長野の駅巡り遂に完結!
まてよ、何か物足りないなとフラフラと新潟へ走ったはいいが・・・

長野/新潟編
2001年09月02日

異常な暑さが続いた8月もあっという間に過ぎ去り、いよいよ9月。関東の道の駅スタンプラリー83駅制覇への道は、着々と近づいている。残るコースは「長野編」と「千葉編」のみ、つまりあと2回でなんとか全駅制覇となる訳だが、いざゴール?が近づいてくると、"こあ"氏いわく「なんだか寂しいなぁ、終わっちゃうっていうのも」と感傷に浸るお言葉。それをうち消すかのごとく、"ほし"は「大丈夫さ!関東が終わったら東北がまだまだ残ってる」の一言。「おいおい、まさかまた毎週東北まで日帰り強行ドライブをするのか?」と"こあ"氏はかなり心配気味だが、さすがにそんな予算は既に残されていない。「ふ、往復分が勿体ないから、東北に行くとするならばかなり遅めの夏休みを利用して放浪の旅をしようじゃないか。いや、目的は決まってるから放浪じゃないか」と早々と計画をたてようとしている"ほし"。

こんなやりとりを見ていると、皆さんは「もしかして既にスタンプラリーが義務化してないか?」とお思いではないだろうか。そのとおりである、と言ってしまっては元も子もないが、道の駅の中にはスタンプラリーでも無い限り、訪れないだろうという駅も実はあったりもする。しかし、もしかして改めて訪れたらその印象は変わるかもしれない、我々にとってのスタンプラリーは、そのための大切な機会なのである。実際、昨年とは異なった印象を受けた駅は幾つも存在する。以前は、未訪問の駅を幾つも訪れるのが楽しみであった我々も、最近では道の駅再訪の中に、昨年は気づかなかった箇所を発見するのが非常に面白くなってきた。

さて、今回は「千葉」と「長野」のどちらへ行こうかと考えた結果、あっけなく長野訪問を決定。実は、9月に入ったといえ、まだまだ千葉の夏はあなどれないと考えてのことだ。既に千葉方面へのスタンプ巡りをした人の話によれば、「恐れる程の混雑は無い」らしいのだが、"こあ"氏は最後まで千葉行きを拒んでいる。何か千葉に良くない思い出でもあるのか、"こあ"氏よ。

そうしてスタンプ巡り当日、朝5時前に起きて準備を開始した我々だったが、いつも出掛ける間際にどたばた準備をするのがいけないのか、結局自宅をでたのは6時過ぎ、いや6時半前といった方が正確かもしれない。どんより朝焼けの中を走り出し、いざ中央自動車道にのる。今回は、長野の佐久方面と北部にある道の駅を訪れる予定なのだが、出発するギリギリ前まで悩んでいたのは、本日1駅目「ほっとぱ〜く浅科」までのルート選定だ。以前にも言ったと思うが、"こあ"氏は環八通りを経由した関越・上信越道ルートはあまり好きではないらしく、中央道 須玉ICから国道141号をひたすら北上するルートを頭に思い浮かべていたようだ。しかし、カーナビにて両ルートを照らし合わせると、料金的にも、そして所要時間的にも中央道経由はかなり不利である。しばらく考え込んでいたようだが、結局定量的な比較を見せつけられるとさすがに観念したのか、関越・上信越道を選ばざるを得ない状態になってしまった。

しかし、朝から混雑しがちである都内の環八通りは、その予想に反してかなり空いている。夏休みも終わり、日曜の外出も落ち着いたのだろうか、それともたまたまなのか、まぁいずれにしても快調に関越道へのったら、あとはひとまず北上だ。


【東京都下出発時刻】朝6時過ぎ 【東京都下到着時刻】23時前
色は長野県 色は新潟県(北陸エリア)
  中央自動車道 高井戸IC/環八/(主)8号/
関越自動車道 練馬IC〜上信越 佐久IC/
国道141号/(主)44号/国道142号
ほっとぱ〜く・浅科
08:19
国道142号/(県)166号/村道/
(県)148号/(主)40号/国道142号/
国道254号/国道152号
マルメロの駅ながと
09:54
国道152号/国道254号/町道/(主)40号 みまき
10:57
(主)40号/村道/国道18号/(主)4号
/上信越自動車道 東部湯の丸IC〜
信州中野IC/(主)?号/志賀中野道路/
国道292号
北信州やまのうち
12:22
国道292号/市道/(県)355号/
国道292号/国道117号
ふるさと豊田
13:34
国道117号 信越さかえ
14:44
国道117号/国道292号/(主)63号/
(県)217号/(県)428号/市道/
国道18号
(あらい)
16:30

 
 
ほっとぱ〜く・浅科」浅科自慢の米が並ぶ・・・ (長野県)
到着時刻:08:19 スタンプ設置場所:食堂と売店の間にあるホール
関越自動車道 藤岡JCTから上信越自動車道へと入る間、渋滞とは無縁ながらも相変わらず追い越し車線をいつまでも我が物顔でトロトロ走る車が多い。一体教習所の高速教習では何を教えているのだと、ぶつぶつ言いながら"こあ"氏はひたすら走る。しかし、よくよくその呟きの内容を聞いていると「腹へったー、腹へったー」に変わっている。まぁ、いつもドタバタ状態で出発する我々には朝食はなかなか縁の遠い存在。しかも、訪問1駅目で食べようと思ってもだいたい準備中の場所が多い。結局、食事にありつけるのは、昼近くになってしまうのだ。そんな呟きを聞かぬふりして、「さあー、走れー走れー」とマイペースで言い続ける"ほし"は、もしかしたら追い越し車線トロトロ車族と同類か。

そうして上信越自動車道へと入ってしばらく経つといきなり"こあ"氏が「ここは初めて通るなぁ」と感慨深げに言い出した。「ん?本当だったら道の駅みょうぎに行く際に、上信越自動車道の松井田妙義ICまで利用するはずだったんだけどね」と"ほし"が説明。そう、道の駅「みょうぎ」に向かったその日は、かなり早い時刻に現地に着きそうだったため、あえて藤岡ICからは一般道を利用したのだ。まもなく松井田妙義ICが近づくと、目の前には妙義山が見えてきた。「岩肌がみえる山って格好良いなぁ」としばらく車窓から見える妙義山を楽しみながら走る。

