ひだ・みの道の駅スタンプラリー 最終回
吹雪の中をひた走れ!運も尽きたか悪天候のラリー完結紀行

岐阜(木曽三川/その他拠点)編
2002年02月03日

2001年12月から何度となく足を運んできた岐阜県内の道の駅ではあったが、今回をもってひとまず終結である。勿論、岐阜県内の道の駅にはまだオープン予定の駅やら、売店散策等をしていない駅等も残されているため、またいずれ訪れたい箇所が幾つもある。次回訪れる時までには、もしかしたら駅の数ももっと増えているかもしれない。

おっと、最初から締めの挨拶らしくなってしまった。これから、「ひだ・みの道の駅スタンプラリー」最後の旅に出掛けようとしているところなのに、終わりの挨拶を先にしてしまうとは、少し気が早過ぎではないか。というわけで、スタンプ全33箇所のうち残すところ3箇所、本日は道の駅1箇所及び、駅以外の施設2箇所を巡る、いわゆる完結編の旅である。

前日の夜に天気予報を見ると、翌日の岐阜県内は一日中雨といったスタンプ巡りにとっては無惨な天候だ。「おいおい、普段の行いが悪いのか、それともつくづく運が悪いのか」と深い溜息をつくばかり。都内でも、夜中から雨が降る可能性あり、とこれまた聞き捨てならない。

ところが、当日の朝、いざ外に出てみると雨の気配は無い。「なんだ、雨なんて降ってないじゃないか」とホッとしながら準備を済ませ、5時過ぎに自宅を出発、静寂に包まれる住宅街を遠慮がちに出ていく。本日は、道の駅愛好者が集まるオフミーティングも兼ねての旅ゆえ、昼12時までに岐阜最西端の道の駅である「クレール平田」へ到着しなければならない。嬉しいことにこの「クレール平田」は、我々がまだスタンプを押していない残り3箇所のうちの1箇所である。それならば、他2箇所である道の駅以外の施設も、午前中に全て廻っておきたい。

「なにしろ、5時に出発しているのだから、時間的にはかなり余裕をもって行動できるだろう」、確かにそうである。午前中に数カ所の道の駅に立ち寄るとなれば、それなりに散策時間も要する我々であるが、道の駅以外の施設ならばそれ程時間をかけることもあるまい。そんな安易な考えのもと、何時ものように調布ICから中央自動車道へのったは良いのだが・・・


【東京都下出発時刻】05:08 【東京都下到着時刻】23:05
色は岐阜県(木曽三川/その他拠点) (色は愛知県)
  自宅/国道20号/中央自動車道 調布IC-
小牧JCT-名神高速道路 一宮JCT-
東海北陸自動車道 川島PA
河川環境楽園
09:34
東海北陸自動車道 岐阜各務原IC/
国道21号/国道156号/
(主)77号/(県)187号
アクティブG
10:22
(県)187号/無番号道/(県)151号/
(主)31号/(主)23号
クレール平田
11:04
(主)23号/(主)1号/(県)134号/
(主)67号/国道19号/国道1号/
(県)241号/国道23号/(主)45号/
(主)12号
(デンパーク安城)
閉館後
19:27

▼「須玉−中津川チェーン規制」道中の天候を考慮しなかった我々にふりかかる災難

そういえば、今日はいつもよりも交通量も少ない。といっても、スキー場へ向かう車は何台も見かける。朝早くからご苦労さま、とそれらの横を通り過ぎながら、我々の目の前に見えてきた輝かしい道路掲示板、それには我々の予想もしていなかった文字、"小淵沢−中津川チェーン規制"と表示されているではないか。「もしかしてこの先、雪?」、ついつい現地の天気予報ばかりを気にするあまり、道中の天気予報に目もくれずじまいだったのである。

ほどなく、掲示板に書かれたチェーン規制の文字は"小淵沢"の1つ大月寄りである"須玉"に改められ、「須玉−中津川 ユキ チェーン規制」があちらこちらに表示されている。雪の影響が確実に広がっているのだ。"こあ"氏はその掲示板を見ながら「これは、予定どおりに岐阜入りが出来るか難しくなってきたぞ」と顔をしかめる。

そうして大月ICを過ぎた頃から、雪がはらはらと降り出した。フロントウィンドウには次から次へと雪の結晶が張り付いていく。雪が降れば当然ペースも遅くなるのはのは仕方がない。そう思いつつも、これでは先が思いやられると窓の外の雪を少し悔しげに眺めるしかない。

