涼しさを期待した我々に降り注ぐ太陽のシャワー、
青森はとことん暑かった

青森・岩手編
2001年7月7〜8日 第2日目(2001年7月8日)

(2001年7月7日参戦日記より続き)
だいたい駅巡りの当日は、朝食もとらずにバタバタと出掛ける事が多い我々であるが、今回は宿で折角朝食が出るということから、珍しく朝食をとり、本日1日のパワーを溜め込んだ。先日に続き天候も良く、道の駅巡り日和かと思われたが、前日に津軽半島を廻った時は肌寒い程であった。本日は青森の東部を中心に廻ることになるのだが、気温の方はどうなのだろうか、少し不安ではある。

さて、鰺ヶ沢の宿を出発した我々は、岩木山から浪岡町へと向かうべく、県道を右へ左へと走りながら近づいていくのであった。


【宿出発時刻】午前8時過ぎ 【東京都下到着時刻】翌午前5時前
色は青森県 色は岩手県
  【鰺ヶ沢】(主)30号/町道/(主)31号/
(県)125号/(主)37号/(県)125号/
(主)35号/町道/(県)203号/(主)34号/町道
なみおか
09:19
国道7号BP/(主)27号/国道7号/(主)13号/
市道/国道102号
いなかだて
10:15
国道102号 虹の湖
10:53
国道102号/国道394号/国道4号 しちのへ
12:10
国道4号/国道102号 奥入瀬
13:29
国道102号/(県)166号/
市道(奥入瀬川に沿って走る)/
(県)213号/(主)20号/国道45号/
(主)15号/(主)19号/市道/国道45号
はしかみ
17:01
国道45号/(主)42号 なんごう
18:08
(主)42号/町道/国道4号 さんのへ
18:47
国道4号/八戸自動車道 一戸IC〜
東北自動車道 盛岡南IC/(主)36号/
国道396号/(主)36号/国道106号
区界高原
20:53
国道106号/(主)43号 はやちね
22:15
(主)43号/(県)102号/町道 石鳥谷
23:28

 
 
なみおか」残念、名物ちゃんこラーメンは見るだけ〜 (青森県)
到着時刻:09:19 スタンプ設置場所:休憩所入口
鰺ヶ沢から浪岡町へ向かうには、数々の県道を走りながら向かっていくのが早道である。しかも、日曜日の朝の県道は交通量も少ないため、走りやすい。そうして、地図上で見たら分かるように、鰺ヶ沢(岩木山)からほぼ東方向へ真っ直ぐの形で浪岡町へと向かっていった。

そうして、前回は夜間に立ち寄った道の駅「なみおか」に到着である。
売店や直売所は既に営業中ゆえ、利用客も多い。そして、道の駅「なみおか」といえば最近ちまたで話題の「ちゃんこラーメン」、是非ともその実物を拝みたいとレストランを覗こうとしたところ、なんとまだ開いていなかった。入口のショーウィンドーすら、自動ドアがロックされていて遠目になんとなく見るだけしか出来ない。

結局、自動ドアの前をウロウロしながら途方に暮れていると、中から店員さんが自動ドアのロックを解除し、看板を表に出している。その看板には、しっかりと「ただいまの時間、喫茶・・・」と書かれている。というわけで、結局実物を拝むことは出来なかったのだが、入口のショーウィンドーで見本だけを見ることは出来た。このちゃんこラーメン、ラーメンを食べた後に店員さんに「待ったなし」と言うとそのスープでおじやにしてくれる「なみおか」の名物商品なのだ。
とりあえず満足した"ほし"は、次にスタンプを押しに休憩所へと向かう。休憩所の入口になかなか目立つスタンプ置き場があり、"ほし"は早速スタンプを押そうとする。

しかし、どうもここのインクは既に薄くなりかけている。さぁ、そこで登場、「マイ・スタンプ台」、駅に設置しているインクが既に乾燥していてうまく押せない場合に、自分のインク台で対処できるよう、スタンプの色各種を持ち歩くことにしたのだ。我々の周囲ではこのマイ・スタンプ台を所有するものも多いようだが、確かに便利である。ひとつ難点といえば、持ち歩く際に荷物が増えることくらいだろうか。
さて、売店に入ると、「アップルヒル」の名にふさわしく、りんご商品が多く並んでいる。中でも、やはりリンゴジュースは多い。

我々は早速アップルヒルマークのジュースを購入しようと、二種類(津軽・北斗)あるうちの甘めなほうを店の人に教えてもらう。
他に、アップルヒルには手作りパンコーナーがある。前回訪れた時には、既にほとんどの製品が売り切れていたのだが、今回は朝ということもあり、商品も豊富に並んでいる。「うーん、どれも美味しそうなんだけど、ここはお手製チーズケーキを買っちゃおう」と、手にして、既にレジの列に並んでいる"こあ"氏の元に「これも、買っちゃおか」と手渡した。まぁ、各味については、別途道の駅の詳細案内で報告したいと思う。

店の外に出れば、まぶしい日差しの元、直売所も大賑わい。坂を上がったところにはりんご農園や遊具広場等があり、「やっぱり昼間に訪問するほうが良い駅だね。」と眺める。

というわけで、本日の最初の駅からあれこれ土産品を手にした我々は、次の駅へ向かうべく車に戻るのであった。
 
 

 
 
