本日の目的は群馬の駅制覇!走れるところまで走れ!
埼玉と群馬のスタンプ取りこぼし駅巡り、更に長野県編
(2000年8月27日)

8月27日は埼玉にある実家の母の誕生日だ。当初は、26日にラリー旅を決行し、27日である誕生日当日に母を祝おうと考えていたのだが、「いや、まてよ。前日に実家に泊まって埼玉からスタートした方が群馬入りも楽じゃないか。走る沿線上にも埼玉のスタンプ取りこぼし駅が幾つか残っていることだし。」と頭の中はスタンプラリーが中心。なんたる親不孝者だ。というわけで前日に埼玉入りをし、いつもよりもちょっぴりお酒の量も控えめににして次の日に備える。

27日は6時半に目覚まし時計をかけたはずなのに、ついつい6時過ぎには目が醒める。実家から小川町までならば途中でガソリンを補給したとしても1時間弱で着くはず。滅多に食べない朝御飯を食べ、8時過ぎにいよいよ出発。もし、都内からならばこうはいかない、と思うと改めて実家に感謝感謝。こうして本日のスタンプラリー旅が始まった。



【埼玉県某所出発時刻】8:10 【帰宅時刻】次日01:30
 色は埼玉県 色は群馬県 色は長野県
  国道254号 おがわまち
9:06
国道254号/国道140号 はなぞの
10:08
国道140号/主要地方道82号/
主要地方道13号/県道177号/国道462号
上州おにし
11:26
国道462号(途中一般道)/
関越自動車道(本庄児玉IC−渋川伊香保IC)/
国道17号/県道159号/地方道34号/
県道151号/国道353号
ぐりーんふらわー牧場・大胡
12:56
国道353号 おのこ
14:22
国道353号/主要地方道55号/国道292号 六合
15:27
国道292号 草津運動茶屋公園
16:04
国道292号 北信州やまのうち
17:25
国道292号/国道403号/
主要地方道58号/国道18号/
国道19号/白馬長野道路/
主要地方道31号
中条
19:10

道の駅「おがわまち」はいわゆる埼玉伝統工芸会館? (埼玉県)
到着時刻:09:06 スタンプ設置場所:埼玉伝統工芸会館受付廊下
小川町がある比企郡は昔よくアマ無線の移動運用をする際に来たところなのであるが、道等はすっかり忘れてしまったし、周りの風景も年月と共に変わってしまうものだ。とは言ってもしばし懐かしさにふけっていた。

さて、道の駅「おがわまち」の沿線は国道254号と書かれているのだが、我が愛用のツーリングマップルにはこの国道の表記が無い。この沿線、どうやら、この沿線は旧国道らしいのだが、別の地図を後で見てみるとこの沿線も国道表記されている。どうやら単なる地図のミスか。なお、この駅は埼玉伝統工芸会館がメイン施設になっているようなので、道の駅看板よりも道沿いに大きく表示された埼玉伝統工芸会館の看板を目指した方がすんなり駐車場に入れるようだ。

この施設の開館時間は9時半からなのだが、我々は9時だと勘違い、丁度9時くらいに到着。すると既に先客ありで、会館が開くのをお年寄り数名がずっと待っている。しかし、まだ時間的にも早いためか、駐車場にもそれほど車が停まっておらず、あたりは静か。物産館のほうも9時半からの開館に向けて掃除や準備をしている。なんとなく時間を持て余してしまった我々が物産館をひょこっと覗くと「いらっしゃいませ」と店の人が言ってくれたため、「もう入っても構いませんか」と改めて聞くと「構いませんよ」と優しい一言。店内は、さすが伝統工芸というだけあり、埼玉各地の伝統工芸品が美しく並べられている。和紙の便せんや原稿用紙、人形等、心惹かれるものが多々ある。「和」を好む人ならば是非おすすめの場所かもしれない。

