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| 「ひだ・みの道の駅スタンプラリー」も無事終え、すっかり気が抜けた我々。しかし、よくよくカレンダーを見てみれば、2月11日は祭日、しかも月曜日ではないか。しばらく遠出の旅は休もうと考えていたはずなのに、気が付けば地図を広げている"ほし"の姿がそこにあった。 「前回、三重県のすぐ近くまで行っておきながら、結局行かずじまいだったから、再挑戦も良いな」「いやまてよ、冬の旅を満喫するならば、やはり雪があるところだろう」、地図を指さしては頭を悩ませる。そうしてあれこれ考えた末に出た結論は、「冬の日本海を満喫する」であった。しかし、日本海といっても広大だ。場所を絞ろうと更に地図を見渡すと、「よし!今回はここだ」と目がとまったのは、能登半島とその周辺。冬期ゆえ、天候によっては1泊2日程度で廻れる場所にも限りもありそうだが、毎度気ままな旅なだけに、「立ち寄れなかったところはまたいつか来よう」と楽観的に考えることにしている。これがスタンプラリー絡みであったとしたら、また違っていたかもしれないが。 さて、前日の夜に数日間の天気予報を確認すると、北陸地方は2月11日を中心に雪らしい。やはり、ある程度の覚悟は必要そうだ。更に、まず手始めにどの道の駅から廻ろうか、という点もまだ決めていない。当初、能登半島を重点的に攻めるため、多少金額的には高くつくが、都内から北陸自動車道 小杉ICまで一気に行ってしまおうかとも考えた。しかし、道路交通情報によれば既に上信越自動車道及び北陸道はチェーン規制である。当日の朝もチェーン規制が解除されているとは思えない。というのも、長野・新潟の天気予報は10日も雪一色だからである。 それならば、長野自動車道 松本ICから一般道を利用し、安房トンネルを経由し富山県入りをしてみてはどうだろうか。思えば、岐阜県入りをする際に、この安房トンネルを何度利用しただろう。すっかり馴染み道と化した「松本IC-国道158号-安房トンネル-岐阜県入り」ルートを、またしても利用することになる。と、地図でルートをおいかけながら、ある一点に指が止まる。「お、そのルートを利用するならば、富山県の道の駅"細入"にも寄ろうか」と急遽立ち寄り駅も追加。おいおい、こんなことで能登半島最北部にある道の駅「千枚田ポケットパーク」までたどり着くのか。 「たどり着けないや」、"ほし"はあっさりと判断すると、「細入」→「氷見」→「いおり」→「なかじまロマン峠」→「桜峠」→「千枚田ポケットパーク」の順に廻る予定から、富山と石川の県境にある氷見市の道の駅「氷見」のみ11日の訪問に変更。この判断が良かったのか悪かったのか、それは既にこれらの駅を訪れたことがある人のみぞ知る、といったところだろう。つまり、この時点では我々も運を天に任せるしかなかったのである。 さぁ、出発当日の朝、4時前に起きるとさっそうと準備を始めたつもりではあったが、車に荷物を積み込むと時計は4時50分をさしている。慌てて自宅を出発すると、高速道路にのる前にガソリンを補給し、いざ中央自動車道へと向かう。調布ICから入ると、5時を少し過ぎたいわゆる早朝だというのに、予想以上の交通量の多さに呆然。今更ながら「連休」であることを再認識させられる。しかも、今日はスキー車ばかりでなく、それ以外の観光目的車も多そうである。 大月ICを過ぎ、諏訪南IC、岡谷JCTに至るまでもこの混雑は続き、周りの車が減ってきたと感じたのは、塩尻ICを過ぎた頃であった。と思ったら降り口である松本ICがすぐそこに近づいてきた。 |
【東京都下出発時刻】04:53 【本日駅巡り終了時刻】17:44 ■色は富山県道の駅 ■色は石川県の道の駅 |
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| 中央自動車道/長野自動車道
〜松本IC/ 国道158号/安房トンネル/ 国道471号/国道41号 |