いなかだて」遊具広場や売店は朝から大賑わい (青森県)
到着時刻:10:15 スタンプ設置場所:産直センター内
次に目指す駅は「いなかだて」である。「いなかだて」といえば前回訪れた時は既に夕暮れ時で、遊具広場も既に終わっていた記憶がある。駐車場はかなり広く、また産直センターの中も広い印象が残っている。さて、「なみおか」を出た我々は、国道7号バイパスから国道7号に入り田舎館村に向かって南下開始、まもなく「津軽よされライン」なる主要地方道13号で更に南下していく。このルートは、前回「いなかだて」から「なみおか」に向かうルートとしても使用したので、なんとなくではあるが記憶に残っている。

しかし、カーナビはそのまま主要地方道13号から国道102号に出るルートをとらず、ショートカットのつもりなのか、途中、黒石市内で住宅街に突入させ、右へ左へと妙なルートを案内し始めたのだ。しかも、「え、住宅街の私道のようなところ、しかもすれ違いはおろか曲がることすら困難そうな道へ誘導するのか?」と言葉では表現できないような道を通らせ、あげくの果てには右折待ちをしていたところを、先程前方を走っていた車が通り過ぎていったではないか。

なんとも言えない虚しい気分になり、そのまま国道102号に出ると、目の前に道の駅「いなかだて」がある。

いざ駐車場に入ると、既にかなり多くの利用客がいるようで、車が多数駐車している。おまけに、観光バスもこれまた何台も停まっているので、駅内にはかなりの利用客がいそうだ。この道の駅「いなかだて」にはちょっとした遊園地気分が味わえる遊具施設が沢山あるので、特に子供には喜ばれそうな場所なのである。
早速産直センターに入ると、ここも既に大盛況。多くの利用客がお土産を手にしながら買い物を楽しんでいる。そんな光景を眺めながら、"ほし"もあれこれ物色。地酒コーナーには「田舎館」の酒が並んでいたのだが、製造元をみると何故かどれもお隣の「黒石市」になっている。うーん・・・としばらく悩んだあげく、今回は購入を諦めることに。その他、いろんな手作り菓子等が置いてあり、心そそられるものがある。

産直センターの入口付近では、「おからドーナツ」をその場で揚げて販売している。この揚げたての良い香りがまたしても心そそる。「あぁ、これで空腹だったらすぐに飛びついているところだったんだけどなぁ」と溜息をつく。
このドーナツ販売の近くにスタンプがあるのだが、この香りに背を向けてスタンプを押すこの空しさ(苦笑)。

今度寄ったら買ってみよう、と後ろ髪引かれる思いでその場を去る。
 
 

 
 
虹の湖」日曜日のせいか人も多い湖畔のドライブイン (青森県)
到着時刻:10:53 スタンプ設置場所:虹の湖公園管理棟(軽食あり)入口外
「いなかだて」を出た我々が次に向かう先は、道の駅「虹の湖」。本来ならば、昨年訪れていない駅を中心に廻るつもりであった為、「虹の湖」には寄らず先へ急ごうかとも思ったのだが、折角近くを通るので、結局寄っていくことにした。そうして、国道102号をひたすら東方向へと走り出す。道自体も非常に走りやすく、快適な走行がずっと続く。そして、国道102号は幾つかの温泉を通り過ぎながら、やがて虹の湖近辺へと入ってきた時、「あれ、杉の沢橋があるよ」と"こあ"氏が橋を通り過ぎながら言う。「杉の沢橋」といえば、以前某テレビ番組の心霊コーナーでも取り上げられた場所なのだが、実際は無関係だったゆえ、あまりここでは多くを語らないでおきたい。

さて、気を取り直して走るとまもなく道の駅「虹の湖」が見えてきた。前回訪れた時は、平日だったのでほとんど訪れる客もいなかったのだが、日曜日ともなればやはり多くの客で賑わっている。駐車場もほとんど満車に近い状態、なんとか一台分のスペースを見つけ、駐車する。
"ほし"はすぐにスタンプ場所を探そうと外に出ると、昨年と同様、三角屋根の虹の湖公園管理棟の入口に大きく「道の駅スタンプ所」と書かれた看板を発見、早速スタンプを押す。

裏の公園では、噴水を前にはしゃぐ子供たちやら、写真を撮る人等、多くの人で賑わっている。まだ午前中ということもあり、公園管理棟内にあるそば処もほとんど人はおらず、駐車場から降りた人の波もだいたいが湖畔の公園へと向かっている。公園管理棟の向かいには、背の高い売店・レストランがあるのだが、我々は今回、そこには寄らずに車に戻ってしまった。
 
 

 
 
しちのへ」青森県登録第1号の道の駅 (青森県)
到着時刻:12:10 スタンプ設置場所:物産館内案内カウンター
次なる目的地である「しちのへ」に向かい、国道102号を一旦北上し(先程来た方向へ戻る)、国道394号の案内に従って右折する。昼に近づくにつれて交通量も増えて、国道394号はそこそこ快適な道路ながらペースは遅い。しかも、八甲田山近くになるとやたら路上駐車が目立つのだ。直線道に停めているならばまだしも(ってこれも迷惑だが)、コーナー出口に停めてる車、このドライバーは一体何を考えているのだ。どうやらこの辺りに停めて、山菜採りにでも出掛けているらしい。そうして他人に迷惑をかけても自分は楽しい思いをしたいのか、と全くもって腹立たしい。というわけで、多大なる路上駐車の列を避けながら、前方を走る車の列についていく。

やがて、国道103号と国道394号との分岐点で、前方の車たちは皆、国道103号へ向かい、国道394号へ入る車は我々だけとなる。国道394号は七戸町へ入り、なおも快適な道は続く。先程、国道103号へほとんど車の流れが移動したのは、十和田湖町の方へ行く車たちだったのだろう。我々も、後でそこへ向かうことになるのだが、まずは混雑から抜けて一安心なのであった。ルート選択ひとつで、旅の楽しさまで変わってくることを実感しつつ、国道4号に出て北上する。すると、数キロ先に道の駅「しちのへ」が見えてくる。