やがて横川SAを通過すると、「横川といえば釜めしだなぁ・・・」と"ほし"はぼんやり考える。その間も、交通量少ない上信越自動車道を走る走る、快調そのものだ。そしてあっという間に佐久IC。一般道に降りた途端、目の前に見えてきたは、先程ぼんやりと考えていたあの釜めしの「おぎのや」である。「おぎのや」の峠の釜めし、それはあまりにも有名な釜めしだ。"ほし"も、かなり昔、電車のホームで買った記憶がある。あの陶器のケースはそのまま土産として持って帰っても良いし、味だって勿論美味しい。「あぁ、釜めし食べたいなぁ」と思いつつもここはグッとこらえ、そのまま通過(今、考えれば、ここで寄って食べても良かったのではないか、と思ったりも)。"こあ"氏も、本家本元のあの「おぎのや」を知ってるらしく、「おぎのやって24時間なんだよねぇ、でもおぎのやといえば、やっぱり横川にあるあのドライブインが印象深いよ」と懐かしむ。

そんな「おぎのや」の釜めしを食べた気分になりながら、我々はせっせと「ほっとぱ〜く・浅科」へ向かうべく走る。国道141号から主要地方道44号に入ると、あらまぁビックリ、道幅も広くかなり快適な道が続くのである。長野といえば思い出すのが「長野オリンピック」、その名残からか、信号名の表示も英語で書かれているものが多い。国道だけでなく、このような地方道もかなり快適なのは、やはりオリンピックの影響なのだろうかと思ってみたりもする。
そして国道142号にでればあとは道沿いに走ると道の駅「ほっとぱ〜く・浅科」が右手に見えてくるはずである。交通量は少なく、そして道の脇にはオレンジの花々が美しく咲き乱れている。「こうして道路脇をきちんと整備していると、なんとも和んだ雰囲気だね」と言っているうちに、道の駅が見えてきた。しかし、時計をみるとまだ8時過ぎ。店先の直売所こそ、農産物の陳列準備にいそしんでいる人たちがいるのだが、売店等の施設はまだ開く様子はなさそうだ。

「9時開店の駅なんだけど、早めに開けてくれないものかなぁ」と思うのは、甘すぎる期待、現実はそんなに甘くないのだ。施設が開くまでの間、トイレや休憩施設をウロウロしても、時間はなかなか経ってくれない。結局、ぼんやりと通路のベンチで座って待つことにする。しばらくすると、女子中学生らしき団体が引率の人と共にドヤドヤと駅にやってきた。「な、なんだ、この団体は・・・」と驚きながらその様子を眺めていたのだが、その団体は直売所を覗き、そして建物の中央にある芝広場の鉄棒でしばし遊んだあげく、嵐が去るようにザザーッと消えていった。

その後も、トイレだけの利用なのか、数名がトイレの前をウロウロしただけ。何する訳でもなく、ぼぉーっと待ち続ける我々はなんとも寂しい。「こんなことならば、もっとゆっくり出発すれば良かった・・・とは言えないんだよね。もう30分でも遅く出発すると、今度は渋滞に巻き込まれるだろうし・・・」となんとか自分たちを正当化してみる(ちなみに、後で当日の渋滞情報を確認してみると、なんとこの日に限って各地の渋滞は皆無。あぁ、夏が終わったのか)。
「そこの鉄棒で時間でも潰すか・・・」、いざ"こあ"氏が鉄棒にぶら下がったはいいが、やはり年には勝てないのか、そのままぶら下がり健康器具の如く、しばらくブラブラしただけで、すごすごとベンチへと逆戻り。そうして時計とにらめっこしながら、どのくらいの時間が経っただろう、入口のドアが開いたのは9時ちょっと前であった。"こあ"氏がそれを見てすかさず「あ、開いたみたいだよ。」と指をさす。

早速、待ってましたと言わんばかりにそそくさと入口に向かう。建物に入ると、すぐ目につくのがスタンプ設置場所。なにがともあれ、まずはスタンプを押そうと鞄からスタンプ帳を出し、ぱらぱらとめくる。長野の欄も今日の訪問で全て埋まると思うと、自然と気持ちも高潮してくる。

レストランはやはり11時からの営業らしく、静寂に包まれている。「ここのレストラン、雰囲気も明るそうで良いのにな。残念だけど今後も、今回のようなルートを採用する限りは、ここでご飯を食べる機会には恵まれることはなさそうだね」と入口の扉を眺めながら溜息。そこに、遅れてやって来た"こあ"氏が、「直売所で トマト買わないかってつかまっちゃったよ」と頭をかく。さすがに、旅が始まったばかりの1駅目から野菜を買っても、車室内に1日置きっぱなしというのは、可哀想でならない。
次に売店を覗いてみる。昨年はここで「望月高原の飲むヨーグルト」を買った記憶がある。今年も買おうか、と手にとったものの、他にも今回は何か別のものを買おうと、他のコーナーへ移動。しかし、浅科村特産というよりはその周辺の商品の方が目立っているような気がするのは、"ほし"だけだろうか。

工芸品が置いてあるコーナーには、昨年切り絵で四季を表現したものが、壁を美しく彩っていたのだが、今年はそれも外されており、かなり残念。やはり、一年ぶりの訪問ともなればそれも仕方がないのだろう。
結局そのまま立ち去ろうと売店を出て、ホールを見渡すと、そこで浅科特産を発見。そういえばここは米を強くアピールしていたっけ、と浅科の米を眺めていると、"こあ"氏が「よしっ、米買って帰るか」と景気良く言う。しばし考えたあげく、今回は見送ることにしたのだが、また機会を見つけて購入を考えよう。

さて、そろそろ出発しようかと店を出ると、先程"こあ"氏に声をかけた直売所の人が再び「どうです? トマト」と声をかけてきた。しかし、ここは丁重に断ってその場を去る。しかし、直売所の人の「よく熟れてるから、車の中でトマトかじりながら行ったら?」には参ったかも。
 
 

 
 
マルメロの駅ながと」漬け物いっぱい!おやきもいっぱい! (長野県)
到着時刻:09:54 スタンプ設置場所:情報館入口の外
次に向かう駅は「マルメロの駅ながと」、つい数週間前の夜間に訪れたばかりの駅である。その際にスタンプは押してしまっているので、今回は駅内散策だけが目的の訪問だ。

さて、国道142号を立科町方向へと走り出すと突如カーナビが県道へ入れと案内。「ん?何故ここで?」とちょっと不思議がる"ほし"。昨年は国道142号から国道254号へ入ったはいいが、途中通行止に阻まれてかなり遠回りした記憶がある。「マルメロの駅ながと」へ向かうなか、国道254号が通れないということはかなり痛い。果して今年は大丈夫か?とやや不安もあったのだが、この案内は国道254号の入り口よりかなり手前の県道を示している。更に効率的なルートがあるのか、とワクワクしたのだが、結局出て来たのは国道142号であった。

