津軽一周、風の旅 やはり青森はとことん遠かった
青森編

2001年7月7〜8日 第1日目(2001年7月7日)

7月に入り、関東地方では尋常でない暑さが続いている。まだ梅雨明けしていないだろうに、今からこんな調子では本格的な夏が思いやられる。こんな時こそ、東北へ行けば、暑さから逃げられるのではないか、と安直な考えのもと、我々は東北の中でもとことん北部である津軽半島へと向かうべく、計画を立て始めた。

しかし、"こあ"氏の仕事は相変わらず忙しいままで、こんな事では旅もままならぬ状態ではないだろうか、と一抹の不安を抱えながら、"ほし"はひとりぽつねんと道の駅巡りのルートを探索していた。7月7日は私的なイベントがあるため、今回の道の駅巡りは昼間だけが勝負。といっても、都内から青森に向かうだけで多大なる時間を要すると考えると、果たして津軽半島を一周廻ることが出来るのだろうか。といっても、津軽半島にある道の駅は4駅のみ。「今回の旅は、時間がかかる割には、スタンプ数はのびないかもしれない」と思いながらも、やはりまだ一度も訪れていない未知(みち)の駅を体験すべく、津軽行きを決行することにした。

今回は、5月初めの旅と同様、一泊二日の旅になるため、前日のうちに荷物をまとめ、起床してシャワーを浴びたらすぐにでも出発出来るように準備を整える。「都内〜岩手北部まで日帰りで駅巡りが出来るくらいなんだ、青森も決して遠くはない」と半ば強制的に暗示をかけてはみたものの、それで距離が縮まる訳でもない。結局、いつもならば夕食をとるような時間に床へ入り、そして午前2時過ぎに起きると、出発に向けて最後の準備を整えた。少しでも早く青森に着かなければ、という焦りがあったからかもしれない。さぁ、とにかくまずは東北自動車道の青森ICに向かって、ひたすら走るぞ!と意気込んで3時過ぎには出発。

さて、首都高速環状線を抜けて、東北自動車道へと向かう中で、アクシデントは発生した。「ごめん、ガソリンがもうすぐ無いや」とぽつりと"こあ"氏が言う。うーむ、いつもギリギリの残量で入れる"こあ"氏の悪いクセだ。そのせいで、何度ガソリン残量との闘いを強いられてきたか。東北自動車道上のサービスエリアといったら、蓮田SA、どうもそこまではたどり着けそうにもない。まだ早朝ということもあり、開いていないガソリンスタンドも多いが、とにかく一般道上にあるガソリンスタンドをカーナビで調べ、適当なところを見つける。こんな時はカーナビが大活躍だ。そうして一旦首都高速を降り、少し離れた場所にあったガソリンスタンドまで行き、ガソリンを補給する。まぁ同乗者である"ほし"もきちんと確認していなかったのだから、あまり文句も強く言えまい、とグッとこらえて、再び首都高速へのり、まもなく東北自動車道へと入る。カーナビ導入で、道中アクシデントが減る傾向にある中、アクシデントはある意味大歓迎なのだが、こういうのはちょっと勘弁と思う"ほし"は我が儘だろうか。

土曜日ということもあり、観光目的の車よりトラックが走る姿が目立っている。そんな中、ひたすら東北自動車道を走り続けること数時間、既にこの1年の間で何度も往復したことで、妙に親しみが湧いてきた"みちのく"の各土地を通り過ぎていく。今年はあと何回この道を往復することだろう。本来ならば、一般道をのんびり北上していきながら、道の駅巡りをしたいところなのだが、いかんせん限られた時間内ではそれもなかなか許されないのが辛いところだ。

