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| 朝、宿の窓から見る富山の風景は、見事な銀世界であった。やはり夕べ一晩中雪が降り続いたようである。チェックアウトの際、フロントの人が「道路が凍結しているみたいなので、十分お気を付けくださいね」と一声かけてくれる。その言葉のとおり、確かに路面は所々凍結しており、1日の始まりだというのにすっかり気分は萎縮気味だ。 本日は、昨日廻り損ねた石川県と富山県の境に位置する氷見市の道の駅「氷見」から、国道8号富山周辺、そして時間があれば帰り道がてら新潟の方まで行ってみようかと考えている。但し、天候次第により、予定が大幅に変わることも考えられる。一体本日の旅はどうなるのやら、とはらはらと舞っている雪を少し恨めしく思いながら眺めるしかない。まぁ何がともあれ、北陸の駅巡りの始まりだ。 |
【宿出発時刻】08:52 【東京都下到着時刻】翌00:10 ■色は富山県道の駅 ■色は新潟県道の駅 |
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| 国道8号/北陸自動車道
富山IC-小杉IC/ 国道472号/国道8号/国道160号/ 無番号道(氷見漁港方面へ) |
氷見 09:58 |
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| 国道415号/無番号道/ 国道160号/国道8号 |
カモンパーク新湊 11:16 |
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| 国道8号/(主)61号/(主)1号 | ウェーブパーク なめりかわ 12:10 |
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| (主)1号/(主)51号/ 北陸自動車道 滑川IC-黒部IC/ (主)53号/(主)14号 |
うなづき 15:03 |
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| (主)14号/(主)13号/ 無番号道/国道8号 |
越後市振の関 15:56 |
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| 国道8号 | 親不知ピアパーク 16:26 |
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| 北陸自動車道
親不知IC-能生IC/ (県)246号/国道8号 |
(能生) 17:28 |
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| ▼道の駅「氷見」へのルート: 国道8号/北陸自動車道 富山IC-小杉IC/国道472号/国道8号/国道160号/無番号道(氷見漁港方面へ) 昨日から富山市と氷見市の間を行ったり来たり、一見無駄走りをしているような気分にもなるのだが、諸々都合によりそれも仕方がない。再び、富山ICから小杉ICまで北陸自動車道を利用し、国道472号を経て国道8号に出る昨日と同パターンを用いることにした。小杉町内を走る国道472号は、昨晩の雪がとけだして路面がすっかり泥だらけな状態、こんなところを走れば車も泥にまみれることになる。国道8号に出るまでに、泥はねで見るも無惨な状態に陥った我々の車は、8号を走る他の車とは異質な、そう、まるでただいま何処ぞのラリーにでも出場してきたような風貌だ。「みんなうちの車に近づきたくないのか、避けていくみたいだよ」と冗談を言いながら国道8号から国道160号へと入ると、我々が向かう氷見方向は交通量も少ないのだが、反対車線側はズラリと車の列が発生している光景が目に飛び込んできた。ということは、「氷見」から次の駅へ向かう時には、あの列に並ばなければならないということか。 「まいったなぁ」と言いながらも国道160号を北上していく。しかし、道の駅「氷見」はこの国道160号沿いではない。