まずとにかく関東から一番近い東北エリアへ行ってみよう
(福島・山形編)

2000年10月08日

関東道の駅スタンプラリーを全駅制覇してから一週間、このまま普通に道の駅巡りをするのでは、なんだか物足りなくなってしまっている。既にスタンプラリー病に発病しているのではないかと、自分の身をひたすら心配するのだが、結局手にしたのは東北道の駅の地図。さすがに、10月末までの開催期間中、東北の全駅を制覇できるはずがない。しかし、折角東北道の駅スタンプラリー帳を持っていながら、このまま旅の記念にと、埋もれさせるのはあまりに寂しい。結局「目標、20駅(ほんとはなんとか30駅行きたい)」をかかげ、ここに東北道の駅スタンプラリーがスタートしたのであった。

といっても、実は以前、栃木県の道の駅を訪れた際に、比較的近かったこともあり福島県の「たじま」も訪れてる。既にスタンプ帳を持っている、というのは、「たじま」へ行った時に購入したものだ。もし、あの時「たじま」へ行っていなかったら、東北スタンプラリーに参戦しようなどとは考えなかったかもしれない。まぁ、これも何かの縁だ。

というわけで、あいかわらず当日は午前5時に起き、準備を始める。"こあ"氏も「全く懲りない奴だな」と半ば諦め顔ながら出発の準備をしているのだが、実はこのまま月2度程の駅巡りでは満足いかないような、そんな複雑な思いがあるに違いない("ほし"の希望的憶測に過ぎないが)。

さて出かける前に「道路状況をインターネット上で確認する」の儀式を一応しておこう。「よし、まだ6時前だけあって渋滞はないね」と言いながら、車に乗り込んだ。しかし、首都高速は早くも渋滞の兆し。おまけに東北道方面に出る首都高6号線もなにやら事故渋滞だ。事故渋滞というよりも見物渋滞だけに始末に負えない。やっとその渋滞を越えると、耳に飛び込んでくるは「東北自動車道は11kmの渋滞」。このままじゃ福島に入るまでに昼になってしまう。既に東北道に入るべく走っているから、簡単にルート変更も出来ない。「こりゃ困ったね、どうする??」と悩んだあげく、多少の出費は仕方がない、こんな早朝から渋滞11kmだとしたら、更に延びる可能性も考えられることだし、川口から外環道を使って三郷経由常磐自動車道にのろう、と一大決心。え?こんなことならば、最初から常磐道を選択しておけば余計に500円の外環料金を払わずに済んだのにって? 首都高の環状線にのっていた時に欲しかった、この巨大渋滞情報。

普通、都内から郡山方面へ行くならば東北自動車道を選択する。しかし、郡山へ行くルートとしてやや大回りにはなるが、常磐自動車道、磐越自動車道から東北自動車道に合流する手もある。渋滞でじっと待っているのが耐えられない派の我々としては、多少の大回りならば空いているほうを選択してしまう。これが、吉と出るか凶と出るかは運次第。常磐自動車道は千葉内で若干混雑していたものの、水戸あたりから極端に車の量が減ってきた。「こっちを選んで良かったね」と言いながら走っていた我々だが、その喜びもつかの間であった。

磐越自動車道に入ってから、なんとほとんどが一車線(往復で二車線だが)なのだ。所々に登坂車線があるのだが、これもほんの一時である。おまけにやたらと車の量が多い。これは予想もしていなかったこと。一応、停まらずに走っていられる分、救われてはいるのだが、「東北地方は車が少ないだろう」なんて勝手な予想をしていた我々の期待は見事にうち砕かれてしまった。「なんだか、今日一日、嫌な予感、するね」とこれから訪れる未知(みち)の駅に、恐れすら感じるのであった。