そうして青森ICに到着、料金所を通過した我々は、いよいよ津軽半島ぐるり一周の旅へ出発だ。


【東京都下出発時刻】午前3時過ぎ 【当日駅終了時刻】18時過ぎ
色は青森県
  中央自動車道/首都高速/
東北自動車道〜青森IC/
国道7号/国道280号/(主)26号/国道280号/
(主)2号/国道280号BP/国道280号/
(主)12号/(主)14号
いまべつ
11:07
(主)14号/国道280号/国道339号 みんまや
12:22
国道339号 こどまり
14:11
国道339号 十三湖高原
15:21
国道339号/広域農道/(主)2号/
(県)151号/国道101号
もりた
17:11

 
 
いまべつ」鉄道の駅に隣接し、青函トンネルをイメージした道の駅 (青森県)
到着時刻:11:07 スタンプ設置場所:半島ぷらざ「アスクル」内案内カウンター
東北自動車道 青森ICの料金所を出ると、まずは青森環状線(国道7号)を経由して海沿いに出るべく、走り出した。しかし、国道もトラックが多く、しかも今にも停まるのではないかという速度で踏ん張っている。仕方が無く、このトラックを回避すべく、別ルートから廻ろうとしたのだが、急がば回れと昔の人はよく言ったもんだ、この言葉は実に正しいということを実感する。折角、回避したと思われた別ルートだが、本来走るべきルートに戻った途端、結局そのトラックは前方にいたのであった。

「はははは、回避ルートは失敗だね」と"こあ"氏は痛いところを突く。「・・・」と無言で悔しがる"ほし"。しかし、まもなくそのトラックから解放され、やっと快適に走り出す。いやぁ、都内の混雑した道路とは全く縁遠く、それでいながらきちんと整備された津軽の道は、実に快適ドライビングができそうだ。

さて、海沿いである国道280号から、主要地方道12号で山側へと入ると、前方に選挙カーが走っている。人通りもなく、静かな街並みだが、選挙カーは必死に宣伝を繰り返している。「いやはや参ったな」と思った途端、前方の選挙カーの窓から、先に行け的な合図を我々に送ってきた。「おぉ、ちゃんと後方を見ているんだな」と感心しつつ、お礼の合図を出しながらその選挙カーを追い越していった。「よっしゃ、がんばれ ××さん」と思う我々も、つくづくお調子者だ。

しかし、主要地方道12号から14号へと入っても、交通量は極端に少ない。たまに地域住民であろう軽トラック等がぽつりぽつりと走っているのを見かける程度で、観光と思われる車はほとんど走っていない。「土曜日のせいかなぁ」と思いつつも、人混み嫌いな我々にとっては、これ幸いなことである。そうして、道の駅「いまべつ」の看板が見えてきた。
看板に従って駅へつながる通路へと入ると、目の前に広がるはかなり広い敷地であった。しかも、車がほとんど停まっていない為、「もしかして今日は休み?」と不安にさせられてしまうくらいだ。まぁ、今まで走ってきたこの極少な交通量からしてみればそれも仕方が無く、また土曜日の午前中なんてこんなものなのかもしれない、と勝手に納得はしてみたものの、「とにかく静かな町なのかな」という印象が深く残ることになった。

この駅は、JR津軽線「津軽二股駅」とJR津軽海峡線「津軽今別駅」のすぐ近くに位置し、特に駅のメイン施設である「半島ぷらざ アスクル」のすぐ横に「津軽二股」駅の無人ホームが存在する。鉄道の駅があるというのに、妙に静かでなんとも寂しいのが気になるのだが、その「アスクル」自体は青函トンネルをイメージした明るい建物だ。我々が駐車場に停めようとした時は、既に一台の先客がいただけである。
いくら人混みが苦手な我々といっても、あまりに人がいないのには戸惑いを隠せない。「この駅周辺の交通量っていつもこんなものなのだろうか、それともたまたまなのだろうか」と心配になる程だ。

