| 駅全体像チェック:日本の女医第一号である荻野吟子生誕の土地 妻沼町 |
この道の駅、どうして「にっぽん女性第1号ギャラリー」なるものがあるか、それはここ妻沼町が日本の女医第一号を生んだ土地という意味も含まれているのではないだろうか、その女医の名前は「荻野吟子」。渡辺淳一の小説「花埋み」やドラマ、舞台として荻野吟子の生涯は広く伝えられているが、それは実に栄光と波乱に満ちたものである。ここでは、道の駅めぬまで配布しているパンフレットによる荻野吟子の紹介やその他文献から"ほし"なりに理解した内容を元に荻野吟子の紹介をしよう。
荻野吟子は、1851年3月3日、現在の妻沼町大字俵瀬(当時、武蔵国幡羅郡俵瀬村)に生まれる。幼い頃から勉学にいそしみ成長した吟子は18歳で県内の財産家と結婚。しかし幸せは長くは続かず、結婚してまもなく夫にうつされた性病により2年後に離婚。治療の際に受けた屈辱が元となり、吟子は女医の必要性を強く感じることになり、自ら医師になることを固く決心する。しかし、当時は女医という存在そのものが無く、つまり女性が医師になるなんてもってのほかだ、なる時代だったゆえ、吟子の苦労は並々ならぬものだったのではないだろうか。医学校に入学するにしても女性がゆえに許可されない等の辛さを味わいながらも、やっと私立医学校好寿院に入学。しかし卒業後、医師開業試験を受けるまでにはやはり女性であるがために何度も門前払いが続き、やっと受験の許可がおりたのは吟子が33歳の時だった。前期試験に合格、そして難関といわれる後期試験にも無事に合格し、1885年公許女医登録第1号、つまり日本で初めての女医が誕生したのである。
吟子は本郷湯島に「荻野医院」を開業、その他にはキリスト教の活動等にも精力的に行い、その中で知り合った志方之善と再婚。北海道に理想郷をつくるべく渡った夫を追い、吟子もインマヌエル(今金町)に渡り、開墾を試みるが教徒間の紛争により断念。その後、瀬棚町会津本町に荻野医院を開業、医療の他にも女性の地位向上の為に様々な活躍をする。
1905年の夫の病死から3年後の1908年、吟子は北海道の地を離れ、東京に戻り再び医院を開業する。しかし、1913年に病床に伏し、6月23日その生涯を閉じる。
現在は、女性医師も多数いるが、その当時は女性医師がいなかったために病院にも行けず、辛い思いをした女性が多かったのではないだろうか。それだけに彼女の功績は非常に大きいと思う。
妻沼町には荻野吟子生誕之地史跡公園、荻野吟子生家長屋門(家屋自体は残っていない)、顕彰碑、そして道の駅「めぬま」のハーブガーデンにも荻野吟子の石碑がある。
店内には荻野吟子にちなんだ商品等も並んでいる。吟子せんべい(ねぎみそせんべい)や吟子の華(醤油)など。 |
 |
 |
 |
| 吟子せんべい |
吟子の華(醤油) |
豆腐「吟子の思ひ」 |
| |
|
|
|
| 駅内チェック:物産センター・売店で見つけた特産品たち 大和芋や新鮮野菜 |
妻沼の特産といったら、なんといっても「大和芋」が一番にあげられるだろう。物産センターには、大和芋がズラリと並び、「めぬぱる」内の売店にも「大和芋」が入ったまんじゅう等が置いてある。すってとろとろ!の山芋類が好きな我々としては、この大和芋は大いに気になるところ。と言うわけで早速大和芋を購入して家で食べてみた。普段、長芋ばかりを食べる我々にとって久々に食べる大和芋は、すってみるとかなり粘りけが強く、弾力性に富んでいる。長芋のすり下ろしは粘りけが少ないのでそのままズルズルと飲めるのだが、さすがに粘りけが強い大和芋のすり下ろしをズルズルとそのまま飲む訳にもいかず、ご飯にかけて頂くことにした(まぁ、これが極普通の食べ方なのかもしれないが)。
その他、妻沼の「にんじん」も「大和芋」と並んで自信の野菜。ネギやほうれん草、ごぼう等健康に良い野菜を強くアピールしているのも特長だ。
売店にはそれらの野菜をアレンジした加工品等も並び、訪れる度にユニークな商品群たちが増えているのが嬉しい。 |
 |
 |
 |
| めぬまねぎ |
山芋サブレ |
吟ぎん味噌 |
 |
 |
|
| 大和芋入りのりもち |
地元野菜で作った
野菜スティック |
|
| |
|
|
|
また、2003年に訪れてみると、"吟ぎん寿司"なるものが新発売されたらしい。妻沼町の代表的な味である「いなり寿司」と太巻きをセットとして、道の駅めぬまの名物となるべく登場だ。