【東京都下出発時刻】06:00 【帰宅時刻】翌日01:30
 色は福島県  色は山形県
  首都高速/(急遽ルート変更により外環)/
常磐自動車道経由東北自動車道-二本松IC/国道4号
安達
10:03
主要地方道39号/国道114号 川俣
11:06
国道114号/主要地方道51,52号 高速道を
くぐった辺りから一般道/県道354号/国道459号
つちゆ
12:11
国道115号/主要地方道70号/
磐梯吾妻レークライン(有料)/国道459号
裏磐梯
13:24
国道459号/国道121号 喜多の郷
14:26
主要地方道46号/国道354号 田沢
15:27
国道121号/主要地方道4号,8号/県道250号/国道113号 いいで
16:33
国道113号 白い森おぐに
17:47
     

安達」、おーい、ツーリングマップルさん 位置が違うよ (福島県)
到着時刻:10:03 スタンプ設置場所:郵便マークがぶら下がっている売店のカウンター
磐越道から東北道に入り、まもなく降りるは「二本松IC」。9時には最初の駅に着いている予定が、既に大幅に遅れている。このままでは最初の駅に到着するのが10時か、と気ばかり焦るがなかなか先に進まない。高速を降りた後は、先日買ったばかりのツーリングマップル東北版を広げながら、指示を送る。といっても、ICを降りてすぐに国道4号に入れば、そのまま道沿いに走れば着くはずだから、気は楽だ。しかし、「このツーリングマップルによると国道4号福島方面へ走ると、左側にあるよ」と言ったものの、看板に従って左に入るといきなり道が突き当たる。そのまま看板に従って走ると、いつの間にか国道4号の反対側に出て、なお左だ右だ走らされてやっと駐車場に到着。「う〜ん、道の駅は国道4号福島方面、右側じゃないか。」と、ぶつぶつ言いながら、道の駅旅案内(地図)をみると、こちらの地図では右側に書かれている。昭文社さん、出来れば道の駅の位置は正確に表記して欲しいな。
この道の駅、ガソリンスタンドまであり、一瞬高速道路のサービスエリアかと思ってしまう。駐車場も広く、それでいて利用者も結構多い。そうそう、ここの施設、なにやらトイレが「売り」だそうだ。確かに構造自体が面白い。時間があれば一度覗いてみよう。そのほか、朝ということもあり、野菜の直売所は朝市でもやっているのか、なかなか盛況だ。

「さて、今日一つ目のスタンプを押さないと」と売店等がある施設に入る。売店は2店舗あり、郵便マークがぶら下がっている方の売店の正面カウンターに、スタンプが置いてある。

スタンプを押した後、物産店をうろうろしながら雰囲気を味わい、「ところで、ここは智恵子の里っていうけれど、その智恵子の生家等は何処にあるんだろう」と突如、思い出したようにパンフレットを探し始める。智恵子の生家等のパンフレットは無かったのだが、道の駅のパンフレットに概要が説明されているので、だいたいは把握出来たものの、道の駅施設にも「高村智恵子」に何らか関係するものがあっても良いのに、とちょっぴり思ってしまった。

川俣」、駐車場少なすぎるんじゃない?ここ (福島県)
到着時刻:11:06 スタンプ設置場所:銘品館シルクピア入口
次なる目的の駅は、「安達」からそう遠くない位置にある道の駅「川俣」。主要地方道39号を飯野町方面へ走り国道114号にぶつかれば、ほどなく見えるは道の駅の施設。しかし、「なにこれ、入口が渋滞してるじゃない」、そう、駐車場入口は何台もの車が並んでおり、とても入れる状態ではない。おまけに停まれない車が勝手にエリア外の場所に停めるもんで、いよいよ混乱している。あげくの果てには駐車場エリア争奪合戦。後から来ておいてちゃっかり入るおばさんや、自分は白線スレスレに停めておきながら、隣に停まろうとする車にやたらクラクションを鳴らすひと。「なんなの、ここは」、思わず品格を疑う人々に、すっかり嫌気がさしてしまった。
ここは訪問者に対して駐車場が少な過ぎるのではないだろうか。これでは快適に休憩どころか不快な思いだけを残して旅を続けなければならない。せめて休日の混雑時くらいは駅の人が駐車場を誘導する等の配慮があっても良いだろうに。ついでに言うとするならば、一台あたりのスペースもかなり狭い。これってもしかして軽自動車用かと言いたくなるくらいだ。

