用意されており、ここで食べていくことも可能なようだ。その一角に道プレを発見。「おぉ、あったあった」とにんまりしながら手に取ると早速レジへ向かう。おっと、折角東山ファームに足を運んだのだから、ついでに「美味しい」といわれるソフトクリームも食べておこう。
というわけで、東山ファーム特製のソフトクリームを手にする。ここのソフトクリームはジャージー牛乳と生クリームをたっぷり使っており、一口食べればまさしく「牛乳」味を実感できる。口あたりは滑らかで甘味もありながら後味すっきりという、食べていて実に心地よい食感、これが美味しさを引き立たせているのか。口の中に何時までも残る甘ったるさが無いため、甘いソフトクリームはちょっと・・・という人にもお薦めだ。レジ横に「ソフトクリームが倒れやすいので注意してください」なる注意書きがあるのもなかなかユニーク。いや、呑気に食べていると確かに倒れてきそうではないか。

「ふぅ、満足満足」と周囲を見れば、我々同様ソフトクリームをせっせと頬ばる人口の多さに今更ながら気づく。サラリーマン風の人からトラックのドライバー、はたまたドライブ中の男女に自衛隊隊員まで、皆それぞれソフトクリームをかぶりついている。「今日って平日だよね・・・」と言っている我々も、平日に呑気にソフトクリームを頬ばる組のひとつではないか。
施設の裏手には水車付きの素朴な木造建物があり、巨大水車が客を出迎える。その水車の直径は約10mだとか、巨大なうえにかなり年季も入っているように見える。建物に近づくと、そこは「農の館」なる農業資料館だ。中には、三笠の農業を支えてきた数々の農機具等が並び、「お、これってテレビの某番組で見たことがある」「昔はこういう機械で手間をかけて作業していたのだな」等とまじまじと眺める。

ここ数年、某テレビ番組の企画により某アイドル?グループが村を造り、昔ながらの製法で米や野菜等をつくっている姿を放映しているのを観ることが多いためか、どことなく親近感を感じる我々はまさしく「ミーハー」か。

こうして「三笠」を満喫した気分になった我々は、車に戻り、またしても「ハウスヤルビ奈井江」へ戻らねばならない。
 
 

▼次なる道の駅「ハウスヤルビ奈井江」(再)へのルート:
三笠から国道12号 (距離:約26.8km)


結局、「ハウスヤルビ奈井江」と「三笠」の間を往復することにより、またしても日本一の直線道路を堪能することとなる"こあ"氏は、「うーん、やっぱり混んでるせいか、直線を実感できないよ」と唸っている。

といっても、渋滞により車が動かないという程ではなく、ただ単に交通量が多いというレベルにとどまっているため、「国道12号を利用する」という点でいえば、特にストレスを感じることはない。さぁ、とにかく「ハウスヤルビ奈井江」に向かって国道12号を再び北上していこう。
 

 
 
ハウスヤルビ奈井江」寄って良かった!ここの蕎麦は抜群に美味い (奈井江町)
到着時刻:11:20 スタンプ設置場所:ハウスヤルビ奈井江正面入口付近とトイレの前付近の2箇所
やがて左手に見えてきた「ハウスヤルビ奈井江」、よくよく見れば9時過ぎに立ち寄った時よりも駐車している車は明らかに多いではないか。それもそうだ、既に11時過ぎており、各店舗も開店しているのだ。特に、ここのそば処は美味しいという評判なため、立ち寄る人も多いらしい。

当初、道の駅「あさひかわ」で食事をしようと考えていた"ほし"だが、急遽この道の駅で昼食をとろうと計画を変更、早速「北海道そば研究会本部」なる看板を掲げたそば処「からまつ園」へと進む。既に店内には多くの客で賑わっており、かろうじでカウンターに空席を発見、慌てて席につく。この「からまつ園」は奈井江町内に本店があり、道の駅内にある店はいわゆる2号店である。土日を中心にかなり混雑するそば処だが、平日も十分に混雑しており、評判の高さが伺える。
「さて、何にしようか」と壁に掲げられたメニューにざっと目を通すと、かけそば好きの"こあ"氏は「たぬきそば」、最近つけそばに目覚めた"ほし"は「冷やしかも南」そばを選択。

ここのそば粉は浦臼町で契約栽培された「ぼたん」品種を石臼で製粉して使っており、現在は生産量が少ない幻のそばと言われているとか(店内の貼り紙より)。そば自身も、かけ蕎麦・つけ蕎麦用それぞれ分かれており、勿論注文してからゆでている。店内には"混雑している場合は多少時間がかかる"旨、注意書きも貼ってあり、この貼り紙の有無だけでも客に対する店の配慮がわかるってものだろう。
しばし待っていると、まず先に出来上がったのは「たぬきそば」。