道の駅「しちのへ」は国道4号沿いということなのだが、実際の出入口は国道4号から看板の案内に従って町道へ入ると入口がある。いざ駐車場に入ると、これまた大混雑。何台もの車が停められずに待っている状態なのだ。どうも一台分のスペース自体もあまり広くない為、スペースがあっても停められない車までいる。そんな中、数台の車が駐車スペースから出てくるのを発見、無事に停めることが出来、ホッとしながら外に出る。外の気温はかなり高くなっているのではないだろうか、思わずクラッとくる暑さが身体を覆う。駐車場の混雑と重なっていよいよ暑さが増しているようにも思える。

「いやぁ、とんでもない混雑だね」と苦笑しながら、駅内の散策を開始。まず目に入ってくるのは、物産館なる「スペイン生活文化館」、その他直売所やレストラン等も入っている。そして、屋外トイレを挟んでその隣には、「鷹山宇一記念美術館」なる立派な美術館がある。今回は、駐車場のあまりの混雑に、"こあ"氏が「ぶつけられないかなぁ、大丈夫かなぁ」とかなり車の心配をしているため、さすがにのんびり見学できそうにもなかったので、次回以降の楽しみにすることにした。(以前、とある駐車場に車を停めておいたら、隣の車に当て逃げされた事があり、それ以来我々も神経質になっているのだ)
再び、屋外トイレの前に戻ってくると、「利用時間 8:00〜18:00」と書かれている看板を発見。「あれ?ここのトイレって夜間は入れないの?」と首を傾げていると、別の場所を散策していた"こあ"氏が戻ってきて「夜間も入れるトイレならば、別の場所にあったんだけど、かなり汚いよ」と報告。もしかしたら、ここも利用者のマナー対策なのだろうか、と少し悲しくなる。

折角、きちんとしたトイレがあるのに24時間使えないのは残念、しかしこれは利用者自らがそうさせてしまっているのではないか、と思うとやりきれない気分になる。
さて、物産館に入ると、まず観光案内カウンターでスタンプを発見。

そそくさとスタンプを押しているその横で、案内所員さんが地図を片手に周辺の案内をしている姿が目に入ってきた。「うむ、うむ」と真剣に聞いている観光客の人を見ながら、なんとも微笑ましい気持ちになったりも。
そして、物産館内を見て廻る。七戸町では長芋が名産らしく、店内の一角に「長芋ドーナツ」の陳列籠が置いてあったのだが、残念ながら既に売り切れ。「売り切れ」と聞くとよけい美味しいものではないか、と想像してしまうのが、"ほし"に限らず人間誰しもあるのではないだろうか。誰か、「長芋ドーナツ」を食べたことがある人がいたら、そのお味をこっそり"ほし"に教えて欲しい。他にも、長芋羊羹や長芋の漬け物等があったので、そちらを買ってみることにした。

レストランをチラッと覗くと、これまた大盛況。しかし、あまり長居をしたくないという"こあ"氏は早々にひとり駐車場へ戻ってしまった。仕方が無く、"ほし"はひとりで散策を続ける。「そうだ、駅のパンフレットって無いのかな」と観光案内所の所員さんに聞くと「あ、ちょっとお待ちください」とパンフレットの棚を探すが、"ほし"が既にその棚は確認済み、そこに無かったのであえて聞いたのだ。すると、別の場所まで行って探してきてくれ、駅のパンフレットと共に七戸町の観光パンフレットも一緒に手渡してくれた。"ほし"は丁重にお礼を言ってその場を後にし、車へといそいそと戻るのであった。

"ほし"は「ここをゆっくり堪能したいならば、土曜日か平日にでも来た方がよさそうだね。」とちょっぴり残念がる。
 
 

 
 
奥入瀬」ドライバー泣かせな道の駅は地ビール、ステーキとグルメ一色 (青森県)
到着時刻:13:29 スタンプ設置場所:物産館内
「しちのへ」を出ると国道4号を南下し、国道102号に入ってやや西方面へと走る。その先にあるのは道の駅「奥入瀬」、実はこの駅が今回の道の駅の中で一番訪れてみたかった場所なのである。何故って、「地ビール」に「乳製品」「十和田湖牛」と"ほし"が喜ぶ食べ物がいっぱいの駅である。しかし、一般的にこの手の駅は「ドライバー泣かせ」として有名だ。まぁ、"こあ"氏のようにアルコールを受け付けないドライバーにとっては関係無いことであるが、アルコールをたしなむドライバー諸君には目に毒かもしれない。

というわけで、道の駅「奥入瀬」に向かって国道102号を走っていると、前方の車たちが皆同じ場所で曲がっていく。「も、もしかして・・・あれはみんな道の駅へ入っていく車か」という予想どおり、多くの車が超巨大駐車場へ飲み込まれていく。しかもその巨大駐車場は、呆れるほどの大混雑。こうなれば、先程の道の駅「しちのへ」の混雑が可愛く見えてくるくらいだ。よくもまぁこれだけの車が集まった、というくらいに県内外ナンバーの車がズラリと並んでいる。「もしかして、しばらく待たないと停められないか」と思ったその時、丁度車が出る様子だったので、すかさずその場所へ停めることに成功。ホッとしながら外に出ると、「しちのへ」で感じた以上の熱気が周囲の空気を包んでいる。前日の肌寒さが懐かしいくらいだ。「おーい、涼しいはずじゃなかったのかぁ」と暑さに弱い"こあ"氏の表情は明らかにくぐもっている。しかし、"ほし"だって東北の気温を把握している訳ではない。「なんだか、関東に匹敵する暑さだね」としか回答出来ない。
そうしてぐずる"こあ"氏をせき立てて、駅内の散策を開始。"こあ"氏が駅内の各施設の配置を把握して回っている間、"ほし"は各施設の写真を撮って回る。するとすぐにデジタルカメラの空きメモリがなくなってしまい、今まで撮った画像をノートPCに移さなければならなくなってしまう。「休憩所ってどこかに無いのかなぁ」と駅内をウロウロしたが、どうも見あたらない。