ところが、一宮御坂IC付近では何時の間にやら大雨へと変化している。「雪の次には雨か。次は何がやってくるのだ?」とウィンドウを叩きつけるような雨を見つめていると、その雨がやがてみぞれ混じりへと変わっていくではないか。そうして、韮崎ICを越える頃には完全に雪状態である。なるほど、この分では須玉ICから先がチェーン規制というのも分かるような気がする。時間が経過すれば、更に大月寄りまでチェーン規制が広がりそうである。

カーナビにて行く手の道路状況を確認していると、なんと須玉IC付近で渋滞まで発生している。チェーン規制の影響が渋滞を引き起こしているのだろう。やや憂鬱になりながらそのまま走り続け、須玉IC手前までやって来ると、前方ではなにやら長い車の列が発生している。その先に見えるのは、"チェーン規制 一旦停止"の看板である。そう、須玉IC手前で一旦車を停めさせ、チェーン、またはスタッドレスタイヤを装着しているか、道路公団の職員がチェックしているのだ。なるほど、これは混む訳だ、と車の列に並びながらひたすら待つ。

チェーン有無のチェック箇所付近は、一車線規制をしており、規制された追い越し車線側が臨時チェーン装着所になっている。須玉ICから先はチェーン無しでは走行出来ない、となれば一般道へと降りるか、またはその場でチェーンを装着するしかない。何台もの車が、臨時チェーン装着所と化した追い越し車線でチェーンをせっせと取り付けている。

そんな中、我々の車はチェック箇所を無事に通過すると、吹雪の中をそのまま更に中央道を北へと進んでいく。


▼思わぬ落下物?車が回る?雪の高速道路は大混乱

須玉ICを通過し、更に長野方面へと北上を開始した我々の行く手を遮るが如く、フロントウィンドウに雪が降りつける。「この調子で中津川まで雪道走行を強いられるとなると、かなり時間的にロスが生じるね。予定も大幅に狂うかもしれない」と"こあ"氏は慎重なペースで車を走らせる。

"ほし"が描く"こあ"氏の運転像は、どうも読み手にあらぬ誤解を生じさせる部分があるのだが、実は割と保守的な部分が多い。「雪道を走らせると、犬の如く喜び走り回る」的なイメージを持たれている方も多いだろうが、決して無理・無駄・無謀な走行はしていない。そう、事故なんて万が一起こしでもしたら、人様に迷惑をかけるだけでなく、次の週から駅巡りを中断せざるを得ないではないか。"こあ"氏は"ほし"の怒りこそが一番の恐怖と感じているようだ。

そんな我々の車の横を、130km/h程度の速度でチェーン装着車が追い抜いていく。おいおい、チェーンを装着してそんな速度で走ったら、チェーンが切れてしまうのではないか、と呆れ果てながら遠くへと消えていくその無謀車を見つめる。あんな車に取り付けられたチェーンも、きっと辛い思いをしているに違いない。そうして、北上するにつれて交通量はグッと減ったものの、雪の量も増えてきたのか、路面はすっかり真っ白である。少しでも気を抜くことが許されない張りつめた状態が、ここしばらくは続きそうだ。

それにしても、チェーン装着所でもないただの路上でチェーンを装着している車やら、意味もなく停車している光景をやたら目にする。ただでさえ危ないというのに、こんな雪道では更に危険度が増すばかりだ。そんな中、八ヶ岳PAを越えたあたりで、前方に妙な落下物を発見。それはなんと今まで誰かの車に取り付けられていたであろう「チェーン」。前方を走る車は慌ててそのチェーンを避けて挙動不安定になりつつも通過。我々もその「思わぬ落とし物」に不意をつかれて、チェーンを避けるようにとっさに追い越し車線へと逃げる。雪道での「とっさの行動」こそ怖いものは無い。しかし、走行している車からチェーンが外れたとしたら、その車はその後どうしたのだろうか、謎である。

ハプニングはこれだけで終わらなかった。諏訪南IC手前付近、前方やや離れた箇所になにやら車のヘッドライトらしきものがこちらを向いているではないか。「ま、まさか逆走車?」と予想もしていなかった事態にビックリ仰天の我々。しかし、どうも動きが無い。どうやら、その車はスピンして180度回ると中央分離帯付近でどうにか停まったらしい。走行車線を走っていた車も、そして追い越し車線側にいた我々もひとまずそこで停止、スピンした車が動き出したのを確認すると、何事も無かったかの如く走り出した。スピンした車は、外見上はどこかにぶつけた形跡は見られなかったのだが、その後極端に速度を落とした模様、気が付けばバックミラーからも消えていた。やはり雪道を甘く見てはいけないということだ。