細入 09:03 |
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| 国道41号/北陸自動車道
富山IC-小杉IC/ 国道472号/国道8号/国道160号 |
いおり 11:20 |
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| 国道160号/国道249号 | なかじまロマン峠 13:11 |
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| 国道249号/(主)1号/(主)26号/ (主)57号 |
桜峠 14:06 |
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| (主)57号/(主)6号/(主)26号/ (県)277号/国道249号 |
千枚田 ポケットパーク 15:11 |
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| 国道249号/(主)1号/ 能登道路 此木IC-高松SA |
高松(上り線) 16:57 |
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| 能登道路 高松SA-高松IC/ 能登道路 高松IC-高松SA |
高松(下り線) 17:38 |
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| ▼道の駅「細入」へのルート: (自宅/国道20号)/中央自動車道/長野自動車道 〜松本IC/国道158号/安房トンネル/国道471号/国道41号 松本ICから国道158号に出ると、見慣れた風景を楽しみながら一路安曇村方面へと走る。松本市内の気温はただいま-5度、やはり寒さは半端ではないようだ。道の駅「風穴の里」を横目に見ながら、なおも進むと気温は更に下がり、道路上に設置された気温表示板は-7度を示している。「外には出たくないね」とブルブルっと身震いしながら車窓から湖をみると、なんと湖面が凍っているではないか。 やがて安房トンネルにさしかかる。「毎度思うけれど、トンネルの料金750円は高いなぁ」と言う"こあ"氏。それに対し、"ほし"はこのトンネルが無ければ冬場は通行止めになってしまうことを考えると、このトンネルに感謝せずにはいられない、と力説。特に、山梨・長野方面から効率よく富山県に入るには、やはりこのルートが最適に思える。まぁ無料だったらもっと感謝するかもしれないが。そうしてトンネルを出て、国道471号に出ると、そこは岐阜県上宝村。外気温も-10度にまで下がっている。ここまで気温が下がっていると、路面凍結に注意しなければならない。ところが、前回この周辺を走った時には路面が雪で覆われており、雪国を演出していたはずなのに、今、目の前にある風景はどうみても雪国風景とは思えない。「雪が無い・・・」、路面には勿論、路肩や周囲の山々にも雪らしきものは見当たらないのだ。雪の有無で随分と風景も変わるものだ。と、やがて左手に道の駅「奥飛騨温泉郷上宝」が見えてきたのだが、またしても営業時間外に通過することになる。「あぁ残念、売店を散策したかったのに」とかなり悔しげな"ほし"の顔をチラッと見ながら、"こあ"氏は意地悪く「じゃぁ、開店まで待つ?」と言ってみる。さすがに1時間以上も何もせず待つのは虚しすぎる。というわけで、結局立ち寄ることなく、国道471号を走り続ける。 |
この国道471号、上宝村からお隣の神岡町へ向かう間、路面に雪がなければかなりスピードが出やすい快適道、幾つも続くコーナーが緩やかなせいもあるだろうが、道幅はそれほど広い訳ではない。やがて神岡町へと入ると、街並みが見えてきた。そんな中、前回通過した時にも目にとまったある建物、それは「道の駅」ならぬ「星の駅」。まだ営業時間ではないため、駐車場にはほとんど車も停まってはいない。看板をみる限り、この建物群もどうやら売店や食事処、町内にある宇宙素粒子研究等の紹介等がある、実に道の駅的な存在のようだ。いずれ道の駅として登録されるのではないか、と毎度勝手な憶測をしながら、更に先へと進む。と、見えてきたのは国道41号である。 |
