北海道 道の駅スタンプラリー体力勝負だ!ダイアリー
いよいよ後半戦突入!海沿いから内陸部へと南下開始だ
道北・道央編

2002年07月08日

本日からいよいよ旅も後半戦に突入、これから廻る道の駅の数も、あと31駅である。これをあと6日間で廻ることになるのだが、平均すれば1日5駅程度、かなり余裕をもった旅になるかと思いきや、曜日によって廻る駅数にも偏りがあったり。珍しく観光をしてみたり、はたまた車のメンテナンスに走ったりと、かんじんの道の駅以外で走り回ることも少なくない1週間になりそうである。と、まぁ、このへんのお話はその都度お話することにしよう。

さて、本日は道北から道央の道の駅を廻りながら、内陸部を進む予定である。昨日の夕刻、あれほど素晴らしい夕焼けを見たというのに、本日はあいにくの曇り空。しかも、雨が今にも降ってきそうな空である。もう何も言うまい、自然界に対して愚痴などは。


【宿出発時刻】08:26 【宿到着時刻】19:30
 色は北海道(道北)の道の駅 色は北海道(道央)の道の駅
  国道232号 おびら鰊番屋
08:46
国道232号/国道239号/
国道275号
森と湖の里ほろかない
10:55
国道275号 サンフラワー北竜
12:34
国道275号 ひまわりの里
14:19
国道275号 田園の里うりゅう
14:36
国道275号/(道)279号/
国道12号
たきかわ
15:30
国道12号/(道)627号/
(主)114号
うたしないチロルの湯
16:56
(主)114号/国道38号 スタープラザ芦別
18:17
国道38号 宿泊地(滝川町)
19:30

▼道の駅「おびら鰊番屋」へのルート:
宿泊地(苫前町)から国道232号 (距離:約20km)


本日最初に向かう道の駅は、苫前町から南隣に位置する小平町の「おびら鰊番屋」である。実は、「小平」と書いて「おびら」と読むとは思いもよらなかったため、「どうしてこの道の駅は、おびら、というのだろう」と不思議に思っていたのだ。関東人、しかも東京近郊に住む者ならば分かって貰えるかもしれない、「小平」=「こだいら」ということを。そう、東京には「小平市」なる市があるのだ。しかも、後で調べてみたら、東京小平市と、これから向かう小平町は姉妹都市関係にあるというではないか。

と、小平話はこのあたりにしておこう。さて、宿を出発した我々は国道232号を南下開始。雨は降ってくるわ、右手に見える海はかなりの高波ゆえ、しばし恐れおののきながらの走行だ。「こんなことで大丈夫か、今日の旅は・・・」とひきつった表情の我々をあざ笑うかのごとく、雨は更に強くなっていく。そんななかをただひたすらに南下するしかない。

やがて道の駅らしき建物群が左手に見えてくると、いつも以上にほっと一安心の我々であった。
 

 
 
おびら鰊番屋」売店では鰊よりも目立つ藤田のたこ製品? (小平町)
到着時刻:08:46 スタンプ設置場所:道の駅総合案内所
しかし、我々が駐車場に入るやいなや、雨は土砂降り。これでは車外に出るのも一苦労である。とりあえず売店等が開店する9時まで車で待つしかない、とフロントウィンドウにたたきつける雨を恨めしく思いながら、しばし待っていると、ようやく土砂降りも一段落したのか、何時の間にやら小降りである。「よし、いまのうちだ!」と慌てて車から飛び出していき、ようやく駅の散策を開始。

その昔、小平町ではニシン漁業が非常に盛んであり、なかでもこの地で大々的にニシン漁業を営む花田家は、明治後期である最盛期に500人もの雇人や関連施設を多数持つ、実に大規模な経営だったとか。道の駅「おびら鰊番屋」は、明治時代に花田家が建設した鰊番屋にちなんだ命名のようである。道の駅として供用されている売店や食堂等の建物も、番屋を思わせる構造だ。有料施設ではあるが、花田家鰊番屋は一般公開されている。また、敷地内には郷土資料館もあり、小平の歴史を知ることが出来る。
さて、駆け足で売店へ飛び込んだ我々は、まずは入口付近にある案内所でスタンプを発見、早速押すとそのまま奥にある売店へと進む。「鰊番屋」なる名称の駅にちなみ、売店内はニシン中心の品ぞろいかと思いきや、それよりもとにかく目立つのは「ふじたのたこくん」シリーズだ。ビールのつまみ等に良さそうなたこ足や燻製等が多数並んでいる。小平における現在の特産品は、この「たこ」製品らしい。他に、地元産のホタテ貝殻を使ったいちい窯の鬼鹿焼きなる陶器も目をひく。

かんじんのニシンも、燻製が幾つか置いてあるのだが、小平産ではないようだ。ここらあたりにも時代の流れを感じたりも。"ほし"は、酒のつまみに合いそうなたこスライスを買うべく、レジへ。ところが店員さん、レジをうちながら別の店員さんとあれやこれやと話に夢中。思わず、レジを打ち間違えないかと心配になる程だ。
やや不機嫌になりながら、次に館内の食堂入口をみると「ただいま準備中です」なる看板がたっている。ところが、中には客らしき姿が何人かいるようだ。

「はて・・・どういうことだろう」、首を傾げつつもこれ以上深く考えるのはよそう、とメニューに目を向ける。内容としては、丼や定食、ラーメンやそば等があり、勿論、ニシンを扱った食事も用意されている。しかし、店内の貼り紙によれば「本日のおすすめ品 生うに丼」と書かれている。メニューを目でおっていくと「うにラーメン」なるものまであるのだ。
外に出るとまたしても強い雨、慌てて隣の施設である郷土資料館に駆け込んだ我々は、小平町開拓のために尽くされた先人たちの苦労、そして小平の昔の生活などをしばし感じながら館内を歩く。また、終戦直後である昭和20年8月22日に樺太からの引き揚げ船である泰東丸が旧ソ連潜水艦によって沈没されられた事件があったのは、皆さんご存じだろうか。郷土資料館にはその当時の遺留品等が並び、そんな数々を見ていると改めて戦争に対する怒り悲しみを感じさせる。

