やっぱり今年も参加しちゃうのだ!昨年訪れてない駅を
中心に廻ってみよう (宮城・岩手・秋田・山形編)

2001年5月2〜3日
◆岩手から秋田へ、あとはひたすら南下しながら駅巡りだ◆
岩手/秋田/山形編(5月3日)

さてスタンプラリー2日目、岩手から秋田入りをして、その後南下していくルートを考えている。時間があれば、山形まで行きたいとも思うのだが、まぁそれは交通量とルート次第、といったところだろうか。7時半に起床し、準備を整えて8時過ぎに宿を出発した我々は、昨日の最後に訪れた道の駅「みずさわ」からのスタートとなるのであった。

国道4号前沢町内から県道237号経由、主要地方道14号を水沢市方面へと向かう中で、特にこの主要地方道14号はアップダウンが激しいながらもかなり快適な道が続く。「この道、かなりお気に入りになったかもね」と言いながら走っているとあっという間に国道343号に出てしまった。橋を渡れば、既に昨日も訪れた道の駅「みずさわ」が左手に見えてきた。


【東京都下出発時刻】- 【帰宅時刻】4日 01:50
 色は岩手県 色は秋田県 色は山形県
駅名が赤字のものは、スタンプを押せなかった駅または押す必要の無い駅
  国道4号/(県)237号/(主)14号/国道343号 みずさわ
08:48
国道343号/国道4号/
東北自動車道 水沢IC〜北上JCT経由
秋田自動車道 北上西IC/国道107号
錦秋湖
09:51
国道107号 さんない
10:58
国道107号/国道13号/国道105号 なかせん
12:56
(県)256号/(主)10号/国道13号 かみおか
13:56
国道13号/(主)30号/国道105号 
秋田自動車道 大曲IC〜横手経由
湯沢横手道路 湯沢IC/
国道398号/国道13号
おがち
15:42
国道13号/(県)324号/国道344号/
(主)35号/国道458号/国道47号
とざわ
17:21
国道47号/国道13号 むらやま
20:32
国道13号/(主)25号/国道347号/国道287号 河北
21:03
国道287号/国道112号 寒河江
21:30
国道112号/国道287号 おおえ
21:46

 
 
みずさわ」、ユニークな駅長さんと話そう (岩手県)
到着時刻:08:48 スタンプ設置場所:売店入口(外)前日押印済み
本当ならば、スタンプは既に押しているので、そのまま次の駅へ行く方が効率も良いはずなのだが、やはり折角ここまで来たのであれば、「みずさわ」の売店にも寄っておきたい、という気持ちが大きく、結局「みずさわ」へやって来た。

売店は9時から開店のため、9時前に到着してしまった我々は少し外で待つことにした。すると、客らしき人数名が売店から出てくるのを発見。「あれ、売店ってもう入ってもいいのかな」と少し期待しながら入ってみることにした。ドアをあけて頭だけ店内に入ってキョロキョロ見渡すと、駅の人だろうか、椅子にドカッと座って新聞を読んでいる。我々は、その人に向かって「すみませーん、もう売店って入ってもいいんですかぁ」と大声で聞くと、「いいよー」と嬉しい返答。

早速店内に入り、あれやこれやと特産品を物色開始。ひとつの商品をみながら、ああでもないこうでもない、と騒いでいる姿に店の人も興味を持ったのか、「あれー、なんかの調査?」と声をかけてきた。するとすかさず"こあ"氏が「いや、我々、趣味で道の駅をあちこち廻ってるんですよ。それで、インターネット上で、あ、インターネットってわかります?」と店の人相手に語り出す。店の人も「あぁ、勿論知ってるよ、インターネットだろ」と負けてはいない。さらに"こあ"氏は「インターネット上でいろんな道の駅の情報を掲載してるんですよ」と続ける。「へぇー、それじゃぁ良いこと書いてよ」、うーむ、なかなかユニークな人だ。そしてしばらく店の人と会話を楽しむことになった。よくよく話してみると、なんとこの店の人、駅長さんではないか。「いやぁ、この駅はね、家内とふたりでやってるんだよ。」に始まり、駅運営の苦労と楽しさ、お子さんの話など、思わず笑ってしまったり、納得してしまったり、うなってしまったり。「ところで、これから何処に行くの?」とふいに駅長さんから聞かれたので、「錦秋湖のほうに行ってそれから秋田へ行くつもりです」と"こあ"氏が答えたら、「あぁ、ここからだとすれば、水沢から高速を使っていったほうが良いねぇ。下道で行くとなると、かなり時間がかかっちゃうよ」とのアドバイスを頂いた。我々も、「確かにそれは言えてますねぇ」と納得。なんといっても今日は東京に帰らなければならないため、それなりに時間を有効に使わなければならない、というプレッシャーもあったのだ。
ついつい時間も忘れてしまって話に参加していたが、そろそろ出発しないとならない。出発前に、道の駅みずさわ手作りの「糀南蛮」なる手作り味噌の瓶詰めを購入。その際にも駅長さん、「おぉ、それはね、うちの家内が作ったんだよ」と自信満々。糀南蛮をキュウリのうえにのせてモロキュウのごとく食べたら美味しそうだし、お酒のつまみにもなるな、なんて思った"ほし"である。

さぁ、次の駅へ向かって出発だ。売店を出る際に「それじゃ失礼しますっ!」と駅長さんに声をかけると、既に他の人と話し込んでいたと思いきや、「ほいっ」と威勢の良い返事が返ってきた。なかなかユニークな駅長さんだ。こういう駅って、また寄りたくなってしまうんだな、本当にそう思う。
 
 

 
 
錦秋湖」、湖でホッと一息、いかが? (岩手県)
到着時刻:09:51 スタンプ設置場所:休憩コーナー
道の駅「みずさわ」を出た我々は、一路 東北自動車道 水沢ICを目指して走り出した。本日は5月3日、いわゆる休日だ。ということは、本日はあちらこちらで渋滞を覚悟しなければならないのか、とやや憂鬱になり始めていた。というものの、現在のところ目立った混雑もなく、すんなりと水沢ICから高速道路に入り、快適な走行が続く。そしてしばらく走ると、北上ジャンクションから秋田自動車道へと入る。ふと、前方を見れば、遠くの山々がまだうっすらと雪化粧を残したままであり、青い空とのコントラストがまぶしい。