そうして「アスクル」の中へといざ入ってみると、なかなか雰囲気は明るく、建物の中央にある円筒型水槽も美しい。また、渓流や海釣りの情報、祭りの情報等を分かりやすくディスプレイしている。ただ、売店コーナーのほうでは、いまひとつ「今別町」の特産が分かりづらい中で、ちりめんこうなごや、七宝焼きを発見。まぁ、津軽全般の土産ものが多いようだ。
おっと、本日の最大の目的であるスタンプを忘れてはならない。スタンプは、入口に近い観光案内のカウンター上に置いてある。本日まずは一つ目のスタンプを押し、再び駅内を散策。しかし、これといって購入意欲をそそるものが見つからず、結局つり情報を見ながら、「へぇー、この近くではこんな魚が釣れるんだぁ」と見るに終わる。

そういえば、"こあ"氏があれこれ駅内をチェックしながら歩いていた時に、駅の人から「県から(調査に)来た人ですか」と聞かれたらしい。いろいろ調査されるならば、事前に言ってくれれば、と付け加えたらしいのだが、我々はあくまでも一利用者から見た駅の「素」な姿をレポートしているゆえ、あまり気を遣って頂くと困ったりも。しかし、駅の人がそのような事を聞くということは、県等でも独自に各道の駅をチェックしながら、その経営状態や駅としての資質が保たれているであろうか等を観察していることがあるのだろうか。

そんなことを考えながら、我々は車へと戻る。
 
 

 
 
みんまや」風車のもと、津軽の風を全身に浴びる駅 (青森県)
到着時刻:12:22 スタンプ設置場所:竜飛ウィンドパーク展示館1階
「いまべつ」を出た我々は、主要地方道14号から国道280号に出て、三厩村に向かう。すると、その途中で、"こあ"氏が「あっ、青函トンネル入口広場」なる案内看板を発見。折角、今別町が「青函トンネル入口のある町」とアピールしているならば、是非ここも見ておこうということで、通り過ぎた道をUターンして戻り、看板に従って細い道を入ってみる。すると、確かに小さな公園があり、青函トンネル本州側の入口が見える。「ここから北海道に通じているんだなぁ」と思いながらも、列車が通っていないトンネルを見ているのはちょっと寂しい。

そして再び我々は、「みんまや」に向かって走り出した。三厩村に入り、国道339号ではあちこちに「義経」の文字が目に飛び込んでくる。源義経といえば、以前我々が木曽義仲と日義村について調べた時に、義仲のいとこという存在として"ほし"の記憶にも深く残った人物である。勿論、源義経本人について調べるとまた更に深みにはまりそうな予感だが、義経の最期が謎に包まれている中で、北海道へ逃れたという伝説もある。その伝説に絡み、北海道に近い地である三厩では義経に関するものが多く残されているとか。我々の場合、この手の話は、以前とある歴史漫画から興味を抱いていたため、歴史巡りも行いたかったのだが、残念ながら今回はその時間は許されず、次回以降に見送ることにした。
そうして竜飛崎を目指し、海沿いの道を走っていると、国道339号は途中から海沿いを離れ、山を上がっていく。それは、いよいよ、道の駅「みんまや」が近いことを意味している。すると、車窓から幾つもの風車がぐるぐると回っている光景が確認できる。そういえば、以前「みんまや」から見える風車はなかなか迫力がある旨、教えて貰っていたことを思い出す。「確かに大きな風車が幾つも並んで回っている姿は、すごいなぁ」と、"ほし"はしばし風車が回る風景を楽しむ。

国道339号から道の駅を指し示す案内看板の近くには、何台かの車が停まれるスペースとともに小さな観光案内所がある。しかし、よくよく見てみるとその案内所は閉まっており、妙にもの悲しさを感じる。案内看板に従って通路を通ると、広い駐車場とともに建物群が見えてきた。
土曜日のせいだろうか、先程寄った「いまべつ」にしても、この「みんまや」にしても駐車している車の台数はわずかである。訪れるにはまだ早い時間帯なのだろうか、とも思ってみた。確かに、竜飛崎に夕暮れ時に訪れたとしたら、非常に壮大な光景が繰り広げられるのではないだろうか。ちょっと惜しいことをした、と後悔する。