いやはや、いくら雪道を好む"こあ"氏でも、道中これほど緊張を強いられながら長時間走るとなると、到着までにすっかり疲労してしまいそうである。しかも、いつもは岡谷JCTから中央道 岐阜方面へと向かう車は非常に少ないはずなのに、本日に限って車が多いのは何故なのだろう。トラックやバス等の大型車も目立っている。もしかしたら、それぞれの車のペースが遅いうえに、追い越し車線側がほとんど使いものにならない程、雪に覆われているせいだろうか。たまに追い越し車線へ入ろうものならば、このレーンを走る車が少ないせいか、雪深い路面をかき分けながら走らねばならない。

雪も一向にやむ気配はみられず、しかもフロントウィンドウに残った雪の固まりがそのまま解けずにへばりついている。こうなってしまったら、ワイパーも無力である。外の寒さは尋常では無いらしい。「こりゃ、まいったなぁ」結局、頭を抱えながらも前へ前へと走るしかなさそうだ。


 
 
河川環境楽園」東海北陸自動車道 川島PAは洋館チックなお洒落な公園 (岐阜県川島町)
ルート:自宅/国道20号/中央自動車道 調布IC-小牧JCT-名神高速道路 一宮JCT-東海北陸自動車道 川島PA
到着時刻:09:34 スタンプ設置場所:SEGA World隣の物産館内観光案内コーナー
雪と戯れながらの状態が一体どのくらい続いただろうか、園原ICを越え、長野県と岐阜県の境を走る非常に長いトンネルである「恵那山トンネル」へと突入する。そして、トンネルを過ぎると「あれまぁ」、あれほど苦戦させられた雪が何処を見渡しても見事と言わんばかりに無いのである。先程まで吹雪の中を走ってきたはずなのに、今は乾いた路面をせっせと走るそのギャップにいささか拍子抜けしながらも、そのまま走り続ける。どうやら、この周辺には雪が降った形跡も無い。

「天気って不思議だよねぇ」としみじみと窓から周辺の風景を見渡す。確かに、田畑や民家の屋根にも雪らしきものは無く、穏やかな情景がガラス越しに流れている。いつの間にか周囲の車のペースも上がり、我々も快調に目的地に近づいていくのを実感するが、小牧JCTから名神高速道路へと入る頃には、交通量もかなり増えてきている。

そんな交通の流れは、一宮JCTからほとんど名神高速へと向かう車ばかり、我々のように東海北陸自動車道へと入る者は少ない。再び静寂が訪れると、我々は清見村方面へと北上していく。「このまま道なりに行けば、清見村。はたまた更に北上すれば白川村に行けるよね」と既に何度か通過した場所を妙に懐かしく、且つ親近感を感じずにはいられない。と、このまま気持ちよく高速道路にのったままでは本来の目的を達せないではないか。

「くれぐれも川島PA(パーキングエリア 以下PAと略)を通過しないでね」と念を押しながら、一宮木曽川ICを越えてやがて前方に見えてきたは広い公園である。その先に川島PA入口が見えてきた。道の駅以外の拠点施設1箇所目に到着である。
ここ「河川環境楽園」は、木曽川水園や自然発見館等の国営公園、そして水中探検レストランや物産館、SEGA World(アミューズメント施設)、軽食コーナー等からなる県営公園「世界淡水魚園」によって構成されている。これらの施設群が、高速道路のPAからも利用可能なのだから、ドライブ途中に休憩目的で立ち寄ったはずが、ついつい長居ということも考えられそうだ。

建物群も、PA等にありがちな無機質なものではなく、洒落た雰囲気が漂う印象の良い構造だ。朝早くに訪れたせいか数台の車しかいない状態ではあるが、駐車場も非常に広いのが嬉しい。
車から降りると、早速スタンプを探して敷地内を散策、するとSEGA Worldの隣にある物産館のガラスに「ひだ・みの道の駅スタンプラリー」のポスターが貼ってあるではないか。

「おぉ、きっとこの中だ」とそそくさと店内に入る。すると、奥の方から「いらっしゃいませー」とかなり大きな声が聞こえてくる。これはまた威勢の良いことで、と逆に照れくさくなりながら、まずはスタンプを押す。よし、あと残り2箇所だ、と気合いを入れ直しながらスタンプ帳を鞄にしまう。
と、"こあ"氏が横で「お腹空いたなぁ」と小さな声で呟く。そういえばこの店内、何か非常に美味しそうな香りが漂っているのだ。この香りが空腹度を更に増長させているようでもある。鼻をクンクンさせながらその香りの源へと近づくと、そこにあるのは軽食カウンター。フランクフルト等、小腹を満たすのには丁度良さそうなものを販売している。"ほし"はメニューを眺めながら、ついついある文字に目が停まる。そう、「飛騨牛串焼き」である。まぁ、あれこれ騒がれているこのご時世であるにも関わらず、相変わらず牛好きはやめられそうにない。

