スタンプラリーオフシーズン 道の駅巡り旅日記
渋滞に負けた?いいや人ごみに負けた 関東新駅散策の旅
千葉-茨城-栃木-(埼玉)編
2002年05月04日

世間ではゴールデンウィーク、気が付けば東北の道の駅スタンプラリーが開催されているではないか。そういえば昨年は開催早々、いそいそと東北まで出掛けていったはずなのだが、今年はどうしたということか、いまだにスタンプ帳すら入手していない。諸事情につき、今年は東北全駅制覇は叶わぬ夢となりそうなのだ。「まだ見ぬ新駅だけでも絶対に行くぞ」とその場所を地図で見れば、これがまた関東からはえらく離れた場所ばかり。一体どうなることやら、今年の東北スタンプラリー。

と、こんな話をしていてもはじまらない。そろそろ話を次に進めよう。さて、我々は7月に決行する北海道の旅に向けて、とにかく節約に節約を重ねなければならず、2002年のゴールデンウィークは自宅でじっと我慢週間となるつもりであった。が、それではあまりに寂しすぎないか。

そんな時、4月27日に茨城県の道の駅「いたこ」がオープン、待ちに待った新駅登場だ。「いたこ」がオープンしたら同じく2001年新規登録された千葉県の「多古」と合わせて訪問しよう、とそれこそ待ちかまえていたのだ。しかし、ゴールデンウィーク中ともなれば、それなりの渋滞も覚悟はしなければならない。いや、それ以上に駅内の混雑に耐えられるかどうか、ここが心配だ。

久々の関東圏内の駅巡りに心もはずむ。「よし、明日は6時に出発だ!」と勢いだけは良かったのだが、当日目が覚めると、6時半であった。「げっ、寝坊だ」と半ベソ状態で慌てて準備、結局出発したのは7時半過ぎという、先が思いやられる旅の始まりとなってしまったのである。


【東京都下出発時刻】07:43 【東京都下到着時刻】23:05
 色は千葉県 色は茨城県 色は栃木県 色は埼玉県の道の駅
  中央道/首都高速/京葉道 幕張IC/
国道14号/県道/国道357号/
東関東自動車道 湾岸千葉IC-
新空港自動車道 新空港IC/
無番号道/国道296号
多古
09:13
国道296号/(県)113号/国道51号/
東関東自動車道 大栄IC-潮来IC/
(県)101号
いたこ
11:02
(県)101号/国道51号/
(主)50号/国道354号
たまつくり
13:45
国道354号/国道355号/(主)1号/
国道123号/(主)61号/(主)69号
はが
16:12
(主)69号/(主)64号/国道4号/
北関東自動車道 宇都宮上三川IC-都賀IC/
(主)?号/国道293号/(主)5号/
国道407号/(主)45号/(県)392号/
国道462号/(主)44号/国道140号
(ちちぶ)
20:39

▼道の駅「多古」へのルート:
自宅から中央道/首都高速/京葉道 幕張IC/国道14号/県道/国道357号/東関東自動車道 湾岸千葉IC- 新空港自動車道 新空港IC/無番号道/国道296号


まず本日最初に向かうは、千葉県の道の駅「多古」だ。2001年秋の時点で既にオープンしていたため、訪問したくてウズウズしていたのだが、どうせ行くならば「たこ」と「いたこ」のセット訪問と決めていたため、ずっと我慢してきたのだ。それもやっと今日叶う訳である。

しかし、6時出発のはずが、既に7時40分過ぎともなれば、首都高速の渋滞が心配だ。早くも予定は総崩れか、と内心ビクビクしながら首都高速 永福料金所を通過。ところが、何処をどう走っても渋滞らしきものが無いではないか。「今って、ゴールデンウィークまっただなかだよね。どうして渋滞が無いのか」と首を傾げたくなる程、あまりにすんなりと千葉方面へと向かっている。
 
▽首都高速から京葉道・東関東自動車道で成田方面へ

千葉方面といえば、だいたい連休ともなれば渋滞しない事は無い、と言い切っても良い。それが、道路上に輝く電光掲示板を見ても、カーナビの画面を見ても、渋滞らしき情報は表示されていない。「いやな予感がするな」、おいおい、渋滞が無いならば喜ぶべきだろうが。

そんな快調ペースも、やがて京葉道路に入ったあたりから雲行きが怪しくなってきた。そう、「幕張−穴川 渋滞9km」なる渋滞表示が目に飛び込んできたのだ。しかし、そんな表示を見ながら「今までが異常なくらい空いていたのだ」とホッとしてしまう己の考えは、どこかゆがんでいるのかもしれない。と考えつつも、この渋滞の中をただじっと並びたくはない。幕張IC手前から前方を走る車の速度が極端に落ち始めているのだ。幕張ICで降りようか、と"こあ"氏が言いかけたその時、カーナビも「幕張ICで降りるべきだ」と意見する。結局、車室内満場一致とあいなって、そそくさと幕張ICから一般道へ出てしまったのであった。

ここからのんびり一般道で行くには、やや時間的に不足気味だ。なにしろ、予定よりも1時間以上も遅く出発しているのである。「幕張がだめならば、湾岸千葉から東関東自動車道にのるぞ」と、いざ湾岸千葉ICに入ったはいいが、穴川までの混雑の影響が出ているのか、交通量は多め。それでも、幕張から渋滞の嵐に巻き込まれているよりはましなようである。

やがて宮野木JCTを越え、成田方面へと走り出す、先ほどの渋滞は夢だったのか、と言わんばかりの快適さである。それこそ、「本当にゴールデンウィークなのだろうか」と苦笑せずにはいられない。