今回は時間の関係上、花田家鰊番屋の見学はしなかったのだが、次回訪れた時には覗いてみることにしよう。
 
 

▼次なる道の駅「森の湖の里ほろかない」へのルート:
おびら鰊番屋から国道232号/国道239号/国道275号 (距離:約87.8km)


次に向かう道の駅は「森と湖の里ほろかない」。「おびら鰊番屋」から丁度東に位置する駅なのだが、直接東へ向かう道はなく、一旦北上するかまたは南下してからでないと東へ向かうルートが無いため、地図で見た以上に距離が感じられるはずである。

我々は、結局国道232号を北上して苫前町に戻ってから、国道239号を延々と東へ向かい、国道275号から再び南下する、というルートで次なる駅へ向かうことにする。

国道239号に入ってからは、しばらく山あいの牧草地帯や畑等が続く風景を見ながら、東へ東へと向かうのだが、やがてそんな風景も本格的な山へと変わっていく。海沿いではあれほど降っていた雨も、山へ近づけば近づくほど、降った形跡も無い。まだ「おびら鰊番屋」からそれほど離れていないというのに、ここでは全く雨が降っていないということは、かなり局所的だったのだろうか。「これ以降は雨に遭遇しないことを祈るばかりだね」といった我々の切なる願いは空に届くのだろうか。

更に国道239号を東へと向かうと、苫前町を越えて幌加内町にさしかかるが、まだまだ続くは本格的な山道だ。丁度両町の境辺りには峠(霧立峠だったか)があったりと、ただひたすら山道を進まなければならない。しかも、路面は良いとはいえず、快適なドライブとは言い難い。路面から伝わる不規則な振動がかなり長い時間続いたせいか、久々に車酔いさえ感じる"ほし"。

そんな道は国道275号になってもなおも続く。といっても、国道275号に入りさえすれば、あと10数キロ程南下したところに、道の駅「森と湖の里ほろかない」はある。
 

 
 
森と湖の里ほろかない」洒落た洋館風建物でそばと温泉を堪能できる道の駅 (幌加内町)
到着時刻:10:55 スタンプ設置場所:トイレ施設内と温泉施設入口
緑の森の中を走っていると、道の駅「森の湖の里ほろかない」は右手に見えてくる。早速、駐車場に入ると、温泉付きの駅という割には駐車台数は少な目である。と思いきや、国道に面した駐車場の敷地にあるのは、トイレとちょっとした休憩スペースがある建物のみ。温泉施設はトイレ施設の裏手にあり、温泉施設用の駐車場も用意されているようだ。

さて、道の駅「森と湖の里ほろかない」は蕎麦の里である幌加内町に位置する駅であり、洒落た洋館風の建物が目印だ。前述のとおり、国道に面した敷地側にはトイレ施設、そしてその裏手には「せいわ温泉ルオント」と称する温泉施設がある。温泉施設側では、温泉施設の他にレストランや売店等もあり、そばの里ならではのそば商品が多数並ぶ。また、レストランでもそばをメインに扱い、独創的でユニークなそばメニューも開発しているようだ。
"ほし"はしばらく続いた悪路のせいか、げんなりとした表情のまま、車から降り、のそのそと敷地内を歩き出す。しかし、いかんせん国道に面した駐車場内にはトイレしか無いのだ。結局、トイレを利用し、同施設内に設置されてあったスタンプを押しただけで建物を出るしかない。しかし、スタンプ設置場所の横あたりに、売店で販売しているおすすめ品リストが掲示されているではないか。

なるほど、国道沿いの施設にはトイレしか設置されていないため、「ここには売店は無いのか」とトイレだけ利用するとそのまま去ってしまう人もいるのかもしれない。そんな人のために、裏手の温泉施設の存在をアピールしているのか、なんて考えてみたりも。
建物を出た我々は車に戻り、今度は裏手の温泉施設側へと進む。こちら側の駐車場は国道沿いとは相反して、車の量も多めだ。「やはり温泉施設があるところは、昼だろうが夜だろうが、平日だろうが休日だろうが関係ないのか」ということをつくづく実感させられる。

早速建物内に入ると、「うわっ、館内撮影禁止だ」と入口の貼り紙を見て、慌ててカメラを鞄の中へ押し込む。こうなったら、"ほし"の記憶の中にとことん焼き付けるしかない、と館内を見渡す。
まず、館内に入るとレストランが視界に入る。このレストラン「そばの里」では、地元産そば粉を100%使用した自慢の幌加内そばを堪能できるのだ。更にユニークなのは、そばを洋食として味わえるメニューまであるのだとか。入口の案内には「そばのクリーム味 エンジェルのお話」なる洒落た名称の洋食そばが書かれている。「どんな味だろう」かなり興味をそそる内容ではあるが、実は本日は次に立ち寄る駅で食事をしよう、と計画していた(この計画が良かったのか悪かったのかは、次の駅で明らかになる)。

後ろ髪をひかれるようにレストラン入口を後にすると、次に売店を覗いてみる。これがまた、右を見ても左を見てもそば・そば・そば。いや、正確にいえば、そば製品がこれでもか、というほど並んでいるのだ。幌加内そばの他、そばを使った菓子類等も実にバラエティに富んでおり、思わず感心してしまう程だ。

更に奥に進めば温泉浴場への入口があり、朝からのんびり温泉を楽しむ人も少なくないようだ。そんな様子をしばし眺めると、我々は館内を後にした。
 
 