そうして、"こあ"氏は奥美濃古地鶏のフランクフルトを、そして"ほし"は牛串焼きを注文。牛串焼きのほうは、注文を受けてから焼くらしく、我々はしばらく物産館内を散策しながら待つことにした。するとこの物産館、これまで岐阜県内の道の駅で見かけた各市町村の特産品が、これでもかと言うほど並んでいるではないか。「あぁ!これ、パスカル清見のドレッシング」「これ、明宝村のトマトケチャップだ、ここでも1人1本限定って書かれてるよ」「明宝ハムも売ってるね」「白鳥町の梅だ、梅」、もう騒ぎ出したら止まらない状態にまで盛り上がった"ほし"は、白鳥町で買いそびれた梅干しと、食べたらとまらないやめられない平成椎茸すなっくを手にする。"こあ"氏はそんなどさくさにまぎれて、ういろうを"ほし"に手渡す。「これもよろしくね」

道の駅を巡るようになってから、各町の特産品とふれあう機会もおのずと増えてきた。すると、中にはまた食べたい商品も当然出てくる。これから更に各地を廻って特産品に出逢えば出逢う程、また食べたい商品も膨れ上がっていくのだろうか。そんなことを考えながら、レジで支払いを済ませていると、隣の軽食カウンターから「お待たせしましたぁ」という声が聞こえてくる。

我々はホッカホカの軽食類を手にして、店の外に出た。しかし、何処で食べようか。辺りを見渡したところ、屋内の休憩所らしきものは見当たらない。結局この寒い中、外の椅子に座って頬ばることになってしまったのだが、フランクフルトにしても牛串にしても、なかなか美味しいではないか。フランクフルトのほうは皮がプチッ、中はジューシーという「美味しい」定番の味、牛串のほうも、値段が300円という割にはボリュームいっぱい、味付けはやや塩気が強い方だが食欲を増す味だ。

こうして胃の方もひとまず落ち着いた、と思いきや、"こあ"氏はこの軽食が呼び水となっていよいよ空腹度が増したらしい。まぁ、中途半端な量を食べれば余計食べたくなる気持ちもわからないでもない。そんな"こあ"氏をなだめるように車へと押し込み、さぁ次の目的地に向かって出発だ。
 
 

 
 
アクティブG」JR岐阜駅横に車泣かせのスタンプポイント (岐阜県岐阜市)
ルート:東海北陸自動車道 岐阜各務原IC/国道21号/国道156号/(主)77号/(県)187号
到着時刻:10:22 スタンプ設置場所:3階メディアステーション前
次に向かうは、JR岐阜駅に直結された施設である「アクティブG」。道の駅スタンプラリーといえば、電車等で廻る人も少なからずいるとは思うが、自動車やバイク等を利用して廻る人が多いのではないだろうか。このアクティブGには無料の駐車場は無いと聞いている。ということは、スタンプを押す為に有料の駐車場に停める必要も出てきそうだ。

まだ見ぬ場所にやや不安を感じながらも、我々は川島PAを出ると次のICである岐阜各務原ICで降り、一般道へ入る。交通量の多い国道21号を西へと走り、岐阜市へ向かうべく国道156号を介して主要地方道77号へ入ると再び西へ向かう。のどかな街並みを横目に走っていくと、やがて岐阜駅南口へ続く県道との交差点にさしかかる。岐阜駅へ向かう車たちの後に続いて我々も県道(187号)へと右折し、約1km程走るとJR岐阜駅南口が見えてきた。
「JR岐阜駅の横・・・ってあれがアクティブG?」と横に広がる大きな建物を目で追う。いわゆるこれは駅ビルなのか、確かに駅に直結しているようだ。それにしても、南口ロータリーからアクティブG前の道路へと出てきたものの、車が停められそうな場所は無い。しかも、駐車場入口も見当たらない。「おいおい、どうすれば良いのだ?」と途方に暮れながらUターンすると、再び南口ロータリーまで戻ってきた。「まいったなぁ」と頭を抱えながら途方に暮れた我々が出した結論、それは"こあ"氏に適当に駅周辺を走っていてもらい、その間に"ほし"がスタンプを押してくる、という苦し紛れの策であった。