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| ▼次なる道の駅「いおり」へのルート: 細入から国道41号/北陸自動車道 富山IC-小杉IC/国道472号/国道8号/国道160号 さぁ、次に向かうは、富山方面から一気に北上して石川県の道の駅「いおり」。本来、「細入」から北上し、富山市を経由して七尾市にある「いおり」に向かうまで、道の駅は幾つも存在する。しかし、それら全てに立ち寄っていては、能登半島北部にある「千枚田ポケットパーク」にはたどり着けないかもしれない、という不安が捨てきれない。どちらにしても、今晩は富山市内に泊まるため、富山市周辺の駅はまた明日立ち寄ればいい。そんな安易な考えのもと、我々は石川県へ向かって走り出した。 「細入」を出てから国道41号を北上を続けると、少しずつ交通量が増えていることに気づいた。のどかな山道もいつの間にか賑やかな街並みへと変わっている。富山市が近いのだ。と、頭上を見上げれば太陽もひょっこりと顔を出している。本日は、1日どんよりとした天候だと思っていただけに、妙に嬉しい。やがて、片側1車線の道も2車線へと変わり、車の流れもいよいよ激しくなってきた。 富山市から能登半島方面へと出る手段として、国道41号から国道8号に出て新湊市方面へと走るルートを選ぶ人も多いとは思うが、結局時間を気にするあまり、我々は富山ICから1区間ではあるが、北陸自動車道を利用して小杉ICまで爆走することになる。幸い、交通量も少なく、とりあえず時間短縮にはなったようだが、それにしても周囲には雪が無い、いや、無さ過ぎる。これが本当に雪国北陸なのだろうか、と"こあ"氏は嘆くばかり。 と、その嘆き声が聞こえたのであろうか、小杉ICから国道472号に出た辺りから粉雪が舞い始めた。「ほら、雪乞いなんてするから、雪が降ってきたよ」と"ほし"は呆れ顔。しかし、空には太陽も出ており、どうやら天気雨ならぬ天気雪のようだ。そんな粉雪の中、国道8号に出ると「カモンパーク新湊」を横目に見ながらそのまま西へと進む。 国道8号は片側2車線道路だが、西へ向かう交通量は激しい。国道8号をこのまま西へ西へと走っていけば、福井や京都の方まで行けることを考えると、妙に感慨深い。この国道8号を利用して近畿から北陸の方へと入ってくる車も結構多いのだろう。そんなことを考えていると、どうも前方の車の動きが妙である。1台だけあまりにノロノロ運転、完全に車の流れを無視した運転なのだ。おいおい、こんな車の後ろについていたら、いつ急ブレーキでも踏まれはしないだろうか、と危機感を感じた我々は、そそくさと車線変更。そして、さりげなくその危ない車の方をチラッとみると、中年女性がまぁ楽しげに携帯電話で歓談中だ。ここ数年、携帯電話使用中の事故が多発しているのは、ご存じのとおりだが、中にはメールを送受信、しかもせっせと返信までしながら車を運転する、なんとも恐ろしいナガラ族がいるとか。そんな人こそ、道の駅にでも立ち寄ってゆっくりして欲しいものだ。 話が横道にそれてしまった。国道8号から七尾市方面へ向かうべく国道160号に入ると、そこはなだらかなコーナーこそあるが、限りなく直進道である。片側2車線の走りやすい道が続くものの、どうやらマラソンの中盤戦の如く、各所に車が団体状に固まって移動している。その団体を抜けるとしばらく周囲には走る車もなく、まさしく快適そのものなのだが、しばらく走るとまた車の団体に遭遇するのだ。そんな調子を幾度となく繰り返していくと、道の駅「氷見」→の看板が前方に見えてきた。