 
▽新空港自動車道 新空港ICで「今日のご予定は?」と聞かれ・・・

東関東自動車道 成田JCTから新空港自動車道を走ると終点 新空港ICだ。しかし、我々の前方にも、そして後方にも走る車はほとんどおらず、反対車線を走る車も空港関係の車両ばかりである。「ここって一般車が通っても良い道なんだよね」と妙な不安にかられつつも、新空港ICを通過。すると、その先でなにやら検問らしき場所にさしかかる。「え?なになに、ここって一体・・・」と厳重な警備体制に恐れおののく我々。我々はただ「多古」に行きたいだけなのに、と車を停めるとウィンドウを開ける。

と、警備員だろうか、近づいてきて、何を聞かれるかと思いきや「今日のご予定は?」と問いかけるではないか。今日のご予定は、って見知らぬ人に聞かれて、道の駅巡りです、なんて答えるのはいささか気恥ずかしい。結局、「多古です。多古に行きます」と答えると、なんと親切に多古への行き方を説明してくれたではないか。別に悪いことをしている訳でもないのだが、妙に身構えていた我々が急に恥ずかしくなってきた。そうして、お礼を言うと更に先へと進む。すると、今度は鉄格子の扉が待ちかまえている。新空港ICから一般道へ出るには、これほど入念なチェックが必要なのか。まさか、このICから出る車は皆、同じようにチェックを受けているのか、と思うと気軽にこのICは利用出来ないな、と思ってしまったりも。我々が鉄格子の扉に近づくと、門番らしき警備員が扉を開け、我々はやっと一般道に出てきたのであった。

 
▽成田から多古町へ向かうべく国道296号へ

さぁ、道の駅「多古」の沿線である国道296号に向かうべく、まずは南下だ。特に県道番号等が記載されていない道ではあるが、、新空港ICからそのまま南下すれば、やがて国道296号に出られるという確信のもとで、ただ走るだけだ。もともと新空港ICから出てくる車自体が少ないためか、交通量もほとんどなく、「ゴールデンウィークだからって、なにも気構えることは無いのか」とすっかり安心。ところが、いざ国道296号に出てみると、途端に交通量は増え、そんな状態に一喜一憂するばかりだ。

あとは、このまま国道296号を東(八日市場方面)へと進めば、道の駅「多古」が見えてくるはずである。


 
 
「多古」あじさい館は朝から人でいっぱい (千葉県多古町)
到着時刻:09:13 スタンプ設置場所:休憩コーナー
八日市場市にほど近い、国道296号を走っていると、左手に近代的とも言える建物が見えてきた。道の駅「多古」に到着である。到着予定を9時に定めていた計画から若干ずれたものの、それでも大幅にタイムロスした訳でもなく、こんなにすんなり着いていいのだろうか、と言いたくなるほど、順調だったことに嬉しさと驚きを隠せない我々は、早速駐車場に車を停めようとする。

ところが、なんと施設前の駐車場は全て車で埋め尽くされ、一台も停める場所が残されていないではないか。「おいおい、なんてこった、まだ10時にもなっていないというのに」と途方に暮れながら場内を1周、結局どこにも停める場所を見つけることが出来ず、一旦外に出る羽目になったのである。と、よくよく目を凝らしてみれば、その奥に更に駐車場が用意されているではないか。建物からやや離れた場所に10台程は停められるスペースがあり、どうもそちらはほとんど車が停まっていない。「救われた」といわんばかりにその駐車場に向かうとすぐさま車を停める。これは、ゴールデンウィーク効果なのか、それとも休日は毎度こんな調子なのか、とまじまじと駅の外観を見つめる。

道の駅「多古」は多古町内ののどかな風景の中にある、外観こそ近代的な建物だが多古町の特産色あふれる交流の場。あじさい館と称するメイン施設には、特産品販売所や軽食コーナー、休憩・情報施設等から構成され、いわゆるちょっと立ち寄り型道の駅の典型的である。国道からは、3機の風車が元気良く廻り、あじさい館裏手には巨大な水車が静かに廻る、近代的ながらどこかほっとする場所だったり。
早速、あじさい館の中に入ってみよう。屋外トイレ横の入口から入るとまず最初に目に入ったのは、館内の自動販売機コーナー。そういえば、千葉の道の駅は館内に自動販売機コーナーがある駅が数カ所あるような気がするのだが、気のせいだろうか。昨年訪れた「しょうなん」も確か館内に設置されていた。夜間、特に夏になると、屋外にある自販機の照明にむかって虫が群がるあの光景はどうも苦手なのだが、逆に館内に自販機があるということは、閉館してしまうと利用出来ないではないか。

更に奥へと進むと、休憩スペースと共に見えてきたのは道の駅定番アイスクリーム・軽食コーナーだ。この駅では特に地元牧場の牛乳等が自慢なだけに、アイスクリームもかなりの自信作といえよう。そんな中、いつもは"ほし"が買うアイスクリームの一口分で満足する"こあ"氏が珍しく「ひとつ、買おうかな」と言い出す。そうして、本日1駅目からのんびりとアイスクリームを頬ばりながら、休憩スペースの椅子ですっかりくつろぎのひとときを過ごすことになった。
建物裏手には栗山川が流れ、その様子は休憩スペースや2階のラウンジからでも見ることが出来る。これぞほっとする時間なのだろう。それにしてもこの巨大な水車、建物裏手に設置されているせいか、ややアピール度に欠けているのが勿体ない。といっても、栗山川に沿って散歩する際には白い水車が映えて見えることだろう。

