小国町から新潟行くかあくまでも東北スタンプラリー
にこだわるか悩んだ結果は・・・
宮城・山形・福島編
2001年6月3日

前回のスタンプラリーの旅から丁度1ヶ月が経ち、そろそろ「次行きたい」病がピークに達する。さすがに東北の道の駅スタンプラリーの為に毎週のように都内から出掛けていく程、我が家の財政にゆとりがあるはずもない。というのは、5月の下旬に多大なる出費と引き替えにカーナビを導入、しばらくは本能のおもむくままに旅に出るなんてことは自粛せねばならない。まぁ、それを「本末転倒」と人は言うだろうが、これからの旅はきっと実に効率的なルートで行けるに違いない、それはつまり時間短縮にも結びつき、ひとつでも多くのスタンプを押すことが出来るであろうと期待している。

6月2日の午後、我々は地図を広げながら悩んでいた。今まで訪れていない未知の駅で、しかも日帰り可能な場所は何処が残っているか、そしてどのようなルートをとるか、なかなか「これだ」というルートが決定せず、地図上で駅と駅を指さしながら頭をかかえていたのだ。結局、宮城県にある駅「七ヶ宿」をスタート地点にし、日本海側へと近づくルートで山形県の「白い森おぐに」まで行くことにはした。がその先、割と近い場所に新潟県の道の駅が密集している。"こあ"氏としては、是非ともまだ未知の駅を訪れることにこだわり、新潟行きを希望。しかし、"ほし"はすぐに首を縦に振れなかった。やはり、現在は東北の道の駅スタンプラリーに気持ちを集中したい、ひとつでも多くのスタンプを押したい、この気持ちが大きかったのである。

我々が出した結論、いや"ほし"が押し切った形になったが、今回は東北道の駅スタンプラリーにこだわって、「白い森おぐに」から内陸側に戻り南下していき、福島の各駅を廻ることに決定した。昨年は、福島から山形へと北上するルートをとったが、丁度逆ルートをとる形になる。昨年の秋に訪れた福島の駅は、全体的に異常な大混雑で、出来ればそのまま通り過ぎたい場所が多かったのだが、そうも言っていられない。今年は訪れる時期も異なることだし、少しはゆとりをもって売店等も見て歩けるかもしれない、と淡い期待を持つ。

そうして我々は19時過ぎにはいつもよりも早すぎる夕食をとり、21時には就寝、朝3時に起きることにする。しかし、だいたい朝3時過ぎまで起きていることが多い我々には、これは思った以上に酷なことである。おまけにその前日(土曜朝)、"ほし"が中部地方の道の駅案内を朝5時過ぎまでかかって更新作業をしていたので、結局寝たのは朝6時半。すっかり生活リズムは滅茶苦茶になってしまい、そんな我々が計画どおりに動けるはずがない。

案の定、夜中の2時前には目が覚めてしまい、どうにも寝られそうにも無いと観念した我々は、ぼそぼそと準備を始める。4時半過ぎに出発するつもりが時計を見ればまだ4時。最初の目的地である宮城県「七ヶ宿」の開館時間が9時なのだが、この分だと早く着きすぎてしまいそうだ。「まぁ、途中で朝御飯でも食べようよ」と話もついたところで出発・・・する前に、カーナビに本日最初の目的地を入力する。「えっと、ジャンルで検索、で交通機関で、道の駅、宮城県、七ヶ宿、とよし、入力完了!」と少しずつ操作も慣れたような気もする。それもそうだ。購入したその日の夜中に、山梨の方の道の駅まで操作練習?兼ねて出掛けてきたのだ。こんな時でも行き先に道の駅を選んでしまう我々をどうか笑わないで欲しい。

さて、4時を過ぎると朝の空も明るくなり始めている。中央自動車道の山梨方面は既に交通量も増えている。都内方面へ向かう我々は、混雑に巻き込まれることもなく、首都高速へと入る。さすがにこの時間から渋滞では、先が思いやられるだろう。快調に首都高速を走り、東北自動車道に入っても走る車はポツポツ程度である。「遠出するならば、このくらいの時間に行動しないとだめなんだよね」と改めて実感。

ガソリン補給と朝食を兼ねて蓮田SAに立ち寄る。「まだ朝5時だから、軽食コーナーくらいしか開いてないんじゃないの?」と言いながらいざ建物に入ると、むなしくも軽食コーナーはまだ閉まっていた。ところがその横にあるレストランは既に営業中だ。「おぉ、助かったぁ」と店内に入ると他にほとんど客はいない。よくよく考えれば朝5時といえば朝食にはちょっと早い時間のような気もする。とにかく前日の19時以降何も食べていない我々は、ひもじい思いをしながらここまでなんとかたどり着いたのだ。「と、、とにかく食べるぞ!」と"こあ"氏が選んだメニューは、なんとカツ丼であった。「あ、朝からカツ丼?そりゃちょっと胃に重すぎるんじゃないの?」という言葉も"こあ"氏の耳には届いていない。結局、"ほし"は定番の豚汁定食を選び、ほどなくきた両メニューを満足げに頬ばる。

ガソリンも人間も満腹になって再び本線へ戻ろうとすると、いつの間にか交通量が増え始めているではないか。ほんの数十分の間にこれだけ交通量に変化があるとは、いやはや時間は読めないものである。

こうして東北自動車道をひたすら走り続け、やがて福島県へと入り1ヶ月ぶりのみちのく旅の始まりだ。


【東京都下出発時刻】04:00 【帰宅時刻】翌00:32
 色は宮城県 色は山形県 色は福島県
  中央自動車道/首都高速/東北自動車道〜
国見IC/(主)46号/国道113号
七ヶ宿
08:13
国道113号 たかはた
10:03
国道113号/国道399号/(主)7号/
国道287号/(主)8号/(県)250号
いいで
11:28
国道113号 白い森おぐに
12:28
国道113号/町道?/(主)15号/
(主)8号/(主)4号/国道121号
田沢
14:53
国道121号/(県)333号/国道121号 喜多の郷
15:43
国道121号/国道459号 裏磐梯
16:29
国道459号/国道115号 つちゆ
17:35
国道459号/(県)354号/町道/(県)129号/
(主)39号/国道114号
川俣
18:27
国道114号/(主)39号/(県)307号/
(主)51号/国道4号
安達
19:05
     

 
 