「おいおい、これって本当に効率的か?」と首を傾げる"ほし"に、こあ氏は「距離的には早いのだろうけどね。」と相変わらずカーナビびいきだ。ううむ、"ほし"的にはカーナビは決して万能ではないと思う瞬間なのである(といいつつ、実はもう手放せない状態なのだが)。

と、ここで国道254号にはいる。看板による警告も無いようだし、どうやら通行止は無いようだ。さぁ、一体どんな道なのやらと走り出すと、思いっ切り山道ではないか。まぁ、交通量も少なく快適な山下りといった感じだ。やがて山を降りて田園風景が見えたかと思うとすぐに国道152号と交差する箇所までやってきた。ここまで来たら、もう着いたも同然。
駐車場に車を停めて、辺りを見渡す。まだ時間が早いせいだろうか、停まっている車も少なく、先日夜に訪れた時のほうがかえって駐車台数は多かったのではないかと思う程だ。まぁそれはさておき、早速駅内の散策を開始。

この駅は、広い敷地に各施設が独立して建っている。左から、農産物の直売所、少し離れてトイレ、その隣に各種情報を提供する商工会館(情報館)がある。スタンプはその入口の外に置いてあるので、24時間押印可能なのだ。更に、食事処、雑貨等を扱う店、縄文グッズ等を販売する店が並んでいる。駐車場を挟んだ向かい側には、かなりの種類の「おやき」を販売している菓子店があり、この店こそ我々にとって2000年「おやき」初体験となった記念すべき?場所でもある。そして、「つけもの処 菜の花館」、買い物目当ての客はこの施設を利用することが多いのではないだろうか。これだけでも充実した施設群なのだが、それに加えて坂を上がったところには、温泉施設もあるのだ。と、駅の説明はこのくらいにしておこう。
まず、情報館の中を覗いてみると、一角にパソコンがズラッと並んでいるコーナーがあり、中学生?それとも高校生あたりの子たちがワーワー言いながら画面を食い入るように見ている。

「何してるのだろう?」と思いながら遠目に眺めていると、その子たちはいわゆるネットサーフィンなるものを楽しんでいるようだ。そう、ここはインターネットカフェ、パソコンが数台置いてある他、自分の(ノート)パソコンを持ち込んで接続することも可能だとか。ふーん、と言いながらしばしその様子を見つつ、今更ながらパソコンが浸透した世の中になったんだなぁとしみじみと思う。せっせとノートパソコンを持ち歩き、公衆電話でモジュラーケーブルを繋いで通信していた頃が妙に懐かしくも思ったり(笑)。
隣の食事処は11時からの営業ゆえ、またしても食事にありつけない。"こあ"氏は全身で「残念」を表現しているようだ。このコースで各駅を訪問する限りは、この駅で昼食をとることはなかなか困難だろう。来年は少しルートを変えてみるか、と考えながら歩く。「まぁ、また今年もここでおやきを買って食べようよ」ということに落ち着き、その前に「つけもの処 菜の花館」に寄っておこうと店内に入る。

ここでは各種漬け物を中心に、その他工芸品、特産品等が並んでいる。漬け物は長野県内の各地のものが種類も豊富にあり、他の駅でも見かけた漬け物がお目見えする。昨年は既に売り切れていた虹鱒の唐揚げも、今年は沢山並んでいる。
そろそろ空腹も限界だ、と慌てて「おやき」を買いに「ながと製菓大島屋」へと向かう。「何を食べようか・・・」なんて悠長に悩んでいる間もなく、ふたりとも沢山の種類の中から選択。

しかし、昨年とちょっと違ったのは、「温めますか」と店員さんに聞かれなかったことだ。店員さんがすぐに袋に詰めようとしたので"こあ"氏がすかさず「それ、すぐ食べたいんで温めて貰えませんか」と言う。すると店員さん「電子レンジで温めることになっちゃいますけど、よろしいですか」と聞き返す。「去年はその電子レンジで温めてもらったので、構いませんよ」「あ、そうでしたか(笑)」そんな会話が続く。あれ、もしかしておやきを温めてくれるサービスって店員さんによって異なるのか、とちょっと思ったりもしたが、まぁそんな細かいことを考えている余裕はない。
慌てて車に戻って、とにかく「おやき」をパクつく我々の姿は実に哀れ。しかし、「おやき」は空腹感に染みわたり、なんとも幸せな気分になる。「おやき」といえば全体的にカッチリとした堅めのタイプと、ふんわり柔らかいタイプがあるのだが、我々はふんわりしたタイプが好みである。そういう面でもここの「おやき」は我々にとって絶品だ。

なんとか空腹も満たされた。これで次の駅へ元気よく行けるってもんだ、と我々は駐車場を後にした。しかし、その後になって気づく。「あ・・・・直売所に寄るのを忘れた(涙)」
 
 

 
 
みまき」昨年とガラッと変わった印象に嬉しい意味で唖然 (長野県)
到着時刻:10:57 スタンプ設置場所:みまき物産処「一心庵」入口外
「マルメロの駅ながと」で直売所に寄ることを忘れてシュンとする"ほし"。実は、ながとの直売所は「長門牧場直売店」として乳製品等が置いてあるのだが、"ほし"はすっかりその事を忘れていたのだ。次回はここへ立ち寄ったら真っ先に寄ろうと心に刻みながら、次の駅へと向かう。

さて、その次なる駅「みまき」に向かいながら、車室内は憂鬱感が漂う。実は、昨年「みまき」へ訪れた時の、店・トイレに対する印象は最悪に近いものであった。店員さんは客がいようがお喋りに夢中、業者にどなりつける店員さん、トイレの入口は蜘蛛の巣、スタンプは字が潰れて何が書いてあるのかさっぱり分からない、これだけ悪印象が揃う駅も珍しいと思う程である。まぁ、その話はおいておくとして、とにかく国道254号を再び立科・浅科方向へと戻り、途中 町道等を走りながら主要地方道40号へと出る。昨年は、国道254号が通行止めだった為、このルートは使えなかったのだが、今年はかなり効率的に向かえそうだ。主要地方道40号に出てしまえば、あとは道なりに走るだけである。
交通量も少ないため、あっけない程にあっさりと到着してしまった「みまき」。駐車場はガランとしており、なんとも静寂な雰囲気である。"ほし"は意を決して車を降りる。そしてまず最初に向かった先は、「トイレ」であった。いざ、入口の戸を開けると「あれ・・・(しばし無言が続く)」、そう、かなり綺麗に清掃されているのである。昨年、かなり不快な気分になった大きな蜘蛛の巣たちもひとつもいなくなっている。「これ、昨年と同じトイレか??」と慌てて外に出て、"こあ"氏に駆け寄る。"こあ"氏も同様の印象を受けたらしく、「確かに建物自体は昨年と一緒みたいだけど、印象はガラッと変わってるね」とかなり驚いている。
2000年に押印したスタンプ 2001年に押印したスタンプ