さぁ、いよいよ、あじさい館内にある一番の混雑場所「ふれあい市場」に足を踏み入れる。その混雑具合は、2階のラウンジからふれあい市場へと続く通路からよく見えるのだが、予想を超えた混雑に思わず後ずさりする始末。「やっぱり混んでるよ。」と言いながら人混みの中へと潜り込む。それにしても、こんな朝からこれほどの人々が買い物籠を片手に買い物をしているとは、この駅の盛況ぶりが伺えるといったところだ。我々も負けてはなるものか、とあれこれと物色を開始。
多古といえば、代表的な特産として多古米があげられる。店の奥には多古米が多種多様並び、ふと回りを見渡せば、多古米を買っている客も結構いるではないか。「ほほぉ」と感心しながら、その様子をしばし眺める。館内の中央には農産物たちが場所を占め、これまた手にとる者も多いのだが、加工菓子や乳製品なども負けてはいない。レジ近くで売られている弁当にも心そそられる。「なるほど、混雑は苦手だけど、この熱気でついつい買い物が進むね」と妙な感覚に陥りながら、レジを見ればこれまたズラリと並ぶ列。

この混雑、夕方になれば少しは落ち着くのだろうか、と思いつつも、袋を抱えて店を出た。館名があじさい館だけに、あじさいの時期にはきっと大きなあじさいが梅雨の憂鬱を笑い飛ばすように咲き誇るのだろう。
 
 

▼次なる道の駅「いたこ」へのルート:
多古から国道296号/(県)113号/国道51号/東関東自動車道 大栄IC-潮来IC/(県)101号

さて、次なる道の駅はつい先日、つまり2002年4月27日にオープンしたばかりの「いたこ」である。まだオープンしたてということもあってか、混雑具合が特に心配ではあるが、それ以上にまだ見ぬ新しい駅に行けることが嬉しい、という気持ちが強く、自然とニヤニヤしてしまう。というわけで、「よし、とにかく出発だ」と景気良く駐車場を出たは良いのだが・・・
 
▽国道296号いきなり大渋滞、とにかく迂回だ 大栄ICへ

駐車場を出た我々が見たもの、それは国道296号千葉市方面の大渋滞の列であった。「うわっ、国道296号に出たのは大失敗だった」と言っても後の祭り。我々は国道296号を延々と走る訳ではなく、適当な箇所から北上し、東関東自動車道 大栄ICを目指すはずだったのである。おまけに、道の駅「多古」から国道296号なんぞに出なくても、大栄ICへ向かえる道はあったのだ。といっても、その道はまだ新設されたばかりゆえ、カーナビにはその道データは入っておらず、更に"ほし"が持つ地図にも建設中を示す点線が描かれ、ついつい見逃していた。カーナビにしても"ほし"ナビ揃って、こんな時に限って役立たずである。

しかし、ここでめげていても仕方がない。「ええい、次の交差点があったら曲がって北上してしまおう」、と曲がったその道は運良く県道113号へと続く細い道であった。そう、その県道113号はそのまま大栄IC方面へと続く道ゆえ、こんな時は野生の勘というものが結構役に立つ。そうして、田園風景や民家等の間を北上していくと、交通量が増えることもなくすんなりと大栄ICへやって来た。

 
▽東関東自動車道 大栄ICから潮来IC、そしてその先は道の駅「いたこ」

大栄ICまで来れば、あとは東関東自動車道にのって潮来ICへ向かうだけである。これがまた不気味な程に空いている。こんなに空いてていいのか、と嬉しいやら逆に不安になるやらで、それこそ何事もなくあっという間に潮来ICへたどり着いてしまったのであった。「なんだか拍子抜けだよ。」とまぁ人間とは勝手な生き物だ。渋滞なんて無いにこしたことはないではないか、とETCレーンを通過し、県道101号に出てくると、そのまま北上。

道の駅「いたこ」はすぐそこだ。
 

 
 
「いたこ」2002年4月オープン!右見ても左見ても人・人・人 (茨城県潮来市)
到着時刻:11:02 スタンプ設置場所:売店内案内カウンター
県道101号は交通量こそ少ないのだが、前方を走る車は次から次へとある一箇所に集中して入っていく。そう、そのある一箇所こそ、道の駅「いたこ」である。左手に三角のとんがり屋根を中心に横広がりな建物群が見えてきた。「あれが道の駅いたこなのか・・・」と感慨深げに施設群を見つめながら駐車場へと入る。

予想どおり、道の駅「いたこ」は訪れる人でいっぱいだ。駐車場も施設前を中心にズラリと車が並んで停まっている。といっても、建物から離れた場所はまだまだ余裕があり、我々はほっと一安心。無理して建物近くに車を停めるべく待っているよりは、、歩けば良いだけの話である。しかし、相変わらず身障者用駐車場には身障者マークが貼られていない車が堂々と停まっているのには、呆れ果てる。駅が混雑しているとだいたいこの手の光景を目にするのだ。

道の駅「いたこ」は、通称「SUN SUN MARKET SOLA」、まるでクリスタルのピラミッドかと思わせる三角屋根が遠くからでも目立ち、通りがかったらつい立ち寄りたくなる外観だ。勿論、その施設内容も、農産物の直売所から特産品ショップ、ベーカリー&カフェレストラン、花木販売に至るまで、買い物に食事に休憩と三拍子揃った駅である。また、いたこオリジナルキャラクターのイタコイヌとイタコネコのコンビが、駅のオリジナリティを一層アップしている。
建物に近づくと、なにやら白いイヌの着ぐるみが子供達に囲まれているのを発見。「おっ、あれがイタコイヌか」としばし観察。子供達に大人気のイタコイヌは休む暇もなく、大サービスだ。白くて耳が茶色、ちょっと悪ガキのような目つきのイタコイヌだが、なんとも可愛いではないか。