早速、"こあ"氏がズルズルズルっと食してみる。コシのあるそばと出汁のきいたつゆが実によく調和されて、「なるほど納得」と言いたくなる美味しさである。こんなに美味くて600円は申し訳ない安さだ、と"こあ"氏も絶賛。
それに対し、"ほし"が注文した「冷やしかも南」そばは、ちょっと高めの1,150円。しかし、結論から先に言えば「絶対にまた食べたい!」そばであった。一目見た時、「うわっ、すごい量だ」と恐れおののいたのだが、いざ食べてみるとこれが不思議なことに、次から次へと気持ちよいほどに喉へ通っていく、喉ごしの良さ。麺は細目ながら心地よいコシの良さも特徴だ。鴨肉とネギが入ったつゆも、これまた出汁がきいている。

ちまたで評判の店と聞いて、いざ行ってみると、己の口には合わないなんてことにもよく遭遇するのだが、ここは違っていた。「美味い、美味すぎる」と、おいおい、ちょっとオーバーなのではないか、なんて思った皆さん、是非一度は足を運んでみることをお薦めしたい。

すっかり満足感に浸った我々は「ごちそうさま!」と言う声も高らかに、店を出る。いや、何か大事なことを忘れているような気がする。
「いかん、ここへ立ち寄る第一の目的は道プレだった」と慌ててそば処の店員さんに「道プレって何処で売っていますか」と聞いてみる。「あ、それでしたら隣の木菟(みみずく)さんで売っていますよ」と教えてもらい、今度は隣の喫茶店へ。喫茶店内にはちょっとした販売コーナーもあり、その一角に道プレが置いてある。早速、道プレを手にしながら「ここにはハウスヤルビ奈井江のオリジナルグッズがあるって入口に書いてあるみたいなんですけど、どれですか」とそれとなく店員さんに聞くと、「あぁ、一応あるにはあるのですけど・・・」と妙に口調が重い。実は正面入口で「ハウスヤルビ奈井江オリジナルグッズ販売中」なる貼り紙を目撃していたのだ。

ど、どうした店員さん、と言いかけたその時、「いやぁ、絵はがきとテレホンカードは既に完売でして、Tシャツはあまりパッとしないデザインなんですよねぇ。キーホルダーは今、お客さんが手にしているものですし、ステッカーも・・・」とその時、"ほし"は見た。熱のせいだろうか、すっかり丸まってしまったステッカーを慌てて店員さんが手でのばしている姿を。そんな素直な店員さんに、どう対応していいか、こちらが戸惑う始末だ。ちなみにキーホルダーとは、北海道内の各道の駅で販売している皮製のものを指していたらしい。

かなり恐縮気味の店員さんに向かって差し出したのは、結局道プレとキーホルダーのみであった。もし、いつかまた訪れる時には、新たなオリジナルグッズが並んでいるのだろうか、それとも完売したら最後、もう入荷することはないのだろうか、それは"ほし"にはまったくもって分からない。

さぁ、本日廻る道の駅はあと2箇所だが、駅以外にも立ち寄らなければならない箇所が数カ所あったことを思い出す。ここは急いで旭川へ向かわねばならない、と急に慌ただしい素振りで車に戻っていく我々の姿がそこにあった。
 
 

▼次なる道の駅「あさひかわ」へのルート:
ハウスヤルビ奈井江から国道12号/(主)114号/道央道 奈井江砂川IC-旭川鷹栖IC/国道12号/国道237号 (距離:約72.7km)


特に急ぐことがなければ、このまま国道12号を北上して旭川まで行けば良かったのだろうが、ここは時間短縮の為にも道央自動車道を利用して旭川へ向かうことにしよう。国道12号から主要地方道114号を経て、奈井江砂川IC入口から本線へと進むと、さぁ、目指すは旭川だ。

道央自動車道は交通量も少なく、たまに走っている車を見かければ、おいおい、そんなスピードで走って大丈夫か、といった凄まじい速度で走っていく。そんななか、ただひたすらに走り続けること58.6km、何のアクシデントに巻き込まれることなく、旭川鷹栖IC出口までやって来た。この分では道の駅「あさひかわ」まであっという間に到着か、と思いきや・・・

いざ一般道に入り、再び国道12号に入るとそこはまさしく大きな街並みであり、行き交う車の量もグンと増える。「旭川ってかなり大きな市なんだなぁ」と感心しながら走る"こあ"氏と、必死に現在地を地図で追う"ほし"。周囲はビルや大きな店が建ち並び、この分だったら苦労せず、オイル交換が可能なカーショップを見つけだすことも出来るだろう。そう言いながらも、カーナビでカーショップを検索してみると、道の駅「あさひかわ」から比較的近い位置にオートバックスがあるらしい。「よし、道の駅に寄った後に、オートバックスに行こう」と決定したものの、まだかんじんの道の駅にも到着していない。