七ヶ宿」、七ヶ宿湖の噴水を見よう (宮城県)
到着時刻:08:13 スタンプ設置場所:建物内軽食コーナー横
「七ヶ宿の施設開館時間が9時、でもこのままだと1時間前くらいに現地に着いてしまいそうだね」と順調すぎる走行にホッとするやら、時間を持て余すであろうことにやや不安すら感じる。といっても、手前のICで降りて一般道で行ったとしてもそこで思わぬ渋滞に巻き込まれる可能性もある。それならば、このまま順調に最寄りの国見ICまで行った方が得策だろうと判断。

国見ICを降りてから主要地方道46号を七ヶ宿方面へと向かう。すると穏やかだった道はだんだんと峠道へと変貌した。本日早くもすれ違い不可な道を走ることになるのか、と苦笑しながら小坂峠を越えるとそこは宮城県。相変わらず峡路のままだが、左手を見ると鳥居が驚くほど多数並んでおり、観光バスが2台停まっている。こんな細い道沿いに何があるのだろうと、なおも左手に広がる風景を観察していると、どうやらその正体は万蔵稲荷神社なるものであった。「すごい迫力だなぁ」と遠くから眺めながら通り過ぎる。

主要地方道46号から国道113号へと出て幾つかのトンネルを過ぎると、七ヶ宿湖が左手に見えてきた。そういえば昨年は夜間に逆方面からICに向かって走った記憶がある。道の駅「七ヶ宿」にもその際にちょっと寄ったのだが、真っ暗で湖の存在すら確認できなかった。施設も既に閉館していたのだが、押印済みのスタンプ用紙がトイレの入口にあり、それを貰って帰った記憶がある。今年こそは施設が開いている時間に訪れるぞ、という勢いでここに来たのだ。

その勢い余って開館1時間前に着いてしまったとはなんとも笑える話だが、我々は施設が開くまでの約1時間をどうやって過ごそうかとウロウロと歩き回る。まずは目の前の湖をしばし眺め、次に湖畔側の公園へと階段を降り、ここでしばし休憩。看板には「噴水が9時から18時まで上がる」旨書いてあるのだが、何時間毎に等の記載が無いので何時上がるのかが分からない。「とりあえず9時になったら見てみようよ」と言いながら、階段を上がって建物の方へと向かう。
道の駅「七ヶ宿」は売店やレストランがある建物のみ、8時半を過ぎたがまだ営業準備をしている様子もない。今日は日曜日だし、休みってことは無いよな、とそれでもなんとなく心配になり、建物の前を行ったり来たり。45分を過ぎた頃になると、駐車場の車も増えてくる。しかし、どうやら土産品等の納入にやって来たような人が多い。場所によっては営業開始10分前くらいになると、利用客も店に入れる場所も少なくないのだが、ここはそうではないらしい。どうやら9時まで頑張って待つしかない。

「あぁ、こんなことならば、もっとゆっくり出発すれば良かったね」と思ったものの、例えば1時間遅らせて出発したとしたら、逆に9時過ぎても道の駅「七ヶ宿」には着いていないかもしれない。
そんなことをぶつぶつ言いながら、外から直接2階のレストラン入口まで歩き、ぶらぶらしていると9時になり、ふと湖の方を見れば噴水が上がっているのがチラッと見えるではないか。

「ここからじゃ木々が邪魔してうまく見えないよ、下の公園までひとっぱしり行ってくる!」と言うやいなや、鉄砲玉のように飛び出していく"ほし"。公園へと降りる階段の途中から、七ヶ宿の噴水が見えてきた。もうちょっと噴水の位置が公園から近ければもっと迫力があるのだろうな、と思いながらもどんどん高く上がっていく噴水を見てしばし感動に浸る。約1時間をここで過ごしてしまったが、そのおかげで良いものを見せて貰った、と納得しながら公園を後にする。
おっと、売店に寄るのを忘れるところだった。9時も過ぎたことだし、そろそろ入っても良いのかな、とヒョコッと覗くと商品にはまだ布がかけられており、店の人がせっせと掃除している。9時開店ならば、その前に掃除しておくものだと思うのだが、まぁ店によってルールがあるのだろうから、仕方がない。しかし、店の人と目が合っても、店の人は何を言うでもなく黙々と掃除を続ける。「うーーーむ・・・・、愛想のない店だなぁ。」とやや戸惑いながらもここでのんびりする訳にもいかず、入口から見える位置にある軽食コーナー横のスタンプに向かう。ここで本日1つ目のスタンプを押し、続いて売店の奥の方へと進む。

特産品販売コーナーはどちらかと言えば小規模、七ヶ宿の土産と共に目立つのが玉こんにゃく。「玉こんにゃく、また買う?」と手にしたものの、玉こんにゃくというとどうも山形県という印象が強いので、「山形の駅に寄った時に買おうよ」とこの場では却下。その代わりといっては何だが、七ヶ宿のオリジナルジャムが並んでいたので、これを買っていくことにした。

レジで会計を済ませる際に、入れてもらったレジ袋の他に道の駅のロゴ入り?レジ袋も貰い、売店を出た。そういえば、最近サイト上でレジ袋の紹介を掲載していない。レジ袋のコレクションもかなり増えたので、そろそろ公開したいとも思うのだが、なかなか時間がとれないのが辛いところだ。

あぁ、ここでこんなに時間をかけるつもりはなかったのだが、時計を見るとすでに9時半近くではないか。慌てて車に乗り込み、次の駅へ向かって出発。
 
 

 
 
たかはた」、歴史公園を散歩して気分もリフレッシュ (山形県)
到着時刻:10:03 スタンプ設置場所:駅舎内受付カウンター上(レストランの横)
次に向かう駅は山形県「たかはた」。七ヶ宿を出て、そのまま国道113号を山形方面へと32.2km程走った場所にある。国道113号も七ヶ宿に向かっている時間帯は、交通量が少なかったのだが、さすがに9時半を過ぎると車の量も途端に増えてくる。本日は快晴、行楽日和ということもあり、これからいよいよ交通量との闘いになるのだろうか。

しかし、山形県に入った頃から交通量は徐々に減りだし、道の駅「たかはた」が見えてきた頃にはほとんど交通量もない状態である。というわけで、無事に到着した我々は駐車場に車を停め、散策開始。駐車場ではツーリング途中のライダーたちで大賑わい状態。しかし、身障者用の駐車スペースまで占拠するのはいかがなものだろうか。駐車場のエリア内で寝そべっている人間もいる。2輪の旅は体力も神経も使うため、ここらでのほほんとしたいのは非常によく分かるのだが、身障者用のエリアはきちんと空けておいて欲しいものだ。これを読みながら、心当たりのある諸君は次からはよろしく頼む。
道の駅「たかはた」は特産品の販売・食事処等の他に、道を挟んだ反対側にのどかな公園がある。