しかし不思議なのは、これだけ駐車場が混雑しているのに、物産等が置いてある銘品館はほとんど人がいない。一体みんな何処へ行ってしまったのだろう。首を傾げながら、銘品館入口にあるスタンプを押す。「絹の里」というだけあって、絹製品が多い。スカーフやストッキングまで売っている。
「とりあえず雰囲気はつかんだし、ここは早く立ち去るに限るね」と言いながら、早々に次の駅へと向かうことにした。

つちゆ」、周囲には温泉もいっぱい! (福島県)
到着時刻:12:11 スタンプ設置場所:売店と軽食堂の間付近の案内カウンター
さて、次は安達太良山近くにある道の駅「つちゆ」。「川俣」から行く場合は地方道等を利用すると、初めて訪れる人は迷子になる場合がありそうだ。我々が丁度そのひとつの例かもしれない。まず、国道114号を福島市街に向けて走り、地方道51号と交差するところで、猪苗代方面に向かって曲がる必要があるのだが、曲がる個所がわかりにくい。次に、しばらく地方道51号を走っていくと、丁度国道4号を越えたあたりで地方道52号に変わる。更に猪苗代方面へと走ると、地方道52号が道なりに続かない個所が出てくる。よほど案内標識に気を遣っていない限り、気が付くと全く異なった道を走らされている場合があるので、要注意だ。我々も、地方道52号からそれて、山の中を走り出していた。

「このまま行ってもたどり着かないんじゃない?」とさすがに心配になって、交差するやや太い道路の方へと方向転換し、陽の方向だけを頼りに走っていくと、なんとか県道354号に出た。あぁ、太陽って偉大だ、そんなことを思いながら、自分たちの走っているポイントを地図で追いながら、国道459号に入る。道の駅「つちゆ」は、国道115号と国道459号が丁度ぶつかったあたりの位置にあるので、とにかく国道115号を目標に走る。

「あった」、やっと道の駅「つちゆ」に到着した。しかし、「川俣」に続き、「つちゆ」も駐車場は大混雑。空いてる個所も無く、また例によってエリア外の場所に停める車の嵐。「東北の道の駅ってどうしてこんなに繁盛してるんだろう」と言いたくなるような混雑ぶりだ。なんとか空きを見つけてやっと停めたものの、「川俣」と違って「つちゆ」は施設内も人の嵐だ。丁度昼時ともあって、軽食堂は黒山の人だかりで歩くのもやっとのくらい。当初、この辺りで食事にしようかと考えていたのだが、我々ふたりともこの雰囲気に圧倒されてしまい、食欲もふっとんでしまった。

この混雑の中、なんとか売店コーナーまでたどり着き、スタンプを探す。すると、丁度軽食堂と売店の間に案内カウンターがあり、その上にスタンプが置いてあった。しかし、ここも人通りが激しく、ゆっくり押していられない。慌てて、スタンプ帳を鞄から取り出し、慌ただしくペタッと押し、すぐにその場を後にした。「おっと、物産コーナーをちょっと覗いていこうよ」と、再び人混みにもまれながら特産チェックを開始。置いてあるものは、だいたい他の駅と変わりないのだが、その中でちょっと面白いコンニャクを発見。詳しくは別途道の駅案内を見て欲しい。
というわけで、施設の外に出てホッと一息。外は山の上だけあって空気も良い。しかし、我々が外で一息ついている間も車の出入りが非常に激しい。「関東の道の駅で、ここまで車の出入りが激しいところってあったか」とつい思い返さずにはいられない程だ。それとも人によっては10月7日〜9日まで3連休のところもあって、そのせいで出掛ける人もいつも以上に多いだけなのか。

