スタンプラリーオフシーズン 道の駅巡り旅日記
ちょっぴりグルメな気分に浸る、たった半日の無計画な旅
山梨/長野編
(2000年12月23日)

我々は、12月になると山梨県勝沼町にある「ぶどうの丘」で食事をするのが恒例行事となっている(といっても過去数える程だが)。勝沼には多くのワイナリーが存在するが、ここ「ぶどうの丘」は勝沼で作られたワインを楽しめる総合施設(買う・見る・味わう・宿泊)である。勝沼の美味しいワインが多数揃っていて、"ほし"のお気に入りスポットの上位にランクしている場所だ。クリスマス目前で、レストランは混雑するのではないかとやや不安もあったのだが、まぁ待っていればいつかは空くだろうと相変わらず呑気である。

しかし、ただ食事をすることを目的に出掛けて行くなんて、我々らしくなさすぎる。どうせ山梨まで行くならば、本来2000年12月にオープン予定といわれていたがいまだ工事中である新道の駅「はくしゅう」の出来具合でも見に行くか、と出発寸前で決定。当初、食事だけを目的に出掛けるつもりだったため、昼過ぎまでのんびりしていた我々は、慌てて車に乗り込み、いざ出発!


【東京都下出発時刻】12:10 【東京都下到着時刻】23:10
 色は山梨県の道の駅 色は長野県の道の駅 色は道の駅以外のスポット 
  中央自動車道 〜小淵沢IC/主要地方道17号/
主要地方道11号/国道20号
はくしゅう
13:59
2000年12月23日ルート
国道20号/国道152号 南アルプスむら長谷
15:25
国道152号/県道209号/県道210号/
一般道/国道361号/国道153号/
主要地方道87号/中央自動車道 伊那IC-勝沼IC/
国道20号/主要地方道34号/
県道214号/一般道
勝沼町ぶどうの丘
18:45
一般道/県道214号/国道20号/国道137号/
国道139号/国道138号/国道413号
どうし
21:44

「はくしゅう」、2001年2月オープン予定にむけて工事もがんばれ! (山梨県)
到着時刻:13:59
山梨方面に向かう中央自動車道も、冬ともなれば目立った混雑もなく、走っていて気分も良い。先週、体調を崩したためしばらく車に乗ることも出来ないかと心配したのだが、なんとか元気になって良かった、とホッとしながら窓から走り去る風景を見る。

当初は勝沼ICで降りて、ぶどうの丘に行くつもりでいたのだが、「はくしゅう」に行くとなれば降りるICも異なる。「はくしゅう」に行こう!ということだけを考えて出発してしまったため、どこのICで降りてその後にはどのルートで目的地まで行くかを考えるのをすっかり忘れていた。

車中で地図を広げ、「はくしゅう」の予定地を確認する。「はくしゅう」といえば北巨摩郡白州町、よくよく考えればすぐ隣は長野県ではないか。しかも道の駅「信州蔦木宿」と同じく国道20号沿い、距離的にも互いに離れていない。とりあえず「信州蔦木宿」を目指していればいいのか、と思いつつも、どこのICで降りるかいまだに悩んでいた。中央自動車道は国道20号と平行している個所が多いため、料金を考慮してやや手前(韮崎IC辺り)で降りて国道20号をひたすら北上していこうかとも思った。いや待てよ、ここは時間を優先してなるべく「はくしゅう」に近いICで降りて、なるべく一般道を走る距離を少なくしたい。となると、「長坂IC」で降りるのが正解なのか、はたまたもうひとつ甲府寄りである「須玉IC」で降りるのが良いのか、これは困った!と地図とにらみ合いを続ける。

ふと顔をあげると、目に飛び込んできた看板は「小淵沢7km」の案内。「あれ、もしかして、須玉も長坂もみんな通り過ぎちゃった?」とあっけにとられているうちに「小淵沢IC出口」が見えてきた。「あ、ここ降りて!」ととっさに言い、結局あれこれ悩んだことは何の意味もないまま、小淵沢ICで降りることになってしまった。

