スタンプラリーオフシーズン 道の駅巡り旅日記
関東道の駅スタンプラリー開催直前!その1 
日曜昼のひととき、久々に彩の国を楽しもう
埼玉〜群馬編
(2001年6月24日)

あれ、東北の道の駅スタンプラリーに全力をかけていると思いきや、いきなりの関東道の駅訪問?と思われる人もいるのではないだろうか。実は、現在"こあ"氏がかかえている仕事が尋常でなく、毎日朝6時までせっせとパソコンに向かう日々。こんな状態で、東北の道の駅へ訪れるのは酷すぎる。しかし、人間ならばたまには気分転換も必要、というわけでめずらしく昼前からもそもそと出発し、埼玉内の道の駅へ遊びに行ってみることにした。

何故に埼玉?、それは東京都下から比較的近距離で、しかもまだ訪れたことが無い駅というと、埼玉か千葉あたりが妥当である。そして、今回は高速道路等の有料道路を使わずに走るつもりであった。まぁ、東北道の駅スタンプラリー巡りのためになるべくお金は使わないでおきたい、という本音もちょっぴり含まれている。

例によって前日になっていそいそと「ところで何処に行く?」と地図を広げたは良いが、2000年8月に登録された新しい道の駅は、所有している地図には反映されておらず、結局住所と沿線から場所を割り出しながらしばし悩む。埼玉県内は、2000年8月の登録で2箇所が追加され、そのうちの1箇所である「かわもと」は今年の8月からの供用開始予定だ。ということで、既にオープンしている妻沼町にある「めぬま」を中心に訪れることに決定。しかし、いくら時間に追われずのんびりと駅を楽しむといえど、1箇所のみの訪問では、逆に欲求不満になるのは間違いない。

そういえば、「めぬま」の近くには、道の駅「おかべ」がある。前回スタンプラリーがらみで訪問した時は、既に夕刻だった為に「おかべ」を満喫出来た訳ではない。しかも、"ほし"が書いた道の駅のレポートを読み返すとあまりにずさんではないか。これは再度訪れてしっかりとレポートしてこなくては、"ほし"の気が済まない。

余談ではあるが、昨年訪れた関東の道の駅スタンプラリーのレポートや、道の駅巡りを始めてまだ間もない頃の道の駅施設自体のレポートを読み返してみると、「ひ・・・貧弱だ・・・」と溜息をつくことが多い。特に初めてスタンプラリーを始めた日のラリーレポートを見ると、道の駅によっては5行程度しか書いていないではないか。いやはや読み応えのないレポートだ、と苦笑するしかない。それとも、その時点ではそれだけの印象しか無かったのだろうか。いずれにしても、道の駅巡りを始めて約1年の間で我々自身、道の駅に対して以前よりも広い視野で見ることが出来るようになったような気がする。

さて、日曜日の朝がやってきた。外を見るとどんより曇り空だが今日も1日暑くなりそうだ。およ、時計を見れば既に11時半近くではないか。いくら時間に追われないのんびりな駅巡りといっても、限度がある。こんな調子では、本当に1駅訪れただけで本日の駅巡りはおしまい、いやこれでは駅"巡り"ではなくなってしまう。結局、慌てて車に乗り込み、いざ出発。


【東京都下出発時刻】11:30 【東京都下到着時刻】23:30
 【】内は主な通過市町村 色は埼玉県の道の駅 色は群馬県の道の駅
 赤い文字の駅名はまだ道の駅化されていない箇所
  【東村山】(府中街道)/【所沢】(国道463号)/
【三芳町】(主)56号/【川越】(県)113号/
国道254号/【東松山】
国道407号/【熊谷/妻沼町】
めぬま
14:06
国道407号/町道/(県)127号/【深谷】
(県)263号/市道/(主)47号/市道/
(主)69号/【川本町】国道140号
かわもと
16:03
国道140号/【深谷】(主)69号/国道17号/
(主)14号/【岡部町】
国道17号バイパス
おかべ
16:45
【岡部町〜藤岡市】国道17号/(主)23号 ふじおか
18:58

 
 
「めぬま」、ハーブガーデンや明るい店内がなかなか好印象 (埼玉県)
到着時刻:14:06 スタンプ設置場所:めぬぱる入口総合案内カウンター
自宅を出発した我々は、ひたすら主要地方道と国道、県道を走り続け、まずは埼玉県所沢方面へと目指す。府中街道は実家へ帰る際に最近よく使う道路だが、あいかわらず交通量が多い。今回のルートはカーナビ任せで、"ほし"は地図を見ながらそのルートを目で追いかけていく。だいたい最近のカーナビはPCとの連携が可能な事が当たり前だと思いこんでいたのだが、つい先日発売されたばかりのこのカロッツェリアのカーナビは、どうやらPCとの連携はあまり重視していないらしく、軌跡情報の保存等が出来ない。あぁ、軌跡情報を後でPCで閲覧することが出来れば、わざわざルートを付箋紙にメモしながら地図に貼り付けていかなくても良いのに、と何度思ったことか。