裏磐梯」、五色沼近くの道の駅のせいか、ここも利用客でいっぱい (福島県)
到着時刻:13:24 スタンプ設置場所:売店入口
さて、次に向かう駅は「裏磐梯」。「つちゆ」から向かう場合、国道115号で猪苗代湖方面へ走り、猪苗代町から国道459号で磐梯山を左手に見ながら五色沼・桧原湖経由で道の駅へ行く方法、もうひとつは、国道115号から途中主要地方道70号経由で磐梯吾妻レークラインを使い、五色沼・桧原湖まで向かい、そこから国道459号で道の駅「裏磐梯」へ行く方法である。地図上でみる限りは、前者の国道のみで行く方法だとやや大回りになるようだ。しかし、後者の場合は、磐梯吾妻レークラインを通る為、お金がかかる。「だいたい、まともな観光が出来ていないんだから、走る道くらい観光っぽいところを走るか」と勝手な結論の元、結局後者を選択し、レークライン経由で道の駅へ向かうことにした。

「五色沼、国道459号渋滞中」の表示が目に飛び込んできたのは、まもなくのことである。しかし、「つちゆ」方面から五色沼を回避して「裏磐梯」へ行く方法は無い。どうしても国道459号を通るはめになる。「仕方がないよね、でも有料道路は案外空いてるんじゃない?」なんてのんきな事を言いながら、いざレークラインに入ると、「うわっ、ここも車がいっぱい」である。そういえば今は秋、天気は晴れ、まさしく観光日和、こういう時期に観光地に来てはいけないんだ、と今更ながらに思う。
なんとか国道459号の渋滞に耐えながら、道の駅「裏磐梯」に到着。しかし、ここも例に漏れず、混んでいた。まったくもって、東北の道の駅は何処も繁盛しまくりだ。また入口には駐車場待ちの車の列が発生している。どうやらここも利用客に対して駐車場が絶対的に不足しているようだ。停められない車が、道路沿いにまで停めている状態は、ちょっと頂けない。

しばらく待っていて、ようやく駐車場に停めることかでき、早速売店等がある施設に入る。ここも大盛況だ。おまけに、食堂にも待ちの列が出来ており、ここでも食事にはありつけない。我々の場合、並んでまで食べよう、とまでしない為、どうしても食事は後回しになってしまう。あぁ、今日は一体何時に昼食がとれるんだろう。「おっと、まずは用事を済ませてから」とスタンプを押しに売店の入口まで戻る。すると、若い男女がスタンプを手に取りながら「なにこれ〜」なんて言っている。なにこれって見れば分かるだろうに、と物言わぬスタンプの代わりに思わず言ってやりたい衝動にかられたが、それは大人げない(苦笑)。その男女が立ち去るのを待ち、スタンプを押す。そういえば、今まで訪れた東北の道の駅では、我々と同じようにスタンプ帳を手にする人たちを未だ見たことがない。「う〜む、関東と違って東北の道の駅はマイナーなんだろうか」とちょっと寂しいが、まぁそれもよかろう。

売店で面白いものを発見。「道の駅オリジナルヨーグルト」、写真はいずれ掲載するので興味ある人は見てみてほしい。

売店等の施設の2階には森林観察室と称し、桧原湖等を含めた展望所がある。この2階にあがっていく階段、造りはまるで普通の住宅の2階へあがる階段のようだ。思わず「ここ、土足であがっていいのかな」と思わせる。2階の展望所でしばし桧原湖を眺めながら、人混みの鬱陶しさでイライラした気持ちを静める。

「今日は、駐車場に停めるのに時間がかかったり、道路も混んでいたりで、思うように駅を廻れないね」と言いながら、今日は果たして幾つ廻れるのだろうか、と不安になってきた。


喜多の郷」、温泉施設もあって広い駐車場もほぼ満車!! (福島県)
到着時刻:14:26 スタンプ設置場所:観光案内所内
次なる目的の駅は、喜多方ラーメンで有名な喜多方市にある「喜多の郷」。国道459号で喜多方市へ向かい、市内で国道121号と交差するので、米沢方面へ曲がる。すると、右側に「喜多の郷」が見えてくる。