▼次なる道の駅「サンフラワー北竜」へのルート:
森と湖の里ほろかないから国道275号 (距離:約62.6km)


さて、次に向かうは幌加内町から更に南下した位置にある北竜町の道の駅「サンフラワー北竜」である。道の駅「森と湖の里ほろかない」を出発した我々は、国道275号を南下。しばらく周囲は田園風景が広がり、更によく見かけるのがそば畑である。さすが、そばの里ならではの風景だ。
 
▽内陸部を走る実感を周囲の風景に感じながら山道と田園風景を堪能
 国道275号 幌加内〜沼田町

そんな風景もやがては山道へと変わり、道幅もかなり狭く感じられる。ここ1週間ほど、北海道の道を走ってきたのだが、「××峠」なる名称がある箇所でも、ほとんど片道1車線が確保された快適道ばかりであった。勿論、一部のダートはその限りではなく、また、更に様々な道を経験すれば驚異的な極細道もあるに違いないが。そんな中で、町境にあたる幌加内峠付近は、北の道としては細い類ではないだろうか。

沼田町に入り、尚も南下すると、再び田園風景が広がり、「あぁ、平地にやってきた」といった実感を噛みしめる。すると"こあ"氏、「ここらへんは牧草ロールには遭遇しないね」と何故か寂しそうだ。確かに、内陸部に入ってから、牧草ロールを見かけることがなくなった。その代わりに延々と広がるは緑色に輝く稲の絨毯だ。

「この周辺は稲作が盛んなのかな」、周囲の風景に気を配るとなんとなくその土地の名産が見えてきたりもするものだ。

 
▽ひまわりの里が近いのか、街灯にもひまわりだ! 秩父別町〜北竜町

沼田町を過ぎ、やがて秩父別町へとさしかかる。この秩父別町、ついつい関東人の"ほし"は埼玉の秩父と同様の読み方をするのか、「ちちぶべつ」と言ってしまいがちなのだが、これ、実は「ちっぷべつ」と読むらしい。「これでちっぷべつと読むのか・・・」と不思議に思う我々に対し、もしかしてこの地に住む人にとっては、埼玉県の秩父も「ちっぷ」と読みたくなってしまうのか、と思ったり。

さぁ、いよいよ北竜町だ。ここには、実に北竜町を実感させるものが町のあちこちに見えてくる。そう、それはひまわりデザインの街灯である。特に北竜町はひまわりの里として、ひまわりを強くアピールしている町だ。町には幾つものひまわり街灯が咲き乱れ(という表現はいささか変だが)、ひまわりが咲いていない時期においても、ひまわりを身近に感じる街並みである。

ひまわり街灯を見ながら国道275号を走ると、やがて右手になにやら華やかな施設群が見えてきた。「おぉ、あれがサンフラワー北竜だ」。

 

 
 
サンフラワー北竜」さぁ心ゆくまでひまわりを堪能しよう (北竜町)
到着時刻:12:34 スタンプ設置場所:売店とレストランの間付近
のどかな街並みに突如現れしは、ヨーロッパ調の建物と竜の門、これは一度見たらなかなか忘れられない風景である。といっても、"荘厳"というよりは、どことなくテーマパーク調な雰囲気をかもし出しているのは、やはり入口の竜のゲートからだろうか。"ほし"の発想が貧困なせいか、建物をみる限り、長崎にあるハウステンボスの一角が引っ越してきたのかと感じる一面もあるのだが、そう思うのもある意味間違っていないのか、ここは中世オランダをイメージした建物らしい。

駐車場内は、平日にしては停まっている車の台数も多めではないだろうか。休日はかなり混雑しそうな予感ゆえ、平日の訪問は正解だったのかもしれない。
道の駅「サンフラワー北竜」、正式名称「サンフラワーパーク」は、前述のとおり中世オランダをイメージした建物外観が印象に残る駅。2頭の竜が訪れる客たちを出迎えてくれる「北竜門」もこの駅では既に有名な存在だ。

施設としては、売店やレストランの他、温泉施設、ホテル等から構成される。ひまわりの里 北竜町らしく、売店にはひまわりグッズが、そしてレストランでもひまわりメニューがあったりも。道の駅の近くには、日本一のひまわり畑と称し、実に見事なひまわり畑をみることが出来る。夏に訪れる人は是非こちらも併せて見てはいかがだろう。
というわけで、早速敷地内を散策開始した我々は、まず建物裏手で小さなひまわり畑に遭遇。

畑の広さにおいては町内にあるひまわりの里には遠くおよばないが、ひまわりのパッと明るい笑顔には畑の大小は関係ないようだ。しばしひまわりを堪能すると、いよいよ建物の中へと足を踏み入れる。
売店のひまわりづくしにはとにかく目をみはる。ひまわりラーメンやひまわりかりんとう、ひまわり餅、更にはひまわりワインまであるのだ。ひまわりワインは様々な研究の末に完成したワインらしいが、いかんせんどんな味なのか想像もつかない。今回、興味本位ではあるが購入してみたので、いずれその味をレポートしたい。

他に、ひまわり雑貨も多数あり、ダンシングフラワーに似たひまわり人形やひまわり造花、ひまわりTシャツ等、もう数えだしたらきりがない程の品揃えだ。
実はここへ来た楽しみは食事だったりする。というのも、ここではひまわりの新芽をメニューに取り入れた料理があるのだとか。具体的にいえば、ひまわりの新芽をトッピングした「ひまわりっこラーメン」、そして、同じくひまわりの新芽入りのひまわりサラダといったユニークなメニュー。これは是非食べてみたいと期待してレストランに入る我々だが、いざ注文という時になって、期待を裏切る言葉を耳にすることとなる。