「終わったら電話するから」と"ほし"は言い残すと車から降り、アクティブGの入口(JR駅寄り)へと走っていった。このアクティブGには「ワールドデザインシティGIFU」といった正式名称がある。1階及び2階は「楽市楽座」と称し、数々の食事処や食品売場等から構成されている。更に会員制のスポーツクラブ(エグザスといえば知ってる人も多いと思うが)、温泉施設も完備、スポーツの後に温泉といった組み合わせで利用する人もいるだろう。そして3階は「TAKUMI工房」、クラフトやデザイン・ファッション工房やギャラリーの他、数々の講座等が開催されているらしい。
とにかくテナント数が多い為、スタンプ設置場所を探すだけでも一苦労しそうである。事前に入手した"3階のラジオ局らしき所にスタンプがある"という情報だけを頼りに、"ほし"はすぐに3階へと駆け上がる。本当ならば、楽市楽座にもかなり興味があったのだが、"こあ"氏をひとり残したままのんびり見ている訳にはいかない。3階に上がったは良いが、右を見ても左を見ても店舗だらけ、何処にもラジオ局らしきものは見当たらない。

「一体何処にあるのだ?」、案内看板を見てもそれらしき名称を発見できないまま、とうとうフロアの端から端まで走る羽目になる。JR岐阜駅側と正反対側に位置する場所にたどり着いたところで、前方に"駐車場"という文字が目に飛び込んできた。「え、こんなところに駐車場があったの?」と呆然と立ちすくむ。そう、アクティブGの駐車場はJR岐阜駅北口側に面して入口があったのである。初めて来た我々が、そんなことを知る由もない。ちなみにこの駐車場、アクティブG内で2,000円以上の買い物をすれば1時間無料らしい。

「そうか、そうだったのか」と今更知ってももう遅い。と、3階フロア内にて駐車場側に最も近いところに、"メディアステーション"なるコーナーがあるのを発見。まさしく、そこはラジオのON AIRスタジオではないか。スタンプも通路に面して置かれている。「こんなところにあったよ」、思わず叫ばずにはいられない"ほし"。この駐車場を利用していれば、すぐに発見出来たであろう場所である。"ほし"は慌てて鞄からスタンプ帳を出すと、アクティブGのスタンプを押す。

スタンプ探しにやや手間取ったものの、無事にスタンプを押すことが出来た"ほし"は、"こあ"氏が待つ車へと急いで戻るのであった。さぁ、あと残すところ1箇所である。
 
 

 
 
クレール平田」な、なんだ?この混雑は・・・ (岐阜県平田町)
ルート:(県)187号/無番号道/(県)151号/(主)31号/(主)23号
到着時刻:11:04 スタンプ設置場所:休憩コーナー
走る車の中で"ほし"はアクティブGの一件について説明する。特に駐車場の件について、"こあ"氏は納得がいかないのか「来年もこの企画があるとしたら、アクティブGは外して欲しいなぁ」とやや不満気味。そんな話をしながら、岐阜駅から南下して主要地方道31号へと入ると、なにやら車の流れが悪い。どうも前方にいるバスが数十メータ程進む度に停まっては人を降ろす、といった行為を何度と無く繰り返しているのだ。道幅もそれ程広くなく、また対向車もひっきりなしに来る為、後続車は抜かすに抜かせずにこのバスにつき合うしかない。

「一体なんなんだ?あのバスは」と"ほし"も"こあ"氏もバスの動きに首を傾げるしかない。停留所でも無い場所でそんな行為が繰り返されているため、さすがに苛立ちを隠せない。と、突然バスがハザードと共に停車する。対向車もおらず、やっと後続車が次々とバスを抜かしていく。我々もそれに続いてバスを抜かし、やっと通常の流れにのって尚も主要地方道31号を南下していく。

その後VICS情報により、本日駅伝があることを知り、あのバスもその関係車であったことに気づいた。どうやら、駅伝のスタッフを各所で降ろしていたようなのだ。タイミング悪く通りがかってしまった我々だが、とりあえずこれ以降は駅伝の影響を受けずに走れそうである。

そうして、長良大橋を越えると長良川に沿って主要地方道23号を南下していく。のどかな風景を楽しめるこの道は、そこそこの交通量ながら快適さを保っており、気分良く走れる。そして、この23号に入ってから約10.7km程南下したところに見えてきたのは道の駅「クレール平田」である。
駅の建物自体はさほど広い訳でもなく、また特に珍しい施設がある訳でもない。しかし、この駐車場の混雑は一体なんだろう。停める場所は果たしてあるのだろうかと不安にさせる程、場内は大盛況なのである。そんな中、なんとか空きエリアを見つけて慌てて車を停める。そして思わず呟かずにはいられない、「な、なんなんだ・・・この盛況ぶりは。」

道の駅「クレール平田」は、前述のとおり駅自体は決して大規模ではない。施設も、農産物中心の販売所(売店)、休憩コーナー、レストランから構成される極普通の道の駅である。しかし、この客足をみると「極普通の」とはとても言えない魅力があるに違いない。我々はこれからそれを探るべく建物へと近づく。
すると、それはそれは沢山の野菜が詰め込まれた大きな袋を抱えた客たちと、何度となくすれ違う。朝市でもやっていたのか、と思わせる程、右を見ても左を見ても野菜を抱えた客が多いのだ。岐阜県内の道の駅を幾つも廻ってきたのだが、冬場は農産物の直売を閉鎖している所も少なくない。そんな中、ここ「クレール平田」の農産物直売は冬の寒さをぶっ飛ばせとでも言っているようである。