ここは広い駐車場があるのに、ほぼ満車である。「また、ここもか・・・」と半ば諦めムードの中、駐車場横に細い道があるため、ここからも道の駅駐車場に入れるのか、と思いそのまま細い道を走っていくと、道の駅駐車場ではなく温泉施設「蔵の湯」の横駐車場入口に出てきた。この細い道沿いにも駐車している車が沢山あり、ここの盛況さを物語っているようだ。幸い、駐車場に空車があったため、停めることが出来たのだが、いやはやどうして何処も此処も混んでいるのか。

さて、駅内を早速散策してみる。と言いつつ、最初に向かった先はレストランであった。しかし、レストランは丁度14時半で終了してしまったらしく、入口に「準備中」の札がむなしくぶら下がっていた。あぁ、ついにここでもだめか、とため息をつきながら、散策に専念。レストランの向かいにお土産コーナーがあるので、そこに入ってみるとこれまたなかなか混雑し、レジにも長蛇の列。

そんな中で、「裏磐梯」に続きまた道の駅オリジナルグッズを発見。今度は「クッション」と「健康まくら」である。道の駅ロゴ入りのクッションゆえ、つい購入欲が湧いてしまった。ということで、このクッションと喜多方ラーメンを手に持ち、早速レジへ並んだ。そのうち、このホームページでも道の駅オリジナル商品紹介コーナーでも作ろうかと企んでいる。

スタンプはお土産コーナー等がある施設の横にある観光案内所(別の建物)にある。そこで我々がスタンプを押していると、丁度ライダーのお兄さんが案内所に入ってきて、案内所の人に「スタンプラリー用のスタンプ帳が欲しいんですけど」と尋ねている。「100円ですけどいい?」と所員さんが問い返すと「あ、構いませんよ」と言いながら購入。我々の後に、早速スタンプを押している。案内所で我々がスタンプ帳を広げながら話していると、所員さんが「スタンプラリー帳、どうして有料になっちゃったのかしらね」って話しかけてくる。そこで"ほし"が「関東じゃまだ無料なんですけど、スタンプ帳を束で持っていっちゃう人がいるみたいですよ、多分そういった対策じゃないですか」、事実ひとりで10冊くらい持ってスタンプを押しまくって応募している人もいるらしい話も聞いていたので、つい愚痴りながら回答してしまった。所員さんも「そうね〜 東北も無料の時はあっという間にスタンプ帳がなくなっちゃったのよ」と続いて愚痴る。そして思い出したように所員さんが「もう、たじまは廻ってきたの?」と聞く。今度は"こあ"氏が「たじまは、関東の道の駅に行った時に寄ったんですよ」と言いながら、関東の道の駅スタンプラリーが全駅廻り終わったこと等を含めて雑談を繰り広げる。フレンドリーな案内所の所員さんなので、話していても楽しい。我々が案内所を出るときには「がんばってくださいね」と応援までしてくれるなんて、俄然やる気が出ちゃうじゃないか(笑)。
そろそろ空腹も限界だ。道の駅で食べられないんじゃ、何処か途中で食べるしかないか、とため息をつきながら車に乗り込んだ。

田沢」、米沢牛が食べたい! (山形県)
到着時刻:15:27 スタンプ設置場所:売店内案内カウンター
空腹に耐えながら車に乗り込んだ我々の次なる目的地は、山形県米沢市にある道の駅「田沢」である。いよいよ、初の山形入りとなる訳だ。「喜多の郷」を出て、国道121号を走っているとまもなく突き当たりになる。「あれ、何処に行ったか国道121号」というように、国道121号の表記がなくなり、突き当たった先は県道333号。県道333号を米沢方面へと曲がり、しばらく走ると数々のトンネルに遭遇する。その中でも長いのが大峠トンネルだ。そのトンネルを抜けると(正確に言えばトンネルの途中から)山形県米沢市に入る。米沢といえば真っ先に浮かぶ「米沢牛」、なんて食い意地がはってるんだ、我々は。長い山道を延々と走り、やっと右手に見えてくる道の駅「田沢」。

