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| 8月も下旬を迎え、スタンプラリーも後半戦に突入している。今週は休息週にしようかという話も出たのだが、「行ける時に行く」がモットーの我々としては、やはりここで休む訳にはいかない。こんなことを言ってると、まるでラリーが義務のような印象を持たれてしまいそうだが、決してそんなことはない。そう、走り出したら停まらない、一回停まったら二度と動かない性格なだけなのだ。 さて例によって前日になり、何処に行くかの相談。といっても、前の週に長野へ行くはずだったのが、中央自動車道の渋滞予測によりあえなく断念したことから、今回こそは長野へ行こう!ということは、実はここで相談する前から決めていたことだ。というわけで、すんなり「長野行き」が決定。しかし、今回走るコース上には道の駅「さかきた」がある。この「さかきた」、実は日曜と月曜、そして木曜日が休業という珍しい駅なのだ。勿論、スタンプ自体は24時間何時でも押せるため、スタンプだけが目的の場合だったら、日曜日に行っても良かったのだが、やはり「新しい駅」ということでどうしても他の施設も確認したいところ。結局、今回は土曜の朝に早起きをして出掛けることにしたのだ。 土曜の早朝に出るとなると、金曜はそこそこ早寝をしなければならない。我々が土曜のスタンプ巡りがなかなか出来ないのは、どうしても金曜日に早い帰宅が出来ない都合上にもある。あぁ、学生の頃は遅くまで学校にいながら次の日もまたせっせと出歩いていたものだが、つくづく年をとったんだと実感してしまう。まぁ気力はあるはずなのだが、身体がついてこないといったところか。 当日の朝は午前4時過ぎに起き、準備を開始。お盆休み後といっても19日まで夏休みの人も多いので、この18日も少しは混雑するのではないだろうかという不安もある。夏休みという点を除いても、この時期は山梨県方面は混雑することが多いため、早く出発するにこしたことはない。しかし、実際に玄関のドアを開けたのは、5時半ちょっと前。しかも、前回は、傘を持っていかなくてえらい目に遭ったから、今日は念のために傘を持っていこう、とドアを開けた途端、"こあ"氏「あぁ、傘はいますぐ必要だよ」と頭をかかえる。なんと既に雨が降っていたのだ。「え?今日の東京地方、天気予報は晴れのち曇りだって言っていたのに」と"ほし"は不満げ。「かなり降ってるけど、このまま行く?それとも今日はやめる?」と"こあ"氏は残酷な選択をせまる。「やだなぁ、行くに決まってるでしょう」と"ほし"はそのまま"こあ"氏を車に押し込み、出発。 中央自動車道にのってからも、雨はかなり強く降り続いている。「まぁ長野まで行けばまた天気も違うだろうさ」と内心思ってはいるものの、なんだか話が違うなぁとフロントウィンドウにあたる雨粒を見ながら溜息。 そんな雨も、八王子料金所を過ぎた頃には小雨に変わっていた。交通量もそこそこありながらも渋滞とは縁遠い状態、このままだったら早く着きすぎてしまいそうだと、カーナビの予想到着時刻を見ながらしばし考え込む。「松本ICで降りようと思っていたけれど、もうちょっと手前で降りて一般道で行こうか」と"こあ"氏が提案。「よし、その案のった!」と言いながらも、もし一般道で何らかのアクシデントがあったら困るなと降りるIC選びにも慎重になるのであった。 |
【東京都下出発時刻】朝5時半前 【東京都下到着時刻】翌1時過ぎ ■色は長野県 |
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| 中央自動車道/長野自動車道 塩尻IC/ 国道20号/国道19号/(県)292号/ アルプスグリーン道路/(主)25号/国道158号 |
風穴の里 08:10 |
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| 国道158号/(県)278号/(県)315号/ 安曇広域農道 |
アルプス安曇野 ほりがねの里 09:14 |
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| 安曇広域農道/(主)25号/国道147号/ (県)329号/(県)306号 |
安曇野松川 10:01 |
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| (県)306号/(県)329号/(主)51号 | 池田 11:14 |
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| (主)51号/国道19号/国道403号 | さかきた 12:01 |
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| 国道403号/(主)55号/国道19号 | 大岡村 12:49 |