この国道160号より一本東側を走る国道415号が最寄り沿線である。我々は氷見警察署前交差点から右折し、国道415号へ近づくべく静かな道を走っていく。あとは国道415号に入りさえすれば到着か、と思いきや、カーナビは国道415号へと誘導せず、更に一本東側を走る細い道を左折せよと指示してきた。 しかし、この国道415号と平行して走るこの細い道は、やたら一時停止箇所が多すぎる。それだけ、危険個所ということなのだろうが、それにしても行く手行く手に「停まれ」看板が見え、いささかうんざり。JR氷見駅の横をかすめながら「やっぱり国道415号を走るか、更にもう一本東側の県道を走れば良かった」と後悔と不満の声をあげる。 |
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| ▼次なる道の駅「カモンパーク新湊」へのルート: 氷見から国道415号/無番号道/国道160号/国道8号 さて、気を取り直して次なる道の駅「カモンパーク新湊」へ向かおう。よくよく考えてみれば、「カモンパーク新湊」へはここ数ヶ月間の間に既に2度訪れている。今更、駅内の散策は必要なさそうだが、なにぶん過去2度の訪問はいずれも夜ばかりなのだ。一度は明るい日射しの中で「カモンパーク新湊」を見てみたいものだ。というわけで、朝せっせと走ってきた道をひたすら逆戻りすることになる。あぁ、なんて無駄走りをしているのだ、この者たちは、とお思いの皆さん、"ほし"もそう思う。 「氷見」までやってきた一時停止だらけの駅前通りは通りたくない、と思っていたところ、我々が今走っている道は、何時の間にやら国道415号であった。といってもこの国道415号、どう見ても駅前商店街ではないか。昔、まだ幼かった頃は、国道といえば車が多数行き交う広い道路と認識していた。ところが、こうして全国各地の道を走ってみると、「これが本当に国道なのか」という道が幾つも存在することを知り、ショックを受けたものだ。地図を見て国道だから、と安心して走ったらとんでもないことになる、というのはここ1〜2年でしみじみと実感している。そうして、駅前商店街を抜けて、国道160号に戻るべく適当な箇所で右折すると、「あ、ここは氷見に向かう時に走った道じゃないか」と思い出しながら、氷見警察署前交差点に出てくると国道160号に復帰。ここからは、朝走ってきた逆ルートにて国道8号を目指すだけだ。しかし、一旦はやんでいた雪が、再びふわふわと舞うように降ってきている。「1日じゅう、雪につきまとわれる日になるのかな」とほんの少しの不安を抱えながら、国道8号を新湊方面へと走り続ける。 |
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| ▼次なる道の駅「ウェーブパークなめりかわ」へのルート: カモンパーク新湊から国道8号/(主)61号/(主)1号 次に向かうは、「ウェーブパークなめりかわ」、その名からもわかるように、滑川市にある道の駅である。新湊から富山を経由して更に東に位置し、国道8号よりも更に海岸線寄りの主要地方道1号沿いにあるのだ。丁度昼時に立ち寄るため、昼食がてら駅の散策も良いだろう。我々は国道8号を一路富山市に向かって走り出した。国道8号は、片側2車線道路ながら交通量が多く、それは富山市内まで変わらなかった。しかし、新湊市内ではまだ舞っていた雪も富山市に入る頃には青空、おまけに路面も乾いているではないか。「氷見」で泣く思いをした、あれは一体何だったのだ、と唖然としながらも、前方に見える立山連峰にしばし感動しながら走る。いやはや、いきなりのドライブ日和である。「でも油断は禁物だよ、次の道の駅に着く頃にはまた雪だったりして」と、そんな冗談は出来ることならば実現して欲しくはない。 しかし、そんなつまらない予想を嬉しい意味で裏切るように、その後も青空は続き、いきなり春の訪れか、と思わせる快適な気候だ。といっても、周囲の田畑や広場等は、前日夜に降り続いた雪のせいか、真っ白な大地が続く。太陽に照らされて眩しい風景を見ながら富山市内を抜ける頃には、国道8号も片側1車線ののどかな雰囲気が少し見え隠れし始めた。 |