目的のスタンプだが、どうも物産館には見当たらない。伝統工芸会館は入館するためには入館料が必要なため、まさか工芸会館には無いだろうなと思いこんで物産館を中心に探していたのだが一向に見つからないため、店の人に聞くとあっさり「工芸会館の方にありますよ」と教えてくれた。ま・・・まさかスタンプを押すのにお金をとられるのかと本気で心配しながら、おそるおそる会館の方へ入ると、受付の奥にある廊下に置いてあり、押すだけのために入るならば入館料はいらない(まぁ・・・よく考えれば当然か)。

9時半開館だったが、9時半前までには一応施設には入ることが出来たので、次の駅に向かって車は走り出す。

はなぞの」は関越自動車道花園IC近くの洋風な建物 (埼玉県)
到着時刻:10:08 スタンプ設置場所:アルエット(物産館)内1階の休憩所
さて、「おがわまち」沿いである国道254号を花園に向けて走り出したはいいが、気がついたら違う地方道に迷い込んでしまった。これは「おがわまち」を出たら早めに小川バイパス(国道254号のバイパス)に出たほうが迷わないかもしれないと、気を取り直して再び走り出す。

あとの道順は非常に判りやすい。なにしろ、関越道の花園ICを目指していれば、その途中にあるのだから。ほどなく、国道140号線に入り走り続けると、左側に大きな公園と洋風な建物が見えてきた。「うわ、ヨーロッパの高原にありそうな洋館がある」、これがまず第一印象。ここは先ほどの「おがわまち」のような静かなイメージが全くなく、多分観光バスから降りてくる団体客の賑やかさもてつだってか、妙に活気あふれる道の駅だ。まだ朝10時だというのに駐車場もかなり混んでいる。

団体客が山のように物産館「アルエット」に入っていくのをみて、「しばし、外の公園を見ようか」と歩き回ると、丁度道路沿いからよく見える位置に「花時計」があった。しかし、どうも自分の目の位置からだと時計がややわかりにくい。これはもうちょっと目線が高い位置からでないと時刻がよく見えないかも、とは思ったものの、やはり花々が咲き乱れる光景は美しい。その隣に何故か「やわらちゃん」こと田村亮子さんの像がたっている。シドニーオリンピックに向けての花園町からの応援なのだろうか。これがまたなかなか目立つ。

そろそろ団体客もいないかと物産館に入ると、やはり山のような人・人・人。まずはスタンプを押してから、と自動販売機や椅子が並んでいる休憩所の入り口付近に置いてあるスタンプ台に向かう。しかしこの間にも人ごみは増える一方。

「よし、この人混みに参加するとするか」と物産コーナー内を散策。花園育ちの黒豚のウィンナーが非常に美味しそうだったのだが、まだ今日はスタートしたばかり。保冷材でも持参していない限り、今日一日生ものを車に入れておくのは危険なため、断念。みんな、このような生ものはもし買ったとしても、果たしてどうやって一日暑い中過ごすのだろう。やはり、冬に買うに限るか、と勝手に自分を納得させてその場を去る。

今回は昼に向かう「上州おにし」、閉館時間は事前にチェックしておかないとね (群馬県)
到着時刻:11:26 スタンプ設置場所:施設入口受付カウンター
実は「上州おにし」、以前に山梨県から埼玉県、そして群馬県の「上野」を訪れた時に一緒にこの駅も訪れる予定であった。しかし、着いたのはあいにく17時閉館後の17時20分。ぎりぎりのところで間に合わなかったため、今回また訪れることとなった。しかし、「はなぞの」を出て国道140号を走り出したは良いがまもなく、長瀞へ向かう車の渋滞に巻き込まれる。「これは困ったぞ」と当初予定していたルートを変更しようかと話しながら渋滞の中、ひたすら前の車が動き出すのを待つ。すると、途中から国道140号と平行して長瀞を抜ける地方道があるのを地図上で発見。どちらにしても長瀞に行く車で混んでいるとしたら、この地方道も混んでいるのでは、と別のルートも考えてはみるものの、かなり大きく迂回するルートしかない。「よし、その平行している地方道を行こう」と地方道に入ると予想とは逆に渋滞は全くない。とはいえ、かなり細い道路でそのうえ所々は工事中のためかダートになっている。まぁ順調に走ることが出来ているので、多少のアクシデントは目をつぶろう。
"ほし"が持つ地図の縮尺では細かい市街地まではやや判りづらい部分もあるためか、鬼石町の市街地でややウロウロしたものの、なんとか国道462号に出てホッとひといき。上州おにしに到着したものの、ここの駐車場はスタンプ帳に記載されている53台分と書かれている割には狭い。この日は夏休み最後の日曜日ともあって、特に人も多いのだろう。

