スタンプラリーオフシーズン 道の駅巡り旅日記
農産物直売所とアイスクリームを満喫!
プラス とちぎいきあい街道スタンプラリーに参加してみよう
埼玉/栃木/茨城編

(2001年11月24日)

11月に入って我々はほとんど1ヶ月もの間、風邪に悩まされてきた。まずは"こあ"氏が鼻風邪をひきだし、おまけに微熱やら一晩中咳のしっぱなしですっかり体力を失い、床から起きあがることすら困難。そんな状態が1週間以上続き、"こあ"氏の風邪が峠を越せずに頂上付近でウロウロしている頃から、"ほし"も喉の傷みを訴えだし、やがて"こあ"氏の後を追うように鼻風邪やら咳に苦しむ。こんな調子で11月が過ぎていくのか、と虚しくなりながら気が付けば11月も下旬にさしかかっている。

やっと互いの風邪も一段落すると、"ほし"に新たな症状が発生する。そう、「出掛けたい」病である。"こあ"氏のほうはまだ完全に治った訳ではない為、どうも「出掛けたい」病が感染しない。しかし、このまま「出掛けたい」病を放置しておくとろくなことにはならないと観念した"こあ"氏は、「よし、それじゃ何処か行こうか」と重い腰をあげる。

まぁ、まだ体調が万全とはいえない状態なため、今回は軽く数カ所ほど廻るだけにとどめておこうと思いながら、地図を広げる。「栃木にできた、どまんなか たぬま、この不思議な名前に惹かれるなぁ」と"ほし"は行きたい指数が急上昇。既にオープンしている道の駅ということだし、新しい道の駅を見ておきたいという欲求からとりあえず「栃木方面」へ出掛けることに決定する。栃木県といっても南部なので、都内からも割と近場だ。

そうして、「どまんなか たぬま」を含む数カ所を選び、久々の旅ということで"ほし"は上機嫌で駅巡りコースを組む。あくまでも今回は「無理はしない」ことが前提条件、元気になれば何度でも廻れるのだから、と己に言い聞かせる。

当日、朝6時に目を覚ました"ほし"は、早速準備を開始。ついついスタンプラリーに参加していた頃の熱い思いが甦ってくる。いかん、今日はあくまでも身体に優しい旅をするはずではなかったのか。そう言いながらも結局、7時過ぎから車に乗り込んで威勢良く出発だ。このぶんでは何時まで経っても風邪にまとわりつかれても仕方がないのかもしれない。

さて、「どまんなか たぬま」へ行く前に、埼玉県の「かわもと」にも寄っておきたい。なにしろ、「かわもと」が本格オープンしてから我々はまだ一度も訪れていないのだ。どんな状態になったのか、やはりこの目で確かめておきたい。というわけで、我々は一路、埼玉県の川本町に向かって走り出したのであった。


【東京都下出発時刻】午前7時過ぎ 【東京都下到着時刻】午後10時前
 色は埼玉県の道の駅 色は栃木県の道の駅 色は茨城県の道の駅 
  中央道 高井戸IC/環八通り/(主)8号/
関越自動車道 練馬IC-花園IC/国道140号
かわもと
08:54
国道140号/国道407号 めぬま
09:34
国道407号/県道314号/(丘山町左折)一般道/
国道354号/(主)7号/(県)270号/(主)16号
どまんなか たぬま
11:05
(主)16号/国道293号/(主)3号/
国道121号/(主)2号/(江曽島町付近)
一般道/国道4号/(主)64号/(主)69号
はが
13:52
(主)69号/(主)61号/国道294号 にのみや
16:34
国道294号 しもつま
17:44

 
 
「かわもと」野菜いっぱいの直売所に朝早くから利用客が押し寄せる (埼玉県)
ルート:中央道 高井戸IC/環八通り/(主)8号/関越自動車道 練馬IC-花園IC/国道140号
到着時刻:08:54 スタンプ設置場所:休憩所内
自宅を出て、中央道に入ろうとすると、早くも高井戸出口は1kmの渋滞。「うぅ、やはり7時過ぎでは遅すぎるのか・・・」と溜息をつきながらもここはグッと我慢。高井戸IC出口付近までやってくると、車の列に並びひたすら出口が見えてくるのを待つ。しかし毎度思うは、東京西部(といっても八王子より東寄り)から関越道方面へ出る不便さである。青梅から圏央道で関越道と繋がっているものの、その青梅まで出るのにもかなり時間を要してしまう。せめて圏央道が八王子まで繋がってくれれば、と思ったりもするのだが、何時になることやら。

幸いなことに、環八通りはそれほど混雑もしておらず、このまますんなりと関越道にのれるかと期待していると、なんと関越道 練馬IC入口付近は大混雑、あぁ、無惨である。「ETCってまだ使えないのかなぁ」と"こあ"氏、「11月30日からじゃなかったっけ」とうろ覚えの"ほし"、「あれぇ、11月01日からじゃなかったっけ」これまたうろ覚えの"こあ"氏。結局、道路上の横断幕を見て"ほし"の記憶が正しかった、ということで一段落すると、料金所で券を受け取り、関越道の本線へと入っていく。混雑していたのは、どうやら練馬IC付近までで、その後は目立った渋滞もなくすんなりと走り続ける。