「あぁ、このまま渋滞に巻き込まれることなく、すんなりと道の駅巡りが出来ますように」と、ついついその山々に祈ってしまう程の神秘さを感じる。その甲斐があってか、いや、気のせいなのかもしれないが、その後も降りるICまで全く渋滞知らずのまま、走り続ける。

さて、国道107号に出るとあとはそのまま道なりに湯田町方面へと向かえば道の駅が見えてくるはずだ。今日は天気も良いことだし、なんだか気分も晴れ晴れだ、と鼻歌まで出てくる始末。さらに、"こあ"氏も"ほし"も道行く看板等を着目するのが好きなせいか、店の看板や交差点の名称を見ては楽しんでいる。その中で、なかなかすごい名称だと感じたのが、北上市内で見かけた「仙人」の看板だ。これ、地名なのであるが、JR北上線の「和賀仙人駅」を見た時は思わず「我が仙人?」が頭に浮かんでしまったのは、"ほし"だけでなく、"こあ"氏も、だったらしい。ちなみに、このあたりは「北上市和賀町仙人」という地名である。きっと「我が町の仙人」が沢山いるのではないか、とふと思ったりもしてみた。(地域住民のみなさん、勝手な解釈をして申し訳ない。)

更に走っていると左手に湖が見えてきた。そう、錦秋湖である。そして右手に見えるは山小屋風の小綺麗な建物、道の駅「錦秋湖」である。早速駐車場に入り、建物に向かう。駅の施設自体はこの建物のみ、一見特に目立った特徴等もなさそうだが、景観の良さが駅の印象を際立たせている。この道の駅、平成11年10月にオープンということなのだが、「錦秋湖ハウス」としてはその以前から営業していたようだ。というのは、地図をみると道の駅マークが無いものの、「錦秋湖ハウス」は掲載されているからである。
建物に入ると、まず休憩スペースが広く確保されているのが印象的だ。そしてその奥では農産物の直売をしている。花々を買って帰る人も多いようだ。「まずはスタンプを・・・」と辺りをキョロキョロ見渡すと、丁度小さな子供がスタンプを触って遊んでいるのを発見。しばし遊び飽きるのを待ち、やっと次は"ほし"がスタンプとたわむれる番だ。早速、本日1個目のスタンプを押すぞ、と鞄からスタンプ帳を取り出して広げると、そこに中年男性がやってきて「あ、そのスタンプ帳、どこにあります?」とやけに慌てている。「あ、私 ここで買った訳じゃないのですけど、売店に行けばあると思いますよ」と答えると、中年男性は「そうか、ありがとう」と言い残して売店へ走り去った。その後ろ姿を見ながら、あぁ、あの人もスタンプラリーを始めるんだな、と思いながら勝手に健闘を祈るのであった。
次に売店に入ってみる。規模は小さい方であり、通路に先客がいると通り抜けるのがやや困難なのが気になるのだが、ここ湯田町の特産品はわかりやすく置いてある。湯田の飲むヨーグルトが目に入ったので、ヨーグルト好きの"こあ"氏に「これ、買おうか?」と聞いたら、なんとその回答は「なんだか何処にでも売っていそうな感じじゃない?」と辛めなもの。ど、どうしたんだ、"こあ"氏からそんな言葉が出るのは意外だな、と思いつつ、"ほし"が判断するに、それはパッケージに理由があったのではないだろうか。今、目の前に置いてあるものはよくスーパー等で見かける紙パックのもの、そして我々が今まであちこちで購入した飲むヨーグルトのパッケージはラベル等も特産品を強くアピールしたデザインのプラスチック容器が多かった。その違いが購買意欲を変えてしまったのか、とつまらないことを考えてしまった。だが、紙パックの方が安価で客に提供出来る点で、メリットもあるだろうにと、あれこれ考えを巡らせる。結局、こんなことをここで考えていても余計なお世話だろうと、更に売店内を歩く。工芸品も多く、「湯田こけし」や「つる細工」等も目をひく品々だ。

レストランは10時から営業のようだ。しかし、さすがに今昼食をとるには早すぎる時間である。ということで、メニューを見るだけになってしまったが、なんとここでは「すっぽんラーメン」なるものが食べられる。それだけでなく、すっぽん雑炊なるものまである。一体どんな味がするのだろう。
外に出て駐車場に戻る際に、"こあ"氏が「展望所があって、そこから湖がよく見えるよ。でも少し急な坂をのぼっていかないとならないんだけど」と言う。それを聞いた"ほし"、「よし、そこに行こう」とそそくさと歩き出した。確かにやや急な坂道だが、のぼりきって是非とも湖を見ておきたいという気持ちも手伝ってか、足取りは軽い。そして展望所に着くと、辺りを見渡した。駅の敷地全体、そして道路を挟んだ向こう側には穏やかな錦秋湖がよく見える。「いやぁ、なんだかのんびり気分になれるねぇ」とついスタンプラリーのことを忘れてしまいそうになる。

さぁ、リフレッシュしたことだし、次の駅へ向かって出発だ。
 
 

 
 
さんない」、ウッディなだけに木の香いっぱい (秋田県)
到着時刻:10:58 スタンプ設置場所:売店内入口付近
次に目指す道の駅は「さんない」、岩手県に別れを告げ、いよいよ秋田県入りだ。国道107号を横手市方面へと向かうその同沿線上に道の駅「さんない」はあるので、地図を閉じてしばし"ほし"ナビもお休み状態。車窓から見える風景を楽しんでいる。「道もそれほど混雑していないし、ゴールデンウィークって感じじゃないよね」なんて呑気な言葉も出てくるくらいだ。そうして、道の駅「さんない」に到着したはいいが・・・