上州おにし」のスタンプ位置はメイン施設(体験学習館MAG)の受付カウンターに置いてあり、すぐに目につきやすい。我々の後にも親子や若い男女がスタンプを押しており、その後に地図を広げながら、次に行く先をあれこれ悩んでいたようだ。こうしてまた別の駅で偶然会ったりもするのだろうか。

なお、ここの駅には小学校跡や石器時代の住居跡、三波石に関する展示等があり、子供の夏休みの自由研究等や歴史の勉強にも丁度よさそうである。


広すぎる!「ぐりーんふらわー牧場・大胡」 (群馬県)
到着時刻:12:56 スタンプ設置場所:農産物直売所「さんぽ道」入口
次なる目的地は、鬼石町からかなり離れた場所にある大胡町。本来ならば、以前群馬県の道の駅を廻った時、「くろほね・やまびこ」の次に廻るはずの駅だったのだが、残念ながら時間切れ。ということで今回、あらためて向かうこととなった。

さて、鬼石町から向かうとなると、これは高速道路を使って行くしかないと、国道462号で関越道本庄児玉ICを目指す。IC入り口は同じ国道462号沿いであるため、別段わかりにくい道では無いものの、道路標識に従って行くと途中から一般道に誘導される。最初は「ほんとにこれでいいのか」といったような道を走らされ、しかしながら標識は偉大であった。462号の混んでいる箇所を避けるように一般道を走り、いったん国道254号に出たうえで462号に戻る。するとすぐにIC入り口。むやみに疑ってかかるのはいけないのか(笑)

関越道の渋川伊香保ICで降りてしばらく国道と地方道を組み合わせて走れば、風車が目印のぐりーんふらわー牧場・大胡である。しかし、この駅、牧場だけあって広い、広すぎる。敷地が広い為、駅の入口もふたつに分かれていて、歩いてもう片方の入口にいこうものならば、若干の勇気と結構の体力を必要とする(特に年も30以上の我々にとっては)。

というわけで、まずは農産物直売所や風車がある広場がある側の入口に入る。辺りを見回すとパラソルの下で宴会をやっている団体、ピクニックシートを広げてお弁当を食べる家族、キャッチボールを楽しむ子供たち、みなそれぞれにこの広場で楽しんでいる。我々、特に"こあ"氏は極端に暑さに弱いため、また恒例の「そろそろ限界モード」に入りつつある。そりゃ"ほし"だって暑いのはたまらなく辛いのだけど、ここで二人揃ってダウンしてしまうと次の駅には行けなくなってしまうことを恐れて、気力で頑張る。

しかし、この広い敷地のどこにスタンプが置いてあるのだろうと見回すと農産物直売所が目に飛び込んできた。まぁ今までの経験上、ここだろうと目星をつけて直売所に入るがなかなかそれらしきものは見つからない。結局レジのおじさんに聞いてみると「ほらほら、あそこあそこ、入口ですよ」って入口を指さす。「さっき入口は見たのに・・・」と再度直売所の入口あたりを360度ぐるりと廻ると、灰皿の奥にさりげなく目立たず置いてある。「うむ、灯台もと暗しだな」と笑いながらスタンプを押す。何故かレジのおじさん、しばらくこっちを見て笑っていたのは何故??