そんな時、国道12号から国道237号へと曲がる交差点に「道の駅あさひかわ2km」の案内看板を発見。国道237号に入っても、尚も市街地は続き、「本当にこんな市街地に道の駅があるの?」と疑いの眼差しの"こあ"氏に、「さきほど、看板があったでしょう。間違いなくあるはずなんだけど」と自信満々の"ほし"。とその時、前方をみると国道237号と主要地方道の分岐点にさしかかり、その交差点にも「道の駅」の看板を発見、なかなか親切な案内看板である。しかしながら、富良野方面から北上する車にとっては比較的迷わずに向かえる道の駅「あさひかわ」、いざ、旭川の市街地方面から向かうとなると、国道自体が右だ左だと入り乱れているため、少々迷いやすそうだ。

国道237号から外れぬように道路脇の国道看板を確認しながら走っていると、「←200m 道の駅あさひかわ」を発見。「ん?国道237号に面している訳ではないのか」、どうやら、これが道の駅あさひかわから最も近い看板のようである。
 

 
 
あさひかわ」周辺市町村の特産品をドーンと展示! (旭川市)
到着時刻:13:03 スタンプ設置場所:旭川地場産業振興センター正面入口付近及びトイレ前辺りの2箇所
「←200m 道の駅あさひかわ」の看板に従い、国道237号から細い道へと入れば右手に「大雪アリーナ」、そして左手に「道の駅あさひかわ 旭川地場産業振興センター」を発見。やっと到着である。

しかしながらこの建物をみて、ふと思い出したは新潟県の十日町にある道の駅「クロス10十日町」(訪れたことがある人はもしかして理解して貰えるかもしれないが)。まさしく役所か公民館か、という外観イメージが実に類似している。いや、最近は役所の方が凝った造りをした建物を多く見かけるため、更に味気なさ度を感じながら、駐車場に車を停める。

道の駅「あさひかわ」は北海道内札幌に次ぐ大都市旭川市内に位置する駅。メイン施設は「旭川地場産業振興センター」、名称からしても渋めな印象が強いが、外観もまさしくその印象のとおり。館内は、パネル等による観光案内コーナー、更に奥に進めば広いフロアに特産品販売コーナーや休憩スペース、上川管内の24市町村の特産品が美しく展示されている。勿論、レストランには「ジュンドッグ」なる洋風おにぎりや道の駅弁等の名物料理等もあったりと、工夫もされているようだ。
というわけで、早速「地場産業振興センター」を覗いてみよう。正面入口から入ると、ミニ展示会場を思わせるフロアが広がっている。

手前には観光案内コーナーがあり、北海道内の全ての道の駅を記した「道の駅みちみちMAP」なる地図パネルが設置されている他、道内の観光スポット等が掲載された地図パネルも並ぶ。
特産品販売コーナーは、旭川の特産を中心に北海道の土産がズラリと置いてあるのだが、どことなく特設会場に仮に置かれたような陳列だったりも。といいながらも、端からあれこれ見て廻るだけでもかなり時間を要する品揃えだ。

「旭川といったら、やはり旭川ラーメンだよね」と安直な発想ではあるが、旭川ラーメンの袋を手にとる"こあ"氏だが、またしても店員さんとなにやら話し込んでいる。どうやら、海産物を勧められていたらしい。確かに、陳列ケースをみると美味しそうな塩辛系の海産加工品がズラリ。「これは魅力を感じるけれど、そろそろ保冷ケースも満タンだし、これ以上は買えそうにも無いな」と残念そうに眺める。
特産品販売コーナーの奥には上川管内24市町村各地の特産品が一挙に集められ、ショーケースの中で整然と並ぶ光景は、迫力さえ感じられる。まぁ、"ほし"的には「ここでしか買えない地場産」にこだわりをもっているため、物産店等でもその地域以外のものにはあまり手を出さない性分なのだが、ここで各地の特産を頭にたたき込んでおいて、その土地へ向かうのも悪くない。

先程も話したが、当初ここで食事をするつもりであった。道の駅弁と称するメンチカツ重があったりと、かなり気になるところではあるのだが、実のところ、"ほし"はあまりメンチカツを得意をしない。それでも一度は食べておかなければという妙な使命感との葛藤の末、結局今回は見送りとなった訳である。「メンチカツと奈井江のそばを選択しろといわれると、やはり・・・」、この後に続く言葉は、いずれ道の駅弁を食してからにしよう。実際に食したことがあるみなさん、お味のほうはいかがなのだろう、メンチカツ重。

おっと、スタンプのほうだが、正面入口側の「道の駅みちみちMAP」の横に設置されているものは、まるでインクを水で薄めたような状態で、まともに押せない。その場でスタンプを押していた"こあ"氏が、手にスタンプ帳を持ったまま、恐縮そうに"ほし"に近づいてきた。そして「ちょっと見てくれる? ここのスタンプはちょっと問題有りだよ」とスタンプ帳を"ほし"に差し出す。それを見た"ほし"、「うわっ、なんだこれは」と呆然。確かに"こあ"氏の言うとおり、インクが水で薄められたような、すっかりにじみきったスタンプである。