まぁ、小淵沢IC出口を経験している人は分かると思うが、丁度IC出口には「国道20号」と共に「白州」の行き先を示す看板もあるため、地図を持たずして白州町を目指す人にはこの選択も悪くないのかもしれない。というわけで、小淵沢ICを出た我々は案内看板に従って国道20号を目指す。その途中に、ややコーナーが繰り返される道があり、前方には今にも停まってしまそうな速度で走る真っ赤な車がいる。「ん?どうしたんだ?」と不思議に思いながら後に続くのだが、速度は10kmも出ていないのではないだろうか、まるで歩いているような感じである。どうやら、前方の赤い車、この手のコーナーが続く道が苦手のようだが、それだったらさっと横に寄って後続車を先に行かせるくらいの配慮があっても良いだろうに、どうもそんな気遣いも出来ないくらいに余裕が無いようだ。
「う〜む、まいったね」と苦笑しながら、やがて国道20号までやってきた。右に曲がればすぐに道の駅「信州蔦木宿」、左に曲がれば白州町へ向かう道が続く。我々の前方を赤い車はヒョロヒョロっと右折していき、ひとまずホッとしながら左折するとすぐに白州町へと入る。優しい日差しがあたる田園風景を見ながら走っていくと、サントリーの白州蒸留所や菓子メーカであるシャトレーゼの白州工場が右手に見えてくる。残念ながら今日はここらには寄らず、そのまま通り過ぎひたすら「はくしゅう」を目指す。

国道20号を7km以上走ったところで、右手に工事中のエリアを発見した。「あ、奥のほうに道の駅らしき建物があるよ」と指さし、丁度その信号でとっさに右折する。曲がった時には気が付かなかったのだが、この右折した道路が県道244号だったのだ。道の駅公式Web情報によれば、この道の駅の沿線は国道20号と県道244号両方になっているのだが、県道244号側には道の駅への入口らしきものが見当たらない。まだ工事すらしていないのだろうか。道の駅自体は工事中ゆえ、車を駐車する場所も見つからず、結局"こあ"氏には車で待機して貰い、"ほし"だけが車から降り、急いで「はくしゅう」の工事現場に近づく。
国道20号沿いは、道の駅の建物群がある前方の道路含めた工事をしており、とても近づく訳にはいかない。結局、半分潰れている歩道から、遠く離れた建物群を拝むくらいしか出来そうにもない、ということでシャベルで作業している工事のお兄さんの横で、パチリ!と写真を撮る"ほし"。工事のお兄さんは、時折不思議そうな顔でこちらを見ている。まだ整備もされていないような建物風景を撮って何が楽しいのか、と言わんばかりである。

建物群は、関東道の駅公式サイトに掲載されているイラストどおりである。午後に訪れたせいか、デジタルカメラのファインダを覗くと逆光になってしまい、いまひとつ上手く撮れない。「ここはオープンしたら午前中に来たいな」と思いながら、少しの間工事風景を眺める。

道路工事の終了予定が2001年1月23日、と掲載されていたため、オープンは2月3日前後であることは確かだな、と思いつつ車に戻る。ここでオープン期日に関する裏話をひとつ。かなり以前に白州町に問い合わせた時には、実はオープン予定が2001年1月28日だったのだが、しばらくして関東道の駅公式サイトには2000年12月22日のオープン予定、と堂々掲載されている。「あれ、オープン日が早まったのか」と驚きを隠せない"ほし"は慌てて再度問い合わせると、これまたびっくり。オープン予定は2月3日になったと教えて貰う。関東道の駅公式サイトの情報をみて、早くも「はくしゅう」へ訪れる人がいるのではないか(え?そんな人は我々のような道の駅フリークくらいだって?)、といった意味も含めて今回の調査に踏み切った訳だ。

「南アルプスむら長谷」、無計画にいきなり長野へGO! (長野県)
到着時刻:15:25 スタンプ設置場所:休憩所
さて、「はくしゅう」まで来たものの、このまま勝沼まで引き返すのはなんとなく勿体ないような気分になってきた。それならば一駅くらい、まだ訪れていない道の駅に行ってみるのも良いのでは?と考えてしまう我々は、まったくもって無計画な面々だ。

