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| 実は、12月16日のスタンプ巡りをもって2001年の旅は完結となるはずであった。しかし12月22〜24日は連休、これはまずい、またしても旅の虫がうずき出してしまいそうだ。しかも、昨シーズンの冬場ならば「どうせ行く先は雪だらけだから行けないよ」という、いわゆる抑止力が働いていた。しかしその抑止力もスタッドレスタイヤ購入をもって効力も失せてしまったのであった。 「よしっ、今年最後の旅は、岐阜県高富署ご推薦(前回の旅参照)のせせらぎ街道道の駅巡りだ!」と景気良く地図を広げる。しかしまぁ、岐阜県内をあっちだこっちだ行ったり来たりの繰り返しをしているような気がしてならない。実に非効率的なのだ。「これって、一泊くらいして廻った方がどんなにか効率良い廻り方が出来るだろうに」と苦笑いせずにはいられない。 そんな事を言いながら、今回は特に期待度「大」である「パスカル清見」や「明宝」を含むせせらぎ街道から国道156号へと出て北上しながら駅巡りをすることにした。しかし、問題は何処まで高速道路を使用するかである。料金等を考慮しなければ、東海北陸自動車道 郡上八幡ICまで高速道路を利用すれば1駅目である「明宝」にはあっという間に着くはず。時間にして約4時間半程度考えておけば良いか、と安直に考え、道路公団のWebサイトで料金も確認せずにそのまま就寝したのがいけなかった。 朝4時からモソモソと起き出して準備を整えるといざ車に乗り込み、とりあえずカーナビにて「明宝」を目的地に設定すると、「あれ、松本ICから国道158号を走れって言ってるけど?」と指さす"こあ"氏。そう、カーナビは東海北陸自動車道まで高速道路を利用するなんてもってのほか、と判断したのである。前日に道路公団のWebサイトで調べておけば難なくわかる事であったのだが、調布料金所から中央道・名神高速・東海北陸道を利用して郡上八幡ICまで行くのには、なんと9000円以上もかかってしまう。「な、なんて高いんだ・・・」と、おいおい、いざ出発する直前になってこんなところで驚いていていいのか。片や、長野自動車道 松本ICまでは5000円以下、しかも両所要時間の差は30〜40分程度だ。「これは迷わず松本ICへ向かうべきだね」と反省の思いを込めながら、"ほし"は即決。 結局、長野自動車道 松本ICから国道158号を延々と西へと進む、前回と類似したルートを走ることになったのであった。更に、このルートで向かうならば、当初予定していた1駅目と2駅目を入れ替え、最初の目的地は「パスカル清見」にする。とまぁ、「最初からこんな調子で大丈夫なのか?」って毎度言っているような気もするのだが、なんとかなっているので、そのまま気も留めずに旅を楽しもう。 調布料金所を通過し、まずは八王子料金所を介して中央自動車道を山梨・長野方面へと走り出す。前回より約30分程度早い出発のためか、空はまだ真っ暗、星が空いっぱいに輝いている。しかし、連休の日曜のせいか、まだ6時前だというのに交通量がやたら多いではないか。といっても渋滞が発生する程ではないのだが、「今週は遊びに行く人が多いんだね」としみじみと実感。 大月ICにさしかかる頃には、雪化粧しているせいか、暗闇にダークブルーの富士山がぼんやりと浮かぶ。夜明け前の富士山を12月になってからもう何度見ただろうか。1週間が経過すると、車窓からみえる山々に積もる雪も増えており、そんな風景の変化を楽しめたりもする。そういえば都内に初雪が降った12月21日、山梨・長野方面は更に積もったらしく、民家や田んぼ等がすっかり雪景色に変わっている。と、気が付けば後部に夜明けの富士山が見えてきた。我々は富士山を背にひたすら長野方面へと走り続ける。(右写真:走行中の撮影はやはり無理か)やがて、長野自動車道 松本ICが見えてきた。「あれ、思いの外、雪が無いよ?」 |
【東京都下出発時刻】05:21 【東京都下到着時刻】23:54 ■色はせせらぎ街道ルート ■色は奥美濃ルート |
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| 自宅/中央自動車道
調布IC- 長野自動車道 松本IC/国道158号/ 主要地方道73号/国道257号 |
