| 「寒河江」念願のさくらんぼ会館のアイス、食べたぞ! (山形県) |
ルート:自宅→中央道/首都高速/東北自動車道
浦和本線-山形自動車道 山形蔵王IC/国道13号/(県)267号/(主)16号/国道112号/市道/(主)18号/(主)49号/国道112号
到着時刻:08:32 スタンプ設置場所:さくらんぼ会館 観光案内カウンター横 |
東北自動車道 村田JCTから山形自動車道に入ると、交通量は一層少なくなる。「こんなに快調だと、かなり早く寒河江に着いてしまいそうだなぁ」と思った我々は、降りるICを「寒河江」ではなくもっと手前に変更することにした。といっても、その余裕さが後であだになることもあり得る。慎重に慎重を重ねて結局降りたICは、寒河江のふたつ手前である山形蔵王ICであった。「なんだ、手前という程手前で降りた訳じゃないのか」と"こあ"氏はやや不満そうだが、"ほし"としては開館前に着いて待っているくらいの余裕が欲しいと、案外慎重派なのだ。
国道13号から県道等を経由して一旦国道112号に出たと思ったら、またしても市道に入り込み、何処だ?ここはと思いながら走っているといつの間にかJR山形駅の横を通っている。カーナビの案内どおりに走っていると、どうも駅の前のロータリーをぐるり一周走らされたり、駅のすぐ横を通過したりと、やたら「駅」に接近したがる。このカーナビ、我々と付き合っているうちに「駅好き」になってしまったのではないだろうか、と思いたくなる。その頭脳、もっと道の駅へ早く接近する方にだけ働いて欲しいものだ。
そんなおちゃらけたカーナビの案内に苦笑しながら、再び国道112号に出てきた。道の駅「寒河江」は国道112号沿い、なにもJR山形駅付近を右だ左だ走らなくても、最初に国道112号に出てきた時にそのままずっと同道を走っていれば良かったのではないかと、ふと思ったりもしたのだが、時計を見ればまだ開館時間までにはたっぷり余裕がある。「ま、いいかぁ」と周囲の車の流れに任せながら北上。 |
山形自動車道 寒河江ICを越えてまもなく、右手に道の駅「寒河江」が見えてきた。2000年秋に来た時は、丁度イベント中ということもあり、駐車場も敷地内も大混雑であった。あの時は本当に大変だったね、と昨年を振り返りながら、駐車場へと入る。場内を見渡したところ、今日はイベント等はなさそうだ。開館前のせいか、非常に静かである。なんとなくホッとしながら、車を停めて外に出る。
「やっぱり早く着き過ぎたね」と"こあ"氏がまず一言。「確か9時開店だよね。それよりも前に開かないかな」と売店のドアの方を眺めたが、固く閉ざされたままだ。「じゃぁ外でも散歩しようか」とてくてくと歩き出した。道の駅「寒河江」チェリーランドは、敷地自体も広く、売店やさくらんぼに関する資料・観光案内等があるさくらんぼ会館、各種軽食処や、トルコ会館、更には多目的広場やら公園等からなる人気の駅だ。旬な時期になると、さくらんぼ狩り等も出来、また売店にはさくらんぼ商品が多数並んでいる。
敷地の裏手を歩くと、既に広場で遊んでいる人たちがいる。イベント時には、この多目的広場の一部が臨時駐車場になるのだが、今日はガランとしている。逆に寂しさすら感じながら、ぽつぽつと歩き廻っていたのだが、こういう時に限って時間の経過は遅い。外でボーッと待っていると肌寒いので、一旦車に戻ってしばらく時間が経つのをじーっと待つことにする。「早すぎる到着は、待つ時間が普段以上に長く感じるんだよね」と"こあ"氏は暇そうにカーナビと戯れている。"ほし"は、ひたすら売店の扉が開くのを待つばかり。すると、店員さんたちがせっせと建物の壁やら入口等を清掃している姿が目に飛び込んできた。かなり細かな部分まで清掃しているその光景をみて、「こういう事ってみんなやっていそうでやってないんだよね、当たり前の事なのかもしれないけれど、感心してしまうな」と"ほし"の頭の中で寒河江に対する評価がグンと上がっていく。 |
おっ、どうやら売店が開店したようだ。早速、売店へ入っていく。なにしろ開店一番のりのせいか、まだ店内では掃除の途中の店員さんもウロウロしている。そんな店内をそそくさと見て歩く。
昨年は人でいっぱいで、とてもゆっくり見て廻るどころではなかった。こうやってあらためて土産物を眺めるとやはり山形名産の「さくらんぼ」関連商品が多い。定番の菓子類からシロップ漬け、酒、ぬいぐるみに至るまで、さくらんぼの文字をあちこちで目にする。この「チェリーランドさがえ」がプロデュースした菓子や酒もあり、ますます購入欲をそそられる。結局、その中から今回選んだのは「さくらんぼのたまご」なるミニケーキ、さくらんぼチョコの中に餡が入った卵形のお菓子だ。 |