歴史公園というだけあって、竪穴式住居があったり、また池の中を行ったり来たりと大忙しのカモとひとときを楽しむことが出来、またもや時間を忘れてしまうところであった。

とにかくリフレッシュにはもってこいの公園といったところだろう。
次に売店内を散策。特産品や農産物直売等が並んだこの施設だが、ここの特産品販売コーナーは高畠町の特産品が数多く並んでいるのが印象的だ。

たかはたファームのジャムやドレッシング、高畠の地酒、チーズ等が分かりやすく陳列されているので、思わずあれもこれも、と手を伸ばしてしまう。それを「ここでそんなにいっぱい買っちゃ、他の駅で買えなくなっちゃうよ」と"こあ"氏にたしなめられて、はっと我に返る"ほし"は、結局両親への土産にジャム、自分用にとワインを選び、満足げに店を出た。高畠町といえばマツタケも特産らしく、収穫時期はきっとこの店舗でも並ぶのだろう。
売店の横にはレストランやウォーキングセンター案内等からなる建物がある。

スタンプはきっとここだろうと建物に入ると、受付カウンターの近くにいた駅の人が「こんにちは!」と非常に気持ち良い挨拶を投げかけてきた。我々も、「こんにちは〜」と会釈しながらまずはスタンプ場所に近づく。"ほし"がスタンプを押している間、"こあ"氏が館内を見ながらウォーキングセンター案内入口横にもスタンプを発見。「ここにもスタンプがあるよ」と"ほし"に声をかけると、先程の駅の人が「あ、それは道の駅スタンプラリー用のではないんですよ、別のラリー用なんです」と教えてくれた。「おぉ、なるほど・・・」と照れくさそうに頭をかく"こあ"氏。続いて駅の人は「あぁ、残念だなぁ、来週だったらちょうどお祭りなんですよ、ここの駅で。まぁお祭りといっても、露店が出る程度のものなんですけど、結構賑わいますよ」とチラシを指さしながら言い、「あらら、残念です」との我々の回答に「でもまた寄ってくださいね。」と笑う。その後も、その駅の人は訪れた客に暖かな声をかけたり案内をしたりと、気配りをかかさない。そんな風景を見ながら、"ほし"はふと福島県の道の駅「喜多の郷」観光案内の人を思い出していた。あの観光案内所の人もこんな感じに利用客に対して気さくに話しかけていたな、と。

建物内にはレストランもあり、明るい雰囲気が漂っているのだが、実は早朝に食べた食事がまだ後をひいていて、今はとても食べられそうにもない。しかし、昼時になってしまえばどの駅の食事処も混むだろうし、どうするべきだろうか、としばらく悩む。その結果、次の駅「いいで」で食べようかという結論に達し、ここではメニューをおがむだけになってしまった。今になって思う、朝からしっかり食べるのは良いがくれぐれも量は程々に、ということを。

そうして、「この駅、全体的に印象良いね。」と話しながら駐車場に戻る。
 
 

 
 
いいで」、相変わらず混雑していたのだ・・・ (山形県)
到着時刻:11:28 スタンプ設置場所:観光物産館内観光案内所カウンター 閉館後:道路情報館前 押印済み用紙あり
さて、ここから以降は昨年の秋に訪れた駅への再訪となる。「たかはた」の駐車場で次駅である「いいで」をカーナビの目的地に設定する。昨日地図を見ながら計画したルートと同じルートが表示されたのをみて、「おぉ、うちらのルート選定はカーナビ並みだね」と笑いながら出発。

途中、車から見える遠くの山々が非常に美しい。まだ山々には雪が積もっており、青い空に映えるのだ。しかし、さすがに道ばたに車を停めて写真を撮るのは他の車に対して迷惑というものだ。「どうしたものかな」と考えた末、車の中から見える光景を撮るに終わった。"ほし"の所有するデジタルカメラはシャッターの半押しでピントが合うまでが遅いため、「ここだ!」と思う瞬間の写真がどうも上手く撮れない。まして走行中に「ここだ!」の瞬間を撮るのは至難の業だ。まぁ、カメラのせいにしてはいけない。"ほし"も更なる精進が必要なのだ。というわけで、山々を正面に見ながらしばしその美しさに感動していた。
そして主要地方道と県道を走り継ぎ、国道113号に出るとそこはもう道の駅「いいで」。昨年訪れた時も大混雑であったが、本日もやっぱり混雑している。それでも駐車場が広いのが救いである。やっと空きスペースを見つけて停めて車から降りる。

この駅、どうしていつもこんなに混んでいるのだろう。確かに特産品や農産物等の販売施設、軽食を含めレストランは実に充実している。しかし理由はきっとそれだけではないのだろう。とにかくこの混雑の中をかきわけながらまずは売店へと向かう。うむ、やはり8カ月前となんら変わっていない。まあ、改装でも無い限りそれほど変わる事も無いだろうが。そうしてなかなか手の届く事が出来ない米沢の高級肉をおがむだけおがんで、スタンプを押しに昨年と同じ場所である観光案内所カウンターへと急ぐ。
やはりスタンプは昨年と同じ場所にチョコンと置いてある。しかし、通路沿い、且つ観光案内カウンターにあるため、なかなか落ち着いてスタンプが押せないのが辛いところだ。個人的には屋外トイレの横にある道路情報館に置いてもらった方が嬉しいのだが、まぁ諸都合もあるのだろう。

道路情報館の前の貼り紙にスタンプの場所が書かれているのは、我々と同様にこの休憩施設にスタンプが置いてあるものだとやって来て、スタンプの在処に戸惑う人がいるからなんだろうな、と思う。といっても、施設の閉館後に訪れた人のためにこの道路情報館の入口貼り紙の横に、スタンプ押印済みの用紙がぶら下がっている。
「そうだ、昼ご飯はどうしようか」と時計を見ると、昼12時ちょっと前である。これは失敗したな、と苦笑しながらそれでも一応、レストランを覗いてみる。ファミリーレストランのような店と鉄板焼き店、和食処の3店舗があるのだが、ここでファミリーレストランに入るのは気が引ける。鉄板焼き店はかなり繁盛の様子のせいか早くも混雑の兆し、どうも人の山を見ていると遠ざかりたくなる傾向がある我々としては、「やっぱりここで食べるのはやめよう」とすごすごと建物を出るしかなかった。