さて、駅の全てを見ていないまま、この駅を去るのはちょっと情報不足に陥りそうだと思い、もうひとつの駅の入口へ車を移動する。しかし、こちらの駐車場はそれほど広くない為かかなりの混雑。こちらの敷地にはバーベキューが出来る施設やモニュメント、軽食堂、馬小屋、キャンプ場等がある。ここは、ただ駅を見るだけの為に来る場所ではなく、キャンプやバーベキューを利用して初めて「楽しさ」を実感出来る場所なのだろう。


おのこ」、こじんまりとした休憩所 (群馬県)
到着時刻:14:22 スタンプ設置場所:売店入口
「ぐりーんふらわー牧場・大胡」を後にした我々は、次の目的地「おのこ」に向かって走り出した。「おのこ」は国道353号をそのまま走っていれば着くので、"ほし"ナビもちょっと休憩。といっても、ここらの道は国道と思って走っていたところがいつのまにか地方道になっていたり、と標識はその都度チェックする必要がある。あとは、国道の分かれ道の場合でもここらあたりの地名を把握していないと、気が付いたら逆方向へ走っていた、ということにもなりかねない。渋川市内に入ると国道17号と353号がいりみだれるので、ちょっとは注意して走った方が良いかも。といっても、渋川市を抜ければまもなく「おのこ」である。
「おのこ」は、どちらかといえばこじんまりとした駅の造り。「大胡」の規模が大きかっただけについつい差を感じてしまう。しかし、ドライブの途中にちょっと休憩しよう、といった目的ならば十分な場所であると思える。いまひとつ印象の薄い駅ではあるが、地元野菜等がいっぱい置いてあり、安価で新鮮なものが買える。駅の横には小さな公園もあり、小さな子供がちょっと遊ぶに丁度良い。

スタンプは農産物直売所と食堂の間に位置する入口付近に置いてある。ここでも数名のスタンプラリー参加者を目撃。最近はどこの駅を廻ってもこのスタンプ帳を片手にスタンプ台を探す人たちが増えたようで、なんだか嬉しい。


六合」、ずっと「ろくごう」だと思っていたけれど実は「くに」と読むのね (群馬県)
到着時刻:15:27 スタンプ設置場所:物産店のレジ
次なる駅は「六合」。国道353号を草津の方面へ走っていくと、途中で国道145号と一時合流し、再び353号を走る。ここはふたつのルートが考えられる。長野原町に向かって走る国道145号を走り国道292号に入るか、それとも国道353号から日本ロマンチック街道(県道55号)を走り国道292号に入るか、地図でみる限りは国道145号のほうが全体になだらかな道が続くようだが、日本ロマンティック街道という名に惹かれてこちらの道を選択することにした。しかし、ここのどこがロマンチックなんだろう。道は細く、おまけに反対車線から大きく膨らんでコーナーに入ってくる車がなんと多いこと。ちょっとうんざり気味ではあったが、休日の昼間なんてこんなものだろう。
国道353号から分かれ、約22kmの日本ロマンチック街道を走ると国道292号に入り、草津方面へ曲がるとまもなく「六合」が見えてくる。

この駅は、食事処である「ジンギスカン六合」と物産店、そして宿泊も可能な応徳温泉「六合山荘」、高齢者センター応徳温泉「くつろぎの湯」からなっているようだが、道の駅六合のパンフレットを見ると何故か「くつろぎの湯」については何も書かれていない。はて?