やがて車は埼玉県所沢市へ入る。すると、前方でなにやら渋滞が発生してる。しかし、よく見ると走行車線が混んでいる訳ではなく、何かを待っている車の行列だ。その先にあるものは、所沢の航空記念公園の入口、なるほどこの公園の駐車場へ入る車の列だった訳だ。やはり日曜日とあってか家族連れの車が多く、その横を通り過ぎながら、「これじゃぁ目的地に着くまでにドッと疲れてしまいそうだ」とぽつりと呟く。そして、これから訪れる道の駅もこんな調子だったらどうしようと少しだけ不安がよぎるのであった。

そうして所沢市内を抜けて、主要地方道56号・県道113号にて三芳町から上福岡市内へと入る。県道113号は思ったよりも走りやすく、また交通量もそれほど多くないのが嬉しい。やはり道はこうでなければ、と勝手な事をのたまい、気が付けば川越市内、国道254号にひょっこり出てきた。「なんだぁ、こんなところに出てくるのか」と走り慣れた道である国道254号を北上し、東松山市内から国道407号へと入る。あとは、国道407号をそのまま北上していけば、妻沼町にたどり着くのだが、国道407号は熊谷市内で一旦国道17号を走ることになる。おまけに国道407号に復帰したは良いが、陸橋手前で左折・直進ラインが入り乱れ、気が付けば意に反するラインを走っていて商店街の方へと入ってしまう。「これはどう考えても道を間違えたんじゃない?Uターンしたら?」と"ほし"の突っ込みに、「いや、なんとかこのままでも行けるよ」と"こあ"氏は珍しく意地になって走り続ける。しかし、間違えた箇所は丁度JRの線路を越える手前だったため、残念ながら陸橋以外に線路の反対側へ越える道はなさそうだ。結局、Uターンを余儀なくされ、すごすごと陸橋へと向かう。

陸橋を越えた後、熊谷市内から妻沼町に入る国道407号はなかなか快適な直進道だ。そして国道では割と珍しい(訳でもないのか)制限速度60kmにちょっと感動しながらなおも北上していくと、やがて右手に道の駅「めぬま」が見えてきた。

「うわっ、駐車場は車だらけだ・・・」、まずこれが第一印象。駐車場の規模としては結構広い方である。100台以上は駐車可能なこの駐車場は、ほとんど車で埋まっている。それでもなんとか車を停めることが出来た我々は、そそくさと車から降りる。すると、外の空気はうんざりする程の暑さ。どんよりしていた曇り空もどうやら日が射してきたは良いが、暑さの方も半端ではないようだ。
そういえば、駐車している車が多い割に、敷地内が妙に静かである。なんとも不思議な気分になりながらも、それが何故だかすぐに理解できた。だいたい休日になると、建物の外で農産物の即売や軽食の販売等が行われている駅が多いのだが、ここ「めぬま」では、駅の中心となる施設の前で、小規模な店頭販売をしているだけなのだ。それで、店先に人が群がっている姿がないのか、と納得。

道の駅「めぬま」は、地域振興施設である「めぬぱる」を中心に、休憩施設・屋外トイレ、そして農産物販売センターがあり、「めぬぱる」の横から後部にかけてハーブガーデンや噴水等の庭園が広がっている。4月28日にオープンしたばかりのまだ新しい施設のせいか、初々しさを感じさせる箇所が随所に見られる。建物内の散策は後のお楽しみとしてとっておこう。まずは、公園内を歩いてみる。数々の花に囲まれて、まずは噴水とたわむれる子供が目に入る。"ほし"がカメラを向けると、きょとんとした顔でサササっと恥ずかしそうに違うほうを向いて、それでも噴水の水と遊んでいる。そんな様子をパチリと撮り、その後に尚も奥へ進んでいくと、今度は日本初の女医である「荻野吟子」女史の石像が待っている。それはまるで、美しい公園の奥に立って訪れる者をじっと観察しているようにも思える。