休日の夕刻に訪れたら既に完売してしまっていたため、その味は確認できずじまいだったのだが、気になる人は是非チェックしてみよう。 |
クローズアップ:妻沼の味をお菓子で頂こう「やまいもタルト」 |
妻沼特産のやまいもが入った「やまいもタルト」は、しっとりとした重量感ある食感が特長。
タルトの上にはアーモンドスライスがちりばめられ、更にその上から程良い酸味がある果物系のソースでコーティングしてある。全体的にかなり甘めなため、1個食べただけでも十分満足感が得られる。 |
クローズアップ:にんじん嫌いな子だって食べられる「キャロプリちゃん」(150円) |
妻沼町商工会・むらおこし事業特産品として開発された「キャロプリちゃん」は、妻沼の生にんじんを20%配合した、にんじんプリン。
プリンの色はまさしくにんじんのオレンジ色、味のほうは卵と牛乳たっぷりのカスタードプリンを思わせ、"にんじん"の味はそれほど感じないものの、プリンとしての美味しさは我々も納得。スプーンでプリンをすくってみると分かる、本格的なプディングなのである。にんじん嫌いなお子さんにもお薦め、そして次回訪れたらまた買ってしまうであろう一品であることは確かだ。 |
|
| 駅内チェック:物産センター・売店で見つけた人気もの 手作りまんじゅう |
 店先や売店、時にはめぬぱるの1階ホールで販売されることもあるこの「手作りまんじゅう」、これがなかなか美味しい。
我々が確認したのは、ネギ味噌味と桜味。 |
ネギ味噌はピリリッと甘辛い味だが何故か食べたらとまらない。そして、緑色の皮が目印の桜味、はてはて?どこが桜味?と思いきや、一口かじれば中からピンクのあんが出てくる。
見た目にも味的にも楽しめる桜味の手作りまんじゅうは、"こあ"氏もそして"ほし"もお薦めだ。 |

(ネギ味噌味) |

(桜味) |
|
| 駅内チェック:食堂「サラダ館」のお薦めはジェラートや麦とろ定食だ |
めぬぱる2階にある食堂「サラダ館」では、めぬま特産の大和芋を使った「麦とろ御膳」(800円)がお薦め。その他、カツカレーやミラノ風カツレツ等がある。また、ここのイタリアンジェラートも大人気。時間帯によっては売り切れ御免の場合もあり、しばらく待っている人がいるくらいだ。
クローズアップ:妻沼の味を堪能だ!「麦とろ御膳」(800円) |
前述のとおり、妻沼町の代表的な特産である大和芋を使用した"とろろ"と麦ご飯を中心に、妻沼の味を堪能できるセットがコレ。
みそ汁は笑みの会特製味噌使用、妻沼特産季節野菜の肉巻きは、ゴボウと人参の細切りを豚肉で巻き、甘めのタレにからめた料理。そして、サラダはめぬぱるの野菜園で採れた新鮮野菜、香味揚げはめぬまねぎをふんだんに使った磯部揚げっぽい味わい、そしてお新香がついている。とにかく全体的にヘルシー感たっぷりで、それでいて量的にも満足できるセットなのが嬉しい。 |
更に食後にはコーヒー(またはハーブティー等)とおまんじゅうまでついてくるのだ。このまんじゅうも笑みの会特製まんじゅうであり、実際に注文した時には桜味がついてきた(味については上記の手作りまんじゅうと同様)。
ちなみに「笑みの会」は、道の駅めぬま内にて地場産特産品を利用した加工品等の開発、製造から販売まで行う妻沼町内の女性団体らしい。 |
クローズアップ:手軽に食べよう「カツカレー」(700円) |
こってりルゥが印象的なカツカレーは、辛目な味付けだ。カツは少なめなのだが、肉は全体的に柔らかく食べやすい。
勿論、麦とろ御膳同様、サラダはめるぱるの野菜園で採れた新鮮野菜である。リーズナブル感でいえば、麦とろ御膳にはやや劣るか。 |
クローズアップ:ねぎとライチがからみあう!「ねぎらいジェラート」(280円) |
実はこの「ねぎらいジェラート」、売り切れ寸前の最後のひとつを運良く買え、「お、最後の一個は特別大盛りだぁ」と店員さんに言われて気をよくしたりも。そんな人気のジェラートはその名前もユニークな「ねぎらいジェラート」。
この「ねぎらいジェラート」は、「ねぎ」と「ライチ」が入った不思議な組み合わせ、実際に食べてみた感想は"こあ"氏いわく「巨峰のような味」、"ほし"いわく「なんか葡萄の皮にあるような渋みをほんのり感じる」と、とにかく初めて味わう不思議な感覚。しかし、味はさっぱりしながらもクリーミーな口ざわりがクセになりそうだ。めぬま訪問の際には、是非その味を確かめてみてはどうだろう。 |