「申し訳ありません。現在、ひまわりの新芽が生産追いつかずで、ひまわりを使ったメニューはお出しできないんですよ」店員さんの言葉に、我々は愕然。「・・・えっ・・・」、このレストランでは入口にメニューを掲示しているのだが、もし、そのメニューに一言でもその旨を掲示してくれていれば、これほどのショックを受けることは無かっただろう(その場合、もしかしたら食事は見合わせる可能性は当然出てくるのだが)。

ショックに打ちひしがれながら、急遽別のメニューを選択し、"こあ"氏は「風車特製ラーメン」、"ほし"は「そば寿司セット」を注文することにした。特産メニュー好きの"ほし"は、"こあ"氏以上にガッカリしていたのは言うまでもないのだが、ここの蕎麦には、ひまわりの種を粉末状にしたものがそば粉に練りこまれているらしく、少しでも特産色を味わえるならば、まぁそれも良しとしようと考えることにした。
やがて運ばれてきた「そば寿司セット」は、蕎麦の他に、にぎりと巻物、そしてみそ汁がついている。食事に関しては一見うるさそうで寛大な"ほし"だったりするのだが、寿司については「残念」と言わずにはいられなかった。うすっぺらのネタは今時の安物寿司でももう少しマシなのではないかと、がっかり度は増すばかり。いや、決してひまわりっこラーメンが食べられなかった悔しさが判断を鈍らせている訳ではないはずなのだが、そばの方も特に印象が残る味とはいえずじまいであった。

そばを食べるならば、ひとつ手前の"ほろかない"で食べた方が良かったのではないか、この周辺の道の駅を訪れている人ならばそう思う人も少なくないのではないだろうか。
"こあ"氏が注文した「風車特製ラーメン」、これはラーメンの上に、カニのほぐし身やえび、ほたて、貝、わかめ等、数々の海の幸がトッピングされており、見た目にもなかなか豪華。ところが麺自体がややのび気味なせいか、コシがなくボソボソしていたのが残念。

もしかして出来上がってから客の元にやってくるまで、やや時間がかかってしまったのだろうか、と思ったりも。
と食事のほうは少し残念な結果となってしまったのだが、食後に頼んだ「ひまわりソフトクリーム」のほうは、さぁ、どんな味だろう。目の前にやってきたひまわりソフトクリームは、上品なほんのり黄色のクリームが美しい。ひまわりエキスが入ったものらしいのだが、味的には普通のバニラソフトのようにも感じられる。全体的にまったり感と重量感を感じさせるソフトなため、ボリューム的には満足すぎるほどだ。

というわけで、いざ会計を済ませるべくレジへ向かうと、店員さんが「申し訳ありませんでした。もしかして、ひまわりっこラーメンを楽しみにされて来たのですよね。」と申し訳なさそうに頭を下げる。「まぁタイミングが悪かったってことで、またいつか食べに来ますよ」と、店員さんのあまりの恐縮ぶりに思わず"ほし"もたじたじ。

気が付けば既に14時を過ぎている。そろそろ出発しないと本日の予定数を廻りきることが出来ないのではないか、と時計を見ながら慌てて車に戻る。
 
 

▼次なる場所「ひまわりの里」へのルート:
サンフラワー北竜から国道275号/町道 (距離:約1.4km)


廻る時間を気にしながらではあるが、北竜町へ来たら寄ってみたい場所、それが「ひまわりの里」だ。しかしながら、寄ってみたいなんて言っておきながら、実は場所の特定をしておらず、地図をみてもおおまかな位置しか分からない。

道の駅サンフラワー北竜から南に約1kmほどの距離、といった曖昧な情報だけを頼りに我々はひまわりの里に向けて出発する。よくよく考えてみれば、道の駅の売店で「ひまわりの里」の場所を聞いておけば良かったのだ。しかしながら、毎度のことながら"ほし"が「ひまわりの里に行きたい」と言い出したのは、サンフラワー北竜の散策を終え、車に戻った時点でのことである。

「突然行きたいと言われてもなぁ」と"こあ"氏はカーナビを見ながら「ひまわりの里」の場所を特定しようとするが、それらしき施設名は地図上でも見あたらない。「とりあえず、南に1km、行ってみるか」

そうして国道275号を南下し始めた我々であったが、道路上にはそれらしき看板もなく、また、何処を曲がって良いものかもさっぱりわからずじまい。気が付けば、南に1kmはおろか、3km程は走ってしまったのではないだろうか。すっかり困り果てた我々は、視界の端に交番を発見。しかも駐車しているパトカーには人が乗っているようだ。いつもはパトカーとはなるべく縁遠い存在でいたい"こあ"氏だが、こんな時こそ頼みの綱だと言わんばかりに、車を降りると慌ててパトカーに駆け寄る。

"こあ"氏は何人かの警官とあれこれ話をしているようだったが、やがて車に戻ってくると、「やっぱり通り過ぎていたみたいだよ。ひまわり観光センターを目指していけばあるらしいって。」とUターンすると頭の中で描いた地図を忘れまい、と黙々と走り出す。やがて一本の細い道を入っていくと、確かに「ひまわり観光センター」なる建物を発見。すると、右手に「ひまわりの里」が見えてきた。
 
▼「ひまわりの里」大地いっぱいに咲くひまわりを堪能しよう (北竜町)
到着時刻:14:19

「ひまわりの里」は、日本一をほこるひまわり畑だ。約16.81haに85万本弱ものひまわりが咲き乱れる、まさしく夏色の絨毯を思わせる風景が楽しめるスポットだ。だいたいの見頃は7月下旬から8月中旬といわれているため、我々が訪れた7月上旬は時期的にやや早め、いわゆる見頃手前ではあるが、それでも既にひまわりは畑いっぱいに咲いている。