屋外には大きなテントがはってあり、その下のベンチで軽食を頬ばる人、ビールを飲んでテーブルにうつ伏せて寝てる人、ハンカチを団扇代わりにあおぎながら疲れを癒す人、そんな人たちで埋め尽くされている。特別なイベントがある訳でもないのだが、これほど集客力のある駅はこの周辺の道の駅の中では「いいで」がダントツではないだろうか。

しかし、混雑な苦手(笑)な我々はこれ以上ここにいると体力を消耗しそうなので、慌てて車に戻った。
 
 

 
 
白い森おぐに」峠の大きな茶屋風って感じかな (山形県)
到着時刻:12:28 スタンプ設置場所:道路情報横カウンター
次に向かう駅は「白い森おぐに」。昨年訪れた時は既に夜になってしまい、閉館ぎりぎりに飛び込んだ記憶がある。その時には、ほとんど売店内等を散策する時間も残されていなかったので、今回の訪問は再訪というよりは初訪問に近い感覚である。国道113号を日本海方面へと約30分程度走ると到着する予定だが、交通量は少ないもののペースはのんびり。

「いいで」から「白い森おぐに」までは、なだらかな山道、といっても道幅も広くきちんと整備された道が続く。やがて、スキー場らしき傾斜が見えたかと思ったら左手に道の駅「白い森おぐに」が現れる。夜間は、建物正面の店の看板「ぶな茶屋」がボーッと光り、それはそれで非常に綺麗だったのだが、昼間はまさしく峠の茶屋巨大版、といった感じの素朴な駅にみえる。

店の正面駐車場は既に混雑していたのだが、店の裏側や周囲にも駐車可能なスペースがあるので、停める場所に苦労することはなさそうだ。
まずは昨年ゆっくり見ることが出来なかった売店から散策開始。小国町の特産を探そうとウロウロしていると、小国銘菓のぶな羊羹を発見。「ぶなって食べられるのか・・・知らなかった・・・」なんて妙に感心しながら独り言を言っていると、見知らぬ人にじろりとにらまれた(苦笑)。しかし、どんな味がするのだろう。なかなか想像も出来ぬまま、売店を出てそのままスタンプを押しにいく。

この駅も昨年と同様の場所である道路情報コーナーの横にあるカウンターに、スタンプは置いてある。
「さて、ここで昼食をとっておかないと、次に向かう田沢までは約50km程あるから、かなり時間がかかっちゃうよね」と、道路情報コーナーの横にある食事処に入ってみる。さほど混雑してる、という訳でもないのに、中高年の男女が入口で待たされている。女性の方は少し怒っているようだ。我々も入口でメニューを見ながらしばらく待ってみたのだが、店の人は入口に近づいて来る気配もない。客が待っていることに気づかないならばまだしも、店の人は入口にいる我々含めた待ち人たちを見ながらも知らんぷりなのである。うーむ、これで隣の女性がどうして怒っているか、察しがついた。そのうち、横にいた男女は「もうだめよ、ここ。違うところ行きましょ!」と怒って出ていってしまった。あぁ、我々も腹がたつ前にここから出ておいた方が精神衛生上良いかもしれない、とそそくさと外に出た。(と言いつつ、"ほし"は少しムッとしていたのだが。)

「まいったな、軽食コーナーでそばでも食べようか」と結局、また先程の売店の方へと戻り、その横にある軽食コーナーへ入る。すると、こちらは大盛況状態。そばなどの軽食だから客の回転率もよく、席を待つ程のこともなさそうだ。我々はそれぞれ、天ぷらうどん・そばを頼み、席に座る。すると、その後でここには「茶屋そば」なる名物メニューがあったことに気づく。「うわっ、しまったー、茶屋そばにするんだった」といっても後の祭りだ。ずるずるずるっと天ぷらうどんをすすりながら、横に来た客が茶屋そばを頼んだことを耳にした。「どんなそばなんだろう」と隣を気にしながら食べていると、やがて隣の客が茶屋そばを運んできた。どうやら、この茶屋そばは、天ぷら、山菜、鶏肉入りのそばらしい。見た目は天ぷらそばとあまり変わりがないのだが、地場産山菜入りというのがポイント。山菜好きな"ほし"としては後悔度は200%に達し、つくづく今回は食事運が悪いな、とがっかり。まぁ、こういうこともあれば、次にまた訪れる楽しみも増えるってものだ。

そうして我々は車に戻り、次の駅「田沢」へ向かうべくカーナビに目的地をセット。一度逆ルートで「田沢」から「いいで」を経由してここまで来てはいるのだが、もしかしたらもっと効率的なルートがあるかもしれない、とワクワクしながらいざルートを探索する。そうして出てきたルートは・・・
 
 

 
 
田沢」、うーっ車酔いでしばしダウン・・・(山形県)
到着時刻:14:53 スタンプ設置場所:売店(入口)案内カウンター
距離的に一番短いルートをとろう、とナビが奨める推奨ルートではないルートを選択した我々は、「白い森おぐに」の駐車場を出て、国道113号を再び飯豊町方面へと戻る。といっても「おぐに」を出て少し戻ったところ(杉沢地区)から一般町道へと入り主要地方道15号に合流するのだ。しかしこの町道、道は整備されておりなかなか快適である。「田沢」までこのまま快適であり続けてくれたらと、つい心のどこかで願った"ほし"。というのも、カーナビと共に地図でもルート確認をしていたのだが、どうやらこの先はしばらく山道が続きそうなのだ。この山道がどれほどのものなのだろうか、という不安が少しよぎる。

その不安は思い切り的中し、主要地方道15号に入ると道は途端に峡路へと変わり、ひたすら峠道を走らされることになった。「ツーリングマップルではこのルート、お奨め道に指定されているのだけど、やはり2輪車ターゲットの地図だからだろうか」と言う程、4輪にはスリリングな道である。見通しは悪い、道はすれ違い不可な箇所多数、土砂崩れまである始末、だから速度もやたら出す訳にもいかず、時間的には国道をひたすら走るよりもこちらの峠道の方がかかるのではないか、と思ってしまう。