早速、地図を広げて「はくしゅう」から比較的近い駅を探す。「信州蔦木宿」は何度も訪れているし、その北側に位置する道の駅も夏のスタンプラリー時期に訪れたところばかりだ。しかし地図を見ていると「信州蔦木宿」の丁度左斜め下にまだ訪れていない駅があるではないか。それも、一駅だけポツンと存在している駅、「南アルプスむら長谷」である。

この「南アルプスむら長谷」は地図でみる限り、「信州蔦木宿」や「はくしゅう」から近距離に見える。長谷村は、白州町や富士見町の隣に位置するからである。しかし、実際は直接向かうルートはなく、白州町から一旦茅野市まで国道20号で北上し、国道152号で再び南下するしかないのだ。しかも、この国道152号は杖突峠といった若干険しそうな峠がある。病み上がりの"ほし"の体力がもつだろうか、と心配になる。

「ええい、なんとかなるさ」と我々は長谷村に向かって走り出した。しかし、よくよく考えたら昼過ぎに慌てて家を飛び出したはいいが何にも食べていないではないか。これではいよいよ身体にも良くないと思い、途中のコンビニエンスで肉まんを頬ばり、茅野市へと向かう。

茅野市内から高遠町方面へ向かい国道152号に入るとまもなく山道に入る。しかし、地図上に描かれているほどきついコーナーの連続とは感じないのは、道幅自体が広いからだろうか。既に何度も超極細道の峠攻めを経験していると、このくらいの山道が妙になだらかに感じる。杖突峠にさしかかり、いよいよ上りコーナーの連続だ。道の両側にはうっすらと雪が積もっており、冬を実感させてくれる。「この分だと、車酔いにもならずに山越え出来そうだね」と笑いながら、時々見える遠くの雪山に感動する。杖突峠を走っていると、茅野市と高遠町の境辺りでアルプスの美しい山々を見ることが出来る個所がある。遠くに見える山々は既に雪化粧をしているため、青と白のコントラストがなんともまぶしい。
高遠町に入ると国道152号もなだらかな道へと変化し、やがて静かに続く田舎の家々の間を通りながら、長谷村へ向かう。国道152号は途中で国道361号との分かれ道があるのだが、その付近は「国道152号」と「美和湖」をキーワードに標識をしっかりチェックしながら走らないと間違える可能性もありそうだ。なおも、国道152号を走ると、左手にメルヘンチックな建物が見えてきた。看板をみれば確かに道の駅「南アルプスむら長谷」と書かれている。

「おお、着いた!着いた! 想像していた雰囲気と違うね」と言いながら車を降りる。そう、駐車場の規模も小さく、また通り過ぎていく付近の風景を見ながら、もう少し日本の山小屋風の駅を想像していたのだが、目の前にある道の駅「南アルプスむら長谷」はどちらかといえば日本ではなく、スイスの高原にあるような外観である。
派手な施設は無いのだが、素朴で暖かみのある施設群に好感をもちながらまず休憩所側の出入口から入ってみる。そこには、まるで喫茶店のような休憩スペースがあり、なんとも落ち着いた雰囲気。その休憩所の一角にスタンプが置いてある。あぁ、中部地区スタンプコレクションブックも一緒に持ってきておいて良かった、と言いつつスタンプ帳を鞄から出してポンッと押す。