まぁとにかくスタンプを押さなければ、と物産店の中に入るとレジの前に置いてある。レジの人も「あ、また来た来た」といった目で我々を見る。そうか、今日は夏休み最後の日曜日だからスタンプを押しに来る家族も多かったのだろう。

その後、物産店内を散策していると、「六合村」の由来の説明が壁に書かれているのを発見。「へー、なるほど」と納得。この内容は「ふゆのほし的道の駅案内」に掲載してあるのでご一読を! 道の駅巡りをしていなければ、こういった村や町等の由来や特産について興味をもつこともなかっただろう。

草津運動茶屋公園」、草津温泉のイメージとは全く異なった欧風ムードいっぱい (群馬県)
到着時刻:16:04 スタンプ設置場所:道の駅レストハウス案内カウンター
地図をみると「六合」と次の駅である「草津運動茶屋公園」の位置は近い。早速次を目指し、草津の町の中に入るまでは走りやすい国道も、温泉街に入った途端、急に道が細くなり、温泉を利用する客が多く歩くため、非常に走りにくい。ひたすら標識に頼って国道292号を走っているつもりが、いつの間にか国道標識がなくなり、「もしかして間違ったか」と思いきや、いつの間にか国道292号に戻っている。

温泉街を抜ければすぐに道の駅「草津運動茶屋公園」が見えてくる。しかし、最初は「これが草津の道の駅?」と戸惑う。何故かって、あまりに欧風イメージが漂う建物がいくつも並んでいるのである。「草津」といえば「温泉街」だと勝手にイメージしていただけにそのギャップはかなり大きい。

この駅は「ロマンチック街道」を強く表に出している。そのためか、「日独ロマンチック街道資料館」等もある。道をはさんで一際目立つ洋風な建物は「ベルツ記念館」。ドイツの医学博士であるベルツ博士の生い立ち等をこの記念館で閲覧することができる。その記念館の1階にはボヘミアガラスのミュージアムショップがあり、心惹かれるガラス製品がいっぱいだ。

スタンプは、道の駅レストハウスにある案内カウンターに置いてある。このカウンターで、"こあ"氏に「ここの駅のパンフレットはありませんか」と聞いてもらったのだが、あいにくここの駅のパンフレットは作ってないとの回答。これほど様々な施設がある駅ならば、是非ともパンフレットの製作を強く望みたい。

また、高山植物資料館の中にある特産ショップには可愛い瓶に入ったオリジナルドレッシングやジャムがいっぱい。おまけに本来和食である練り梅やふきのとうの瓶詰めも、洋風なイメージで統一しているようだ。ここの商品の場合、特に若い女性にウケそうなものが多い。

ここでしばしヨーロッパの時間を楽しんでから、次の駅に向かうかどうするか相談。実は本日はこの駅で一応本日の廻る駅はおしまいで、時間があったら次の駅も行こう、ということだったのだが、時刻的に非常に微妙なところだ。次の駅は「北信州やまのうち」、閉館時刻は18時である。現在の時刻が16時半過ぎ、だとするとまだ1時間半弱あるならば、もしかして間に合うかもしれない。

北信州やまのうち」、群馬から白根山を越えて長野へ (長野県)
到着時刻:17:25 スタンプ設置場所:情報物産館物産コーナーレジ横
「よし、次の駅にも行ける」と走り出したはいいが、この先の国道292号の道は標高2000m以上の白根山を越えていくルートであり、道の流れが心配である。一台でも異常に遅いペースの車がいると目的地にまでかかる時間は一気に倍増。ヘアピンカーブも多いところなので、追い越しが可能な車線でもいつ反対車線から車が来るとも限らない。

しかし混雑しているのは反対車線。つまり長野から群馬へ戻る方向がかなりの渋滞。どうやら観光バスが渋滞の先頭で、それを抜けずにいる乗用車たちで大名行列("こあ"氏いわく)状態になってしまっている。もし今走っている方向がこれだけの渋滞だったら確実に間に合わないね、と言いながら、ちょっとだけホッとする。思えば、白根山は小学校の時の林間学校に来た記憶がある。そのときは観光バスに乗ってきたのだが、これほど高い山を走っている感覚は無かった。しかし、今こうして走っているとその標高の高さを実感する。