さて、道の駅「みんまや」であるが、ここが道の駅である、と言われなければとても分からないような、つまり、どうも道の駅っぽくないと思ってしまうのは"ほし"だけだろうか。まぁ、「道の駅っぽい」という言葉自体が非常にあやふやで且つ何の定義も無い言葉ゆえに、何を言っているのだ?と思われる人も多いのではないかと思うのだが、展示館・記念館が道の駅として名を借りている、というように思えてしまうところがある。数ある駅の中では、「道の駅」と言われなくても、「これはまるで道の駅みたいだ」と思えるような雰囲気を醸し出しているところもある。その違いは一体何処に潜んでいるのだろう、と考えてしまった。
まぁそれはさておき、まずは「竜飛ウィンドパーク展示館」を覗いてみる。無料施設ながら、「風」と「風車」に関する様々な紹介をパネルや模型、更には実際に体験コーナー等も用意している、という充実ぶりだ。子供の夏休みの自由研究テーマ等ヒントになりそうだ。ウィンドパーク展示館の1階から、「青函トンネル記念館」へ直接通じているのだが、こちらは有料なので、入場券が無いと通れないらしい。同じく1階には、スタンプも置いてある。忘れずに押さなくては、と鞄からスタンプ帳を取り出し、本日2個目のスタンプを押す。

そして次に「青函トンネル記念館」を正面入口から入ってみる。この正面入口からだと、売店や食堂、そして記念館の他に青函トンネルの体験坑道と称し、ケーブルカーに乗って当時使用していた作業坑を見学することもできるらしい。丁度、ケーブルカーが発車する時刻だったらしく、売店から数名の観光客が乗り場へ向かってバタバタと歩いていった。

売店は、途端に静けさを取戻し、我々は売店内をのんびり散策。といっても、売店規模はかなり小さい方、しかも置いてあるのはよく観光名所等に並んでいる「竜飛岬」関連の置物や提灯、Tシャツ等が目立っている。"ほし"は困り果てて、「ここでも何を買ったら良いか、悩んでしまうなぁ」と溜息をつきながらボーッとその場に立ちつくしていると、他のお客さんがやって来て「この昆布、すごく美味しいんですよ、私はこのためにここに来たようなものだから」なんていう言葉を言いながら、商品を手にとっている。"ほし"はめざとくその商品を確認し、「ほぉ、あれは美味しいものなのか」と聞き耳をたてる。それは、若生こんぶであった。握り飯に巻いて食べると美味しそうなこの昆布、早速"ほし"もひとつ買ってみることにした。
「ところでそろそろ昼食、とっておこうか」ということになり、食堂の前でしばし悩む。海の幸がいろいろ並ぶ中、結局日替わりランチが手頃だと判断し、ここで食べていくことにした。食堂は昼食時のピークを過ぎたせいか、それとももともと客が少ないのか、我々の他に食堂内にいるのは1人のみである。「これで採算はとれるのかなぁ」と要らぬ心配までしてしまう我々だが、きっと日曜日になるとそれなりに多くの客が訪れるに違いないだろう。

注文後、あっという間に運ばれてきた日替わりランチ、それは「三色ミニ丼と海鮮五目ラーメン」であった。三色ミニ丼は、イクラとウニ、そしてホタテがのった海の幸満タンなミニ丼。そして海鮮五目ラーメンの方は、海草類が中心のもの。三色ミニ丼の方はなかなか美味しかったのだが、ラーメンの方は、"こあ"氏も"ほし"も無言ですするばかりであった。無言の原因は、多分麺にあったのではないかと"ほし"なりに判断している。

さぁ、あまりのんびりもしていられない。次の駅へ向かわなければと車に戻ろうとしたところ、建物群が並んでいる敷地から階段で降りたところに、青函トンネル工事当時に使用されたものやトンネルの工夫箇所等が展示されている。それをひとつひとつ見ながら、一度は青函トンネルを通ってみたくなったのであった。
 