そうして「めぬぱる」の丁度裏側を通る形になっている遊歩道を歩きながら、周囲に植えられた花々を楽しむ。ハーブガーデンにはミントやラベンダー等数多くのハーブが植えられている。ラベンダーといえば、北海道のイメージが強かった"ほし"であるが、実際には関東内でも楽しむことが出来、この「めぬま」からやや南に位置する「菖蒲町」にも有名なハーブ園がある。次、この「めぬま」を訪れるのはスタンプラリー開催中だろう、その頃には既にラベンダーの最盛期は過ぎているだろうな、と少しがっかりしながら歩く。
さて、次は各施設の散策をしよう、とまずは屋外トイレと休憩所を覗いてみる。トイレが綺麗なのは当然として、休憩所も非常に広くて明るい雰囲気だ。奥の方ではお弁当を広げている家族がおり、それぞれの休日を皆楽しんでいるようだ。

さぁ、いよいよメイン施設である「めぬぱる」に足を踏み入れる。すると入口に早くもスタンプを発見。ごそごそと鞄からノートを取り出してスタンプを押していると、その横で「今日はグライダーは飛んでないのかね」と案内所員さんに聞いている。「あぁ、この分だと飛んでいると思いますよ」と言いながら、グライダーが見えるスポットを地図を指さしながら説明している。なるほど、この駅のキャッチフレーズが「女性と緑とグライダー」といった意味がなんとなくわかったような気がする。入口から奥に向かうと、美しくアレンジされた花々を展示販売している。次に階段をあがって2階へと進む。ここは、建物の中心が吹き抜けになっているので、各コーナーが吹き抜けを囲うように配置されている。そのため、各コーナーはあまり広いエリアは確保出来ていないのが、少し残念なような気もするが、吹き抜けが建物全体を明るくしているようだ。

というわけで、2階にある地域物産ホールは小さめ。そこに妻沼町内の銘菓等を中心に陳列されており、またその横に醤油や漬け物、肉等が並んでいる。団体客らしい中高年の女性たちは、お土産を前にあれやこれやと物色しながら、お喋りがとまらないようだ。「そ、そんなこと、大きな声で言ったら失礼でしょ」と言った内容も、まぁ大声で話すものだから、"ほし"は後ろでしばしその会話を参考(苦笑)にさせて貰いながら、物産品を見ていく。妻沼町が荻野吟子生誕の地であることから、それにちなんだ商品も目立っている。

物産ホールの横には、日本女性第1号資料ギャラリーと称し、各界で活躍した女性たちを紹介したパネルが展示されている。「あ、この人知ってる」「誰?この人」「この人は・・・・」等と写真を見ながら話をしている人々の姿があちらこちらにいる。
そういえばまだ昼食をとっていなかったのでこの駅で食べていこうか、と食事処へ向かうと、そこはどちらかといえば軽食コーナー。しかも、大混雑しており空き席はなさそうだ。「ここで食べるのはちょっと無理そうだね」と立ち去ろうとした時、更に混雑している一角を発見。それは、ジェラート売場の前であった。ここのジェラートは、なかなか人気らしく、そういえば店内を見渡せばあちらこちらにジェラートを片手に歩いている人がやたら多いのである。「あー、あれ食べたいなぁ」と思いながら、一旦その場を後にして、先程から目をつけていたねぎ味噌まんじゅうを買いに1階へ降りる。

まんじゅうの展示販売にて、我々は陳列されている饅頭をみて、種類が幾つか有ることに気づき「これって中に何が入っているのですか」と聞く。すると「この白い皮がネギ味噌で、緑色の皮は桜味なんですよ」とネギ味噌まんじゅうの試食を勧める。それを"こあ"氏が食べてみる。「うわ、ちょっと辛いけれど美味しい」という感想を聞いて"ほし"は「それじゃぁ、このネギ味噌のまんじゅうを2個、桜のほうを1個くださいな」とすぐに購入。人気商品らしく、我々のすぐ後にも同じように饅頭を買い求めようとしている人が待っていた。

そうして、再び2階へ戻り、ジェラート売場を訪れると、なんと売り切れ寸前ではないか。ジェラートを買おうとしているお客さんも「えぇ?もう無いの?」と言って残念そうに立ち去っている。あぁ、こんなことならば饅頭を買う前に寄っておけば良かった、と悔しい思いをかみしめて、ふとアイスケースの中を覗くと、ほんの少しだけ残っている。とっさに「す、すみませーん、1個くらい買えそうですかねぇ」と店員さんにすがる。すると、「あ、最後の1個ですよぉ」と嬉しい回答が返ってくる。その横で先にジェラートを待っていたお客さんが「本当ならば、2個買いたかったところなんだけど、もう残り少ないってことで1個にしたのよぉ」と"ほし"に言う。「ありゃりゃ、そうだったんですか、いやぁ助かります。」と思わず頭を下げる。こうして待っている間にも、次から次へと客が来てはがっくりして去っていく。店員さんも「申し訳ありません、あと30分くらいしたら出来ますので」と謝りっぱなしだ。あらためてこのジェラートの人気度が伺える。