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| 国道19号 | 信州新町 13:33 |
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| 国道19号/白馬長野道路(有料)/(主)31号 | 中条 14:01 |
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| (主)31号 | ぽかぽかランド美麻 14:30 |
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| (主)31号/(主)33号/国道148号 | 白馬 15:27 |
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| 国道148号 | 小谷 16:22 |
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| 国道148号/(県)114号/妙高小谷林道/ 杉野沢林道/(主)39号/国道18号 |
しなの 18:43 |
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| 国道18号/国道152号 | マルメロの駅ながと 22:49 |
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| さて、「小谷」の駐車場で次なる駅「しなの」へ行くべきかやめるべきかを討議。「しなのって19時までなんだよね。間に合うかなぁ・・・」とカーナビを操作しながら「しなの」を目的地にして到着予想時刻を見る。なんとか30分程度の余裕をもって到着するといった予想を表示するカーナビだが、このとおりにいかないのが現実である。 「ところで体調は大丈夫?しなのに行くとしたら、山越えは覚悟してもらわないといけないよ」と"こあ"氏が不安げに"ほし"をみる。とちの実ソフトで元気倍増した"ほし"は、「まぁ、いっちょ行ったるか」とまだ酔いがまわってるのか、といったばかりの景気の良さ。おいおい、大丈夫なのか、と"こあ"氏の表情は呆れながらも、とりあえず行ってみようということになる。 しかし、我々はここできちんと確認していなかったことがある。そう、カーナビが案内するルートである。てっきり、前回と同様に国道406号と主要地方道36号を走るものと思いこんでいた。ところが、国道148号から細い道へと曲がったそこは国道406号ではなく、県道114号であった。国道406号の場合、小谷から白馬方面までかなり戻ることになるので、距離的にも不利だということは分かっていたのだが、「小谷」を出発してまもなく「そこを曲がれ」と言われて初めて「おや、これはもしかして・・・」と気づく間抜けな我々。県道114号が行き着く先、それは数十キロにもわたる林道である。「小谷」から「しなの」までだいたい56km程の距離だが、その半分弱程が未舗装路なのだ。といっても、今のところ、前方には数台の車、それも普通の乗用車が走っている。「まさか、この前の数台の車、みんな林道を走るのかな・・・」と"ほし"がぽつりと言う。ところが途中、一台、そしてまた一台、と車は曲がっていく。県道114号の部分はまだ道路も舗装されており、道路の利用者も多いようなのだ。そして前方を走る車が残り2台となり、林道仲間になるのかと思いきや、その2台はいれも温泉施設の駐車場へと消えていった。 「・・・・この先、林道を走るのは、我々だけかな」と"こあ"氏、「まぁ誰もいない方が自己ペースで走れていいじゃない」と"ほし"。さぁ、いよいよ「妙高小谷林道」の始まりだ。しかし、予想と反してこの林道、かなり先まで舗装されているではないか。「なぁんだぁ」とホッとしたその時である。「路肩決壊、通行注意」なる看板がドンと目の前に飛び込んできた。確かに路肩が無惨に崩れている。その看板から先は路面はかなり悲惨な状態、あちらこちらは窪んでいたり、岩が転がっていたり、「な、なんなんだ・・・これは」と喋ろうものならば舌を噛んでしまいそうな凸凹路面である。未舗装路でも、フラットダート的な道ならばある程度のペースで走れるが、ここの路面はある程度大きな岩が路面にゴロゴロしており、しかもガードレールなんて当然あるはずもない。そんな道をひたすら上っていく。「こんな調子じゃぁ、カーナビの予想時刻通りになんて着くはず無いじゃないの?」と苦笑しながらひたすらゴロゴロ岩と奮闘する。しかし何故だろう、"ほし"はちっとも車酔いしそうにないのだ。そういえば、以前岩手県の「区界高原」から「はやちね」に向かう途中の未舗装路もかなり悪路ながら車酔いとは無縁な状態でたどり着いた。今回もどうやら車酔いはしそうにない。それは極度の緊張からなのか、それともそれ程スピードが出ないことから身体にかかるGが少ない事からなのかは分からない。