しばらく走ると、渋峠あたりから長野県に入る。長野県に入るとほどなくヘアピンカーブが長く続き、前の車のペースはいよいよ落ちていき、制限速度も出ない。そこまでペースを落とすならば、譲って後続の車を行かせればいいのに、と何度思ったことか。

そして実際の時間よりも長く感じられた1時間の山越えの後、「北信州やまのうち」に着いた頃には雷が鳴り出していた。おまけに雨もぽつぽつ降り出し、どうやら長野に来る度に雨に降られる事の多い我々である。

閉館前30分だからだろうか、駐車場には車はほとんど停まっておらず、ちょっと寂しい。物産店ももう掃除を始めており、一瞬入るのを躊躇したほどだ。しかしながら、ひょこっと店内に首を出すと明るい声で「いらっしゃいませ〜」と店の人が言うのを聞いてホッとする。どこだったか、やはり同じように閉店間際の店内に入っても、知らんぷりの駅とは大違い。

レジの横に置いてあるスタンプを押そうとすると「あ、スタンプラリーですか」っと声をかけてきてくれ、おまけにインクの蓋まで開けてくれる。なかなか好印象、こうしたちょっとした心遣いが嬉しい。

さて、ここから次の駅に行くかやめるか、非常に悩むところ。時間は既に18時過ぎ、ここから近い駅といったら長野市を越えた位置にある中条村か信州新町なのだが、道の駅「信州新町」は19時に閉館。この夕刻に長野市街を通るのは渋滞の列に参加するってもんだ。非常に悩ましい。しかし、中条村にある道の駅「中条」ならば閉館時間は20時。ここならば間に合うのだが、なんだかルート的には勿体ないと考えてしまう。次の機会にまとめて行けばいいじゃないか、という思いと、少しでも多くの駅を廻っておきたいという気持ちが互いにぶつかりあって、結局「行こう」という結果に落ち着く。つくづく、無鉄砲無計画な我々だ。

中条」、着いた頃には既に外は真っ暗 (長野県)
到着時刻:19:10 スタンプ設置場所:物産店内
19時に間に合うようだったら、道の駅「信州新町」にも行こうと思っていたのだが、やはり夕刻の国道は混雑している。県道等を選んで走ればもう少し流れていたのかもしれないが、そろそろ給油しなければ車が停まってしまう。そんな時に限ってなかなかガソリンスタンドは無い。国道403号から地方道58号に入り、長野市街を避けるように国道18号から国道19号へと走る。国道19号は反対車線、つまり長野市街へ向かう車で大渋滞。我々が向かう車線はそこそこ流れているため、ちょっと安心。しかし、ガソリンスタンドに寄らねばそろそろ走れないだろうと、やむなくスタンドへ入る。若干時間を要してしまい慌てて出発したが、「信州新町」まであと2kmの看板が出たところで19時を過ぎてしまった。こうなったら、「中条」へ行くしかない。
少しでも早く着こうと思い、有料である白馬長野道路を使用し、中条に着いたのは19時10分。外は既に真っ暗であり、どちらにしても駅の写真を撮るのは非常に困難。それでも、物産店はまだあいていたので中に入り、スタンプを押す。店内を散策していると、山くらげのわさび漬けが目にとまり、わさびフリークの我々はすぐに手にとってしまいレジへ直行。熱いごはんの上にのせて食べると、食欲も倍増だ。

「あぁ、お腹がすいた」と食堂を覗くが、ここで食べると急に胃に物が入って帰りが辛くなってしまうのではなかろうかと心配し、泣く泣くあきらめる。思えば、この一日、朝に実家でパンを食べ、一日中走り回ったあげく、食べるタイミングをすっかり逸してしまい、実家でにぎってもらった赤飯おにぎりを仲良く一個ずつ、夕方に頬ばりながら走り続けた。当然、お腹もすくわけだ。