このような駅キャラクターがいると、尚一層幅広い層に親しんで貰えそうな予感である。
更にその近くには、何処かで見たことがある着ぐるみが、これまた子供たちを相手に大ハッスル。そう、何処かで見たことがある、それはあのJリーグ鹿島アントラーズのキャラクター「しかお」君である。これがまたなかなか可愛い。いや、しかお君と言えば、既に結婚して子供も生まれている(という設定らしい)のだから、可愛いは失礼か。

"ほし"がなんとかしかお君の写真を撮ろうとしていると、なんとしかお君がズズズンといきなりこちらに近づいてきたではないか。おまけにペコリとお辞儀までし、さすがファンサービスを怠らない。バイバイと手を振りながら、しかお君から離れると、再び駅散策、という現実に引き戻される。まぁ、たまには童心にかえるのも良いものだ。

新鮮市場前の広場では、ワールドカップが近いこともあってか、韓国フェアを実施している。つい数週間前に韓国へ出張に行ったばかりの"こあ"氏としては、かなり親近感をもっているらしく、韓国物産をあれこれ眺めている。辛い物を得意としない"こあ"氏だが、何故かキムチは好んで食べているようだ。道の駅も一度訪れると少なからず親近感がわくものだが、それは駅に限ったことではないのだろう。
うるおい館と称するショップでは、Jリーググッズから道の駅いたこグッズ、潮来とその周辺の特産品、更に奥に進めば虹工房のジェラートやどら焼き等が種類も豊富に客たちを魅了している。特に、ジェラートコーナーには長蛇の列が出来、その客パワーに思わず萎縮してしまったりも、理屈ではないが、駅内の活気を肌で感じながら、「道の駅いたこ、関東内でもかなり気に入った駅のひとつだ」という実感に酔っていた。自宅からもう少し近い位置にあれば、特に「買い物面」において、常連客にすらなり得ていたかもしれない。

ただ、"こあ"氏的には「休憩」という面でいまひとつ満足感に欠けていたらしい。というのも、情報棟の類には椅子等が設置されていることが多いが、ここにはその類は残念ながら無かったのである。そういった話をしながら、再度駅を見回してみると、確かに屋外には各所にベンチがあったり、またはオープンカフェがあったりと、座れる場所は提供されている。しかし、天候が悪い場合等はやはり屋内でちょっとでも座って休憩したいものだ。「まだまだ出来たばかりの駅だし、これから更に発展していくよ」ととりあえず好意的に見ている。
ここらで昼食をとろう、とベーカリー&カフェレストラン「リコルド」を覗いてみる。昼時ではあるが、どうやら空席はあるようだ。我々は待つことなく、席へ案内され、早速メニューを眺める。こんな時、"ほし"はついつい店(シェフ)のお薦めの類を選んでしまうのだが、"こあ"氏の方はマイペースに自分の食べたいものを選択している。というわけで、"ほし"はシェフのお薦めといわれるチキンのハーブ焼きを、そして"こあ"氏はイタリアンハンバーグを注文。

ドリンクバー付きという点、店内の雰囲気から、ついつい出てきた言葉は「ガストみたいだね」。値段的にも決して高くはなく、ファミリーレストラン並な価格帯である。
食事は、"こあ"氏のほうは結構満足していたようだが、"ほし"はやや予想と異なり、戸惑い気味であった。特に"ほし"はパンを頼んだのだが、このパンが冷たくて固い。「ベーカリーレストランだからこそ、パンを頼んだのに、少し予想とは違っていたよ」と"こあ"氏にパンを差し出す。それをパクッと口に入れると、"ほし"が言いたかったことが伝わったらしい。「うむ、確かに固いね」「これはこういうものなのかな」「それにしても、温めていたらもう少し違った印象だったかもしれないね」、そんな会話をしながら食事を済ます。

しかしながら、ここの店員さんは皆教育されているようで、店員さんを呼ぶベルを鳴らすと、「ただいま承ります」(だったか、違う言葉だったかもしれないが)と元気な声で受け応えるのだ。こういったところにも、駅が完成するまでの準備期間に、どれだけ力を注いだかが分かる。次に食べる機会があったら、聞いてみよう「パンって温めて貰えますか」と。
さて、食後のデザートと言わんばかりに、結局並ぶはジェラートコーナーの長蛇の列。それでも10分もしないうちに順番は廻ってくると、無事にジェラートを手にしてオープンカフェへ向かう。オープンカフェでは、ワゴンの前で店員さんが「アメリカンドックはいかがですか」としきりに声を張り上げている。「アメリカンドックも良いなぁ」と"こあ"氏は羨ましげに、それでいながら食べたばかりの胃を押さえて「やっぱり今は無理だ」となにやらひとりでブツブツ呟く。

カフェのテーブル席には、パンを買って食べる者や、我々同様、ジェラートを必死に頬ばる者等、思い思いの時間を楽しんでいる。"ほし"も、手にしたジェラートをせっせと食べながらその味を楽しむ。それにしても、ここのジェラート、2つの味が250円で楽しめるというのは嬉しい。その分、二つ合わせてシングルよりやや大きい程度のサイズではあるが、それでもこのサービスは大歓迎。