主要地方道15号から主要地方道8号へと入っても、しばらく走るとまたもや峠越え、しかし交通量が少ないことを幸いと思っていた我々の目の前にいきなりの車の大行列が現れる。「げっ、なに?これ」と途方に暮れかけたが、どうやらその原因はこの先にある「源流の森」にあるらしい。県民の森なる「源流の森」はいわゆる森林レクリエーション施設なのだが、丁度6月2〜3日にイベント(森のくに宣言祭)を開催しており、そのイベント目当てに集まってきた車たちの駐車場待ちの行列という訳だ。いやはや、路上駐車の多いことといったら、それはもう言葉も出ない程延々と先まで連なっている。
「す・・・すごいなぁ」とただただつぶやくだけの我々は、その後白川ダムを横目にちらっとみながら次は主要地方道4号へと入り、米沢方面へと向かう。しかし、そろそろ長い山道に"ほし"の身体は音を上げ始めた。やはり前日の睡眠不足がたたったのか、それともカーナビの画面を目で追いすぎたのか、それは定かではないが"ほし"の頭の中は「早く着いてくれー」の文字で埋まっていた。国道121号に出た時は心の底からホッとする。そしてまもなくすぐに左手に道の駅「田沢」が見えてきた。

相変わらずここの駐車場も混雑しているが、それでも数台の空きスペースを発見、すぐに車を停めたが、"ほし"はしばらく動けなかった。「久々に車に酔ったなぁ」と申し訳なさそうにつぶやきながら、やはり酔いの原因は睡眠不足だという結論に達する。しかし、前の日にいきなり早く就寝するといっても、これはなかなか難しいものだ。いつもの生活リズムとは異なるせいで、ろくに眠れるはずもない。前々日からリズムを変えるしか手段は無いかもしれないねと、やっと笑いながら会話をするところまで復帰した途端、「よし!外に出よっ」と車から降りる。思いの外、「おぐに」から「田沢」まで時間がかかってしまったため、ここであんまりのんびりしていると、後のスタンプスケジュールに影響が出てしまう。外でフラフラと歩いていると、すーっと駐車場に入ってくる白黒の車を発見。よくよく見ればパトカーであった。何か事件でもあったのだろうか、それとも何かの取り締まりでもしてるのだろうか、とチラチラ見ながら売店の方へと向かう。
売店を覗くと昨年と同じく「玉こんにゃく」の良い香りが漂っている。米沢牛のレトルト食品も同じ場所に並べられており、なんとなく懐かしさすら感じる。一度訪れた駅、というのは再度訪れると妙に親近感がわきはじめるものなのだろう。こうしてまた来年も同じ思いをするのだろうか。今年は「おぐに」で食事をしてしまったのでここで「米沢牛肉そば」は食べられないが、"こあ"氏は結構この「米沢牛肉そば」、お気に入りのようだ。手打ちのそばと肉の甘味たっぷりの牛の組み合わせは確かに美味である。

おっと、売店入口付近にある案内カウンターでスタンプを押さなくては、とスタンプ帳を取り出し、本日5駅目のスタンプをポンと押す。このペース配分だと、福島県の「川俣」まではとても間に合いそうにもない。我々は急いで車に戻った。
 
 

 
 
喜多の郷」、観光案内所に寄るのが楽しみでここに寄る・・・(福島県)
到着時刻:15:43 スタンプ設置場所:観光案内所/売店内/温泉施設
さて、次に向かう道の駅は「喜多の郷」、やっと福島県入りである。「田沢」を出た我々は、国道121号を福島県方面へと向かい、走り出す。昨年の秋に訪れた時には、秋の行楽シーズンのせいか交通量も多くややうんざりする一面もあったのだが、6月の初めは、割と走りやすいのが嬉しい。そうして快調に走っていると、反対車線から走ってくるは先程「田沢」にいたパトカーではないか。どうやらこの周辺を往復してパトロール?しているのかもしれない。天気も良いことだし、つい快調にとばしすぎては危険危険、ときっと何台の車がそう思ったことだろう(苦笑)。

国道121号はやがて山形県と福島県の境付近に近づき、通称「虹のトンネル」、大峠トンネル、大倉トンネル、不動トンネル、日中トンネル等を含めた7つのトンネルを通りながら福島県入りする。「虹のトンネル」は、各名称看板に虹色の各色(山形県側からだと紫から始まる、福島県からだと赤から。)を割り当てたちょっとした演出のトンネルだ。看板以外は普通のトンネルなのだが、こうしたちょっとした演出が旅に楽しさを与えてくれているようだ。

こうして国道121号(途中県道333号と合流)を走り続けると、「喜多の郷」の看板を確認し、喜多方市内に入ったところで大きく左に曲がり、まもなく左手に道の駅「喜多の郷」が見えてきた。
道の駅「喜多の郷」は、昨年訪れた時程の混雑はなかったものの、それでも駐車場はほぼ満車状態、あいかわらずの人気の高さを感じる。温泉施設や売店、食事処等、観光案内所と施設も充実している他、駅の横には小さな湖があり、ボートに乗ったり畔でのんびりしたりと、旅のリフレッシュも可能だ。しかし、「喜多の郷」といったらなんといっても「観光案内所の気さくな所員さん」の印象が強い。

早速、我々は観光案内所へと向かうと入口には「スタンプは、売店・温泉施設にあります」と共に押印可能時間までが親切に貼り紙されてある。勿論、押印済みのスタンプ用紙もぶら下がっている。「あれ、昨年は売店にはスタンプは置いてなかったような気がしたのだけど」と、しばし考え込む。そして、"ほし"は観光案内所の後ろにあるトイレに寄り、"こあ"氏は先に売店に向かい、スタンプの場所を確認しに行く。トイレから出てきた"ほし"は、再度観光案内所を外から覗いてみると、スタンプは観光案内所内にも置いてあるのを発見。
「ここで押しちゃおうっと」と、そそくさと観光案内所に入り、「すみません、スタンプ押していいですか」と声をかけると、所員さんが「あ、いいですよ どうぞぉ」とニコッと回答。それがきっかけで昨年と同様に会話ははずむ。「ここの他にも売店や温泉施設にもスタンプが置いてあるのですね」と"ほし"が聞くと、所員さん「そうなんですよ、折角ここまで来てもらって、スタンプが押せないのは悲しいでしょう、だからこの観光案内所が閉まった後は売店で、そして温泉施設だったらかなり遅くまでスタンプを押すことが可能だから、押しに来た人も安心でしょう」、実にスタンプラリー族の神様のような所員さんである。「もう随分押されました?」と今度は所員さんが"ほし"に聞いてくる。「先日から始めたばかりなので、まだまだなんです。でも関東から来ているので、往復だけでも時間がかかっちゃって」、「関東から参加される人もホント増えましたねぇ。一個でも多くのスタンプを押そうと、みなさん遅くまで走っていらっしゃるみたいだし」、「そうですねぇ」そんな会話をしながらスタンプを押す。しばら話していると、"こあ"氏が観光案内所に戻ってくる。