そればかりでない。次に駐車場と道を挟んだ反対側にある物産処「一心庵」入口外に置いてあるスタンプを見て、これまたビックリ。スタンプがシャチハタ印に変わっているのである。早速、スタンプ帳に押すと、うむ、これまた綺麗に押せる。こんな事で感動する我々も変だろうが、やはり昨年抱いた悪印象が強かっただけに、その差はかなり大きい。

いざ店に入る。「いらっしゃいませ」の声がきちんと聞こえてくる。昨年、入口付近でペラペラと喋っていたあの光景は見られない。我々だって「喋るな」と言っている訳ではなかったのだ。客の見えないところでならば幾らでも構わない。しかし、客がいるところではまずいだろう。その昨年の印象を180度くつがえすかのごとく、店員さんの態度はしっかりとしている。客が戸を開ける度にきちんと「いらっしゃいませ」の声が聞こえるし、更に客の横を通る際にも会釈をしながら「いらっしゃいませ」と言って通る。

我々は嬉しい意味で唖然としながら、それでもこれならば、ゆっくり店内を見て廻れるな、と思ったのは言うまでもない。「はやく、我々のWebサイトの道の駅案内も変更してあげないと、逆に失礼にあたるかな」、そんなことを言いながら、嬉しくなるのであった。
 
 

 
 
北信州やまのうち」うわ、山ノ内町産の商品がいっぱいだ! (長野県)
到着時刻:12:22 スタンプ設置場所:情報物産館物産コーナーレジ横
さて、北御牧村を出た我々は、長野県北部へと向かって走り出す。あとは、長野県北部にある道の駅群を廻れば、長野県内の道の駅は全駅制覇となる。というわけで、次に向かう駅は「北信州やまのうち」だ。

「みまき」から主要地方道40号、村道、国道18号を経由して、上信越自動車道の東部湯の丸ICにのるべくせっせと走る。今日はそれ程廻る駅数も多くないので、本当ならば一般道でひたすら北上しようかと思ったのだが、この先何があるかわからない。やはりここは少しでも早く到着することを考えようと高速道路を使うことにしたのだ。そうして、上信越自動車道にのると、なんと更埴JCTまでは基本的に上下各1車線、所々に登坂車線が設けられているのがせめてもの救いである。

どのくらい走っただろうか、信州中野ICで降りると、何の疑いもなく志賀中野道路なる有料道路を使うべく、カーナビの案内に従って走る。しかし、後でよくよく地図を見てみるとこの有料道路を利用しなくても容易に行ける方法があったではないか(主要地方道29号経由)。まぁ、ここが有料道路化するには、一般道側に混雑やら走りづらい等の理由があってのことに違いない、とプラス思考に考える(決して負け惜しみではない)。

そして道の駅「北信州やまのうち」沿線上である国道292号に入ると、しばらくしてカーナビの「側道を左方向」なる指示。しかし、道路の看板には「北信州やまのうち300m先」なる表示がある。確かに、前方やや遠く右手に道の駅らしき建物がもう見えている。しかし、なにぶん一年ぶりにここを通る我々にとっては、このまま国道292号から右折して駅へ入れるかどうか、忘れてしまっていた。カーナビが側道をわざわざ一旦左方向へ入り、裏道を行けということは、右折方向で入れないのでは、と信じて疑わない"こあ"氏は、さっさと側道を左方向へと入る。そして、そのまま高架である国道292号の下をくぐり、いざ裏手から道の駅「北信州やまのうち」へ入ろうとしたが、何処からも入れそうな箇所はなく、おまけに国道292号に復帰出来るようなところもない。このまま果てしなく道の駅から遠ざかり、「カーナビに騙されたぞー」と言いながら、やっと国道292号へ復帰する箇所を発見。
気を取り直して今度は駅の建物を左手に見ながら、いざ駐車場へ入る。

昨年訪れた時は、もうすぐ閉店といった時間に訪れたせいか、ほとんど車も停まっていなかったのだが、昼間は利用客も多く、駐車している車も多数いるようだ。駅自体は小規模な建物なのだが、三角屋根の可愛らしい洋風な構造が印象的である。屋外に設置されたトイレも可愛く、また清潔も保たれて好印象だ。
早速、情報物産館内に入る。昨年は、まだ我々自身、特産品を見て廻る目が養われていなかったのか、それとも単に置いていなかったのかは定かでは無いのだが、山ノ内町で造られた特産品等にほとんど気づかず、「ここの売店はあまりここならではの特産品が無いなぁ」なんて言ってしまったのだが、今日こうして見ていると、結構山ノ内商品が置いてあるではないか。

竹細工や志賀高原みそ、きのこ商品やまんじゅう等々、山ノ内の味が楽しめる商品がしっかりと並べられている。そんな中、我々は人気商品という札を信じて、「イヴのほっぺ」なるりんごパイを買ってみることにした。山ノ内町の特産のひとつに「りんご」もあげられているため、結構期待は大きい。
おっと、会計ついでにスタンプも忘れてはいけない、と売店のレジ横付近に置いてあるスタンプを押すべく、鞄からスタンプ帳を取り出す。本日既に4駅訪問したが、そのうち1つは既に押印済みの駅だったので、やっと3つ目のスタンプだ。

「うわっ、もうデジタルカメラのメモリがなくなっちゃったよ」とトホホ状態で慌てて休憩場所を探す。しかし、それらしき場所が見つからず、結局物産館の入口外にある椅子の上でせっせとノートPCを起動。そこに"こあ"氏が「なんでこんなところでやってるのぉ?」と不思議そうにやってくる。「どうせならば、ここで昼食がてら、作業したら?」というありがたいお言葉により、ここで昼食をとることになる。いざ、軽食堂の席についてその横を見たら、なんと休憩スペースがあるではないか。「げっ、こんなところにあった・・・」というその場所は、てっきり軽食堂の椅子かと思いこんでいた場所なのであった。
この軽食堂では、日曜日に限り、手打ちの須賀川そばが限定何十食だったか食べられるらしいと山ノ内町のWebサイトに掲載されていた。そういえば今日は日曜日、周囲をみれば手打ち盛りそばを食べている姿を発見したものの、結局我々が食べたのは、天ぷらそばと山菜うどん。信州まで来て「うどん」を食べるか?と"こあ"氏の鋭い突っ込みはあったものの、今日はうどんの気分なんだい!と言いつつ"ほし"はズルズルとすする。"こあ"氏自体もあまり盛り蕎麦は好まないらしく、そばを食べるといったらだいたい「かけ蕎麦」の類が多い。しかも、盛り蕎麦以外はかなり安価。天ぷらそばは500円だし、山菜うどんなんて450円だ。しかし、盛り蕎麦は確か7〜800円くらいの価格だったような気がする。安易にお腹を膨らます方を選んだ我々は、まだまだレポータとして甘いのかもしれない(笑)。