こうして、道の駅「いたこ」を満喫し、すっかり満足顔で車に戻ったのである。しかし、「いたこ」話はここで終わらない。次に「たまつくり」に向かうべく、我々は駐車場を出ようとする。ところが、我々が潮来IC側から「いたこ」の敷地に入ってきた、いわゆる正面出入口からは、片方向にしか出ることが出来ないのだ。つまり、潮来IC方面へ直接出る(つまり戻る)ことは出来ず、鹿嶋方面へしか出ることが出来ない。だが、それは駅の出入口の何処にも案内されておらず、誤って正面出入口から潮来IC方面へ出てしまう可能性が非常に大きい。せめて出入口に「潮来IC方面へは出られません」程度の案内は掲げておくべきだろう。

実は、間違って県道を逆走してしまった車を3台ほど目撃している。いずれ大きな事故に結びつかないとも限らないのだ。この状態を放置しておくのは危険ではないだろうか。
 
 

▼次なる道の駅「たまつくり」へのルート:
いたこから(県)101号/国道51号/(主)50号/国道354号

次に我々が目指す駅、それは道の駅「はが」、いや、「はが」へ向かうならばついでに「たまつくり」も覗いてみよう。というわけで、県道101号から国道51号に出ると潮来市街へと向かいだした。しかし、市街地へ入るまでもなく、我々は主要地方道50号へ進むとそのまま北上を始めたのであった。
 
▽潮来から北浦を経て玉造へ 主要地方道50号をひたすら北上だ

主要地方道50号は、玉造町までは国道355号と平行している道路なのだが、これが結構走りやすい。といっても、なだらかな性格の道が続くゆえ、言葉を変えれば退屈、という意味も含まれるかもしれない。2001年夏にスタンプラリーを兼ねて道の駅「たまつくり」から「やちよ」へ向かってこの主要地方道50号を南下した記憶があるが、その時も交通量が少なく実にのどかでのんびりとした道だと思ったものだ。その印象は基本的に今回も変わらなかったのであった。

この主要地方道50号に対して西側を平行して走る国道355号、どちらが交通量、走りやすさ等を含めて快適道なのだろうか。

 
▽道の駅たまつくり近し!国道354号から虹の塔が見える

さて、主要地方道50号から国道354号へと入れば約3km程で道の駅「たまつくり」に到着だ。前方を何気なく眺めていると、虹の塔が遠くに見えてきた。「虹の塔」と言えば、道の駅「たまつくり」に隣接したシンボルタワー的な存在なのだが、どうもそれに何かが大量にぶら下がっているように見える。

「あれは何だ?」と"ほし"が指さす。よくよく見れば、それはまるで天日干しされた大量の魚にも見える。おいおい、今が何の時期かお忘れか、と何処からか溜息でも聞こえてきそうだが、あれはまさしく鯉のぼりの大群である。道の駅「たまつくり」に近づくにつれ、その光景はぐんぐんと近づき、それが鯉のぼりであることが容易に分かるまで接近した。

と、気が付けば、右手に道の駅「たまつくり」、あららという間に到着である。


 
 
「たまつくり」フリーマーケットで大賑わい! (茨城県玉造町)
到着時刻:13:45 スタンプ設置場所:休憩所内
しかし、この日の「たまつくり」は何事か、と言いたくなる程の大混雑。路上にも車が何台も駐車しているような状態なのだ。「まさかこれほどの混雑とは・・・」と絶句しながらも道の駅休憩所側の駐車場に入ると、1箇所の空きエリアを発見、すかさず車を停める。

本日は丁度フリーマーケット開催らしく、物産館等の敷地側の駐車場部分がフリーマーケットの会場と化していたのだ。確かにこれは駐車場も混む訳だ、としばし会場内をさまよう。といっても、今日はそんなにのんびりはしていられない。あくまでも、道の駅「はが」へ向かう途中のちょっとした寄り道程度に立ち寄っただけなのだ。

道の駅「たまつくり」の駅概要については別ページを参照して貰う(気になる人はこちらをクリック→)として、早速売店内に飛び込む。と、フリーマーケットに集まってきた客が店内にも流れているせいか、大大混雑。食事処の入口にも食事を待つ客であふれかえっており、思わず「いたこで食事をしておいて良かったよ」とホッとする一幕も。
売店内は2001年の夏から商品の陳列を変えていたようで、"ほし"が昨年特に気になった北浦のうどんシリーズも、通路側に目立つように置かれている。玉造町特産品コーナーも多くの人があれこれ買い悩み、また、手づくりアイスクリームコーナーも数名の客が並んでいる。そんな光景を見ながら、「これから夏が近づくにつれ、いよいよアイスに並ぶ客も増えるのだろうか」としみじみと季節の移り変わりを実感したりも。霞ヶ浦の魚たちの加工品も健在だが、最近地場産の米が気になる"ほし"としては、玉造の合鴨米も要チェックだ。農産物の品揃えは、今まで廻ってきた駅と比較すると、やや少な目。
我々はといえば、結局この駅でもアイスを手にすると、そのまま外に出て、またしてもフリーマーケットの様子を遠目に見ていた。「それにしてもよく食べるねぇ」と、"こあ"氏は"ほし"の手にしたアイスを見てかなり呆れ気味。そういえば今日は立ち寄ったどの駅でも必ずひとつはアイスを頬ばっている。「手づくりアイスって言葉に弱いのさ」と、アイスコーナーの横に貼ってあった「さつまいも」の記事を見てとっさに決めた紫いもアイスをまた一口頬ばる。

「紫いもアイスなんて初めて食べたけれど、結構甘いねぇ」とその独特の甘さに"こあ"氏はややしかめ顔。
と、ふと頭上に泳ぐ物体が視界の端をチラチラしている。そうだ、国道354号を走っている時に遠目に見えたあの鯉のぼり集団である。物産館のすぐ裏手に虹の塔が建っており、その頂上付近から下へ向かって大量の鯉のぼりがぶら下がっている光景が、丁度よく見えるのだ。