そして店員さんが"ほし"に「はい、最後の1個、残った分をぜーんぶ詰め込んでおきましたよ」と手渡す。なかなかボリュームあるジェラートにスプーンを2個挿してくれている。これが、もともとそういったサービスなのか、それとも我々がふたり組だったのに1個しか買えなかったことで、わざとスプーンを2個つけてくれたのかは分からない。ただ、こういう店員さんの暖かな言葉は結構嬉しいものである。さぁ、その人気のジェラート「ねぎらい」味を早速食べてみる。この「ねぎらい」味とは「ねぎ」と「ライチ」が合わさった味だとかで、なるほど不思議な味がする。"こあ"氏は「巨峰のような味だなぁ」、"ほし"は「なんか葡萄の皮にあるような渋みを少し感じる」と初めての味にやや戸惑う。しかし、さっぱりした風味ながらクリーミーな感覚がなかなかクセになる味だ。かなりジャンボサイズだったジェラートをあっという間に平らげ、なんだか妙に「めぬま」を満喫した気分になってしまった。
そろそろ出発しようか、と「めぬぱる」を出た我々だが、まだ農産物の直売センターを覗いていなかったことに気づく。ちょっと覗いてみようといざ入ると、これまたなかなかの盛況ぶりである。雰囲気としては野菜中心のスーパーという感じであるが、やはり置いてあるものはどれも新鮮ながら安価なものが多い。なるほど、これは混む訳だなと納得しつつ、我々としては道の駅巡りで初の野菜購入に踏み切った。というのはちょっとオーバーであるが、道の駅巡りをして約1年の間、実際に買って帰る機会にはなかなか恵まれまかった。それは、日帰りといえどかなりの長い時間、車で移動するため、野菜にとっても過酷な時間になってしまいそうだ、という気持ちがあってのことだ。しかし、今日はそれほど長い時間、走り回るわけでもないので、気分的にも野菜購入的にも適した日ではないだろうか、なんて思ってしまった訳だ。そうして、我々が購入したのは、めぬま特産と言われる「大和いも」。もともと、すりおろして食べるのが好きな我々としては、ここで買わないと後で後悔しそうな気分になる。そして、その近くにあったキュウリの束も思わず購入。色的にも形的にも立派なキュウリが5本入って120円、これはちょっと安いぞと、思考は既に近くのスーパーで買い物をする人間になりきっている。

店を出た我々は、饅頭と、そして物産ホールで買った醤油と野菜をかかえて、いそいそと車に戻る。「まぁ、たまには生活感あふれる買い物をする旅っていうのも、いいんじゃない」、そんなことを言いながら次の行き先を考える。
 
 

 
 
「かわもと」、道の駅供用開始は8月予定なのだが・・・ (埼玉県)
到着時刻:16:03
さて、次はこのまま道の駅「おかべ」へ向かうか、それとも今年の8月から供用開始の「かわもと」をちょっと覗いてみようか、少しの間考えた結果、やはり新しい駅が気になる我々としては「かわもと」をどうしても見たくなってきた。8月から供用開始ならば、既に何らかの動きがあるはずだ、と思ったのである。おまけに「めぬま」からであれば、かなり近距離でもある。

そうして「めぬま」を出発した我々は、カーナビの案内に従ってひたすらたんぼ道を走り回る。それを必死に地図で追いかける"ほし"。カーナビといえば割と走りやすい道を選んで走るものだと思いこんでいた"ほし"の考えを根底から崩すように、たんぼ道を右へ左へと案内するナビに、内心感心するやら悔しいやら。結局、地図にせっせと軌跡情報を書き込んでいき、「うーん、絶対に考えつかないルートだな」とため息をつく。

なかでも、深谷市内で主要地方道47号から南下してそのまま直進して入る市道は、上下2車線ずつある非常に立派に整備された道路であり、実に走りやすい。やがて国道140号に出るとまもなく道の駅「かわもと」が出来るはずの場所があるはずだ。

「かわもと」が出来る予定である場所には、既に野菜の直売所があり、この横に休憩所や交通情報施設が出来るらしい。国土交通省のwebサイトによる「かわもと」の写真を見ると、「野菜直売所」と書かれた看板がある付近が写っており、その看板を頼りに国道140号を走っていると、確かにその看板があるではないか。「あっ、あった」と見つけた我々はすかさずその看板が建っている駐車場に車を停める。
車から降りて、辺りを見渡すと確かにその写真の光景だ。そこには小さな農産物の直売所があり、昔から営業をしていた雰囲気である。そしてその横には、建物を建てるために更地にされ、工事車両が数台程ポツンと置いてある。既に6月も下旬、果たして8月1日の供用開始予定に間に合うのだろうか。最近は建築スピードも早いのだろうが、それでも後1ヶ月程しか無い。