「あぁ、ここで曲がれば、氷見に行けるはずなのだが」と、ふと道の駅「氷見」の誘惑に心奪われそうになりながらも、かろうじで「いや、今日はなんとしても能登半島の駅巡りをするのだ」とそのまま通過(もし、氷見に立ち寄ったとしても充分に能登の道の駅は全て廻れたのかもしれない)。 そうして、七尾市に近づくにつれ、国道160号は何時の間にやら片側1車線ののどかな道へと変貌している。右手に富山湾を見ながら民家の間を抜けていくこの道は、天気が良ければかなり爽快だ。そしていよいよ七尾市、そう、石川県に突入だ。七尾市といえば、まず最初に浮かんでくるのは、コンピュータ用ディスプレイのあのナナオである。そういえば本社は石川県だ。一度仕事で訪問したこともあったな、と懐かしく感じながらも、それ以上にナナオに思い入れがある理由は、やはりディスプレイの性能だろう。現在は、EIZOというブランドを前面に押し出しているが、"ほし"が特に好んだ時代のものには、まだEIZOブランドは存在していなかった。知る人ぞ知るT560iJなるディスプレイ、これは"ほし"が最も惚れ込んだものである。しかし、長年愛用してきたこのディスプレイも先日とうとう長い眠りについてしまった。修理も考えたのだが、いかんせん10年近く経過したものゆえ、それ相当の額もかかるだろう。結局、"こあ"氏が使用していたディスプレイを貸して貰うことになったのだが、なんとこれもナナオ製であった。いやはや、どちらもナナオ族であった訳である。 |
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| ▼次なる道の駅「なかじまロマン峠」へのルート: いおりから国道160号/国道249号 さぁ、次に向かうは、中島町にある道の駅「なかじまロマン峠」である。「いおり」を出ると更に国道160号を北上、と思いきや、まもなく海岸線から逸れ、山道をしばらく走ることになる。 山道から再び海が見えてきたら、そろそろ七尾市街地が近い証拠だ。しかし、町中を走れども、不思議なことに歩行者がほとんどいないのだ。車は行き交っているというのに、人が歩いていない風景というのも妙なものだ。と、七尾市街地から国道249号へと入ると、JR七尾駅を横目に見ながら、中島町方面へと向かうべく走り続ける。国道249号はしばらく鉄道の線路に沿って走るのだが、周囲は民家や小さな店が続き、のどかな風景が楽しめる。 |
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| ▼次なる道の駅「桜峠」へのルート: なかじまロマン峠から国道249号/(主)1号/(主)26号/(主)57号 さて、次は海岸線沿いからやや離れ、内陸部に位置する道の駅「桜峠」へと向かおう。「なかじまロマン峠」を出ると、国道249号を更に北上、海から離れたり近づいたりを繰り返す道をしばし繰り返すと、またしても海岸線に沿って走っていく。冬のせいか、交通量も少なく快適な走行が続くのが嬉しい。 やがて、国道249号から能登道路 此木IC方面へと主要地方道1号へ入ると、途端に峡路となり、「本当にこの道で良いの?」と思わずたじろぐ一面も。そうして駅前商店街のような箇所を抜けていくと、能登道路 此木ICの横をかすめ、そのまま主要地方道1号を北上。道は町中から山道へと変わり、周辺に雪風景も見られるようになってきた。「能登の辺りではもっと雪があるものだと思っていたけれど、ほとんど雪に遭遇しないから拍子抜けしてしまったよ」と、いささか"こあ"氏は不満げ。しかし、路面に雪があれば、それだけ速度的・時間的にも不利になるため、"ほし"は内心このまま雪道に遭遇しないことを祈っていた。「遭遇するならば、駅巡りの後にして欲しいものだ」とまったくもって都合良い考えである。 此木ICを過ぎてからの主要地方道1号は、登坂車線もあり、快適な広々とした道だ。そんな道路も何時の間にか主要地方道26号となり、能都町と柳田村の境辺りに位置する桜峠から主要地方道57号へと入る。なるほど、次に向かう道の駅「桜峠」はこの峠の名称からとったものか、と今更ながら納得。そのままゆったりとした、且つ静かな道を走っていくが、よくよく考えてみれば恒例の道の駅案内看板がひとつも出現しない。「あれ、見落としたのだろうか」と不安になりながらも走り続けると、やがて右手に木製の看板が見え、それに「道の駅