しかしながら、この悲しみを"こあ"氏にぶつける訳にもいかず、結局、落胆とともにスタンプ帳を鞄に押し込むと、出発前にトイレへ立ち寄っておこう、と歩いていく。

すると、よくよく見ればトイレの入口付近にもスタンプが置いてあるではないか。スタンプデザインは共通ながら、こちらはまともに押印できそうである。慌ててノートを開き、いざスタンプを押してみると、やはり綺麗に押印できる。「最初からここのスタンプを押しておけば良かったね」といっても後の祭りである。こうして、スタンプラリー用スタンプ帳の「あさひかわ」の欄にはまるで涙で濡れたようなスタンプが、後悔の念とともに刻まれる結果となった訳だ。

ところで、現在は改善されたのであろうか、あのスタンプは。それとも、まさか、あれが製作者側の意図するものなのか。
 
 

▼次なる道の駅「とうま」へのルート:
あさひかわから国道237号/(オートバックス)/(JR旭川駅前西武)/国道39号 (距離:約17km)


さて、我々は次なる道の駅「とうま」へ向かう前にちょっとした用事を済ませておかなければならない。そう、旅の途中ではあるが、ここで車のオイル交換である。6月30日に東京を発って以来、既に3,500km以上走行しているのだ。普段から、走行距離3,000km〜4,000kmの間でまめにオイル交換をしているため、ここで手を抜いては、後々何を言われるかわかったものではない、と"ほし"もオイル交換に強く同意、とりあえず国道12号沿いのオートバックス旭川中央店へ向かうことにする。
 
▽駅巡り中断その1:まずはオートバックスでオイル交換だ

道の駅「あさひかわ」から国道237号に復帰すると、富良野方面とは逆である、つまりさきほど走ってきたばかりの道を逆戻りする形をとりながら北上。国道12号にさしかかると、今度はJR旭川駅方面へと曲がればまもなくオートバックスは見えてくるはずだ。

いやはやまったく、こんな近距離にオートバックスがあってくれて本当に助かった、としみじみと呟きながら駐車場へ。更に、駐車場を見渡しながら思うは、今日が平日で良かった、ということである。市街地に位置するこのオートバックスは駐車場が広いとはいえず、土日になるとなにやら混雑しそうな香りが漂っているのだ(旭川のみなさん、この予想は当たっているだろうか)。

急いで店内へ駆け込むと、毎度交換しているお馴染みのオイルを探し、すぐ様レジへ向かう。「30分前後かかりますけど、よろしいですか」と店員さん、我々が急いでいる様子を感じ取ったのだろうか、「大丈夫ですよ、よろしくお願いします」と、こうして初めて常連な場所以外でのオイル交換となった訳である。

我々以上に長旅をしている人たちにとっては、このような事態は割と当たり前なことなのかもしれないが、少なくとも我々が駅巡りをするようになって、これが初めての経験だったりする。ということは、まだまだ長旅に慣れていないということか。そんな話をしながら、しばし店内で待っていると、どうも駅巡りの途中であることを忘れてしまいそうである。

更に、駅巡り中断その2とならざるを得ない事項を"ほし"が言い出す。「実は、スタンプノート用の白紙が残り少ないのだけど、どこかで買えないかな」、我々はスタンプラリー帳以外にもノートを持ち歩き、白紙にスタンプを押して保存している。今回の旅に際し、「これだけあれば足りるだろう」と余分に白紙を持参してきたつもりでいたはずなのに、どこでどう計算を間違えたか、気が付けば足りない状態に陥っているのだ。

「まずいな、今を逃しては白紙を買う機会はもう来ないかもしれないよ」と大都会 旭川に多大なる期待をよせ、文房具店を探そうとする。しかし、いかんせん見知らぬ土地、そう簡単には文房具店を見つけることは出来そうにもない。とりあえず、この待ち時間を利用して、店員さんに聞いてみよう、と"こあ"氏がレジへ向かう。

ほどなくして"こあ"氏が「旭川の駅あたりにあるかもしれないって」とあやふやな回答を持って帰ってきた。「とにかく駅前まで行ってみるしかないか」と溜息をついたその時、オイル交換が完了した事を知らせるアナウンスが聞こえてきた。

 
▽駅巡り中断その2:紙を求めて旭川駅へ

"ほし"がスタンプ用の白紙をたんまりと持ってきていれば、こんな余計な行動はせずに済んだはずなのだが、何度もスタンプの押印失敗に泣きながら白紙も随分無駄使用してしまったような気がする。「うっ、自業自得か」と悔しがりながら、オートバックスを出た我々は、とりあえずJR旭川駅へ向かって走り出した。