「げげっ、なんだ この混雑は!」としばし呆然。道こそ混雑していなかったのだが、そういえば前方の車がどれも皆同じ場所に吸い込まれていくように見えた、その場所こそが道の駅「さんない」だったのだ。これはしばらく待たないと駐車場が空かないかもしれないか、と場内を一周廻ったところでやっと空きエリアを発見。即座に駐車してホッと一息ついて、やっと言葉を発する。「なんだかこの駅、すごそうだね」とぽつり。
車から降りて、駅全体を見渡すと施設名称である「ウッディらんど」にふさわしく木の香いっぱいの施設群が並んでいる。建物前に設置された木製の滑り台等で子供達が遊ぶ姿、店外のテーブルで軽食を頬ばる家族連れ等の光景が一層、駅の賑やかさを演出しているようだ。「雰囲気が良いところだなぁ」と思いながら売店に入っていくとすぐにスタンプを発見。本日2個目のスタンプを押して、更に売店内を散策。
山内村は「いものこ」が特産。「いものこ」って何だ?とお思いの人もいるかもしれないが、これ、実は里芋なのだ。芋好きの我々には嬉しい特産品ということで、いものこ商品を物色し、その中から「冷凍いものこ」と「いものこ麺」を買うことにした。あぁ、こういった時にクーラーボックスが実に活躍してくれる、と満足げな我々である。
時計をみると11時半前だ。昼時になって混雑する前に食事もしてしまおうか、ということで、レストランを覗くと少しながら空席はあるようだ。しかし、昼前だというのに、同じことを考える人が多いのだろうか、あと数十分遅れていたら座れなかったかな、とホッとする。さて何を食べようかな、とメニューをみると「いものこ汁のお気軽セット」なるものが目にとまる。山内の特産品を手軽に食べられて、しかも値段も手頃な550円、これに決めた!とふたりとも珍しく同じメニューを頼む。そう、いつもならば別々のメニューを頼んで、それぞれの味を確認したりもするのだが、今回だけはふたりとも譲れない。こうして食事をしている間にも、店内はいよいよ混んできてついには満席になっている。「ここ、お客さん 多いんだね」と話しながら、いものこ汁をすする。「う〜ん、うまい!これで550円は嬉しいよね。」と満足顔であっという間に平らげてしまった。そして、会計を済ませてレストランの外に出ると、なんと入口には待ち行列が出来ているではないか。そうか、丁度昼時に人が集中してるんだな、とそのまま外に歩いていく。

思えば、昨年のスタンプラリーを目的とした旅の時は、よく昼食抜きで走り回ったものだ。それだけ1個でも多くのスタンプを押そうという気迫があったのだが、今年はちょっと違う。駅も堪能することを主目的にし、スタンプはあくまでも記念に、という路線でいくつもりである。しかし、いざスタンプ帳を見ると少しでも多くのスタンプを押したい衝動にかられることは事実。さぁ、今年のスタンプラリー旅はどうなることやら。
 
 

 
 
なかせん」、あきたこまちについて知りたいならば、展示ホールへ (秋田県)
到着時刻:12:56 スタンプ設置場所:屋外トイレ横の休憩コーナー内
次に向かう道の駅は「なかせん」。実は、「かみおか」と「なかせん」、どちらを先に行くかでしばらく地図を見ながら悩んでいたのだが、後々に時間短縮の為に秋田自動車道を使用するつもりならば、「なかせん」を先に廻ってから「かみおか」へ行った方が効率的だ。

国道107号から国道13号に入り横手市の市街地を通りながら北上していく。やがて国道105号の案内看板が見えてきたので右折し、そのまましばらく走ると右手に道の駅「なかせん」が見えてきた。しかし、先程の「さんない」に続き、またしても駐車場は大混雑。しばらく駐車場内で途方に暮れていると、やっと一台の車が出たため、すかさずそのエリアに車を停める。その時の国道105号の交通量はかなり少ないほうだったため、まさか駅の駐車場がこれほど混雑しているとは予想していなかっただけに、驚きを隠せない。
駅内に植えられたピンクの芝桜が美しく、その前で写真を撮ってる人も多い。そういえば、我々の場合はほとんど人物は撮らず、被写体はもっぱら道の駅の施設群や風景ばかりだ。これほど様々な土地へ旅しているというのに、思い出として残るのは数々の道の駅たちばかり、というのも、なんとも我々らしい。
まず屋外トイレを覗いてみると、その横に休憩所を発見。スタンプはここかな、と思って中に入ると大当たりであった。早速、鞄からスタンプ帳を出してスタンプを押していると、いつの間にか後ろに老夫婦が同じくスタンプ帳を開いて待っている。スタンプラリーって結構高齢者にも支持されているのだな、としみじみ感じつつスタンプ帳をしまいながら、その老夫婦の様子を眺めていた。と、どうやらおじいさんのほうがスタンプラリーにご執心のようで、おばあさんのほうは椅子に座ってぼーっと待ってるようだった。もしかして、おばあさんはおじいさんの趣味につき合わされてるのかな、となんとなく微笑ましくも思えた。
次に「こめこめプラザ」なる売店・レストラン・展示ホールが一緒になった建物に入ってみる。「こめこめプラザ」という名が妙に印象的だが、この名を見て「米米クラブ」を思い出す諸君は我々と同年代かもしれない。それはさておき、展示ホールに足を踏み入れると、そこは秋田小町の由来等がわかりやすくパネルで紹介されていたり、米加工品・特産品をジャンルごとに分けて展示している。米粒を使った芸術品も展示されており、中でも「城」の作品は見る者を驚かせてくれる。また、その中の休憩スペースでは施設名称(ドンパン節の里)にも使われている「ドンパン節」の説明などもビデオで流している。なかなか、この駅は我が町のアピール力が高いようだ。売店でもあきたこまち麺や米加工品の土産物が多数並んでいる。

その間にも駐車場には多数の車が入ってきている。それを見ながら、「そろそろ空きエリアをひとつ増やしてあげないと(いや、決して無駄にここでの時間を過ごしていた訳ではないのだが)」とそそくさと車に戻る我々であった。
 
 

 
 