そして更に3人で道の駅を含む話題に花がさき、思わずまた時間を忘れる程であった。毎年、観光案内所に訪れるのが楽しみで、この道の駅に寄る、というのは決してオーバーなことではない、と思っている。
そうして「また来てくださいね」の言葉に見送られながら、観光案内所を後にした我々は、売店に寄り、昨年と何か変わったかな、と店内を物色。昨年ここで買った「道の駅クッション」は今年も置いてある。喜多方ラーメンも当然ながら今年も人気商品だ。売店内にもスタンプがあることを確認、ただ売店は混雑することが多いので、落ち着いてスタンプを押すならばやっぱり観光案内所がいいな、と思ったりも。

時刻は既に16時を過ぎている。あと4箇所を廻る予定なのだが、そのうちの幾つの駅についてスタンプを押すことが出来るだろう。
 
 

 
 
裏磐梯」、お!売店内商品の陳列順序が昨年と変わってる (福島県)
到着時刻:16:29 スタンプ設置場所:売店入口
次に目指す道の駅は「裏磐梯」。「喜多の郷」からであれば約25km弱の距離、しかも国道121号から国道459号に入りひたすら走っていれば到着する。国道459号は途中からなだらかな山道へとなり、快適な走行が楽しめる。この分だと混雑に巻き込まれることもなく、「裏磐梯」に着きそうだ。

そうしてまもなく道の駅「裏磐梯」に到着。駐車場は昨年の秋程の混雑はなく、また駐車場を待つ車もなく、平和な風景である。昨年は道まで駐車場を待つ車であふれ、適当な場所に停める車も多かったのだが、今回は夕刻ということとオフシーズンということが相まったのかもしれない。早速、車を停めて建物に近づく。
道の駅「裏磐梯」は、売店と食事処の他、建物の2階が展望台になっていて桧原湖を拝むことが出来る。まずは1階の売店内を散策すると、昨年とはやや陳列順を変えたのか、「ここに瓶詰めのじゅんさいがあったはずなのに」と言いながら店内をウロウロ。

すると別の棚にしっかりと並んでいた。何故か妙にホッとしながら「じゅんさい」を拝み(?)、また別の棚に並ぶ特産品を眺める。そんなにじゅんさいが心配ならば買えばいいのに、と思われそうだ。
まぁ、「じゅんさい」は買わないまでも、昨年も買った道の駅「裏磐梯」オリジナルヨーグルトをまたしても買う。道の駅オリジナルってところが、実にそそられてしまう単純な思考な"ほし"であるが、このヨーグルトは酸味が強いながらもさっぱりして美味しいのもポイントだ。

売店の入口にてスタンプを押し、ついでに観光チラシ等もチェックする。ここの道の駅のパンフレットは昨年同様置いて無かったのだが、製作していないのだろうか。
うーん、ちょっと残念と言いつつ、スタンプ帳を鞄にしまい、最後に2階へとあがり風景をほんの少しだけ楽しむ。やはり、秋に見た風景とはガラッと異なり、木々が青々としており湖も深い色が印象に残る。おっと、ここで景色に浸っていてはいけない、と足早に車へ戻った。
 
 

 
 
つちゆ」、金蒟館のこんにゃくを買うぞ! (福島県)
到着時刻:17:35 スタンプ設置場所:売店と軽食堂の間付近の案内カウンター
次に向かう駅は「つちゆ」、しかし「つちゆ」の施設は18時までしか開いてないはずだ。間に合うだろうか、という心配を抱えながら、とにかく出発。「裏磐梯」から「つちゆ」までのルートとしては、磐梯吾妻レークラインなる有料道路を使う手段もあるのだが、カーナビで確認したところ、有料道路を使う・使わない差は10〜20分。有料道路を使用しなくても予想到着時刻は17時40分頃、ということなので、この時間を信じて国道459号・115号のみで「つちゆ」に向かうことにした。

国道459号は途中から国道115号と合流して福島市方面へと向かうのだが、夕刻という時間帯のせいか行楽帰りの車で交通量は徐々に増えてくる。我々は半ば祈るような気持ちで「つちゆ」へ向かう。

やがて全長が3360mもある土湯トンネルを抜けて少し走るとまもなく国道459号と国道115号が分かれる位置にさしかかる。それが道の駅「つちゆ」の目印だ。閉館前30分を切ってはいるが、駐車場にはまだ車も多く停まっており、ホッと一安心しながら車から降りる。外は空気も美味しく、大きく伸びをしたり遠くの山々等の風景をみながらくつろいでいる人も多く見受けられる。特別な公園等は用意されてはいないが、自然の風景は楽しめるので、気分もリフレッシュ出来そうだ。
さて、建物内に入ってみると、昨年ほどの混雑ではないが、あいかわらず売店は大盛況。まぁ、売店の規模が小さく、また通路も狭いので、混雑度を増しているようにも感じる。

その中で、今回こそは買おうと思っていたものがある。それは「金蒟館」のこんにゃくだ。ここのこんにゃくは、かなりの種類のユニークなこんにゃくが揃っており、今年ここへ来たら絶対に買おうと心に決めていた。だからこそ、是非とも「つちゆ」の開館時間に間に合いたかったという、"ほし"の隠れた理由である。
というわけで、こんにゃくを無事に購入した後に、スタンプを押しに軽食コーナーのほうへと向かう。スタンプは、売店と軽食コーナーの丁度間に位置する案内カウンターの上に置いてあり、これも昨年と変わりない。スタンプを押そうとすると、どうしても通路を通る人たちの邪魔になりそうなので、ササッと押してすぐに立ち去らないとならないのも、変わっていない(笑)。混雑していなければ、こういう心配もないのだろうが、まぁ駅が盛況なのは良いことだ。