スタンプラリーがらみで廻る順序にも影響するため、今後の動向がどうしても気になるところである。
しばらくその更地を眺めていたものの、このまま呆然と立っていても仕方がないので、とりあえず目の前にある「野菜直売所」へ入ってみることにした。もしかしたら、この野菜直売所で何かわかるかもしれない、そんな期待も含めて。

しかし、そこそこ混んでいるこの直売所、その手の話題がわかりそうな人が見当たらない。レジにいる店員さんは忙しそうに仕事をこなし、直売所の横にある花木販売所の店員さんも、黙々となにやら作業をしている。おまけに店員さんが売り物の鉢をコツンと倒してしまったところをたまたま目撃してしまった"ほし"は、なんだかばつが悪くなり思わずその場を立ち去ってしまった(苦笑)。「本当にここに道の駅が出来るのだろうか」と首を傾げてしまう我々であったが、その答えはきっと8月以降に形となって教えてくれるであろう。

結局、何の収穫も得られないまま、すごすごと車に戻る我々であった。まぁ、供用開始は8月の予定だし、とにかく次回に乞うご期待といったところだ。
 
 

 
 
「おかべ」、やっぱり昼間訪れて正解だった!常時混雑の道の駅 (埼玉県)
到着時刻:16:45 スタンプ設置場所:物産センター奥
次に向かう駅は「かわもと」よりやや北に位置する道の駅「おかべ」である。川本町から深谷市を経由して岡部町へと向かうルートは、割と単純である。「かわもと」を出た我々は、国道140号から主要地方道69号へと入り、北上を開始。交通量が徐々に増えているように感じられるのは、深谷の市街地に近づいているせいだろうか。ナビが突如、「この先**km付近、渋滞が発生しました。渋滞考慮オートリルート(自動ルート修正)をおこないました」とアナウンスする。感心感心、と満足げに頷きながらそのまま走り、国道17号に出た。すると、すぐに「右方向です」とナビが言いだし、意表をつかれた我々はすっかり曲がり損ねてしまった。「今、どこを曲がれって言ったんだ?」と"こあ"氏は頭をひねる。"ほし"は地図を見ながら、「なるほど、国道17号に出た信号のすぐ次の信号で曲がらせたかったんだ、ナビは。」と確認。しかし、"ほし"的にはそこではなく、更に先の主要地方道14号で曲がるものとばかり思っていたので、「いいよ、このまま無視していこう」と言い放つ。

ええい、いつもいつもナビの言いなりでたまるかい、きっと"ほし"はそう思ったのだろう。それならば、ナビなんて導入するななんて突っ込みもありそうだが、やはり自車位置が分かり、更に渋滞情報などが分かるのは非常に嬉しい。と、その時ナビがルート修正して主要地方道14号を曲がれと言ってきた。「よっしゃぁ、ナビより先に判断したぞ」と思わず手をたたく"ほし"。あぁ、機械相手になんと虚しい争いであろうか。まぁ、もし今後カーナビを導入しようと考えているみなさん、そしてあなたの隣にもし専属ナビがいたとしたら、こんな光景もあり得るかもしれないと覚悟しておこう。
さて、主要地方道14号から国道17号バイパスに出ると、あとはそのまま直進すれば左手に道の駅「おかべ」が見えてくるはずである。結局、夕刻になってしまったが、とりあえずまだ辺りは明るいので、ゆっくり散策できそうだ。そうして駐車場に入ると、またもや混雑。何故に「またもや」かといえば、前回訪れた時も非常に混雑しており、ほとんど満車に近い状態だったのだ。そして昨年の秋に通りがかった時も既に各施設は閉館したというのに、駐車場には多数の車が駐車していたのである。国道17号も熊谷市にかけて交通量は多い方なので、多くの車が途中で休憩をするのだろう。