かみおか」、見るのを忘れた一里塚 (秋田県)
到着時刻:13:56 スタンプ設置場所:休憩所
次なる駅は、「かみおか」。「なかせん」から、どのルートで行くか、実は迷っていた。先程通ってきた国道105号を一旦戻って国道13号に復帰するか、あるいはショートカットになるかもしれない県道を通っていくか、である。国道の交通量はどちらかといえば少ない方なのは、今通ってきただけにわかっているのだが、同じ道を通るのもつまらない、なんてちょっとした余裕から、県道256号及び主要地方道10号を経由して国道13号に出るルートで行ってみることにした。

このルートを選択したのが正しかったのかどうかは分からないのだが、交通量もほとんどなく快適に目的地に近づけたことは確かである。主要地方道10号に出てからは付近の住民であろう車がちらほら見え、またJRの駅付近も通るため、少しいりくんだ道を走ることにもなったのだが、ひょっこりと国道13号に出てしまった。
刈和野交差点で国道13号に出た我々は、若干南下したところで道の駅「かみおか」を発見。看板の矢印に従っていざ入ろうとすると、なにやら別の店舗の駐車場に入ってしまった。「ここじゃないよぉ」と慌てて国道13号に出て、今度こそ駅の駐車場に入る。いやぁ、場所によっては、道の駅の案内看板が駐車場入口よりかなり離れた位置に設置されていることもあるということを、すっかり忘れていた。

さて、駐車場に車を停める。ここの駐車場は駅の規模にしてはかなり広い方だ。駅の施設としては売店と休憩所・レストランといったオーソドックスな構成である。売店のほうは、子供が喜びそうなぬいぐるみ・玩具類等が多数置いてあったり、カウンター式軽食コーナー等があるエリアと、特産品・地酒等が並べられているエリアがある。今日は、休日とあってか子供連れの客たちが、ぬいぐるみやソフトクリーム等を買い求めて売店内は大混雑。一方の、地場産のお土産品には観光途中の中高年の団体が集中している。そんな風景をみながら、「あぁ、やっぱりゴールデンウィークなんだなぁ」と妙に納得してしまう。
ところで神岡町の特産って何なんだろう?実は売店内をウロウロしてみたのだが、いまひとつよく分からない。地酒は発見したのだが、他にこれ!と訴えるものがどうも見つけられないのは、"ほし"の探し方が甘かったのだろうか。しかし、「茶屋っ子もなか」や「オリジナルクッキー」等の菓子類は発見。

次に休憩所を覗いてみると、スタンプを発見。あぁ、まだ本日4駅目である。既に14時を過ぎているというのに、このペースではあと幾つ廻れるのだろうか、と不安になりつつも、休憩所内をしばし観察。道の駅の登録順としては、秋田県で7番目、平成8年にオープンした駅なのだが、休憩所内を見ると既に数年も経っているようには見えない程に、手入れされている。また、所内には自由にお茶・冷水・お湯を飲むことが出来る設備もあり、嬉しい配慮である。

さて次の駅はここからちょっと離れた位置にあるため、そろそろ出発しなければと車に戻る。そして、すっかりここで見ておくべきであった「一里塚」を見忘れてしまったのである。ここの道の駅の施設名称「茶屋っこ一里塚」からも分かるように、ここには一里塚(街道で一里ごとに道の両側に土を盛って距離を示すもの)があったはずなのだ。しかし、何処にあったのだろう。次に寄った時には探してみよう。
 
 

 
 
おがち」、ここは道の駅グランプリ2000の優秀賞駅なのだ (秋田県)
到着時刻:15:42 スタンプ設置場所:休憩所 及び売店入口の2箇所に設置
次なる駅、それは「おがち」である。「おがち」といえば、道の駅グランプリ2000で優秀賞を受賞した駅、どんな駅なのだろうと興味津々である。少しでも早く到着したいと考えた我々は、結局秋田自動車道を利用することにした。しかし、そろそろガソリンも補給しておきたいところだ。ツーリングマップル(地図)2000年版によれば、秋田自動車道 大曲IC付近にガソリンスタンドがあるらしいので、そこで補給すれば良いかと、とりあえず大曲ICを目指して走り出す。

地図で確認したところ、「かみおか」から国道13号をやや南下し、主要地方道30号に入り、約10km弱程走れば国道105号と交差する。その交差点付近にJOMOのガソリンスタンドがあるらしいので、それを期待して向かったところ、そこはJAのガソリンスタンドに変わっていた。「何時までも、あると思うな、スタンドよ・・・ですかぁ?」とつまらない事をつぶやきながら、国道105号を大曲ICに向かって走る。大曲IC入口付近にも、JOMOのスタンドがある、と地図には書かれているので、今度は少しだけ期待して走ってみたものの、大曲IC入口の交差点に来てみると、なにやら大規模な工事をしているようで、とてもガソリンスタンドがあるような雰囲気ではなかった。

「ガソリン、まだ大丈夫?」と"ほし"が心配げに"こあ"氏に聞いたところ、大曲ICから秋田自動車道経由、湯沢横手道路で終点まで行くくらいは大丈夫だよ、と安心の回答。それじゃぁとにかく秋田自動車道にのろうと発券所を通過する。そこでふと、後方を見れば、パトカーが静かについてくるではないか。「んー?何も悪いこと、してないぞ」とそのまま前方を走り続ける我々。じーっとその後ろを追跡するパトカー。それはまるで静かな攻防戦のようだ。「やだなぁ、善良な市民を相手に、もしかして何か期待されているのだろうか」とつい冗談でも言いたくなる。"こあ"氏が常に後方を気にしながら走行するのは、当たり前として、"ほし"自身もサイドミラー越しに後方を見るのが昔から好きである。すると、パトカーの後ろは、いつの間にか大名行列のごとく、多くの車が連なっている。こうして、しばらくの間、誰も抜かされることもなく、そして抜かすこともなく、のほほんとした?時間が過ぎていく。と、パトカーはなんと高速バス停留所で停まってしまったようだ。後ろの大名行列状態も無事に解散、といったところだ。そして我々も、秋田自動車道から湯沢横手道路へと入り、そのまま終点の湯沢ICまで走る。