そして外に出た我々は、次に寄る駅を「安達」と「川俣」のどちらにするか、悩んでいた。既に時は18時近く、「川俣」の開館時間は18時まで、そして「安達」は売店こそ18時までだが軽食コーナーやレストランはかなり夜遅くまで開いているはずだ。既に「川俣」へは開館時間に間に合うはずもなく、それでももしかしたら押印済みのスタンプ用紙か、または閉館後もスタンプが押せるかもしれない、と淡い期待をしてみる。
 
 

 
 
川俣」、最近屋外トイレのイタズラが多いらしい・・・ (福島県)
到着時刻:18:27 スタンプ設置場所:(閉館後:銘品館シルクピア入口外に押印済み紙がぶら下がっている)
ということで、行き先を「川俣」に決定した我々は、「つちゆ」を出て国道459号を走る。前回は、「川俣」から「つちゆ」へと向かうルートだったが、今年はその逆ルートをとることになる。そういえば、途中から道に迷って勘だけを頼りに走ったことを思いだしたが、今回はその心配もなさそうだ。国道459号から県道354号に入ると、交通量も全く無く、「超」をつけたいぐらいの快適ドライブが続く。この沿線上には「東北サファリパーク」があり、もしかしたら昼間は混雑が予想されそうなのだが、既に閉館しており、通る車もほとんどいないのが幸いしたのだろう。県道354号から更に細い町道を走り巡り、ハッと気が付けば道の駅「安達」の横を通り過ぎて、主要地方道39号に入っていた。

しかしこの主要地方道39号が途中、かなり峡路になり、また我々の前々方には他車の迷惑を考えずにほとんど停まっているような速度で動いている(とても走っている、とは言えない)車に阻まれて、いきなりのペースダウン。前方の車はかなりお怒りのご様子だが、そのうち別の方向へと曲がってしまった。しばらくつき合った末、やっと解放されてホッとしたものの、相変わらず峡路は続く。やっと道が広くなったと思ったら、国道114号はすぐそこに見えている。

国道114号に出るとまもなく左手に道の駅「川俣」が見えてきた。
やはり既に閉館しており、駐車場には2台くらいの車が停まっているだけである。しかし、失礼ながらその光景にホッと胸をなで下ろしたりもする。何故ならば、この道の駅「川俣」では昨年、駐車場の大混雑にうんざりした記憶がまだ残っていたからである。こんなに混雑するならば、誘導員でも置いてほしい、しかしそれ以上に利用者のマナーの低下に嫌気がさしていたと言っても良い。

誰もいない「川俣」の店の前に向かうと、その入口にスタンプ押印済みの用紙がぶら下がっている。ペラペラッとその紙を見ると、どうも押印状態が悪く、インクがにじんで、絵・文字がぼやけてしまっている。それでも、折角ここまで来たのだから、この用紙を貰って帰るしかない。
更に屋外トイレに寄ると、女子トイレには水をはったバケツが多数置いてある。「な、なんだこれは・・・」と貼り紙を見ると、どうやら水が不足して、トイレの水の出が悪いらしい。そしてトイレから出ると、"こあ"氏がぼそっと一言「ここってトイレが結構イタズラされるらしいよ」と近寄ってきた。「え?そうなの?」「男子トイレに貼り紙がしてあるよ」「女子トイレは水不足の貼り紙しかなかったけれど。」と驚きながら、再びトイレに戻る。さすがに"ほし"は男子トイレに近づく訳にもいかず、"こあ"氏にその貼り紙をデジタルカメラで撮影して貰って、後で"ほし"も内容を確認してみた。すると、確かに最近男子トイレで悪質なイタズラが多いらしい。何が楽しくてイタズラなんてするのだろうか、全く理解出来ないが、そんな一部の輩のために、便利であるはずのトイレの利用が困難になるかもしれないと考えると、腹立たしい感情を越えて情けなさでいっぱいだ。

なかなかここの駅で良い思い出を残すことが出来ぬまま、また今年もこの駅を去ることになるのだが、来年こそは良いことがあればいいな、と思ったりもしながら車に戻る我々であった。
 
 

 
 
安達」、あれあれ スタンプは何処へ? (福島県)
到着時刻:19:05 スタンプ設置場所:売店閉館後は軽食コーナー・コンビニにて
本日最後の道の駅となる「安達」へ向かうべく出発した我々は、先程「川俣」まで来たルート(国道114号→主要地方道39号)を逆戻りすれば良いということは分かっていたのだが、カーナビにルート探索させると異なるルートが表示されたため、ナビが奨めるルートとやらを試そうではないか、と案内に従って走り出す。

どうやらこのルート、最終的に国道4号に出るためのルートらしい。しかし、道の駅「安達」はわざわざ国道4号に出なくても、主要地方道39号から直接入ることが出来る入口もある。「やはりナビの案内は無視してそのまま主要地方道39号を逆戻りした方が良かったな」と心では思いつつも、まぁ急いで行ってもどうせ売店は既に閉まっていることだし、といって軽食コーナーは22時まで開いているから、慌てることはない。結局、カーナビの案内に翻弄され、おまけに「左折する」タイミングを案内するアナウンスがずれたために、一本先の道へと入ってしまい、苦笑しながら元の道に戻ったうえでやっと国道4号へと出る。「ふふふ、カーナビも万能じゃないのね」とちょっと優越感の"ほし"。すっかり、カーナビに対抗意識を燃やしているのだ。まぁ、自車位置を見失うことがある"ほし"としては、その点において分が悪いのだが。

広大な駐車場を持つ「安達」、ガソリンスタンドもコンビニもあり、売店・レストラン・軽食コーナーと「ちょっとした休憩」に対して充実した施設をもつ駅である。昨年、ここの駅を「まるでこれこそ高速道路にありがちなサービスエリアだ」と表現したと思うが、その印象は当然ながらそのままである。
車から降り、売店等がある建物へと向かうと、やはり売店は全て閉まっている。しかし、ここの建物は売店と軽食コーナーが一緒になった構造になっているため、22時まで開いている軽食コーナーがある限り、建物には入ることが出来る。昨年訪れた時は、スタンプは幾つかある売店の入口に置かれていたのだが、売店が閉まっているとなれば観光チラシ等が置かれたカウンターにでも置いてあるかと期待し、しばらく探してみたのだが何処にも見あたらない。