「す、すごいな・・・」とさすがの"ほし"もたじたじ。売店を覗く前に第1の目的であるスタンプを押さなければ、と休憩コーナーへと足を踏み入れる。予想どおり、スタンプはこの休憩コーナー内に置いてある。ところが、ひだ・みの道の駅スタンプラリー用と、普通の記念スタンプの置き場が異なっている。はて、何故だろう、と思いつつも最後の1箇所である「クレール平田」の欄にスタンプを押す。

これにて「ひだ・みの道の駅スタンプラリー」全33箇所全て押印完了だ。しかし、この「ひだ・みの道の駅スタンプラリー」に応募するには、今までせっせと押してきたこの33箇所のスタンプ欄も一緒に提出しなければならない。今まで押してきた苦労が全て消えてしまいそうな感覚に陥った"ほし"は、「提出は後日郵送しよう」とスタンプ帳を鞄へ閉まってしまった。せめてコピーでもとっておこうと考えてのことである。
さて、いよいよ売店へ潜入だ。いざ覗いてみると、予想をはるかに超えての大混雑。しかも、会計を待つ長蛇の列が通路を埋めているような状態なのだ。これではゆっくり商品を見ることも出来そうになさそうだ。

しばし呆然と立ちすくんでいた"ほし"だが、意を決したように店内へと突入する。
この売店は農産物中心の直売所、勿論平田町の特産である「よもぎ」製品も目立つ。特に、よもぎ餅は幾つかの種類が並び、どれを買って良いか非常に悩ましい。しかし、ただ立ち止まっていては他の客にも邪魔になる。ここはインスピレーションに任せ、興味のある商品を幾つか手にする。

そんな混雑の店内へ、珍しく"こあ"氏もやってきた。"こあ"氏といえば混雑が大の苦手なはずなのに、「よもぎ」にでも惹かれてやってきたのだろうか。
平田町のキャラクターであるキツネの「こん平田(ぺいた)」がこれまた可愛い。幾つかの商品にはこのこん平田の絵が描かれたものもある。ぬいぐるみもあるらしいのだが、この売店内にはそれらしきものは見当たらない。あぁ、何処に売っているのだろう。

野菜類の価格も実に安い。道の駅を巡るようになって、直売所で新鮮野菜が安く入手でき、実に喜ばしきことなのだが、それでもスーパーマーケット等で販売している価格に馴染みが深いせいか、直売所へ訪れる度にその安さに驚かされる。

こうして、売店内では農産物やら蕎麦等を買い求め、他の客と同様に大きな袋をかかえて一旦車に戻る。「地元の人々に愛されている駅なんだね」と、この混雑で少し興奮気味の"ほし"。しかし、もう少し通路が広ければ買い物もしやすいだろうに、と思ったりもする。皆、買い物籠をかかえて狭い通路をすれ違うのに苦労していたのだ。

さて、これから後は道の駅愛好者たちのオフミーティングに参加だ。詳しい内容については割愛させて頂くが、駅内のレストランにて食事を楽しみながら、皆それぞれに道の駅や旅の話等について熱く語り合い、あっという間に数時間が経過。昼時のレストランはかなりの混雑だった為、数時間に及び席を占領したことについて駅側には申し訳ないことをしたような気分だったりも。
このレストランでは、平田特産のよもぎそばが味わえる他、午後からのティータイムに合わせて、よもぎケーキセットやよもぎドーナツセット等が用意されている。特によもぎドーナツは午後1時から注文を開始し、テイクアウトも可能である。"ほし"も是非このよもぎドーナツが食べたい、と店員さんに申し出たはいいが「ただいま40個の予約が入ってますので、その後となりますとかなりお時間を頂くことになりますが・・・」と言われ、一度は諦める。しかし、やはり諦めきれない"ほし"は数十分後、再度店員さんに聞いてみると、どうやら40個の予約分は完了したのか、今度は何の問題もなく注文を受けて貰える。予約までして買う程の人気なのか、この「よもぎドーナツ」は。(味はどうだったかって?それは別途報告したい)

気が付けば既に夕刻、時間的に余裕があれば他の道の駅にも寄ってみようかとも思っていたものの、「クレール平田」から気軽に行ける範囲内には、意外にも道の駅が無かったりする。たどり着いた途端、「本日の営業は終了しました」ではたまったものではない。ということは、もう帰るしか道は残されていないのか。まぁ、本日の目的は達成された訳だから、良しとしよう。