花園ICから道の駅「かわもと」までは、国道140号を東方面へと走るだけの楽々ルートだ。国道140号も東方面は交通量も少なく実に快適なのだが、反対方向である西方面はこれから秩父へでも出掛ける車が多いのだろうか、交通量も多い。首をすくめながらその様子を眺め、長瀞・秩父方面へ行かなくて良かったと思ったりも。
そうして国道140号を走っていると、数キロ手前から道の駅「かわもと」の看板が目に飛び込んでくる。「おぉ、あるよあるよ」としみじみとその看板を見つめながら思わずにんまり。川本町に入り、まもなく左手に道の駅「かわもと」が見えてきた。

夏に訪れた時には駐車場はまだ未舗装だったのだが、本格オープンに伴い、駐車場も綺麗に整備されている。そして、何よりも驚いたのは、休憩所とトイレの位置である。我々はてっきり直売所の東側に建つものだと思いこんでいたのだが、実際に目の前にある休憩所は直売所や花木販売所の西側、つまり直売所正面の駐車場からみて左手に建っているのである。「なんだぁ、ここに建てられたのかぁ・・・」としばし呆然と立ちすくむ。そして、直売所の右にあったトイレは閉鎖されていた。「綺麗なトイレが新設されたのだし、古いトイレはお払い箱ってところかな」と以前トイレがあったはずの場所を眺める。休憩所とトイレが新設された以外は、特に大きく変わったところは無いのだが、道の駅の目印看板が建てられていたり、直売所の正面壁面に「道の駅かわもと」と書かれている等、細かな点が変わっている。
早速、新設された休憩所に入ってみると、実にこじんまりとした造りであり、派手な情報端末がある訳でもなく、壁には埼玉県内の道の駅を紹介したパネルがさりげなく掲示されてある。

そしてテーブルの上にはスタンプが無造作に置いてあり、そのあまりにぽつんと置かれている為か、何故か妙に哀愁を感じたりするのであった。
過去2度ほど、直売所には立ち寄ったため、一応店内は把握しているつもりだったが、やはり売店関連には寄らずにいられない性分の"ほし"は、そそくさと直売所へと向かう。直売所では、丁度野菜を運び込んでいる最中であり、その横を朝一番の野菜目当てに訪れた客たちが通って店内へと入っていく。やはり、直売所は朝一に訪れると新鮮野菜たちがズラリ並んで、実に盛観な光景である。地元に野菜の直売所がなく、スーパーに頼らざるを得ない"ほし"としては、新鮮ながら安価で買える環境が羨ましくてたまらない。珍しく"こあ"氏も積極的に売店内をあれこれ物色している。

店内を歩きながら、前回訪れた時よりも非常に品揃えの良い陳列棚にかなり嬉しくなり、秋の定番「銀杏」と自宅で在庫切れになっていたキュウリに手を伸ばす。キャベツも1玉100円、しかもギュッと葉が締まったずっしり感のあるものばかりだ。近くに住む人たちが羨ましいと思いながらレジで会計を済ませ、店を出る。

再度、駅内を見渡しながら、「やっぱりこの駅は休憩目的というよりは、直売所目当てで訪れる人の方が多いのだろうな」、そんな感想を抱きながら車に戻る。
 
 

 
 
「めぬま」噂のにんじんソフトを食べたはいいのだが (埼玉県)
ルート:国道140号/国道407号
到着時刻:09:34 スタンプ設置場所:めぬまアグリパーク内1階案内コーナーカウンター
さて、次に向かう道の駅は今まで数回訪れた「めぬま」。今回の目的はただひとつ「にんじんソフトクリーム」を食べることである。妻沼町の特産品のひとつである「にんじん」を使ったソフトクリームがあるという話を聞き、その味が気になってしかたがない。こうなったら、実際に食べてみるしかないだろう、とたったそれだけの為に今回は「めぬま」に寄るのであった。

「かわもと」から「めぬま」へは過去何度か行ったり来たりを繰り返しているため、数パターンのルートを把握しているものの、国道140号を東方面へと走り、熊谷警察署前から国道407号に出て北上するルートが安直で一番楽だろう。というわけで、今回はその安直ルートにて「めぬま」を目指す。
国道140号は熊谷警察署付近に近づくにつれて、交通量は増えてきたものの、国道407号に出れば快調なペースを取り戻す。しばらく北上すると、右手に道の駅「めぬま」が見えてきた。

我々は建物の裏手から廻り、駐車場に入る。しかし、車を降りてメインの施設である「めぬまアグリパーク」を見ると、入口の門が閉まっている。「あれ、今日は休みなのかな」と首を傾げながらなおも建物を観察していると、駅の職員さんたちがなにやら建物の入口で植木鉢等を持って作業をしている。
まぁ、今日は「めぬまアグリパーク」ではなく、物産センターの方に用事があるので、気にしないでおこう、と物産センターに入る。