しかし、福島だけでなく山形も混んでいるのか、駐車場。ここもほぼ満車状態で、駐車場の空きを待つ車がいる。仕方がないので、"ほし"だけが車をまず降り、写真を撮り出す。しかし、ここの駅は長時間遊ぶような施設が特別あるわけではないので、出る車も多いのか、まもなく駐車場に停めて"こあ"氏も降りてくる。
"ほし"は、いつも道の駅案内看板を撮影するのだが、どうやらここには施設群に接する道沿いに道の駅案内看板が見あたらない。そういえば道の駅看板は、施設群が見えてくるかなり手前で一度見たような気がする。「もしかして、あの遠くにある案内看板まで行かなければならないの?」と絶句。といいつつ、トボトボと国道沿いの歩道を歩き、看板まで戻る。

やっとの思いで歩いて施設群まで戻り、"こあ"氏と共に売店に入ると、まず目に入ってくるのは「米沢牛」の文字。米沢牛の牛たんスモークやフランクフルト、しぐれ煮、カレーやシチューのレトルトまである。よし、後で買っていこう、と思いながらまずはスタンプを押す。売店の丁度入口では玉こんにゃくを販売しており、駅の利用客が次々と買って、その場で頬ばっている。「そうか、玉こんにゃくって山形名物だものね」とその様子を見ながらふと思い出す。そういえば、福島の「裏磐梯」で玉こんにゃくのパックを買ったっけ。あのパックの袋にはしっかりと「山形名物」と書かれていたような気がする。
ここの食堂を覗いてみると、どうやらまだ空席がある。このタイミングを逃したら昼食がとれないままになってしまう、と慌てて食堂に入る。しかし、ここはうどん・そばなどが中心の軽食堂だ。「どうせならば米沢牛にちなんだものが食べたいなぁ」とメニューを目を凝らしてみると、"こあ"氏が「米沢牛肉うどん」を発見。早速これにしよう、と店の人に言いながら、更に「米沢牛肉そば」も発見。店の人も「蕎麦は、うちの手打ちなんだよ。」とちょっぴり自慢げ。それじゃぁこっちにするしかないじゃない、ということで、ふたりともそばに変更。

まもなく「米沢牛肉そば」が運ばれてくる。空腹度200%の我々は、口をきくのも忘れてただひたすら食べる。"こあ"氏に比べると"ほし"の方が食べるスピードが早いのだが、いよいよ加速して一滴のつゆも残さずあっという間に平らげた。胃が満たされると、力も湧いてくる。食後の休憩もそこそこに、次の駅へ向かうことにした。

いいで」、駅の正面には黒い「いいで牛」がお出迎え (山形県)
到着時刻:16:33 スタンプ設置場所:観光物産館内観光案内所カウンター
さぁ、次なる駅は「いいで」。「田沢」を出て米沢市街に向かう国道121号から主要地方道4号へ入るのだが、この4号へ曲がる際に、あまりの道の細さに一瞬躊躇するかもしれない。いや、我々は実際に躊躇したあまり、通り過ぎてしまった。「やっぱり今のあの細い道が地方道4号かな」と引き返して、再び曲がってみたのだが、細いと感じたのはほんの一瞬で、あとはセンターラインがある程の道幅だ。途中に細い道があるが、車通りが少ないため、問題もなさそうだ。主要地方道4号から同8号に分かれている道があるので、8号に入る。道沿いにやたら「川西ダリヤ園」の案内看板が建っているので、しばらくはこの案内に従っていても良さそうだ。8号線から県道250号へ入る道が出てきたら、飯豊町方面へ曲がりまもなく国道113号と交差する信号が出てくる。道の駅「いいで」は丁度その信号の角にあるので、とりあえず国道113号へと左折し、駐車場に入る。