これほど広い敷地ながら、屋内休憩所は無いのだろうか、と途方に暮れながら歩いていると、ドーナツの展示販売所の横に小さな休憩所らしきものを発見。しかし既に人が入れる状態ではなさそうだったため、やむを得ず"ほし"は外のベンチでノートPCを広げる羽目になる。いや、それ自体は何の躊躇もないのだが、なにしろこの炎天下では液晶画面がほとんど見えないのだ。そんな中で、必死にカメラ画像データをノートPCへ移す姿は、場の雰囲気には少し浮いていたようだ。横のベンチに座っていた子供が珍しげに覗くわ、向かいに円陣組んで座ってビールを飲んでくつろぐ団体には笑われるわで、なんとも居たたまれない気分になる。

そんな時に、遠くから突如エレキギターの激しいサウンドがきこえてきた。「な、なんだ?」とその音の方向をみると、どうやら祭りのイベントのひとつが始まったらしい。そう、この土日はこの道の駅「奥入瀬」でイベントが開催されているのだ。この尋常でない混雑もそのせいか。なにはともあれ、周囲の意識がそのサウンドに向いてくれたことで、"ほし"は安心してノートPCと向き合っていると"こあ"氏が「暑いねー、まいったねー」と言いながら近づいてきた。
これは屋内に退避した方が良いね、とノートPCを鞄にしまい、揃って物産館へと向かう。しかし、物産館も利用客でいっぱいだ。とにかく盛況な道の駅に感心するやら戸惑うやらで、めぼしい物産を慌ててチェックする。奥入瀬地ビールも並んでおり、買っていく客も多い。他にも、駅内にある加工施設である「味楽工房」で造った牛乳や飲むヨーグルトも人気のようだ。

「お土産を買う前に、先にご飯を食べる?」と"ほし"が聞くと、「隣のステーキハウス、さっきはものすごく混んでいたみたいだよ。更に隣にある地ビール屋さんはおつまみっぽいのがメインだし、どうせ寄るとしたらステーキハウスがいいなぁ」と"こあ"氏、既にメニューまでチェック済みだ。
「じゃぁ、とりあえず隣のステーキハウスへ行ってみよう」と物産館を出る。既に14時を過ぎていたため、どうやらステーキハウスは混雑のピークを過ぎ、待たされずに席につけそうだ。というわけで、ステーキハウスに入る。

メニューは勿論ステーキ中心だが、中でもこのイベント開催時限定なるメニューがあり、我々はそれにすることにした。地ビール付き、ということで"ほし"はニンマリしながらピルスナーを注文。"こあ"氏はりんごジュースを頼む。いやぁ、ドライバーが酒飲みだと、こういう時、同乗者も遠慮してアルコールは控えなくてはと思うのだが、ドライバーが元々飲まない体質だと、安心してナビ専門"ほし"は飲めるってもんだ。しばらくすると、十和田湖牛のステーキが運ばれてきた。「おぉ、大きい!」と喜びの声をあげながらせっせと食べるふたりであった。
次に駐車場からは見て右端に位置する加工施設である「味楽工房」を覗いてみる。ここで、ヨーグルト・ハムやベーコン、ウィンナー等を造って販売しているのだ。店内にはさぞやズラリと並んでいるかと思いきや、意外にこじんまりとしている。レジの横に陳列棚があり、そこにベーコンやハム等が並んでいる他に、牛乳陳列ケースがあるだけである。しかも、期待していた「飲むヨーグルト」はなんと既に売り切れ。諦めきれずに「すみません、飲むヨーグルトはもう無いのですか」と聞くと、店員さんも残念そうに「あぁ、もう今日は売り切れなんですよぉ」と言う。そこで"ほし"「そうだ、まだ物産館の陳列ケースの中に飲むヨーグルトが残ってるかもしれない。」と思い出す。「味楽工房」では、一風変わった「しいたけウィンナー」を買い、再び物産館へと戻る。

物産館内の人混みは、ゆっくり見て歩ける程度にまで落ち着いてきた。そんな中を慌ただしく牛乳の陳列ケースへと突進する"ほし"。「お、残り2本になってる」といとおしげに飲むヨーグルトを手にする。その後に地ビール、そして父親の為に地酒を購入。そうして満足げに物産館を出ると、相変わらず陽の光が容赦なく体力を奪うが如く、照りつける。我々はそんな中を慌てて駐車場へと戻るのであった。
 
 

 
 
はしかみ」屋外トイレに滝が流れる!! (青森県)
到着時刻:17:01 スタンプ設置場所:物産館入口付近
道の駅「奥入瀬」を出た我々は、暑さにより多少バテ気味のまま、次の駅へ向かうべく走り出した。次の駅は階上町にある「はしかみ」である。国道102号から国道45号に入れば、後はそのまま道からそれぬように走っていれば到着するのだが、カーナビはやはりそんな単純な道を選んではくれなかった。"ほし"が選ぶルートは上記のような単純なルートだが、カーナビが選んだルートは、なんと奥入瀬川に沿って県道をひたすら走るものであった。「ん?国道45号だって、奥入瀬川に沿って走るのに、何故こんなルートを選ぶのだろう」と不思議に思いつつも、案内に従ったあげく、ショートカットのつもりか未舗装路は走らされるわ、この分ではとんでもない道を案内させられると恐れおののき、結局、国道45号に復帰することになった。