子供の日の迫力ある演出に、やや微笑ましい気分になりながら、しばしその鯉のぼりの優雅な泳ぎを眺める我々であった。
 
 

▼次なる道の駅「はが」へのルート:
たまつくりから国道354号/国道355号/(主)1号/国道123号/(主)61号/(主)69号

さて、次に向かうのは、道の駅「いたこ」同様、2002年4月にオープンした道の駅「はが」である。「たまつくり」から約75km弱程北へと向かうことになるため、移動に要する時間だけでも2時間以上はかかりそうだ。しかし、折角ここまで来たら正式オープンした「はが」を見てみたい。
 
▽石岡市から国道355号をとにかく北上 笠間市へ

「たまつくり」を出た我々は国道354号から国道355号石岡市方面へと出ると、なにやら交通量が増えだしてきたではないか。「ここまでほとんど渋滞に巻き込まれることなく来たけれど、やはりゴールデンウィーク後半戦、そんなに甘くは無いか」と覚悟を始めたのだが、どうやら混雑の原因は、我々が走る国道355号ではなく、それと交差する形で走る国道6号にあるらしい。

確かに石岡市街に近づき、国道6号との交差付近に達すると6号へ入りたくても入れない車で、国道355号まで影響が出てしまっている。しかし、その箇所を越えると、あっという間に交通量は減り、そのうちにひとり旅状態へとなっていく。「これならばとりあえず順調に向かえそうだね」とホッとひと安心。石岡から岩間町、友部町へと北上する国道355号は、実になだらかな道が続き、なんとものどかな気分にさせられる。昼間のぽかぽか陽気にこの辺りを走っていると眠気にまで襲われてしまいそうなのだ。

しかし、北関東自動車道 友部IC前後辺りから、反対車線の様子が変わってきた。一体何処まで続くやら、車・車の大行列なのである。これが我々が走る側の車線ではなくて良かった、と心からホッとしながら、その行列を横目にせっせと走り続ける我々。その行列はなんと笠間市街にまで続く勢いだ。「今日は笠間の方で何かあったのかな」と話しながら、しばし窓の外を眺める。

 
笠間といえば焼き物の町、国道355号も笠間周辺は通称「やきもの通り」と呼ばれているらしく、道路脇には焼き物のオブジェ等があったり、焼き物の店等が軒を連ねている。「この周辺は観光スポットでもあるのだね」としみじみと街並みを見ながら、更に笠間の市街地へと入り込む。

丁度笠間市街地の商店街では、骨董がらくた市なるものを開催中、多くの人々が行き交い、必然的に車のペースもノロノロになるが、我々はそのゆったりペースから逃れるように、益子町方面へと続く主要地方道1号へと進むのであった。
 
▽いざ栃木へ 益子から芳賀町へ

主要地方道1号に入れば少しは交通の流れも良くなるかと思いきや、ノロノロ状態は変わらずじまい。しかも、またしても反対車線は大渋滞になり、ほとんど車たちは動かない。どうもこの先、交差する国道50号が渋滞しており、その影響なのだろう。我々が走る側の車線は、国道50号を越えると途端に流れ出した。

さて、主要地方道1号は市街地から山道へと変化していき、のどかな風景が広がっている。21km程ずっとなだらかな山間路を走っていれば、益子焼きで有名な益子町まで出られる楽々ルートなのだ。しばらくは山あいにみえる田園風景を楽しみながら、快適な山間ドライブだ。そうして、国道に出て右へと曲がれば茂木へ、はたまた左に出れば芳賀町、というところまでやってくると、再び民家や駅等やや賑やかな街並みが見えてきた。

芳賀町へ向かうべく国道123号を西へと走り、下赤羽交差点から主要地方道61号へと入る。まだまだ北上するのかと言いつつ走っていけば、主要地方道69号と合流。そろそろ見えてきても良いはずだ、道の駅「はが」。

 

 
 
「はが」2002年4月オープン!いたこに負けじとこちらも大賑わい (栃木県芳賀町)
到着時刻:16:12 スタンプ設置場所:友遊はが 休憩スペース
それにしても、数キロ前から道の駅を示す案内看板らしきものをいまだ見かけないのだが、案内看板はもう設置されているのだろうか。

そんな一抹の不安を抱えながら主要地方道69号を走っていると、前方に見えてきたは道の駅「はが」だ。それも、実に目立つ青地に白文字の巨大看板が建っているではないか。もともとは「友遊はが」の看板だったはずなのだが、道の駅オープンに合わせて看板を変えたらしい。「おぉ、看板がリニューアルしている」、そんな感動に浸っていると、その横に恒例の道の駅案内看板も設置されていることに気づいた。
いざ駐車場に入ると、やはり温泉側の駐車場は相変わらずの盛況ぶり。直売所や観光案内・レストラン等がある「友遊はが」側の駐車場もかなりの混雑だ。「うむむ、"いたこ"に負けてないな、"はが"も」と妙に嬉しくなりながら車を停める。ここの駐車場は一台のスペースがゆったり目、ドアが開く分のことを考えて設計されているようだ。こういったちょっとした配慮がキラリと光る魅力に結びついたりも。