湯沢ICを降りるとすぐにガソリンスタンドを発見、そこでガソリンを補給し、国道13号に出た我々は、そのまま南下していく。国道13号は高速道路と平行して通っている道路だが、高速道路からチラッと見た限りでは交通量もそれほど無いように見えてきたはずであった。ところが、いざ高速道路をおりてみると、国道13号の交通量は思った以上に多い。まぁ、JR線と近い位置を平行して走っているせいもあり、駅付近はどうしても混雑気味なのは仕方がないだろう。ぼーっと街並みを眺めながらいつしか雄勝町に入っている。すると、あちこちに「小野小町の郷」等が書かれた看板が目に飛び込んでくる。そう、学校での勉強を少しでも覚えているならば一度は耳にしたことがあるだろう、女流歌人である「小野小町」はこの雄勝町で生まれたのだ。ということで、雄勝町には彼女にちなんだ史跡が幾つもある。
「あぁ、あの小野小町の郷かぁ」と遠くを眺めていると、その視界に道の駅の看板が入ってきた。笠の中央に巾子がある特長をもつ市女笠を駅の外観のモチーフとした道の駅「おがち」が右手に見えたは良いのだが、いやはやこの駅も人気があるのか、駐車場は混雑状態。仕方が無く、我々は駅舎のある敷地内の駐車場ではなく、その横にある公園の奥にある駐車場に空きエリアをなんとか見つけて停めることに成功。
車から降りて駅舎の方へと向かうと、店内も外も利用客であふれている。「これはとても落ち着いて見学している雰囲気ではないなぁ」と言いながらもマイペースで駅内を歩く。まずはスタンプを探しに休憩所に入ってみる。すると、思った程の混雑ではない。ホッと一息つきながら、ぐるっと一周歩いていると、休憩所の隅にある案内カウンターらしき場所にスタンプ台を発見。ところが、かんじんのスタンプが無い。「あれ、スタンプが無いぞ、誰かスタンプを持っていっちゃったのかな、おーい、スタンプやーい、何処行ったぁ?」としばらくオロオロと探す"ほし"。しかし、カウンターの上の何処にも見あたらない。「うーむ」とうなっていたその時、なにやらカウンターの奥からボソボソと話し声が聞こえてくる。しかし、こちらからカウンターの奥を覗く訳にもいかず、しばらくじーっとその様子を伺っていた。すると、カウンターの奥から手だけがヒョコッと登場し、ササッとスタンプを所定の位置に置くと、その手が引っ込んだ。そしてまもなく掃除担当の人たちなのか、ゴミ袋を片手にふたりの中年女性がカウンターからゴソゴソと出てきたと思ったら、あっという間に消えていった。

「・・・・」しばし、その場に立ちすくんでいた"ほし"だが、もしかしたら掃除担当の人はスタンプを清掃していたのではないだろうか。それをいきなり"ほし"がガサガサと探すもんで、慌てて元に戻したのだろうか。それだったら、一言くらい何か言ってくれてもいいのに、と少し思ったのだが、まぁいいや、と無事にスタンプを押してその場を後にした。
次に売店の方へと向かった。こちらは大盛況で、店先で販売している特産品の菓子を買い求める人が群がっている。そして売店入口の案内カウンターでまたもやスタンプを発見してしまった。しかもこちらはシャチハタ印、しかもインクも鮮明である。「あぁ、失敗したぁ、こっちで押せば良かった」と思っても後の祭り。掃除のおばさんを急かせてしまった罰があたったのかもしれない。すごすごとその横をしょんぼりと通り過ぎる。なんと、多くの人がそのスタンプ台でスタンプ帳に押しているではないか。
まぁくよくよしても仕方がないや、と売店内を散策。秋田小町(米)や小町ワイン、小町ゆべし、小野小町が描かれたレターセット等、そして秋田全般の特産品がズラリッと並んでいる。そして"ほし"が、売店内の風景をデジタルカメラにおさめていたら、"ほし"の父親くらいの年齢の男性が"ほし"のカメラの方を見ながら「あのカメラ、何か画面(液晶の事を指しているのだろう)が出てるよ、珍しいなぁ」等としきりに言っている。その奥さんだろうか、女性の方が「あれ、デジカメっていうのよ。画面見ながら写真が撮れるのよ」としっかりと説明している。おぉ、最近では年輩の女性もこの手の機器に強くなってきているのか、と今更ながらに感心してしまう一面であった。

しかし、人混みの中にいるとどうも疲労度が早いような気がしてならない。やっと人混みの売店から脱出し、外でゆっくり深呼吸をする。深呼吸ついでに駅舎を眺めながら、この駅って道の駅グランプリ2000の優秀賞なんだなぁと思いながら、しばらくまじまじと見つめる。しかし、"ほし"が一番気に入ったのは、この駅のシンボルマークとして描かれている可愛らしい小町キャラクタかもしれない。駅にキャラクター性を持たせると、それだけ自分の中で印象度も深く刻まれるような気がしてならないのだ。

さて、本日どうしても廻りたいと思っている道の駅はあと一箇所だ。そろそろ出ないと、暗くなってきてしまうな、と空を見る。
 
 

 
 
とざわ」、思い切り韓国ムードだ! (山形県)
到着時刻:17:21 スタンプ設置場所:屋外トイレ兼休憩所の1階入口及び2階情報コーナー、物産館(高麗館)入口カウンター
「おがち」を出た我々は、国道13号を更に南下。次に向かう駅は山形県にある道の駅「とざわ」だ。昨年は、山形県の駅はかなり訪れたつもりでいたのだが、「とざわ」はやや山形の「道の駅」密集地帯から離れていた為、寄らずじまいであったのだ。

さて、どうやって行こうかな、と地図を確認すると、国道13号をひたすら南下し、新庄市内で国道47号と交差したら、国道47号を戸沢村方面へと向かうルートが一番単純そうだ。しかし、もう少し近道らしきルート(国道13号から主要地方道35号へ入る)を発見、交通量によってはこの近道と思われる方を採用しようと、様子を伺う。