 

 
 
こどまり」ゆとりの駐車帯と一緒? (青森県)
到着時刻:14:11 スタンプ設置場所:売店入口
「みんまや」を出発した我々が次に向かう駅はお隣の村である小泊村にある「こどまり」。そういえば、国土交通省のWebサイトに当初「こまどり」と書かれていた記憶があるので、この駅の名称は特に印象に強く残っているのだ。

「みんまや」から国道339号をそのまま小泊村方面へと走ると、そこは勾配のきつい山道がしばらく続く。しかしながら、山道といっても整備された快適な道路ゆえ、「走る」こと自体が楽しくなる。そして時々見え隠れする海がキラキラ光って、これまた景観的にも抜群である。いやぁ、それにしてもこの急、且つ長い坂道には驚かされる。

そうして再び海沿いにでて、しばらく走っていると、なにやら道ばたには立て看板が幾つも置いてある。どうも、それは道の駅「こどまり」のレストランの名物メニューの宣伝らしい。「なんだか気合い入ってる駅だなぁ」と笑いながら、駅へと向かう。すると、700m手前には道の駅の案内看板があったものの、それ以降駅を示す看板が見あたらず、危うく駐車場入口を見逃すところであった。しかし、道の駅案内看板ではなく「ゆとりの駐車帯」を示す看板は300m手前にもあったのである。「あれ、ここって道の駅とゆとりの駐車帯が一緒になってるのだろうか」と気になったのだが、そのまま駐車場に車を停める。
駅の建物自体は、交流施設である「ポントマリ」のみであるが、その周囲には小さなゴルフ場やら、オートキャンプ場等があったりと様々と整備された敷地がある。駐車場から更に辺りを見渡せば、ポントマリ等がある敷地の後部に階段を降りていけるところがあり、その下にはまたしても駐車場がある。そして、その奥には洒落た三角屋根のトイレまであるではないか。

よくよく見ればこの駐車場の入口看板には「ゆとりの駐車帯」と書かれている。「おお、ここがゆとりの駐車帯か・・・、ということは、この駐車場に車を停めてそのまま階段をあがってポントマリを利用することができるのだな」と納得。夏になれば、オートキャンプ場や海水浴等で人が集まるため、ここも賑やかになるのだろう。
再び、ポントマリがある敷地側に戻り、建物の中に入ってみる。売店はイカ商品がズラリと並んでおり、その奥には円筒の水槽があり、中高年女性たちの団体がキャッキャッと喜びながら水槽にいる魚を見ながら楽しんでいる。ここで"ほし"は一言「旅は老いも若きも童心に返らせてくれる何かがあるのだなぁ」としみじみ。

そこに"こあ"氏が2階から戻ってきて「昼食、こっちで食べれば良かったなぁ」とぼやく。「え?どうして」と"ほし"の問いに「メニューも豊富だし、イカが美味しそうだよ」と、イカ好きな"こあ"氏ならではの回答。2階へ向かう階段の前にレストランのメニューが置いてあったのだが、確かにどれも海の幸満タンの美味しそうなメニュー揃いだ。"ほし"だって、"こあ"氏に負けず劣らずイカ好きなので、ちょっと悔しい。まぁ、その分次回の楽しみが増えるということだし、今日は諦めて退散しよう。
「あ、スタンプを押していかないと」、頭の中がイカだらけになっていた"ほし"は、かんじんなスタンプ押しを忘れていた。慌てて、鞄からスタンプ帳を出しスタンプ帳の該当ページにポンッと押す。「よし、これでOK」と車へと戻る。