また、開花時期をずらしながら、見頃を長くする工夫がされているのか、畑の一角はまだ当分咲きそうにないような箇所も見受けられる。

車から降りた我々の第一声はとにかく「すごい・・・」の一言であった。見頃手前でこれだけ美しい光景が見られるということは、見頃時期には更に広大な夏色絨毯が見られるということか、と思うとただただ言葉もく見つめるばかりである。しかしながら、太陽に向かって咲くと言われるひまわり、現在の時刻であれば南に向いて咲くはずなのだが、どうも東へ向いて咲いているものが多いのは何故だろう。

 
畑の一角には、ダチョウたちが訪れる客たちの様子を伺っている。どうやら多くの観光客が訪れるせいか、人慣れしているらしく、我々が近づいていくと、ダチョウの方も長い首を動かしながら近づいてくる。なかなか愛嬌があるダチョウたちだ。しかも、「それじゃ、バイバイ」と手を振って去っていこうとすると、慌てて追いかけてくる人なつっこさ。

平日、しかも見頃手前で訪れる人が少ないため、人恋しいのだろうか、ダチョウたち。

▼次なる道の駅「田園の里うりゅう」へのルート:
ひまわりの里から国道275号 (距離:約9.5km)


さて、再び道の駅巡りを再開だ。次に向かうは「田園の里うりゅう」、北竜町の南隣の町、雨竜町の道の駅である。ひまわりの里から10km以内といった近距離にあるため、国道275号を南下していけばそれこそあっという間に到着だ。

 
 
田園の里うりゅう」素朴な香りたっぷり田園の里ならではの雨竜米 (雨竜町)
到着時刻:14:36 スタンプ設置場所:館内入口付近
国道275号を南下するとやがて右手に見えてきたは、木の香りがたちこめる素朴な雰囲気の建物、あれこそ道の駅「田園の里うりゅう」だ。

道の駅「田園の里うりゅう」はその名からもわかるように、のどかな田園風景が広がる雨竜町内に位置する駅だ。木の外壁や明るい館内は旅の疲れをリフレッシュしてくれそうである。施設は、売店、レストラン、情報コーナー、農産物加工室等から構成、土日限定で朝もぎ新鮮野菜直売が開催される他、平日は館内ホールで無人野菜販売を実施しているのもなかなかユニーク。雨竜町の自慢といったら、なんといっても、雨竜米だろう。雨竜の土地の旨みが米にギュッと凝縮されている。
早速館内へと足を運ぶと、館内のホールの一角に野菜棚を発見。ところが、店員さんらしき人が見あたらない。

そう、それこそが野菜の「無人販売」なのだ。たまに道路沿いで無人販売を見かけたりもするのだが、まさか道の駅で野菜の無人販売を見ることになるとは思いもよらなかった。
ホールから右手をみれば売店、レストランと続いている。売店は小規模だが、雨竜特産をはじめとして北海道土産が並んでいる。自慢の雨竜米の他、「アラー!カンタン」なるユニークな名称の漬け物の素が目をひく。これは雨竜米産の米やこうじ等が原材料となっている立派な特産品だ。

といっても、やはりここは雨竜米が気になるところ、5kg袋を抱えてレジへ持っていくと、店員さん「雨竜米は本当に美味しいですよ。」と自信たっぷりに語る。どうも北海道というと「米」のイメージが薄かったりするのだが、それだけに期待はいよいよ膨らむばかりだ。
隣のレストランもチラッと覗いてみる。この駅のレストランも「サンフラワー北竜」同様、定食やそば、丼等を中心としたメニュー揃いなのだが、更にメニューのバラエティが豊富なようである。特産色らしきものは感じられないのがやや残念でもあるが、ファミリーレストランや定食堂等で普通に食事をする感覚としては十分なのだろう。

特に派手な施設がある訳ではないのだが、どことなくホッとさせる場所、そんな印象を残したまま、駅を後にする我々であった。
 
 

▼次なる道の駅「たきかわ」へのルート:
田園の里うりゅうから国道275号/(道)279号/国道12号 (距離:約7.7km)


次なる道の駅は「たきかわ」。前駅に引き続き、両駅間が非常に近接しているため、これまた10数分で次の駅へ着いてしまいそうだ。

「田園の里うりゅう」を出ると国道275号をほんの少しだけ南下し、JR函館本線 江部乙駅方面へ向かうべく、道道279号に入ると東へ。周囲はあいかわらずのどかな田園風景、そんな中を道道279号に沿って走っていけば、やがてJR江部乙駅の横を通りながら国道12号に出られる。

国道12号に出たら、もうそこは道の駅「たきかわ」。あぁ、こんなにあっけない到着で良いのだろうか。

 
 
たきかわ」特産いっぱいの元気な直売所は今日も客で賑わう (滝川市)
到着時刻:15:30 スタンプ設置場所:館内休憩スペースとWCの間付近
案内看板に従って駐車場に入ると、平日にしては賑わいが感じられる敷地内に妙に嬉しい気分になりながら車から降りる。道の駅の性格によっては平・休日によってかなり客入りに差がある箇所も存在するが、この駅はどうやらそんなことはなさそうである。

そのひとつの理由はどうやら直売所にありそうだ。まぁ、それは後ほど話すことにしよう。道の駅「たきかわ」は国道12号に面した「総合交流ターミナル たきかわ」をメイン施設とし、農産物直売、特産品販売、レストラン、軽食コーナー、休憩スペース等、買い物や休憩に適した施設から構成される、いわゆるちょっと立ち寄り型道の駅だ。外観こそ強い印象を抱かない施設なのだが、館内は明るく活気に満ちた雰囲気が客に伝わり、好印象を与える駅である。
さて、まずは一際元気な直売所を覗いてみよう。この直売所では、生産者の名前と写真を堂々と掲示しながら各品物が陳列されているのが印象的である。