この物産センターはいわゆる農産物直売所である。妻沼の野菜、農産物加工品等が多数陳列されているが、「かわもと」の直売所に比べると規模的には小さい。といっても、「妻沼」の代表的な特産である「大和芋」は健在だ。以前、この物産センターで大和芋を買って、せっせとすり下ろしてみたところ、そのあまりの粘りけに恐れおののいた記憶がある(って、大和芋は強い粘りけが特長なのに、何を今更驚くのかと自問自答)。
さて、いよいよ「にんじんソフトクリーム」初体験の時間がやってきた。直売所の奥を通って食堂へ入ると、惣菜コーナー等を経て食堂に行き着くのだが、食堂内には中途半端な時間帯のせいか、客はひとりもおらず、思わず躊躇してしまう。「食べなくていいの?」と"こあ"氏に背中を押され、ソフトクリームの食券を買うと"こあ"氏「コーヒーでも飲もうかな」と併せて食券を購入。

そして閑散とした食堂内のカウンターへ行くと、あるひとりの店員さんが天ぷらを揚げている。他に店員さんはいないのだろうか、と辺りを見渡しながらとりあえず「すみませーん」と声をかけてみる。すると、一呼吸おいてから天ぷら鍋の前にいた店員さんが振り向いて「あぁ、すみません、ちょっと待って頂けますかぁ、天ぷら揚げてるもんで・・・」と言う。まぁ他に店員さんがいないんじゃ仕方がないな、としばし椅子に座って待っていると、天ぷらを揚げ終えた店員さんがそそくさとやって来て食券を持っていく。

「にんじん単品ソフトを頼んで、もしにんじん味が強烈だったら怖いから、にんじんミックスソフトにした方が良いかな」と慌てて「ミックスお願いします」と声をかけ、まもなく"ほし"は「にんじんミックスソフト」を受け取る。"こあ"氏もコーヒーを受け取り、にんじんミックスソフトを興味深げに見つめる。そしてまずは"こあ"氏が一口パクリ「・・・、うわっ、にんじんの味がするよ」とやや時間をおいて顔をしかめる。「にんじんケーキとか、にんじんクッキーなるものだってあるのだから、にんじんソフトも意外と合うのでは?」と能書きもそこそこに"ほし"もパクリ。

「・・・・」しばし無言である。そしてしばらく間をおいてから「これ、にんじん味も感じるけれど、このミックスの片割れのバニラ味、不思議な味だよ」とかなり面食らう。よくよく観察してみればミルク味のほんわかバニラというのにはほど遠く、まるであの乳酸菌飲料ヤクルトを思い出す色と、独特の風味はどのように言葉で表現して良いか分からない。おっと、かんじんな「にんじん」の方だが、色はにんじん色、味もにんじん味、口あたりはどこかシャリシャリするような感じで、クリーミーな感じはあまりしない。「変わり種ソフトにしては200円と安価だから仕方がないのかもしれないが、もう少し研究の余地がありそうな気もするのだが・・・」というのが、"ほし"の率直的な感想である。

"こあ"氏のほうはといえば、コーヒーを飲みながら「これ、苦すぎる・・・」としかめっ面だ。旅のはじまりがこんな調子では、幸先危うしではないだろうか。

我々にとってソフトクリーム美味しい度は、"こあ"氏が2口目以降食べるかどうかにかかっている。"ほし"の場合は、上手かろうが不味かろうが当然最後まで食するのだが、"こあ"氏は一口食べて「これはちょっと口に合わないな」と思ったら、意地でも食べないため、ふたりとも口に合わない場合は、結局"ほし"が発注者責任ということで苦労することになるのだ。さぁ、このにんじんミックスソフト、"こあ"氏は2口目以降食べたであろうか。

そうして店を出る頃には、すっかり身体も冷え切ってしまい、身震いしながら慌てて車に戻るはめになる。
 
 

 
 
「どまんなか たぬま」農産物直売所は大人気!長蛇の列に卒倒 (栃木県)
ルート:国道407号/県道314号/(丘山町左折)一般道/国道354号/(主)7号/(県)270号/(主)16号
到着時刻:11:05 スタンプ設置場所:道の駅ホール(情報コーナー)内
「めぬま」を出た我々は、国道407号を走り利根川を渡り、群馬県に入る。このまま国道407号から国道354号に入ることも可能なのだが、ここはちょっとだけショートカットするべく、県道314号へと右折。丘山町の交差点から町道(だろうか)に入り、坂田交差点から国道354号にひょっこり出てくるといった形で国道に復帰すると、館林方面へと向かう。交通量は多めではあるが、流れているので、まぁ良しとしよう。途中、のどかな田園風景が続き、なんとものんびりとした気分にさせられる。

やがて館林の市街地へと突入すると、ますます交通量は増えるばかり。市街地内から主要地方道7号に入ると、今度は栃木県に向かうべく北上だ。この主要地方道7号は、道が新しく実に綺麗で走りやすいのだが、交通量のほうも多い。栃木県佐野市へ向かう幹線道路として利用されているのだろうか、と地図から判断しながら、なおも北上すると佐野市内で県道270号との分岐にさしかかる。

このまま県道270号を北上すれば、次の道の駅がある田沼町に入るのだ。商店街等の賑やかな光景から再び田園風景に周囲が変わると、田沼町に入り、そしてまもなく主要地方道16号に合流だ。主要地方道16号は、道の駅「どまんなか たぬま」の沿線、ということはもうすぐ到着ということだ。わくわくしながら北上すると、道の駅の案内看板が見えてきた。
なにぶん初めて訪れる駅なため、「どの建物だろう、どのくらいの広さなんだろう」、そんな思いが頭の中でいっぱいになってきた。そんな中、いかにも道の駅らしき建物を発見、「あった!」と指さす。それは予想以上に敷地は広く、そして予想をはるかに超えた盛況ぶりである。早速、駐車場に車を停め、ぐるり1周見渡す。