パスカル清見 09:49 |
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| 国道257号/国道472号/ 飛騨美濃道路/国道472号 |
明宝 11:03 |
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| 国道472号/県道319号/ 国道156号/県道317号 |
古今伝授の里やまと 12:48 |
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| 県道317号/国道156号 | 白鳥 15:45 |
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| 国道156号 | 大日岳 16:23 |
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| 国道156号 | 白川郷 17:42 |
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| 「しかし、後先考えずにここまで来ちゃったけれど、これからどうやって帰ろうか」と、ここまでやって来ておきながら途方に暮れながら地図を広げる。"こあ"氏のほうは、カーナビを操作しながら自宅へのルートを考えている。本当ならば、白川村あたりで一泊して次の日も駅巡りをしたいところなのだが、残念ながら次の日は既に別の予定があるため、どうしても自宅へ帰らねばならない。 結局、今までせっせと走ってきたところを荘川村まで逆戻りして、東海北陸道で荘川ICから飛騨清見ICまで走り、国道158号を高山経由松本まで出る、いわゆる朝走ってきた逆ルートをとりながら帰るのが早道だろうと判断し、我々はすごすごと国道156号を南下開始。 途中、荻町合掌集落横を通っていると、まるで昔にタイムスリップしたような感覚に陥る。夜間ゆえ、家の灯りが僅かにぼぉーっと浮かんでいるように見える以外はほとんど暗闇である。ライトアップの時期は住人の皆さんもいろいろ大変だろうなぁと思ったりも。そうして、凍結の国道156号を走り続ける中、とある「腹立たしい出来事」に遭遇することになる。 前回、岐阜を訪れた時にも一度遭遇したことなのだが、それはとある工事箇所で起こった。道路工事の時など、信号を設置して片側1車線規制をしているところがあるだろう。信号を無視して突入すれば、途中で反対側から来る車と衝突する危険が多大にある。我々は当然ながら停止箇所で信号が青に変わるのを待っていた。ところが、後部のトラックがいきなり赤信号を無視して走り出したのだ。そうしたら、我も我もと金魚の糞の如く付いていく乗用車たち。「なにあれ・・・」もう開いた口がふさがらないとはこの事である。え?それともこの辺りではこれが日常茶飯事なのだろうか。 しかも信号無視したトラックは、結局ノロノロ運転であっという間に渋滞まで発生させる大迷惑な奴である。その後数カ所ある工事箇所の信号も全て無視している。"ほし"が特に腹立たしいと思ったのは、1台が悪事を働けば右習えの如く真似する者が後を絶えないということだ。そんな光景を見ながら、今の社会そのものだと実感してしまう。 東海北陸自動車道 荘川ICに近づくと、道路上の渋滞情報が怪しく輝いている。「ぎふ大和−美濃 渋滞」らしい。まぁ、我々が向かう先とは逆方向ゆえ、渋滞に巻き込まれることは無く、安心して料金所を通過する(荘川ICではETCが使用出来ない)。荘川ICから飛騨清見ICまでは1区間、距離にして約19kmだが、帰りは少し楽したいという気持ちがどこかにあったのだろう。嬉しいことに、今から飛騨清見ICに向かう車は全くおらず、ひとり旅状態だ。 「げげっ、外の気温 -7度だよ」と道路脇に設置された外気温掲示を見て鳥肌がたつ。関東の、それも南関東に住む我々にとってはあまり縁がない気温なのだが、更に気温は下がり、清見村に入った頃には-9度であった。20時前後でこの気温ということは、午前0時頃には一体気温は何度まで下がるのだろう。 そういえば、ガソリンの補給もしておきたいところだ。高山市内まで行けば夜遅くまで営業しているスタンドもあるだろうが、あくまでもそれは勝手な憶測である。"