結局、今回も駐車場内をさまよい、一番奥の列に数台分のスペースを発見、ホッとしながら停めたのであった。車から降り、建物群に近づくと、店先では農産物の即売やら、工芸品の展示販売やらで大賑わい。「うひゃー、これはすごいや・・・」と活気ある店先をしばらく眺め、売店へ入ろうとする。しかし、売店へ入る前に道の駅「おかべ」に隣接する公園を散策してみよう、とひとまず駅の敷地から出る。
県道をはさんだ向かい側には、「中宿歴史公園」なる広い公園がある。中宿遺跡の古代倉庫(復元)があるこの公園は、池や芝生、アジサイ等が美しく、また静かなひとときを過ごせる絶好の場所である。少し奥の方へ歩くと遊具施設もあるので、家族連れが遊んでいる姿もみられるが、池のほとりは静寂が保たれている。そんな中、"ほし"がカメラを構え、公園を撮影していると、ベンチで休憩していた人が「いい絵は撮れましたか」と話しかけてきた。「えぇ、なんとか・・・。でもここは本当に綺麗ですね」と応えると「そうでしょう、静かで良いですよね。ホッとする感じですよ」と夕暮れのひとときを満喫しているようだ。服装から察するに多分この近くに住んでいる人なのだろう、散歩コースにこのような自然を満喫出来る空間があるのは、なんとも羨ましい。

そして後から来た"こあ"氏と少し公園を歩きながら、ふと そこがなだらかなスロープである事に気づく。「この公園、スロープがあるから車椅子で園内を行き来できるみたいだね」「でも、・・・ほら見て。スロープ横に植えられている木々が道を覆うように飛び出しているから、丁度車椅子に乗った場合だと通れないよね」「ほんとだ。これじゃぁ折角のスロープも、ただあるだけって感じだよね。」「木々の枝をこまめに手入れして欲しいところだな。」等と会話は続く。実は、以前我々のWebサイトを見てくださった人からメールにて、身障者にも気を配った内容があると嬉しい、という言葉を頂いて以来、随分視野を広げているつもりではあるのだが、まだまだ知識不足だ。もし、引き続き読んでくれているとするならば、更に精進するので長い目で見てやって欲しい。
再び、売店や休憩施設等が立ち並ぶ敷地に戻ってきた我々は、売店に入る。昨年は、スタンプを押しに売店へ飛び込んだ記憶があるのだが、その際にほとんど特産品等を見ずにその場を後にしてしまったのだ。それも「また来よう」という安易な言葉を残して。まぁ、「また来よう」という言葉が現実となり、スタンプラリー期間前ではあるが、こうして訪れている。売店に入ると、まずビールの山が目にとびこんできた。ビールの前に釘付けな"ほし"をさしおいて、販売員さんは"こあ"氏にビールの試飲を勧める。当然、"こあ"氏はドライバーゆえ、それを断るとやっと"ほし"に差し出す(この部分の文章はかなり主観混じり。販売員さんに他意はないだろう、きっと)。運転しない"ほし"は安心してそのコップを受け取り、ゴクンと一飲み。それは川越の地ビールらしく、その名も「川越No.1」「川越No.2」とユニーク。結局、少し考えさせて、と言い残し、まずは他のコーナーを廻ることにする。

そして奥の方へと進むと、なんとそこには"ほし"が最も喜ぶ「道の駅おかべ」の名が入った地酒がズラリと並んでいるのだ。それも1種類どころでなく、何種類もあり、おまけにサイズも様々。ちょっとしたお土産に小瓶セットや、小さな樽入りのものまである。「おぉー、これは凄い!」と思わず雄叫びをあげる"ほし"。その横で苦笑する"こあ"氏。これはきっと買わない限りここを動いてはくれないだろう、とでも思ったに違いない。勿論、それは大当たりである。「うーん、こっちも欲しいけど、いや、やっぱりこっちかな、いやいや、あっちだ」とはしゃぎまくる"ほし"に観念した"こあ"氏は、「じゃぁ、この樽型のは買ってあげるから、この瓶は自分で買いなさい」となだめる。毎度思うが、これでは親が子供をなだめている姿に他ならない。(実は、その直後に先程のビールの販売員さんが、しっかりと地酒コーナーをチェックしに来ていたのを目撃。)
しかし、これだけでは済まなかった。次に、漬け物や菓子類等が並んでいるコーナーへと向かうと、そこには見るからに美味しそうな漬け物群が待っていたのだ。しかもこの漬け物類、結構若い年齢層が購入していく姿が実に目立つ。各種漬け物の試食コーナーまであり、気合い十分だ。そしてその中に、またしても見つけてしまったのだ、「道の駅漬け」なるものを。おぉ、おかべは"ほし"の心をくすぐる商品が多すぎる。また、おかべ名物の「みらいまんじゅう」なるとうもろこしまんじゅうや酒まんじゅうも買い、更には道の駅「おかべ」のテレホンカードまで購入。道の駅「おかべ」で一体いくらお金を使ったんだと、ふと思ってはみたが、本日訪問した道の駅数はほんのわずか、それを考えればこんなことがあっても良かろう、と勝手に納得することにした。