滑川市内に入ってまもなく、国道8号から主要地方道61号へと左折すると富山湾岸に近づくべく、せっせと走っていく。ここまでくればあともう一息だ、と民家の間を通っていき、海辺に近いある交差点までたどり着いたはいいが、ここで予想外の展開に困惑。行く手である主要地方道61号を、危うく見失うところだったのだ。というのも、カーナビの指示によればこのまま直進せよ、としきりに訴えるのだが、直進と思われる道が見当たらない。「道なんて無いよ」と"こあ"氏がキョロキョロと辺りを見渡す。「いや、ほぼ正面に車1台分なんとか通れるような道があるのだけど、まさかあれが主要地方道61号じゃないよね」と"ほし"が指さす。そう、確かに交差する道はそこそこの道幅だというのに、正面に続く直進道はどうみても歩道に毛が生えた程度の道幅である。「おいおい、あの道を走るの?」と首を傾げながらもそのまま極細道へと入り込む。すると、確かに道路脇に「61号」と掲げられた標識を発見。いやはや、国道だって車幅ぎりぎりの道だって存在することを考えれば、これくらいで動じていてはいけない、としばし我慢をしながら走り続けると、やがて主要地方道1号にひょっこりと出てきた。しかし、相変わらず峡路が続くため、「本当にこの道沿いに道の駅なんてあるの?」と"こあ"氏は明らかに疑っている。 「いや、間違っていないと思うんだけどな」と"ほし"もさすがに自信が無いものの、そのまま黒部市方面へと走っていくとまもなく道幅がパッと広くなり、先程の面影もすっかり消え失せている。 |
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| ▼次なる道の駅「うなづき」へのルート: ウェーブパークなめりかわ から(主)1号/(主)51号/北陸自動車道 滑川IC-黒部IC/(主)53号/(主)14号 今日は、とことん海沿いの道の駅ばかりを巡ると思いきや、次に向かうは海からやや離れた場所にある道の駅「うなづき」である。「うなづき」といえば、宇奈月温泉を思い出すが、道の駅としては温泉とは無関係の、なんと「麦酒館」だったりするのだ。 とにかく少しでも時間短縮をはかるならば、高速道路を利用するしかない。我々は、とりあえず北陸自動車道 滑川ICへ向かうべく走り出す。主要地方道1号から主要地方道51号を左折すると、まもなくJR北陸本線 中滑川駅付近を越え、道路上にも高速道路のICを案内する看板が見えてきた。滑川ICから北陸自動車道にのると、新潟方面へ向かう車の流れにのって走っていく。しかし、こうして辺りを見渡せば、昨晩の雪は見る影もなく、路面は至ってドライ。ついつい、ここが雪国であることを忘れてしまいそうだ。「いやぁ、快調ですなぁ」と、本来ならば時間を気にしながら緊迫感あふれる車室内のはずが、そんな天候のおかげですっかりのどかな空気である。 |
やがて、黒部ICが近づいてきた。ここからは一般道で駅へ向かうのだ。といっても、ICからはだいたい6km以内で道の駅「うなづき」に着くという、一種の安堵感から、せっぱ詰まった感覚もなくのほほんと宇奈月町方面へと走っていく。主要地方道53号からそのまま直進すれば主要地方道14号、という安易なルートのせいもあったのだろう、すっかりだらけムードが漂う"ほし"の目に、ある看板が飛び込んできた。 |
それは単なる行先案内標識なのだが、そこに「う」と書かれた文字を発見。「"う"って何?宇奈月の"う"?」、それは各地名が書かれた看板の中で、"う"という文字だけがひときわ目立っているのだ。やはり、「宇奈月温泉」の略形なのだろうか、どなたか知ってる人がいたら是非教えて欲しい。実は気になって仕方がないのだ。 |