さぁ、デジタルカメラのデータも全てノートPCに転送したことだし、そろそろ出発だ、と外に出る。
 
 

 
 
ふるさと豊田」スペシャルまんじゅうは冬場だけとはショックだ (長野県)
到着時刻:13:34 スタンプ設置場所:特産店のレジ付近
次に向かう道の駅は「ふるさと豊田」、「北信州やまのうち」からだと割と近い位置にある駅である。その「ふるさと豊田」なのだが、実は今シーズンになって少しがっかりした事がある。

実は、"ほし"は関東内の全ての道の駅に問い合わせて、スタンプが実際に押印出来る時間を確認し、「この駅スタンプいつ押せるリスト」を作成したのだが、「ふるさと豊田」に電話した際、いきなり「え?おたく、スタンプ帳もってないの?」とめんどくさそうな口調で言われてしまったのである。今まで問い合わせたどの駅も、そんな言葉が返ってくることは決してなく、親切に教えてくれる駅ばかりだったのに、何か怒らせることでも言ったのか?とギョッとする。「いえ、持っていますけれど、このスタンプ帳に掲載されている開館時間と、実際にスタンプが押せる時間は異なる駅が結構ありますよね。それで出来れば実際にスタンプが押せる時間をお教え頂ければ助かるのですけど」と、"ほし"のボキャブラリーの中ではかなり丁寧な言葉を使って言ったつもりだ。ところが、「うちは一緒っ。そこに書いてあるとおり」とぶっきらぼうに返ってくるだけ。更に開館時間外のスタンプの対応について聞くと一言「ないっ」とこれまたきっぱり断言。電話を切った"ほし"は、そんな電話の応対を思いだし、心の底から悲しくなってしまった。駅によって、「もし、閉館していたとしても、職員が残っていたら声をかけてくださいね。」なる暖かいお言葉をくれた場所も多数あったのに、この差は何だ?と首を傾げるばかり。このような対応は、実は関東83駅中、1駅だけであった。まぁ、スタンプラリー目的で駅訪問している客の中には、かなりマナーの悪い者もいるゆえ、駅としても腹立たしく思う事も多々あるかもしれないが、一応幟を掲げてラリーを開催している以上、もう少し「紳士的な」対応は出来なかったものだろうか。もともと「ふるさと豊田」の駅の印象自体は、あまり悪くなかっただけにショックは大きい。
そんな話を"こあ"氏としながら、国道292号、中野市内[一本木]交差点から市道を経由して県道355号に入り、豊田村へと向かう。再び国道292号に出ると、国道117号に出るべく北上を続ける。国道117号に出たら再び南下するといったあまり効率の良いルートとは言えないのだが、なにぶん道が無いため、そうせざるを得ない。国道292号を走りながら、「ここでひょいっと左に曲がれたら、そのまま道の駅に出られるはずなのに、ぐるっと大回りしなければならないのは勿体ないね」なんて言いながら、そのまま走り続ける。そうして国道117号に出ると、上信越道 豊田飯田IC方面へと左折し、南下開始。

やがて左手に道の駅「ふるさと豊田」が見えてきた。敷地内には、駅のホームに立っているような駅名看板があったり、と見た目の工夫もあり、外観上の印象は結構良い。全体的に素朴な印象が強く、それでいて古さを感じさせない点等も好ましく感じる。
いざ売店内を散策開始、すると昨年は気がつかなかった点にふと気づいてしまう。

店内に並ぶ土産物は豊田村産というよりは、豊田村周辺のものがほとんど占めている。それ自体は別に構わないのだが、豊田村の誇る特産品は置いていないのだろうか、と店内を探し回る。
すると、手作りおやきをレジ付近にて発見。更に、売店内ではなく、売店と食堂の間にある小さなコーナーに、豊田村特産の「りんご」及び「りんごジュース」が置いてある。期間限定(10月以降だったか)で、このリンゴを用いたパイも販売されるらしいのだが、我々が訪れた9月にはまだ並んでいなかった。

先程、「北信州やまのうち」でりんごパイを買ったばかりだというのに、残念がる"ほし"。
更に"こあ"氏が"ほし"に「スペシャルまんじゅう」っていうのがあるらしいのだけど、看板が隅に隠れてるんだよ、と耳打ちする。どれどれ、とその看板の方へ行くと、確かに「スペシャルまんじゅう」と称し、数種類のまんじゅうの名称がズラッと書かれている。中でも「チーズバラードまんじゅう」、これにはかなり心そそられるものがある。チーズとチキンのハーモニーなんてキャッチフレーズが書かれていると、いよいよ食べたくなるってもんだ。

これって何処にあるのだろう、と軽食カウンターの方を覗くと、その入口に各まんじゅうの写真が掲げられている。早速"こあ"氏が店員さんに「あのまんじゅうって無いのですか」と聞いてみる。すると返ってきた答えは、「あ、あれは冬期のみなんですよ・・・」であった。が、がーん、確かに中華まんの類はコンビニでも冬期しか置いていない。それと同じということか、とショックにうちひしがれ、外にでる。「でも、あのまんじゅうも、おやきも、あまり変わりはないと思うんだけどなぁ」と思ってしまう我々は、相当食い意地がはってるのだろうか。

そういえば売店の新聞切り抜きに、シナノユキマスが豊田村の特産と書かれているのを発見。しかし、現在のところこれが食べられるのは、「もみじ荘」なる温泉施設だとか。道の駅でも食べられたら良いのにな、と思いつつ車に戻るのであった。
 
 

 
 
信越さかえ」栄村の特産がドーッと集まった物産館またたび (長野県)
到着時刻:14:44 スタンプ設置場所:物産館またたび入口
さぁ、いよいよ長野県内最後に訪問する道の駅「信越さかえ」へ向かって一直線だ。っとその言葉どおり、国道117号をそのまま道なりに新潟方面へと走っていくと、やがて道の駅「信越さかえ」があるのだ。

国道117号は交通量も少なく、また山と川の風景を楽しみながら走れる気持ちよい道路である。昨年は野沢温泉へ向かう観光バスに阻まれてかなりペースの遅い走行を強いられた記憶があるのだが、今年は前方の数台の車と共に快調に走る。そうして右手に見えてきたは道の駅「信越さかえ」である。
日本情緒あふれ、且つ割と大きめな建物であるこのメイン施設が「物産館またたび」。そして、他に屋外トイレ、ミルク工房、きのこ直売所等がある。