そういえば、昼食をまだとっていなかったんだ、という事に気づき、食事もしていくことにした。ここは、そば中心のメニューらしいのだが、品数は豊富なのでとりあえずあれこれ悩めそうだ。しかし、この食堂はどうして信州風なのだろう。岡部町と信州のつながりがいまひとつ分からなかったのだが、もしどなたか知ってる人がいたら是非とも教えて欲しい。そうして、"こあ"氏はカツ丼定食(蕎麦とカツ丼のセット)、"ほし"はなめこ山菜うどんをそれぞれ頼み、遅めの昼食をとる。さすがに昼食を17時過ぎに食べるものはおらず、店内はほとんど空いていたのだが、我々が食べ終わる頃には早めの夕食をとりに訪れる人で、いつの間にか店内は混み始めていた。

店を出た我々は、両手に土産を抱えてそそくさと駐車場に戻る。よくよく考えれば、本日最初に訪れた「めぬま」でも、そしてこの「おかべ」でも随分長居をしてしまった。スタンプラリー期間に訪れると、どうしても駅を隅々まで満喫するに至らない場合がある。そんな時には、再度ラリーのオフシーズン中に訪れたいと思うのだが、なかなか気になる全ての駅をまた1から訪れるのは大変である。今年はどんな廻り方をしようか、ふと考えてこんでしまった。
 
 

 
 
「ふじおか」、群馬の玄関口は超巨大駐車場を持つ交流施設! (群馬県)
到着時刻:18:58 スタンプ設置場所:観光物産館 案内カウンターの前 他
さて、このまま本日の駅巡りは終了にするか、それともあと1駅行ってみるか、しばし悩む。時は既に18時を過ぎており、既に閉館している駅も多いはずであるが、よくよく考えてみれば、「おかべ」から近い距離に道の駅があるのを思い出した。それが「ふじおか」である。道の駅「ふじおか」は、高速道路のパーキングエリアも兼ねており、駅施設群の規模もかなり大きい。

よし、折角ここまで来たならばもう少し行ってみても良いかと、早速国道17号を群馬方面へ向かって走り出す。交通量はそこそこありながらも、渋滞になることはなく、そのまま流れにのって走っていると、気が付けば群馬県に入っている。そこは既に藤岡市内、主要地方道23号へ入るとすぐに「道の駅ふじおか」の案内看板を確認。ナビによれば、この先の分かれ道を右へ走れ、と案内してくるのだが、直進側に「道の駅ふじおか↑」の看板があるので、ええい!直進してしまえ、とそのまま走る。すると、ナビが指し示した右手の道にもなんと「道の駅ふじおか↑」の看板があるではないか。結局、分かれ道のどちらを選択しても駅にはたどり着くわけだ。
そのまま直進した我々は、その道が以前も通ったことがあることを思い出し、「なぁんだ、ここか」と言いながらあっけなく到着。一度通った道というのは、やはり記憶に残っているものなのだな、と思う瞬間である。さて、駐車場の入口を通過した頃には、既に辺りは薄暗くなっており、駐車場も混雑のピークを過ぎて容易に空きスペースを見つけることが出来る。時刻も19時直前ということもあり、利用客もだいぶ帰ったのだろう。車から降りて、建物群に近づくと、薄暗い中で花壇に植えられたサルビアの赤が何故かまぶしく感じられる。ここは至る箇所に美しく花々が植えられており、手入れも行き届いているのが非常に好印象だ。

建物は中央の噴水をぐるっと囲む形で建てられており、どの建物もみなそれぞれに規模が大きい。そしてアグリプラザ(農産物直売・レストラン)と観光物産館の間に屋外トイレがあり、その先に広がるのが藤岡PAの駐車場だ。そうか、上信越道を利用した場合はこのPAに車を停めて、各施設を利用できるのだな、とPAの駐車場をしばし眺める。静岡県にある道の駅「富士川楽座」も東名高速のサービスエリアのひとつとして共用しているが、どちらにも共通して言えることは「巨大施設」だということだ。
さて各施設群に戻り、前回はゆっくり見ることが出来なかった観光物産館をゆっくり覗いてみることにする。20時閉館なのでまだ時間に余裕がある、と思いながら物産館へ入り、早速特産品の物色を開始。すると、藤岡雷麺(らーめん)なるラーメンを発見。なんとも熱いネーミングが気に入り、ついつい購入。他にもあれやこれやと土産物を見ながらしばし楽しむ。「かかあ天下」にちなんだ菓子にはちょっとビックリしたが、上州では「かかあ天下」が名物となっているとか。