しかし、駅前まで来たからといって、文房具屋が見つかるとは限らない。結局、旭川の駅前までやってくると、なんと駅前の一角に西武百貨店とともにLoftの看板が掲げられているのを発見。「おっ、Loftならば文房具もあるよ。もしかしたら何時も使っている白紙も売っているかもしれない」と"ほし"が指さす(ちなみに、Loftといえば、西武百貨店の一部としてよく見かけるインテリアや雑貨、文具、画材等を扱う、全国規模なショップだ)。「よし、目指すは西武百貨店だ」と勢いづいた"こあ"氏だが、残念ながら駐車場らしきものは見あたらない。といって、路上駐車はしたくない。さぁ、どうする。

「私がLoftに行って、白紙を探してくるから、とりあえず駅の周囲をぐるぐる走っていてよ」と、"ほし"の提案により、ここは連携プレイだ。駅前で"ほし"だけが車を降り、一目散に西武百貨店に向かって走り出す。これでもし、求める商品が売っていなければ、また他の店を探さなければならない。「頼む、売っていてくれ!」、"ほし"は百貨店内のエスカレータを駆け上がりながらひたすり祈るばかり。

さぁ、やってきたはLoftの文具売場。"ほし"は急ぎながらも決して見逃すまい、と用紙コーナーを目で追う。と、"ほし"がいつも購入しているメーカーの用紙が置いてある。「あ、あった!」喜び勇んで、その場にあった用紙の束をまとめて手にすると、そのままレジへと走る。これでもう紙不足に悩まされることはない、と確信しながら。

そうして無事に用紙を入手すると、"こあ"氏に「買ったよ。今から館外に向かうから」と携帯電話で連絡をとりながら、これまた一目散にエスカレータを駆け下りていく。

"ほし"が館外に出ると、丁度"こあ"氏が運転する車が走ってくる姿が見えた。それでこそ、連携プレイだ、と勝手に満足する"ほし"に対し、"こあ"氏は「もう、用紙不足に悩まされるのはごめんだよ」と意地悪げに一言。

 
▽さぁ、気を取り直して道の駅「とうま」へ行こう 国道39号 旭川〜当麻

オイル交換もした、そしてスタンプ用の紙も買った、これでもうやり残したことは無いだろう。さぁ、道の駅巡りの再開だ、と言いながら、本日は次なる道の駅「とうま」で駅巡りも終了だったりする。

JR旭川駅から国道39号に出た我々は、当麻町を目指して走り出した。が、当麻町といえば、旭川市に隣接する町であり、距離にしても20km以内、しかも国道39号を東へと道なりに走っていれば到着するのだ。更にこの国道39号を東へ走っていれば、あの留辺蘂町の道の駅「おんねゆ温泉」にも行けたり。あぁ、まさしく道は繋がっているのだ、と実感しながら走らずにはいられない。

周囲をみれば、市街地から郊外の広々とした風景に変わり、いつの間にか、当麻町へさしかかっている。あれほど多かった交通量もここにきて少し緩和されたらしい。


 
 
とうま」でんすけさんの家にはでんすけ西瓜やオリジナルグッズがいっぱい (当麻町)
到着時刻:15:20 スタンプ設置場所:館内のでんすけさんの家紹介付近
尚も国道39号を東へと走っていると、やがて右手に見えてきたは、道の駅「とうま」でんすけさんの家である。なんともいえないこのユニークな名称、訪れる前から「どんな駅なんだ?」と期待に胸ふくらませていたのだ。さぁ、その期待に応えてくれるか、道の駅「とうま」。

さて、道の駅「とうま」は、ガラス張りの三角とんがり屋根が目印の当麻町物産館「でんすけさんの家」がメイン施設。建物入口には、折角印象に残る名称だというのに、割と控え目に「でんすけさんの家」と掲げられている。施設内容としては、物産館内に特産品販売コーナーや休憩スペースがあり、また、館内には代表的な特産品である「でんすけスイカ」の由来を掲載したパネルが目をひく。敷地内には旭川ラーメン屋や野菜直売所があり、特に野菜直売所では夏になるとでんすけスイカ一色になる。

駐車場をみると、平日にしては車の出入りが多く感じられるが、混雑という程ではなくすんなりと駐車可能だ。早速、車を停めて辺りを見渡すと、青い空に建物がよく映える。我々はさっそく、「でんすけさんの家」なる建物に足を運んでみることにした。
物産館隣の直売所でも、そして物産館内でも、真っ黒ながらツヤツヤに輝いたでんすけスイカが訪れる客をお出迎えだ。