"こあ"氏からしてみれば、カーナビが案内するか"ほし"が案内するかの違いゆえ、運転に集中すれば良いのだが、"ほし"の場合はあまり妙な道を走らされると「車酔い」という地獄が待っていることになる。といっても、自分が選んだ道であっても、超極細道を選ぶことが多いので、その点では大差ないのかもしれない。

そうして気が付けば八戸市に入っている。八戸市といえば昨年何度も通っているので、すっかりお馴染み道路のつもりで走ってしまう。主要地方道19号で海岸線に面した道を走り続け、「そういえば、昨年はここはトラックが多くて難儀だったよね」等と思い出話に花が咲くくらいだ。しかし、よくよく考えれば何故国道45号をそのまま南下せずに、わざわざフェリー埠頭沿いの道を走っているのだ?と思いながらも、「きっと国道45号はよく混むから、わざと回避したんだな」と勝手に納得しておくことにした(ちなみにVICS情報、つまり渋滞情報や所要時間等の情報は一切受信出来ていない)。

まぁ、フェリー埠頭を横目に見ながら再び国道45号へと復帰し、いよいよ階上町へと入る。交通量もそれなりに多いが、一応流れてはいるので、そのまま流れに沿って走っていくと左手に道の駅「はしかみ」が見えてきた。

既に夕刻時ということもあり、駐車場にはほとんど車が停まっていない。「あれ、もしかして既に本日の営業は終了しましたって感じかな」と不安にさせる程に誰もいない。しかし、駐車場の奥にある各建物はまだ開いているように見える。車から降りてしばし佇んでいると、一台の観光バスが入ってきた。しかし、観光バスから降りてきた団体は、トイレだけを利用するとすぐにバスに乗ってしまっている。どうやらトイレ休憩だけだったらしい。
そんな様子を見ながら、物産館や直売所がある建物群に近づく。直売所には数名の客が野菜を選んでいる姿が見え、その横を通りながら物産館に入ってみる。すると、すぐ入口にスタンプを発見。スタンプは後で押すとして、まずは特産品でも見て歩こう、と売店内をウロウロ。しかし、他に誰も客がいないので、店員さんの注目を一身に集めているような気分になる。そのうち、他の客が入ってくると、妙にホッとしたりも。

そうして、更に店内を歩く。この売店の陳列は実に分かりやすく、また非常にお洒落な演出が施されている。各品物の札には「××町」とまず書かれており、その下に商品名が書いてあるので、何処の商品なのかが一目瞭然。階上町では「柿ワイン」が特産のひとつなのだが、ただ並べているだけでなく、ディスプレイにも非常に気を遣っているのが好印象だ。階上町周辺の各市町村の特産品も棚毎に分けて展示紹介してあるのだが、これがまた洋服や宝石店等にありがちなショーケースに美しく飾られている。「こんなに綺麗に紹介されたら、特産品たちも本望だろうなぁ」とつい思ってしまう程だ。
さて、買い物を済ませた我々は、入口にあるスタンプを押しておかないと忘れて帰ってしまいそうだ、といそいそとスタンプへと向かう。

丁度、自動ドア付近なため、スタンプ付近でちょっとでも動くと自動ドアが動いてしまうのが難点だが、ササッとスタンプを押す。
そして外に出て、"こあ"氏が突然、「そういえば、トイレには寄った?」と聞く。「え?さっき観光バスが来てトイレが混んでいたから、後にしようと思ったんだけど」とトイレの方向へと向かう。「ここのトイレ、なかなかユニークだよ、是非とも見ておきなよ」と"こあ"氏があまりに勧めるので、そそくさとトイレに寄る"ほし"。

すると入口で「ザザーッ」というかなり大きな音が聞こえる。「なんだなんだ?」と中を覗くと、男子トイレと女子トイレの丁度間に滝が流れているではないか。「いやぁ、すごい迫力だねぇ」と思わずビックリの"ほし"に、"こあ"氏は続けて「この音があれば、水洗トイレで余分に水を流さなくてもいい、という配慮みたいだね」と言う。なるほど感心、最近では擬似的に水洗の音を鳴らす機械が女子トイレの個室に取り付けられているところもあるが、この滝があればどんな音もかき消してしまう。「いろんな工夫をするものだなぁ」と感心しながらその場を出た。

というわけで、本日必ず訪れたいと計画していた道の駅は、これで全て訪れたことになる。ここからはスタンプを押すことを目的として、幾つかの駅を廻って見ようと地図を広げる。すると、「はしかみ」から近い位置に「なんごう」があるではないか。とりあえずここに寄ってみようか、ということで出発。
 
 

 
 
なんごう」もうすぐ南郷JAZZフェスティバルだ (青森県)
到着時刻:18:08 スタンプ設置場所:グリーンプラザなんごう内ロビー
「はしかみ」を出た我々は、国道45号からすぐに主要地方道42号へと入った。次の駅「なんごう」までは、この主要地方道42号を走っていればたどり着く。交通量も少なく、また道も整備されているせいか、非常に走りやすく思った以上に早く到着しそうだ、と喜びながら走行を続ける。「はしかみ」と「なんごう」の間は約24km程度なので、それほど時間はかからないと思いながら、ふと昨年のことを思い出す。昨年は、八戸に宿泊しその足ですぐに「なんごう」へ寄ってしまったのだが、よくよく考えてみれば、「はしかみ」に寄ってから「なんごう」へ訪れた方が良かったのではないか、と今更ながら昨年の後悔をしてしまう。