スタンプは昨年と同様、観光物産館の案内カウンターに置いてあるかと思いきや、今年はカウンターの前に小さなテーブルがあり、その上にちょこんと置いてある。確か、昨年は案内カウンターの上に置いてあったと思うのだが、いつの間にか専用テーブルが設けられたようだ。またスタンプラリーが始まったら、ここへスタンプを押しに来ることになるのだなぁ、と思いながらその場を後にする。

すっかりスタンプラリーの下見的駅巡りになってしまったが、よくよく考えれば、まだ未完成の道の駅を含めても本日は4駅しか廻っていない。"こあ"氏は「さぁ、次は何処に行く?」だなんて言う始末。よほど走り足りないのであろう。確かに、1日1,000km以上を走ると、「あぁ、今日はホント走ったなぁ」という実感がわく身体になってしまったのだから、慣れとは本当に怖いものだ。
 
 

というわけで今回の駅巡りはここまでで終了。あとはのんびり帰り道を楽しむだけだが、今回はここまでずっと一般道を使用してきたので、この際帰るルートも一般道でとことん帰ろうということになった。まぁ、我々の周りには関東から東北まで一般道のみを利用して往復してしまうような強者揃いなので、東京−群馬間程度を一般道で帰るなんて自慢にもならない。

特に、藤岡から都内までならば、国道17号をひたすら南下していくだけの単純ルートだ。走り出した時は、まぁそれでもいいか、と思ったものの、走っているうちにだんだんとそれが物足りなくなってきた。そこで、"こあ"氏が「ナビの液晶に表示される自宅方向ラインにとことん沿ったルートを走ろう」と言い出した。「お、それ面白そう」と早速その案にのった"ほし"も、ナビが表示する自宅方向を指すラインにそった道を、右だ左だと案内開始。しかし、カーナビは何度もリセットするわフリーズするわで、自車位置を正確に表示しなくなってしまった。もしかしたら、ナビの案内を無視して走り続けるので、へそを曲げたのか。まぁ、そんなことをしながら走り続けていると、いつの間にか関越自動車道 花園IC付近にまでやって来た。

花園ICといえば、近くに道の駅「はなぞの」がある。トイレ休憩を兼ねてちょっと立ち寄ってみると、売店施設は既に閉館していたのだが、隣の休憩所は開いている。その休憩所に入った"ほし"は一枚のポスターに気が付く。それは、もうすぐ開催される「関東道の駅スタンプラリー2001」のポスターである。それを読んでいて、嬉しい内容を発見。参加賞にはステッカーが貰える旨は既に知っていたのだが、全駅完全制覇した人にはゴールドステッカーが貰える旨が書かれていたのだ。賞品以上に嬉しい情報を目にして、浮かれずにいられない。「よし、絶対完走してやる!」と、この「はなぞの」の休憩所で改めて決意する。

トイレを覗いてみると、なんと手洗い所にゴミが置きっぱなしになっており、しかも虫が多数はりついている。手洗い所のあちこちにも虫が我が物顔でうろついている。これから夏の季節、虫は避けて通れないのだが、これほど多数の虫が手洗い所を占拠していると、虫が苦手な"ほし"はただただ退散せざるを得ない。結局、"ほし"はトイレをひょこっと覗いただけで慌てて車に戻るはめになってしまった。"こあ"氏に言わせれば「トイレは明るいんだから、虫なんて居て当たり前だと思わなきゃだめだよ」と、かなり虫に寛大なご様子、あぁ、つくづく情けない"ほし"である。

気を取り直して出発した我々は、再び自宅方向ラインになるべく沿った走りを繰り広げていた。これって結構ワクワクするお遊びだ。ところが、そこで気づいてはいけないことに気づいてしまったのである。カーナビのルート探索には「距離優先ルート」なるものがあり、これを設定すると、今まで我々が液晶に表示される地図だけを頼りに自宅方向ライン上に沿って右へ左へと走り回っていたルートを、カーナビがきちんと案内してくれるのだ。それが分かってしまった途端、「あぁ、やはりカーナビは賢いや」と観念せざるを得なかったのである。

結局それからはカーナビに案内させ、相変わらず右だ左だと忙しいルートでなんとか自宅へ到着。時刻もまだ23:30と駅巡りをして帰ってくる時刻としては早い方だ。「はぁー、ちっとも疲れない1日かと思ったのだけど、やっぱり疲れたよ」と言いつつ、せっせと土産品を広げるのであった。

今回は、スタンプラリーシーズンでありながら、スタンプラリーではない駅巡りを楽しんだ半日であったが、関東道の駅スタンプラリー開催前までに、後1回は東北巡りが出来るだろうか。

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最終更新日:2001年07月04日