桜峠」と大きく書かれているのを発見。"ほし"は慌てて「そこ、右に入って!」と"こあ"氏に指示する。 |
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| ▼次なる道の駅「千枚田ポケットパーク」へのルート: 桜峠から(主)57号/(主)6号/(主)26号/(県)277号/国道249号 さぁ、いよいよ能登半島北端の「千枚田ポケットパーク」に向かうべく、出発だ。ここにきて、時間的にまだ余裕があることに気づいた"こあ"氏、いきなり「これだったら、道の駅氷見も寄っておけば良かったね」なんて言い出すではないか。まぁ、余裕がある今だからこそ言える言葉なのかもしれない。 主要地方道57号を内浦町方面へと出ると、しばらく交通量の少ない田園風景を見ながら走っていく。やがて、主要地方道6号の案内に従って、側道を降り輪島市方面へと曲がる。2.5kmほど走ると、民家の間を抜けながら主要地方道26号を経て県道277号へ。この県道277号でしばらく山道を走る訳だが、山越えをする間はすれ違い不可な箇所もあり、緊張度の高い道路である。そんな道も山を越えると視界が広がり、ほっと一安心。海岸沿いに出るまではあともう一息だ、とせっせと走っていくと民家の間を抜けてやっと国道249号に出てきた。 すると、事もあろうに雪がちらつき始めた。「桜峠」にいた時には晴れていたというのに、今日の天気は気まぐれなのか、はたまたこれから大雪になる前兆なのか。 |
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| ▼次なる道の駅「高松」(上り線側)へのルート: 千枚田ポケットパークから国道249号/(主)1号/能登道路 此木IC-高松SA というわけで、とりあえず本日最終訪問予定地である能登北端の道の駅「千枚田ポケットパーク」の駐車場で、これからこの余った時間をどう使うか困り果て、地図を広げる。やはり、道の駅「氷見」に立ち寄っておけば良かったのか、と今更後悔しても後の祭りである。しかし、地図をよくよく見れば、能登半島を南下して金沢方面へ向かう間に道の駅がひとつあるではないか。 「でも、距離にして100km以上はありそうだけど、間に合いそうかな」と"こあ"氏はやや不安げ。すると"ほし"「あ、その駅だったら19時まで営業しているみたいだから、大丈夫だよ」と自信たっぷりである。その道の駅とは「高松」、なんと有料道路である能登道路のサービスエリアとして存在する道の駅なのだ。 しかし、分からないことがある。サービスエリアといえば有料道路の上下線共に設置されているが、いずれも道の駅なのだろうか。もしそうだとしたら、上下線のサービスエリアは歩道等で行き来出来るのだろうか、等とついつい考えてしまう。 まぁとにかく行ってみるしかないだろう。国道249号を海岸線に沿って南下し、主要地方道1号の案内に従い左折。丁度行く手にガソリンスタンドが見えてきたので補給を済ませると、ひたすら南下開始。先程の左折地点から能登道路 此木ICまでは約20.5kmもの距離があり、前方を走る車のペースによって所要時間が大幅に変わりそうである。主要地方道1号自体は、のどかな山道が続き、川沿いを南下していくゆったり気分を味わえる道、比較的整備もいきとどいた方ではないだろうか。 やがて見えてきたは、能登道路 此木IC入口である。すると、かなりの台数の車たちがこの能登道路の入口へと吸い込まれるように入っていく。「うわっ、有料道路を利用する人がこれほど多いとは・・・」とあわよくば時間短縮も出来るかと目論んでいた我々の期待を見事にうち砕いたのである。 能登半島を満喫するならば、本来この能登道路ではなく、海岸線沿いを走るべきだったのだが、結局道の駅の営業時間との闘いに身を投じるとは、いやはや困ったものだ。