国道13号は山形県に入り、交通量こそ少ないのだが、ノロノロペースのままである。「せめて制限速度くらいは出して欲しいものだよね」と思ってもそんな思いが通じるはずもない。「よし、主要地方道35号に入ろうか」といったその時、前方の車が次々と主要地方道35号に入っていくではないか。それだったら、このまま国道13号を走った方がマシだね、と実に臨機応変な決断。しかし、それでも国道13号のノロノロペースは相変わらず続くのであった。そこで"ほし"は、急遽「えーいっ!県道324号に入っちゃおう!」とルート変更を指示。「おいおい、いきなり指示しないでよ」と困惑しながら"こあ"氏は県道324号へと入ったが、このルートは大正解であった。前方も後方いずれも車は一台もおらず、路面も快適、これは思わぬ抜け道となった。あっという間に国道344号を介し、先程入ろうとしていた主要地方道35号へと合流。しかし、主要地方道35号に入った途端、また流れはやや遅くなってくる。「さっき国道13号から一緒に主要地方道35号に入っていたら、かなり時間がかかっていただろうね」と、偶然の産物であるものの自分が組んだルートに少しだけ自信を持ったりもする。

やがて国道458号に出た頃には夕暮れ時になってきた。そろそろ行楽帰りの車で交通量も増えてきたが、我々が向かう側の車線は幸いなことに流れている。国道458号から国道47号へと入ると、更に車の量も減り、道の駅「とざわ」はすぐそこだ。
左手に見えてきた道の駅「とざわ」、それはまるで韓国にでも来たのかといった外観の建物群である。今まで数々の道の駅を見てきたが、韓国風な建物は初めてだ。それもかなり規模が大きい。"こあ"氏も"ほし"もしばし呆然と立ちすくみ、何処から見て回ろうかと途方に暮れる始末。駅は、物産館・レストラン・資料館・駅舎(トイレ・休憩所)といったオーソドックス+アルファといった構造、ひとつの建物が巨大なので、駅自体が大きく見えるのだろうか。

まずは、中庭に入ってみる。中庭の通路を歩いていく、といっても傾斜があるため長い階段を歩くことになるのだ。途中、前方で若い女性二人組が大きな声で話しているのが耳に飛び込んできた。「いやー、こんなところにこんなでっかい道の駅を作っちゃうなんざ、おそるべし道の駅って感じよねー」「そーそー」の言葉が妙に印象的で思わず笑いすら誘ってしまう。
のんびり散歩がてら、階段の頂上まで歩いていくと、すぐそばを流れる最上川と駅の敷地全体がよく見渡せる。この駅を堪能するには、とにかく「歩く」ことが必要なんだね、と笑いながら階段を降りて次に屋外トイレ兼休憩所がある建物へと向かう。その建物の1階にはトイレ、そして2階に休憩所と道路情報コーナーがある。2階の情報コーナーは、スタンプ帳情報によれば、17時で閉館と書かれているのだが、もうすぐ18時だというのにどうやらまだ開いている。

ということなので、2階の休憩所に入ると、なんとなく薄暗く寂しげな雰囲気が漂っている。道路情報コーナーもあるのだから、もう少し明るくしても良いのにと思いつつ、スタンプを発見。「とにかくスタンプを押さなくちゃ」とポンッとスタンプ帳に押す。
更に螺旋状の階段を降りると、1階のトイレ入口にもスタンプを発見。これってもしかして2階のコーナーはもうすぐ閉めてしまうから、1階にも置いてくれている、ということなのかもしれない。
次に、「韓国といえばやっぱりキムチだよね」とキムチ好きの"ほし"は喜び勇んで、物産館に入る。するとその入口にもスタンプを発見。さすが敷地が広いだけあって、スタンプも複数箇所に置いてくれているのだろう。なかなか嬉しい配慮である。
さて物産館内を歩くと、やはりそこは韓国色がいっぱいである。当然のことながら、キムチは種類も豊富にズラリと陳列されているし、韓国工芸、韓国のり等、韓国語で書かれた商品であふれているのだ。勿論、売店内の別コーナーには戸沢村特産品も置いてあるのだが、やはり韓国商品の方が数段目立っている。最近は、"こあ"氏もちょっとはキムチを食べるようにもなったので、我が家でも安心してキムチを食卓に並べられる。ということで、キムチを購入。
ここで本日の道の駅巡りもおしまいだから、「焼き肉でも食べようか」とレストランにも寄ってみる。店内を覗いたところ、時刻はまだ18時過ぎということもあり、さほど客もいなそうだ。いざ店内に入ったは良いのだが、店員の反応もないのが寂しい。しばし入口で待ち「う〜ん、やっぱりやめようか」と出ようかと思ったところに、やっと店員が来てボソボソと「こちら、どうぞ」と案内する。

メニューを開いて、しばらく考えた後に結局頼んだのは、定食モノであった。これから東京に帰ることを考え、焼き肉のようについあれこれと長々と食べていると、そのうち帰るのが面倒になりはしないだろうかと心配になったからである。いや、本音を言えば予算的な理由もあったからかもしれない(苦笑)。だが、"こあ"氏が頼んだものは、定食モノといってもなかなかボリュームのある「韓国定食(焼き肉)」、結構人気メニューらしい。ふと周囲をみれば同じものを頼んでいる人が多い。"ほし"はキムチ好きから、「豚キムチ定食」だ。これもなかなかのボリュームで、しかも一口食べたら止まらないクセになる味だ。「うーむ、これはうまいぞ!」と我を忘れて食べるふたり。気が付けば、店内も客でいっぱい、席もほとんど空いていない状態だ。

胃の方も思い切り満足になり、ほっと一息つくと、これから遠い道のりを帰らなければならないのだな、としみじみと思いながら会計を済ませる。店の外に出るとすっかり空は真っ暗になっていた。そう、時は既に19時半を過ぎていたのだ。
 
 