道の駅「どまんなか たぬま」は2001年11月にオープンしたばかりの新しい駅だ。建物を見て歩いても、新しさがあちらこちらに伺える。さて、施設群は大きく2つに分かれており、そのひとつは「朝採り館」なる農産物直売所だ。そしてもう片方はやや大きめの建物には情報コーナー、特産品の販売コーナー、軽食コーナー、レストラン、ジェラート倶楽部、どまんなかホール等が入っている。
さてどこから見て歩こうか、とまず最初に目に飛び込んできたは、「朝採り館」農産物直売所だ。しかし、いざ覗こうと思うと、あまりの人・人・人に恐れおののき、思わず"ほし"が後ずさりする程。この駅の活気の元はどうやらこの農産物直売所のようだ。道理で、駐車場に戻る利用客たちの多くが、大きな袋に野菜をいっぱい入れて抱えている。レジの方を見ても、長蛇の列が発生していて、これはどうも落ち着いて見ていられないな、と見学は後回しにすることにした。

次に、売店やレストランがある建物のほうへ向かう。レストランは、本格的中華を手軽な価格で味わえるらしい。「うーん、中華なのかぁ。田沼の郷土料理みたいなものは無いのかな」と思いつつ、とりあえず素通りすると、情報コーナーでスタンプを発見。
オープンしてまだ1ヶ月以内だというのに、既にスタンプを設置しているとは実に感心、と満足げにスタンプを押す。と、その横に「とちぎいきあい街道スタンプラリー」の用紙を発見。これは栃木県内の道の駅任意の3箇所のスタンプを押して応募するものなのだが、どうやらこの「どまんなか たぬま」、そして更にもう一箇所の新駅「はが」もこのスタンプラリー参加駅に含まれている。

「ははぁ、このスタンプラリーのために早々とスタンプを設置してくれたのかな」と思いながら、突如我々もこの「とちぎいきあい街道スタンプラリー」に参加することにした。
そして軽食コーナーを覗いてみると、名水そばや名水ラーメン等のメニューがあり、「どんな味なのだろう」とやや不思議に思いながらも、混雑をみてそそくさと退避。

売店も多数の客で賑わっており、活気が身体じゅうに伝わってくるようだ。この活気が長く続けば、この駅の人気は本物だ、と思ったりもしながら、売店で「どまんなかまんじゅう」なるユニークなまんじゅうを見つけ、早速購入する。
売店の中を更に奥へ奥へと進んでいくと、「ジェラート倶楽部」なるジェラート販売カウンターに行き当たる。ジャージー乳をふんだんに使った種類も豊富なジェラートの数々に、思わず目を奪われる"ほし"。今、これを食べないと後悔するのではないかと考えた"ほし"は、先ほどソフトクリームを食べたばかりだというのに、またしても買いに走る。さて、何にしようか、とあれこれ悩んだ結果、ベーシックな味である「ジャージーミルク」を注文。

さぁ、このジェラートの味はいかがだろう。"ほし"よりも先に一口食べる"こあ"氏「これ、うまい!」といきなりもう一口。「これは確かに美味しいんだな」と慌てて"ほし"は"こあ"氏からジェラートを奪い取ると、いざ食べてみる。「うわぁ、これは美味しいやぁ。味を語るのには安易過ぎる言葉だけど、美味しいという言葉がピッタリだよ。」とやや興奮気味にジェラートにかぶりつく。ジャージー乳を使ったものは結構コクがあって濃厚なイメージが強いのだが、ここのジャージー乳のジェラートはクセの無い実に口当たりの滑らかなものだ。我々の後にも、ジェラートを買い求める客が多く、皆それぞれに満面の笑みを浮かべながら頬張っていた。

「もう一度農産物直売所を覗いてみようかな」と、朝採り館へと向かうと、どうやら混雑も一段落したようだ。それでも利用客は絶えない。とにかくずらり並ぶ新鮮野菜群は見ていても圧巻だ。各地の農産物直売所巡りが好きな人だったら、きっとこの駅もお気に入りになるに違いないと"ほし"は感じる。そうして我々も、いちごとサニーレタスを買って満足げに駐車場へ戻るのであった。本当ならば、田沼の椎茸を買いたかったのだが、いつの間にか売り切れていたようだ。あぁ、残念。
 
 

 
 
「はが」正式オープンは2002年4月予定 でも各施設は営業中 (栃木県)
ルート:(主)16号/国道293号/(主)3号/国道121号/(主)2号/(江曽島町付近)一般道/国道4号/(主)64号/(主)69号
到着時刻:13:52 スタンプ設置場所:「友遊はが」総合案内所
さて、次に向かうはまだ正式にオープンはしていない道の駅「はが」である。といっても、駅の施設と言われている温泉施設「ロマンの湯」やら農産物直売所、観光案内所に至るまで既に営業している。我々は、「どまんなか たぬま」を出発すると、主要地方道16号を北上し、国道293号へと入ると栃木市方面へと向かう。国道293号は交通量も多く、また、なかでもダンプカーがやたら多いのだ。栃木市に近づくにつれてその量はどんどん増えていき、周囲は土ぼこりだらけである。周囲を見渡せば、山々を切り崩している光景がまるで古代遺跡にでも見えてくる。