次に、休憩所から売店コーナーへと歩いていくと、そこは長谷村特産の商品が整然と並べられていた。道の駅によっては、どれがここの特産品なんだろう?と分かりづらい所も多い中、この駅は村特産の飲食品がわかりやすく綺麗に陳列されていて、非常に好感がもてる。しかも、長谷村産の商品が実に多いのにはかなり驚かされた。我々も、ついあれもこれも、と目移りしてしまい、気が付けば漬け物やソーセージをしっかりと手にしている。レジがあるショーウインドーには喜寿万寿なる饅頭があり、"こあ"氏はこれが気になる様子。饅頭はレジで清算する際にお店の人に言えばいいか、とそのままレジに並ぶ。売店では買い物客も多く、並んで清算を待っていると、後ろの方で「あの饅頭、美味しいうえに身体にもいいんですって、喜寿万寿。あなた買った?」「えぇ、先日買ったわよ」なる声が。そういえばその饅頭は薬膳饅頭と書かれており、肌荒れなどにも効くらしいとか。手の肌が荒れ気味の"ほし"にもぴったりのようだ。
レジで清算を終えると、売店の横に位置する手作りパン屋さんへと向かう。なにやらここのパンは結構有名らしく、特にクロワッサン、これはなかなかすんなり買えない。"ほし"は特にクロワッサンが大好物なゆえ、是非買って行こうと思っていたのだが、「すんなり買えない事実」をこの後じっくりと実感することになろうとは。我々は、まずパンの陳列棚を眺めながらクロワッサンが無いことを確認すると、「すみません、クロワッサンってもう無いのですか」と店の人に聞く。すると、「そうねぇ、あと20分くらいで焼き上がるんだけど、予約分でいっぱいですねぇ。もしかしたら運良く数個余るかもしれないけど。」と言われてしまう。「そうですか、それじゃぁとりあえず20分待ってみます」とパン屋さんから売店へと移動。ただ、既に買い物を済ませてしまった我々は、時間を持て余すことになってしまった。

数分経って、結局またパン屋さんへ戻り、しつこいとは思ったのだが「どうです?運良く余りそうですか?」と再び店の人に聞いてみる。店の人は奥に行って様子を見てくれて、パンを焼いている人と話をしている。「なんとか6個くらいならば、大丈夫そうよ」と教えてもらい、我々はその後ずっとパンが焼き上がるのをレジ前でじっと待つことにした。その間にも、既に予約していた客が次から次へとクロワッサンを受け取りにやってくる。驚くことに買っていく数も半端じゃない。10個なんて序の口、多い人は40個程を一気に買っていくのだ。「な、なんかすごい状況だね、これ」とあっけにとられつつ、焼きたてのクロワッサンが次から次へと箱詰めされて客の手に渡っていく光景をじっと見ていた。パンを焼いている職人さんは、我々が待っている間、数回レジの方に来て店の人と話す際に必ず我々に会釈してくれる。なかなか感じの良い店なんだな、と暖かいパンの香りに包まれながら、待っている我々まで、まるでパンがほんわかと焼けていくような、そんな暖かい気分になってきた。

もうどのくらい待っただろうか、店の人の「お待たせしました」の声が我々の方に向けられたのは数十分後であった。「ほんと、お待たせしちゃってすみません。6個に加えて、形の悪いものを4個入れておきましたから。料金は6個分で当然良いですよ。」と10個用のケースに入れて我々に手渡してくれた。じっとしつこく待っていたのはこっちの方なのに、逆に気を遣わせてしまったのか、しかしながら店の人のその心遣いが本当に嬉しい。「クロワッサン、すごい人気なんですね」と店の人に話しかけると、「そうですね、どうしても予約している人が優先になってしまうので、出来ればあらかじめ電話で予約して頂くと確実ですよ」とのことだった。

やっとの思いで買ったクロワッサンとその他数種類のパンを手に、我々は車に戻った。

時は既に夕刻、確か「ぶどうの丘」のレストランは、冬期間中は19時半で終了のはずだ。ということは、19時前後にはラストオーダーでは無いだろうか。ここでのんびりしていると、折角の食事が出来なくなってしまうと、慌てて「南アルプスむら長谷」を出発した。

しかし、ここからまた国道152号で茅野市に戻るよりは、伊那ICから中央自動車道を利用した方が早いのではないか、と思い、我々は一路伊那市に向かって走り出した。この選択が果たして正解だったのかは定かではないが、地図で見る限りは、伊那ICはすぐ近くにあるように感じる。そう確信しながら伊那市へ向かったは良いが、どうも伊那市街地に近くなればなるほど、交通量が増えてくる。特に国道361号に入ると、駅が近いせいか繁華街っぽい雰囲気になり、いよいよ混雑してくる。地図を見ても、どのルートで伊那ICに近づけば良いか判断に困る部分があったため、結局道路上の案内標識を頼りに伊那ICを目指す。