「うぅ、買いたいぞ!」と目を輝かす"ほし"だが、"こあ"氏に「でも、結構高価なんだね。」と水をさされ、ガックリと肩を落とす。まさか、ここで買ってそのまま連れ回す訳にもいかず、といって、実家に送っても、常に満員御礼な中身の冷蔵庫の何処にこのスイカをおさめるスペースがあるのか、と言われそうだ。こうしてでんすけスイカを手にするチャンスを逃し、すっかり意気消沈の"ほし"は、「よし、売店内の散策だ」と気を取り直して奥へと進む。
売店内には、スイカ加工商品やでんすけさんグッズ等、工夫の商品群があれこれ並んでおり、土産を見ながらキャッキャッと喜ぶのはどうやら我々だけでは無いらしい。でんすけさんのなんともいえぬ愛嬌あるユニークな顔に、思わず笑みがこぼれない人はいないだろう。

結局、スイカを買えなかった我々は、すいかゼリーなるものを買い、お茶を濁す結果となった訳だが、夏ならばでんすけ西瓜を一度は味わってみたいものだ。
さて、ここへ来たらやはり食べてみたいものがある。そう、それは特産であるでんすけスイカにちなみ、スイカソフトだ。久々の変わり種ソフトクリームに、"こあ"氏は気が進まない様子だが、ここでこれを食べずして立ち去れるか、と"ほし"は食べる気満々だ。というわけで、早速購入。しかしながら、毎度最初の一口目を食べるのは"こあ"氏だったりする。「おぉ、変わり種ソフトにしては、食べられる味だ」と、あまりに素直な感想に"ほし"は思わず周囲を見回し苦笑。続いて、"ほし"も一口。「おっ、本当だ。結構イケる味だね」、やはり一口食べた後に出る感想こそ、飾り気のない率直な意見なのかもしれない。

多少飾り気をつけて表現するならば、見た目にも可愛いと思える赤っぽいピンク色が印象的。甘味も豊かで、まさしくスイカの味を感じさせるソフトだ。しかし、どこかで食べたような味にも感じられる。というのも、どことなくメロン味に共通するような味に感じられるのだ。まぁ、どちらもウリ科という共通点はあるので、そのせいもあるかもしれない。
こうして、最後まで美味しく頂けた我々は、休憩スペースの一角に掲げられたでんすけスイカの由来等のパネルを見ながら、しばし「でんすけ」な時間を過ごしたのであった。

でんすけスイカの由来等についてはまた別の機会にでも話すこととしよう。
 
 

▼次なる場所「美瑛」へのルート:
国道39号/(道)1122号/(主)140号/(主)37号/国道452号/町道 (距離:約--km)

これにて本日の道の駅巡りは終了だ。しかし、時計をみれば、まだ16時をほんの少し過ぎたところではないか。これで駅巡りを終わらせてしまうとは、あまりに勿体ないか、とお思いの人もいるのではないだろうか。しかし、実際「とうま」まで来てしまうと、周囲にはまだ訪れていない道の駅が存在しなかったりも。

そんな事を言いながらも、実はまだまだこれから「是非行きたい場所」が待ちかまえている。もし、オイル交換やスタンプ用紙の購入に走る等の用事がなければ、これから向かうべき場所で更に多くの時間を使うことが出来たはずなのだが、まぁなかなか世の中そう甘くはない。というわけで、我々がこれから向かうは「美瑛」。

本日は富良野に宿を確保したため、宿に向かいながら夕暮れの美瑛に立ち寄りたい、と当初から計画に盛り込んでおいたのである。幸い天候も良く、なんとか日が暮れる前に美瑛にたどり着くことが出来そうだ、と"ほし"の喜びはそれはもう尋常ではない。

北海道といえば、某テレビドラマの影響からか、「富良野」を訪れる人も多いだろう。あのラベンダーが咲き乱れる風景は実に美しい。しかし、"ほし"が富良野よりも増して興味深い場所、それが美瑛だったりするのだ。かなり昔、"ほし"自身も美瑛の地を訪れたことはあったのだが、その際には時間の関係上、写真家である前田真三氏の「拓真館」に訪れただけであった。しかしながら、その拓真館で、美瑛の丘の素晴らしさにふれ、いつかはこの目で美瑛の丘を見るのだ、とずっと思い続けていた。

それが今日、叶うことになりそうである。

道の駅「とうま」を出た我々は、国道39号からすぐに道道1122号(当麻比布線)に入り(って、敷地内から直接当麻比布線への出口があったのだが)、JR当麻駅方面へ。その後も主要地方道140号や主要地方道37号を駆使して旭川の市街地を避けるようにして国道237号へと向かう。しばし、のんびりとした田園風景が続くのだが、交通量的には割と多めだったりも。

▼美瑛の風景その1:セブンスターの木とその周辺へ

まず最初に向かう美瑛を感じる場所、それはセブンスターのCMでもお馴染み、いや、CMに使われたのはかなり昔の話らしいので、お馴染みとは言えないかもしれないが、既に観光スポットとなっている「セブンスターの木」。"こあ"氏愛飲のたばこも、偶然といって良いのかセブンスター、これは立ち寄らずにはいられないだろう。