最近、直売所ではこの手の方法をとる箇所も見かけるが、それこそ商品に対する生産者の責任と自信の表れ、と感じたりも。「ほぉー、こういう人が作ってるのか」なんて思わずあれこれ見ながら野菜を手にとるのも楽しい。と、長旅の我々はそういう訳にはいかず、他の客たちがせっせと品定めするその姿を目でおうばかり。
直売所の奥へ進めば、農産加工品の特産も多数並び、なかでも江部乙りんごを使ったリンゴジュースやトマトジュース等は人気が高いらしい。更に"ほし"的に目にとまったものといえば、地ビールクッキー。滝川市では地ビールも販売しているのだ。「かんじんのビールが見あたらないな」としばらくキョロキョロしていたのだが、ビールや菓子類等の土産は、直売所ではなく、特産品販売コーナーで扱っているとか。

早速、特産品販売コーナーを覗いてみると、あるわあるわ、滝川地ビール。滝川の昔からの名産である北海あいがもも販売されているのだが、さすがにこれは長旅に連れて歩く訳にもいかず、断念。
レストランでは、そば・うどん等のメニューが並び、なかでも「だんだん麺」なるラーメンは店長のお薦め品らしい。

胡麻ダレと特製ラー油が辛さをひきたてている辛目のラーメンであり、なにやらテレビでも取り上げられた一品。他に、合鴨そばあたりが気になるメニューだったりする。
館内にはレストランの他にも軽食コーナーや休憩スペース等があり、気軽に休憩ができるという面からも、なかなかの好印象だ。

そんな中、"ほし"は、ある一点に視線が集中する。その先にあるのはソフトクリームコーナーの一角に貼られた「幻の手づくりソフトクリーム」の貼り紙。なんなんだ、この強烈なネーミングのソフトクリームは、と気になって仕方がない"ほし"。これは是非食べてみるしかないだろう、と早速購入だ。休憩スペースで頬ばる"ほし"に、"こあ氏は「また食べてるのか・・・」と半ば哀れみにも似た表情である。
さぁ、かんじんの「幻」の味だが、甘さは控え目ながら牛乳の味が非常にひきたつソフトクリームだ。ここのところ、ずっと食べてきたようなまったり感は一切無く、口の中ですぐにフワッと溶けてしまうのである。それはまるで、牛乳を飲んでいるような不思議な感覚といっていいだろうか、ソフトクリームにも実にいろいろあるものだ、と奥深さを感じずにはいられない。

そうして、ジュースだビールだ瓶製品ばかりをあれこれ買い込んだ我々は、重そうに袋を抱えて館外に出た。
 
 

▼次なる道の駅「うたしないチロルの湯」へのルート:
たきかわから国道12号/(道)627号/(主)114号 (距離:約23.7km)


次に向かうは、歌志内町にある道の駅「うたしないチロルの湯」。滝川町からは南に位置する。この周辺は他にも道の駅が数カ所点在するのだが、残念ながら月曜日は定休日らしく、廻るに廻れず、結局効率的とはいえないルートをとらざるを得ないのだ。明日もまたこの付近を通ることになるだろう、と周囲をぼんやりと眺めながら国道12号を南下する。

さて、この国道12号、幹線道路のためか、非常に交通量が多い。更に、滝川市から美唄市までの29.2kmは直線区間が日本一の国道だったりするのだ。確かに、地図をみても定規で書いたように真っ直ぐである。本日はそのほんの一部を走ることになるのだが、直線を実感する間もなく、残念ながら道道627号 歌志内市方面へとそれなければならない。

残念がる"こあ"氏に対し、「明日はもう少しこの直線道路を実感できることになるよ」と"ほし"は地図を見ながらなだめると、道道627号を歌志内市・赤平市方面へと進み出す。そこは、さきほどまでの混雑とはうってかわって静かな山あいの道である。やがて道道627号から主要地方道114号に合流すると、なおも赤平市方面へと走り続ける。

まもなく、道の駅まであと2kmの看板が見えてきたのだが、もうすぐ2kmになろうとするのに道の駅の案内看板は見えてこない。「あれ、もしかして北海道にしては珍しく道の駅の案内看板が無いのか」
 

 

 
 
うたしないチロルの湯」ヨーロッパのチロル地方がモデルのまちづくり (歌志内市)
到着時刻:16:56 スタンプ設置場所:スタンプラリー用は休憩ホール内 キーワードラリー用は売店カウンター上
結局、駅の施設横に設置されているはずの恒例の道の駅案内看板は、この駅には存在せず、代わりに目印的なオリジナル看板が立っている。

実は、これまで北海道の道の駅を廻ってきたなかでは、どの道の駅においても必ず施設横に案内看板が設置されていた。他の地区については、設置有無はまちまちな箇所もあるのだが、北海道はその点、かなり徹底しているのか、と感心していた。が、ここにきてその思いも崩されたことになる。
まぁ、なにはともあれ、駐車場に入ろう。既に夕刻のせいか、はたまた付近の交通量が少ないせいか、駐車している車は非常に少なく、これでは営業時間よりも早めに閉店してしまうのではないか、と心配になるくらいである。慌てて車を降りた我々は駐車場奥にみえる建物「チロルショップ」へと走っていった。

道の駅「うたしないチロルの湯」がある歌志内市は、スイス・オーストリアのチロル地方の景観・風土によく似ているということから、チロルを意識したまちづくりが行われている。道の駅「うたしないチロルの湯」のそのひとつであり、建物外観もチロルの山々にあるような山小屋を感じさせる。国道に面した敷地側には、売店と軽食堂からなる「チロルショップ」、そしてその裏手には温泉施設「チロルの湯」、更に「アリーナチロル」なるスポーツ施設がある。外観こそチロルを感じさせるが、店や食事等にはチロル的要素は特に含まれていないのだろうか、と思ったりも。
さて、チロルショップに入った我々、天井が高い木をふんだんに使った内装を見ながら「暖かい雰囲気だ」となかなか好印象。