「ところで、駅の看板の写真を撮り損ねちゃったんだけど、どうしようか。700m手前まで戻るしかないのかなぁ」と車の中で"ほし"がぽつりと言う。"こあ"氏は「ここから700m前に戻るといっても、その後しばらくUターンできないよ」、そう、海沿いの国道339号は片側が海、そしてもう片側はすぐ山になっており、しかも一本道である。Uターンはかなり先まで戻らないと出来そうになかったのだ。それでも、道の駅看板にこだわる"ほし"としては「それでも戻ろう!」と即決、少々めんどくさいと思っている"こあ"氏をせかし、700m前まで戻る。そうして無事に看板を撮り終え、慌てて車に乗り込むと意外や意外、すぐ側にUターン可能な箇所があり、交通量が少ないことも幸いして、Uターンすると何事もなかったようにそのまま走り出した。
 
 

 
 
十三湖高原」うわっ、建物をよく見ると牛の顔がデーン!! (青森県)
到着時刻:15:21 スタンプ設置場所:売店内案内カウンター上
次に向かう道の駅は、同じく国道339号沿い「十三湖高原」である。小泊村のお隣の村になる市浦村にある「十三湖高原」は、すぐ側に十三湖がある道の駅である。道の駅「こどまり」からであれば、大した距離でもなくあっという間の到着だ。

本日、「いまべつ」「みんまや」「こどまり」と駅を廻ってきたのだが、いまのところこの駅が一番駐車台数が多いようだ。といっても、うんざりするような混雑ではない。ホッとしながら車を停めて外に出る。
この道の駅、実際に訪れた人は分かると思うのだが、売店等のメイン建物の外観がなかなか可愛いのだ。その可愛さを引き出しているのが、駅正面入口の屋根にあたる部分が、牛の顔に見立ててデザインされているのだ。これが、なんとも愛らしい。

そして、その横にはのっぽな木製の展望台があり、途中の階からローラーすべり台で降りられる遊具施設まで兼ね備えている。さすがに、そのローラーすべり台は子供が中心に遊ぶものなのだろうが、ただ見てる方もちょっと怖い。
さて、早速売店へ訪れてみると、そこはシジミ商品だらけ、活シジミの販売コーナー等もあり、丁度お客さんが買っている姿を目撃。シジミ煎餅はなんだか美味しそうだが、シジミ饅頭というのはどうも味の想像がつかない。

いやはや、なんでも商品になってしまうのだなぁと感動しているところに、売店に中高年の女性団体がそれこそ雪崩のように入ってきた。
「うわっ、な、なんだ?・・・」と思わず退避。今までのあの静けさがいっぺんに様変わりし、店内はそれこそバーゲン状態へと変わる。すごいぞ、団体パワー。まぁ、駅としてもこういった団体客は嬉しい限りであろうが、そこのけそこのけ状態で我が物顔で通る団体のパワーには、ちょっと閉口してしまう。

慌ててスタンプを押して、人気のソフトクリームはとにかく買って外に出た。
ホッと一息つきながら、物産館と加工施設の間の通路を歩こうとすると、これまたビックリ仰天。なんと毛虫の大群が通路いっぱいに広がっているのだ。「え?なにこれ、どういうこと?」とそれこそ足の踏み場もない程の数の毛虫に恐れおののき、慌てて駐車場の方へと戻る。"ほし"はひとりでパクパクとソフトクリームを頬ばり、ソフトクリームに興味の無い"こあ"氏は先に車に戻ってしまった。だいたい、つきあいでも良いから少しでも食べてくれても良いのに、とふくれっ面の"ほし"は、しばらく他の家族連れがソフトクリームを食べている光景に混じって、ひとり寂しくソフトクリームを頬ばる。あぁ、皆楽しそうに食べているよその家族に混じる"ほし"の哀愁漂う背中を、皆も想像して笑ってくれ。

と、アクシデントも幾つかあったが、とりあえず駅自体は堪能出来たのであった。
 
 

 
 