ようやく国道237号に出てきた、と思いきや、そのまま国道237号を越えて国道452号へと進む。幸い、カーナビの地図を確認すると、「セブンスターの木」なるポイントが掲載されているため、とりあえずここを目的地として進んではいるものの、なにやら極細砂利道へと誘導され、いよいよ不安はつのるばかり。「これ、本当に合ってるのかな」と首を傾げながらも、薄暗い砂利道を進むと、突如舗装道へと出てきた。

すると、前方には見事なパッチワーク状の丘が広がっているではないか。

「す、すごい・・・」、我々はあまりの素晴らしい光景にしばし言葉を失い、感動に浸らずにはいられない。この光景を言葉で表せといわれても、言葉にならない。どんな飾り立てた言葉を言ってみても、全て希薄な表現にしかならないような気がするのだ。そんな時に、"こあ"氏が一言「あぁ、これぞ、思い描いていた北海道のような気がする」、おいおい、かなり希薄な感想だ、それは。
 
よくよく周囲を見れば、観光バスらしきものが前方から向かってくる。どうやら、あのバスはセブンスターの木を堪能した後らしい。バスの後方、やや遠方に見える、あれこそ「セブンスターの木」だ。さぁ、あのセブンスターの木を目指して走ろう。

セブンスターの木の向かいには、駐車場も完備されており、小さな売店等もある。やはり、すっかり観光スポットのひとつなのだ、と実感させられる場所だ。木の下で記念写真を撮る者も多く見られる。我々も、セブンスターの木の廻りで周囲の風景を堪能し、北の大地をしっかりと目に焼き付けるのであった。
 

▼美瑛の風景その2:北西の丘展望台へ

次に向かうはマイルドセブンの丘、のつもりだったのだが、いざ走り出すと、「北西の丘展望台→」なる看板が目につく。「よし、こちらも立ち寄っておこう」と急遽、北西の丘展望台にも寄ってみることにした。この北西の丘展望台の近くには、日産スカイラインのCMでお馴染みの「ケンとメリーの木」があるはずなのだが、こちらは国道237号に出る際、最後に立ち寄ろうと考えていたため、とにかく北西の丘の方へ先に行こう、と看板を横目に走る。

すると、北西の丘展望台駐車場は、平日にも関わらず大混雑ではないか。「えっ?停める場所が無いぞ」としばし駐車場内をさまよい、なんとか空車を見つけてやっと車を停める。

展望台施設があり、また、売店や駐車場が完備されている場所は、平日だろうが混雑するものなのか、と改めて思いながら、展望台に上がってみると、太陽が雲の間に隠れてしまったのか、セブンスターの木周辺で見たような美しい丘を見ることが出来ずじまい。遠くの山々までが見える、雄大な風景ではあるのだが、我々としては先程の風景に勝るものはないか、とそそくさと展望台を降りてしまったのであった。

今回は、時間的なタイミングが悪かったせいもあるのだろう、勿論、北西の丘展望台からも美しい北の大地を見ることは出来るので、ご了承頂きたい。

 

▼美瑛の風景その3:マイルドセブンの丘・・・は何処?

セブンスターの木やケンとメリーの木のような「木」の場合、場所的にも非常に分かりやすいのだが、恥ずかしながら「マイルドセブンの丘」の場合、一体どれを指すのかが分からないことに、今更気づいた我々。とにかく「マイルドセブンの丘」方面にだけでも行ってみよう、と漠然とした目的地のまま、とにかく行ってみることに。

こういう時は、前もってガイドブック等で内容を確認しておくべきだった、と後悔しても後の祭りだ。

各所には案内看板も設置されているのだが、徐々に細い道へと誘導され、目的地も定まらないまま、多くの車が道路脇に停まっている場所にやってきた。中には、狭い駐車帯らしき箇所も幾つか見られ、タイミングが良ければ停められることも出来るのだが、そんな都合良くはいかないか、とその時、1台の車が駐車帯から出てくるのを発見。「これ幸い!」と無事に駐車し、いざ車から降りたは良いが、結局雄大な風景を見ただけで、マイルドセブンの丘を特定できないままであった。

「調査不足か・・・」と言いながら車に乗り込み、走り出したその時、車道から見上げると逆光ながらどこか心打たれる風景に遭遇。「ちょ、ちょっと待って」と慌てて1枚の写真を撮った、それこそが偶然にもマイルドセブンの丘(但し、撮り損ない)だったらしい。しかしながら、無様なことに"ほし"が慌てて撮った写真は丘の上に凛と立つ木々が半分切れている。「雲と逆光の木々の風景が、まさしく北の大地に見えたから、単に撮っただけだよ」、そんな言葉もかなり言い訳じみている。