クローズアップ:チョコと大和芋がまったり感「チョコ大和ジェラート」(280円) |
チョコと妻沼特産の大和芋が調和したコクがあるジェラートである。
なんともいえぬどっしりとした甘いチョコ味が口の中で広がり、食べ終える頃には満腹感すら感じられる。チョコ味が強烈なせいか、大和芋の味わいはいまひとつわからなかったのだが、粘り気たっぷりのジェラートだ。 |
クローズアップ:春限定の爽やかな味「いちごジェラート」(280円) |
春の季節限定ジェラートといえば、やはり「いちご」だろう。各地でも様々ないちごジェラートに出逢うことが出来るが、ここ「めぬま」でも登場する。
見た目にはかなり鮮やかなピンク色、いちごの味わいもかなり強めだが、さっぱり感も強い。というのも、シャーベットを感じさせる食感なのだ。ミルキーないちご味をお好みな人には少々向かないタイプだろうが、後味すっきり感が心地よいジェラートといえよう。 |
クローズアップ:不思議な組み合わせ「にんじん・バナナジェラート」(280円) |
いったい道の駅めぬまで幾つジェラートを食べれば気が済むのかと思われそうだが、訪れる度にユニークな味を発見してしまうとついつい注文してしまうのだ。
というわけで、2003年夏に食べてみたのがこの「にんじん・バナナ」味。なんて不思議な組み合わせと思いきや、味は極めてバナナである。つまり、バナナ味が強く、人参の味わいが影に隠れてしまっているように思えるのだ。といっても、バナナの甘い味わいはたっぷりながら口あたりが実にさっぱりとしているという、実に不思議な食感が楽しい。 |
|
| 駅内チェック:物産センター奥の食堂でみつけた味 |
めぬぱる以外にも食事処はある、それが物産センター奥の食事処「味菜」。こちらは、朝8時半から朝食メニューを用意している。どちらかといえば昔ながらの定食堂の雰囲気をもつ店内では、朝からせっせと天ぷらをあげている姿が印象的だったりも。
クローズアップ「にんじんソフト」 |
「味菜」では、妻沼の特産のひとつである「にんじん」を使ったソフトクリームを販売している。「にんじん」がソフトクリームとなってどのように化けるのかが非常に興味深いところ。「にんじん」味、「バニラ」味、「にんじん・バニラミックス」の3種類、各200円とソフトクリームの類としては安いほうだ。
さて、我々が実際に食べたのは「にんじん・バニラミックス」味。かんじんの味のほうだが、これは賛否両論わかれる味に思えてならない。というのも、まず「にんじん」のほうだが、色はにんじん色、味もにんじん味、口あたりはどこかシャリシャリするような感じで、クリーミーな感じがしない。そして、「バニラ」の方は、ミルク味のほんわかバニラというのにはほど遠く、まるであの乳酸菌飲料ヤクルトを思い出す色と独特の風味、口あたりはにんじん同様、シャリシャリ感が強い。 |
|
| 駅内チェック:めぬぱる2階「にっぽんの女性第1号資料ギャラリー」、さぁ あなたはどれだけ知ってる? |
めぬぱる2階にある本ギャラリーは、各界で活躍した女性たちを紹介したパネルが展示されている。その写真を前に、「あ、この人知ってる」なんて声をあげながら見ている人々が目立つ。その中のほんの一部をご紹介する。
荻野吟子[医師] 西崎キク[飛行士] 土井たか子[衆議院議員] 太田房江[大阪府知事] 神田陽子[講談師] 吉田和子[テニスプレーヤー] 田部井淳子[登山家] 蛸島彰子[棋士] 内舘牧子[脚本家] 向井千秋[宇宙飛行士] 美空ひばり[歌手]...等々
他にも多数の著名人のパネルが並んでいる。 |
| 駅周辺チェック:あじさい寺にも立ち寄ってみよう |
実は、道の駅「めぬま」で手作りまんじゅうを買う際に店の人に「あじさい寺に寄ってから来られたのですか」と聞かれて、初めてその存在を知ることになったのだが、この妻沼町には実に見事なあじさいを見ることが出来る寺院がある。「能護寺」通称「あじさい寺」と呼ばれる寺は、1200余年もの長い歴史をもつ真言宗の寺である。毎年、あじさいの季節(6〜7月頃)になると、約120種類、800株を超える色とりどりのあじさいが咲き、訪れる人も多いようだ。
但し、入山料200円が必要、駐車場は100台(有料)、時間は7:00〜18:00までだ。 |