もりた」ユニーク名称のアップルジュースは健在だった (青森県)
到着時刻:17:11 スタンプ設置場所:館内公衆電話の横
本来、「十三湖高原」の後には「なみおか」へ行こうと考えていた。しかし、時刻は既に夕刻となり、「なみおか」を廻ってから「もりた」へ行くとなると、かなりの時間を要してしまう。本日の駅巡りは事情があって昼間に限定しているため、やはりどちらかの駅を諦めざるを得ない。一応、「なみおか」に向かって走り出したものの、途中で「やっぱり もりたに行こう」と急遽目的地を変更し、「もりた」へ向かうことになる。

まぁ、「なみおか」は明日の朝一番に訪れれば良いことだし、と常に臨機応変な我々だ。というわけで、多少ルート的には遠回りをする結果となってしまったが、広域農道を走り続け、県道をウロウロしながらようやく国道101号に出る。ここは、既に何回か通っている道ということもあり、妙に懐かしさのようなものがこみ上げてくる。国道101号に出てすぐ辺りである五所川原市内は繁華街が続くのだが、森田村に近づくにつれて周囲の風景はのどかで静かになっていく。これが夜となると周辺は真っ暗、灯りも少なく、国道101号は非常に寂しい空気が漂う道である。
しばらくすると、道路に道の駅案内看板が出てきた。「お、もうすぐだな」と辺りを見回しながら進むとやがて道の駅「もりた」が左手に見えてきた。

前回訪れた時には20時を過ぎていたため、既に売店等は閉まっていたのだが、レストランは営業中、ひもじい思いをしていた我々にとって非常に印象に残るレストランであった。やはり遅くまで営業していてくれるレストランは、スタンパーな者にとっても助かるのだ。そんなことを思い出しながら、駐車場に車を停める。駐車台数も結構多いようだ。
駅の敷地内を歩いていると、前回は夜間ゆえほとんどその姿が見えなかった「旧増田家住宅母家」を外から眺める。確か、この住居内でお茶を楽しめるはずなのだが、どうも入って良いのかどうかが分からず、今回もまた通り過ぎるだけに終わってしまった。

そして、売店やレストランがある「慢彩館」へと足を運ぶと、やはり「ちょっとスイマセン 森田村ってこのへんですか」なるりんごジュースは販売していた。何度見てもこのネーミング、妙に気に入っている。
今回は、売店を十分堪能出来るので、一歩間違えれば不審者のごとく、棚の間を行ったり来たりしながら、特産品を物色。その中に冷凍されたソーセージを発見。月見野ハムのミルクソーセージは、見た目にもプリプリして美味しそう。しかし、さすがにクーラーボックスを持っている我々としても、冷凍品を買うのはさすがに躊躇。しかも今晩は泊まることだし、帰るのは明日の夜中、いや下手すれば朝方になってしまうことを考えると、断念せざるを得ない。

次にその隣にあるレストランをちょっと覗いてみる。すると、昨年とはメニューが少し変わっており、"ほし"が食べたお刺身御膳がショーウィンドーから消えている。しかし、"こあ"氏が食べた「大漁ちらし寿司」は相変わらず健在だ。といっても、他にも美味しそうなメニューが増えており、思わず唾を飲み込む。しかし、今回はここで夕食をとる訳にはいかないので、グッとこらえて我慢。また次回の楽しみにしておこうとその場を離れた。
スタンプは、この館内のトイレ付近公衆電話横にある。横には花が飾ってあったり、またスタンプ場所が分かるようにと貼り紙がしてあったりと工夫もされている。そこで、本日最後のスタンプを押す。

あぁ、結局本日は5駅分のスタンプしか押すことが出来ず、やや物足りないと感じはしたのだが、まぁ仕方がない。なにしろ、青森まで来るのに午前中をほとんど使い果たしてしまっているのだから。
 
 

というわけで、その後は極めて私的なイベントがあるため、これにて本日の駅巡りは終了。我々は一路鰺ヶ沢へ向かって走り出すのであった。

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最終更新日:2001年07月13日