やがて伊那IC入口にたどり着く。あとは中央自動車道にのって勝沼ICまでひたすら走るだけである。といっても既に空は暗く、この分だと勝沼に着いた頃には真っ暗になっているのではないだろうかと、結局最後は時間との闘いになる我々なのであった。中央自動車道は秋の葡萄シーズンになると、山梨県方面で大渋滞が発生するのだが、幸い現在はシーズンオフのせいか混雑に巻き込まれることも無いまま、快適に走ることが出来る。

途中、小休憩をとるため諏訪湖サービスエリアへ寄った時には、つい諏訪湖の写真なんぞも撮る余裕すら出てくる程だ。諏訪湖サービスエリアから見える、夕刻から夜に入るその直前の諏訪湖と街の明かりは旅の疲れを癒してくれるくらいに美しい。

バタバタっと三脚を組み立てて数枚パチッと写真を撮った後に「撤収」の勢いの如く、あっという間に車に乗り込んだ我々のその様子が結構笑えたのか、近くにいた数人がキョトンとして見ていたことを、"ほし"は気づいている。さて、我々は気も済んだことだし、再び高速道路を走り出し、その後すんなりと勝沼ICに到着。


「ぶどうの丘」、夜なのに駐車場は満車だなんて、とほほ (山梨県)
到着時刻:18:45


勝沼IC出口からは、いつもの走り慣れた道を通るだけ、のはずだったのだが、どうも数ヶ月に一回、いやそれ以下のペースで訪れているとついつい道を忘れてしまう。そんな僅かな記憶を頼りになんとか「ぶどうの丘」に着いた。そういえば、この「ぶどうの丘」には昼間しか訪れたことが無く、夜に訪れたのは今回が初めてである。しかし、いざ駐車場に入ろうとすると、既に駐車エリアは車でいっぱいだ。「もう夜だというのに、こんなに混雑してるだなんて。これじゃぁレストランもかなりの時間待つことになるかな」と少し憂鬱になりながら、それでもなんとか一台の空きスペースを見つけ、駐車した。

「ぶどうの丘」の入口にはワインショップがあり、勝沼のワインが整然と並べられている。我々は訪れた時には必ず1〜2本は買って帰るのだが、まずはレストランに直行しようとする。するとホールらしきところに妙に大勢の人がいる。どうやら今日はどこかの団体がパーティーをしているらしい。なるほど、これが駐車場の混雑の原因か、と少しホッとしながらレストランへ向かう。

案の定、レストランは待ち時間もなく席につくことが出来た。クリスマス時期ということもあり、専用のメニューも用意されている。この「ぶどうの丘」レストランのワインビーフはそれはそれは美味。本当はそれを食べる為に今回来たつもりだったのだが急遽、この時期ならではのクリスマスディナーを選択する。公式サイトによれば、このディナーは5組限定とのことだったので、なんとか5組内に間に合ったとみえる。「町営」イコール「安くてそれなりの味」という偏見を持つ人も少なからずいるようだが、それは大きな間違い。料金もやや高めではあるが、美味でしかも店の人の対応も良い。我々はしばし至福の時を過ごし、ついでに今までの旅なんぞを振り返ってみたりもする。

道の駅中心の旅が多い我々は、どうしても食事も軽いものが多かったり、食べ損なうこともしばしば。特にスタンプラリーの時期には、1日1回食べられればまだマシ、という時もあり、今考えてみると随分無理したものだ。旅中、たまには幸せに浸れる美味しい料理をゆっくり食べることも必要だな、と今まで無理した分のご褒美も兼ねて、しみじみと味わった。そして、また2001年もメリハリある旅を続けよう、と心に誓ったのは、もしかして"ほし"だけだろうか(苦笑)。