さて、駐車場に停めようと敷地内に入ると、驚いたのは観光バスの停め方である。普通車用駐車場のスペースを5〜6台以上分は潰してドカッと停まっている。そんな停め方をしているバスが、なんと2台もいるのだ。おいおい、それじゃぁ普通車は何処に停めるんだ?と、目を疑ってしまう。大型車用に普通車が2台ずつ停まっている光景はよく目にするのだが、普通車用に停まっているバスを見るのはこれが初めてだ。幸い、我々はなんとか空きエリアを見つけて停めることが出来たものの、後から来た車は何処に停めるべきかとしばらくキョロキョロしており、なんとも気の毒な感じがした。
物産館の方へ歩いていくと、店先ではスイカの販売でなにやら盛り上がっている。どうやら、スイカを切って客に食べさせて、美味しかったら買ってねといった感じだろう。スイカ売りのおじさんが妙にハイテンションで、群がる団体客に対して非常にうまく応対している。

「ほらほら、食べて食べて、甘いんだからねぇ。美味しかったら買ってってよー。ほらー、そこ さっさと口開けてっ」というおじさんの声に、遠目に見ていた"ほし"も"こあ"氏もギョッ。まさかお客さんの口にスイカを放り込んでいるのか、と思いきや、早くビニール袋の口を開けて、と店員さんに言っていただけであった(苦笑)。
まぁ活気があることは良いことだ、と言いながら物産館に入ると、すぐ目に飛び込んでくるのがスタンプ。

昨年はこの物産館自体がかなり混雑していたため、出入口に置かれたスタンプを押すのも一苦労だったのだが、今日はそれ程混雑しておらず、安心してゆっくりスタンプが押せる。そして「信越さかえ」のスタンプを押し、無事に長野県の駅を制覇。「よし、あとは千葉県の駅だけだね」とホッとしながらスタンプ帳を鞄へしまう。
店内も昨年は人・人・人の波に身を任せながら見て廻ったので、特産品をゆっくり見るどころではなかったのだが、今回はそんなこともなく、ゆっくりと見て廻る。

おやきに似た「あんぼ」やあの「笹餅」は昨年も確認したのだが、その他にも手作り味噌や山菜、各種みそ漬け、この物産館の名前でもある"またたび"など、栄村の特産品がこれぞという程並んでいる(写真は、またたびまんじゅうだ)。

「うわぁ、栄村ってこんなに特産品がたっくさんあったんだねぇ」と感心しながら見る。その中で"こあ"氏が選択したのは「茄子のみそ漬け」。漬け物類をあまり好まない"こあ"氏だが、珍しくこれは食べたいと自分から手にしたのだ。
会計後、"ほし"は今年こそ食べたいものがあった。それが、みるく工房マテリアーレのソフトクリームだ。

昨年は、食べるタイミングを逸してしまったのだが、今年こそは食べるぞと意気込んで店へ向かう。店先ではソフトクリームを頬ばる人も何人か見かけ、いよいよ食べたい度がアップ。入口がやや狭いので、何人かのお客さんが入ると店内は身動きがとりづらい状態になってしまう。ひょっこりと覗くと、幸い2人の客がいただけだったのでそのまま店内に入り、ソフトクリームを購入。
外に出て、いざパクッと食べてみる。「うわぁ、なんだか生クリームみたいな感じだ」というのが第一印象。そう、それは甘味抑え気味の生クリームをなめているような滑らかさである。「これ、予想以上に美味しいなぁ」と言いながらあっという間に平らげる"ほし"。これは、かなりお気に入りの一品になったのであった。

車に戻った我々は、これからどうするか、としばし地図を広げ、あれこれ悩む。
 
 

「これからどうする?」と考え込んでしまう程、中途半端な時間である。これからすぐ家へ帰るというにはちょっと早すぎるような、といってまたこのまま国道117号で十日町方面へ向かうのも、何故か躊躇してしまう。というのも、昨年はそのまま十日町方面の道の駅へ行ったからである。また今年もそこへ行こうと思う程、我々にとって印象深い駅ではなかった。それほど悩ましい位置にいるのだ。しかし、今日一日駅巡りをしてきたのだが、何か物足りないような気がしているのは、"ほし"だけでなく、"こあ"氏も同様のようである。

「どうせならば、まだ行ったことの無い駅に行ってみようよ」と、どちらからともなく出た一言から、この周辺でまだ未訪問の駅を探してみる。それは新潟県にある「あらい」であった。

 
 
あらい」駅巡り1日分の買い物をしたくなる駅 (新潟県)
到着時刻:16:30 スタンプ設置場所:情報館案内カウンター
「信越さかえ」を出た我々は国道117号を飯山市方面へと戻る。今回のルートで駅巡りをした場合、割と早い時間に予定数廻りきってしまうことは予想していたのだが、それから以降どうするか等を考えていなかった。まして、これから新潟県の「あらい」に行くと思っていなかったので、その駅がどんな性格なのか等も全く知らないまま向かうことになる。それが、妙にワクワク感を盛り立てているようにも思える。

国道117号から主要地方道95号に入って新井市方面へ向かうルートも考えられたのだが、地図を見るとかなり長時間にわたって峠道(関田峠など)が続くようだ。「このルートはちょっとやめておいた方が良いかも・・・」と"ほし"はかなり保守的だ。楽しく峠越えをしたい人は是非こちらのルートをお薦めしたいところだが、我々は結局、更にそのまま国道117号を飯田方面へと走る。すると、だんだん交通量も増えてきたのか、ペースが遅くなってきている。といっても飯田市内で国道292号に入ると、なんとか交通量も減り、このまますんなりと新潟県入りが出来そうだ。そうして、国道292号に入ってから約25km程の長い距離をひたすら走ると、やっとJR信越本線新井駅付近までやってきた。民家や店等が立ち並ぶ国道から反れて主要地方道63号に入ると、幾つかの県道を経由して国道18号にひょっこり出てきた。
「さぁて、何処だろう?」とキョロキョロ辺りを見渡しながら走る。しかし、いくら走っても道の駅の案内看板らしきものが出てこない。おまけにカーナビの案内は「目的地周辺です。案内を終了します」って、おいおいまだ到着してないぞ、と唖然。

「本当にあるのか?」と思ったその時、前方に見えるコンビニの看板の上に「道の駅あらい」と書かれているではないか。「うわっ、ここだよここ!」と慌てて入口らしきところに滑り込む。
"こあ"氏も、そして"ほし"もこの巨大な建物群に恐れおののきながら、とにかく駐車場に車を停めて、呆然としながら建物群を眺めたのだが、一体何処から何処までが道の駅なのだ? それほどに多種多様な建物が並んでいるのだ。