こうして主要地方道42号をひたすら西方面へと走り続けていくと、八戸自動車道の南郷IC入口付近を越えてまもなく、右手に道の駅「なんごう」が見えてきた。「なんごう」といえば、ついつい年一回開催される南郷JAZZフェスティバルのことを思い出してしまうのだが、また今年の夏もこの道の駅「なんごう」で、国内外からJAZZアーティストたちが集まって熱いJAZZセッションが繰り広げられるのだろうと思うと、ついつい羨ましくも感じる。"ほし"も学生時代はJAZZに熱くなったものだが、音楽から遠ざかってもう何年になるのだろう、この場所に来ると何故か思い出してしまうのだ。
っと余談はこれくらいにして、まずは何ヶ月かぶりの売店へ寄ってみる。昨年は気が付かなかったのか、それとも新しい商品なのかユニークなアイスクリームを発見。その名も「ゴーゴーアイス」。

南郷村と新郷村の共同作らしいのだが、新郷村といえば間木ノ平牧場製の美味しいアイスクリームがあったような気がするのだが、関係はあるのだろうか。そこまで今回詳しく見ることが出来なかった。
スタンプは昨年同様に、宿泊施設である「グリーンプラザなんごう」1階のロビーに置いてある。そこでスタンプを押していると、従業員の人が横を通る度にしっかりと「いらっしゃいませ」と声をかけていってくれる。うむ、徹底した従業員教育だなとつい感心してしまう"ほし"なのであった。

一足先に車に戻っていた"こあ"氏は、次に訪れる「さんのへ」の場所をカーナビの目的地として設定している。さぁ、"ほし"も早く車に戻って次の駅へ向かって出発しないと、と疲れた足を引きずりながら車へ向かった。
 
 

 
 
さんのへ」施設は既に閉店していたが・・・ (青森県)
到着時刻:18:47 スタンプ設置場所(閉館後):ふれあいハウス入口外
さすがにそろそろ疲れが身体の節々に出てくる時間帯なのか、車に戻った"ほし"は妙にホッとしてしまった。「やっぱり今日の暑さは身体にこたえたなぁ」と言いながら、それでもまだ帰れないぞ、という気持ちはスタンパーとしての意地なのかもしれない。
「なんごう」に近接した駅といえば三戸町にある道の駅「さんのへ」。昨年も「なんごう」から「さんのへ」へ向かった記憶があるのだが、今回はカーナビに従って走ってみようということになり、早速「なんごう」を出た我々は主要地方道42号をお隣の名川町に向かって走り出した。昨年は主要地方道42号から国道4号に出るという安直なルートをとったのだが、今回はなんと南郷村中野(地名)辺りから名も無き道へと入り、ほぼ真西に向かいだした。この名も無き道、きちんと整備された走りやすい道だが、とにかく勾配がきつい。かなり長く急な坂が途中数カ所存在する。そうして、真西方面へと走っているとやがて国道4号にひょっこり出てきた。

「なるほど、結構良いルートだったかも。でもこれって簡潔な説明は無理だよね」と言いながら、地図を見返してみたのだが、やはり言葉でも表現は困難そうだ。ただ言えることは、南郷村の中野小学校あたりから地図上で真西に向かってひたすら走れば良いことだ。

そして国道4号に出ると、あとは三戸町へ向かって走るだけである。まもなく、右手に道の駅「さんのへ」が見えてきた。
が、既に「ふれあいハウス」(売店)等、本日の営業は終わっている。まぁ、それが分かってここまで来たのであるから、仕方あるまい。今回はスタンプが目的であるため、駐車場に車を停めて階段を上がる。すると、白いテーブルの上にちょこんとスタンプが置いてあるではないか。「やったー、閉館後でもスタンプが押せる」となんとなく一礼までして、スタンプに近づく。やはり、閉館後でもスタンプが押せるというのは、このうえなく嬉しいことだ。駅によっては、押印済みの紙がぶら下がっているところもあるのだが、やはりスタンプ帳に直にスタンプを押す喜びは格別である(ちょっとオーバーか)。

というわけで、無事にスタンプを押し、ついでにトイレにも寄っていく。「ここも相変わらず綺麗だな」と満足げにトイレを使用させて頂く。手洗い所には花が沢山飾ってあるのも、この周辺の駅の特長ではないだろうか。先程寄った「なんごう」も、同じであった。

さて、「さんのへ」の近辺には道の駅「しんごう」があるのだが、ここも既に閉館している。それでは一気に岩手県まで南下しようか、と地図をみる。
 
 

 
 
区界高原」ビーフビレッジ、昼間にまた来よう (岩手県)
到着時刻:20:53 スタンプ設置場所(閉館後):売店右手入口だったか
地図を広げた我々は、「さんのへ」から一気に岩手県にある「区界高原」まで南下することにした。他にも幾つか道の駅は存在するのだが、何処も既に閉館しており、しかも閉館後はスタンプは押せそうになかったのだ(情報を下さいましたNORA!さんに感謝)。そうして、我々は「さんのへ」を出ると、国道4号で一戸町まで南下を開始。ここから国道4号でひたすら南下しても良かったのだが、さすがに明日が平日であることを考えると、ここでのんびりしている訳にもいかず、一戸ICから八戸自動車道にのることにした。