こあ"氏は料金所で料金を支払いながら、職員さんに「すみません、ガソリンスタンドってこの辺りにありますかね」と聞いてみる。すると職員さん、「えぇ??このあたりってスタンドは全然無いんですよぉ、高山市内に行けばありますけど。大丈夫ですか?」と、それはそれはびっくりしながら、且つかなり心配げに顔で覗き込む。「高山までは十分にもちますから、大丈夫ですよぉ」と聞いた"こあ"氏本人の方がタジタジになる。「そうですか、それではお気をつけて」と心配そうな職員さんに見送られて我々は国道158号を走り出す。 国道158号の交通量は夜間のせいか、ぽつりぽつり。森の中の快適道ではあるが、所々に雪がうっすらと残り、やはり凍結が心配だ。そうしているうちに、右手に「ななもり清見」を見ながら高山市内へと近づく。ここまで来れば今日も、そして前回も通過しているため、なんとなく町の雰囲気等を記憶している。「少し先にJOMOのスタンドがあるけれど、もしかしたら既に終わってるかもしれないから、次に営業中のスタンドがあったら入れちゃおうか」といった"こあ"氏の勘は実に鋭く、ほどなく見つけたシェルのスタンドでガソリンを給油後、当初立ち寄るつもりであったJOMOのスタンドにさしかかると、既に閉店していることに気づく。これぞ野生の勘である。 「お腹が空いてきたなぁ」と"ほし"は胃を押さえる。「昼間の雪辱を果たすために、飛騨牛を食べられるところを探す?」と"こあ"氏。しかし、国道158号沿いにそれらしき食事処は見当たらない。駅付近の商店街ならば、飛騨牛レストランがあったのだが、残念ながら駐車場がない。ホテルのレストランという手もあるぞ、と"こあ"氏は国道158号沿いにあるホテルを見つけ、立ち寄ってみたのだが、なんと駐車場は満車状態、とても停める場所なんてなさそうだ。「いいよ、つくづく飛騨牛には縁が無いと思って諦めるよ」と"ほし"は力無く苦笑するしかない。(高山市内で駐車場がある飛騨牛が食べられる場所、誰か教えて!!) しかし、これから国道158号を延々と山を越えて帰らねばならないのだ。空腹で山越えはやや不安も残るのだが、仕方がない。高山の市街地を抜けると再び静寂な空気が戻ってきた。路面の雪は朝と比べてかなり圧雪されており、気を抜けば何処に飛んでいくか分からない。適度な緊張は、車酔いも跳ね返すのか、しばらく続くなだらかな山道をじっと睨み付けていた。やがて、安房トンネル手前の平湯トンネルにさしかかる前に、一軒の明るいレストランを発見。しかし、21時ちょっと前ということもあってか、ここでも食事にはありつけず、結局安房トンネルを越えて長野県へと戻ってきた。 長野県に入ると、不思議なくらいに雪が無い。安房峠の東西だけでこれだけ様子が異なるのかと思いながら、幾つものトンネルを越えて、道の駅「風穴の里」まで戻ってくると、「あぁ、帰ってきたぁ」とホッと一息。いや、実際はまだこれからが長い道のりのはずなのに、関東圏に入ったということで妙に安心するのかもしれない。 そうして、松本ICから長野自動車道にのると、そのまま何事もなく岡谷JCTを経由して中央道に入り、渋滞にも遭遇せず実にあっけ無いくらいに八王子料金所に到着。何事も無い時は本当に文章も短い(たったの1,2行で200km程の距離を走ったことになるだなんて、せっせと走った"こあ"氏に申し訳ないくらいだ)。といっても、本来アクシデントは無いに限るのだ。 まぁ、唯一のアクシデントといえば、結局まともな夕食にはありつけないまま、自宅近くまで戻ってきてしまったことくらいだろうか。さすがに夜中の0時過ぎに戻ってきてから、何か作る元気は残念ながら"ほし"には残されていない。こんな時には、コンビニエンスストアが頼りである。飛騨牛がいつの間にか鶏肉の唐揚げに化けたような気もするが、いやはやコンビニの唐揚げ弁当もなかなか心に染み渡る晩であった。 というわけで、1日たったの5駅という散々な結果に終わってしまった2001年最後の道の駅スタンプ巡りだが、2002年果たしてどんな事が待ち受けているのだろう。次なるアクシデントを皆さんにお届けするその日まで、ごきげんよう! |
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最終更新日:2002年01月22日