正面入口から入ると、右手には売店、そして左手には軽食堂、正面奥は休憩ホールになっている。軽食堂はそば・うどんなどが中心、手前には砂川市にある岩瀬牧場アイスクリームカウンターがある。食堂のおすすめは、特産の舞茸を使ったそばやうどん、ラーメンなのだが、"ほし"の頭にはチロルとそば・うどんがどうしても結びつかず、「想像していたものとはやや異なる」と困惑気味。しかしながら、ここはあくまでもチロルをモデルとした"外観"をもつまちづくりであって、特産品や食事のメニュー等は考慮していないのか、ということにやっと気づいた"ほし"であった。
売店内は中規模な広さをもち、菓子類等の土産の他、手づくり工芸品等が目につく。観光パンフレット等には、ソメスの革細工が代表的な特産と書かれているのだが、それらしきものが見あたらない。一体どこに置いてあったのだろう。そうして、しばし売店内をあれこれ散策している間も、やはり平日の夕方のせいか、客が館内に入ってくる気配もない。

館内の休憩ホールではテレビドラマの再放送が虚しく流れており、店員さんが遠慮がちにレジからテレビの方を向いて立っている。「客が来ないと、やはり時間を持て余してしまうのだろうな」とついつい思ったりもしながら店員さんを見る。しかし、客があまりに来ないと早じまいをしてしまう道の駅を多く見かけるなか、ただひたすら営業時間を守ってくれる店員さんに感謝。いや、本来はこれが当たり前なことなのだが、残念なことにそんな当たり前のことが出来ていない駅がまだあることも事実だ。

そういえば、ここのスタンプは、キーワードラリー用とスタンプラリー用が別の場所に設置されている。スタンプラリー用のスタンプをまず休憩ホールで押すと、次にキーワードラリー用のスタンプを求めて売店レジカウンターへと進む。「どうして別の場所に設置しているのだろう」と疑問にも思ったのだが、よくよく考えてみれば、両スタンプが同じ場所に設置されていると、それだけ長い時間スタンプ設置場所を占有することになる。ところが、別の場所に設置すればそれだけ1箇所にとどまる時間は短くなる。ということは、多くの人が効率的にスタンプを押せるというメリットがあったりも。反面、ついどちらかのスタンプを押し忘れるというデメリットも生じそうだ。駅側がそんな細かい事を配慮してスタンプラリーとキーワードラリーを別の場所に設置したかどうかは分からないが、勝手に考察してみた。
館外に出ると、次に裏手にある温泉施設「チロルの湯」へ。こちらにも小さな駐車場があるのだが、既に満車状態。路上駐車をしている車も目立つのだ。おそるべし温泉施設、とある意味感心しながらただただ呆然と眺める。

平日でこれだけ混雑しているということは、土日は一体どんな状態なのかと、やや恐ろしくも感じたりも。宿泊も可能なこのチロルの湯だが、日帰り温泉の場合大人500円、子供300円で利用できるらしい。
 
 

▼次なる道の駅「スタープラザ芦別」へのルート:
うたしないチロルの湯から(主)114号/国道38号 (距離:約18.9km)


実は、本日は「うたしないチロルの湯」にて駅巡りは終了するつもりであった。しかし、時計をみればまだ1箇所ほど廻れそうである。明日廻る予定であった1箇所を本日中に廻ってしまえば、その分明日は楽になるだろう、そう考えた我々は急遽これから「スタープラザ芦別」へ向かうこととした。距離にして約20km弱ゆえ、何事もなければ営業時間中に着くはずだ。

「うたしないチロルの湯」を出た我々は、主要地方道114号の山あいの道を赤平市方面へと進み、ひょっこり出てきたところは国道38号。民家や店等があるちょっとした街並みを走りながら芦別市へと向かう頃には辺りもかなり暗くなり始めていた。

そんな暗くなりかけた空の下、ただ黙々と走っていると「スタープラザ芦別」のすぐ手前と思われる箇所から、カーナビが国道38号をそれるべく指示している。「スタープラザ芦別は国道38号に面している訳ではないのか」と不思議に思いつつもひょいっとそれると、いきなり左手に道の駅らしき建物が現れたではないか。
 

 
 
スタープラザ芦別」ここは星の降る里 (芦別市)
到着時刻:18:17 スタンプ設置場所:トイレ施設内と観光物産センター内の2箇所
「スタープラザ芦別」は公称、国道38号沿いといっても、実際は一本東側の道路沿いだった訳だ。道の駅の入口付近では、たまに妙な案内をして我々を困惑させるカーナビも、今回は正解だったらしい。「たまにはカーナビの言う事も聞いておくべきだ」なんて笑いながら駐車場に入ったはいいが、メイン施設と思われる建物は照明がついているように見えない。おまけに、駐車している車の台数もかなり少な目である。「ま、まさか既に今日は終了してしまったか」とその瞬間、へなへなと気が抜けた我々。「やはり明日来れば良かったかな」と"ほし"がぼそぼそと愚痴をこぼしているとその時、"こあ"氏「いや、まだ営業しているみたいだよ」と車の中から建物を観察している。確かによくよく見ればなにやら人の動きがみえる。