八戸自動車道にのり、一気に東北自動車道の盛岡南ICまで南下し、大幅な時間短縮は出来た。しかし、"ほし"の心の中ではいまだ二つの思いが交錯していた。「閉館後に訪れるならば、またの機会にした方がいいのではないか」「いや、今度はいつ来られるか分からないことだし、ひとつでも多くのスタンプ数を稼いでおいた方がいいのではないか」、結局数優先の誘惑に負け、盛岡南ICで降りることにした。

主要地方道36号から国道106号に出ると、後はひたすら東方面へと走る。ここまで来ると、寂しい山道が続くため、今から区界高原方面へと向かう車はほとんど無いものの、たまにぽつりぽつりと前方に車が走っている。そうして、なだらかなコーナーが続く道をどのくらい走っただろうか、トンネルをくぐると左手に道の駅「区界高原」が見えてきた。

既に真っ暗だったため、敷地全体がどのくらいの広さなのかは不明なのだが、駐車場とその周辺の建物群についてはわずかな照明により、なんとなくだが把握は出来る。高原ではよく見かけそうな白い建物が一際よく目立つ、それはレストランであった。隣に土産物屋や焼き肉ハウス等もあり、駐車場から見て右端に屋外トイレがある。このトイレにも手洗い所には花が飾ってある等、くつろぎの演出がなされている。
さて、スタンプは何処かな、とグルッと辺りを見渡すと、土産物屋の右手入口が明るく、どうやらそこに置いてあるようだ。急いでその方向へと駆け寄り、スタンプを押す。「今シーズン中に、また来られるかなぁ」と思いつつ駅全体を見渡し、「今度ここに来たら、あのレストランで牛を堪能しよう」と心に決めて車に戻る。

区界高原といえば、白樺並木が美しい場所だというのに、我々は食べることが優先なのか(苦笑)
 
 

 
 
はやちね」夜間は葡萄のモニュメントが妖しく美しい (岩手県)
到着時刻:22:15 スタンプ設置場所(閉館後):ベルンドルフプラッツ内休憩所
「区界高原」の駐車場で、次に向かう「はやちね」との距離を確認する。地図で見ても分かるように、直線距離上では約14kmちょっとなのだが、実際に走ろうとするとその倍以上である34〜5km程ある。しかも、区界高原から一旦国道106号を西方面へと戻り、そこから主要地方道43号で南下するルートしか無い。

以前、道の駅「紫波」から「はやちね」に向かった時、主要地方道25号の超極細道を走ったことを思い出し、「まさかこの主要地方道43号っていうのも、なかなか激しい超極細道じゃないかなぁ」と、"ほし"は考えこむ。しかし、ここで考えていても先には進まない。カーナビのルート探索でもこの主要地方道43号を走るルートが推奨?らしいので、"こあ"氏は躊躇なく「はやちね」に向かって走り出した。

昼間ならばともかくこの真っ暗闇の夜間に、超極細道、しかも一度も走ったことの無い道を通るのはなかなか危険が伴うだろうに、と"ほし"はいまだにすっきりしない。"こあ"氏にしてみれば、"ほし"の指し示すルートよりもカーナビが案内するルートの方を信用しきっているらしい。かなり腹立たしいことではあるが、まぁそれも仕方があるまい。"ほし"が選ぶルートはきまって「超極細道」がつきまとうからである。

しかし、国道106号から主要地方道43号に入った途端、「その」兆候は現れた。といっても、道は細いながらもまだなだらかなコーナーが続く。しかもセンターラインがあるので、「ほらぁ、やっぱりそれほど極細道じゃないでしょう」と"こあ"氏は自信満々。"ほし"は「ふふん、きっと今に来るぞ来るぞ」と負け惜しみを言う。"ほし"にはあの「極細道」ならではの匂いを感じるのだ。そうして主要地方道43号を走り続ける。すると、センターラインがなくなり、急に細い道へと誘い込まれる。「ほらほら来たぞぉ」と"ほし"は感嘆?の声をあげる。ぽつりぽつりとあった外灯もそういえばなくなっている。更に奥へと進むと、今度はガードレールがなくなっている。道はいよいよ細くなり、車同士のすれ違いも不可になる。そして、極めつけには「あれ、この先、未舗装路だ」と一同唖然。

"ほし"は超極細道であることまでは予想していたのだが、まさか未舗装路を走らされることになるとは、予想外であった。しかもこの未舗装路、かなりの区間にわたっている。何処までも何処までも続く極細道且つ未舗装路に、気が付けばワクワクしている我々がそこにいた。既に21時を過ぎているせいか、この道を通る者は全くいなかったのが幸いし、待避所までバックすることなく今のところ走っている。しかし、この未舗装路が何時まで続くかも分からない状態で走るのは、普段以上の神経を使うものだ。こんな道路だとすぐに車酔いを起こす"ほし"ですらも、カッと目を見開いて行く手を睨んでいる。途中、舗装路になってホッとすると、民家が見えてくる。「ここに住んでいる人はいつもこんな凄まじい道路を走っているのか」と思うと感心するやら驚くやら。

そうして何度と無く現れる未舗装路に神経を使いながら、やっと広い道に出てきたと思ったら、もう「はやちね」は近い証拠である。川沿いを走りながら、ホッと一息、すると右手にボーッと紫の妖しい光が見えてきた。そう、「はやちね」に到着である。
勿論、「はやちね」の施設自体は既に閉館しているのだが、夜間は葡萄のモニュメントに照明がついているのだ。葡萄が紫の妖しい光を放っており、う〜む、なかなか魅惑的だ。これも夜間にここを訪れなければ分からなかったことだ。ちょっと得した気分になり、車から降りる。