駐車場は結構広いのだが、ここも混雑。今日、訪れてきた道の駅で「空いてるなぁ」といったところはひとつも無かった。といっても、ずらっと停まった車の間にぽつぽつと空いたスペースもみられるため、なんとか待たずして駐車することは出来たのが幸いであった。

「これはまた結構広いね」と駅の施設を見ながらぽつぽつと歩き出した。ファーストフードのコーナーでは、だんごを頬ばる人々が目立つ。先程遅すぎる昼食をとったばかりの"こあ"氏も「何か食べたいなぁ」という始末。まずはスタンプが先だ、とこの広い施設群の中を探し回ったところ、観光物産館内の物産展示室と称した町の特産品・工芸品等が並べられた奥に観光案内所があり、そのカウンタの上に置いてあった。

物産館内も利用客が多い。飯豊牛のすきやき用やしゃぶしゃぶ用等のパックが店頭販売されていて、その様子がまるでスーパーの精肉売場のようだ。活気があっていいな、とも感じる。また、「田沢」でみかけた米沢牛関連製品も更に種類も豊富に並んでいる。
外に出ると既に空は薄暗い。もう一ヶ所行きたいと思ってはいたものの、着いたら真っ暗だなと思うと躊躇してしまう。しかし、折角ここまで来たのに近くにある駅に寄らずにそのまま帰るのは、あまりに時間とお金が勿体ない(苦笑)。写真は今回あきらめるにしても、スタンプ帳の情報によると次なる駅「白い森おぐに」は19時まで開いていると書かれていることだし、とりあえずスタンプだけでも押しに行こう。

白い森おぐに」、この駅名がいかにも雪国を感じさせる (山形県)
到着時刻:17:47 スタンプ設置場所:道路情報横カウンター
というわけで、我々は既に薄暗い中、次の駅「白い森おぐに」へ向けて国道113号を走り出した。しかし、ちょっと前までは19時過ぎても明るかったのに、陽が落ちるのも早くなったんだなぁと妙に実感している。このままでは着いた時には本当に真っ暗だな、と思いながらひたすら走り続ける。しかし、夕刻時のせいか家路へつく車が多いのだろうか、車の流れが悪い。そういえば、我々が「いいで」の駐車場を出るちょっと以前に観光バスが同じ方向へと走っていったような気がする。あぁ、よく見ると渋滞の先頭はバスだった。
結局、のんびりペースを余儀なくされ、次の駅「白い森おぐに」に着いた時には既に空は真っ暗。駐車場にもほとんど車も停まっていなかった。本日唯一の空いてる駅である(笑)。無駄なあがきと言われつつも、カメラを片手に写真を撮ろうとしたのだが、三脚を車に積むのを忘れ、結局うまく撮れずじまい。せめてスタンプだけでも、と道路情報と称する建物へ入るとカウンターの上にポツンと置いてあった。

その後、売店に寄ろうとすると既に店じまいを始めている。「あれ、19時までじゃなかったのかなぁ」と思いつつ、しぶとく店内をウロウロしていると、「ほたるの光」が流れだし、「閉店時間でございます〜」とアナウンスが聞こえてきた。外の照明は既に消されているし、「早く出て行け」的な雰囲気だったので、めぼしいものも見つけられず外に出た。
閉店時間が19時だと思って来る人もいるだろうに、と憮然としながら車に戻ったところ案の定、車が駐車場に入ってきた。出てきた人たちも「あれ?」といった感じでそれでも閉めかかった店内へと入っていった。

ここでタイムアウトとなり、本日のスタンプラリーは終了。場所的に非常に中途半端なところで終わってしまったため、これから帰るルートに悩むことになる。ちょっと走れば日本海、日本海から北陸・関越道経由で帰るか、それとも一般道で福島まで出てそこから東北道経由で帰るか。地図で見る限り、両者とも大した違いはなさそうだが、どうせどちらの高速を使ったとしてもこの時間帯ならばまだ渋滞しているに違いない。