「どうやって帰る?」と地図を広げる。とにかく山形市方面へと出るには、国道458号か又は国道13号で南下するしかない。どうせ南下するならば、途中に道の駅がある沿線を通りたい、という"ほし"の願いから、国道13号で南下することに決定。「とざわ」でかなりのんびりとした時間を過ごしてしまったので、途中駅のスタンプについては期待はしていなかったのだが、トイレ休憩は考慮しておきたかったのだ。

 
 
むらやま」、おぉ、休憩所はまだまだ利用客が多いぞ (山形県)
到着時刻:20:32 スタンプ設置場所:休憩所内
というわけで、国道47号を新庄市方面へと向かい、国道13号に出たところでひたすら南下を開始した。国道13号はもっと混雑していると思いきや、混雑のピークは過ぎたのか、それとももともと混雑する道ではないのか、それなりに進んでいく。「まだまだ元気だから、このまま下道で帰れるところまで帰ってもいいんだよ」と、いつになく"こあ"氏は元気だ。それとも、夕食をとってパワーアップしたのだろうか。更に走っていくと、いつの間にか路面の轍(わだち)がきつくなってきたことに気が付いた。「轍がきつくなってきた、ということはそろそろ村山市か?」なんて根拠の無い事を言っていると、本当に村山市内に入っている。
道の駅「むらやま」は、道路を挟んで両側に駐車場がある。前回訪れた時は山形北ICからだったのでメイン施設群がある車線側の駐車場に停めることが出来たが、今回はトイレ施設しかない車線側の駐車場に停めることになる。といっても東西連絡道(ローズブリッジ)があるので、反対車線側の施設には容易に行くことが出来るので安心だ。

駐車場に車を停めて反対車線側にあるメイン施設を眺めると、まだ建物内に人の出入りがあるようだ。スタンプ帳にも、休憩施設は21時まで開いていると掲載されているので、慌てて連絡道を渡って休憩施設に飛び込んだ。すると、昨年と全く同じ場所にスタンプが置いてある。スタンプ設置場所の壁には「東北道の駅スタンプラリー スタンプ台」という貼り紙があるのだが、これも昨年と一緒だ。なんだか妙に懐かしさを感じながらスタンプを押す。
休憩所内を見ると、まだまだ利用客が多い。奥にはマッサージチェアーが設置されており、旅の疲れをいやしている人もいる。これって無料なのかな、としばらく観察していたら、どうやらコイン式のようだ。ゴールデンウィーク中で、旅をしている人も多いのだろう、トイレも駐車場も人が多く、ちょっと驚いてしまう程である。

再び連絡道を通って、車に戻るとその横で歯ブラシと毛布を持った家族が丁度車に乗り込むところであった。これが今流行の「Pキャン」なのだろう。そういえば先程トイレに行った時も、やたら歯を磨いている人を沢山目撃した。勿論、食後に歯磨きをする習慣の人もいるだろうが、とにかく売店や食堂が閉館した後も駐車場には沢山の車が駐車したままなのだ。あらためて、車中泊が多いことを実感した一面であった。

ここまで来たら、「むらやま」に近接している道の駅「河北」にも行ってみる?と欲が出てきた。
 
 

 
 
河北」、あれ?21時過ぎてるのにまだレストランは営業中? (山形県)
到着時刻:21:03 スタンプ設置場所:営業時間内>1階軽食コーナー前 閉館後>施設出入口前外(押印済紙)
「むらやま」を出た我々は、以前通った事がある道だから、というだけで地図も見ずにそのまま走り続ける。「確か主要地方道25号だったか、ここらあたりで曲がったような気がするな、よし 行っちゃえ」というノリが実は一番危険なのだが、確かに以前ここで曲がったことは確かである。しかし、その後の記憶が曖昧になっている。夜間は、走行しながらの地図の閲覧はなかなか困難な為、結局看板の行き先だけを頼りに走ることになってしまった。「とにかく国道287号 河北・寒河江方面に出れば大丈夫なんだから」という実に抽象的な目標である。しかし、しばらく主要地方道25号を走り続けるが、今ひとつ記憶は甦って来ないうえに、気が付けば国道347号に出てしまっている。「・・・・もしかして行き過ぎちゃったかな」と、今度は「国道287号」の文字を頼りに走っていると、ようやく国道287号と交差する点まで出てきた。やはり、予想どおり少し寒河江寄り、つまり行きすぎてしまっていた為、国道287号に出た我々は河北方面へと戻る。
まもなく右手に、道の駅「河北」が見えてきた。確か、開館時間は18時までのはずだったのだが、建物を見ると店内はまだ照明がついている。駐車場に車を停めて、建物に近づくとどうやら3階のレストランのみが営業中のようだ。我々よりも後に来た男女二人組も、躊躇することなく店内に入り、3階のレストランへと向かっていった。スタンプは昨年同様、1階の軽食コーナー前に置いてある。
そして、施設閉館後に訪れた人の為に、店の外にもスタンプ押印済みの紙が入った箱が扉にぶら下がっている。

駅の駐車場にいると、21時過ぎても、スタンプラリーの為に駅へ寄っていく人を何度も見かけた。我々も人の事は言えないが、夜の間も一生懸命走って少しでもスタンプ数を稼ごうとしている人も多いんだなぁと妙に感心してしまう。まぁ、とにかくここ「河北」でもスタンプをゲット出来た事は、実に嬉しい。これに気をよくした我々は、更に他の駅にも寄ってみることにした。
 
 

 
 
寒河江」、残念だがここには夜間用スタンプが・・・ (山形県)
到着時刻:21:30 スタンプ設置場所:閉館後>無し
「河北」から近い道の駅といえば、「寒河江」。「むらやま」でも「河北」でもスタンプがゲット出来たので、つい次の駅も大丈夫なのではないか、という甘い期待に胸膨らませてしまったのだ。昨年、「河北」から「寒河江」へ向かった時には国道287号から主要地方道25号に入り、国道112号に出たら鶴岡市方面へと曲がるルートを採用したのだが、今回はつい安直なルートにより、国道287号を寒河江方面へと走り続け国道112号の案内表示に従って、山形自動車道 寒河江IC方面へと入るルートで向かうことにした。後者の場合はやや遠回りルートなのであるが、混雑している訳でもない為、さほど時間的に差は出ないだろうと思ったのだ。