「スタンプラリーから解放されれば、時間に追われる旅はしないつもりだったのに」と"ほし"が嘆くと、"こあ"氏は間髪入れずに「いや、こうなる運命でしょう、結局は。」と諦め顔で言い返す。本当ならば、今日は能登半島のあんなところやこんなところ(俗に言う観光名所)を満喫するはずだったのである。しかし、いざ旅が始まれば全ては道の駅中心に動いているではないか。まったく、何時までこんなことを続けているのやら、なんて口では言うものの、やはり駅巡りはやめられそうにない。 さて、その能登道路だが、此木ICから千里浜IC辺りまでほとんどが片側1車線の追い越し不可道路だ。そのせいか、先程走ってきた主要地方道1号とほとんどペース変わらず走るはめになる。まぁ、それもこれも前方に走る車のペースに全てがかかっているのだ。確かに、我々の前方約10台程先に、先頭を走るノロノロ車を発見。「あらまぁ・・・」とその先の言葉が出てこない。あっという間に我々の後続もズラリと車の列が発生。しかも、おいおい、そこの後ろの車、我々を煽ってどうするのだ。前方ズラリと連なっている風景が見えないのか。というわけで、そんな状態がどのくらい続いただろうか、たまに追い越し車線があるのが唯一の救いではあるが、それもほんのわずかな区間である。空は段々と薄暗くなっていき、更に変化の無い山あいの道がしばらく続くためか、風景的には退屈なのだが、これが天気も良ければまた印象は違っていたかもしれない。それにしても、この有料道路は、途中数カ所ある料金所毎にとめられ、その都度通行料金を払わなければならないのがやや面倒である。 そんな道も柳田ICまで南下すると、海岸沿いに出てきた。ここからはひたすら海岸線沿いに金沢方面へと続くのだが、折角片側2車線になったと思いきや、いきなりフロントウィンドウに白いものがへばりつく。「ん?まさか・・・」そう、とうとう雪が降ってきたのである。「あぁ、次の駅に着く前に降り出してしまうとは、こりゃまいったなぁ」と窓越しに雪を恨めしそうに見つめる"ほし"。"こあ"氏も「この雪はちょっとやそっとじゃ、やみそうにも無いよ」と不吉な一言。確かに、その降り方は尋常では無い程である。これぞ、豪雪地帯の雪なのか、と言いたくなるほど、あっという間に周辺は真っ白。 |
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| ▼次なる道の駅「高松」(下り線側)へのルート: 「高松」上り線側から能登道路 高松ICで降りて再び能登道路 下り線側へ (但し、このような利用法をする人はまずいないだろう) さて、タイトルを見れば、その後我々が起こした行動は一目瞭然だろう。そう、結局上り線側だけでなく、下り線側も立ち寄りたい等と、こんな大雪の中だというのに我が儘を言う人間がここにひとりいたのだ。既に空も暗く、しかもこの悪天候で外を歩くこともままならない状況ということを、今体験してきたばかりではないか。 しかし、また今度来れば良いではないか、というには石川県は少し遠すぎる距離である。"こあ"氏はおもむろに不機嫌そうな顔をしながら、本線へ出るとすぐ先に見える高松ICで降り、再び高松ICから今度は能登道路 下り線を走るべく本線へと向かう。聞く話によれば、有料道路にのらなくても施設群を利用出来るらしいのだが、その真偽が不明だったゆえ、安直ではあるが有料道路を走るのが確実だという訳だ。 |