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| ▼次なる道の駅「越後市振の関」へのルート: うなづきから(主)14号/(主)13号/(桜町交差点直進して)無番号道/国道8号 さて、次はいよいよ新潟県だ。ふと気が付けば、青空から一変、どんより曇り空、しかも今にも泣き出しそうな空である。次の駅に到着する頃には、雨か雪でも降って来るのではないだろうか、と心配する程である。 とにかく次に向かおうではないか。道の駅「うなづき」を出た我々が次に向かう先は、富山県と新潟県の丁度境に位置する道の駅「越後市振の関」である。青海町にあるこの道の駅は国道8号沿い、ということは再び海沿いに戻る訳である。主要地方道14号を宇奈月温泉方面へと出てからまもなく主要地方道13号の案内に従って約11km程の距離をひたすら北上する、すると国道8号に出られるはずである。 主要地方道13号を走り出したは良いが、いやはや路肩には雪が山のように積まれ、おまけに道幅自体が狭いため、非常に走りづらい。ここにきていきなりのペースダウンを強いられることになりそうだ。所々、民家の間を抜けていったり、雪で覆われた田園風景が広がったりと、のどかな道なのだが、国道8号に近づくにつれ、前方のペースがいよいよ落ち始めた。 主要地方道13号に沿って走ればいずれは国道8号にぶつかるのだが、北陸自動車道 朝日ICにほど近いというところで、カーナビが突如、主要地方道13号から逸れ、桜町交差点をこのまま直進せよ、と指示。「え?急に何故?」とカーナビの画面を見るのではなく、ついついいつものクセで手元の地図を追いかける("ほし"の長年の習性ゆえ、仕方がない)。ははぁ、なるほど、主要地方道13号はこの桜町交差点で大きく左に曲がっているが、直進の無番号道は国道8号新潟方面への、いわゆるショートカットなのだ。いやいや、"ほし"が地図を見て案内していたら、こんな無番号道は決して案内しなかったであろう。「よしよし、偉いぞカーナビ」と機械相手に珍しく誉める"ほし"。 こうして、微妙な距離分のショートカットではあったが、無事に国道8号に出ると、あと9km程で道の駅「越後市振の関」に到着するはずだ。しかし、富山付近の国道8号ではそれ程多く感じられなかった大型トラックが、この富山・新潟県境付近ではかなり多数走っている。やはり幹線道路の宿命か、それも仕方あるまいとそれらに続いてノソノソと走っていく。と、やがて左手に道の駅「越後市振の関」らしき建物が見えてきた。 |
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| ▼次なる道の駅「親不知ピアパーク」へのルート: 越後市振の関から国道8号 さぁ、次に向かうは道の駅「親不知ピアパーク」、実は「越後市振の関」同様、青梅町にある道の駅である。距離的にも10km以内と近い為、営業時間には余裕で間に合うだろう、という安堵感の中、国道8号を親不知ICに向けて走り出す。 ここからは、本格的に海沿いの道を走ることになりそうだ。そういえば、親不知といえば断崖絶壁と荒波という印象が強いが、もともとこの名称の由来は、平頼盛夫人がこの地を通った際、不幸なことに我が子を波にさらわれてしまい、その深い悲しみの唄からつけられたらしい。ここ周辺の道は、特に悪天候時は非常に危険な箇所であり、昔は大きな災害にも見舞われたという歴史があるが、近年の防災工事で災害も激減している。昼間の青空は何処へいったやら、空はすっかり灰色と化し、車のウィンドウにはいかにも冷たそうな風が吹き付ける。海は少し荒れ気味なのか、白い波に恐怖すら感じる程だ。そんな中、やがて北陸自動車道 親不知ICを通過してまもなく、前方に道の駅の案内看板が見えてきた。 |
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| ▼次なる道の駅「能生」へのルート: 親不知ピアパークから国道8号/北陸自動車道 親不知IC-能生IC/(県)246号/国道8号 国土交通省のサイト情報によれば、18時まで営業している、と掲載されていた為、もしかしたらまだ間に合うかもしれない、ただただそれだけを期待しながら、我々はなんと2区間でありながら北陸自動車道を利用して向かうことにした。まぁ、普通ならば国道8号を能生・糸魚川方面へと走っていけば良いはずなのだが、ここは一刻を争うゆえ、少しでも時間短縮が可能ならばその手段を使わずにはいられなかったのである。 