「なんだか空まで土ぼこりで霞んで見えるね」と車窓から見える空が、妙に黄色っぽいのが気になる。土ぼこりが舞ってしまい、そう見えるのだろう。しばらくダンプカーにつきあいながら走っていると、やがて前方のダンプカーたちは右へ左へと曲がっていき、ようやく快調なペースに戻っていく。

そして、鹿沼市内に入ったところで国道293号から分かれて主要地方道3号に入り、更に快調な走行が続く。「このまますんなり道の駅まで行けるかな」と甘い期待もつかの間、主要地方道3号から国道121号で宇都宮市に入った辺りからまた交通量が増えてきた。この先はどうも混雑していそうではないか、という不安は的中した。宇都宮市内の江曽島町辺りの市道をウロウロしながら、ひょっこり出てきたところは国道4号、それもJR宇都宮の近くである。渋滞していてもおかしくないこの場所から慌てて迂回路に入り、なんとか渋滞の列に並ぶことなく、主要地方道64号に出てきた。

主要地方道64号をこのまま東へと走っていくと、やがてそのまま道の駅「はが」の沿線上である主要地方道69号へと入ることが出来る。JR宇都宮駅から東へのびる主要地方道64号も、渋滞とは無縁ながらも、交通量は実にのんびりまったりした流れで、眠くなってきそうだ。しかし、芳賀町のちょっと手前から主要地方道69号へと入ったところから、少々メリハリのある流れへと変わり、どうやらこの調子で道の駅「はが」に着くことが出来そうだ。

といっても、道の駅の案内看板はまだ設置されていないだろうから、温泉施設である「ロマンの湯」を目指して行くしかない。すると、まもなく右手にそれらしき建物が見えてきた。「おぉ、あれだあれだ」と早速駐車場に入ろうとすると、予想を上まわる混雑で、駐車場に停められそうにもない。やはり温泉施設は何処も混雑してるのだなぁと改めて実感。というわけで、隣にある農産物直売・加工施設「友遊はが」の駐車場に停めることにした。
道の駅「はが」は、前述のとおり、温泉施設である「ロマンの湯」とその隣にある「友遊はが」と称する農産物直売・加工施設から構成されている。正式オープンは2002年の4月ということなのだが、既にどの施設も営業しているため、来年の4月までに何が変わるのだろう、とやや不思議にも思う。

まずは「友遊はが」の施設内から散策してみるべく、建物に足を踏み入れた。そこでふとある事に気づく。「そういえば、昼食がまだだったっけ」、そのまま我々は散策は後回しに、まずは胃袋を満たそうとレストランへ入ることにした。「ここはパスタがメインのレストランなんだけど、構わないかな?」と"ほし"は"こあ"氏にお伺いをたてる。すると、「あぁ、構わないよ、とにかく早く食べたい」と、昼食のことを思い出した途端、急激に力が抜けていく"こあ"氏。そこで、入口のメニューを軽く眺め、ある程度目星をつけてレストラン内に入る。さすがに、14時を過ぎているせいか、先客は少ない。
レストランの名前は「トラットリア・マンマ」、パスタを中心に新しい食文化を提供するという宣伝の元、数々のパスタと手作りケーキ等がある。"こあ"氏は「スパゲッティ・カルボナーラ」、そして"ほし"はといえば、最初は「きのこのクリームスープスパゲッティ」にするつもりだったのだが、「マッシュルーム」に惹かれて急遽「マッシュルームのトマトスープスパゲッティ」を注文することにした。おまけに、"ほし"はサラダが食べたいだなんて我が儘を言いだし、スパゲッティセットに格上げ。

レストラン内はちょっと洒落た雰囲気で、のほほんと座っていると、道の駅巡りをしていることを忘れてしまいそうだ。しばし窓から見える光景を楽しみながら料理が来るのを待っていると、まずはセットのサラダがやってきた。これがなかなか美しい盛りつけがされている。
「食べるのが勿体ないなぁ」なんて言っていると、次にパスタが目の前に置かれる。更に店員さんがチーズとチーズおろし機を持って登場。店員さんが、その場でパスタの上にチーズをおろしながら振り掛けてくれるのだ。

さぁ、早速「頂きます!」と食べ始める。"こあ"氏が食したカルボナーラ(左写真)は、割とあっさり目のカルボナーラソースのようで、本人はかなり気に入ったご様子。
対して"ほし"のトマトスープスパゲッティ(右写真)のほうは、全体的に控え目な味で、良い言い方をすれば上品といったところだろうか。

"ほし"的には味にもう少しパンチが欲しかったため、ついタバスコを入れすぎてしまい、却って後悔する羽目に陥る。今度、またここで食事する機会があったのならば、クリーム系のパスタにしよう、と思う"ほし"であった。