このまま車に乗っていても何も始まらない。とにかく車を降りて建物へ近づいてみよう。

道の駅「スタープラザ芦別」はその名からも想像がつくように、"星の降る里"芦別市にちなんだ名前である。芦別市は全面積の90%が森林原野等で占められており、星空が非常に美しく見ることが出来る町だ。環境庁が行った「星空の街コンテスト」においても、「星空の街」のひとつとして選ばれているほどである。道の駅の施設としては、観光物産センターをメイン施設とし、売店やレストランの他、観光案内コーナー等から構成される。また、屋外トイレは星型の外観を持つ1億円トイレだ。隣には、星の降る里百年記念館があり、芦別の歴史を知ることが出来る。
物産センターに入ると、確かにまだ営業中だ。ほっと一安心の我々は、館内を歩きながら売店へ。

芦別の特産は「ゆり根」らしく、ゆり根を扱った商品が目立つ。
なかでも定番は「ゆりねぜんざい」なのだが、いかんせん、ゆり根自体を食したことが無い我々にはなかなか手をのばしづらい商品。

お菓子等でもゆり根はよく使われているらしいので、是非「ゆりねぜんざい」を食べたことがある人はその感想を"ほし"に教えて欲しい。
2階にはレストランがあり、メニューはファミリーレストランで味わえるようなもの、つまり何処ででも味わえる料理が多い。

「ゆり根を味わえる訳ではないのか」とあくまでもゆり根にこだわる"ほし"。
「ここの屋外トイレは上から見ると星形に見えるという話らしいのだけど、どうにも見えないよ」2階の窓からへばりつくようにトイレを眺める"ほし"に、"こあ"氏は「もっと高い位置から見ないと、星形には見えないのではないの?」と苦笑い。しかし、物産センターは2階よりも上にあがれる場所は見あたらない。

確かに、トイレ施設の側壁を見ると星形になっているのはわからないでもないのだが、やはり上から全景を見たいものだ。なお、この屋外トイレには1億円の費用がかかっており、完成当時はかなり話題となったらしい。しかし、ここのところあちらこちらで設備の整った、いや、必要以上にゴージャスなトイレを見てしまっているせいだろうか、感動が薄くなっているような気がしてならない。トイレは気持ちよく入れることが一番なのだが。

隣接の記念館は既に閉館していたため、今回は見学出来なかったのだが、ミニプラネタリウム等もあるらしく、次回は是非立ち寄ってみたい。
 
 

これにて本日の道の駅巡りは終了だ。本日の宿は、昼間に通過した滝川市内にあるビジネスホテル系の宿である。ということは、国道38号を西へ約30km程走りながら滝川市に戻らなければならない。この国道38号、滝川市方面と逆に走れば、富良野市へと続くのだが、「スタープラザ芦別」からであれば本日ではなく、翌日宿泊する富良野の宿の方が近距離だったりするから、皮肉なものだ。

まぁ、明日7月9日は、滝川市の南に位置する道の駅を数カ所ほど廻らなければならないため、これも仕方がないと諦め、せっせと滝川市へ戻ることにしよう。

芦別市から滝川市までの国道38号は道自体も非常に快適で、少しでも気を抜けばスピードを出し過ぎてしまう危険性すらある。あくまでも慎重な"こあ"氏は、「こらえてこらえてグッとこらえて」と言わんばかりの表情で走り続け、やっとの思いで滝川市に入ったと思いきや、更なる試練が待ち受けていた。

宿の住所からだいたいの位置は特定していたのだが、市街地はところどころ一方通行なため、曲がりたくても曲がれないような状況が続き、なかなか宿にたどり着けない。しかも、"こあ"氏は本日の宿にある不安を抱いているようである。「今日の宿って市街地にある宿でしょう、ということは・・・」、"こあ"氏は宿の駐車場を心配していたのだ。「宿のWebサイトを見たら、駐車場はあるって書かれていたみたいだけど。しかも100台以上も停められるとか。」と"ほし"はとりあえずフォローをしてみるものの、確かに市街地にある宿の場合、十分な数の駐車場が確保されているとは限らない。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

右だ左だぐるぐると廻っているうちにようやく宿の前にたどり着いた我々は、深い溜息をついた。皆さんは宿を予約し、いざ現地に行ってみると、「本当にここが、あのホテル?」とたじろいだ経験はないだろうか。今、まさしく我々はその状態である。フロントは薄暗く、とても客をもてなす空気ではないのだ。普通、フロントはホテルの顔だろう。

更に、"こあ"氏が危惧していた事項は見事に当たってしまい、駐車場があるといっても、建物の横に4〜5台駐車出来る程度、その他の車は宿からは駐車場の存在すら見えないような離れた場所に停めに行かなければならない。しかも、その駐車場はまさしく空き地のような状態であり、車上荒らしや車両盗難の心配まで感じられる。

"こあ"氏のうかない表情に思わず"ほし"「ここ、キャンセルしようか」と言ってしまった程だ。しかし、さすがに今から他の宿を探すといっても、見知らぬ土地でそう容易に見つかるとも思えない。ここはグッと我慢をするしかないと観念し、チェックインを済ませた我々は、いざ部屋へと上がる。部屋の清潔度もいまひとつ、素泊まりだったため、ホテル内のレストランで食事をすれば料理はお世辞にも美味しいとはいえず、ますます虚しい気持ちになる一方である。

宿に泊まる場合、念入りに事前調査をしたとしても、やはり実際に泊まってみなければわからない事はあるものだ、とつくづく実感している。まぁ、これは宿に限ったことでなく、道の駅に対しても同じことが言えるのだが。こんな時は、さっさと寝てしまうに限る。目が醒めれば次の日がやってくるのだから。

さて、明日7月9日は、滝川市から一旦南下し、本日定休日で立ち寄れなかった道の駅たちを廻りながら、旭川まで北上する。そして、駅巡りを早めに切り上げ、美瑛を通りながら富良野の宿へと向かう予定だ。明日は、道の駅以上に美瑛に立ち寄る事を楽しみにしている、ふとどき者の"ほし"だったりする。


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最終更新日:2002年08月30日