というわけで、「親不知ピアパーク」を出た我々は、すぐ側にある親不知ICから北陸自動車道にのり、一路「能生」ICを目指し走り出した。しかし、いざ北陸自動車道を走ってみると、親不知ICから能生ICまでは距離的に決して近いとは言えないことに気づく。おまけに、空もかなり暗くなってきた。これは不吉な予感がするぞ、と一抹の不安を感じながらもひたすら向かう。 そうして幾つものトンネルを越えて、能生ICにたどり着く。あとは、県道246号を介して海岸線沿いの国道8号に出るだけだ。国道8号に近づくにつれ、海辺の香りが漂ってくる。夕暮れ時の交通量は多くもなく少なくもなく、といったまったりとした流れが続き、それは国道8号に出てからも変わりは無かった。 |
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| 本日の駅巡りの最後が「営業時間に間に合わなかった」という虚しい結果に終わったせいか、どうも気分的に煮えきれないものを抱えながら帰ることになってしまった我々。「能生」を出る頃には空もすっかり夕闇に包まれ、潮風の冷たさも一層身に沁みる。このまま、能生ICに引き返し、北陸自動車道にのってしまえば後は気楽な道中となるのだが、よくよく考えたら能生ICの料金所にはETCが設置されていなかった。そんなことを口実にして、「ETCが設置されているICから高速道路を使って帰ろう」と言い出すと、国道8号を一路上越市方面へと向かいだした。 余力があれば、国道8号を糸魚川市方面へと走り、国道148号を長野方面へとひたすら南下するルートの方が距離的にも予算的にもお得に感じたのだが、夜の闇にパワーを吸い取られたか、お気楽ルートを選択してしまうところが、我ながら情けない。結局、上越市内で国道18号に出たところで、まるで吸い寄せられるように上越IC入口に入ってしまい、あとはいわゆるオートクルーズ状態だ。 さぁ、このまま都内へ帰り着くまで、文章にして1〜2行程で済むと思いきや、そうは問屋が卸さないのが世の常。まず上信越自動車道と長野自動車道との分岐点辺りで渋滞、更に長野自動車道は松本IC辺りから中央自動車道との分岐点までこれまた渋滞、もうあちらこちらで渋滞花盛りなのだ。それもそうだろう、今日は祝日、関東方面も割と天気も良かったらしく、行楽日和だったのだ。 「こんなことならば、一般道でのんびり帰った方が良かったよね。」と"ほし"が愚痴の一言、すると"こあ"氏「そんなぁ、帰りは少し楽させてよ。」って、今日はそんなにヘビーなルートは通っていないはずだというのに、妙に弱気だ。そんな言葉を軽く聞き流しながら、更に眠気を誘う一言を"ほし"は呟く、「空腹だ・・・」。 胃を満たすということ、それは心地よい眠気への誘いといって良いだろう。おまけに暗闇は眠気を増長する。しかし、空腹度は走行距離が伸びれば伸びる程、比例して高くなっていく。「空腹だ・・・」。 やっと"こあ"氏がその言葉に反応したのか、それとも呪文のように唱える「空腹」の言葉に暗示をかけられたのか、「休憩がてら、食べて行こうか」と口を開く。と、その時は既に新井PAを過ぎ、妙高SAに近づこうとしていた。「妙高SAって食事可能だっけ」、そんな事を言いながら本線をそれ、SAへと入っていく。 妙高SA(上り線)は、SAという名でありながら、PA並の規模、しかもレストランは無く、軽食コーナーのみであった。しかし、このSAの外観はまるで高原のペンション、なかなか洒落た構造だ。早速、駐車場に車を停めたは良いが、ほとんど車はおらず、非常に静かである。店内に足を踏み入れても、その静けさは変わらない。軽食コーナーには客ひとりおらず、売店で土産品を見ている者が数名いるだけであった。「さ、寂しいな・・・ これから渋滞に巻き込まれるなんて信じられないよ」とついつい本音を洩らしながら、軽食コーナーで食べたのはカレーうどんであった。道の駅「能生」で豪華な夕食のはずが、どうしてカレーうどんに化けてしまったのだ、と寂しさに暮れながら、ひたすらズズズと麺をすする。 どうせ焦って本線に戻っても、いずれは渋滞の列に並ばなければならないのだ、そう思うとなかなか車に戻る気力も起きない。