セットには更にケーキもついてくる。クリームチーズケーキをつつきながら、「この後、駅内を散策したらとりあえず本日の予定は終了なんだけど、まだ時間はありそうだよね。どうしようか」と今さらこれからの予定を決めようとしている。おいおい、本日の予定はあらかじめ決めておいたのではなかったのか、と言われそうだが、体調との兼ね合いもあった為、なかなかビシッと予定を組めなかったのである(言い訳がましい)。しかし、"こあ"氏の咳がいまだ多いことを気にし、結局南下する方に決定。
さて、胃も落ち着いたことだし、駅内の散策を開始しよう。っと会計を済ませてレストランを出ると、目の前にアイスクリーム工房「TMTM」があるではないか。「まさか、本当にまた食べるんじゃないだろうね」と"こあ"氏はしかめっ面。実は最初からそのつもりで、セットについてきたチーズケーキは"こあ"氏に半分以上食べてもらったのだが、さすがに今は何も食べたくない。甘いものは別腹といったって、限界というものがあるのだ。「駅内散策して歩いているうちに、きっと食べたくなるよ」と、そうまでして食べるのか。

というわけで、まずは観光案内所に寄ってみる。すると、テーブルのうえにはスタンプが置いてあるではないか。まだ道の駅の案内看板も無いのに、スタンプが既に設置されているとは、驚きである。だいたい、本格オープンまではスタンプの類は置いていない駅が多いのだ。と、その近くには、「とちぎいきあい街道スタンプラリー」のポスターが貼ってあり、「はがのスタンプは11月上旬」と掲載されている。もし、この「とちぎいきあい街道スタンプラリー」が開催されていなかったら、まだスタンプは設置されていなかったのだろうか。
何がともあれ、スタンプラリー用紙にスタンプを押して、これで栃木のスタンプは2駅目。続いて、向かいの棟にある農産物直売所とフラワーショップを覗いてみた。フラワーショップ内にはカフェがあり、花に囲まれながらコーヒーやケーキを頂くことが出来る洒落た造りだ。ただ、花に過ごしやすい温度を設定しているためだろうか、人間にはちょっと暖かすぎるような気がする。

フラワーショップの隣にはあるのは、農産物の直売所、そういえば今日、これまで立ち寄ったどの駅も直売所が元気だ。そして、ここ「はが」の直売所も、「どまんなか たぬま」程では無いにしても、利用客が野菜等を物色する姿が目立つ。芳賀町の特産はなんといっても梨なのだが、さすがに旬な時期を外してしまった為、ほとんど置いていない。「梨ワイン」があるはずなのだが、それも何処にも見当たらない。「直売所では扱ってないのだろうか。」としばらく店内を行ったり来たりの繰り返し。

そうしてウロウロしているうちに、芳賀のブランド米を発見、その名も「芳賀のめぐみ」である。今日は丁度どこかの道の駅で米を買おうとしていたため、これ幸いと「芳賀のめぐみ」を手にしてレジへ向かう。この「芳賀のめぐみ」は、芳賀産のコシヒカリである。以前は、米は食べられれば何でも良いなんて言っていた我々が、新米のコシヒカリを食べることになるとは、いやはや道の駅のおかげである。
"こあ"氏に米を託し、車に置いてきて貰う間、"ほし"は先に温泉施設「ロマンの湯」を覗いてみることにする。しかし、ここの温泉施設はいきなり入口で靴を脱いで入る構造なため、温泉を利用しない者にとってはやや敷居が高い。しかも、入口で店員さんがドンと構えている。

「こりゃまいったなぁ」としばし躊躇していたものの、意を決して入口にいる店員さんに「すみません、売店をちょっと覗かせて頂いてもよろしいでしょうか」とおそるおそる聞いてみる。すると店員さん、"ほし"を何かの取材陣かと勘違いしたのか「あのぉ、何かの取材でしょうか」と逆に聞かれてしまう。「え?いえいえ、私は趣味で各地の道の駅を巡って廻ってるんですよ。ここも道の駅になったんですよね。それで是非見てみたいと思いまして・・・」と"ほし"は率直に答える。「あぁ、そうなんですか。どうぞゆっくり見てください」と売店まで丁寧に案内され(って入口からすぐのところだが)、早速売店内を見て回る。
すると、すぐに「梨ワイン」を発見。しかし、芳賀特産で有名な「なしのかほり」とは異なるようだ。「まぁ、芳賀町の梨を使ったワインってことだし、これを買っていこう」とそそくさと手にする。梨のワインって一体どんな味がするのだろう、やはり梨の味がするのだろうなぁ、等と一人でぶつくさ言っている姿は怪し過ぎる。

建物を出ると入口外の椅子にぽつんと"こあ"氏が座っている。"ほし"の姿を発見し、「あれ、やっぱり中にいたの?中に入りにくくなかった?」と言うものだから、"ほし"はおもむろに買い物袋を持ち上げ「梨ワインへの執念のせいかな。それと、美味しそうな饅頭があったから買ってきたよ」と、表向きは甘い物好きの"こあ"氏のために優しい心遣いをする"ほし"。しかし、その裏には「アイス・ソフトクリームばかり食べて、すまない」という詫び心ゆえのつもりであった。
食後にあちらこちらを歩いたおかげで、そろそろ胃袋に空きが出来たようだ。「それじゃぁ仕上げに行ってみようか!」と向かう先はアイスクリーム工房であった。こうして連続3駅でアイスクリームの類を食べることになった"ほし"に対し、既に哀れみしか感じない"こあ"氏。きっと、こんな相棒を持ったことを後悔しているに違いない。皆さんもくれぐれも相棒選びにはご用心を。