しかし、ひとつ言えることは妙にワクワクしている事だ。もしかしたら、"ほし"は未舗装路が好きなのかもしれない。同時に、「よし、今度林道を走るまでに車にマッドガードをつけてあげたいな」と思うくらいだ。 さて、長野県から新潟県へと入るその県境の乙見山峠付近を越えると、路面の性格が変わってきた。この辺りからは、杉野沢林道となり、あのゴツゴツ岩の嵐とは異なった走りやすい未舗装路だ。「ずっとこんな感じの路面だったら、適度に滑りやすくて快適に走れるのに」と"こあ"氏は呟く。しかしどこまでも未舗装路は続き、ところどころの悪路と闘いながら走ること数十分、やっと舗装路に出てきた。車窓からは牧場の緑が広がり、それが夕焼けの深い黄昏色と相まって非常に美しい。そんな風景を見ながらひたすら走っていくとやがて山を下っていき、国道18号へと出る。「あともう少しだけど、既に18時半過ぎていることだし、十分に駅を見ることが出来ないかもしれないね」と、頑張って走った割には時間がかかってしまったことに少し悔しい思いが隠されているようだ。しかし、あれだけ激しい林道を走ってきたこと自体、良い体験をしたとつくづく感じている。 |
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| 「店の名前、聞いたんだけど、たどり着けるかな」、"こあ"氏がいきなり言う。そう、長野に来たら馬刺を食べたい、という"ほし"の要望を覚えていたのか、会社の同僚に「黒姫高原駅の近くに良い場所があるよ」と教えてもらっていたことを思い出した"こあ"氏は道の駅「しなの」で、それらしき店の名前を店員さんに聞いていたのだ。感動でじーんとした"ほし"をそのまま放っておき、いざ出発。しかし、店の名前は聞いたが電話番号を聞かなかったため、カーナビにて検索をかけてもそれらしき店は表示されない。結局、勘を頼りに黒姫高原駅付近までやって来た。あれこれウロウロした結果、それらしき店は発見したものの、結局馬刺にはありつけず、溜息と共にその場を去ることになった我々だが、遠くに見える花火がまぶしく、しばしその花火を見ながら家路につく。 期待していた夕食にありつけなかったとなると、また食べる場所を探さなければならない。しかし、だいたい「何食べる?」といってなかなかすぐに食べたいものが出てこないものだ。特に、「馬刺が食べられるかもしれない」と思っていたその後だけに、思考回路は働いてくれない。結局、せっせと国道18号を南下、長野市内に入ったところでトンカツ屋さんを発見。「トンカツ食べよう」と安易な"ほし"の発言で、結局馬刺はトンカツに化けたのであった。 その後、なおも国道18号を南下していると、気がつけば上信越自動車道に沿ったルートである。"こあ"氏はどうも上信越・関越ルートはお好みではないらしく、意地でも中央道経由で帰りたい、と自分の頭の中にひいたルートを信じて走っている。しかし、何処をどう間違えたかは分からないが、そのルートは結局上信越へと導いている。そうして上田市内へと入ったところで、ふと気がつく、「国道152号に入ればいいんじゃないか」と。 |
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| さぁ、後はひたすら家へと走るのみ。国道152号を南下しながら白樺湖の横を通って中央道の諏訪南ICに出る、これがひとまずの目標である。"ほし"にとってはこの白樺湖やその周辺の蓼科は馴染み深い場所でもあるのだが、やはり夜ともなると真っ暗で、あまり楽しいとは言えない。実は、蓼科周辺にはなかなかタイトなワインディングが長く続く国道299号があり、"ほし"も何度か走った記憶がある。そんな快適な道路があるなんてことを"こあ"氏に知れたら、帰るのも忘れてせっせと走ってしまいそうなので、ここでは内緒にしておこう(苦笑)。 そうして中央道 諏訪南ICからは、せっせと都内へと向かうべく走る走る。夜の早い時間にはあちこちにあった渋滞も一応解消しているようだ。さて、"ほし"の記憶はこのあたりからかなり断片的になるゆえ、まるでワープしたがごとく自宅へ到着してしまう。ここで"こあ"氏によく言われることだが、あれほど長い時間せっせと走っている"その時間"をたった数文字で終わらされるのは虚しいらしい。ええい、それならばその間の文章は"こあ"氏にお願いしたい、というとそそくさと逃げてしまう。というわけで、何かハプニングがあればきっと数文字から数十行に膨れ上がることだろう。まぁ、その際にはくれぐれも「良い」ハプニングであることを祈るばかりだ。まぁ、文章が短いということは、何事もなく無事に着いたという証拠である。 関東のスタンプ巡りも後残すところ3回。そろそろ、記念すべき83駅目の駅を何処にするか、残された駅名を眺めながら考えるのであった。 |
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最終更新日:2001年08月31日