我々は、国道113号で福島市方面へひたすら走り出した。車の量は少ないのだが、ぽつぽつとのんびりペースの車が前方を走っている。しばらくして再び地図で確認すると、高畠町付近から国道399号を走ると福島市により早く着くのではないかと判断し、案内標識を見ながら国道399号へと入ろうとする。しかし、夜になると標識を見逃してしまうこともあり、なかなか国道399号へ入ることが出来ない。さんざん走り回ったあげく、やっとの思いで国道399号に入ったのもつかの間、鳩峰峠付近は工事中につき通行止め、という道路掲示板の前に唖然。こんなに苦労して国道399号に出たのに、今までの苦労も水の泡なのだ。といってもこんなところで途方に暮れていても仕方がないので、すぐに頭を切り替えて国道113号へ復帰し、ひたすら走る。国道113号で白石市方面へ走る途中には、道の駅「七ヶ宿」がある。

道の駅「七ヶ宿」の施設は既に閉まっていたのだが、そろそろ疲れてきたこともありここでちょっと休憩。さすがに駐車場はガラ空きであったが、我々同様旅の疲れを癒す車も数台駐車場に停まっていた。そこで、トイレをちょっと覗いてみると、その入口には張り紙がしてあり、スタンプ押印済みの紙が数枚ぶら下がっていた。「そうか、これがスタンプラリー参加者に対して、施設開館時間外に訪れた時の配慮なんだね」と言いながら、その紙を貰う。といっても、やはりスタンプ帳に直接スタンプしたい。この紙は、開催期間内に再び訪れることが出来なかった場合に使おうと、大事にとっておくことにした。

さて、東北自動車道の道路状況はどうなっているだろう、ということがそろそろ気になり、ハイウェイテレホンで東北自動車道の渋滞状況を聞いてみる。「うわ、東北道のあちこちで渋滞が起きてるよ、西那須野IC付近で12km、館林辺りで11km、他にもちょこちょこ数kmの渋滞が発生してるみたい」と状況を説明しながら気分は憂鬱。

遅い昼食も蕎麦だけだったためか、早くもお腹が空いてきた。何処かで夕食でもして、渋滞の波が去ったところで高速にのろうかということで意見も一致し、国道4号沿いで食事処を探しつつ福島市方面へ走る。しかし、21時くらいになると既に閉店している所も多く、なかなか見つからない。そういっているうちに福島市内に入る。やっとファミリーレストランを一軒見つけ、そこでゆっくり食事をする。

その後しばらく国道4号を南下していきながら、再度ハイウェイテレホンで渋滞情報を確認してみると、東北道に発生していた渋滞もほぼ解消されている。「よしっ、そろそろ高速にのってさくっと帰ろう」と郡山ICから東北道にのる。情報どおり、渋滞もすっかり解消しており快適に走れる。これでこそ高速だ!なんて言いながら、その後都内にもすんなりと入り、自宅前に着いたのは午前1時半。もし、高速道路を使わず一般道で帰ってきていたら、何時になったのだろう。

今日一日だけで1023kmの日帰りドライブになってしまったが、凄く疲れているはずなのに帰ってから録画していたF1鈴鹿GPが気になるあまり、最後までしっかりと観戦してしまった我々って、一体・・・・(苦笑)

ちょっぴり余談

10月になってから遅ればせながら始めた我々の東北道の駅スタンプラリーだが、この1ヶ月間で何回東北へ行けるか分からない。そんな中でまずは目標を20駅にしてみた。本当ならば30駅、と言いたいところなのだが、時間と予算の都合でそこまでは困難かもしれない。まぁ、今後もドタバタ珍道中になりそうだが、呆れずに暖かく見守って欲しい。


次の日記を読む?(2000/10/15)


 スタンプラリー参戦日記インデックスへ 東北スタンプラリー2000インデックスへ

総合案内ページに戻る

ご意見・ご感想・ご要望は、ふゆのほしまで。
Copyright(c)2000-2004 ふゆのほし All rights reserved
本サイトに掲載されている全ての内容の無断使用を禁じます。
最終更新日:2000年10月24日