物産店の外に出て、まじまじと中条の入口にある石の固まりのような像を見る。これがライトアップしていてなかなか目立つ。夜に訪れる場合の良い目印だろう。といっても20時で閉館するとこの入口のライトアップも消えてしまうのだろう。しかし、道の駅の看板を必ず写真におさめるのが我々の恒例となっているのに、さすがに街灯もない真っ暗闇の中で看板の写真を撮るのはこれまた難しい。たとえフラッシュを使ったとしても昼間のように綺麗には撮れない。「信州新町」へ訪れた際に「中条」も再度訪れる必要がありそうだ。

さてどうやって帰ろう。少しでも節約しようと一般道を使って帰ろうと試みたのだが、やはり長野は遠かった。おまけに、"ほし"は空腹と車の振動の為か胃の調子が悪くなる始末。本当は車に乗っている事自体がつらいのだが、降りたからってすぐに良くなる訳ではないし、一刻も早く家には帰りたいけれど、なにやら中央道は大渋滞らしい。やはりここはゆっくり一般道を走るしかない。

昼間は調子の悪かった"こあ"氏は、すっかり元気を取り戻して運転を続けている。それがせめてのも救い。こうして、途中に幾つかの道の駅を通り過ぎながら国道19号を松本方面へ走り続ける。既にどの駅も施設は閉まっていて真っ暗、きっとまだ施設が空いていたらどんなに体調が悪くても寄ってしまうんだろう(笑)。とは言うものの、体調はいよいよ悪くなる。

しかし、国道19号から20号を走る中、やたら多いのがトラック。我々が長野のほうから走り続けるその前方にはトラックが何台も走っている。それも我々と同様、延々と松本を越えて塩尻・諏訪の方まで一般道を走る。夜も遅くなると乗用車はほとんどおらず、トラックばかり。前方をムラのあるスピードで走られていると、いよいよ胃のむかつきや頭痛がひどくなる一方で、これはさすがにまずい、と感じた"こあ"氏が、丁度20号沿いにある道の駅「信州蔦木宿」に入ってくれた。これほど体調を崩すのも久々だな、と"ほし"は、途中休める場所として利用できる道の駅のありがたみを、改めて感じるのであった。

都内まで一般道を走るつもりでいたのだが、予定を変更して韮崎ICから中央道にのって、いまだに解消されない渋滞にまみれながらやっとの思いで都内に入る。23時を既に過ぎているというのに、いまだに中央道は渋滞だった、ということは、夕方はさぞかしひどかったのだろう。おそるべし、夏休み最後の日曜日。そして、都内を走るころには、胃の調子が悪い事よりも空腹感でいっぱいになってしまい、ついにひとこと「おなか すいた」と呟いた"ほし"。どうやら"こあ"氏もその言葉を聞いてちょっとはホッとしたに違いない。本日の教訓、「食事はちゃんととりましょう」、当たり前か。

というわけで、本日巡った駅の数は9駅。久々にハードな駅巡りであった。

ちょっぴり余談

どうして食事をとるのも後回しで我々は走り回るのか、これには実はつまらない理由があるのだ。まずひとつは、ひとつでも多くの駅を廻りたい、まぁもっともな理由であるが、実は他にもある。こんなことを書くのは非常に良くないことはわかっているのだが、本音は「そろそろ、そば・うどんに飽きてきた」ことである。どうしても道の駅にはそばやうどんがつきもの、これに飽きたなんて言っては道の駅フリークとして失格ではなかろうかと思うのだが、もう少しバラエティに富んだ食事処は考えられないのだろうか。また、たまに珍しい食事処がある道の駅に出くわすと、だいたい昼時で行列の嵐。各地の特産をみるとそば以外にも美味しい食べ物があるようなので、それを生かした定食等を出してくれたら良いのに、と思うことが多々ある。

まぁ道の駅フリークの一戯言と思って欲しい。


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最終更新日:2000年08月31日