既に外気温もかなり下がっているのか、かなり肌寒い。周囲を見ると、車は一台も停まっていない。確かにこの沿線上は昼間でもそれほど交通量が多いほうではないはず、まして夜間になったらほとんど通らないのではないだろうか。
それなのに、「はやちね」の休憩所は24時間入れるし、勿論スタンプも押せるのだ。ここで"ほし"的には印象度がグッとアップした。ただ、休憩所の照明は人が入ると点灯する仕組みになっているので、通りがかりの人には休憩所はすでに入れないのかな、と思われてしまいそうだ。これも節電と虫除け対策なのかと思ったりもする。

というわけで、無事に「はやちね」のスタンプを押し、再度葡萄のモニュメントの前に立ってその魅惑の光を眺め、車に戻った。
 
 

 
 
石鳥谷」おりょ、駐車場が混んでる? (岩手県)
到着時刻:23:28 スタンプ設置場所(閉館後):売店前に押印済みの紙がぶら下がっている
「はやちね」を出た我々は次の駅「石鳥谷」に向かって走り出した。近接した駅としては「紫波」もあったのだが、こちらには夜間スタンプがないらしく、今回は寄らずにそのまま「石鳥谷」へと向かうことにしたのだ(昼間であれば、はやちね→紫波→石鳥谷が効率的な順序なのだが)。

我々は主要地方道43号を更に南下する。「はやちね」を越えるとこの主要地方道43号も、先程の緊張がまるで嘘のように、なだらかな道が続く。そして県道102号に入りそのまま石鳥谷町へと向かう。JR東北本線 石鳥谷駅付近を通り過ぎるとすぐ近くに道の駅「石鳥谷」があるので、国道4号には出ず敷地の裏手から駐車場に入ることにした。
駐車場に入ると、既に23時過ぎだというのに、駐車場にはかなりの台数の車が停まっているではないか。トラック等も多く見られ、国道4号の利用車の多さを物語っている。早速車を停めて、敷地内を歩く。スタンプは何処かとまずは売店の方へと歩いていくと、既に閉まった売店の前に何やらぶら下がった物体を発見。「あ、押印済み用紙だ・・・」と力なく呟く"ほし"。しかし、それすら置いてくれていない駅もある中で、ここ「石鳥谷」では押印済み用紙を用意してくれているではないか。「よし、貰っていこう」と紙を引き抜き、その場を離れた。

遠くから"こあ"氏が「あった?」と近づいてくる。「うん、あったけれど押印済み用紙だった」と紙をヒラヒラさせる。まぁ、期間内にもし近くを通るようだったら改めてスタンプを押しに行けば良いし、もしだめだったとしても紙を貼って提出しよう、と思えば気も楽になる。そうして駅を出たのであった。
 
 

実はこの後に、「遠野風の丘」と「みやもり」にも寄ろうという話をしていたのだが、明日が平日であることも考え、本日の駅巡りはこれにて終了にした。無理ばかりを続けていると長続きはしない、と判断してのことである。そうして、我々は「石鳥谷」から近い位置にある花巻ICから東北自動車道にのって帰ることにした。よくよく考えればまだ夕食もとっていなかった。ガソリンもそろそろ補給したいところだ。というわけで、前沢SAに立ち寄り軽食コーナーで、その名のとおり軽い食事をとろうと、建物に入った。日曜の夜中だと、軽食コーナーで食事をとる人もほとんどいないようだが、我々よりも先客がひとりだけいた。丁度、我々が軽食コーナーに足を踏み入れた時、その客が店員さんに蕎麦のクレームをつけていたようで、慌てて店員さんが作り直しているところであった。しかも、かなり慌てていたのか作り直した蕎麦も客に渡そうとしていたところで倒してしまい、またしても作り直している。「おいおい、大丈夫かなぁ」と声には出さずとも心配げな我々。客も既に呆れ顔である。

まぁ我々が頼んだ蕎麦とカレーは何の問題もなく出てきた。何時間ぶりかの食事のせいか、すっかり綺麗に平らげてしまい、多少物足りないと思いつつもその場を後にした。ここであまり満腹にしてしまうと、睡魔がおそってくるからだ。そうして、ガソリンを補給し、再び本線へ戻る。各ICの名称を見ながら、「ああ、あの時はあんなことがあったね」等と言いながら、福島辺りまでは"ほし"の意識もはっきりしていた。ところが、その後辺りから"ほし"はついコックリコックリしてしまっている。

「い、いかん 寝てしまっては」と必死に起きようとしていると、"こあ"氏は元気?に歌をうたっている。これも一種の眠気覚ましらしい。いやはやこういう時はドライバーの辛さをひしひしと感じるのであるが、何の手助けも出来ない"ほし"は、眠気と闘いながら会話を探そうとする。そんな長い長い時間が続き、都内に入った時は既に空が明るくなり始めていた。

夜明け間近な空を見ながら、つくづく東北が遠い事を実感している。こんな事が続けていられる体力があるのは、後何年くらいであろうか。そんなことをまじまじと考えてしまう今日このごろであった。というわけで、無事に自宅までたどり着き、ドヤドヤと荷物を家に運ぶと、気が抜けたのか一気に疲れが出てきた。

結局、この2日間でスタンプ数は16個に終わった。2日目はなんとか意地で11駅程廻ったのだが、いかんせん1日目が5駅と少なすぎるのが、やはり数が伸びなかった原因だろう。ここまでで累計43駅、10月末までに後何回程東北に行ける機会が持てるのか、まだまだ分からないが、せめて昨年訪れていない道の駅には今シーズン中に是非とも行ってみたい。そして、この夏にはまた新しい道の駅が多数登録されるのだろう、ああ、終わりの見えない道の駅制覇、だから道の駅巡りは楽しいのだ(と締めくくっておこう)。


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最終更新日:2001年07月19日