もしかしたら軽食コーナーにあるのか、と軽食コーナー内も探してみたが、これまた見つからない。「うわ、ここまで来たのに、しかも施設は開いているのにスタンプが無いなんて・・・」と半ベソ状態で一旦外に出ると、貼り紙があり、「スタンプは軽食コーナー・コンビニにあります」と書かれているではないか。「え?軽食コーナーには無かったよ、何処にあるっていうんだ・・・」と途方に暮れつつ、今度はコンビニに寄ってみる。しかし、コンビニにもスタンプは無い。仕方が無く、コンビニの店員さんに「すみません、道の駅のスタンプは何処にあります?」と聞いてみると、「ん?スタンプ?何処だっけ」と言いながらやっとレジの奥から出てきた。売店の閉館後にスタンプを押しに来る人は少ないのかな、と不思議に思いつつも、スタンプ台を借りてやっとの思いで、本日最後の駅のスタンプを押した。

コンビニの店員さんにお礼を言いながら、店を出た我々だが、その横にあるレストランを覗くとなにやら改装中だとかで、閉まっている。「うーん、残念・・・」と車に戻り、ひとまずホッと一息つく。

「昨年だったら、ここからもう数カ所、走っていたかもね」
 
 

時刻は19時半、東北自動車道の二本松ICからのればすんなり帰れそうだが、なんとなくまだ走り足りない、と感じる"こあ"氏は、しばらく一般道で帰ろうかと提案。まぁ、国道4号は東北自動車道と平行して走っているため、疲れた時点でのればいいや、という一緒の安心感のようなものを感じる。

こうして国道4号を南下し始めてどのくらいが経っただろうか。「お腹が空いたけれど、あまり気軽に入るところもないし、そろそろ高速道路にのろうか」と安直な提案により、あっさり須賀川ICから高速道路にのる。「福島県といったら、まだ道の駅たじまが残っていたよね、折角だから廻れば良かったかな」と"こあ"氏はちょっぴり残念そうに言うが、「でも今から寄っても既に閉館してるだろうし、また関東道の駅スタンプラリーが始まって栃木県の駅に行った時に寄った方が良いんじゃない?」と、昨年廻ったルートを頭に浮かべながら"ほし"は、既に関東の道の駅スタンプラリーがかなり楽しみだ。しかし、関東のスタンプラリー旅の方が渋滞に巻き込まれる機会も多そうなので、どう回避していくかが今後の検討課題である。

途中の那須高原SAでやっと夕食タイム、"こあ"氏はマーボー豆腐定食、"ほし"は鉄火丼を頼む。しかし、"こあ"氏にはこのマーボー豆腐が辛すぎたのか、しかめっ面でモグモグしている。「辛いんだったら、"ほし"の鉄火丼と交換する?」と"ほし"が言っても、「いや、大丈夫」と言ったまま結局豆腐だけをすくいだし、最後まで食べきることは出来なかった。きっと"こあ"氏の心の中では「メニューに辛口って書いておいてくれよ」と叫んでいたに違いない。そして、眠気防止の為にチューイングガムを買い、ガソリンも補給して再び出発。

既に関東エリアまで戻って来ているので、少し気が楽だが、それでもまだ都内までは数時間はかかる。浦和本線の料金所で料金を払い、やがて首都高速を経由して高速道路を降りるまで、目立った渋滞もなかったのが幸いであった。自宅に着いたのは夜中の0時半ちょっと過ぎ。「はぁ、走ったぞぉ〜」というには少し物足りない距離・時間のような気がするのは、やはり過酷なドライブに慣れてしまったせいなのか。それとも、カーナビを搭載して初めての遠出に興奮しているせいなのか、"ほし"は前者だが"こあ"氏はきっと後者だろう。

というわけで、6月初めのスタンプラリーの旅はこれにて終了、スタンプ数も10個に終わった。東北地方でまだ訪れていないところを中心に巡るというと、あとは青森県の津軽方面か、岩手県の北部辺りになる。次回はさすがに日帰りはきつそうだ。次回は6月末かまたは7月初旬を予定している。さて、次回は一体どうなることやら。

ちょっぴり余談

今回の旅日記には、「カーナビ」なる文字があちこちに幾つも登場してきた。まぁ、カーナビ搭載しての初の遠出ということで、もっと「突っ込んだ」意味で悪戦苦闘日記でも書こうとも思ったのだが、よくよく考えてみれば今時カーナビ搭載程度でいちいち文章に残すのも気恥ずかしいと思い、「ちょっと余談」でサラッと語るだけにしておこう。

我々が今回購入したカーナビは、カロッツェリアのAVIC-H07(カーナビ本体)+V07(インダッシュモニター)という賛否両論繰り広げられている(笑)ハードディスク搭載のカーナビである。以前のバージョンではまだPCとカーナビのデータリンク機能があったのだが、今回からはそれらしき機能が見あたらないのが残念。しかし、既にカーナビ搭載を夢見て数年の年月が経過しているためここらで決心するしかない、とあえてその点に目をつぶって今回の機種の選定となった訳だ。車にハードディスクなんて積んで振動は大丈夫なのだろうか、という不安を持たれる人も少しはいるのではないだろうか。しかし、最近のハードディスクは非常に頑丈な造りらしく、現在までかなり悪路を走ってもトラブルらしき症状は出ていない(逆に、そんなに簡単にトラブルが出るようでは困るのだが)。

自車位置もとりあえず正確、たまにズレる事もあるが、それもほんの稀な事だ。もし、道を外れてもほんの一瞬でリルートするので、道を間違えたことに気が付かないこともある。他にミュージックサーバーなる機能があり、CD等の音楽ソースをMP3化してハードディスクに格納するので、後は車にCD等を持ち込まなくても自分の好きな音楽が何時でも聴けるのだ。我々も今回の遠出を利用して、せっせと所有するCDを入れ続けたので、ミュージックサーバーには既に数百曲の音楽が記録されている。

音声認識の方は認識率が高いと思いきや、とんでもない言葉を認識したりなかなか気まぐれ状態。といっても、行く先に渋滞があれば回避するルートをとったり、「こんな細い道、通るか?」といった不思議なルートを選んだり、としばらく飽きさせないドライブが続きそうだ。しかし、カーナビを導入すると、地図を見る機会がグッと少なくなり、折角通ってきた様々な道に対する記憶が薄くなってしまうので、これからも地図を片手にカーナビをせいぜい苛めてやろう(笑)、なんて悪巧みを考える"ほし"なのであった。


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最終更新日:2001年06月16日