さて駐車場に入ると、当然ながら施設群は真っ暗。明るいのは、トイレだけである。もしかしたらスタンプがあるかもしれない、と期待しながら車を降りて一通り施設を隅から隅まで歩いてみたものの、それらしきものは見あたらない。「なんだぁ・・・」と思いながら、トイレに寄る。昨年だったか、宮城県の「七ヶ宿」にはトイレの入口にスタンプ押印紙がぶら下がっていたことを思い出したからである。ところが、トイレにもそれらしきものは無く、代わりに見たものは「むらやま」同様に歯磨きをする人たちであった。

駐車場を改めて見てみると、これまた車中泊を目的として停まっている車が多い。ゴソゴソと寝支度を始めている車もあれば、車のリアハッチを開けて荷物の整理をしている車もいる。昨年、東北スタンプラリーの旅をした時は秋も深まっていた為、車中泊にはやや辛い時期になっていたからだろうか、そういった車はあまり見かけなかったのだが、5月といえば気候も良く、車中泊にもピッタリな季節なのだろう。

結局、「寒河江」ではスタンプをゲット出来ずにしょんぼりと駐車場を後にするのであった。
 
 

 
 
おおえ」、スタンプ押印済みの紙、みぃつけた! (山形県)
到着時刻:21:46 スタンプ設置場所:閉館後>売店入口外(押印済紙)
それでも諦めない我々は、もう一箇所の近接駅である「おおえ」にも行ってみることにした。とりあえず、この駅で本日の駅巡りは最後にしようということで、国道112号から国道287号に出て、大江町へ向かう。閉館後のスタンプの有無については、道の駅の規模等は何の関係も無く、あくまでも駅の良心に期待するしか無いため、ただひたすら祈るだけであった。

国道287号は交通量もそれほど多くないため、あっという間に左手に道の駅「おおえ」が見えてきた。いざ駐車場に入ろうとすると、ここも既に施設は閉まっているのにも関わらず空きエリアがほとんどない。静寂な混雑、というのもなかなか不思議な光景である。
さて、ここにはスタンプがあるのだろうか、と売店に近づくと入口に押印済みの紙がぶら下がっているのを発見。その横にはきちんと貼り紙もしてあり、スタンプ押印済みの紙には雨水等を保護するためか、ビニールで覆われているという配慮もある。本来ならば、どうしてもスタンプ帳に直接押したいところだが、また後日ここまで来るのはかなり困難と考えれば、押印済みの紙も仕方がないか、と紙を手に取った。

そういえば昨年は昼間訪れたので、この駅でラ・フランスソフトクリームを食べたことをふと思い出す。駅を訪れて何か些細なことでも思い出すことは結構楽しい。今年は夜間に来てしまったが、今度は一体いつこの付近を通るだろうか、そんなことを考えながら車に戻った。
 
 

時既に22時過ぎである。ゴールデンウィーク中だけに、帰る時間も十分に考慮しなければ、渋滞に巻き込まれてしまうだろうと心配もしていたのだが、さすがに22時過ぎたら高速道路の混雑もさすがに解消しているかもしれない。しかし、念には念を、と鞄から携帯電話を取り出してハイウェイテレホンで確認。すると、山形自動車道から東北自動車道は順調との期待どおりの音声メッセージが流れる。

安心して、山形自動車道 寒河江ICを目指して走り出す。寒河江ICまでは、わざわざ地図を見なくてもたどり着けるだろう、とすっかりナビを放棄した"ほし"は、のほほんと夜の風景を楽しんでいる。そして"こあ"氏は、看板の「山形自動車道」の文字を頼りに、寒河江ICへと近づいていく。寒河江ICから高速道路に入っても交通量は少なく、今が本当にゴールデンウィークなんだろうか、と思ってしまう程だ。まぁゴールデンウィークといっても、まだ休みは残っている事だし、こんな夜中にせっせと走る人は、やはり少ないのかもしれない。

途中、東北自動車道の安積PAでガソリンを補給し、ほとんど休憩もなくひたすら走り続ける。"ほし"はたまりかねて「ねぇ、疲れたら休憩しても良いんだよ」と何度も"こあ"氏に言うのに、それでもがむしゃらに走る。どこかのSAでゆっくり休憩でもしてくれたら、"ほし"も安心して眠ることが出来るのに、と眠い目をこすりながら睡魔と闘う。それでも、頭の中はふわふわとし始め、記憶が断片的になり始めた。

「料金所だよ、起きて起きて」と揺り起こされたのは、浦和料金所手前。あぁ、やはり眠ってしまっていたのか、と申し訳なさそうに"ほし"は財布からお金を出す。ドライバーである"こあ"氏が頑張って運転してるというのに、ナビが眠ってしまうのはなんたる失態、と思いつつもやはり疲れは隠せない。結局、料金所のたびに起きてはまたウトウト、この繰り返しが続いたが、一般道におりた途端に目の方も覚めてしまい、元気を取り戻したちゃっかり者な"ほし"であった。

自宅についたのは午前2時前。もっと時間がかかると思ったが、高速道路をおりるまで渋滞知らずだったらしい。あとで聞いた話だが、5月3日・4日各地の渋滞はかなりひどいものだったとか。渋滞の時間帯を思い切り避けた形になったドライブは、その点成功だったと言える。

さて、今回の旅でのスタンプ数は2日間で計17個、これが多いのか少ないのかは何とも言えないところ。しかし、スタンプラリーはまだ始まったばかりなのだ。10月末まで後何回、東北地方へ出向くかどうかは分からないが、「旅は楽しみながら」をモットーに、これからも笑いあり・怒りありの旅を展開していきたい。

今後の予定であるが、6月初めにはやっとカーナビを導入するため、次の旅ではカーナビ相手に悪戦苦闘の様子を交えた日記をお届けできるかもしれない。何処へ行くかは気分次第、といったところだろう。

前の日の日記を読む?(2001/05/02) 次の日記を読む?(2001/06/03)


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最終更新日:2001年05月25日