道の駅「はが」といえば、既に以前(2001年11月24日)、オープン前ではあるが訪問してひととおり駅の散策はしている。概要も、温泉施設である「ロマンの湯」とその隣にある「友遊はが」と称する農産物直売・加工施設から構成されているところは変わりはない。以前、駅の職員さんに「2002年の4月のオープンにむけて何か施設が増えるのですか」と聞いてみると、看板やパンフレット等、細かな部分での準備をしてオープンを向かえると教えて頂いたことをふと思いだし、なるほど納得と言わんばかりに駅内を見渡す。
まずは、友遊はがの観光案内所側、つまりアイスクリーム工房やレストラン等がある建物に足を運んでみる。案の定ではあるが、アイスクリーム工房TMTM(タムタム)の前は人・人・人、ここのアイスクリーム工房はいつ来ても大人気だ。その混み具合も、過去3度ほど来た中で最大の混み方ではないだろうか。その尋常でない混雑に萎縮しながらも、本日4個目のアイスクリームに挑戦。今日はアイスの旅ではなかったはずなのだが、気が付けば"ほし"はそそくさと列の後ろに並んでいる。

前回、ダブル用のワッフルコーンが売り切れてしまっていた為、泣く泣くシングルコーンで我慢したのだが、今日はダブル用のコーンもまだまだ在庫があるようだ。今回はストロベリーマーブルとホワイトクリームのダブルを楽しんだたのが、やはりここのアイスは美味。いつもはほとんどアイスを食べたがらない"こあ"氏も納得の味とくれば、人気の高さも伺えたりも。

アイスを食べて、ふと「そうだ、いちごを買って帰ろう」と思い出したように友遊はがの直売所へと駆け込む。しかし、いちごコーナーは全て売り切れ。「あれまぁ・・・」としばし呆然と立ちすくみ、そろそろいちごの時期もおしまいなのか、とトボトボと外に出る。
中央の広場では遊具に群がる子供達の姿が、そしてその奥にある、ウサギと戯れるコーナー(だろうか)でも子供達が葉を片手にウサギに与えようと必死である。しかし、ウサギからしてみれば「もう腹いっぱいだよ」といわんばかり、葉を口に近づけられても見向きもしていないようだ。

いやはや、ウサギも結構大変なのだろう。
前回訪れた時には気づかなかったのだが、ハーブ園のその先、つまり敷地の外にいちご園なるものがある。そこにはさりげなくいちご直売所もあるではないか。「おっ、いちごが売ってるかも」と、すぐにその直売所に飛び込む。すると、既にかなり売れてしまった後の残り少ないいちごの箱売りがポツンと置いてある。「いやぁ、箱詰めが間に合わなくって大変だよ」と店員さんは嬉しい悲鳴をあげながら、忙しそうにバタバタとあっちへ行ったりこっちへ来たり。友遊はが直売所では買えなかったいちごではあるが、我々は無事にこのいちご園直売所でいちごを入手したのであった。ちなみに、この芳賀いちご園では、だいたい5月中ならばいちごは買えるとのことだ。

そういえば、友遊はがの休憩スペースに置かれている道の駅「はが」のスタンプも、昨年11月の1種類から種類が増え、パンフレット等と共にテーブルの上に目立つように置かれていたのも印象的だ。
 
 

 

▼とりあえず寄ってみよう「ちちぶ」へのルート:
はがから(主)69号/(主)64号/国道4号/北関東自動車道 宇都宮上三川IC-都賀IC/(主)?号/国道293号/(主)5号/国道407号/(主)45号/(県)392号/国道462号/(主)44号/国道140号

千葉から茨城、そして栃木までやってきた我々の新駅巡りもこれにて幕を閉じるかと思いきや、「ちちぶに行ってみようか」と無理難題を言い出す"ほし"。既に17時前だというのに、今から埼玉まで戻ったとしても、それなりの時間がかかるだろう。特にゴールデンウィークという特別な時期ゆえ、渋滞も半端ではないはずだ。しかし、"ほし"はもともと物産館目当てに行こうと言ったつもりではなく、レストランが22時まで営業している、といったちちぶオープン当初の情報を元に、言ってみただけなのだ。まぁ、いくらなんでも21時過ぎには到着するのではないだろうか、という甘い期待も当然あったに違いない。

どちらにせよ、秩父経由で東京西部に出るという帰宅ルートも十分考えられるため、それも良かろうと、我々は一路「ちちぶ」に向かって走り出したのである。
 
▽芳賀町から宇都宮、そして栃木市へ しかしその先は・・・

主要地方道69号から西へ走れば国道4号、宇都宮市内だ。国道4号は既に混雑しており、ノロノロ状態が続いていたものの、まもなく宇都宮上三川ICから北関東自動車道に入った途端、快調なペースが戻ってきた。しかし、安心するのもつかの間、道路上に輝く道路情報表示板には「佐野藤岡−羽生IC渋滞」なる文字が、行く手をはばんでいるようにもみえる。

「佐野藤岡が渋滞ということは、そのひとつ手前の栃木ICで降りた方が良さそうだね」と言っているうちに、あれよあれよという間に渋滞は成長し、既に栃木ICから渋滞しているとの表記に変わっている。これは更にひとつ手前のICで降りてしまわねばならないかと、慌てて降りるICを変更、結局「都賀IC」で降りる羽目になってしまった。

さて、カーナビの指示はといえば、東北自動車道に沿って走る道へとどうしても誘導したいらしい。しかし、"ほし"としては国道293号を西へと走り、足利市辺りから南下し、太田市、そして本庄市、皆野町辺りへと走り秩父へ向かうルートを頭の中で展開させていた。「東北自動車道近くの道を走ると、渋滞を避けて高速道路から一般道へ入ってくる車で更に混雑するのではないかな」という読みも含まれていたのだ。