酒コーナーではワインの試飲準備中だ。ここにも数々のワインや日本酒が並んでいるのだが、折角ならばさくらんぼワインでも買おうかとあれこれ手にとってみる。すると試飲コーナーで他の客が小さなコップを手にしているのを目ざとく発見。吸い寄せられるように試飲コーナーへと行き、「すみません、このワイン 試飲できます?」とワインを指さす。「勿論、出来ますよ」とお姉さんがコップにワインをつぎ、差し出す。最初に飲んだワインは、チェリーランドさがえ製造販売のもの。「うん、なかなか美味しい」と言うと、「他にもこんなワインもありますよ」と商売上手なお姉さん、次から次へとワインを"ほし"につぐ。おいおい、これからまだあちこち行かねばならないというのに、そんなところで飲んだくれていていいのか?と"こあ"氏は心配そう。そんな"こあ"氏をよそに、「うーん、さっきの方が甘くてフルーティーだなぁ、こっちはちょっと渋いや」ととりあえず味の違いはしっかりと判断しながら、どれにしようか悩む"ほし"。
「これにしよう」と決まったワインは、結局高畠ワイナリーのさくらんぼワインであった。あぁ、折角チェリーランドのものを買って帰るつもりだったのだが、高畠ワイナリーの魅力の前に勝てなかったようだ(いや、決してまずいのではない、単に"ほし"が甘いワイン好みであっただけの話だ)。 |
"こあ"氏が心配そうに"ほし"の顔を覗き「あんなに飲んで大丈夫?」と聞く。「大丈夫、きちんとナビのお役目、果たします」と"ほし"は元気いっぱい。しかし、どうやら先程から空腹でしょぼくれていた"こあ"氏にも何かパワーをつけさせなければならない。そこで目についたのがトルコ料理の軽食コーナー。ざっとメニューの写真を眺めてみたところ、パンに肉を挟んだハンバーガーのようなものやらピザっぽいものまで、軽めの食事が楽しめそうだ。「よし、ここで何か買おうか」としばし悩む。名前とその内容物が一致しないので、えいやぁ!で頼んでみる。それが「ドネルケバブ」。そういえば「シシケバブ」の方は何度か聞いたことのあるものだったのだが、ドネルケバブの方は巨大な肉の固まりをスライスするパフォーマンスも見ることが出来そうなので、今回はそちらを選んだ。
トルコ人の店員さん「ソースは、甘い?辛い?」と聞くので、"こあ"氏「甘いのでお願いします。」とすかさず答える。すると、店員さん「子供ね。」といきなり言うではないか。横で聞いていた"ほし"は大笑い。続いて「何処から来たの?近い?」の問いに「東京からですよ。」と言うと「ほぉ、東京・・・・・・近いね〜」とこれまた笑いを誘う店員さんのお言葉である。やはり、観光客相手にかなり慣れた感じだ。
さて早速そのドネルケバブにかぶりついてみる"こあ"氏。「うわ、なんだか以前アメリカで食べたような味だわ」といきなり言い出す。そんな表現ではどんな味なのか理解出来る人はいないと思うのだが、言いたいことはなんとなくではあるが分かったような気がする。"ほし"もかぶりついてみて、「言いたいことは分かった・・・日本で食べるハンバーガーとは全く異なる味だね」と頷く。しかし、これを何て表現したら良いか分からない。ただ、ふたりの脳裏に浮かんだ共通の意見は、以前アメリカ出張時にホテルで開催されたミーティング時に食べたランチのサンドウィッチに似ているということだった。多分、サウザンドレッシング的な味が「強烈」な印象を引き出しているのかもしれない。おまけに"こあ"氏は甘口のソースを選んだはずだったのに、それでも辛いとのたまう。 |
寒河江でのグルメ体験はこれだけに終わらなかった。"ほし"は「今日こそは、寒河江のアイスを食べるのだ」と言い残し、さくらんぼ会館へと向かう。「アイスじゃなくて、スタンプでしょうに・・・」と"こあ"氏は言いたげだったが、そのまま後についていく。すると、さくらんぼ会館の前でスタンプ押印済みの紙が入ったボックスを発見。「5月の初めだったか夜間に来た時には、このボックスは置いてなかったのになぁ」とぽつりと"ほし"が呟く。
会館内に入り、まずは観光案内カウンターを覗くと、ぽつんとスタンプが置いてあるのを発見。早速、本日一駅目のスタンプを押しながら、ふと後ろを振り向く。アイスクリーム販売所は既に開店しており、お客さんも何人かいるようだ。安心した"ほし"は、スタンプ帳を鞄にしまい、そそくさとアイスクリームの販売所の方へと歩いていく。 |
「えっと・・・何が人気あります?」と単刀直入に店員さんへ訊ねる。すると、店員さん「そうですねぇ、ゴマがかなり人気ありますよ。後は、バラも良いですよぉ。」と勧める。ゴマとバラ、どうも釣り合い的にはあまり良くなさそうだが、ここは勢いだ。「そのゴマとバラ、両方のせて貰えます?」と言うと、まずはレジでお金を払い、そのユニークな取り合わせを待つ。そして差し出されたアイスをまずはパクリ。クリームはまず上段に「バラ」、そして下段に「ゴマ」が乗っているので、バラの味を先に楽しむことになったのだが、割と上品な味である。バラ自体、食べたことが無いので、これがバラの味か、と聞かれると自信は無いが、何か不思議な香りと味である。いよいよ下段のゴマにさしかかると、「これは誰がなんと言おうとゴマだ、ゴマ過ぎる程のゴマだ・・・」と口いっぱいにゴマの味が広がる。それ程に強烈なゴマ味である。「ふーん、これが人気のあるゴマ味なのか。」と感心するやら不思議に思うやら。一口食べた"こあ"氏も「・・・」、強烈過ぎて思わずビックリしている。
こうして朝一番から「食べる」体験を堪能し、車に戻った。 |