夕刻になっても、あいかわらず「クレール平田」の売店は盛況のままである。勿論、昼時ほどの大混雑は無くなったものの、それでも客足は絶えない。冬期は静かな道の駅が多いなか、この駅はもしかしたら一年中「熱い」のかもしれない。
 
 

「帰りは、中央自動車道ではなく東名高速で帰ろう」、"こあ"氏は中央自動車道の路面凍結を恐れ、安全ルートで帰ることを提案。よくよく考えてみれば、岐阜へ来る際にも東名高速を利用していれば、雪路面に遭遇することもなかったのである。まぁ利用する道路の選択も、運・不運がつきまとうのだ。

「クレール平田」から楽に帰るとしたら、岐阜羽島ICからそのまま名神高速を経由して東名高速へ向かうルートだろう。しかし、それではあまりに安易過ぎる。時間もまだ早いことだし、予算節減も考慮して、少し一般道を走ってみよう、と我々は一路、名古屋方面へ向かって走り出した。

長良川と木曽川に挟まれた位置にある羽島市を越えると、すぐに愛知県入りだ。右だ左だと細かな道を走りながらも確実に名古屋市へと近づいていくにつれて、だんだんと交通量も増えてきた。主要地方道67号に沿って走れば、そのまま名古屋市西区に向かえるのだが、街並みは確実に都会へと変化している。「右も左も車だらけだねぇ」とキョロキョロ見回しながら走り続けると、やがて国道19号に合流、ふと左を見れば「名古屋城」が見えるではないか。

ライトアップされた輝かしい名古屋城を横目に見ながらも、流れを乱すまいとせっせと走る"こあ"氏、そこでいきなり何を言い出すかと思いきや、一言「そういえばトイレに行きたいなぁ」。まぁ、いわゆる生理現象ゆえ誰もとめられない。「しかし、この辺りでトイレなんてあるかなぁ」とカーナビの画面をスクロールしながら場所を探索。ところが、「まだ1時間くらいは大丈夫だよ。付近に道の駅は無いの?」と"こあ"氏の思いがけないその言葉に対し、"ほし"は小さな驚きを感じる。

だいたい、トイレを借りるだけだったらコンビニエンスストア等でも事足りるだろうに、"こあ"氏がトイレだけの為にわざわざ道の駅を探してまで行くようになったのか、とまぁ些細なことではあるが、それが不思議と嬉しかったりするのだ。しかし、ここから近い道の駅といえば、名古屋からやや南東に位置する安城市の「デンパーク安城」くらいしか思いつかない。しかも、ここはまだ訪れたことも無い道の駅ではないか。

「営業時間は既に終わってるけれど、まぁトイレは利用可能だろうし、下見を兼ねて行ってみようか」

 
 
デンパーク安城」昼間に訪問したら美しい公園で1日楽しめそうだ (愛知県安城市)
ルート:(主)23号/(主)1号/(県)134号/(主)67号/国道19号/国道1号/(県)241号/国道23号/(主)45号/(主)12号
到着時刻:19:27 スタンプ設置場所:休憩所内
というわけで、急遽トイレ休憩だけのために、愛知県の道の駅である「デンパーク安城」へ向かうことになった我々は、国道19号から国道1号へ、いや、実は名古屋市熱田区内から国道23号へと向かうはずが、道を間違えて気が付けば国道1号を走っているではないか。

道が入り組んでいるため、カーナビの案内どおりに行こうにもたまに道を踏み外す、いや、曲がる箇所を間違えること数回、やっと国道23号へと出てきた。道自体は立派に整備されており、実に走りやすいのだが交通量の方も多いのが辛いところだ。途中、側道へと入り高架である国道23号の下道を走りながら、少しでも混雑を回避。といっても、結局は再び国道23号に戻り、多くの車の流れに身を任せながら刈谷市方面へと南下していく。

やがて安城市内に入ると、あれほど多かった交通量も少しずつ減ってきた。さぁ、いよいよ「デンパーク安城」は近い。国道23号から主要地方道45号JR三河安城駅方面へと入るべく、左折して1.6km程走ると赤松町交差点が見えてきた。どうも周辺が暗く、いまひとつどれが駅の施設なのだろうか、という不安を抱えたまま、主要地方道12号を右折するとまもなくデンパーク東交差点を発見。ふと横を見ればそれらしき建物群があるではないか。
「な、なんだこの巨大な建物は・・・」、それは安城産業文化公園である「デンパーク」の施設のひとつであるアトリウム"フローラルプレイス"だったらしい。しかし、いかんせんこの暗闇の中ではこれら公園の美しさがいまひとつ分からない。「こういう施設は昼間に訪れるべきだね」と苦笑しながら、とりあえず看板に従って道の駅の駐車場へと入る。