しかし、その読みは正しかったのか、それとも間違っていたのか、未だに分からずじまいではあるが、国道293号を選択したことは失敗であった。以前、昼間にこの国道293号を栃木県田沼町(どまんなか たぬま)から芳賀町へ向かう際に利用した時には、両車線ともに交通量が少なかったのである。この交通量を期待して国道293号に入り込んだ訳だが、その考えは甘かった事に気づいた。行けども行けども大渋滞、本日走り回った中で最大の渋滞に巻き込まれてしまったのである。

といっても、今更別のルートへ逃げるにも、適当なルートは思いつかず、じっと耐えるしかなかったのであった。まぁ、栃木市内を抜け、道の駅「どまんなか たぬま」の近くまでやって来た頃には渋滞も解消し、なんとか快調とはいかないまででも動き出した。

 
▽足利から南下しながら秩父を目指せ!太田〜本庄〜皆野町

その後は、とにかく秩父の方角を頼りに距離的に近い道を選びながら走り続ける。夕刻の混雑を避けるように、細い道にも積極的に入り込もう、と群馬県太田市から利根川を越えて埼玉入りを果たすと、利根川に沿って走る主要地方道45号を西へと進む。この主要地方道45号、交通量も少なく、なかなか快適。丁度この付近の道の駅で位置関係を語るならば「妻沼」から「おかべ」を結ぶラインといったところか。

本庄市内で国道462号に入ると、今度は関越自動車道の渋滞情報が道路上に輝き、やはり今がゴールデンウィークであることを強く思い知らされる(まぁ、関越自動車道は休日ともなれば、毎度夕刻は渋滞に悩まされる訳だが)。そんな渋滞情報を横目にみながら進んだ道は、主要地方道44号。これがまたコーナー続きの山道だ。嬉しいことに交通量はほとんど無い。この辺りは昼間走れば非常に美しいのではないだろうか、とひたすら川沿いに続く道を走っていく。

この主要地方道44号を南下していけば、やがて国道140号と平行して秩父へと向かう道になるのだ。夜間だから交通量も少なかったのかもしれないが、昼間はどうなのだろう、昼間もある程度少なければ国道140号の裏道として利用出来そうな道だな、とふと考えたりも。

時刻は既に20時半、秩父市内でひょっこり国道140号に出てくると、あとは道なりに南下していくだけだ。

 

 
 
「ちちぶ」えっレストランって22時閉店のはずでは?残念無念 (埼玉県秩父市)
到着時刻:20:39 スタンプ設置場所:時間外は未設置?
そういえばオープン当時は、国道140号いたる箇所に道の駅ちちぶの立て看板が設置されていたが、さすがにオープンしてもうすぐ1年が経とうとしているためか、それらの看板は見るかげもない。さぁ、陸橋を渡れば、すぐ先に道の駅「ちちぶ」がみえるはずだ。

左手には洋館風の建物、そして広めの駐車場に10台前後の車が停まっているだろうか、物産館は19時で閉館してしまうことは知っていたのだが、オープン当初の情報によればレストランは22時まで営業している、ということだった。実はそれを期待して、「はが」から延々とやって来たのだ。20時半過ぎに無事に着いた我々は、努力した甲斐があるってもんだ、と満足げであった。

ところが、ところが入口の看板になにやら期待を裏切られる文字が書かれているではないか。"レストラン 21時まで"、その文字に我々はしばし呆然。ありとあらゆる手を尽くして渋滞から逃げるように走ってきたというのに、報われない努力だったのか。「はぁ・・・」深い溜息をつきながらも、建物に近づく。中央のホールはまだ開いており、ちょっとした休憩は可能だ。レストラン内を覗けばまだお客さんはいるようだが、入口には「準備中」の札が掲げられている。

更に虚しいことに、レストラン前の小さな看板には、我々が以前目撃した「〜22:00」と掲げられた表示も残されていたのだ。いやはや、本日の駅巡りの最後は泣くに泣けない結果に終わってしまった。

建物の幟には「黒ごまソフトクリーム」や「岩魚寿司」等、美味しそうな名前がヒラヒラと舞っている。それを見ながら虚しさも倍増、しかしながら「また来よう」という気持ちも膨らみ、本日は退散とあいなったのであった。
 
 

こうして本日の駅巡りは終了、道の駅「ちちぶ」から国道299号への進入口はすぐそこ。国道299号を利用して南下していけば、東京西部へ出られると考えていたものの、国道299号は飯能市(正丸トンネルを越えた先辺り)から既に渋滞だとか。道の駅「ちちぶ」ですっかり意気消沈した我々は、渋滞の列に並ぶ程元気も残されていなかったため、正丸峠横を通りながら山伏峠を経て名栗村へ入る、いわゆる極細峠ルートを選ぶことにした。割と有名なこのルート、時間帯によっては走ることを避けたい者、逆に率先して走りたい者、まぁいろいろいるだろうが、21時前後ではこの道を景気良く走る者はいないようだ。

峠を越え、青梅市に出れば後は勝手知ったるいつもの道という訳で、23時過ぎには自宅へ到着。道の駅「ちちぶ」へ向かう際に走った栃木市内の国道293号以外は、特に不快に感じる程の渋滞に巻き込まれることなく走ることが出来てしまい、ほっとするやら、やや拍子抜けするやら。しかしながら、各道の駅での人混みの凄まじさには、終始尻込みする始末。やはり普通の休日とは少し違っていたようだ。

結局、ゴールデンウィーク中の駅巡りはこの1日のみになってしまったが、活気ある駅に触れて己もパワーを少し貰ったような、そんな1日になったような気がする。

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最終更新日:2002年05月14日