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| 車に戻る頃には、すっかり空も真っ暗になってしまった。今夜いっぱい雪は降り続きそうな雰囲気ゆえ、これにて本日の道の駅巡りは終了せざるを得ない。この「高松」から比較的近距離にあり、まだ立ち寄ったことが無い駅といえば富山県砺波市にある道の駅「砺波」。前回、富山の駅巡りをした時にも、すぐ近くを通っておきながら結局行かずじまいであったが、また今回も立ち寄れそうにも無い。「砺波」といえばチューリップが名産、そのチューリップが咲きほこる4〜5月に是非とも訪れたいところだが、多分その時期にはなかなか行くタイミングが無いだろう、と思うと残念でならない。 それでは、このまま本日の宿である富山市に向けて走るとしよう、と出発したは良いが、よくよく考えてみれば、能登道路下り線を走っているということは、またしても能登方面へ向かうことになる。結局、今浜ICまで有料道路を使用し、一般道を降りた我々を待っていたのは、路面もすっかり雪に覆われた銀世界。約1時間前に降り出した雪のはずなのに、ここまで降り積もるとは、いやはや北陸の雪の降り方は半端ではないということか。そんな中を、氷見・高岡市方面へ向かうべく、山越えをしなければならない。 そうして、国道471号を介し主要地方道29号に入ると、とにかく東へ東へと走り出す。そう、地図上でいえば、千里浜・今浜辺りからそのまま真っ直ぐ東方向へと進み、富山湾方面へ出る形をとるのだ。しかし、まさかこれから極度の緊張を強いられながらの山越えをすることになるとは、我々自身想像もしていなかった。 主要地方道29号は、富山県との県境が近づく程、険しくなり、そして路面の雪量も増えていくばかり。路肩にも雪が積もり、溝の有無すら分からないくらいだ。そんな雪道ではあるが、既に車が走った後が残されているため、それを頼りに黙々と山を越えていく。少しでも気を抜けば滑り出すのは必須、いや、既に滑りながら走っていることが実感できるのだ。そんな微妙な滑り具合をコントロールしながら"こあ"氏は緊張と雪道の喜びに気合いを入れながら走るだけだ。 やがて石川県から富山県へと入ると、主要地方道29号から同76号へ、更に同64号高岡方面へと地方道を渡り巡っていくうちに、緊張の連続であった山あいの道を抜け、民家の明かりがぽつぽつ見える静かな平地へと降りてきた。そんな道をしばらく走ると、今日の昼間に走ったばかりの国道160号にひょっこりと出てきた。 先程までの緊張がドッとほぐれたような感覚におそわれた我々は、今度は極度の空腹に見舞われた。「高松」にいた時点で空腹だったはずなのに、やはり人間というものは集中している時にはそれらも全て忘れてしまうのか、と苦笑。「よし、またカモンパーク新湊に行って夕食にしよう」、そう、このまま国道160号を南下し、更に富山市方面へ向かう国道8号に出れば、丁度道の駅「カモンパーク新湊」を通過するのである。 気が付けば、あれほどの大雪もいつの間にか小降りへと変わり、国道8号に出る頃にはやみかけている。「新湊周辺は大雪は降らなかったみたいだね」と周囲の風景を見ながら"ほし"が呟く。ここが天気の面白いところであって、少し東へ移動しただけでガラッと異なる天候に遭遇するのだ。 |
| ▼あくまでも食事目的で道の駅「カモンパーク新湊へ」 というわけで、やみかけた雪の中をせっせと走りながらいざ国道8号に出る。夜の幹線道路は交通量も多めだが、まぁ雪の混乱もなく、車の流れにのりながらすんなりと「カモンパーク新湊」へ到着だ。前回とだいたい同じ時間に訪れたのだが、やはり雪の影響からか、駐車場に停まる車は少ない。 |
![]() こうして満足の夕食を終え、建物を出ると一旦はやんでいた雪もまたはらはらと降り出してきた。雪の中を富山市街へと向かっていると、雪化粧した富山城が暗闇の中で魅惑的に照らされているのを目にする。富山には何度も訪れたことがあったのだが、城の存在には全く気づいていなかっただけに、その風景にしばし感動をおぼえる。 そして、まもなく宿に入るとやっと我々の本日の旅も一段落である。しかし、降り出した雪が夜中じゅう降り積もるような事があれば、翌日の旅はかなり苦労しそうだ。本来、最も雪が降る時期である2月に北陸を訪れたゆえ、ある程度覚悟はしているつもりであるが、はたしてどうなることやら。 |
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最終更新日:2002年03月05日