カレーうどんでとりあえず胃も落ち着いた我々は、売店でしばし時間を潰すことにした。売店で土産品を見ていると、時々「あ、これ道の駅にも置いてあった」なんて商品が並んでいることもしばしば。新潟の道の駅では比較的よく見かける「安田牛乳のお菓子」、レアチーズケーキやらプリン、ワッフル等、これらが美味しいことは既に体験済み、という訳で珍しくSAの売店で買い物をしたりも。よくよく考えてみれば、SAの売店でも、道の駅に負けじ劣らずユニークな土産品が並んでいたりするものだ。 さて、いつまでも現実逃避をして妙高SAに居続けても家には着くはずもない。そろそろ出発の時が来た、と車に乗り込むと、本線へ戻っていく。その後、信濃町ICを越える頃には、雪まで降ってきた。やはり山の上の天気は分からないものだ。おもむろにペースダウンを強いられることになったが、相手が雪となれば文句も言えまい。 気が付けば交通量も増え始めている。といっても、幸いなことに、我々が更埴JCTから長野自動車道へ入る頃には、渋滞の波が上信越自動車道 藤岡方面へと移動していたようなので、巻き込まれることもなく通過。ホッと一安心したのもつかの間、第2の渋滞の波が待ちかまえていたのだ。それは、松本ICから岡谷JCT辺りまで長々と続いている。それでも23時過ぎには自宅に到着出来ると信じていた、現時点では。 やっと渋滞の波から解消され、山梨県へ入ると最後の落とし穴が大きな口を開けて待っていたのである。
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| ▼「開かないゲート」ETC使用をやめようと思った瞬間 大月IC出口にて これまで何度となく、自動料金徴収システムであるETCのトラブルに見舞われた我々。当初は、料金所によって車載器側との相性があるのか、と半信半疑で使用してきた。毎回、まともに使えなければ我々もすぐに修理に出していたのだろうが、問題なく使用出来る事もあると、ついついいい気になって先延ばし。特に、ひだ・みの道の駅スタンプラリー参加中は休日ともなれば何度と無く都内と岐阜を行ったり来たりの繰り返し、これでは修理に出すタイミングも何処へやら、である。あぁ、見苦しい言い訳ではあるが、ここのところ問題無く使用出来ていたETCに、またしてもトラブルの香りが漂い出した。
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| ▼「何度試しても開かないゲート」頼りになるのは八王子料金所事務所だけ? しばらく一般道を走っていたものの、ETCカードの状態がどうしても気になってたまらない"こあ"氏、「相模湖ICから高速道路にのるよ」と溜息混じりに言うと、相模湖ICの料金所に向かう。「このETCカードでは入口を通過出来ないと思うよ」と"ほし"はすっかり諦めている。そう、案の定、相模湖ICの入口でもETCのゲートは開かなかったのである。ゲート横にいた職員さんが「もう一度バックして試してみて貰えますか」と言い、2〜3度試してみたものの、結局一度もゲートが開くことはなかった。これ以上、ここにいても何の解決も得られないため、そのまま通行券を貰うと本線へ入り、我々が目指す先は八王子料金所事務所。
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| ▼後日談として 翌日、「しばらく旅はお休み」と名目で、とうとうETCを修理に出すことにした。原因が車載器にあるか、それとも料金所のゲート側にあるかはわからないままであるが、何もしないでいるよりは良いだろう。そして、いざ車に乗り込んだ時であった。「あれ、カーナビの電源が入らない」、なんとカーナビまで休養宣言をしたのか。というわけで、ETCだけを修理に出すつもりが、カーナビまでセットで修理に出す羽目になってしまったのである。 |
前日の旅日記を読む?(2002/02/10)
次の旅日記を読む?(2002/03/09)
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最終更新日:2002年03月18日