「なんだかとんでもない駅にやってきちゃったねぇ」と苦笑しながら、車を降りる。"ほし"は「とにかく道の駅の看板が付近にないかどうか、探してくるね」と歩き出し、"こあ"氏も「これじゃぁ見取り図をメモするのも大変だぁ」と頭をかく。"ほし"は、いまだ拝めていない道の駅案内看板を求めて、てくてくと歩いていくとはるか遠くにそれらしき看板が見えてきた。この敷地、国道18号沿いといっても、上下線が分かれたかなり広い道路であるため、敷地内から案内看板の写真を撮ることは、望遠レンズでも無い限り困難。国道18号沿いまで出るしかないか、と更に歩いてやっとの思いで看板の付近まで近づき、無事に撮影。何気なく撮っていると思われているあの道の駅案内看板も、実はかなり苦労して撮ることも多いのだ(笑)。
さて、ズラリ並んだ建物群、一体何があるか紹介してみよう。まず駐車場に入って左側から、情報館、そしてその隣にそば処と直売所が併設された「四季彩館」、少し離れてかなり大規模な物産館「カンパーナあらい」、またまた少し離れて、あらい鮮魚センター、牛丼屋、ラーメン屋、喫茶店(レストラン)、とんかつ屋、食堂、めん処、コンビニエンスが2軒あり、更に現在建設中のホテルがあるのだ。

まぁ、かなり大きなグルメスポットといっても良いだろう。ここに来れば、いくら優柔不断な人でも何かしら食べたいものがあるに違いない。
情報館に戻ってきた"ほし"は、既にぐったり状態。なにがともあれ、スタンプを押そうとスタンプノートを取り出す。北陸地区はスタンプラリーなどは開催していないので、ラリーシーズン以外にも持ち歩いているノートにのみスタンプを押し、しばし休憩。っと休憩がてらデジタルカメラのデータをノートPCに移しておこうとゴソゴソと作業開始。

こんな風景も、PCが世の中に浸透した現在は珍しくないのだろうが、やはり違和感漂う空気なのか、不思議そうに見ていく人もいる。そこに、"こあ"氏がやってきて、"ほし"同様にぐったりしながら椅子に座り「いやぁ、ここはマイッタよぉ、広い広い」と苦笑。
「でもまだまだ歩かないとならないよ。これから物産館内の散策を開始するのだから」と力を振り絞り、立ち上がる。情報館横の直売所を軽く覗いた後、物産館「カンパーナあらい」に入ってみると、広いフロアーの中に幾つかの店舗が入っており、これは全部見て廻るにはかなり時間がかかりそうだ。

「ひゃぁ、これは何処から見たら良いか迷っちゃうねぇ」と呆然としながら、まず入口付近にあった中華料理レストランを見る。すると、このレストランは現在休業しており、同じ敷地内のホテルが完成したら、そちらに移転するらしい。このレストランが移転したら、このスペースは何が入るのだろう、なんて余計なことを考えながら、次のコーナーへと歩く。すると、新井市の特産品が多数並ぶ店舗を発見。
中でも、「新井市」の特産品として有名なものが「かんずり」と言われる唐辛子ベースの辛味料だ。まぁ「かんずり」についてはまた後日詳しく述べるとして、この「かんずり」製品が陳列棚にあふれんばかりに並んでいる。"こあ"氏は唐辛子はあまり好まない方だが、"ほし"はかなり興味をそそられ、結局「かんずり明太子」なるものを買って帰ることにした。

あぁ、実際に食べるのが楽しみである。更に、道の駅あらい煎餅や、新井ビールなど、もうとにかく手にとるとあれもこれも欲しくなり、今日一日あまり土産物を買わなかったストレスが一気に爆発したかの如く、買いまくる勢いである。
そうして一軒目でかなり大きな袋を抱えることになり、さて次の店舗を覗くと今度は「安田牛乳」を使ったお菓子が目にとまる。

「安田牛乳」菓子といえば、新潟県酪農発祥の地「安田牛乳」を使った菓子で、これがちまたで人気らしい。ワッフルやどら焼き、シュークリーム、チョコレートやプリン、チーズケーキ等洋菓子全般がこれまた多数並んでおり、またしても心そそられてしまう。

結局、その中から幾つか選んだ我々はそそくさとレジに直行。こうして手には大きな袋が2つに増えている。そうそう、この「安田牛乳」菓子を販売している店舗では、訪れたお客さんにとうがらし梅茶とちょっとした菓子をサービスしている。勿論、それはきっとお店の販売戦略(笑)なのだろうが、実際に飲んでみるとなかなか美味しい。特に"ほし"は梅茶が好きで、しかも唐辛子がピリッと効いた味というのは、なんとも絶妙な喉ごしだ。というわけで、はい、これもお買いあげ。とうとう、"ほし"が切れたのか、と"こあ"氏は苦笑しながら、それでもそんな"ほし"をとめずに一緒になって、「買おう買おう」とかけ声をあげる。おい、何か嫌なことでもあったのか・・・

他にも、長野・新潟の土産処や、景虎物語なるどら焼き販売所等を覗きながら、そろそろ疲れがピークに達してくる。それでも、「まずいっ、空が暗くなってきた」と慌てて外に飛び出し、各施設の外観を写真におさめながら歩く。
"こあ"氏は特に鮮魚センターが気になる様子、それじゃぁ寄ってみようかと店内へと足を踏み入れると、そこには様々な魚たちがドンッと並べられており(サメまで売られている??)、店の人もそして客も活気に満ちている。

ところが、いざ真剣に見ようと思ったその時、閉店を知らせる「ほたるの光」が流れてきたではないか。「あちゃぁ、もしかしてここは18時でおしまいかぁ」と慌てて店内を歩き回る。
カニや魚たち、帆立などが並ぶなか、急に"こあ"氏が帆立を手にして「これ、欲しい」と言い出す。そうか、やはり道の駅「さんりく」で自分の分の帆立を買わなかった事をずっと根にもっていたのだな、と感じた"ほし"は、「よっしゃ、買おう」と頷く。おまけに、その横に並んでいたカニまで購入。我々の買い物はそれだけにとどまらず、何故かここでマグロのブロックまで買って帰ることにするとは、いささか衝動買いが過ぎるのではなかろうか(笑)。

店を出た時には買い物袋は更に増えて、それはまるでバーゲンセールでまとめ買いをしたような姿である。鮮魚センターはもうちょっとゆっくり見たかったなぁ、と後悔する"ほし"に、「また来ればいいじゃない。でも、今日訪問した道の駅の中で一番たくさん買い物をしただけでなく、かなりの長時間ここにとどまっていたかもよ」と"こあ"氏は感心するやら呆れるやら。確かに時計をみると、約2時間近くここにいたことになる。