アイスクリーム工房は人気があるのか、休憩スペースでアイスクリームを食べている人が多い。"ほし"はあれこれ悩んだ結果、今回は「米(芳賀のめぐみ)」味を食べてみることにした。なにぶん、米アイスなんて初めてなため、興味津々。"こあ"氏がまず食べ「あれ?ゆず味買ってきたの?」といきなり"ほし"にアイスを突き返す。「え?米味だよ」と不思議に思いながら食べてみると、「言われてみればゆずっぽい味がするけれど、爽やかな味だよ。それに、米粒が中に入っているからなんとも不思議な食感」とそのまま食べ続ける。"こあ"氏は「もっと普通味のアイスを食べてよ」と言いたげに、"ほし"が食べ終わるのをひたすら待つだけであった。

時計をみれば、いつの間にか15時半を過ぎている。すっかりこの駅でくつろいでしまったが、「とちぎいきあい街道スタンプラリー」を完成させる為には、栃木県内の道の駅をあと1箇所廻らなければならない。
 
 

 
 
「にのみや」金次郎グッズは今回も無し・・・ (栃木県)
ルート:(主)69号/(主)61号/国道294号
到着時刻:16:34 スタンプ設置場所:尊徳物産館内レジの付近
「はが」から近距離、且つ南下する先にある道の駅、それは二宮町の「にのみや」である。どうも「にのみや」に向かう頃には毎度夕刻になってしまっている、というのは我々が選択するルート上での運命なのだろうか、なかなか青空の下での「にのみや」を堪能できないまま、現在に至る。

「はが」を出発した我々は、主要地方道69号から主要地方道61号へと入ると真岡市・二宮町に向かって南下を始める。主要地方道61号は基本的には交通量の少ない静かな道路であり、ストレスなく走っていく。空はそろそろ夕空色に変わっており、この分では「にのみや」に着く頃はかなり暗くなってしまうかもしれない。

真岡市内に入り、しばらくすると国道294号に合流し、そのまま更に南下を続ける。交通量はありながらも流れは良いため、「今日は何のアクシデントも無いまま、ここまで来ちゃったね」と呑気な言葉が出来る始末。よくよく考えてみれば、我々の旅は必ず1度は「すれ違い不可」な道路を走るというのがジンクスになっているのだが、とうとうこのジングスを破ってしまうのか。
そんなことを言っているうちに、左手に道の駅「にのみや」が見えてきた。

ここに来ると毎度驚かされるのは、立ち寄る人の多さである。駅の施設自体は、物産館と店先に並んだ農産物の直売、そしてトイレ、休憩所、情報館、しかも夕刻になると既に情報館や休憩所には人がほとんどいない状態。
それでは、客が集中する場所は何処か、どうも「農産物の直売」辺りに人が集まっている。

勿論、物産館内もかなりの混雑なのだが、並んで農産物の直売も元気が良い。
「にのみや」といえば最初に頭に浮かぶは「二宮金次郎(尊徳)」、敷地内にある像にペコリと挨拶をすると、そのまま「尊徳物産館」へと足を運ぶ。そういえば、確かここには「尊徳グッズ」なるものがあるということだったのだが、何処にあるのだろう、と店内をウロウロ。しかし、そういった類のものは何処にも見当たらない。そのうち、"こあ"氏まで巻き込んであれこれ探すものの、結局発見出来たのは前回も購入した「尊徳納豆」(しかし、これは二宮町製造ではない)、そして「尊徳草履」。結局、更に店員さんまで巻き込んで大捜索になったのだが、「すみません、無いみたいですね・・・」と無惨な結果であった。

おっと、「とちぎいきあい街道スタンプラリー」も忘れてはならない。最後の1駅分のスタンプをここ「にのみや」で押し、店員さんに確認してもらうと、応募用紙を受け取る。そして、休憩所で応募用紙に必要事項に記入すると、再び物産館に戻ってきて応募箱にポンっと入れ、応募完了だ。

ホッと一息つき、店を出た頃には空はすっかり暗くなっていた。
 
 

 
 
「しもつま」また寄りたい度急上昇中!その理由は・・・ (茨城県)
ルート:国道294号
到着時刻:17:44 スタンプ設置場所:軽食コーナー横案内カウンター
さて、これで目的は果たしたことだし、あとは帰るだけだと思いきや、国道294号を少し南下したところにはもう1軒、道の駅がある。「しもつま」は営業時間も長い為、帰りがけに立ち寄るには実に都合が良い駅だ。そして、"ほし"がどうしても立ち寄りたいあるひとつの理由があったのだ。それは、「しもつま産ミルキークィーン」なる米を買うためである。なんだ、米か、と思われそうだが、過去に千葉の道の駅である「たけゆらの里おおたき」で買ったミルキークィーンを食べて以来、その味に惚れ込み、他の産地のミルキークィーンも食べてみたくなったのだ。幸い、下妻にも「ミルキークィーン」があるらしく、今回はその米を買うだけの為に寄ろうとしている。