さて、はちきれんばかりの胃をかかえて、会計を済ませた我々はワインショップに寄ってみた。幸い、まだショップも営業中ゆえ数本のワインを買い、店を出た。

「どうし」、寒空にクリスマスイルミネーション (山梨県)
到着時刻:21:44
「ぶどうの丘」を出た我々は、そのまま一般道で帰ろうと走り出した。中央道の勝沼IC付近まで出て国道20号及び国道137号で河口湖方面へと向かう。この国道137号は勝沼〜河口湖へ抜ける時に我々が時々使うルートであり、途中かなり長いトンネルがあることが印象的だ。トンネルを越えるとまもなく河口湖だが、その日は河口湖大橋が通行止めにつき、河口湖畔を通って国道139号へと抜ける。河口湖畔は意外にもイルミネーションはほとんどなく、いつもの夜と変わらない。場所によっては「ここまでやるか」的な強烈なイルミネーションで目を驚かすところもあるだけに、その静けさがかえって不思議に思えた。

河口湖を抜けると次に山中湖畔を通り、そして国道413号で緩やかなコーナーが続く山伏峠へと入っていく。この道路は、交通量が少ないながら、のんびり走る車が前方に数台見える。辺りの明かりも少なく、夜空の星がよく見える中、"ほし"はボケッと空を眺めながら既にナビ役を放棄。まぁ夜間は"ほし"ナビが無効なのは今に始まった事では無く、また山梨県の富士5湖周辺から道志村、津久井方面は過去に数え切れない程走っている"こあ"氏だけに、道のクセも熟知している。
やがて道の駅看板と共に道の駅「どうし」が見えてきた。勿論、既に売店等が閉館している時間であることはわかっているのだが、駅の売店前がなにやら明るい。そう、施設閉館後もクリスマス用であろうイルミネーションは明るく光っているのだ。だいたい施設が閉まる時にはイルミネーションを消してしまうところも多い中、道の駅「どうし」は閉館後訪れる人の目を楽しませてくれるサービスなのだろうか、フェリシャスの鐘(売店前に設置されている鐘)の明かりと共にクリスマスを演出している。

駐車場には数台しか車は停まっていなかったが、寒さの中でイルミネーションを楽しんでいる者、車中でゆっくり休憩している者、慌ててトイレに駆け込む者など、みなそれぞれに道の駅「どうし」を活用している。我々も、早速三脚を組み立てて閉館後の道の駅「どうし」クリスマスバージョンを写真におさめ、諏訪湖サービスエリア同様に早々と撤収、車に戻った。

その後、国道413号を延々と走り、津久井湖横を経由して東京方面へと戻っていった。ふと、頭の中を「宮ケ瀬の巨大クリスマスツリー」がよぎったのだが、いつぞや訪れた時のあの大渋滞を思いだし、そのまま帰ることにする。折角ここまで大した渋滞に巻き込まれることもなく、すんなりと各所を廻ることが出来たのだから、このまま気持ちよく帰りたい。そんなことが頭に浮かぶこと自体、少し疲れた証拠かもしれないが。

病み上がりの割には、今日一日元気良く車に乗っていられたのは、やはり超極細道の恐怖におびえることがなかったからだろうか(笑)。地図を見て心配していた長野県茅野市付近の国道152号「杖突峠」も想像していた程のきついコーナーが存在しなかったため、ちょっと拍子抜けしたような、ホッとしたような。自分が運転していた頃は、かなり低速且つ複合コーナーが入り交じった峠が好きだったのに、やはり運転する立場とナビする立場では感覚も異なってしまうことを改めて実感した。ナビを伴ったドライブの場合と1人でドライブする場合で、ルートを使い分ける事も時には必要そうだ。我々の場合、ルートはすべてナビである"ほし"が決定してるのだが、どうもルート設定は自分の体調を全く考慮しない、どちらかといえばハードルートになりがちだ。自分で自分の首を締めているとでもいうか、自業自得ともいうか、まぁその辺りは差し引いて読んで欲しい。

2000年旅日記はこれでおしまいである。2001年はどんな旅が待っているのだろうか、それはまたのお楽しみに!

前回の旅日記を読む?(2000/12/17) 次の旅日記を読む?(2001/01/07)


home 道の駅巡り日記インデックスへ

ご意見・ご感想・ご要望は、ふゆのほしまで。
Copyright(c)2000-2004 ふゆのほし All rights reserved
本サイトに掲載されている全ての内容の無断使用を禁じます。
最終更新日:2001年02月13日