そして我々はとある重要なことに気づく。この道の駅「あらい」、実は上信越自動車道 新井PAを兼ねているのだ。つまり、高速道路を利用中でもこの駅を堪能出来るという訳だ。それは、群馬県の「ふじおか」や静岡県の「富士川楽座」等の駅と少なからず同類といってもいいだろう。ここは、また北陸の道の駅巡りをするときにでも、立ち寄ってみるのも良いかと思いつつ、車に戻るのであった。
 
 

本来ならば、この道の駅「あらい」の後に「能生」にも寄ってみるつもりであった。ところが、「あらい」の規模がこれほど大きいと思わなかったため、結局「能生」には行けずじまいに終わってしまった。それでも、何故か我々は妙に満足感を得ていた。もし、道の駅「あらい」に寄らずにそのまま自宅へと帰っていたとしたら、なんとなく物足りないままだっただろう。それを解消する意味でも、足をのばした甲斐がある。

「さて、どうやって帰ろうか」と地図を広げると、割と近くに上信越自動車道 中郷ICがある。まだ体力的には元気さを保っている"こあ"氏ではあるが、これから長い距離をてくてくと一般道で帰ろうというのは気が引ける。特に明日は平日、出社に影響されては困ると考え、「中郷ICからのっちゃおう」ということに決定。まぁ、これが土曜日だったとしたら、決定事項も変わっていたことだろうが。

しかし、上信越自動車道を利用するは良いが、あくまでも群馬・埼玉県を経由する関越自動車道を避けたい"こあ"氏は、強固に中央自動車道を利用することを望む。しかし、この中郷ICから高速道路を利用する場合、東京西部までは関越自動車道経由のほうが料金的にも時間的にも有利だ。普通ならば、迷わずそちらを選択するに違いない。といっても、かんじんのドライバーが避けたいと言う以上は、仕方があるまい。「よし、それじゃぁ、中央道経由で帰ろう」と最後に決定したのは、"ほし"である。一応、ドライバーの意向を重視してのことだ。

そうして中郷ICを目指し、国道18号を南下開始する。既に空はかなり暗くなっており、山々と雲によって幻想的な風景が広がっている。しばしその風景を堪能しながら、中郷ICから上信越自動車道へとのると、いつの間にか空は真っ赤な夕焼け空に変わっている。「妙高SAに寄ってみる?」と、丁度タイミングよくサービスエリアがあり、滑り込むように入っていった。
車から降りると、真っ赤な雲が空一面に広がっている。「うわぁ、綺麗だねぇ」久々にみる夕焼けであった。毎度毎度、駅巡りをするべく走り回っている割には、最近風景に無頓着になっていたような気がするのだが、今あらためて空を見るとやはり自然と向き合う事も必要だな、と実感する。

写真を撮ろうと慌てて三脚を出したはいいが、夕焼け空はみるみるうちに夜の空へと変わっていく。ファインダーごしに空を覗いた時は、既に真っ赤な空はダークな空へと変わっていた。

妙高SAを出た我々は、再び都内へ向かうべくひたすら南下。しかし、更埴JCT手前の道路情報掲示板を見て呆然。「中央自動車道 20km渋滞 関越自動車道 25km渋滞」の文字が目に飛び込んできたのである。「うわぁ、これじゃぁどっちにいっても渋滞に巻き込まれるのは必須だねぇ」と溜息。今日は1日渋滞という文字とは縁が無かったはずなのだが、やはり都内近郊に出掛ける人は多かったのか。

それでも、渋滞の中をひたすら我慢。結局、事故が原因の渋滞だったのだが、その事故現場を過ぎると、今までの渋滞は一体なんだったのか?と思う程、渋滞は解消されている。事故現場の横をびゅんびゅん走るのも危険だが、明らかに見物しながら横を通るというのも変じゃないか、と毎度のように思う。見ている暇があったら、さっさと車を走らせてくれ、と声を大にして言いたいものだ。

そういえば今回はもうひとつ特記すべき事項に遭遇した。それが「諏訪湖SA」での出来事である。"こあ"氏がトイレに寄りたいというので「諏訪湖SA」に寄ろうと入った途端、辺りは異様な空気に包まれているではないか。そう、右を見ても左を見ても入口の通路沿いにも、そして何処もかしこも駐車している車だらけなのである。「な、なにこれ・・・」と思った時は遅かった。なんとこの日、何処かこの周辺でまさしく花火大会の真っ最中。諏訪湖SAからその様子を見ようと、尋常ではない台数の車が駐車場にあふれかえっているのだ。しかし、諏訪湖の花火大会って8月ではなかったか、と首を傾げる。

まさか諏訪湖SAがこんなひどい状態になっているとは思ってもいなかった我々は、既に前方も後方も塞がれ、出るに出られない状態に陥ってしまった。出口が塞がれたその根源は、はるか前方に停まっている巨大な観光バス、それが通路を塞ぐ形で停まっており、その後ろについてしまった車たちが、全く動けなくなってしまったのだ。我々もはるかその後方の一台という訳である。「まいったなぁ、ごめんねぇ、ここでトイレに寄ろうなんて思わなければ良かったよ」と"こあ"氏は申し訳なさそうに言うが、それは"こあ"氏のせいではない。こんな状態になるまで、諏訪湖SA側は何にも対処しなかったのか。このあたりが疑問である。

後で調べて分かったことだが、この花火大会、「第19回全国新作花火競技大会」なるものだったらしい。花火は素晴らしいがやはり人混みは苦手である(苦笑)。まぁこんな出来事も一応「ハプニング」ということで、うんざりしたり、腹を立てたりするのは損だと思い、最近では特記事項が増えて楽しい、と思うことにしている(その割には怒りの文章が多いが)。

自宅に帰り着いたのは、22時半過ぎ。いつも0時過ぎての帰還が多い中、今日は珍しく早くたどり着いたのには、理由がある。毎度、これだけ駅巡りに体力を使うと夕食は外食になってしまいがち。しかし、今日はいつもと違う。買い物三昧の道の駅「あらい」でカニを買ってきたので、ご飯を炊いてカニを楽しもう会が待っているのだ。帰り途中は、ついウトウト気味の"ほし"も、珍しく自宅に着くまで元気だったのには、やはりカニを食べるぞという気力ゆえだろう。

「食」はやはり元気の源だ、とあらためて実感しながら、本日の駅巡りは幕を閉じる。

さぁ、関東道の駅スタンプラリー全駅制覇まで、残るはあと1回、長い間この駄文につき合ってくださっている皆さんにも感謝しつつ、我々自身にとっても楽しい「ハプニング」を期待する旅を展開したい。


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最終更新日:2001年09月15日