というわけで、いささか単純な理由ではあるが、我々はせっせと国道294号を南下して「しもつま」に向かう。しかし、そこでふと気が付いた。「そういえば、物産館のほうには米なんて置いてなかったぞ、ということは、直売所の方に置いてある・・・。直売所って18時で閉店しちゃうんじゃないかぁ」と時計をみれば17時半近い。「ま、間に合うかな」と旅の最後にしてまたしても慌てふためくことになる。
二宮町を過ぎるとすぐ茨城県に入り、下館市、そして下妻市へと南下していくと、左手に広い敷地とともに道の駅「しもつま」が見えてきた。

駐車場が広い為、停める場所に困ることはない駅なのだが、どうも今日は混雑気味で建物群から離れた場所しか空いていない。まぁ、歩くこと自体は苦ではないものの、そろそろ外の風が骨身にしみる時間になったのか、震えながら慌てて直売所へと駆け込んだ。
直売所はやはり18時までであり、利用客もほとんどいない状態であった。「うわっ、あと10分くらいしか見て回れないや」と店内の時計を見て慌ててぐるりと回り始める。すると"こあ"氏が早速「ミルキークィーン」を発見、「ここにあるよぉ」と"ほし"に手招きをする。早速、米袋を抱えてレジへ向かう。どうやら我々が最後の客のようで、店のほうも閉店準備をしている。絶妙なタイミングで寄ることが出来て本当に良かった、と満足げに直売所を出る我々であった。

このミルキークィーンという品種は、特につや・粘りが良く、そのせいかモチモチ感が非常にあり、冷えても美味しいのだ。ただ、残りご飯をチャーハンにしようとすると、やや調理しづらいような気もする。というわけで、白飯として食べるのが一番美味しいと実感している。
と、力説はこのくらいにして、更に物産館のほうも覗いてみる。すると、"こあ"氏がある一点に視線を注ぐ。その先にあるものは、「大宝八幡宮のだんご」、まったくもって"こあ"氏らしい。更に「あぁ、あのだんごの美味しさは定評があるんだよ」と"ほし"が説明なんてするものだから、よけい購入欲が高まったらしい。しかし、今日は饅頭類を既に数種類買ってしまっている。これ以上購入して、食べきれないなんてことになったら、製造者様に申し訳ないではないか、と思ったのか、グッとこらえている。

そう言いながらも、結局"こあ"氏の足は「だんご」コーナーに向いていたのであった。すると、担当の販売員の人だろうか、しきりに勧めてみる。「まぁ、是非食べてみてくださいよ」と試食を勧めると、"こあ"氏が早速それに応じる。「美味しい!」、"こあ"氏の顔はパッと明るくなり、購入欲は更にアップ。これは、このまま買わずに帰ると機嫌が悪くなるぞ、と観念した"ほし"は、「じゃぁ買おうか」とパッケージをとる。実際に食べた人も少なくないとは思うが、このだんご、本当に美味しい。この美味しさについては、また別途語らせて頂くとして、結局物産館内で買い物を済ませると、レストランの前で立ち止まった。

いつもならばここで食事でも、と言いたいところなのだが、なにぶん昼食が14時半過ぎ、しかも"ほし"はアイスクリームの食べ過ぎですっかり胃が重い。残念ながら今回は折角の道の駅ディナーもお預けだ。「それじゃぁまぁ、のんびりと帰りますか」と車へと戻るのであった。
 
 

というわけで、本日は道の駅巡りというよりは、農産物直売所とアイスクリーム工房巡りをしていたような気分である。これはこれで充実していたような気もするのだが、何か物足りなさを感じるのは、町中ばかりを走っていたせいだろうか。どうも、旅をした気分ではなく、「ちょっと遠くまでお買い物」といった感覚のまま、1日を過ごしてしまったのかもしれない。

さて、「しもつま」からどうやって都内まで帰ろうか。まだ18時半過ぎ、ということは高速道路なんて利用すると逆に渋滞に巻き込まれるのではないかと考えた我々は、一般道を利用して時間にして約3時間程の距離をのんびりと帰ることにした。「しもつま」を出た我々は、国道294号を南下し、しばらくすると主要地方道24号に入り西へ西へと走る。このルート、よくよく考えてみたら、茨城にある道の駅「さかい」へ向かうルートだ。スタンプラリー中も、「しもつま」から同ルートで「さかい」に行ったっけ、とふと思い出す。あの頃は、「さかい」には24時間押印可能なスタンプが設置されていたのだが、盗難に遭って以来、営業時間外の対応はなくなってしまった。非常に残念な事態である。そんなことを思い出しながら、道の駅「さかい」の横を通り、千葉・埼玉を経由して都内に戻ってきたのは、既に21時を過ぎていた頃である。

約1ヶ月ぶりの駅巡りは、病み上がり、いや、まだ完全には治っていない状態ではあるものの、楽しい時間を過ごせたと感じている。まぁ、美しい景色を堪能するといった旅ではなかったのだが、旅する者が満足出来れば、それはそれで良い旅といえるのかもしれない。さて、次はどんなテーマで旅をしようか、あれこれ悩む"ほし"であった。

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最終更新日:2001年12月10日