 

▼美瑛の風景その4:ケンとメリーの木を見ながら日産スカイラインのCMを思い出す

ケンとメリーのスカイライン、通称「ケンメリ」の愛称で親しまれた日産スカイラインは、知っている人も多いだろう。1972年のスカイラインCMで登場したのが、このポプラの木だ。セブンスターの木と並んで美瑛ではメジャーな存在であるこの木の近くには駐車場も完備され、すぐ近くには「ケンとメリー」と称するペンションもある。しかもこのペンションの庭には、まさしくケンとメリーのスカイラインが置いてあったり。

早速、駐車場に車を停めると、やはりここも観光客が多数おり、既に日も暮れようとしているのに、観光バスが次から次へとやってくる。平日でこんなに人が集まっているということは、休日はどんな状態なのか、と考えるだけで気が遠くなる。

「それにしても大きいなぁ」とケンとメリーの木を下から見上げる。セブンスターの木同様、木の下で記念撮影をする者も多いが、道沿いに木があるためか、バイクを木の下に置いて一緒に撮る姿も多く見受けられた。身軽なバイクならではだろうが、あまり長い時間占領していると他の観光客にひんしゅくを買うのでご用心を。

 

少ない時間ではあったが、美瑛の丘に足を踏み入れて満足の我々は、「もっとゆっくり訪れたい」と心の奥底から実感し、駐車場を後にした。夏の間、非常に美しいパッチワークの大地を見ることが出来るが、冬になると、またひと味違った美しさがこの地に広がるのだろう。これから何十年が経とうとも、何時までもこの風景が維持されることを願わずにはいられない。

さて、国道237号に出てきた我々は、本日の宿に向かって南下を開始だ。実は、美瑛に宿をとるつもりだったのだが、2ヶ月以上も前に予約の電話をいれたというのに、どこも満室状態だったのには、かなりの驚きである。富良野の宿も予約の電話をもう少し遅らせていたとしたら危ないところであった。

「このシーズンの富良野・美瑛には休日も平日も関係ないのかもしれないね」と思わざるを得ない。やがて富良野市内までやって来たはいいが、宿の正確な場所がわからず、あちらこちらをウロウロ。宿の住所だけでは正確な位置が分からないというのも、いやはや恥ずかしい話ではあるが、さまよい走るうちにやっと宿を探し当てることに成功。いざ駐車場に入ろうとすると我が目を疑うことに。

「うわっ・・・大混雑だ・・・」

皆さんにも教えたい宿シリーズ4:リゾートインノースカントリー
宿の人曰く「夏の時期は休日・平日は全く関係ありませんねぇ。かなり混雑します」と言い切ってしまう程、富良野の宿は予約も大変。そのひとつである「リゾートインノースカントリー」はいわゆるペンション風なホテル。木のぬくもりいっぱいの館内は、どことなくアンティークな雰囲気も持ち合わせている。夏はラベンダー等の観光客で、そして冬はスキー客で賑わう宿(特に家族連れやグループ客等が多い点も特徴)だ。

ここで特に印象深いことといえば、従業員の皆さんが皆非常に親切なことだろうか。とてもフレンドリーで、チェックアウト時にもついつい話しこんでしまったり。更に、料理の美味しさもポイントが高い。夕食はチーズフォンデュやステーキ等が楽しめ、朝食は我々が訪れた時にはじゃがいも料理バイキングと称し、実に様々なじゃがいも料理が頂ける。芋好きな"ほし"は朝からすっかり満腹状態になったりも。

ただ、部屋はかなりこじんまりとしており、必要最低限な設備のみ。なお、各部屋にトイレやバスルーム、洗面所は無い。我々はトイレ横の部屋だったのだが、トイレの出入りが賑やかで落ち着けなかったのがやや難点だったりも。その点を割り切れば、非常にリーズナブルな宿といえる。
宿泊料金(1泊2食付) 約5,800円〜12,500円の間
時間 チェックイン15:00 チェックアウト10:00
場所 北海道富良野市下御料 tel:0167-23-6565
備考 貸切露天風呂等もあり。但し要予約なうえに人気も高いのでご注意を。

宿の駐車場を見て、その多さに恐れおののいたが、無事に車も停めることが出来、ほっとひと安心。しかしながら、チェックインラッシュ時刻だったのか、フロントには人で溢れかえっている。それでも従業員さんたちはうまくさばいていき、「お見事」と思わず言いたくなったりも。夕食も美味しく頂いたことだし、明日に備えてゆっくり眠るとしよう。

さて、明日7月10日は本日に引き続き、観光を含めた駅巡りだ。といっても、午前中にラベンダーで有名な「ファーム富田」へ訪れた後には、またしても道の駅巡り再開である。っておいおい、どっちが主たる目的なのだろうか。

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最終更新日:2002年09月04日