道の駅「デンパーク安城」の施設自体は、農産物直売所と道路情報等を兼ねた休憩コーナー、24時間利用可能なトイレだけのようだが、隣接施設として緑あふれるガーデニングのテーマパークである「デンパーク」がある。この駅に来たら、是非ともこの「デンパーク」の方にも立ち寄りたいところだ。細かい概要は、いずれまた訪れた時にでも別途述べることにしよう。
というわけで、今日立ち寄った第1の目的を果たすべく、"こあ"氏は車を離れる。"ほし"は、車の中からぼんやりと建物群と遠くに見える公園を眺める。春先に訪れたらさぞかし混雑しそうだ。と、"こあ"氏が戻ってきたため、今度は"ほし"が車を降り、向かった先は休憩コーナー。農産物直売所は17時で閉店だが、隣の休憩コーナーは20時まで開いているのだ。館内は、椅子とテーブルが幾つか置かれた極普通の休憩所であり、壁際には観光案内やパンフレット等が並んでいる。また、館外に備え付けられていることが多い自動販売機も、ここでは中に設置されている(この場合、休憩コーナーが閉まるとジュースが買えないのが辛いところだ)。

結局、本当にトイレ休憩だけの為にこの駅へわざわざ立ち寄っただけなのだが、「また来よう」という意欲を少し湧かせてくれたような、そんな気がしてならない。
 
 

さて、一息ついたことだし、今度こそ家へ帰ろう。一般道をせっせと走りながら「デンパーク安城」まで来たは良いが、ここからは東名高速道路にのって一気に帰るべく、最寄りの岡崎ICを目指す。国道1号沿いにある高速道路入口へ近づくと、ふと「東名高速を長々と走るのは久しぶりだね」と"ほし"が口を開く。どうも東名高速道路というと、道の変化が少なく、長々と走っていると飽きてくる傾向がある。そのせいか、距離的に差がなければついつい中央自動車道を利用することが多くなってしまう。勿論、中央道のコーナーやアップダウン等を好まず、あくまでも東名高速にこだわる人も少なくないだろう。

岡崎ICから高速道路にのると、あとはひたすら都内に向けて走るだけだ。それにしてもトラックが多い。ズラッと長蛇の列状に並ぶトラックを見ると、迫力を超えた何かを感じる。東名高速を走るトラックはある程度ペースも早いのは良いのだが、たまに追い越し車線を走る車のペースを無視して、いきなり走行車線から車線変更する者がおり、これには閉口せざるを得ない。「おいおい、追い越し車線を走る車に急ブレーキを踏ませちゃいかんだろう」、腕組みしながら"ほし"は呟く。

その後も、トラックの台数が目立つ中、そこそこの交通量はありながらも、不快に陥るような渋滞に巻き込まれることも無いまま、気が付けば浜名湖、そして静岡市までやってきた。ここらで一般道におりれば、道の駅「宇津ノ谷峠」があるはずだ、と言ってもこの時間では既に閉館しているだろう等と考えながらも結局はそのまま通過。富士川SA辺りまで来ると、「あぁ、帰ってきた」と実感までわいてくる。

それにしても、どうも物足りない。何が物足りないって、毎度時間と闘いながら各地の道の駅を巡っているせいか、まだ何カ所か道の駅へ行きたくてたまらないのだ。これはある種の中毒ではないだろうか、と本気で己を心配する"ほし"。最近、道の駅巡りを趣味にしている人も少なくないようだが、くれぐれも巡り過ぎにはご注意を。

そうして川崎IC出口から一般道へ出ると、途中のコンビニエンスストアで「ひだ・みの道の駅スタンプラリー全箇所制覇記念」を祝うべくビールを購入、自宅に帰ってご機嫌な状態でビールを飲んだ途端、早くも睡魔が襲ってきた。

まぁこうして、無事に「ひだ・みの道の駅スタンプラリー」も終了。なんとか開催期間内に全33箇所を廻りきることが出来たのだ。しかし、冬の間はスタンプラリーもオフシーズンと決め込んでいた我々だったはずなのに、すっかりオールシーズンスタンプラリーにいそしむ結果となってしまった。今更ながら言うが、やはりスタンプラリーは面白い。やみくもに道の駅を巡るはずであった我々に、目標を与えてくれたようにも思える。これから、春・夏にむけて、全国各地でも、道の駅スタンプラリーがまた開催されるはずだ。さぁ、今年はどのスタンプラリーに参加しようか。

いや、それ以前に、来週からどうしよう、それが問題だ。

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最終更新日:2002年02月08日